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三郷町人口ビジョン・三郷町まちづくり総合戦略概要

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三郷町人口ビジョン・三郷町まちづくり総合戦略概要
三郷町人口ビジョン
三郷町まちづくり総合戦略
【概要版】
輝きと安らぎのあるまちづくり
平成 28 年 3 月
三
郷
町
も
く
じ
1 . は じ め に ........................................................ 1
2 . 三 郷 町 人 口 ビ ジ ョ ン ............................................ 2
3 . 三 郷 町 ま ち づ く り 総 合 戦 略 ..................................... 5
あ
い
さ
つ
我が国では、急速な少子高齢化が進む中、人口減少に歯止めをか
けるとともに、それぞれの地域で住みよい環境を確保し、将来にわ
たって活力ある日本社会を維持していくことが喫緊の課題となって
います。
こうした社会情勢を背景に、国においては、人口減少社会からの
脱却と地域経済の再生を柱とする地方創生を推進するために、平成
26年11月、
「まち・ひと・しごと創生法」を制定し、
「まち・ひ
と・しごと創生総合戦略」を策定しました。また、私ども地方公共
団体においても、地域の実情に応じ、
「まち・ひと・しごと創生法」
にもとづいた目標や実施する施策の基本的方向、具体的な施策を定める「地方版総合戦略」の策
定が求められています。
そのような中、本町は、昭和 41 年の町制施行で「三郷町」となり、本年で 50 年という大きな
節目を迎えることとなりました。これを契機に更に飛躍するために、
「三郷町第 4 次総合計画(計
画期間:平成 19 年度∼平成 28 年度)
」の基本理念や目標を継承しつつ、地域で安定した雇用を創
出し、新しい人の流れをつくるとともに、若い世代の希望に応じた結婚、出産、子育てをするこ
とができる地域社会の実現に向け、新たな「まちづくり計画」として、
「三郷町まちづくり総合戦
略」を策定いたしました。
本総合戦略では、「再生可能エネルギーの導入による雇用の創出」、「温泉施設に対する支援」、
「家庭や身近な場所で仕事ができる生活環境の提案(テレワークの推進)
」
、
「生涯活躍のまちを進
める日本版 CCRC 構想の推進」
、
「商業施設の誘致」を重要施策として位置づけ、それらの取り組み
を積極的に展開し、
「輝きと安らぎのあるまちづくり」を推進したいと考えております。
最後に、本総合戦略の策定にあたりご尽力いただきました「三郷町まちづくり総合戦略策定有
識者会議」の委員をはじめ、関係各位に厚くお礼申し上げます。
平成 28 年 3 月
三郷町長
森
宏 範
1.はじめに
「まち・ひと・しごと創生」とは
我が国における急速な少子高齢化の進展に対応するため、将来にわ
たって活力ある日本社会を維持していくことが、喫緊の課題となって
います。
このため、まち・ひと・しごと創生法が平成 26 年 11 月に制定され、
国では、平成 26 年 12 月に人口の現状と将来の姿を示し、今後目指す
べき将来の方向を提示する「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」
及び今後 5 か年の目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめた
「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を定められました。
総合戦略の基本的な考え方
三郷町まちづくり総合戦略の位置づけ
三郷町まちづくり総合戦略は、国の「長期ビジョン」及び「総合戦略」の基本的な考え方や政策の基
本目標を勘案しつつ、三郷町における人口の現状と将来の展望を提示する「三郷町人口ビジョン」を策
定し、これらを踏まえて、今後 5 か年の目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめたものです。
三郷町まちづくり総合戦略は、少子高齢化への対応や雇用促進等のための取り組みを迅速かつ強力に
進め、
「輝きと安らぎのあるまちづくり」を推進するための新たな「まちづくりの指針」として位置づけ
ます。
国
:
「長期ビジョン」及び「総合戦略」
奈良県:奈良県版「人口ビジョン」及び「総合戦略」
整合・調整・協力
三郷町
人口ビジョン・まちづくり総合戦略
整合・継承・反映
三郷町
総合計画、その他計画
関連する計画等との関係
取り組み期間
三郷町人口ビジョン
:2060 年まで
三郷町まちづくり総合戦略:平成 27 年度から平成 31 年度までの 5 年間
策定体制
・三郷町人口ビジョン及びまちづくり総合戦略策定委員会
・三郷町まちづくり総合戦略策定有識者会議
三郷町まちづくり総合戦略策定有識者会議
三郷町人口ビジョン及び
まちづくり総合戦略策定委員会
※産官学金労言等の外部有識者による組織
※町長を委員長とする内部組織
1
