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JIS認定工場でのスラグ品質管理 -相模原市南

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JIS認定工場でのスラグ品質管理 -相模原市南
経済産業省からのお知らせ
平成26年経済産業省企業活動基本調査に
ご協力ください
経済産業省大臣官房調査統計グループ
経済産業省では、我が国企業における経済活動の実態を明らかにし、経済産業政策等各種行政施策の基礎
資料を得ることを目的として、
平成4年以降
「経済産業省企業活動基本調査(
」基幹統計調査)
を実施しており、
平成26年も実施いたします。調査に対するご協力をお願いいたします。
○実施期間:平成26年5月16日から7月15日まで
○根拠法令:統計法(平成19年法律第53号)
○調査目的:我が国企業における経済活動の実態を明らかにし、経済産業政策等各種行政施策の基礎資料
とします。
○調査対象:別表に属する事業所を有する従業者50人以上かつ資本金3,000万円以上の企業で、企業全
体の数値。
○調査結果:平成27年1月に速報を公表予定。
○調査方法:対象の企業へ調査関係用品を直接郵送します。
※調査票の提出は、紙調査票によるほか、インターネットからオンラインで提出することもできます。
※調査票に記入していただいた内容につきましては、統計法に基づき秘密を厳守いたしますので、調査に
対するご協力をお願いいたします。
(別表)
この調査は、鉱業・採石業・砂利採取業、製造業、電気業・ガス業、卸売業、小売業、クレジットカード業・
割賦金融業のほか、下記の産業の括弧内の業種が対象となります。
○飲食サービス業(一般飲食店 、持ち帰り・配達飲食サービス業)
○情報通信業(ソフトウェア業、情報処理・提供サービス業、インターネット附随サービス業、映画・ビデオ制
作業、アニメーション制作業、新聞業、出版業)
○物品賃貸業(産業用機械器具賃貸業(レンタルを含む)
、事務用機械器具賃貸業(レンタルを含む)、自動車賃
貸業(レンタルを除く)、スポーツ・娯楽用品賃貸業(レンタルを含む)、その他の物品賃貸業(レンタルを含む))
○学術研究、専門・技術サービス業(学術・開発研究機関、デザイン業、エンジニアリング業、広告業、機械設
計業、商品・非破壊検査業、計量証明業、写真業)
○生活関連サービス業、娯楽業(洗濯業、その他の洗濯・理容・美容・浴場業、冠婚葬祭業(冠婚葬祭互助会を
含む)、写真現像・焼付業、その他の生活関連サービス業、映画館、ゴルフ場、スポーツ施設提供業(フィッ
トネスクラブ、ボウリング場など)、公園、遊園地・テーマパーク)
○教育、学習支援業(外国語会話教室、カルチャー教室(総合的なもの))
○サービス業(廃棄物処理業、機械等修理業、職業紹介業、労働者派遣業、ディスプレイ業、テレマーケティン
グ業、その他の事業サービス業)
問い合わせ先:経済産業省大臣官房調査統計グループ企業統計室 TEL:03-3501-1831
INDUSTRIAL MACHINERY
産 業 機 械
視線は未来へ。産業機械
No.765 Jun
Contents
特集:
「環境装置② -エコスラグ-」
巻頭言
「将来を見据えたエコスラグ利用・普及のための課題」
エコスラグ利用普及委員会 顧問 北辻 政文・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 04
環境安全品質に関するスラグ類共通指針の考え方
(独立行政法人 資源循環・廃棄物研究センター)・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
05
JIS認定工場でのスラグ品質管理ー北九州市新門司工場の事例ー
(新日鉄住金エンジニアリング株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
JIS認定工場でのスラグ品質管理ー相模原市南清掃工場の事例ー
(相模原市 環境経済局)・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15
産業廃棄物溶融施設でのスラグ品質管理
ーガス化改質方式ガス化溶融システムにおける事例ー
(JFEエンジニアリング株式会社)・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
20
海外レポート 一 現地から旬の話題をお伝えする 一 クリーンエネルギー産業の現状について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
駐在員便り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
今月の新技術
タイヤ用カーボンブラック粉砕装置の紹介
(ホソカワミクロン株式会社)・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
単段パッケージ型オイルフリースクリュー圧縮機
(株式会社 日立産機システム)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
次世代型階段炉による下水汚泥焼却発電システム
(株式会社 タクマ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
マンホールポンプ施設用高効率・高通過性DML型水中ポンプ
(株式会社 荏原製作所)・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
連載コラム1・ ・・・・・・・・ 27
産業・機械遺産を巡る旅
「綾部市の製糸関連遺産」
(京都府)
連載コラム2・ ・・・・・・・・ 44
ものづくりを支える技
卓越した技能者(現代の名工)
平成23年度 表彰
三菱電機株式会社
雲瀬 哲治さん
平成26年度定時総会・・・ 45
平成26年度
第1回産機工会長杯
ゴルフ大会・・・・・・・・・・・ 53
イベント情報・・・・・・・・・ 54
行事報告&予定・・・・・・・ 55
書籍・報告書情報・ ・・・・ 61
統計資料
産業機械受注状況・ ・・・・・・・・ 63
産業機械輸出契約状況・・・・・・ 66
環境装置受注状況・ ・・・・・・・・ 68
環境装置需要部門別
受注状況・ ・・・・・・・・・・・・・・・ 78
産業機械機種別生産実績・・・・・・ 86
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03
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巻頭 言
将来を見据えた
エコスラグ利用・普及のための課題
エコスラグ利用普及委員会
顧問 北
政文
(宮城大学 食産業学部 環境システム学科
建設環境材料研究室 教授)
04
我が国のマテリアルフローを概観すると、輸入量が約6∼
れると期待されている。
8億トン、輸出量が約1.5∼2億トンと収支バランスが極め
さて、廃棄物の溶融化技術に目をやると、全国の溶融処理
て悪く、国内資源と合わせると約7億トンが毎年国内に蓄積
施設は200ヶ所を超え、エコスラグの発生量は約80万トン、
されている。これらは何年か後には廃棄物やリサイクル材と
スラグの利用率は80%以上と高く推移している。これまで
なる。ちなみに大国であるアメリカは、輸出入共に3億トン
順風満帆のように思われるが、一方では、施設の廃止を決め
と安定しており、廃棄物の処理はそれほど深刻ではない。こ
た自治体や広域組合もあり、課題もいくつか見えてきた。
のためリサイクルや廃棄物の減容化は、輸入大国である我が
課題の一つは、コストが大きいことである。イニシャルコ
国特有の課題であると言える。
ストは、普及開始時に比べ小さくなったが、ランニングコス
このような背景から、2000年に「環境基本法」が大きく改
トが大きいようである。特に外部燃料を必要とする施設にお
訂され「循環型社会形成推進基本法」が制定された。法の目
いては、化石燃料の高騰の影響を受けている。このため、バ
的は、
「大量生産・大量消費・大量廃棄」型の経済社会から脱
イオ燃料やクリーンエネルギーへの転換技術が求められてい
却し、生産から流通、消費、廃棄に至るまで、物質の効率的
る。同時に、このことはCO₂排出抑制対策にもつながるもの
な利用やリサイクルを進めることにより、資源の消費が抑制
である。
され、環境への負荷が少ない「循環型社会」を形成すること
二つ目は、スラグの品質の確保である。環境安全性はもと
である。法制定から10年以上が経過し、産業廃棄物の再利
より、金属アルミニウムの膨張およびポップアウト抑制対策
用量は3,000万トン増え、結果的に埋立処分量は、この10
技術が必要である。これらについては、溶融炉の形式に依存
年間で5,000万トンだったものが1,400万トンまで減少し
するところが大きく、利用用途を勘案した意識改革を関係す
た。
るメーカの技術者に期待するところである。
2011年に起こった東日本大震災においても大量のがれき
三つ目は、グローバル社会である今日、海外展開も必要で
が発生したが、リサイクルを前提として処理が進められた。
あると考える。大韓民国およびイタリアにおいては、一部溶
被災地最大の処理区である宮城県石巻市では、2年半で約
融化が行われているものの、その他の地域では皆無であり、
600万トンのがれきおよび津波堆積物を細かく分別し、実
特に我が国と同様に輸入大国への展開が必要である。
に96%が再利用された。過去の大規模震災では、海洋埋立
最後に、我が国の産業の持続可能な発展のためには、エコ
処分されており、関東大震災のがれきは横浜港に埋立し現在
スラグをはじめリサイクル材の利活用は不可欠である。リサ
の山下公園となり、阪神・淡路大震災のがれきは海洋埋立処
イクルを推進するためにはエンドユーザの確保が極めて重要
分場であるフェニックスに持ち込まれた。東日本大震災にお
である。リサイクル事業は、一方が成り立てば他方が成り立
けるがれきのリサイクル技術は画期的なことであり、今後起
たないトレードオフの関係になることが多く、B/Cを考慮し
こるであろう大規模震災からの復興に国内外を問わず活用さ
継続できる事業にすることが肝要であろう。
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特集
環境装置②/エコスラグ
環境安全品質に関する
スラグ類共通指針の考え方
独立行政法人 資源循環・廃棄物研究センター
循環資源基盤技術研究室
主任研究員 肴倉 宏史
整合しているが、基準超過可能性の極めて低い測定項目
1.はじめに
の省略や再試験等、負担軽減や弾力的運用が可能である
一般廃棄物または下水汚泥を由来とする溶融固化物
ことから、スラグ類共通指針の内容をより具体的に取り
は、溶融スラグあるいはエコスラグと呼ばれ、循環型社
込んだ形での改正について検討が進められている。
会の形成に資するものとして、有効利用の取り組みが続
本稿では、スラグ類共通指針制定の経緯とその内容を
けられている。溶融スラグの原料である廃棄物中には、
紹介し、溶融スラグのJISにスラグ類共通指針を導入す
微量ながらも有害物質が含まれているため、溶融スラグ
る際のポイントを整理する。
を安定的に有効利用し続けるためには、環境安全性に対
する信頼の確保が必須である。そこで、2006(平成
18)年に制定されたJIS A 5031「一般廃棄物、下水汚
2.溶融スラグと土壌環境基準及び土壌汚
染対策法との関係
泥又はそれらの焼却灰を溶融固化したコンクリート用溶
これまで、ほとんどの場合、スラグ類の環境安全品質
融スラグ骨材」及びJIS A 5032「一般廃棄物、下水汚泥
は土壌環境基準や土壌汚染対策法の試験方法と基準値を
又はそれらの焼却灰を溶融固化した道路用溶融スラグ」
援用し、試料をすべて2mm以下に砕いて評価されてい
には、材料としてのスペックと共に、環境安全性に関す
た。
る品質基準として、溶出量基準と含有量基準が規定され
しかし、2001(平成13)年の都道府県知事・指定都
た。
市市長宛の環境省通知「土壌の汚染に係る環境基準につ
その後、鉄鋼業や非鉄金属製錬業から産出するスラグ
いての一部改正について」2)には、再利用物への土壌環
についても環境安全品質を規定するための検討が重ねら
境基準の適用について、
れ、溶融スラグも含めた“スラグ類”に共通の、環境安
① セメントや石膏ボード等の原材料として利用さ
全品質を導入するための指針(以下、スラグ類共通指針)
れ、構造物の一部となっている場合には、これらに
が2011
(平成23)
年7月に制定された 。個々のJISは、
は適用しない。
1)
スラグ類共通指針に基づき、環境安全品質を規定するよ
② 道路用等の路盤材や土木用地盤改良材等として利
う改正が求められており、順次、導入が進められている。
用される場合には、再利用物自体は周辺の土壌と区
スラグ類共通指針は、既存の溶融スラグの2つのJISと
別できることから、これらには適用しない。
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05
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③ 肥料のように土壌に混ぜ合わせて使用する場合に
は、肥料を混合させた土壌には適用する。
の化学物質試験方法-第1部:溶出量試験方法」並びに
とされている。コンクリート用骨材やアスファルト合材
JIS K 0058-2「スラグ類の化学物質試験方法-第2部:
用材は①に、路盤材は②に該当し、いずれも土壌環境基
含有量試験方法」が2005(平成17)年3月に制定され、
準は適用されないことが分かる。また、同通知「(5)土
2006(平成18)年7月にはJIS A 5031とJIS A 5032
壌環境基準の達成状況の評価 第4 その他」には、
「路盤
が、環境安全品質を含めた品質規格として制定された。
材、土木用地盤改良材等の再利用物の安全性の評価につ
その後、スラグ類にとどまらず、石炭灰やコンクリー
いては、土壌環境基準及びその測定方法の援用が行われ
ト再生砕石等、様々な循環資材にとって環境安全品質は
ているが、現状有姿や利用形態に応じた適切な評価が行
重要であること、また、有効利用方法は同じ場合も多い
われる必要があると考えており、貴都道府県等において
ことから、環境安全品質は様々な循環資材の間で共通の
このような援用が行われている場合には、現状有姿や利
考え方に基づくべきという方針が(一部)関係者の中で
用形態に応じた適切な評価につき十分留意されるようお
醸成された。これを受けて、2009(平成21)年4月、
「コ
願いしたい。また、再利用物の利用の促進と安全性の確
ンクリート用スラグJIS原案作成委員会」
(委員長:愛知
保の観点から、再利用物の利用実態に即したリサイクル
工業大学 長瀧重義特任教授)の下に、
「スラグ類の化学
ガイドライン等が関係省庁により早急に策定される必要
物質評価方法検討小委員会」
(委員長:大迫政浩)が設置
があると考えている。策定された際には活用されたい。」
され、循環資材に共通の“基本的考え方”の提案を目指
と記述されている。
して検討が重ねられた。更に、2010(平成22)年5月
次に、土壌汚染対策法に対しては、2010(平成22)
には「コンクリート用骨材又は道路用等のスラグ類に化
年の都道府県知事・政令市長宛の環境省通知「土壌汚染
学物質評価方法を導入する指針に関する検討会」
(座長:
対策法の一部を改正する法律による改正後の土壌汚染対
大迫政浩)が経済産業省により設置され、循環資材の環
策法の施行について」 にて、
「非鉄製錬業や鉄鋼業の製
境安全品質及び検査方法に関する基本的考え方と、それ
錬・製鋼プロセスで副生成物として得られるスラグ等や
に基づくスラグ類共通指針の原案が作成された。そして
石炭火力発電に伴い排出される石炭灰等が土木用・道路
