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株主の皆様へ - 株式会社MARUWA

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株主の皆様へ - 株式会社MARUWA
証券コード:5344
第
34
期 中間
株主の皆様へ
事業の
ご報告
【平成18年4月1日 s 平成18年9月30日】
株主の皆様へ
株主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこ
ととお喜び申し上げます。
製品を展開するとともに、グローバルな企業競争下にお
いて勝ち残る企業となることを目標としております。
平素は格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
「モノづくり」の原点に忠実でありつづけること、社
さて、当社第34期中間期(平成18年4月1日から平
会的責任の遂行をもって地域社会への貢献を果たし、
成18年9月30日まで)の事業の概況についてご報告申
尊敬される会社を目指します。
し上げます。
株主の皆様には、引続き一層のご支援とご協力を賜り
当社グループは基本理念である「会社の発展、社員
ますようお願い申し上げます。
の幸福、株主の満足感は三位一体である」に基づき、
「材料技術のMARUWA」、「品質至上主義」を貫くこと
で、他社との差別化を図ることにより企業価値を高め、
平成18年12月
すべてのステークホルダーが満足できる経営を目指し
ております。
代表取締役社長
この方針に基づき、集中と選択の理念に則った事業特
化を推進し、グローバルレベルのニッチ分野でNo.1の
■ 中間期 ■ 通期
売 上 高
営業利益
(百万円)
24,000
(百万円)
2,000
2,000
20,278
20,000
16,000
経常利益
(百万円)
1,693
1,500
15,529
1,856
1,625
1,500
1,357
1,059
12,000
8,000
8,157
9,005
9,763
1,000
688
718
822
500
1,000
778
815
平成17年
3月期
平成18年
3月期
500
4,000
0
1
平成17年
3月期
平成18年
3月期
平成19年
3月期
0
平成17年
3月期
平成18年
3月期
平成19年
3月期
0
平成19年
3月期
連結業績の概況
百万円、当中間純利益は前中間期比124.2%増の631百万
当中間期の日本経済は、企業の設備投資増加と個人
円となりました。
消費に支えられ、堅調に推移いたしました。世界経済
においては、米国景気が底堅さを見せ、全体として拡
以上の業績状況から、当中間期末の中間配当につき
大基調が続きました。
このような外部環境の中、IT関連分野での積極的な
ましては、本年5月時点での公表どおり、前中間期末
増産基調の影響を受け、当中間期の経営環境は概ね良
に比べて3円増配の1株当り12円とさせていただく所
好に推移しました。
存です。
当中間期の連結売上高は、前中間期に対して8.4%増
となる9,763百万円となりました。
利益面では、営業利益は前中間期比14.5%増の822百
万円となりました。生産設備の再編に伴う費用負担が
ありましたが、回路部品部門において増収効果が現わ
れたこと、昨年を通じて収益体制が強化された機構部
品部門の貢献や照明機器事業の赤字幅削減により、増
益となりました。経常利益は前中間期比30.0%増の1,059
■ 中間期 ■ 通期
中間(当期)純利益
1株当たり中間(当期)純利益
(百万円)
1,400
1,200
120
(百万円)
30,000
112.40
1,225
26,557
103.82
1,135
100
1,000
800
純資産
(円)
80
755
631
25,000
27,037
24,328
20,000
69.58
57.60
60
15,000
600
40
400
20
200
0
10,000
26.06
282
平成17年
3月期
平成18年
3月期
平成19年
3月期
0
5,000
平成17年
3月期
平成18年
3月期
平成19年
3月期
0
平成17年
3月期
平成18年
3月期
平成19年
3月期
2
連結部門別営業の概況
■ セラミック部品事業
回路部品部門
回路部品部門には、広汎な電子機器・電気製品で必要不可欠なチップ抵抗器向けのセラミック基板の他に、
FAXやバーコードラベルプリンタなどで使用されるサーマルプリンタヘッド(TPH)用のグレーズ加工基板、