2.三郷町人口ビジョン
三郷町の人口の現状分析
≪人口の現状≫
総人口の推移
( 人)
30,000
近年の人口は約 23,000 人で推移
男
25,000
・三郷町の総人口は、1995 年の約 24,000 人をピ
20,000
ークに、以降は、微減・微増の横ばい状態で推
15,000
移しています。
10,000
21,607
23,123
24,165
23,972
23,464
23,055 23,440
17,949
13,772
10,023
4,831
0
S45
「自 然 減 」(死亡数>出生数)
11,217
12,005 12,427 12,408 12,130 12,442 12,487
9,289
7,041
5,192
5,000
≪自然増減・社会増減≫
女
6,731
S50
11,118 11,738 11,564 10,925 10,998 10,977
8,660 10,390
S55
S60
H2
H7
H12
H17
H22
H26
(1970) (1975) (1980) (1985) (1990) (1995) (2000) (2005) (2010) (2014)
・出生数は、概ね 200 人前後で推移し、死亡数が 2007 年から現在まで増加傾向を続け、2008
年以降は出生数を上回り、「自然減」の状態となっています。
「社 会 増 」(転入数>転出数)
・転出と転入の状況を見ると、2012 年からは転入数が転出数を上回り、「社会増」の状態とな
っています。
300
250
235
223
150
184
225
249
1,200
247
198
1,000
210
192
191
181
166
1,169
1,092
926
991
900
166
914
800
100
50
出生数
700
死亡数
0
1,077
1,072
1,028
1,100
225
195
200
191
234
217
転入数と転出数の推移
( 人)
出生数と死亡数の推移
( 人)
981
973
973
969
874
869
966
952
902
863
転入数
転出数
600
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
(2006)
(2007)
(2008)
(2009)
(2010)
(2011)
(2012)
(2013)
(2014)
(2006)
(2007)
(2008)
(2009)
(2010)
(2011)
(2012)
(2013)
(2014)
将来の人口推計
2040 年までに少なくとも約 14%の人口が減少
・三郷町の将来の人口を、自然増減や社会増減を踏
まえ、4 つの算出方法で推計すると、2040 年には
約 16,500 人∼約 20,200 人、2060 年には約 13,200
総人口推計
( 人)
25,000
23,437
20,232
20,000
18,908
18,065
17,768
人∼約 18,100 人になります。
・ 2040 年 の総人口 は、最も 人口が多 い推計結 果
15,000
15,606
16,475
Ⅰ
13,239
Ⅱ
Ⅲ
20,232 人と比較しても現在の人口 23,464 人(2014
Ⅳ
10,000
年)と比べて、約 14%人口が減少します。
H22
H27
H32
H37
H42
H47
H52
H57
H62
H67
H72
(2010) (2015) (2020) (2025) (2030) (2035) (2040) (2045) (2050) (2055) (2060)
推計方式Ⅰ:日本創生会議・人口減少問題検討分科会(平成 26 年 5 月 8 日開催)で示された推計
推計方式Ⅱ:国立社会保障・人口問題研究所が作成した推計
推計方式Ⅲ:推計方式Ⅱをもとに、合計特殊出生率が 2030 年までに人口を長期的に一定に保てる水準(2.07)まで上昇した場合の推計
推計方式Ⅳ:推計方式Ⅱをもとに、合計特殊出生率が 2030 年までに人口を長期的に一定に保てる水準(2.07)まで上昇し、
かつ転入・転出数が同数となり、人口移動がゼロとなった場合の推計
2
目指すべき将来の方向性
人口の現状・推計人口、住民アンケートの結果(次ページ参照)をもとに、目指すべき将来の方向を
定めました。
1.若者層の町からの転出を抑制しつつ、町外からの転入の流れを維持し続ける
・三郷町に住む多くの若者は、学校卒業後の就職等により町外への転出が多く、その転出を抑
える必要があります。
・これまで住宅地の開発により、多くの人が町外から転入してきました。今後は、三郷町の魅
力を発信し、定住を図る取り組みを進める必要があります。
2.町で安心して出産・子育てをしてもらうための生活環境を整備する
・町に住み、子どもを安心して産み育ててもらうためには、各種子育て支援・補助制度の充実
と子育てしながら働ける環境の整備が重要な取り組みとなります。
3.町にいつまでも元気で住み続けてもらうための環境を整備する
・三郷町でいつまでも元気に暮らしてもらえるよう、移動手段であります公共交通の充実と商
業施設の誘致等が必要と考えられます。
将来の人口展望(目標)
2040 年に人口 約 20,000 人を維持することを目指します!