日本工業標準調査会標準部会 土木技術専門委員会並び
用資材等として用いられ、かつ、周辺土壌と区別して用
に建築技術専門委員会の承認により、先出の建設分野の
いられる場合は、
そもそも土壌とみなされない。」とされ、
指針の附属書として、
「附属書1-コンクリート用スラ
調査の対象とはならない。
グ骨材に環境安全品質及びその検査方法を導入するため
以上のことから、溶融スラグの有効利用に際しては、
の指針」及び「附属書2-道路用スラグに環境安全品質
土壌環境基準や土壌汚染対策法の適用は受けず、また、
及びその検査方法を導入するための指針」
という名称で、
これらの援用も必ずしも適切ではないことが理解でき
スラグ類共通指針が2011(平成23)年7月に制定され
る。しかしながら、有効利用を進めるためには、溶融ス
た4) 。
ラグの信頼確保が必須であり、そのためには環境安全品
図1に、これらの指針、基本的考え方、並びにJIS以
質基準の適切な設定と適切な運用が要となる。
外への展開も含めた相互関係を示す。
3.スラグ類共通指針制定までの経緯
4.循環資材に共通の“基本的考え方”の内容
土壌環境基準や土壌汚染対策法とは別に、標準化の分
検討会では、循環資材に求めるべき環境安全品質とし
野では、1998(平成10)年制定のJIS Q 0064(ISOガ
て、論点が整理された。即ち、⑴再リサイクルの可能性
イド64)
「製品規格に環境側面を導入するための指針」
の有無を考慮すべきこと、⑵直接摂取はコンクリート構
を受けて、
「建設分野の規格への環境側面の導入に関す
造物など考慮しなくて良い場合があると考えられるこ
る指針」 が、2003(平成15)年3月、日本工業標準調
と、⑶循環資材は単味で用いられる場合もあるが、他の
査会により制定された。これを受けて、スラグ類の環境
材料と混合されたり成形固化されたりする場合があり、
3)
4)
06
安全品質の試験規格として、JIS K 0058-1「スラグ類
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特集:環境装置②/エコスラグ
建設分野の規格への環境側面導入に関する指針
(日本工業標準調査会)
循環資材の環境安全品質及び
検査方法に関する基本的な考え方
附属書1 コ
ンクリート用スラグ骨材に環境安全品質及
びその検査方法を導入するための指針
附属書2 道
路用スラグに環境安全品質及びその検査
方法を導入するための指針
スラグ指針検討会報告書
再利用が想定される用途
コンクリート用骨材
道路用材
アスファルト用材
路盤材
…
JIS A5011-1、-2、-3、-4、JIS A5015、
JIS A5031、JIS A5032、
(今後制定されるJIS)
その他の環境JIS
港湾工事における石炭混合材料の有効利用
ガイドライン
(
(一財)
石炭エネルギーセンター)
再利用が想定されない用途
コンクリート用骨材
地盤改良材
ケーソン中詰め材
サンドコンパクションパイル材
環境修復用材
…
港湾・空港等整備におけるリサイクル技術指針
非鉄スラグ利用技術マニュアル
(案)
(
(一財)
沿岸技術研究センター)
その他の循環資材利用ガイドライン
図1 環境安全品質の基本的考え方とスラグ類のJIS等との相互関係
表1 循環資材の環境安全品質及び検査方法に関する基本的考え方1)
項目
⑴最も配慮すべき曝露環境
に基づく評価
⑵放出経路に対応した試験
項目
⑶利用形態を模擬した試験
方法
⑷環境基準等を遵守できる
環境安全品質基準
⑸環境安全品質を保証する
ための合理的な検査体系
内容
環境安全品質の評価は、対象とする循環資材の合理的に想定しうるラ
イフサイクルの中で、環境安全性において最も配慮すべき曝露環境に
基づいて行う。
溶出量や含有量等の試験項目は、⑴の曝露環境における化学物質の放
出経路に対応させる。
個々の試験は、試料調整を含め、⑴の曝露環境における利用形態を模
擬した方法で行う。
環境安全品質の基準設定項目と基準値は、周辺環境の環境基準や対策
基準等を満足できるように設定する。
試料採取から結果判定までの一連の検査は、環境安全品質基準への適
合を確認するための「環境安全形式検査」と、環境安全品質を製造ロッ
ト単位で速やかに保証するための「環境安全受渡検査」とで構成し、そ
れぞれ信頼できる主体が実施する。
そのような利用形態を考慮すべきであること、⑷土壌と
混合して用いる場合は土壌環境基準や土壌汚染対策法基
5.スラグ類の環境安全品質とその検査方法
準を満たすべきだが、そうでない場合は周辺環境が環境
“基本的考え方”を受けて、スラグ類共通指針が制定
基準を超えないようにすべきであること、⑸最終的な検
された。スラグ類の環境安全品質の検査の流れを、
「一
査方法は簡単である方が望ましいこと、であった。以上
般用途」のコンクリート用骨材の場合を例に、図2に示
の5つの論点をそれぞれ受けて、
「循環資材の環境安全
す。ここで一般用途とは、一般的な土木・建築用のコン
品質及び検査方法に関する基本的考え方」が、表1の5
クリートを含め、解体後の再利用が想定されるあらゆる
項目にとりまとめられた。
用途を言う。スラグ類共通指針では、一般用途とは別に、
更に、スラグ類共通指針の検討会総合報告書 では、
海水と接する港湾の施設またはそれに関係する施設で、
コンクリートや道路以外の用途へ“基本的考え方”を適
解体後の再利用が想定されない用途を「港湾用途」と定
用し、環境安全品質を設定するための方法も示された。
義し、限定的に取り扱うこととなった(誌面の都合上、
1)
内容を省略する。詳細は総合報告書1)を参照されたい)
。
まず、基本的考え方に基づき一般用途のコンクリート
用スラグ骨材の最も配慮すべき曝露環境を次のように決
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定した。即ち、実態調査の結果から、コンクリートは破
基本とするが必須とせず、各々のJISにおいて利用模擬
砕され路盤材として再利用される場合がほとんどである
試料とスラグ骨材試料のいずれかを選択できることとな
ことから、路盤材として再利用される状態を想定して評
った。スラグ骨材試料を選択した場合の環境安全受渡検
価することとなった。これを受けて、環境安全品質検査
査判定値は、環境安全品質基準値と同じ値とし、利用模
の流れは次のようになった。試料調製では、コンクリー
擬試料を選択した場合は、同じロットのもので利用模擬
トを破砕後の路盤材の状態を模擬するために、コンクリ
試料とスラグ骨材試料それぞれの試験を行い、両者の関
ートの成形体を所定の方法で作製し、これを路盤材の粒
係から判定値を設定することとなった。
度へ破砕調製することとした(以下、利用模擬試料)
。
スラグ類共通指針では、この他、環境安全受渡検査に
試験は、破砕調製した試料に対してJIS K 0058-1の
おける測定項目の省略、各検査の責任者と実施者、各検
5.(有姿撹拌溶出量試験)とJIS K 0058-2(含有量試験)
査の頻度と再試験における判定方法、検査記録や報告等
を実施することとした。更に測定項目は、重金属等の8
が規定された。検査の責任者は、環境安全形式検査、受
項目について、土壌環境基準や土壌汚染対策基準と同等
渡検査共にスラグ製造業者とし、試験の実施者は、環境
に設定した環境安全品質基準値を参照することとした。
安全形式検査では客観性を確保するために、スラグ製造
以上を「環境安全形式(かたしき)検査」と言う。ただし、
業者から委託を受けた専門の試験機関とされた。環境安
環境安全形式検査は煩雑であるので、これに合格したも
全受渡検査ではスラグ製造業者も実施できることとし、
のと同じ条件で製造されたロットについては「環境安全
これにより試験結果が得られるまでの期間やコスト等の
受渡
(うけわたし)
検査」
として、
スラグ骨材を単味(以下、
縮減を図れるように配慮された。また検査の頻度は、環
ス ラ グ 骨 材 試 料 )で JIS K 0058-1 の 5. と JIS K
境安全形式検査では配合条件を大きく変更した都度実施
0058-2を実施し、品質管理基準としてあらかじめ設定
することとし、環境安全受渡検査は製造ロットごとに実
した環境安全受渡検査判定値を参照し、これに合格した
施することが基本となった。
ものについて環境安全品質を保証する検査報告書を添付
し出荷できることとした。
なお、環境安全形式検査では、利用模擬試料の調製は
コンクリート用スラグ骨材
形式検査に合格したものと同じ製造
条件のコンクリート用スラグ骨材
環境安全形式検査
環境安全受渡検査
利用模擬試料
スラグ骨材試料
スラグ骨材試料
一つ以上を該当スラグJISで選択
JIS K 0058-1の5.
JIS K 0058-2
環境安全品質基準合格
環境安全受渡検査
判定値を設定
JIS K 0058-1の5.
JIS K 0058-2
受渡検査判定値合格
受渡
(検査報告書を提出)
1)
図2 スラグ類の環境安全品質の流れ
(例:コンクリート用骨材・一般用途)
08
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特集:環境装置②/エコスラグ
6.溶融スラグJISへのスラグ類共通指針
の導入に向けて
謳うことは、溶融スラグの信頼確保の面からもプラスに
なると思われる。
いずれにしても、循環資材に共通の考え方に基づき環
先述したように、既に溶出量基準と含有量基準は溶融
境安全品質を規定し、個々の溶融施設は規定に基づき溶
スラグJIS(JIS A 5031、JIS A 5032)に既に設定さ
融スラグを適切に管理していくことが、循環資材の一員
れている。また、スラグ類共通指針は、特段の齟齬がな
として溶融スラグの信頼を向上していくために重要であ
いように配慮された内容となっている。その中で、スラ
る。
グ類共通指針は、⑴これまでのデータの蓄積から重金属
等8項目のうち、基準を超過する可能性が非常に低い項
目は、環境安全受渡検査で検査を省略できる。⑵受渡検
査では1回の試験により判定値を満たさなかった場合で
も同じロットの試料に対して2回の再試験を行い、いず
れも判定値を満足すれば合格とできる、等の、検査費用
の節約や検査不合格ロットの救済可能性の利点がある。
また、環境安全形式検査においても、利用模擬試料を選
択可能とすれば有効利用可能なスラグの範囲が広がると
考えられる。そして、溶融スラグの環境安全品質基準は
他の循環資材と共通の考え方に基づくものであることを
〈参考文献〉
1 日本工業標準調査会「スラグ類に化学物質評価方法を導入する
指針について-総合報告書を策定-」
http://www.jisc.go.jp/newstopics/2012/201203slag_
hokokusho.htm
2 環境省通知 環水土第44号「土壌の汚染に係る環境基準についての
一部改正について」
(平成13年3月28日)
http://www.env.go.jp/water/dojo/law/h130328_44.pdf
3 環境省通知 環水大土発第110706001号「土壌汚染対策法の一部を
改正する法律による改正後の土壌汚染対策法の施行について」
(平成23
年7月8日)
https://www.env.go.jp/water/dojo/law/kaisei2009/
no_110706001.pdf
4 日本工業標準調査会「建設分野の規格への環境側面導入に関する指針」
http://www.jisc.go.jp/newstopics/2012/201203slag_A1.pdf
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特集
環境装置②/エコスラグ
JIS認定工場でのスラグ品質管理
−北九州市新門司工場の事例−
新日鉄住金エンジニアリング株式会社
環境ソリューション事業部
部長 長田 守弘
市建設リサイクル資材認定制度」が開始された。これに
1.はじめに
基づき、溶融スラグを使用したコンクリート製品、舗装
北九州市は、環境モデル都市に選定され、低炭素社会・
材、埋戻材等が、
「認定建設リサイクル材」として認定さ
循環型社会の形成に向け先駆的な施策を次々と打ち出し
れている1)。こうした中で、新門司工場は、いち早く溶
ている。ごみ処理に関しても従来の処理型からリサイク
融スラグ骨材のJIS製品認証工場となり、積極的に溶融
ル型、資源循環型へと大きな転換が図られ、その役割を
スラグのリサイクルに努めている。
担う施設のひとつとして建設されたのが新門司工場であ
本稿では、新門司工場での溶融スラグ品質管理への取
る。新門司工場は、シャフト炉式のガス化溶融方式が採
組状況とその実績としての品質データを紹介する。
用され、高効率発電による高度エネルギー回収に加え、
溶融物のマテリアルリサイクルを可能にし、資源循環型
2.新門司工場の概要
社会構築へ貢献している。2002(平成14)年には北九
新門司工場(240t/d×3炉)は、最新の技術を導入し
州市建設リサイクル推進行動計画が策定され、
「北九州
た世界でも最大規模のガス化溶融施設である。同施設は
図1 新門司工場の外観
10
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
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14.6.13 1:45:38 PM
特集:環境装置②/エコスラグ
ごみクレーン
発電機
高温
高圧蒸気
CDF
蒸気タービン
節炭器 消石炭
粗破砕機
排ガス温度調節器
ボイラ
燃焼室
ガス化溶融炉
粗大ごみ
ピット
触媒反応塔
コークス・
石灰石
アンモニア
ろ過式
集じん器
IDF
可燃ごみ
ピット
N2-PSA
FDF
O2-PSA
メタル
スラグ
再資源化
最終処分場へ
図2 新門司工場全体フロー
2007(平成19)年3月に試運転を完了後、同年4月よ
り本格的に運転を開始し現在まで順調に稼働している。
処理対象は、一般家庭ごみと可燃性粗大ごみとなってい
3.溶融スラグの製造工程と品質管理
⑴ 品質管理とJISマーク認証
る2)。
新門司工場は、循環型社会を目指す取り組みとして、
施設外観を図1、設備フローを図2に示す。シャフト
溶融スラグを製品として利用することを前提に建設さ
炉式ガス化溶融炉は、溶融炉中央上部からコークス・石
れており、その品質管理の基本とするために施設稼働
灰石と共にごみが投入される。ごみは乾燥予熱帯(300
当初より工場としてJISマーク認証を取得することを
~400℃)で水分が蒸発された後、炉内を降下し、熱分
目指し準備を進めてきた。その結果、2009(平成
解・ガス化帯(300~1,000℃)で可燃分が熱分解・ガ
21)年9月には、コンクリート用溶融スラグ骨材(JIS
ス化される。発生した熱分解ガスは燃焼室で完全燃焼さ
A 5031)及び道路用溶融スラグ(JIS A 5032)につ
れ、燃焼排ガスは廃熱ボイラで熱回収された後、排ガス
いて一般財団法人 日本品質保証機構からJISマーク認
温度調節器で急冷される。その後、バグフィルタで除塵
証を受けている。特に、コンクリート用溶融スラグ骨
された排ガスは触媒反応塔を通過し、最終的に煙突から
材のJISマーク認証は、JISマーク認証表示制度にお
放散される。熱分解後に残った不燃分は、コークスと共
いて第一号である3)。
に燃焼帯(1,000~1,700℃)
、溶融帯(1,700~1,800
⑵ 品質管理体制
℃)
へと降下する。コークスは炉下部に設置した羽口(送
同工場では、溶融スラグの品質管理を徹底するため
風管)から供給される空気及び酸素により燃焼され高温
に、工場長の下に品質管理責任者を置き、製造部門の
の溶融帯を形成し、
ごみ中の不燃分は完全に溶融される。
各工程の標準化、品質管理計画の立案、推進に取り組
溶融物は適度な流動性を保ちつつ、炉底部出湯口から水
んでいる。品質管理体制、品質管理項目、管理方法、
槽に排出・急冷されることで粒状のスラグと鉄分(メタ
検査方法、苦情処理の手順等が明文化され、品質記録
ル)となり磁選機で分離回収後有効利用される。