ハイブリッドIC用の大型セラミック基板、パワーモジュールや車載部品などに使用される窒化アルミニウム
基板などが含まれます。
この部門は携帯電話、パソコンなど情報通信機器分野及び産業機器分野での好調な受注を反映し、当中間
期売上高は、前中間期比で14.3%増の3,685百万円となりました。
チップ抵抗器用基板は旺盛な需要が継続しており、増産対応の効果が徐々に顕在化してまいりました。ま
た、パワーモジュール用途での大型セラミック基板の需要が増加しており、増収に寄与しました。
機構部品部門
機構部品部門には、半導体生産装置向けを中心とした石英ガラス製品、パソコン用の磁気ヘッド材、水栓
用バルブディスクなど精密な加工技術が求められる製品が含まれます。
この部門においては、昨年下半期低調であった石英ガラス部門において、売上の回復が見られる一方、需
要が終息傾向にある一部製品については売上が減少しており、当中間期の売上高は、前中間期比4.1%増の
2,337百万円となりました。
売上高推移
売上高構成比(中間期)
■ 中間期 ■ 通期
(百万円)
8,000
6,000
37.8%
4,000
2,000
0
平成17年 平成18年 平成19年
3月期
3月期
3月期
売上高推移
売上高構成比(中間期)
■ 中間期 ■ 通期
(百万円)
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
23.9%
1,000
0
高周波部品部門
高周波部品部門には、携帯電話や基地局などの無線通信分野で使用されるバンドパスフィルタなどを中心
としたデバイス製品、主に移動体通信分野で使用される誘電体フィルタ、光情報・光通信分野で使用される
薄膜基板などが含まれます。
この部門の当中間期の売上高は前中間期比7.5%増の761百万円となりました。
デバイス製品は、基地局向け製品・業務用無線などが増収要因となりました。薄膜基板は顧客の在庫調整
の影響を受けました。
平成17年 平成18年 平成19年
3月期
3月期
3月期
売上高推移
売上高構成比(中間期)
■ 中間期 ■ 通期
(百万円)
2,000
1,500
1,000
7.8%
500
0
平成17年 平成18年 平成19年
3月期
3月期
3月期
EMC対策部品部門
EMC対策部品部門には、デジタルカメラ、液晶バックライト、電子機器電源周り向けを中心とした高耐
圧・高容量タイプの積層セラミックコンデンサ、携帯電話・パソコン等の情報通信機器からデジタル家電・
アミューズメント機器・車載電子機器にいたるあらゆる電子機器に今後ますます必要とされますノイズ・サ
ージ対策部品としてのEMIフィルタ、チップバリスタ、チップビーズ及びインダクタなどが含まれます。
当中間期の売上高は前中間期比2.9%減となる2,059百万円となりました。
EMIフィルタ、チップバリスタなどは増収となりましたが、一部製品で、顧客の在庫調整の影響を受けま
した。
3
売上高推移
(百万円)
売上高構成比(中間期)
■ 中間期 ■ 通期
5,000
4,000
21.1%
3,000
2,000
1,000
0
平成17年 平成18年 平成19年
3月期
3月期
3月期
■ 照明機器事業
回路部品とは
電子回路の構成に必要なセラミックの総称です。回路が設計される基板そのものや、表面実装される電
子部品(抵抗器等)の素材となるセラミック製品をいいます。
主な製品
・チップ抵抗器用セラミック基板
・固定抵抗器用セラミック
・窒化アルミニウム
・アルミナ大型基板
・サーマルプリンタヘッド用グレーズ基板
機構部品とは
産業機械や機能部品向け構成部品としてのセラミックの総称です。乾式プレス技術や高度な加工技術が
求められるセラミック製品をいいます。
照明機器事業
本事業では主に公共事業分野における道路
や橋梁などの照明機器を扱っており、売上が
大きく期末に偏り、それまでは費用が売上を
上回るという性質があります。
当中間期の売上高は前中間期比30.4%増
となる920百万円、営業損失は124百万円
となりました。
売上高が増加したこと、前期からの費用逓
減活動の効果により、営業損失が大幅に改善
されました。
主な製品
・石英ガラス製品
・スライダーセラミック
・フェライト
・水栓用セラミックバルブ
・アルミナボール
高周波部品とは
携帯電話や無線機といった移動体通信機器に使用されるセラミックの総称です。ある周波数帯のみを
通過させるフィルタ製品や、特定の周波数を発振させる高周波モジ
ュールなど、無線通信関係のセラミック製品をいいます。
主な製品
・セラミック多層基板
・誘電体セラミック
・薄膜基板
・BPF(帯域通過フィルタ)