出生率の向上や転出抑制・転入拡大を行い、2040 年には人口約 20,000 人を維持することを
目指します。
総人口推計
( 人)
24,000
23,000
22,000
21,000
20,000
19,952
19,000
18,000
18,006
17,000
16,000
H22
H27
H32
H37
H42
H47
H52
H57
H62
H67
H72
(2010) (2015) (2020) (2025) (2030) (2035) (2040) (2045) (2050) (2055) (2060)
※ 目
標
人
口
の 推 計 方 法 ※
推計方式Ⅱをもとに、合計特殊出生率が 2020 年に 1.60、2030 年に 1.80、2040 年に 2.07 まで上昇し、か
つ人口移動は流出過多の年代の社会移動が±0 に段階的に移行する(2030 年の流出傾向の移動率を 50%抑
制、2035 年以降の移動率をゼロに抑制)と仮定した推計人口です。
3
住 民 ア ン ケ ー ト の 結 果
三郷町人口ビジョン及びまちづくり総合戦略の策定にあたり、住民の結婚・出産・子育てや就職・
定住に関する実態や意識等を把握するため、アンケート調査を実施しました。
就職について
住まいについて
町内での定住しやすい環境を向上させるため三
郷町が重視する支援策として 「商業施設の誘
致」を望んでおられます。
町内での就職を増やすために、三郷町が重視する
施策として 「企業誘致による雇用の場の創
出」が求められています。
定住するための三郷町に望む支援策
就職に関する三郷町の施策
複数回答(N=1,235)
複数回答(N=1,235)
49.2%
企業誘致による雇用の場の創出
企業の進出を後押しするための、
道路整備や公共交通機関の充実
11.9%
新たな学校や企業等の誘致
31.6%
空き家等を活用した、町内就労者のための
住環境の確保・改善
10.9%
町外からの転入者に対する経済的助成の充実
24.5%
特産品の開発支援や観光産業の
活性化による雇用促進
22.0%
若い世代や、ファミリー世帯向けの住宅の供給
商業施設の誘致
19.5%
47.9%
44.4%
町内移動における交通利便性の充実
町出身者のUターンや移住者の増加に向けた、
町内企業の就職情報の提供や企業説明会の開催支援
16.4%
町出身者のUターン支援
町内の学校と連携した講座やセミナーの開催
9.5%
町内企業への求人拡大や賃金・
労働条件改善の働きかけ
28.3%
場所や時間にとらわれず、自宅等で仕事ができる
仕組みの構築や情報通信基盤等の整備促進
30.3%
4.4%
その他
6.9%
0%
43.9%
子育て支援環境の充実
3.5%
無回答
12.0%
高齢者や障がいのある方々が安心して
暮らせる福祉施策の充実
16.3%
その他
8.7%
自治会や地域活動の活性化など、
地域のつながりの創出
24.6%
三郷町役場が発注する業務への
町民の積極的活用
7.6%
町外からの移住者のための
情報発信やサポート体制の充実
無回答
20%
40%
60%
1.9%
0%
20%
40%
60%
結婚・子育て・出産について
町内で結婚する人を増やすために三郷町が重視する支援策として「新婚夫婦を対象とした補助金の
支給」を希望されています。また、出産・子育ての環境を向上させるための施策として「子育てと仕事を
両立できる職場環境づくり」が求められています。
結婚に関する三郷町の施策
出産・子育てに関する三郷町の施策
複数回答(N=1,235)
51.9%
子育てと仕事を両立できる職場環境づくり
無回答, 10.9%
その他, 6.1%
8.6%
不妊治療に対する支援
出会いの場の提供や
婚活イベントの
実施・支援, 36.0%
15.1%
乳幼児健診などの保健サービスの充実
子育てに関する経済的支援
45.8%
40.1%
保育所等での一時預かりや延長保育の充実
新婚夫婦を対象とした
補助金の支給, 38.5%
結婚や交際に関わる講座
やセミナーの開催 , 1.7%
15.0%
子育て世帯の住宅面の支援
公園等の遊び場の整備・充実
結婚に関する
相談窓口の
設置・支援, 6.9%
18.6%