は5年間保存することが定められている。
⑶ 製造工程と品質管理フロー
図3に製造工程及び品質管理フローを示す。①受け
入れた「ごみ」のごみ質検査から始まり、②溶融処理
産業機械 2014.6
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11
14.6.13 1:45:40 PM
段階ではごみの撹拌、副資材量、送風条件等の適正化、
量を測定後、⑧出荷されることになる。
溶融物温度等の管理がなされ、③溶融物の冷却・固化
なお、溶融対象とするごみは「廃棄物受入基準」を
段階では水砕水の量・温度等が管理され、④後処理と
作成し、これに適合しているかを確認するために、ご
して磁選、整粒が正常に行われているかを点検し、⑤
みの収集段階やごみピットでの目視確認に加え、月1
骨材ヤードに貯蔵後(図4参照)
、⑥検査段階でロッ
回(年12回)、成分分析を行うと共にパッカー車、自
トごとに溶出量、含有量、各種物性試験が実施される。
己搬入車のごみを月4回、目視確認する「展開チェッ
これらの品質試験にすべて合格した製品が、⑦搬出重
ク」を実施している。また、溶融スラグのサンプリン
コークス
石灰石
ごみ
ごみ質検査
①溶融対象物
(ごみ等)
受け入れ
②溶融処理
③水砕ピットでの
溶融物の冷却・固化
④後処理
(磁選、整粒)
⑤貯蔵、ロット管理
⑥検査
・含有量試験
・溶出量試験
・物性試験
⑦搬出重量測定
⑧出荷・表示
図3 製造工程及び品質管理フロー
図4 溶融スラグ貯蔵状況
12
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14.6.13 1:45:41 PM
特集:環境装置②/エコスラグ
グは週2回行い、これらをまとめて月1回の品質試験
降7年間(84ヶ月)のすべてのデータに対する整理結果
の試料としてロット管理している。
は下記の通りである。
① 平均値:10.5mg/kg
4.溶融スラグの製造状況と品質実績
② 標準偏差σn:3.8mg/kg
③ 平均値+3σn:21.9mg/kg
2007(平成19)年4月の稼働開始以降のごみ処理量
とスラグ・メタル製造量の推移を図5に示す。1日当た
これらの結果はPbの含有量基準値である150mg/kg
り約500トンのごみを処理し、約50トンの溶融スラグ
を大幅に下回り、ばらつきも極めて小さいことが分かる。
が製造されている。
平均値+3σnで評価しても極めて低い数値である。こ
環境安全性を確認するための有害物質の溶出量と含有
れは、シャフト炉式ガス化溶融方式の特徴である、高温
量試験に関しては、稼働開始以降すべての項目で合格し
還元雰囲気下での溶融処理により、Pbの揮発が促進さ
ている。特に注目されるPbの含有量試験結果推移を図
れ、溶融スラグ中に移行しにくいことに加え、上記品質
6に示す。また、検査年度ごとの平均値、標準偏差σn、
管理が適正に行われた成果と言える。なお、本データ整
平均値+3σnの推移を図7に示す。なお、稼働開始以
理は当社にて実施したものである。
スラグ製造量
メタル製造量
200,000
18,000
180,000
16,000
160,000
14,000
140,000
12,000
120,000
10,000
100,000
8,000
80,000
6,000
60,000
4,000
40,000
2,000
ごみ処理量
(t/年)
スラグ・メタル製造量
(t/年)
■ ごみ処理量
20,000
20,000
0
0
2007
2008
2009
2010
2011
2012
年度
図5 ごみ処理量、スラグ・メタル製造量推移
150
2007年度
2008年度
Pb含有量
(mg/kg)
2009年度
2010年度
100
2011年度
2012年度
2013年度
50
0
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
検査月
図6 溶融スラグ中のPb含有量推移
産業機械 2014.6
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13
14.6.13 1:45:41 PM
150
Pb含有量変動
(毎月検査)
(mg/kg)
平均
標準偏差σn
平均+3σn
100
50
0
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
検査年度
図7 検査年度ごとの溶融スラグ中のPb含有量の変動状況
5.溶融スラグの有効利用例
6.おわりに
冒頭で紹介した通り、北九州市では「北九州市建設リ
北九州市の新門司工場における溶融スラグの品質管理
サイクル資材認定制度」を制定しており、溶融スラグを
状況と品質データを紹介したが、処理対象物が日々変動
利用したコンクリート二次製品やアスファルト舗装、及
するごみの処理施設においても、JIS認定工場として十
び埋戻材としての溶融スラグ等を建設リサイクル資材と
分品質管理ができており、環境安全品質も確実に確保さ
して認定し、北九州市が発注する公共工事での溶融スラ
れている。
グの積極的な利用を進めている。また、新門司工場は
現在、コンクリート用溶融スラグ骨材(JIS A 5031)
JISマーク認証の取得もあり、新門司工場で製造される
及び道路用溶融スラグ(JIS A 5032)についてJIS改正
溶融スラグの大半はコンクリート二次製品やアスファル
の検討が進められているが、その参考になれば幸いであ
ト舗装用細骨材として流通し、製造される全量が市場に
る。
流通し有効利用されている。
〈参考文献〉
1 櫃本礼二「北九州市における環境モデル都市の仕組みについて」
、
『建
材試験情報』Vol.50、2011年2月号、pp3-9
2 三島達哉「北九州市新門司工場」、
『都市清掃』第60巻 第279号、
2007年、pp519-523
3 一般財団法人 日本品質保証機構(JQA)ウェブサイト JISマーク認
証 2009年9月14日トピックス、
「コンクリート用溶融スラグ骨材の
JISマーク認証 第一号」
http://www.jqa.jp/service_list/jis_a/topics/topics_jis_07.html
(2014年4月2日現在)
14
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
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14.6.13 1:45:42 PM
特集
環境装置②/エコスラグ
JIS認定工場でのスラグ品質管理
-相模原市南清掃工場の事例-
相模原市 環境経済局
資源循環部 南清掃工場
主査 増川 幸宏
できた。
1.はじめに
本稿では、施設の稼働状況とスラグの品質管理の取り
相模原市は首都圏南西部に位置する人口約72万人の
政令指定都市である。市内に2つの清掃工場を保有し、
年間に約20万tのごみを処理している。
組みについて報告する。
2.施設概要
南清掃工場は、2010(平成22)年3月に竣工した国
施設の外観を図1に、施設概要を表1に、施設フロー
内最大級の流動床式ガス化溶融施設で、資源循環型都市
を図2に示す。本施設で採用した流動床式ガス化溶融シ
を目指す本市の中核施設である。環境への負荷を最小限
ステムは、ごみをガス化炉で熱分解した後、溶融炉で
に抑制すると共に、サーマルリサイクルとマテリアルリ
1,200℃以上で燃焼溶融することにより、灰分をスラグ
サイクルを積極的に推進している。本施設は、溶融スラ
として回収するシステムである。溶融炉はボイラ構造と
グ(以下、スラグ)のJIS認証を取得・維持する等、約4
し、積極的な熱回収を図っている。ボイラで発生する蒸
年間にわたり、スラグの品質管理と有効利用に取り組ん
気で蒸気タービン発電機により高効率発電を行い、抽気
図1 南清掃工場の外観
産業機械 2014.6
P15-19_環境装置2-3.indd 15
15
14.6.13 1:46:39 PM
した低圧蒸気は、隣接する温室・温水プール等に有効利
は、市内で発生するごみの約半分(年間約11万t)を処
用している。
理し、年間約6,500tのスラグを生産している。スラ
溶融炉で生成されたスラグは、
冷却水で冷却固化され、
グの生成量はごみ処理量に対して約6%である。
破砕機、磨砕機、分級装置でJIS規格を満足する粒度に
また、ガス化炉から排出される不燃物から鉄、アル
調整し、出荷される。
ミを回収し、全量を有価物として売却している。更に、
鉄、アルミを回収した後に残る不燃物は粉砕して溶融
3.稼働状況
炉に投入し、スラグ化している。
⑵ 熱利用及び発電実績
⑴ ごみ処理及びスラグ生産実績
本施設では、溶融処理に伴う熱利用の高効率化を図
ごみ処理量とスラグ生産量を図3に示す。本施設で
表1 施設概要
施設規模
525t/日
(175t/日×3炉)
炉形式
流動床式ガス化溶融炉
燃焼ガス冷却設備
廃熱ボイラ
(400℃×4.0MPa)
排ガス処理設備
バグフィルタ・排ガス洗浄装置・脱硝反応塔
発電設備
2段抽気復水タービン
(最大10,000kW)
スラグ処理
破砕・摩砕・分級処理
排ガス基準
窒素酸化物 :30ppm
(乾きガス、酸素濃度12%換算) 硫黄酸化物 :10ppm
一酸化炭素 :30ppm
塩化水素 :10ppm
ばいじん :0.005g/m³N
ダイオキシン類 :0.05ng-TEQ/m³N
電力
蒸気タービン発電機
サーマル
リサイクル
余熱
利用施設
二次空気用
空気予熱器 二次送風機
脱気器
タービン
排気復水器
復水タンク
ボイラ二次燃焼室
冷却水
ごみクレーン
投入ホッパ
*3
給じん
コンベヤ
流動ガス化炉
燃焼溶融炉
脱硝反応塔
減温塔
誘引
送風機
消石灰
煙突
バグ
フィルタ
エコノマイザ
蒸気式ガス
再加熱器
薬剤
アンモニア
排ガス洗浄装置
スラグ冷却装置
下水道放流
不燃物
排出装置
砂分級
装置
空気の流れ
スラグの流れ
アルミの流れ
灰の流れ
水・汚水の流れ
蒸気の流れ
薬品の流れ
ごみ投入
ゲート
ごみ投入ステージ
ごみダンピング
装置
給じん装置
灰クレーン
スラグクレーン
灰積出ホッパ
スラグ積出ホッパ
搬出
スラグ処理設備
搬出
処理灰ピット
砂循環
エレベータ
磁選機
飛灰処理装置
砂の流れ
鉄分の流れ
ごみ
破砕機
エアカーテン
ごみ計量装置
廃材用切断機
排水処理設備
不燃物の流れ
*1
砂貯留槽
ごみの流れ
ガスの流れ
ごみクレーン操作室
押込空気用 押込
空気予熱器 送風機
*3 *2
スラグピット
他所灰クレーン
不適物積出
ホッパ
アルミ選別機
不燃物破砕機
ごみピット
金属圧縮機
アルミ
搬出
資源化物
貯留ヤード
細粒灰
ホッパ
鉄
*2
搬出
他所灰
前処理 細粒灰 不適物 他所灰
*1 装置 ピット ピット 受入ピット
へ
搬出
資源化物
貯留ヤード
図2 施設フロー
16
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14.6.13 1:46:46 PM
特集:環境装置②/エコスラグ
っている。約87%の高いボイラ効率に加え、2炉運
証(JIS A 5032 道路用溶融スラグFM-2.5)を取得し、
転時でも発電効率は約16%、発電と熱利用を合わせ
その後も認証を維持している。スラグの品質管理は、品
た熱効率は約20%を実現している。エネルギー使用
質管理責任者の選任から工場内規定に基づく製造管理、
量の削減にも取り組んでおり、都市ガス使用量は約
検査、出荷管理に至るまで多岐にわたるが、各管理項目
3.4m³/ごみtに抑えられている。
を定期的にレビューし、継続的な改善に努めている。
余 剰 電 力 は 売 電 し て お り、 平 成 24 年 度 は 約
以下では、本施設におけるスラグの品質管理の取組事
2,200MWhを売電し、約2億2千万円の売電収入が
例を紹介する。
得られている。原料であるごみにはバイオマスが約
⑴ 原料の管理
50%含まれており、2012(平成24)年12月には、
原料の管理では、廃棄物の組成を定期的に分析する
FIT制度における再生可能エネルギー発電施設に認定
と共に、溶融不適物の混入防止に取り組んでいる。本
された。
施設では、自走式のごみ検査装置(図4参照)
を導入し、
事業系ごみの搬入検査を強化することで、金属塊等の
4.スラグの品質管理
溶融不適物の混入を防止している。
本施設では、竣工時からスラグの品質管理に積極的に
また、溶融の安定化を図る上では、スラグの主成分
取り組んできた。2011(平成23)年1月には、製品と
である酸化カルシウムと二酸化ケイ素の重量比、即ち
しての安全性確保と有効利用を促進するために、JIS認
スラグ塩基度(CaO/SiO₂)の変動を極力抑えること
1,000
スラグ生産量
900
ごみ処理量
12,000
10,000
700
8,000
600
500
6,000
400
ごみ処理量
(t)
スラグ生産量
(t)
800
4,000
300
200
2,000
100
0
H22年度
H23年度
3月
1月
2月
11月
12月
9月
10月
7月
8月
6月
5月
4月
3月
1月
2月
11月
12月
9月
10月
7月
8月
6月
5月
4月
3月
1月
2月
11月
12月
9月
10月
7月
※10月は全休炉
8月
6月
5月
4月
0
H24年度
図3 ごみ処理量とスラグ生産量
図4 自走式ごみ検査装置
(呼称
「ファイナルキーパー」
)
産業機械 2014.6
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17
14.6.13 1:46:47 PM
が重要である。本施設では、冬季にスラグ塩基度が上
理すると共に、冷却水pHを指標にアルカリ酸化物を
昇する傾向にあるため、副資材としてSi系の塩基度調
含む粉砕物が過剰に供給されないように管理してい
整剤を供給し、スラグ塩基度の変動を抑制している。
る。
⑷ 粒度管理
⑵ 溶融管理
一般廃棄物を原料とするスラグの安全性の評価では
スラグは破砕機、磨砕機で粒度調整され、分級装置
鉛の挙動が重要である。廃棄物中の鉛が溶融処理の過
(目開き4.75mmの振動ふるい)を通過したものだけ
程でスラグに移行するのを抑制するためには、炉内を
が製品となる。歩留まりを向上させるため、ふるい上
還元雰囲気で高温に保ち、鉛の揮散を促進させること
のスラグは再び破砕機に戻され、粒度調整するシステ
が有効である。本施設では溶融炉内を還元雰囲気に保
ムとなっている。スラグはふるいで目詰まりを起こし
ち、溶融温度が常に1,200℃以上になるように管理し
やすく、破砕機に戻されるスラグ量が多くなると、破
ている。
砕機で詰まりが発生したり、繰り返しの破砕によって
図5に飛灰とスラグの鉛含有量を示す。飛灰中の鉛
細粒分が増加する。このため、ふるい網を金属製から
含有量の増加に伴い、スラグ中の鉛含有量が増加傾向
ウレタン製に換えて、ふるいの目詰まりを抑制すると
にあるのは、
原料である廃棄物の影響と考えられるが、
共に、破砕機、磨砕機の運転調整により、粒度を厳密
溶融炉内で鉛の揮散を促進させることで廃棄物中の鉛
に管理している。
の多くが飛灰に移行している。
図6はスラグの粒度分布であるが、適切な粒度管理
により安定した粒度のスラグが生産できている。
⑶ 冷却固化管理
スラグ冷却水は循環利用しているが、一部は定期的
⑸ ロット管理と検査
にブローし、水の入れ替えを行っている。しかし、ブ
本施設で生産するスラグは月別でロット管理してお
ロー量が減少したり、
アルカリ酸化物を含む粉砕物(不
り、ロットごとにJIS規格(JIS A 5032)の全項目に
燃物から鉄・アルミを回収した後に粉砕したもの)の
ついて品質試験を実施している。スラグの採取は土日
溶融炉への供給量が過剰になると、冷却水pHが上昇
祝日を除いて毎日実施し、これらを混合して月別ロッ
する傾向にある。
トの試料としている。これまでに実施した品質試験の
スラグ中のアルカリ酸化物の割合が高くなるとスラ
