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ソフトウェア開発データ白書データ活用法 - IPA 独立行政法人 情報処理
「ソフトウェア開発データ白書データ活用法」 ~白書掲載グラフデータのベンチマーキング活用例~ ET/IoT2016ブースプレゼン資料 2016年 11月 18日 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) 技術本部 ソフトウェア高信頼化センター(SEC) 塚元 郁児 © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center はじめに IPA/SECでは、ソフトウェア開発における定量的管理の普及促進の一環として、国内の多様なソフトウェア 開発のプロジェクトデータを整理・分析した「ソフトウェア開発データ白書」を2004年より定期的に発行してい ます。 その最新版である「ソフトウェア開発データ白書2016-2017」を2016年10月12日にWeb上に公開しました。 本プレゼンテーションでは、 「ソフトウェア開発データ白書2016-2017」に掲載されているグラフ作成用データ のフリー統計ソフトEZRを使用した活用方法(業種編3種含む)について説明します。 グラフデータ利用に当たっては、ダウンロード用グラフデータの最初のシートに記載されている「はじめにお 読みください」に記載されている事項を遵守の上ご利用ください。 今回対象となるデータは、あくまでも白書の図表作成の元データであり、活用の対象範囲はグラフの加工の 範囲となります。また、データの活用内容ではなく、加工の操作方法が中心の説明となります。 なお、自社用データとして用いているものは、適当に乱数を発生させたものです。実データではありません。 © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 2 本日のプレゼンテーション概要 SEC独自の分析ツール 収集データ 抽出 グラフ作成 白書に掲載 市販ソフト (箱ひげ図) データ提供企業 グラフ 作成用元データ 章別、基本は図表単位 © 2016 IPA 青枠部分をSEC分析ツール や市販ソフトではなくフリー統 計用ソフト「EZR」でグラフ化 する方法の一例を紹介 Software Reliability Enhancement Center 3 グラフデータダウンロード画面 以下のURLにアクセスし、ログイン後アンケート回答をすると以下のページが表示されます。 グラフデータは、章単位または一括ダウンロードが可能です。 白書公開お知らせページ http://www.ipa.go.jp/sec/reports/20161012.html アンケートページ http://sec.ipa.go.jp/publish/whitepaper © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 4 グラフダウンロードデータイメージ © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 5 ご参考 EZRについて EZR (Easy R) ・・・Rcmdrのカスタマイズ機能を利用して、多彩な機能を組み込んだもの ここから ダウンロード http://www.jichi.ac.jp/saitama-sct/SaitamaHP.files/statmed.html © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 6 今回紹介する事例 本日は、以下の項目に対しEZRを使用したグラフ作成方法につき紹介する。 ダウンロードデータの事前編集、EZRの操作方法について紹介する。 白書掲載グラフを転載 グラフの作成 箱ひげ図の描き方 グラフの作成 散布図での信頼区間の描き方 自社データとの比較 自社データマッピング方法 白書掲載散布図に自社データを追加する方法 自社データマッピング方法 白書掲載箱ひげ図と自社データと対比する方法 業種間比較 業種グラフを一つのグラフにまとめる方法 © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 7 グラフ作成に必要な作業 白書掲載グラ フ転載 自社データの マッピング 業種間比較 © 2016 IPA 今回の事例 グラフデータ整備 自社データ準備 グラフ作成 箱ひげ図 項目名簡素化 変数の積み重ね - 箱ひげ図作成 信頼区間付き散布図 項目名簡素化 信頼区間データ編集 - 信頼区間つき散布図 作成 散布図への自社デー タマッピング 項目名簡素化 自社データ準備 自社データマッピング 散布図作成 箱ひげ図の比較 項目名簡素化 変数の積み重ね 自社データ準備 白書と自社データ箱 ひげ図作成 箱ひげ図の比較 本編、業種編データ の集約 変数の積み重ね - 業種別箱ひげ図作成 Software Reliability Enhancement Center 8 データの取り込みと項目名簡素化(箱ひげ図の例) ① Excelの該当シートを読み込む ② 項目名を簡素化する ③ 縦に積み重ねたデータセットにする 「ファイル」 ⇒「データのインポート」 ⇒「Excelデータをインポート」 の手順で該当Excelファイル を読み込む © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 9 箱ひげ図の描き方 ④ 変数と群別する変数を選択 上下のひげの位置を設定 Y軸の表示範囲を設定 (必要があれば) ⑤ OKボタンを押せば箱ひげ図が作成され る 4 生産性 3 2 1 0 1基本設計 2詳細設計 3製造 4結合テスト 5総合テスト 工程 © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 10 信頼区間つき散布図の書き方 項目名簡素化 白書の項目名は長く入力するには 煩雑! 