子育てに関わる企業や施設の誘致
10.1%
親子が集まり交流できるイベントや教室の開催
(N=1,235)
12.6%
7.2%
子育てに関する情報提供
子育てに関する相談支援
10.1%
その他
4.9%
6.9%
無回答
0%
4
20%
40%
60%
3.三郷町まちづくり総合戦略
基本目標
基本目標
1
【数値目標】
指標名
基準値(H26)
町内事業所就業者数
目標値(H31)
5,068 人
5,320 人
【重点施策】再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー の 導 入 か ら 雇 用 の 創 出 を 図 る
基本目標
2
【数値目標】
指標名
基準値(H26)
観光入込客数
700,528 人
目標値(H31)
900,000 人
【重点施策】温 泉 施 設 に 対 す る 支 援 を 行 い 、 観 光 客 数 を 増 や す
基本目標
3
【数値目標】
指標名
基準値(H26)
目標値(H31)
出生数
166 人
175 人
子育て層(20∼39 歳)の人口割合
22.2%
23.0%
【重点施策】家 庭 や 身 近 な 場 所 で 仕 事 が で き る 「 テ レ ワ ー ク ※ 」 等 を 推 進 す る
基本目標
4
【数値目標】
指標名
基準値(H26)
転入者の増加
目標値(H31)
1,077 人
1,130 人
【重点施策】日 本 版 C C R C 構 想 ※ の 推 進 に よ り 、
高齢者が移り住み、活躍できるような地域づくりを推進する
日常的な買い物ができる商業施設を誘致する
※テレワーク
:情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間
にとらわれない柔軟な働き方のこと。
※日本版 CCRC 構想 :東京圏をはじめとする高齢者が、自らの希望に応じて地方に移り住み、地域社会において健
康でアクティブな生活を送るとともに、医療介護が必要な時には継続的なケアを受けること
ができるような地域づくりを目指すもの。
5
講ずべき施策に関する基本的方向
基本目標1
社会や地域の課題に対応した新たな産業振興を図り、安定した雇用を創出する
1.企業誘致
地域での雇用創出に向けて、社会や地域のニーズに沿った企業・商業施設の誘致や、町外企業によるサテライト
オフィス※の誘致を図ります。
(※サテライトオフィス:勤務地以外の出先機関等、他の施設でパソコン等を活用して業務を遂行する形態)
2.産業振興
黒豆
地域の産業や自然環境の特性を活かし、一次産業の活性化と雇用の創出につな
がる付加価値の高い特産品を取り扱う産業育成を図ります。
また、再生可能エネルギーの導入等、社会や地域の課題に対応した取り組みに
伴う新たな雇用創出も検討します。
こんにゃく
いも
3.起業支援
若い世代や元気なシニア世代等による町内での「起業」を支援します。
基本目標2
三郷町特産品(一例)
地域特性や地域資源を最大限に活用し、三郷町への新しい人の流れをつくる
1.地域資源の活用
龍田大社・信貴山周辺において、さらなる魅力を高めるための施策や、町内に点在する国・県・町指定文化財や
古社寺等の歴史・文化を活かした施策を推進し、町外からの観光客の誘致を図ります。
2.インバウンド※観光
外国人観光客を意識した「インバウンド観光施策」や「おもてなしの環境づくり」
を町内・町外の観光施設をはじめ、周辺自治体・関係行政機関と連携して推進します。
(※インバウンド:訪日外国人旅行)
龍田大社
3.情報発信
三郷町の魅力や情報をより多くの方々に発信することで町全体をPRし、新しい人の流れを生むことを目指し
ます。
基本目標3
若い世代が住みやすく、結婚・出産・子育ての場として選ばれる生活環境をつくる
1.若い世代の定住
「若者や子育て世帯が移り住みたいまち」
、
「若者が希望を持って結婚し子育てしやすいまち」を目指し、定住
促進等のための支援や男女ともに仕事との両立をしやすい子育て環境の構築を推進します。
2.子育て環境
妊娠、出産、子育てと切れ目のない継続的な支援を行い、
「子育てしやすい環境
づくり」を推進します。例えば、不妊治療に対する町独自の助成、保護者の育児疲