結果は、有害物質の溶出量・含有量、粒度及び物理的
グの骨格が脆弱になり鉛の溶解リスクが高まることが
性質の全項目についてJIS規格を満足している。
指摘されている 。本施設では、冷却水ブロー量を管
品質管理責任者は、工場内規定に基づいて品質管理
1)
JIS A 5032 150mg/kg以下
スラグ中の鉛含有量
(mg/kg)
80
70
60
50
40
30
2,500
3,000
3,500
4,000
4,500
5,000
5,500
6,000
飛灰中の鉛含有量
(mg/kg)
図5 飛灰とスラグの鉛含有量
18
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特集:環境装置②/エコスラグ
100
90
通過質量百分率
(%)
80
FM-2.5の粒度範囲
70
60
50
40
30
20
10
FM-2.5の粒度範囲
0
0.01
0.1
1
10
ふるい目の開き
(mm)
図6 スラグ粒度分布
が適切に行われ、かつ品質試験結果が品質規格に適合
管理については、溶融管理やロットごとの濃度測定等、
していること確認し、ロットごとにJIS規格への適合
これまで取り組んできた品質管理の手法が有効である。
性の承認と出荷の承認を行っている。なお、出荷に当
現在、スラグの放射性セシウム濃度は、国の再生利用基
たっては、ロットごとに品質試験成績書を作成し、出
準(100Bq/kg)を十分下回っており、市の公共工事で
荷票(JISマーク表示)に添付している。
アスファルト骨材として本格的に有効利用している。
5.有効利用と今後の課題
本施設は、竣工後約4年が経過し、スラグの品質管理
や有効利用についても一定の成果が得られている。今後
本施設のスラグを10%混合した再生密粒度アスファ
も継続的な品質改善に努めると共に、スラグの有効利用
ルトを使用して試験施工を複数実施し、施工性等が良好
を促進し、資源循環型都市の実現を目指していきたい2)。
であることを確認している。
一方、原子力発電所の事故で環境中に拡散した放射性
〈参考文献〉
1 釜田陽介他「溶融スラグのガラス骨格組成と鉛溶出挙動との関係(実
物質が原料である廃棄物に混入し、溶融処理に伴いスラ
炉スラグによる検証)」、第20回廃棄物資源循環学会研究発表会講演論
グにも検出されたため、本施設では一時的にスラグの出
2 増川幸宏「相模原市におけるスラグの品質管理」、
『環境浄化技術』、
荷を見合わせていた。スラグ生産における放射性物質の
文集、2009年、pp.379-380
Vol.12、No.1、2013年、pp.62-66
産業機械 2014.6
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特集
環境装置②/エコスラグ
産業廃棄物溶融施設でのスラグ品質管理
−ガス化改質方式ガス化溶融システムに
おける事例−
JFEエンジニアリング株式会社
都市環境本部 管理部 開発グループ
経営スタッフ 明石 哲夫
1.はじめに
20
重金属等が含まれているが、十分な酸素と水蒸気により
下式に示す高温反応でガス化される。
灰溶融やガス化溶融等の溶融処理においては、発生す
C+O₂ → CO₂
…⒜
る副産物として最も多い溶融スラグの有効利用が非常に
C+H₂O → CO + H₂
…⒝
重要な課題である。産業廃棄物溶融施設においても同様
ガス状の反応生成物はすべて⑤高温反応炉の方へ分離
の課題となっている。本稿では、
「ガス化改質方式ガス
し流れる。このため安全品質が高い溶融スラグが生成さ
化溶融炉」として稼働している施設のうち、産業廃棄物
れる。均質化炉では溶融物をバーナで加熱しており、金
を混合溶融処理している施設から、オリックス㈱ 資源
属溶融物(メタル)は比重が大きいため、
無機質溶融物
(ス
循環寄居工場とジャパン・リサイクル㈱ 千葉工場並び
ラグ)の下層となり、連続的に溢流堰を通り、⑨水砕シ
に水島エコワークス㈱の3施設を紹介し、産廃混合溶融
ステムへ流れ落ちる。水砕システムで冷却固化した粒鉄
処理における溶融スラグの品質管理の紹介と、そのスラ
状のメタルと水砕スラグの混合物は、スラグ加工処理工
グ有効利用の取り組みについて報告する。
程で磁選することにより分離される。
2.溶融処理のフロー
3.溶融施設
図1にガス化改質方式ガス化溶融炉の標準的な処理フ
ここで紹介する3施設の施設名称と処理規模は以下の
ローを示す。 廃棄物を①プレスで圧縮し、②脱ガスチ
通りである。 ャンネルで間接加熱により乾燥・熱分解処理する。熱分
・A施設:オリックス資源循環㈱ 寄居工場 処理規
解物は③高温反応炉に装入され、酸素と熱分解炭素との
模450t/日(225t/日×2炉)
反応により高温で溶融される。冷却された溶融物からス
・B施設:ジャパン・リサイクル㈱ 千葉リサイクル
ラグとメタルが回収される。
生成したガスは⑤ガス改質・
センター 処理規模300t/日(150t/日×
⑥急冷・⑦ガス精製することにより、清浄な燃料ガスと
2炉)
して回収され、ガス発電等に精製合成ガスとして使用で
・C施設:水島エコワークス㈱ 倉敷市資源循環型廃
きる。高温反応炉下部で生成した溶融物は高温反応炉か
棄物処理施設 処理規模555t/日(185t/
ら④均質化炉へ流れ出る。この溶融物には炭素や微量の
日×3炉)
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14.6.13 2:09:59 PM
特集:環境装置②/エコスラグ
各施設の処理物を表1に示す。いずれの施設も、一般
物も合わせて処理している。
廃棄物処理と産業廃棄物処理を許可された施設であり、
4.溶融スラグの製造(スラグ加工処理)
一般廃棄物と産業廃棄物の混合溶融処理を行っている。
A施設は埼玉県のPFI事業として彩の国資源循環工場の
水砕直後のスラグ(以下、原砕スラグ)はガラス質で、
構成企業である。C施設は倉敷市PFI事業の一般廃棄物
その粒径は大部分が5mm以下の砂状であるが、粒度が
処理施設で、一廃の燃え殻11%以上、下水汚泥6%を
粗く脆弱部分があり、針状物質や金属鉄が含まれる。ま
含みスラグ量が多く、近隣コンビナートからの産業廃棄
た、投入するごみ質により、これらの原砕スラグ品質が
②乾燥、熱分解
⑤ガスの改質
⑥ガスの急冷
⑦ガスの精製
精製合成ガス
脱硫
電力
ガス発電
廃棄物
急冷・酸洗浄
高温反応炉
酸素
⑧水処理
硫黄
塩製造装置
再利用水
沈殿槽
金属水酸化物
工業塩
脱ガスチャンネル
定量供給装置
プレス
酸素
均質化炉
1次磁選機
磨砕機
振動篩
①廃棄物の圧縮
搬送コンベア
ピット
メタル
④スラグの均質化
③ガス化、溶融
水砕槽
⑨水砕システム
篩
2次磁選機
メタル
スラグ
図1 ガス化改質方式のガス化溶融システムの処理フロー
表1 各溶融施設の処理対象物
施設
A施設
B施設
廃棄物の種類
処理物の内容
産業廃棄物
廃プラスチック、木くず、紙くず、繊維くず、動植物性残渣、汚泥
(無機、有機)
、
廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体、動物性固形不要物、燃え殻、鉱さい、
がれき類、ばいじん、ゴムくず、金属くず、ガラスくず及び陶磁器くず
特別管理産業廃棄物
廃油、廃酸、廃アルカリ
一般廃棄物
可燃ごみ(紙くず、木くず、繊維くず等)
、不燃ごみ、容器包装廃棄物の廃プラ
スチック
産業廃棄物
燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック、紙くず、木くず、
繊維くず、動植物性残渣、ゴムくず、金属くず、ガラスくず・コンクリートくず・
陶磁器くず、鉱さい、がれき類、ばいじん等、食品残渣メタン発酵の回収残渣
特別管理産業廃棄物
廃油、廃酸、廃アルカリ
一般廃棄物
容器包装廃棄物の廃プラスチック
一般廃棄物
可燃ごみ
(生ごみ、プラスチック・ビニール製品、ゴム製品、革製品、木くず等)
、
燃え殻、容器包装廃棄物の廃プラスチック
特別管理一般廃棄物
ばいじん、燃え殻、汚泥
産業廃棄物
燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック、紙くず、木くず、
繊維くず、動植物性残渣、ゴムくず、金属くず、ガラスくず・コンクリートくず・
陶磁器くず、鉱さい、がれき類、ばいじん等
特別管理産業廃棄物
廃油、廃酸、廃アルカリ、特定産業廃棄物等
C施設
産業機械 2014.6
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21
14.6.13 2:10:02 PM
変動する。細骨材の代替材または土工用材の人工砂とし
て有効利用するためには、用途ごとの必要な品質を満足
すると共に、その品質の均一性(安定性)が求められる。
5.溶融スラグの品質
⑴ 環境安全品質
施設で産業廃棄物を混合溶融処理した水砕スラグにつ
3施設の産廃混合溶融スラグの環境安全品質の測定
いて、スラグ粒度と物理特性の変動を調査した結果 を図
結果の一例を表3に示す。全施設は溶融スラグの環境
2と表2に示す。この調査結果に示すように、原砕スラ
安全品質を規定したJIS A 5032の溶出量基準と含有
グを一定条件で磨砕加工することで、原砕スラグの品質
量基準を十分に満足している。溶出量については全項
のばらつきを解消し、安定化することが立証された。本
目において定量下限値未満であり、含有量ではPbと
システムではすべての溶融施設に、スラグ加工処理工程
Bが検出されているものの規定値より十分に低い値で
に磨砕設備を設置して、スラグの有効利用を図っている。
ある。
1)
100
90
ふるい通過率
(%)
80
JIS砕砂規格上限
70
JIS砕砂規格下限
60
平成12年9月1日
50
平成12年10月6日
平成12年10月11日
40
平成12年11月30日
30
平成13年1月30日
20
平成13年3月9日
平成13年5月14日
10
0
0.1
1
10
100
図2 産業廃棄物混合溶融スラグの磨砕後の粒度変動調査結果1)
1)
表2 産業廃棄物混合溶融スラグの磨砕後の物理特性変動調査結果
(B施設)
FM値
9/1
10/6
10/11
11/30
1/30
3/9
5/14
基準
3.15
3.16
3.06
3.19
3.16
3.20
3.19
ー
単位容積質量(kg/l)
1.748
1.731
1.797
1.845
1.854
1.819
1.784
1.45≦
絶乾比重(kg/l)
2.867
2,808
2.841
2.952
2.895
2.871
2.913
2.5≦
吸水率(%)
0.190
0.360
0.240
0.440
0.130
0.160
0.160
≦3.0
表3 各施設における環境安全品質の測定結果一例
有害物質溶出量
(mg/L)
検査項目
22
A施設
H24.11
B施設
H22.11
C施設
H24.8
有害物質含有量
(mg/kg)
規定値
A施設
H24.11
B施設
H22.11
C施設
H24.8
規定値
Cd
<0.005
<0.001
<0.001
≦0.01
<5
<10
<5
≦150
Pb
<0.005
<0.005
<0.001
≦0.01
43
54
66
≦150
Cr6+
<0.04
<0.02
<0.005
≦0.05
<5
<10
<2
≦250
As
<0.005
<0.005
<0.001
≦0.01
<5
<10
<2
≦150
T-Hg
<0.0005
<0.0005
<0.0005
≦0.0005
<0.05
<1
<0.1
≦15
Se
<0.005
<0.002
<0.001
≦0.01
<5
<1
<2
≦150
F
<0.1
<0.2
0.1
≦0.8
<50
28
140
≦4,000
B
0.2
<0.2
<0.1
≦1.0
237
190
280
≦4,000
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14.6.13 2:10:02 PM
特集:環境装置②/エコスラグ
また、図3、図4、図5に3施設のPb含有量につ
基準値150mg/kgをいずれの施設も下回っているこ
いての検査結果の推移を示す。いずれの施設も、溶融
とから、基準値への適合の期待値は十分高いと言える。
スラグのJISで規定している基準値150mg/kgに適合
特にA施設では、後述の品質管理マニュアルによる品
する。更に、Pb含有量の変動について、
(平均値)+
質管理を導入してからPb含有量は低減されて、より
2×(標準偏差)
〔適合期待値98%〕で評価した場合、
安定した環境安全品質を確保している。
300
Pb測定結果
Pb含有量
(mg/kg)
250
基準値
平均値
200
平均値+2σ
150
100
50
2012.2月
2011.12月
2011.10月
2011.8月
2011.6月
2011.4月
2011.2月
2010.12月
2010.10月
2010.8月
2010.6月
2010.4月
2010.2月
2009.12月
2009.10月
2009.8月
2009.6月
2009.4月
0
検査年月
図3 環境安全品質の測定結果一例
(施設A)
300
Pb測定結果
Pb含有量
(mg/kg)
250
基準値
平均値
200
平均値+2σ
150
100
50
2011.2月
2011.1月
2010.12月
2010.11月
2010.10月
2010.9月
2010.8月
2010.7月
2010.6月
2010.5月
2010.4月
2010.3月
2010.2月
2010.1月
2009.12月
2009.11月
2009.10月
2009.9月
2009.8月
2009.7月
2009.6月
2009.5月
2009.4月
0
検査年月
図4 環境安全品質の測定結果一例
(施設B)
300
Pb測定結果
Pb含有量
(mg/kg)
250
基準値
平均値
200
平均値+2σ
150
100
50
2012.2月
2011.12月
2011.10月
2011.8月
2011.6月
2011.4月
2011.2月
2010.12月
2010.10月
2010.8月
2010.6月
2010.4月
2010.2月
2009.12月
2009.10月
2009.8月
2009.6月
2009.4月
0
検査年月
図5 環境安全品質の測定結果一例
(施設C)
産業機械 2014.6
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23
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⑵ 物理性状に関する品質
6.品質規格制度上の課題と品質管理の取
り組み
物理性状の測定結果の一例を表4に示す。JIS規定
の全ての項目で規格を満足していることが分かる。
次に、溶融スラグの有効利用上重要となる物理性状
いわゆる“一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰
に関する品質について詳細を述べる。B施設において
を溶融固化した溶融スラグ”に関する現行の規格である
一般廃棄物スラグと産業廃棄物混合溶融スラグの比較
JIS A 5031と JIS A 5032は有効利用の推進に役立つ
試験を行った結果、両方のスラグ共に土工用材として
規格である。しかし、処理対象物の産業廃棄物について
用いた場合の物理的特性及び力学的特性は非常に良好
は、
「自治体等が一般廃棄物の溶融固化施設で処理する
であり、ほぼ同様の傾向を示すことが分かった 。ま
ことを認めた指定の産業廃棄物一般廃棄物と混合処理し
た、物理的性質については、一般廃棄物溶融スラグと
た場合」に適用範囲を限定しているため、本稿で取り上
産業廃棄物混合溶融スラグは共に、天然土砂と比べた
げたA施設とB施設の産廃混合溶融スラグは適用の対象
利点として表5の特徴があることが分かっている。特
外となっている。このことは、品質的には天然材料に優
に、透水性が要求される用途や、設計CBR等の特性