EMC対策部品とは
積層セラミックコンデンサと電磁波妨害を除去するEMlフィルタ製品等の総称です。コンデンサとは、
電気回路を構成する基礎部品の一つで、電荷を備える電子部品をい
います。誘電体と金属電極の積層構造を持っています。
主な製品
・積層セラミックコンデンサ
・EMlフィルタ
・積層セラミックバリスタ
・パワーインダクタ
事業内容
公共事業における道路・橋梁・トンネルなど
の照明機器の製造・販売を主力としていま
す。今後は、LEDを用いた建物の外観照明と
いった分野にも注力していきます。
主な製品
・道路・橋梁・トンネル照明
・街路・広場・ハイブリッド・ソーラー照明
・投光器照明
・情報板
4
中間連結財務諸表
連結貸借対照表
(百万円未満四捨五入)
前中間期
前期
当中間期
平成17年9月30日
平成18年3月31日
平成18年9月30日
16,287
18,588
17,527
現金及び預金
7,403
7,899
7,247
受取手形及び売掛金
5,719
7,003
6,542
たな卸資産
2,723
2,869
3,080
441
817
659
14,252
14,456
14,969
11,851
12,087
12,373
建物及び構築物
3,991
3,969
3,842
機械装置及び運搬具
3,917
3,949
4,132
土地
3,246
3,412
3,454
697
757
945
316
312
289
2,085
2,056
2,307
809
784
749
資産の部
流動資産
その他
固定資産
有形固定資産
その他
無形固定資産
投資その他の資産
投資有価証券
その他
資産合計
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益
特別利益
特別損失
税金等調整前中間(当期)純利益
法人税等
法人税等調整額
中間(当期)純利益
5
負債及び純資産の部
流動負債
支払手形及び買掛金
賞与引当金
その他
固定負債
長期借入金
退職給付引当金
その他
負債合計
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
自己株式申込証拠金
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
前期
当中間期
平成17年9月30日
平成18年3月31日
平成18年9月30日
3,595
1,403
233
1,959
1,671
261
322
1,088
5,266
–
6,683
9,735
9,768
△286
8
–
44
△680
4,981
2,590
334
2,057
1,506
187
300
1,018
6,487
–
6,710
9,747
10,522
△254
–
–
38
△206
4,132
1,639
344
2,148
1,327
114
177
1,036
5,459
27,179
6,710
9,747
10,954
△232
1
△142
0
△142
25,272
30,538
26,557
33,044
27,037
32,496
1,276
1,273
1,558
30,538
33,044
32,496
当中間期
前中間期
前期
当中間期
前中間期
前期
平成18年4月1日∼
平成18年9月30日
平成17年4月1日∼
平成17年9月30日
平成17年4月1日∼
平成18年3月31日
平成18年4月1日∼
平成18年9月30日
平成17年4月1日∼
平成17年9月30日
平成17年4月1日∼
平成18年3月31日
9,763
6,919
2,844
2,021
822
291
55
1,059
8
95
972
331
10
631
9,005
6,342
2,663
1,945
718
221
125
815
73
340
547
97
169
282
20,278
14,495
5,784
4,090
1,693
420
257
1,856
220
408
1,669
299
235
1,135
連結損益計算書
売上高
(百万円未満四捨五入)
前中間期
(百万円未満四捨五入)
純資産合計
負債及び純資産合計
連結キャッシュ・フロー計算書
(百万円未満四捨五入)
営業活動によるキャッシュ・フロー
788
423
2,036
投資活動によるキャッシュ・フロー
△1,425
△181
△1,234
財務活動によるキャッシュ・フロー
△185
164
51
現金及び現金同等物に係る換算差額
55
61
111
現金及び現金同等物の増加(△減少)額
△767
466
964
現金及び現金同等物の期首残高
7,899