条件設定をする際の手間を考え簡 素化が望ましい 信頼区間データ編集 散布図のX軸、Y軸(-50%、 50%など)データとして編集。 白書と信頼区間という区分 を付与する。 月 数 実 績 工 数 信 頼 X 区 軸 間 下 限 信 頼 区 間 上 限 信 頼 区 間 下 限 信 頼 区 間 上 限 EZRによるグラフ化 白書、信頼幅区分別散布図と してグラフ作成。 X軸⇒実績工数 Y軸⇒月数 区分⇒白書/信頼区間 区分 信頼幅 次ページ参照 信 X 間 下頼 軸 限区 信 X 間 上頼 軸 限区 © 2016 IPA 80 X.拡 大 月 数 .実 績 ._プロ ジ ェクト 全 体 . 工数 月数 区分 実 績 月 白 工 数 書 数 白書 60 40 20 信 頼 区 間 0 0 500000 1000000 1500000 2000000 X.C10050_実 績 工 数 .総 計 人 時 ._プロ ジェクト 全 体 . Software Reliability Enhancement Center 11 データを編集するイメージ グラフデータ元ネタ © 2016 IPA EZR用に編集 Software Reliability Enhancement Center 12 散布図に自社データマッピング 先程使用したデータにさらに自社データを追加 信 X 間 下頼 軸 限区 X 軸 間信 上頼 限区 自 社 デ ー タ 工 数 自 社 デ ー タ 月 数 信 頼 区 間 信頼幅 白書 白書掲載データとの比較 80 X.拡 大 月 数 .実 績 ._プロ ジ ェクト 全 体 . 工数 月数 区分 実 績 月 白 工 数 書 数 区分 自社 60 40 20 自 社 0 0 500000 1000000 1500000 2000000 X.C10050_実 績 工 数 .総 計 人 時 ._プロ ジェクト 全 体 . © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 13 自社データを箱ひげ図で比較 ①項目名簡素化 ②項目名順序化 © 2016 IPA ③ 縦に積み重ねたデータセットにする ④グラフ作成 Software Reliability Enhancement Center 14 工程別工数比率自社データ比較 工程別工数比率の自社データとの比較が可能 0.8 工数比率 0.6 0.4 0.2 0.0 11自社_基本設計 1基本設計 2.2自社_詳細設計 2詳細設計 3.3自社_製作 3製作 4.4自社_結合テスト 4結合テスト 5.5自社_総合テスト 5総合テスト 工程 © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 15 業種間比較のためのデータ準備 本編、業種編の中から、比較したい 項目が記載されている図表を選択し、 ひとつのExcelシートにまとめる © 2016 IPA 複数の変数を縦に積み重ねたデータセット を作成する。 Software Reliability Enhancement Center 16 業種間比較グラフの作成 変数に発生不具合密度、群別する変数には業種 を選択する。 上下のひげの位置を指定する OKボタンを押すとグラフが描ける 業種毎の発生不具合密度の比較が可能 © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 17 EZRグラフのパワーポイントなどでの活用方法 EZRのグラフを右クリックし「メタファイルにコピー」を選択 パワーポイントなどに貼り付け。「図形の編集」「Microsoft office描画オプションに変換」 「グループ化解除」(日本語が文字化けするので注意) 0.8 工数比率 • 0.6 0.4 0.2 0.0 基本設計(自社) 基本設計(白書) 詳細設計(自社) 詳細設計(白書) ‡ƒeƒXƒg ‚SŒ‹ ‡ƒeƒXƒg‚T.‚TŽ©ŽÐ_‘ ‡ƒeƒXƒg‚T‘ ‡ƒeƒXƒg ‚製作(自社) ‚製作(白書) ‚S.‚SŽ©ŽÐ_Œ‹ H’ö • © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 18 デモンストレーション 箱ひげ図の描き方 信頼区間付き散布図への自社データマッピング ブースにてデモンストレーションを実施中。 ご興味のある方は、ソフトウェア開発データ白書コーナーまで。 © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 19 © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 21 22 終わり! より良いソフトウェア開発と業界の発展のために プロジェクトデータの活用を進めましょう! より良いソフトウェア開発と業界の発展のために プロジェクトデータ提供企業募集中! ご清聴ありがとうございました。 IPA(独立行政法人情報処理推進機構) http://www.ipa.go.jp/ SEC(技術本部 ソフトウェア高信頼化センター) http://sec.ipa.go.jp/ © 2016 IPA Software Reliability Enhancement Center 23