る物理的品質を持っているにもかかわらず、溶融スラグ
が要求される土木資材である良質の砂や構造用砂とし
のユーザの視点からは、
「JISではない」との認識に捉え
ての活用が可能であることが分かる。
られやすく、利用を推進していく上での制約となってい
1)
る。
産業廃棄物を溶融処理する施設やその処理業者の連合
会(公益社団法人 全国産業廃棄物連合会)では、管理基
表4 産業廃棄物混合溶融スラグの物理品質
(JIS規定項目)
実例
(A施設)
2012年6月
MS5
膨脹性
MS5
FM2.5
実例
(C施設)
秋吉様論文
MS5
%
0
0
ー1
絶乾密度
g/cm³
2.92
2.99
3.03
表乾密度
g/cm³
吸水率
%
0.18
安定性
%
0.6
粒形判定実績率
%
微粒分量
%
物理的
性質
ふるいを
通るもの
の質量百
分率
FM2.5
実例
(B施設)
2010年1月
2.93
0.18
3.0
0.21
0.21
FM2.5
規定値
MS5
≦2.0
≧2.5
3.05
0.166
0.166
≧2.45
≦3.0
0.4
0.8
64.7
56
57.3
≧53
3.2
1.3
2.6
≦7.0
100
FM2.5
≦3.0
≦10
10
mm
%
100
5
mm
%
100
100
100
100
100
100
90〜100
100
2.5
mm
%
99
99
99
99
98
99
80〜100
85〜100
1.2
mm
%
79
81
70
5
0.6
mm
%
38
47
32
25〜65
0.3
mm
%
18
22
15
10〜35
0.15
mm
%
8
5
6
0.075
mm
%
3
100
1
100
2〜15
3
粗粒率
2.58
2.46
2.79
アルカリシリカ反応性化学法
ー
A
A
0〜10
AまたはB
表5 一般廃棄物溶融スラグと産業廃棄物混合溶融スラグの天然土砂と比べた物理特性上の利点1)
天然土砂と比べた物理特性上の利点
① 摩砕することにより、品質が安定する。
② 透水性が1.00E-01〜1.00E-02cm/sのオーダーで透水の程度は良い。
③ 設計CBRが基準(12%以上20%未満)
に対して12%以上と判断で、通常は20%以上である。
④ 締め固めにおいて、海砂と同様、含水比による影響が少ない。
⑤ せん断強度特性として、内部摩擦角は35度以上が使用できる。
24
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14.6.13 2:10:04 PM
特集:環境装置②/エコスラグ
準値としてはJISと同等以上とした品質管理マニュアル2)
を策定し、品質管理の向上を進めて実績を積み上げ、信
頼性を高める努力を行っている。A施設とB施設も、こ
7.リサイクル製品認定制度等の認定制度
の活用
の連合会の取り組みに参画している。このマニュアルで
自治体が整備する、溶融スラグの有効利用指針や溶融
は、廃棄物の受入時の管理としては①事前確認、②搬入
スラグの有効利用ガイドライン等は、溶融スラグを利用
時検査、③受入検査における不整合時の措置を、スラグ
していく上での基本となるものである。更に、全国の都
製造時の品質管理としては①品質の基準、②品質の検査
道府県や政令指定都市の自治体は、循環型社会形成推進
頻度、③製造工程の管理基準を、スラグ製造後の管理と
に向けたリサイクル製品認定制度を整備されてきてい
しては①品質証明書の発行、②産廃由来スラグ履歴管理
る。表6にこれらの施設に関連する指針類とリサイクル
表の作成と提出を取り決めている。
製品認定制度の状況を示す。A施設では、埼玉県のリサ
特に、品質管理においては、①基準値に適合している
イクル認定制度である「彩の国リサイクル製品認定制度」
ことを確認してから出荷する「検査後出荷」の実施と、
に平成25年11月11日に加熱アスファルト混合物用の
②他の材料との混合によらず「溶融スラグ単体検査」の
道路用溶融スラグ(単品)として認定された。また、C
実施の2点を、JIS基準に対する上乗せ基準として定め
施設では、岡山県のリサイクル認定制度である「岡山県
ている。また、産廃由来スラグ履歴管理表はトレーサビ
エコ製品認定制度」に平成26年2月25日に天然砂の代
リティを確保するため、直接の出荷先のみならず、2次
替(路盤材、埋戻材等)として認定された。これらのリ
加工先または直接利用先・利用用途まで把握することと
サイクル製品認定制度のリサイクル製品やエコ製品とし
している。
て認定され認定マークを取得することは、産官学ならび
このような管理の下、上述のような溶融スラグの品質
に利用者や消費者市民からなる審査委員会で審査された
面でも高い品質を確保していることから、今後これらの
結果であることから、認定品の使用者側や一般住民から
産廃混合溶融スラグもJISの適用範囲に組み入れられる
の理解が得られ易く、利用したことの評価も高くなるな
ことが期待される3)。
どのメリットが大きい。
また、各施設のスラグの利用実績を表7に示す。3施
設とも各年度ストック分を除き、全量を実用用途で有効
利用しており、有償出荷をしている。道路用や土木資材
表6 スラグ有効利用に関連する指針類とリサイクル製品認定
スラグ有効利用に関連する指針
リサイクル製品認定制度の認定
彩の国リサイクル製品:道路用溶融スラグ
(単品)
〔加熱アスファルト混合物〕
A施設
埼玉県溶融スラグ有効利用指針
B施設
千葉県溶融スラグ利用促進指針
千葉市溶融スラグ利用促進指針
ー
C施設
倉敷市溶融スラグ有効利用指針
岡山県エコ製品認定制度:天然砂の代替
(路盤材、埋戻材等)
表7 各施設のスラグ利用実績
(単位:t)
施設
用途
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
A施設
道路用骨材
20,318
18,756
17,100
17,000
18,300
地盤・土質改良材
4,045
9,365
8,802
10,349
12,600
B施設
C施設
2012年度
埋戻材、盛土等
5,800
ー
ー
ー
ー
コンクリート用骨材
950
ー
ー
ー
ー
9,688
道路用骨材
13,082
13,848
12,432
10,215
コンクリート用骨材
403
940
265
ー
ー
埋戻材、盛土等
ー
3,863
ー
ー
ー
管渠基礎材
1,158
10,551
17,806
20,332
21,005
その他(土工用)
9,282
3,419
ー
ー
ー
※用途の区分はエコスラグ利用普及委員会による。
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14.6.13 2:10:04 PM
としての利用が拡大してきている。施設Aでは道路用の
る産廃混合溶融スラグは、一般廃棄物溶融スラグと品質
アスファルト混合物として利用されている。施設Bでは
的な相違はなく、かつ天然の土砂と比べ土質材料として
土工用の砂として都市再開発の工事にも利用されてい
の利点がある材料である。また、産廃スラグがJISの対
る。また、施設Cのスラグではその透水性や土木強度の
象となっていない現状、各施設では「産業廃棄物を含む
特性を活用し、サンドドレーン工法の砂の代替として
溶融スラグに関する品質管理マニュアル」によるJISよ
LNGガスタンクの建設場所の地盤改良工事にも利用さ
り上乗せされた基準での品質管理を行っており、環境安
れた 。
全品質においてもJIS規格を十分満足する品質を安定し
また、産業廃棄物の適正処理を進めるため、産業廃棄
て保っている。更には、処理事業として、適正処理の推
物の処理事業者に対して通常の許可基準より厳しい基準
進のための優良産業廃棄物処理業者の認定制度の活用
をクリアした優良な産廃処理業者を、都道府県・政令市
や、スラグ有効利用の面では自治体の溶融スラグの有効
が審査し認定する制度(優良産業廃棄物処理業者認定制
利用指針に基づく普及の他、県のリサイクル製品認定制
度)がある。B施設とC施設(旧制度の時からの認定)は
度への認定等を活用して、スラグの有効利用を推進して
優良産業廃棄物処理業者として認定されている。また、
いる。
4)
A施設は、容器包装廃棄物の再商品化事業者の認定と廃
棄物処理施設における地球温暖化対策事業(環境省)と
して認定を受け、リサイクルを推進している。
〈参考文献〉
1 与田昭男・清水益人・明石哲夫「産業廃棄物溶融スラグの有効利用」
、
『環境浄化技術』、Vol.14、No.10、2005年、pp.54-58
2 「産業廃棄物を含む溶融スラグに関する品質管理マニュアル」
、公益
社団法人 全国産業廃棄物連合会、平成21年9月
8.おわりに
3 「産業廃棄物を含む溶融スラグに関するデータ集(平成21年度版)」、
ガス化改質方式ガス化溶融システムにおいて一般廃棄
4 細谷芳巳・西川進「エコスラグの地盤改良工事への施工実績」
、
『産業
公益社団法人 全国産業廃棄物連合会、平成21年10月
物と産業廃棄物を混合溶融処理して製造された、いわゆ
26
機械』、2008年11月号、pp.44-47
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
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産業・
機械遺産
を巡る旅
vol.6
綾部市の製糸関連遺産
(京都府)
産業編
明治・大正期の製糸業の中心的役割を担った企業に、郡是製糸㈱(現在
のグンゼ㈱)
がある。郡是製糸㈱は「正量取引」
と呼ばれる原料繭の公正
な取引や、製糸技術の改良によって事業を発展させ、富岡製糸場を合
併した片倉製糸紡績㈱と並ぶ存在となった。その発展を支えたのは「人
間尊重」と「地域との共生」という理念である。明治の時代に企業の社会
的責任という理念を掲げ、成長のエンジンとした貴重な事例である。
グンゼ博物苑
郡 (いかるが:現在の綾部)では古く
を掲げた。品質の向上には工女の熟練だ
きた養蚕農家を救っただけでなく、良質
けでなく
「親切」
が必要と考えたのだ
(
「親
の繭を作れば高価格で買い取ってもらえ
から養蚕業、製糸業が行われていたが、
切」とは丁寧な仕事をしようという心の
ると、農家の改良意欲を刺激し、結果的
当時は国内向けが中心で産業規模は小さ
持ち方と解釈されている)
。この方針の
に優良糸の生産に結びついたのである。
く、京都産の繭と生糸は、全国五品共進
下、技術指導のみならず修身・読書・算
こうして、何鹿郡での「精良優美」な
会という品評会で「粗の魁」
(最低品質)
術・裁縫に至るまで平等に社員教育が行
生糸づくりが始まり、その品質の高さは
と評価されるほど技術力が低かった。
われた。また、工女教育のための郡是女
米国スキンナー商会の目に止まり、
そのような中、1896(明治29)年に郡
学校を設立し、
「表から見れば工場、裏
1902(明治35)年に特約販売契約を締結、
是製糸㈱が設立された。創業者の波多野
から見れば学校」と世間から評されるほ
またセントルイス万博では最高賞牌を受
鶴吉は設立趣旨の中で「国内の競争に打
ど社員教育を徹底した。
賞するなど、海外でも高く評価されるよ
ち勝つには現在の何鹿郡の規模や技術力
更に、波多野は「地域との共生」とい
うになった。
では不十分であり、外部の者に蚕業を掌
う方針も掲げ、創業時は郡内の養蚕関係
郡是製糸㈱はその後、全国に工場を展
握されてしまう。これを阻止するため郡
者から出資を募り、工女は地元出身者を
開する大企業へと成長し、社名や事業領
の方針として郡是製糸㈱の設立が不可欠
優先的に採用した。原料である繭を地元
域を変えながら現在はグンゼ㈱として歩
である」と述べている。
「郡是」という社
の養蚕農家から購入する際も、繭の品質
みを続けている。
波多野鶴吉が掲げた
「人
名には、養蚕業を活性化させることで何
を評価し品質に見合った価格を支払うよ
間尊重」
「優良品の生産」
「共存共栄」とい
鹿郡の発展を目指したいという思いが込
うにした。波多野は当時「養蚕家は私に
う創業理念も変わらず継承されている。
められている。
とって大切な株主であり、かわいい娘の
綾部市のグンゼ博物苑では、118年に及
波多野は「善い人が良い糸をつくり、
親でもある。少しでも高く買うてやるこ
ぶ同社の歴史に触れることができ、技術
信用される人が信用される糸をつくる」
と」と社員に語っている。この方針は、
の進歩には「人」と「社会」の支えが不可
と考え、経営方針のひとつに「人間尊重」
繭価の乱高下や仲買人の搾取に苦しんで
欠だということを改めて教えてくれる。
是製糸㈱が創業された京都・何鹿
周辺一押し情報
Information
グンゼ博物苑
▶所在地:京都府綾部市青野町 グンゼ㈱周辺敷地内
▶電話:0773-42-3181
(月∼金)
0773-43-1050
(土・日、祝日)
グンゼ博物苑
グンゼ記念館
▶URL:http://www.gunze.co.jp/gunzehakubutu/
▶交通機関:JR山陰本線・綾部駅から徒歩10分
JR綾部駅
JR山陰本線
京都→
▶開苑時間:10時∼16時
▶入苑料:無料
▶休苑日:火曜日
(祝日の場合は翌日)
近代化産業遺産は経済産業省が認定したものです。
府道8号線
7月26日
(土)
あやべ水無月まつり
9月14日
(日)
岩王寺・萩まつり
11月16日
(日)
安国寺もみじまつり
「あやべ水無月まつり」で披露さ
れる、あやべ良さ来い踊り。
写真提供:グンゼ博物苑、綾部市観光協会
産業機械 2014.6
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27
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Part
1
クリーンエネルギー産業の現状について
(ジェトロ・シカゴ事務所 産業機械部 川内 拓行)
本年3月、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バン
クーバー市においてGLOBE 2014が開催された。本展
年の2,476億ドルから、10年後の2023年には3,978
億ドルまで成長すると予想した。
示会は、世界各国から1万人近い来場者が参加するカナ
特に、太陽光発電の導入の伸びが驚異的で、2013年
ダ最大の環境・エネルギービジネス展・カンファレンス
の市場規模は対前年比15%増の913億ドルとなった。
で、風力・太陽光といったクリーンエネルギー関連や石
また、新設容量も対前年比15%増の36.5GWとなり、
油・天然ガス関連の企業・団体約300社が技術や自社
国 別 で 見 る と 中 国 が 12GW、 日 本 が 7GW、 米 国 が
の取り組みをPRすると共に、併催されていたカンファ
4.2GWとなった。今後も更に導入が進んでいくものと
レンスでは、カナダのエネルギー政策やクリーンエネル
思われる。
風力発電の2013年の市場規模は、対前年比20.7%
ギーの動向等、幅広いテーマで議論がなされていた。
本稿では、クリーンエネルギーの産業動向に関するセ
減の585億ドルと大幅に減少した。新設容量も対前年
ッションにおいてクリーンエッジ社のロン・パーニック
比20.6%減の35.5GWと減少した。なお、その約半分
氏が報告したクリーンエネルギーの現状について紹介す
に当たる16.1GWは中国に新設されたものとなってい
る。
る。
バイオ燃料(エタノールやバイオディーゼル)の2013
当社は、太陽光発電や風力発電、バイオ燃料等の開発・
年の市場規模は、対前年比2.7%増の978億ドルとわず
導入に関する動向を追跡調査しており、
「クリーンエナ
かに上昇した。同様に世界の生産量も314億ガロンと
ジートレンド2014」レポートにまとめている。
例年に比べ微増した。バイオ燃料の予測は難しく、食物
世界のクリーンエネルギー産業の市場規模は、2013
0
$25
$50
バイオ燃料
風力
太陽光
$75
$100
$97.8
$58.5
$125
$150
$175
需要等の様々な要因を調査して算出している。