れや子育てに対する不安の解消、急病・入院・勤務形態等の理由で緊急・一時的に
保育が必要な子どもへの対応等の支援の充実を図ります。
子育て支援センター
「ちぃすてっぷ」
3.充実した教育
町全体で子どもたちの成長を応援するため、学校での教育プログラムの充実、地域の自然や歴史を活かした特
色のある教育、食育、孤立する子どもをつくらないための取り組み等を学校、家庭と地域の連携を深めながら進
めます。
6
基本目標4
時代に合った、健康で安心して住み続ける・働き続けることができる地域づくりを進める
1.生涯活躍のまちづくりの推進
首都圏等の高齢者が移り住み、多世代と交流しながら健康で活動的な生活を送り、必要に応じて医療・介護を受
けることができるような地域づくりを推進します。
2.健康づくり・介護サービス
高齢者が、いつまでも元気に地域で活躍する暮らしやすい地域づくりを目
指します。そのため、積極的な健康づくりや心身の状態の維持・改善を行い、
「健康寿命※」を延ばすことを目標に多様な介護予防を推進します。
また、介護が必要になっても十分な介護サービスが受けられるように、介護
サービスの充実と質の向上を図るとともに、高齢者が住み慣れた地域や家庭で
安心して生活できるよう、地域の保健・福祉・医療等の連携によるネットワー
クの構築を推進します。
(※健康寿命:日常的に介護を必要とせず、自立した生活ができる期間)
スッキリ教室
3.障がい者への支援
障がい者が自立した日常生活や社会生活を営むにあたって、社会への参加が妨げられず、住み慣れた地域で安心
して暮らすことができるよう、必要な支援が身近な地域で提供される体制整備を進めます。
4.人権・生涯学習
人権尊重の視点に立ったまちづくりを推進するとともに、生涯にわたり「学び」の姿勢と心豊かなふれあいを通
じて、子どもから高齢者まですべての人が、いきいきと生きがいをもって暮らすことができる活力ある地域づくり
を進めます。
5.インフラ※整備・便利な生活
地域や施設間のネットワーク強化のための「道路網の整備」
、衛生的な日
常生活に不可欠な「上・下水道の整備」をはじめとするインフラ整備を推
進します。また、便利で快適な公共交通の確保や充実を推進するとともに、
日常的な買い物ができる商業施設の誘致に努めます。
(※インフラ:道路、橋りょう、上下水道等の社会基盤)
6.防犯・防災・安全
安全・安心の確保に向けた「犯罪を未然に防ぐまちづくり」や「防災体
制が整ったまちづくり」を目指し、地域住民等と連携した取り組みを推進
します。
三郷町予約制乗合タクシー
7.環境保全
自然環境や生活環境に配慮した「快適で環境にやさしいまちづくり」、
「限られた資源を有効活用する循環型社会の構築」を推進します。
8.行財政改革
地方創生に向けた取り組みを確実かつ強力に推進していくためには、一
定の財政支出が不可欠になります。
近年の国・地方における厳しい財政状況の中、町行政においても効果的
で効率的な行政運営が求められており、そのための取り組みを進めます。
7
大和川クリーンキャンペーン
三郷町まちづくり総合戦略の全体像
基本
目標
1.社会や地域の課題に対応した新たな産業振興を図り、安定した雇用を創出する
①企業誘致
・企業誘致の促進
・サテライトオフィスの誘致
②産業振興
・特産品等を活用した新たな商品の開発
・再生可能エネルギーの導入 重点施策
③起業支援
・コミュニティビジネス※等の起業支援
基本
目標
※コミュニティビジネス:
地域の課題を地域住民が主体的に、ビジ
ネスの手法を用いて解決する取り組み。
2.地域特性や地域資源を最大限に活用し、三郷町への新しいひとの流れをつくる
①地域資源の活用
・温泉施設に対する支援 重点施策
・龍田古道・信貴山周辺の環境整備やそれらを活用したイベント開催
・観光案内アプリ※の導入
・文化財に関わる人材の育成・確保
・教育機関との連携
②インバウンド観光
※アプリ:
・Free Wi-Fi※基盤整備、Web コンテンツ作成
アプリケーションの略。スマートフォン
・外国人向けの広域観光ルートの開発
やタブレット端末等にインストールして
利用するソフトウェア全般のこと。
・外国人向けの観光マップの作成
