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平成 27 年 7 月 31 日
基礎材料共通部門
電気技術史技術委員会
電気学会進歩賞表彰申請時の推薦書様式変更のお願い
1.背景
卓越研究成果公開事業は各分野の卓越した研究成果を、ウェブ上で広く一般に公開する
ことを目的にしています1。
各学会等の表彰で、本事業の事業委員会で妥当と認めたものを対象にして、専門向け(和
文、英文)、一般向け(和文のみ)コンテンツを作成し、データベース化して「発見と発明
のデジタル博物館(卓越研究データベース)」として公開しています2。これまで電気・情報
関連5学会及び日本機械学会が公開済み、日本生化学会、バイオインダストリー協会、日本
化学会、日本薬学会、日本癌学会、金属、セラミックス、高分子の材料関係各学会が準備中
もしくは参加を検討中です。本データベースへのアクセス数は 1 月当たり 1 万 5 千件程度
となっており、学協会にとっても非常にメリットのある事業となっています。
電気学会の場合は、進歩賞3がデータベース化の対象となっています。
2.推薦書様式変更の必要性
学協会には三種類のコンテンツ、すなわち専門向け(和文、英文)、一般向け(和文のみ)
が求められてきました。電気学会のコンテンツは、電気学会の代表(卓越研究成果公開事業
委員会の電気学会委員)を中心とする推進体制を整備し、必要に応じて進歩賞受賞者等にコ
ンタクトしつつ、その体制内で作成していました。専門向け(和文)コンテンツは、進歩賞
候補者推薦書の概要や推薦理由を中心にして、上述の電気学会推進体制の中で原稿を作成
し、その他については関係者に情報提供やコンテンツ作成を依頼してきましたが、残念なが
らコンテンツ充実度は必ずしも十分なものではありません。
前項で述べたように、本データベースの注目度は高まりつつあり、それは進歩賞受賞者
や電気学会にとって、その社会貢献がより高く評価されることにつながるものです。そのた
め、進歩賞候補者推薦書の提出にあたって、卓越研究データベースのコンテンツ充実に協力
する意向があるかを確認する項目を追加するよう、様式の改定をお願いするものです。
本事業のルーツは、電気・情報関連 5 学会にあり、中でも電気学会の貢献は大きなもの
があります。すなわち、2002~2004 年に理事会直下に設置され、構成員を電気・情報関
連 5 学会委員とした電気技術史特別委員会(末松安晴委員長)で発意された卓越技術デー
タベース構築をルーツとし、数次の科研費研究を経て、現在は日本学術振興会の自主事業
である「卓越研究成果公開事業」となっています。電気学会の代表(卓越研究成果公開事
業委員会の電気学会委員)は、鈴木浩電気技術史技術委員会委員長です。
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http://dbnst.nii.ac.jp/
3 進歩賞は次の者を対象とする。
『電気に関する学術・技術に於いて新規な概念・理論・材料 ・デバイス・システム・方
式等を新たに提案或いはこれ等 の提案を実証した者、および電気に関する製品・設備等
を 新たに完成又は改良し、顕著な成果をあげた者』(電気学会表彰規程)
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