$200
$225
$250
$275
$300
$325
$350
$375 $400 $425
■ 2013
■ 2023
$145.6
$93.8
$91.3
合計
$158.4
$247.6
$397.8
出典:クリーンエッジ社
図1 世界クリーンエネルギー産業の市場規模の現状と今後の比較
28
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
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表1 世界クリーンエネルギー産業の市場規模の推移
年
バイオ燃料
風力発電
太陽光発電
(10億ドル)(10億ドル)(10億ドル)
2000
2001
2002
2000
N/A
$4.0
$2.5
2003
2001
N/A
$4.6
$3.0
2004
2002
N/A
$5.5
$3.5
2003
N/A
$7.5
$4.7
2005
2004
N/A
$8.0
$7.2
2005
$15.7
$11.8
$11.2
2006
$20.5
$17.9
$15.6
2007
$25.4
$30.1
$20.3
2008
$34.8
$51.4
$29.6
2009
$44.9
$63.5
$36.1
2010
$56.4
$60.5
$71.2
2011
$83.0
$71.5
$91.6
2012
$95.2
$73.8
$79.7
2013
$97.8
$58.5
$91.3
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
4,500
5,000
出典:米国グリーンビルディング協会
出典:クリーンエッジ社
図2 世界のLEED認定プロジェクト数の推移
分散型太陽光発電で世界最大級の市場であるドイツで
高まりは、このトレンドを更に牽引しており、超高効率
は、複数の太陽光発電や分散されたリソースに対応する
HVAC(冷暖房空調設備)システム、LED照明、エレク
ために、ユーティリティが自身のビジネスモデルの変革
トロクロミックガラスなどの技術レベルの向上により、
に着手している。ドイツで2番目に大きな電力会社であ
現実的な価格帯で目標が達成できるものと思われ、これ
るRWE社は、分散電源を「欧州の発電市場で唯一の成長
らを後押しするための新たな政策が期待される。
セグメント」と位置付け、全体の事業戦略を見直してい
他方、自動車の電化は、世界的なメガトレンドであり、
る。日本では、分散電源としてのみならず、中央集権型
ここ2年は急速なペースで伸びている。ハイブリッド車
ユーティリティを改革するために太陽光発電が注目され
や電気自動車(EV)の世界販売台数は230万台となり、
ている。また、分散電源に関する革新技術や金融モデル
対前年比で26.4%増加した。年間販売台数は、震災等
も成長している。
の影響でトヨタ、日産等の主要なメーカーで数ヶ月の生
なお、
「クリーンエナジートレンド」レポートの調査内
産停止・減産があった2011年を除けば、2010年以降
容は毎年見直しており、今年は関心が高まっている「グ
倍増している。2000年から2013年までの年間成長率
リーンビルディング」や「電気自動車・ハイブリッド車」
は38%を超える。米国市場では2025年までに1ガロ
を調査項目に加えた。
ン当たり54.5マイルの燃費を要求しており、また、中
過去10年間を振り返ると、米国グリーンビルディン
グ協会認証(LEED)の認定建築物は、驚異的な成長軌道
国市場でのクリーン車の需要が高まりを受け、強力なグ
ローバルな成長の傾向が続くと予想する。
を描いている。一戸建て住宅を除いたLEED認定数は
2003 年 に は わ ず か 50 に 至 ら な い 規 模 で あ っ た が、
2013年は対前年比8.6%増の4,617件まで増加した。
2000年から2013年までの年間平均成長率は68.9%と
なった。
また、ゼロエネルギービルディングが現実的なレベル
になってきた。2006年、太平洋岸北西部にあるカスカ
ディアグリーンビルディング協会は、建物が消費する以
上のエネルギーを生成するシステムを実現するために、
建築家やデザイナーに目標を示し挑戦を開始した。8年
後の今日、炭素排出量削減と気候変動対応へのニーズの
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29
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Part
2
駐在員便り in ウィーン
〜海外情報 平成26年6月号より抜粋〜
(ジェトロ・ウィーン事務所 産業機械部 坪井 智之)
皆さんこんにちは。
でした。決勝の翌日のウィーンの空港は、Wurstmania
ウィーンの気候ですが、5月に入ってから暖かい日が
と呼ばれるファンが出迎えました。
続いていたのですが、10日を過ぎた頃からの1週間は
次回の第60回Eurovision Song Contestはオースト
曇りと雨の日が続きました。風も強く、日が差さないこ
リアが開催地となるので、2015年5月のオーストリア
とから気温も10℃を少し超える程度と肌寒く、厚手の
は盛り上がりそうです。
上着が必要になるほどでした。雨については、こちらに
5月といえば母の日ですが、商工会議所の調査では、
来てから初めての体験と思うほどよく降り、約3日間降
ウィーン在住の62%の男性が母親、妻、お婆さんに贈
り続けました。同時期には南東欧の方では、観測史上最
り物をし、その平均額は39ユーロだそうです。贈り物
悪の洪水が起こり、死亡者も出て、被災者数は200万
はお花、チョコレート(お菓子)、レストラン(舞台)
、本、
人以上と報道されています。また、ボスニア・ヘルツェ
コスメ、宝石など我が家では子供たちがお手伝い券のよ
ゴビナの河川氾濫地域は、90年代の内戦中の地雷地域
うなものを妻に渡して、母の日に家事の手伝いをしてい
であり、回収されていない地雷が黒海まで流された可能
ました。
性もあるとして、更なる注意が必要となっています。事
故なく、無事に回復してほしいと思っています。
続いて、現地の新聞より、こちらの有名な食材として
チーズがありますが、オーストリア人は1年間で平均約
5月にオーストリアの話題をさらったのは、第59回
21キロのチーズを食べるようです。単純にスライスチ
Eurovision Song Contest 2014で優勝したオースト
ーズで考えると、1枚あたり18gなので、1年間に約
リア代表のConchita Wurstさんです。今年の参加国数
1,170枚となり、365日で割ると1日当たり3枚強に
は37ヶ月で、2日間かけて予選が行われ、上位26名が
なります。1食で1枚のチーズを食べているという感じ
決勝に進みました。Wrustさんは予選2日目に登場した
になります。ちなみに、人気のチーズはゴーダチーズや
のですが、審査結果の最後まで名前が呼ばれず「落ちた
ジェルヴェチーズとのことでした。
かな?」という感じでした。決勝に進んだだけでも地元
の新聞では盛り上がっていたのですが、決勝では2位の
最後に、5月のウィーンは、25日は欧州議会選挙、
29日はSCHÖNBRUNN宮殿でのウィーン・フィルハ
オランダ代表に52ポイント差をつけて断トツの1位と
なりました。審査結果を実際に見ていたのですが、37
ヶ月のうち13ヶ国が最高点
(12点)
を入れました。なお、
自国には点数を入れることができません。また、近隣諸
国に入れる傾向が強く、モルドバの採点の上位3ヶ国は
ルーマニア、ウクライナ、ロシアの順でした。
決勝にはウクライナ代表とロシア代表も進出してお
り、
ウクライナが点を入れた上位3ヶ国はスウェーデン、
アルメニア、オーストリア、ロシアはベラルーシ、アゼ
ルバイジャン、アルメニアでした。アルメニアは両国か
ら気に入られていることが分かり、面白かったです。ち
なみに、オーストリアへ全く点を入れなかった国はアル
メニア、ポーランド、サンマリノ、ベラルーシの4ヶ国
30
5月9日から11日間、Stadtparkで開催された毎年恒例のWiener
Genussfestivalの様子です。公園には170のお店が出店し、日曜日
はあいにくの雨でしたが、快晴だった土曜日には1日だけで約
50,000人が訪れました。
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ーモニー交響楽団による野外コンサート、31日からは
が続きます。その後は、残念ながらオーストリアは出場
ポスターが話題になっているLife Ballと多くイベント
しませんが、ブラジルワールドカップが待っています。
check
Point in
∼現地の新聞・雑誌などの情報は?∼
6月にはサッカーのワールドカップが開催されるので、こちらのスポーツ雑誌につい
てご紹介したいと思います。ちなみに、オーストリアには日本のようにほぼ毎日発行さ
れるようなスポーツ新聞はありません。また、SPORT WOCHE、SPORT MAGA
ZINE、SPORTaktivは全て同じ出版社(Styria multi media)
からの出版です。
週刊誌
第1位:SPORT WOCHE(週刊、2.00ユーロ、52,096部)サッカー、スキー、F1
を始めとするモータースポーツ、サイクリングやビーチバレー等の記事を掲載。
オーストリアNo.1のスポーツ雑誌です。
第2位:Sportzeitung(週刊、1.80ユーロ、26,169部)雑誌自身のスローガンが「サ
ッカーについてオーストリアNo.1」ということから、内容はほぼサッカーのみ
です。
月刊誌
第1位:SPORT MAGAZINE(月刊、3.90ユーロ、38,576部)サッカー、スキーや
F1等のスポーツ全般に加えて、レクリエーションやライフスタイルの記事を
掲載。
第2位:SPORTaktiv(隔月刊、4.00ユーロ、70,667部)
フィットネス、ランニング、
サイクリング、アウトドアなどに加えてスポーツイベントの記事を掲載。
その他
子供用雑誌としてLEGOやPlaymobilのような玩具メーカーが出版している雑誌があ
り、多くの場合、特別付録が付いています。今回のPlaymobilはワールドカップ記念号
です。
Part
3
駐在員便り in シカゴ
【上】
写真1 スポーツ雑誌
(週刊誌)
【中】
写真2 スポーツ雑誌
(月刊誌)
左からSportzeitung、SPORT WOCHE、SPORT
MAGAZINE
【下】
写真3 Playmobil
〜海外情報 平成26年6月号より抜粋〜
(ジェトロ・シカゴ事務所 産業機械部 川内 拓行)
5月になるとシカゴの気候はすっかり初夏の様相で
す。ビジネスシーンや家族の関係、子供・友人のつなが
す。日が沈む時間も遅くなり、最近では夜の8時半を過
り、ショッピングやスポーツなど目的がある場合とは別
ぎてもまだ明るく、近所のドライビングレンジでは大勢
に、街中や電車の車内、空港のロビーなど、何気ない場
の人が練習に励んでいるようです。ほんの2ヶ月前の寒
面でも会話が始まるようです。実際、こうした出会いか
さが嘘のような熱気を帯びる日もあります。長くシカゴ
らビジネスに展開することもあるそうです。
に住んでいる人間に言わせれば、冬の寒さが厳しい年は
何ともアメリカらしい文化であり、私自身は少し憧れ
夏の暑さも厳しい年になるらしく、夏本番を前に戦々
ていましたが、米国に来たばかりの頃は緊張しており、
恐々としております。
明らかに警戒していたため、こうした経験を得る機会は
さて、米国に住んでいると、日本との違いを色々と気
ほぼ皆無でした。ところが、最近は米国の地での生活に
付かされます。例えば、日本に比べ、米国では初対面同
も慣れ、また、気温も温かくなってきたこともあり、自
士のコミュニケーションの頻度が多いように思われま
分自身がリラックスしていることが周囲に伝わるのか、
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声をかけられる場面が増えています。
「iPhoneと比べてどう?そのメーカーが好きだから買
先日も、仕事を終えて帰りの電車で日本のビジネス雑
い替えたい」と突然の質問攻めです。ブランドは世界中
誌を熟読していると、隣に座っていた欧米系の白人の男
で有名ですが、当該機種は米国では日系キャリアでしか
性が「何語のマガジンを読んでいるの?」と尋ねてきま
扱っていないため、認知度は高くありません。取扱店舗
した。日本語と答えると、その男性は嬉しそうに「自分
を紹介すると非常に喜ばれました。
は日系航空会社で勤務していたことがあり、日本にも住
その他にも色々な場面がありますが、他の駐在員の経
んだことがある」と語りだしてきました。仕事や家族の
験なども踏まえると、話しかけてくるパターンとしては、
話などひとしきり話した後に、名刺を交換して「今度飲
日本文化もしくは日本製品に興味があり、日本に行った
み交わそう」と約束です。
ことがある、または行きたいと考えている方が多いよう
また、ある日、空港のロビーで待機している際に、ス
です。当然の帰結ですが、総じて好意的です。異国の地
マートフォンで暇つぶしをしていると、
白人の若者が「そ
で、日本という国や文化、人種が受け入れられていると
れ 日 本 製 な の か?」と 楽 し げ に 話 し か け て き ま す。
思うと嬉しくなります。
リンカーンのお墓
メラメック洞窟
グランド牧場
ゲートウェイアーチ
5月26日
(月)
メモリアルデーに合わせ、シカゴ〜セントルイスの片道5時間のドライブです。
32
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他方で、全く異なる意味合いで声をかけられることも
いと丁重にお断りしましたが、同じサイズで見られてい
たのかと思うと、非常にショックでした。
あります。先日とある有名スーパーマーケットで買い物
をしていると、荷物をたくさん入れたカートを引く大柄
米国社会に受け入れられるよう更なる努力も必要です
で小太りな中年男性が何やら話しかけてきます。
「1枚
が、それ以上に、体型をアメリカナイズドされないよう
1ドルでシェアしないか?」と手に持っているのは成人
に心に誓う次第です。
男性用下着が複数枚入った徳用パック。サイズが合わな
check
Point in
∼現地の新聞・雑誌などの情報は?∼
シカゴで有名な地元の新聞と言えば、
「シカゴ・トリビューン」や
「シカゴ・サンタイムズ」などがあります。両紙は発行部数も多く地
元ニュースのみならず国際関係や米国他州ニュースなど幅広く扱っ
ております。その他の紙メディアとしてはフリーペーパーもありま
す。有料メディアに比べて広告が多いものの、政治・経済・産業等
の一般ニュースに加え、地域情報、エンターテイメント、レストラ
ン関係の情報が充実しており、インターネットと組み合わせれば、
新聞を定期購読しなくても大抵の場合は事足ります。また、在米の
日本人向けの情報誌としては、
「シカゴ新報」や「ウィークリージャ
ングル」、
「ぷれ∼り∼」などが有名です。日本の報道や中西部のニ
ュースをはじめ、生活情報やイベント案内、求人広告等が幅広く掲 【左上】1945年創刊の日英併記のローカル紙「シカゴ新報」と日本の記事が充実している
載されており、特に赴任間もない駐在員にとっては貴重な情報源と 「ウィークリージャングル」。
【右上】
1997年創刊の生活情報誌
「ぷれ〜り〜」
と
「テレビジャパン」
の番組ガイド。
なっております。入手方法は、日系グロサリーや日本食レストラン 【左下】
日系グロサリーのニュースペーパースタンド。無料で情報誌が入手可能です。
に行けば無料で手に入ります。
【右下】
中国語の新聞・週刊誌も多数あります。
海外情報−産業機械業界をとりまく動向−目次
平成26年6月号
調査報告
(ウィーン) 欧州の自動車リサイクルの状況について
(その1)
(シカゴ) 米国における鉄鋼産業の動向について
情報報告
(ウィーン) Power to Gas技術の動向/風力発電タービンの火災リスク