③情報発信
※Free Wi-Fi:
・三郷町制施行 50 周年記念事業の実施
通信料が無料の公衆無線 LAN(構内情報
・全国に向けたPR活動の実施
通信網)のこと。
・ふるさと納税「ガンバレ三郷!応援寄附金」の推進
基本
目標
3.若い世代が住みやすく、結婚・出産・子育ての場として選ばれる生活環境をつくる
①若い世代の定住
・定住化促進のための空き家活用支援及び家賃助成
・婚活支援
・家庭や身近な場所で仕事ができる生活環境の提案 重点施策
・男女共同参画の推進
②子育て環境
・不妊治療に対する助成
・「保育園待機児童ゼロ」の推進及び「一時預かり事業」の充実
・子育て支援事業の充実
・切れ目のない一貫した子育て支援のための保育園・学校間の連携
・地域子育て支援拠点の運用
・子ども医療費助成及びひとり親家庭等医療費助成の所得制限撤廃
③充実した教育
・三郷中学校の建て替え
・学校ICT※教育の推進
・いじめ・不登校対策の推進
※ICT:
情報処理および情報通信のこと。コンピ
・放課後児童クラブの充実
ュータやネットワークに関連する諸分野
・学校給食体制の整備
における技術・産業・設備・サービスの
・食育・地産地消の推進
総称。
・開かれた幼稚園づくり(子育て支援)
8
基本
目標
4.時代に合った、健康で安心して住み続ける・働き続けることができる地域づくりを進める
①生涯活躍のまちづくりの推進
・日本版CCRC構想の推進 重点施策
②健康づくり・介護サービス
・特定健康診査の受診率向上
・健康づくりや介護予防と組み合わせたスポーツイベント(軽スポーツ等)の開催
・地域包括ケアシステム※の構築
・地域密着型サービスを提供する事業所の増設
・認知症予防・早期発見の推進
・見守り・捜索システムの構築・運用
③障がい者への支援
・高齢者・障がい者向け公営住宅の供給
・就労移行支援・就労継続支援
・障がい者(児)の相談支援
④人権・生涯学習
・人権啓発の推進
・図書館における多様なサービスの提供
⑤インフラ整備・便利な生活
・都市計画道路の整備
・生活道路のバリアフリー化
・バスや予約制乗合タクシーの利用促進
・商業施設の誘致 重点施策
・水道事業基本計画の推進並びに有収率の向上
・公共下水道の整備及び水洗化率の向上
※地域包括ケアシステム:
⑥防犯・防災・安全
介護が必要な状態になっても住み慣れた
・犯罪件数の削減
地域で暮らし続けることができるように
・子ども見守り隊や子ども情報ネットさんごうの拡大
するため、行政が中心となって介護、医
・自主防災組織の育成と支援
療、介護予防・生活支援、住まいを一体
的に提供するシステムのこと。
・交通安全の確保
⑦環境保全
※経常収支比率:
・大和川清掃活動の実施
人件費・公債費・扶助費の義務的経費
・公共施設や公有地における再生可能エネルギーの活用
に、町税・普通交付税等の経常的な一般
・ごみ資源化の推進
財源がどの程度充当されているかを示す
もの。
⑧行財政改革
・経常収支比率※の抑制
三郷町まちづくり総合戦略の推進体制
三郷町まちづくり総合戦略は、「三郷町人口ビジョン及びまちづくり総合戦略策定委員会」と同一委員
で構成する「三郷町まちづくり総合戦略推進委員会」を設置し、PDCA サイクルによる継続的な実行と改善
を推進(進捗管理・計画見直し)します。
また、計画期間において確実な成果を達成するため、関係する全ての主体(関係団体・企業・住民等)
がそれぞれの役割を発揮し、協力・連携しながら取り組みを進めます。
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三郷町人口ビジョン
三郷町まちづくり総合戦略
【 概 要 版 】
発行年月:平成28年3月
発
行:奈良県三郷町
企画編集:総務部まちづくり推進課
〒636-8535
奈良県生駒郡三郷町勢野西 1 丁目 1 番 1 号
TEL:0745-73-2101(代表)
FAX:0745-73-6334
三郷町ホームページ URL:http://www.town.sango.nara.jp/
(詳細はホームページをご覧ください)
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