6,935
6,935
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額
94
–
–
現金及び現金同等物の中間期末(期末)残高
7,226
7,401
7,899
株式の状況(平成18年9月30日現在)
役員(平成18年9月30日現在)
■発行可能株式総数
26,000,000株
代表取締役社長
神戸 誠
■発行済株式総数
11,072,000株
取締役
李 春廷
100株
取締役
マニマラン アントニ
4,021名
取締役
永光 哲也
取締役
内田 彰
常勤監査役
中條 浩二
監査役
山中 俊博※
監査役
村中 勝廣※
■単元株式数
■株主数
■大株主
株主名
持株数
議決権比率
3,302,120株
30.18%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
985,500
9.00
ロンバード オーディエ ダリエ ヘンチ アンド シー
471,100
4.30
株式会社ケーマルワ
※社外監査役
デクシア ビーアイエル プール ジュリアス ベアー マルチパートナー マルチストック
375,700
3.43
ゴールドマンサックスインターナショナル
324,800
2.96
神戸 誠
287,070
2.62
常務執行役員
李 春廷※
神戸 芳樹
278,070
2.54
常務執行役員
マニマラン アントニ※
執行役員
内田 彰※
執行役員
小島 浩之
執行役員
田中 正明
執行役員
丹羽 邦人
■所有者別株式分布
証券会社
106,371株
(0.96%)
外国法人
2,080,400株
※兼任
自己株式
105,340株(0.95%)
(18.79%)
金融機関
1,957,437株
合計株数
11,072,000
株
個人・その他
3,335,274株
(30.12%)
(17.68%)
その他国内法人
3,487,178株
(31.50%)
6
■会社概要
■株主メモ
商号
株式会社MARUWA
決算期
3月31日
設立年月日
昭和48年4月5日
定時株主総会
毎年6月
資本金
67億985万円
配当金受領株主確定日
従業員数
連結1,808名(平成18年9月30日現在)
剰余金の配当 3月31日
中間配当を実施する場合 9月30日
本社所在地
愛知県尾張旭市南本地ヶ原町3‐83
株主名簿管理人
工場
土岐工場(岐阜県)
瀬戸工場(愛知県)
直江津工場・春日山工場(新潟県)
東京都港区芝三丁目33番1号 〒105ー8574
中央三井信託銀行株式会社
同事務取扱場所
営業拠点
北海道、福島、新潟、埼玉、横浜、
愛知、福岡、宮崎
名古屋市中区栄三丁目15番33号 〒460ー8685
中央三井信託銀行株式会社 名古屋支店証券代行部
TEL.0120-78-2031(フリーダイヤル)
同取次所
国内子会社
㈱MARUWA QUARTZ
(石英ガラス製品の製造)
㈱MARUWA SHOMEI
(照明機器の製造・販売)
北光電子㈱
(フェライト・マグネットの製造)
中央三井信託銀行株式会社 本店および全国各支店
日本証券代行株式会社 本店および全国各支店
公告の方法
電子公告の方法により行います。ただし、事故その
他のやむをえない事由によって電子公告による公告
をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載
して行います。
公告掲載URL(http://www.maruwa-g.com/zaimu/index.html)
上場証券取引所
東京、名古屋、ロンドン、シンガポール
海外生産拠点
マレーシア、台湾、インド、フィリピン
証券コード
5344
海外営業拠点
マレーシア、台湾、韓国、インド、
中国(香港・上海・北京)、イギリス、
ドイツ、アメリカ
※平成18年9月1日取得
株式に関するお手続き用紙のご請求
中央三井信託銀行の電話およびインターネットで承っております。
0120-87-2031(24時間受付:自動音声案内)
http://www.chuomitsui.co.jp/person/p_06.html
MARUWA株主様窓口
株式会社MARUWA 管理グループ
愛知県尾張旭市南本地ヶ原町三丁目83番地 〒488-0044
TEL. 0561 (51) 0839
MARUWAインターネットホームページのご案内
MARUWAインターネットサイト内に投資家様向けページを開設しております。
ぜひご覧ください。
http://www.maruwa-g.com
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