(ウィーン) IFAT 2014出張報告
(ウィーン) 欧州環境情報
(シカゴ) 米国環境産業動向
(シカゴ) 最近の米国経済について
(シカゴ) 化学プラント情報
(シカゴ) 米国産業機械の輸出入統計
(2014年2月)
(シカゴ) 米国プラスチック機械の輸出入統計
(2014年2月)
(シカゴ) 米国の鉄鋼生産と設備稼働率
(2014年2月)
※海外情報は当工業会ホームページでもご覧になれます。
(http://www.jsim.or.jp/)
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タイヤ用カーボンブラック
粉砕装置の紹介
A New technology of this month
ホソカワミクロン株式会社
企画管理本部 企画統括部 経営企画課
課長 東 充延
1.はじめに
クロンインターナショナル)で開発された。当装置
2012年末に発足した安倍政権が掲げる経済政策、い
は、ACMパルベライザに改良を加え、その特長を
わゆるアベノミクスによる大胆な金融緩和策は、円安・
活かしながら自動車産業において不可欠な原料であ
株高をもたらした。そして、この効果によって輸出型企
るタイヤ用カーボンブラックの性能向上処理に特化
業の競争力が高まり、自動車や家電などの日本を代表す
した微粉砕機である。
る製造業の業績が急回復する要因となったことは記憶に
カーボンブラックを用いた製品の品質は、原料中
新しいところである。
に含まれるグリット量(粗粒、カーボン焼成炉の壁
当社が扱う粉体技術は、様々な製造業において幅広く
材などの不純物)に影響を受ける。そのため、原料
必要とされる基盤技術であり、また、粉体処理装置は汎
中のグリッド量によって様々なグレードが存在する
用性が高く、ひとつの機種が多様な用途で使用できるこ
カーボンブラック原料からそれぞれの製品の仕様に
とから、特定産業への依存度が低いことを特徴としてい
対応してグリッド量を減らす処理は、カーボンブラ
る。このことから、特定の産業分野への経済的恩恵は、
ックの最新の品質要求を満たすために欠くことので
当社には薄まって波及するのが一般的である。しかし、
きない技術となっている。ただ、カーボンブラック
多くの製造業への影響力が強い自動車産業の回復は、そ
は非常に軽いため、粉砕処理を行う際に粉砕機構が
の構成部品の原料に様々な場面で関係する当社のような
作用しにくいことが課題となる。また、原料中に含
粉体技術企業にとっても追い風であり、商機拡大の好機
まれる45μm以上の粗粒子含有量を数百PPMから
となることは間違いない。
数PPMの水準まで下げることが求められる。この
ここでは、自動車を構成する部品として欠くことので
ように、技術的にも品質的にも高度な処理が求めら
きないタイヤに焦点を当て、その原料の品質向上用途に
れ、当装置にはそれらを満たす様々な工夫がなされ
特化した装置を紹介する。
ている。
2.装置の紹介
⑴ ホソカワ/マイクロ ACMパルベライザ E-ACM
① 装置の概要
34
ACMパルベライザを基に、米国子会社(ホソカワミ
② 構造
グリット粒子(粗粒)を効果的に粉砕するには、
原料を十分に分散した状態で処理することが必要で
ある。そのため、原料を空気輸送することで分散し
当装置は汎用性が非常に高く、様々な産業分野で
ながら粉砕室へ送り込む仕組みとなっている。カー
数多くの納入実績を有する分級器内蔵型微粉砕機
ボンのような軽い原料を処理する際には、全ての原
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14.6.13 1:49:29 PM
料がショートパスすることなく、必ず粉砕室を通過
することが特に重要である。当装置では、粉砕ロー
運転が可能
④ 用途
タの下部から原料を供給する構造を採ることで、全
当装置の特徴的な粉砕・リサイクル機構は、カー
ての原料が衝撃式粉砕機構を通過するよう設計され
ボンブラックの他、トナー、粉体塗料、小麦粉、大
ている。また、分級ロータ域のケーシングにゲート
豆などの省エネルギー粉砕にも適している。
バルブの付いた開口部を設けることで、そこから分
級粗粒子を排出し、エジェクタによって粗粒子を粉
3. おわりに
砕部の原料供給口へ戻して再粉砕する構造を採って
ここに紹介した微粉砕装置は、米国子会社が主として
いる。この構造により、エジェクタの圧力を変更す
北米・中米市場への展開を目指して開発した。しかし、
ることでリサイクル率を調整し、製品品質と処理能
経済成長と共に自動車保有数の急増が続く新興国では、
力のバランスを考慮しつつ生産条件を最適化するこ
自動車の現地生産が加速しており、それに伴ってタイヤ
とができる。
メーカーやカーボンブラックメーカーの現地進出、ある
なお、当装置は通常、カーボンブラック製造設備
いは地元企業による生産増が進みつつある。この状況を
の中にインライン装置として組み込む。また、粉砕
受け、日米欧のみならず、タイヤ用カーボンブラックの
装置による圧力損失を補うため、ブロワは粉砕装置
性能向上加工に大きな需要増が期待できる中国や東南ア
直後に配置する。
ジア諸国をはじめとする新興国向け拡販に地理的メリッ
③ 特長
トを有する日本からの販売強化を目的とし、2014(平
・低投資コスト
成26)年1月から日本でも当装置の導入販売を開始し
1台の装置でグリッド除去が可能
た。
・低運転コスト
自動車業界では、環境性能の高いエコカーとして、低
メンテナンスによる運転停止の必要がなく、連続
燃費車やハイブリッド車の販売が好調で、その傾向は新
興国へも及びつつある。また、電気自動車の普及や燃料
電池車の開発も期待されているが、環境性能の一役を担
う路面抵抗を低減するタイヤやその原料の開発も進んで
おり、新製品が次々に市場投入されている。
このように、タイヤ用カーボンブラックは、自動車の
普及による生産量の増加のみならず、環境性能の面から
も新技術・新製品の開発が期待される原料であり、その
高品質かつ低コストでの生産を可能にする当装置には大
きな潜在需要があると考えている。
1
図1 100E-ACM外観
1
1
4
2
製品
リサイクル
原料
+
空気
図2 E-ACM構造図
3
5
バグフィルタ
(反応機より回収する)
E-ACM
ブロワ
パルスジェットコレクタ
製品タンク
図3 E-ACM標準フロー
産業機械 2014.6
P34-35_今月の新技術1.indd 35
35
14.6.13 1:49:30 PM
単段パッケージ型
オイルフリースクリュー圧縮機
A New technology of this month
株式会社 日立産機システム
事業統括本部 空圧システム事業部 汎用圧縮機設計部
主任技師 鈴木 智夫
1.はじめに
2.特長
電子、食品、化学などの業種では環境関連のニーズが
写真1に外観、表1∼3に主な仕様を示す。
高く、油分を含まない圧縮空気を供給できるオイルフリ
⑴ 低圧大風量機を新規にラインアップ
ータイプの圧縮機が広く用いられている。当社ではオイ
単段機は二段機と比べ低圧時の効率が良いという特
ルフリースクリュー圧縮機(DSPシリーズ)として、単
長があり、これを活かして吐出圧力0.30MPaの低圧
段機/二段機、一定速機/可変速機、空冷機/水冷機な
大風量の可変速機を新規にラインアップした。この低
ど、様々なタイプの圧縮機を発売しており、出力につい
圧機は吐出圧力を0.30MPaに下げることで、標準機
ても15∼240kWと幅広いラインアップとなっている。
(吐出圧力0.70MPa)に対し、吐出空気量を32∼35
今回、近年の更なる省エネ化、環境対応のニーズに応え
%と大幅にアップさせた。
るため、
「新型オイルフリースクリュー圧縮機 単段 DSP
⑵ 可変速制御による省エネ化
NEXTseries 15∼55kW」の発売を開始した。本稿で
省エネの面で優位となるインバータ搭載機(可変速
は、この特長と仕様について紹介する。
機)では従来機と同様に、当社独自のアンローダレス
構造を採用し、アンロード時の軸封部の信頼性を確保
している。また、アンロード時は通常のロード運転時
写真1 オイルフリースクリュー圧縮機外観
(55kW空冷可変速機、ドライヤー一体型)
36
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
P36-37_今月の新技術2.indd 36
14.6.13 1:49:51 PM
の回転数制御範囲の最低回転数よりも、更に回転数を
フリーエア用途に加えて、一般産業用においても環
下げてアンロード時の動力を低減する二段階パージ制
境負荷や不純物混入リスク低減などのニーズに対応
御を採用しており、省エネ効果の拡大を図っている。
した。
また、可変速機は使用圧力を下げた場合に増風量で
3. おわりに
きるPQワイドモードを搭載しており、55kW機で最
大28%の吐出空気量の増加が可能である。
近年、市場においては環境問題、省エネルギー化への
⑶ その他の特長
関心が更に高まってきており、オイルフリースクリュー
① 駆動部の防振支持構造の採用、吸排気音の低減に
圧縮機 DSP NEXTseries はこうした市場の要求に応
より、ユニット騒音を抑制した。
える製品である。
② 油煙回収装置及び間欠排出方式のアフタークーラ
今後も、省エネ、環境対応型のオイルフリースクリュ
ドレン排出弁を標準装備とした。
ー圧縮機を含め、より良い製品を開発し、CO₂削減、地
③ 当社のオイルフリースクリュー圧縮機DSP全シ
球温暖化防止に貢献していきたい。
リーズは、ISO 8573-1:2010 クラスゼロに適合
しており、食品、薬品、電子産業など従来のオイル
表1 仕様表
(15/22kW 空冷機)
種類
型式
項目
一定速機
可変速機
DSP-15AN DSP-22AN
DSP-22VAN
0.70/0.40
0.70/0.30
吐出圧力
MPa
吐出空気量
m³/min
2.0/2.5
3.4/4.0
概略質量
kg
750
800
外形寸法(幅×奥行×高さ)
mm
騒音値(正面1.5m)
dB
(A)
3.4/4.6
850
1,400×970×1,400
62
1,650×970×1,400
63
63
表2 仕様表
(37/55kW 空冷機)
種類
一定速機
型式
項目
可変速機
DSP-37AN DSP-55AN DSP-37VAN DSP-55VAN
吐出圧力
MPa
吐出空気量
m³/min
5.0/5.9
0.70/0.40
6.4/8.0
5.0/6.7
0.70/0.30
6.4/8.5
概略質量
kg
1,020
1,240
1,080
1,180
外形寸法(幅×奥行×高さ)
mm
騒音値(正面1.5m)
dB
(A)
1,830×980×1,580
66
68
66
68
表3 仕様表
(37/55kW 水冷機)
種類
一定速機
型式
項目
可変速機
DSP-37WN DSP-55WN DSP-37VWN DSP-55VWN
吐出圧力
MPa
0.70/0.40
0.70/0.30
吐出空気量
m³/min
5.0/5.9
6.4/8.0
5.0/6.7
6.4/8.5
概略質量
kg
970
1,190
1,050
1,150
外形寸法(幅×奥行×高さ)
mm
1,830×980×1,580
騒音値(正面1.5m)
dB
(A)
64
産業機械 2014.6
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37
14.6.13 1:49:52 PM
次世代型階段炉による
下水汚泥焼却発電システム
A New technology of this month
株式会社 タクマ 水処理技術部
株式会社 タクマ 水処理技術部
副主幹 水野 孝昭
堀井 靖生
ラーを組み合わせた新しい下水汚泥焼却発電システムの
1.はじめに
概要と、性能試験結果について紹介する。
下水処理から発生する脱水汚泥は他の廃棄物と比較し
て含水率が高く、焼却時には含有する水分の蒸発に多く
2.下水汚泥焼却発電システム
の熱量が必要である。その熱量を賄うために補助燃料を
本システムは、
「機内二液調質型遠心脱水機による脱
使用する場合が多い。
水汚泥低含水率化技術」
「廃熱ボイラー付き次世代型階
下水汚泥の焼却における補助燃料の低減方法として、
段炉によるエネルギー回収技術」
「蒸気発電機によるエ
脱水汚泥を乾燥したり、脱水汚泥自身を低含水率化する
ネルギー変換技術」の3つの技術を組み合わせた新しい
ことにより、燃焼物としての熱量を高くする方法が有効
下水汚泥焼却発電システムである(図1参照)。機内二
である。従来技術においても混合生汚泥であれば概ね含
液調質型遠心脱水機により含水率70%程度まで脱水し
水率75%以下で補助燃料を使用しない運転(以降、自燃
た下水汚泥を、廃熱ボイラー付き次世代型階段炉にて補
運転)が可能となる。更に含水率を低減させることがで
助燃料を用いることなく焼却・熱回収し、発生した蒸気
きれば、システム内でエネルギーがあまり、そのエネル
を蒸気発電機により発電を行うことで、下水汚泥焼却処
ギーを回収し電力などに変換すれば、従来エネルギー消
理からのエネルギー創出を可能とするシステムである。
費型であった焼却処理をエネルギー創出型に転換させる
なお、蒸気発電機は1~3t/h程度の少量の蒸気で発電
ことが可能となる。
可能なスクリュ式発電機と、その排気蒸気から更なる発
本稿では、当社の開発した次世代型階段炉に廃熱ボイ
電が可能なバイナリ発電機を組み合わせ、中小規模の下
水処理施設でも導入可能なシステムとした。
低含水率
脱水汚泥
機内二液調質型
遠心脱水機
次世代型
階段炉
+
廃熱ボイラー
回収熱
焼却炉は汚泥焼却処理において広く普及している流動
安定した自然運転かつ
低消費電力型の焼却炉
低含水率化による
汚泥の高カロリー化
3.廃熱ボイラー付き次世代型階段炉の特長
蒸気
発電機
床炉ではなく階段炉を採用し、焼却廃熱の回収には廃熱
回収熱の電力への
変換による
「電力創造」
ボイラーを用いる。流動床炉と比較した階段炉の特長を
以下に示す。
⑴ 低消費電力
階段炉の燃焼空気送風機動力は、流動床炉に比べ高
図1 システムコンセプト図
38
圧な流動化空気が不要で低圧損なため、焼却設備とし
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
P38-40_今月の新技術3.indd 38
14.6.13 1:50:27 PM
ての消費電力を約40%低減できる。
4.実証運転事例
⑵ N₂Oの大幅な抑制
下水汚泥の焼却により発生する排ガス中には、N₂O
実際の下水処理場に定格焼却量35t-wet/日(脱水汚泥
(CO₂の約310倍の温室効果)が含まれ、下水処理か
含水率約70%)規模の実証プラントを設置し、3週間程
らの温室効果ガス排出量の約20%を占める。その発
度の実証運転を行った。表1に24時間の連続運転によ
生抑制を目的として、850℃以上の燃焼温度が必要
る性能確認試験時の実績値、並びに排気筒出口における
とされている。
排ガス性状及び焼却灰の分析結果を示す。焼却量は定格
階段炉は炉内で乾燥段・燃焼段・後燃焼段とそれぞ
焼却量にて運転を行った。
れの工程を経て汚泥を完全燃焼させる。乾燥工程にて
本結果から、発生蒸気量は目標である1.5t/h以上を
水分蒸発させた熱量の高い汚泥を燃焼段で燃焼させる
達 成 し、 発 電 設 備 に 投 入 す る こ と で、合計発電量約
ことで、900℃以上の高温火炎燃焼域を形成できる
120kWh/hを確保することを実証し、目標である発電
ため、温室効果ガスであるN₂Oの発生量を流動床炉の
量100kWh/h 以上を達成した。
約1/6 に低減できる。
また、排気筒出口における排ガス性状は、全ての項目
⑶ 安定した自燃運転
で規制値並びに性能目標を下回り、灰の熱灼減量は0.2
炉内における汚泥の滞留時間は約2時間あるため、
%であることから、焼却炉としての性能も十分満足して
投入汚泥の質的・量的変動を受けにくく、安定した自
いることを確認した。
燃運転ができる。
温室効果ガスであるN₂Oの排出係数は0.1kg-N₂O/
t-wet 程 度 以 下 と、 環 境 省 令 に 規 定 さ れ る 量 で あ る
また、従来の高含水率脱水汚泥の場合、階段炉で焼却
0.645kg-N₂O/t-wet(従来式流動床炉850℃焼却時)の
するためには乾燥機が必要であった。しかし、本システ
約1/6程度となり、温室効果ガス低減の観点からも優位
ムに使用する脱水機から得られた低含水率の脱水汚泥で
性を確認することができた。
あれば、炉内乾燥機能を強化した次世代型階段炉を用い
本結果を100t-wet/日規模の仮想焼却設備に適用し
ることで、
脱水汚泥の直接焼却が可能となる(図2参照)。
FS試算を実施した結果、規模が大きくなることによる
即ち、乾燥設備が不要となり、設置に必要なスペース、
効率の向上により、発電により得られた電力でシステム
並びに建設コストの低減ができる。
内の消費電力を賄うのみならず、余剰電力が得られ、シ
ステム外に供給できることを確認した。
低含水率脱水機
蒸気
発電へ
廃熱
ボイラー
汚泥乾燥機
表1 性能試験結果
脱水汚泥焼却量
含水率70%
乾燥機能
強化
脱水汚泥含水率
(%)
補助燃料使用量
(L/h)
炉出口ガス温度
(℃)
発生蒸気量
実績値
約35
70以下
70以下
0
0
850以上
約900
1.5以上
(t/h)
1.5
(ppm)
<100
<5
NOx
(ppm)
<250
<100
ばいじん
図2 次世代型階段炉の概要
性能目標
35
CO
SOx
燃焼空気
(t-wet/日)
(ppm)
<165
<1
(g/m³N)
<0.15
<0.01
N₂O排出係数
(kg-N₂O/t-wet)
0.1
概ね0.1以下
DXN
(ng-TEQ/m³N)
<5.0
<0.0001
(%)
<5
0.2
100以上
約120
焼却灰熱灼減量
発電量
(kWh/h)
産業機械 2014.6
P38-40_今月の新技術3.indd 39
39
14.6.13 1:50:27 PM
写真1 炉内燃焼状況
5.おわりに
ための各種データの取得を予定している。
下水汚泥はこれまで順調にリサイクル率を伸ばしてき
本システムの実証運転は、国土交通省国土技術政策総
た分野であるが、エネルギー化という観点からはまだ発
合研究所からの委託研究事業である「下水道革新的技術
展の余地を大いに残している。また、下水汚泥の約7割
実証事業
(B-DASHプロジェクト)
」
において、和歌山市、
が焼却処理されていることから、本システムにより、広
地方共同法人 日本下水道事業団、京都大学、㈱西原環境、
範囲の施設規模において焼却発電が可能となり、今後の
当社の共同研究体により実施した。今後は通年運転デー
下水汚泥からのエネルギー利用並びに、下水汚泥処理施
タの取得による運転性能の把握や、季節変動や汚泥性状
設における温室効果ガス削減の推進に大きく貢献できる
の変動に対し、年間を通した長期スパンで安定した運転
ものと考える。
が可能か確認すると共に、他の下水処理場へ適用させる
40
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
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14.6.13 1:50:28 PM
マンホールポンプ施設用
高効率・高通過性DML型
水中ポンプ
A New technology of this month
株式会社 荏原製作所
国内事業統括 セールス&サービス統括部
製品営業企画室 マンホールポンプ拡販グループ
グループ長 富永 英子
これらマンホールポンプ施設は、中小の市町村が限ら
1.はじめに
れた予算にて多数(数十∼百ヶ所)を管理していることか
マンホールポンプ施設は、組立式マンホールに流入す
ら、ランニングコストを抑えた製品が要望されている。
る各家庭からの雑排水、学校・病院・団地・工場などの
当社では、これらの要望に対して、従来利用されてき
汚水を水中汚水ポンプにて汚水処理場へ圧送する施設
たポンプに比べ、ポンプ効率が高く、異物通過性の高い
で、自然流下方式では工事費が高くなる地形に経済的な
ノンクロッグ形羽根をもつDML型水中ポンプを提供し
施設として採用され、小規模下水道を構成する重要な施
ている。海外の排水施設にも実績が多く、国内外で2万
設である。
台以上の実績を持つ信頼性の高いポンプである。
処理汚水量は最大3m³/minを目安とし、組立式マン
2.ポンプ仕様
ホール内にφ50∼φ150までの小口径の水中汚水ポンプ
2台を収納し、水位計による自動交互・並列運転を行う。
表1に仕様を示す。
表1 ポンプ仕様
口径(mm)
φ65
φ80
φ100
出力範囲(kW)
0.75∼3.7
1.5∼11
3.7∼11
異物通過径(mm)
65
80※1
100※1
構造
羽根車
クローズ1枚羽根
(ノンクロッグ形)
メカニカルシール
ワンコイルダブルメカニカルシール
軸受 負荷側
ポンプ
軸受 反負荷側
1.5kW以上:複列アンギュラ玉軸受
0.75kW以下:単列深溝玉軸受
単列深溝玉軸受
材料
ケーシング
FC200
羽根車
SCS13
接液側摺動部:SiC/SiC
電動機摺動部:セラミック/カーボン
ゴム材料:NBR
タービン油ISO VG32
メカニカルシール
軸封部封入液
形式、極数
乾式水中:4極
周波数、相、電圧
三相50Hz:200V/三相60Hz:200/220V
電動機
始動方式
直入
(11kWのみスターデルタ)
耐熱クラス
1.5kW以上:F種/0.75kW:E種
浸水検知器
有
内蔵保護装置
1.5kW以上:サーマルプロテクタ/0.75kW:オートカット
材料
フレーム
FC200
主軸
SUS403
ケーブル
1.5kW以上:2PNCT/0.75kW:VCT
※1 11kWは76mm
産業機械 2014.6
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41
14.6.13 1:51:02 PM
トの低減につながる(図1、図2参照)
。
3.特長
⑵ 高い異物通過性
本ポンプの羽根車は、特殊一枚羽根のノンクロッグ
⑴ 高効率、省エネルギー運転
当社従来型ボルテックス形水中ポンプと比較し、最
形で、マンホールポンプで想定される異物をスムーズ
高効率が約20ポイント向上し、ポンプ出力を1∼2
に通過させる羽根形状である。当初は2次元羽根車だ
ランク小さくできるため、契約電力やランニングコス
ったがより高い通過性を実現するため、現在では3次
100
20
全揚程
(m)
効率
(%)
DML型
50
当社従来
ボルテックス形
DML型
10
当社従来
ボルテックス形
0
0
0.5
1
1.5
0
0
0.5
吐出量
(m³/min)
1
1.5
吐出量
(m³/min)
図1 同一出力での効率・性能比較
(当社比)
(φ65 3.7kW 60Hz)
2,000
1,800
1,870
(kg-CO₂/年)
■CO₂排出量
■電気料金※
730
(kg-CO₂/年)
1,600
約40%減
1,400
1,200
1,140
(kg-CO₂/年)
1,000
400
270
(千円/年)
200
0
DMV型ポンプ
(7.5kW)
120
(千円/年)
150
(千円/年)
DML型ポンプ
(3.7kW)
算出条件/ポンプ吐出量:0.159m³/min、ポンプ全揚程:20m
CO₂排出換算係数:0.555kg-CO₂/kWh、運転時間:2時間/日
※電気料金
(2010年)
には基本料金を含む。
図2 ポンプ仕様点での電気料金、CO₂排出量比較 (φ65 60Hz)
図3 2次元羽根車
42
図4 3次元羽根車
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14.6.13 1:51:03 PM
元羽根車としている。ポンプ閉塞の原因となる紙おむ
つ、タオルも問題なく通過させることができるため異
ストッキング
物除去作業負荷が減り維持管理が容易になる(図3、
図4、図5参照)
。
おむつ
<参考資料:通過粒径について>
下水道関連の指針では汚水用水中ポンプの標準仕様
にポンプ閉塞の点を考慮し、
「通過流径35mm以上確
保すること」
「最大通過粒径はポンプ口径の70%以上
タオル
(大、小)
とする」ことが規定されている。本ポンプはこの規定
を満足している(表2参照)
。
図5 通過が確認できた異物例
(異物通過試験時)
表2 通過粒径
内容
通過粒径
①
下水道用マンホールポンプ施設技術
マニュアル1997年
(財団法人 下水道新技術推進機構)
35mm以上
②
下水道事業団 標準仕様書
最大通過粒径は口径の70%
③
当社ボルテックス形水中ポンプ
(φ50∼φ100)
ポンプ同口径
④
当社DML型水中ポンプ
(φ65∼φ100)
ポンプ同口径
4.おわりに
現在マンホールポンプ施設は機能強化事業、長寿命化
策定計画の対象となりポンプ更新などが進んでいる。新
しくポンプを選定する場合に本DML型水中ポンプを採
用することで、電気代や異物撤去費用のランニングコス
ト削減に貢献でき、省エネ運転を可能にできる。
今後当社は、更新だけでなく、未普及地域の下水道普
⑶ 長寿命設計
ステンレス製羽根車や高耐荷重用軸受を採用した長
及率の向上していくためにも、より一層、省エネ製品の
提供に努力していく所存である。
寿命設計のため部品交換回数が軽減し、メンテナンス
費用が削減できる(写真1参照)
。
〈お問い合わせ先〉
株式会社 荏原製作所
〒144-8510 東京都大田区羽田旭町11-1
国内事業統括 セールス&サービス統括部 製品営業企画室 マンホールポンプ拡販グループ
TEL:03-6275-5891 FAX:03-3743-2324
E-mail:[email protected]
写真1 DML型水中ポンプ
(カットモデル)
産業機械 2014.6
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43
14.6.13 1:51:03 PM
vol.
05
会員企業の技術者たちの挑戦
卓越した技能者
(現代の名工)
平成23年度 表彰
三菱電機株式会社
通信機製作所 工作部 工機課 機構組立係
雲瀬 哲治
「顧客視線でのものづくり」
を心がける、雲瀬さん。
さん
2011(平成23)年度「卓越した技能
賞し大変光栄に思うと共に、私がこの
を恐れずにチャレンジし、様々な経験
者(通称:現代の名工)
」において、三
ような称号をいただいても良いのかと
を糧にすることの大切さを教えてくだ
菱電機株式会社の雲瀬哲治さんが表彰
恐縮するばかりです」と、日々の仕事
さいました。
されました。
の積み重ねが大きな形となって実を結
その雲瀬さんが心がけるのが「顧客
雲瀬氏が表彰されたのは電気通信機
んだ喜びを語ってくださいました。
目線でのものづくり」
。技術にこだわ
械器具組立工・修理工の部門です。
太陽観測衛星『ひので』は、太陽を
って独善的にならないよう自らを戒め
「衛星通信アンテナ・レーダ・光学
調べるための顕微鏡ともいえる観測装
ているそうです。また「後工程はお客
/電波望遠鏡など、精密機器装置の溶
置です。雲瀬さんはその心臓部ともい
様」と思い、自らの仕事は後工程の人
融溶接技能及びアンテナ組み立て技能
える可視光望遠鏡の組み立てを手がけ
から評価されるという意識で緊張感を
に卓越している」点が評価され、表彰
られました。これは世界の太陽観測望
持って業務に臨んでいるそうです。
されました。
遠鏡としては最も高い分解性能を実現
最後に、若手技術者に向けて「短時
特に「大型望遠鏡『すばる』のカセグ
し、日本の宇宙開発の高度な水準を示
間を惜しんで品質を疎かにするな」と
レン焦点観測装置自動交換機構におけ
すと共に宇宙開発の新たな契機となる
メッセージをいただきました。手間を
る超軽量化溶接の実現や、太陽観測衛
ものとして期待されています。
惜しまず技能を磨き上げていってほし
星『ひので』における難易度の高い可
雲瀬さんは、これまでの業務を振り
いとの思いが込められています。
視光学装置の組み立てに従事し、観測
返って「開発機種品の製造において私
雲瀬さんは、現在も現職としての仕
成果達成に組み立て面から貢献した」
の技能不足のため、会社に多大な迷惑
事に従事されると共に、後進への技能
功績が高く評価されました。
をかけたことがありました。その失敗
の継承にも幅広く取り組まれていま
雲瀬さんは今回の表彰について「名
を経験した後、ものづくりの考え方と
す。雲瀬さんの技と心は確実に次世代
誉ある『現代の名工』という称号を受
技術力が向上しました」と、常に失敗
へと継承されることでしょう。
会員企業紹介
三菱電機株式会社
▶事業目的:重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイス、
家庭電器などの製造・販売
▶本社所在地:〒100-8310 東京都千代田区丸の内2-7-3
▶代表者:柵山 正樹
▶創立:1921年1月15日
▶連結従業員数:124,305人
(2014年3月末現在)
44
現代の名工とは?
1967(昭和42)年から厚生労働大臣が
毎年1回、卓越した技術者を表彰する「現
代の名工」
。技術者の技能水準の向上を
図り、職業に精進する気運を高めること
を目的としています。これまでに5,588
名の技術者が表彰されています。
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
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一般社団法人 日本産業機械工業会
平成26年度定時総会
開会の挨拶 佃会長
日 時 平成26年5月22日(木)
2.会長挨拶
午後3時30分~午後5時
平成26年度定時総会の開催に当たりまして、ご挨拶
場 所 ホテルオークラ東京 別館「メイプルルーム」
を申し上げます。
来 賓 経済産業副大臣 松島みどり 殿
本日はご多用のところ、ご出席いただきましてありが
経済産業省 製造産業局 産業機械課
とうございます。
課長補佐 根津正志 殿
また、松島みどり経済産業副大臣をはじめ、経済産業
係長 中島徹 殿
省の皆様方のご出席を賜りまして誠にありがとうござい
出席者 佃会長、古川副会長兼支部長、釜副会長、矢後
ます。
副会長、中村副会長、中澤専務理事、庄野常務
後ほど、松島副大臣からご挨拶をいただく予定でござ
理事、奥山常務理事、宮﨑監事、会員各位
います。
さて、昨年度の我が国経済は、いわゆるアベノミクス
1.開会の辞
効果によりまして、順調なスタートを切りました。景気
中澤専務理事から本総会は出席会員77社、委任状提
に明るさが見え始め、企業も従業員給与のベースアップ
出会員83社、合計160社で全会員161社の過半数を占
を行う等、非常に明るい見通しとなりました。ただ、経
め、定款第28条により有効に本総会が成立する旨の宣
済のけん引役として期待されておりました輸出の方は、
言があった。
いま一つ伸びていない等、製造業の回復力というものが
次いで、定款第26条に基づき、佃会長が議長となり
今問われております。
議事を進行した。
このような経済情勢の中、昨年度の産業機械の受注量
につきましては、外需は減少しましたが、民需及び官公
庁の増加によりまして、2年ぶりに前年度を上回り、よ
うやく最悪期を脱してきており、円安の状況から、輸出
の受注量もこれから増えていくのではないかと期待され
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45
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ております。
今年度は、我が国経済が民間主導の成長を実現してい
くための、正念場の1年であり、日本の製造業にとって
も、
技術でもビジネスでも世界で勝ち抜いていくために、
成長力の更なる強化を目指す、重要な1年になると考え
ております。
こうした中、我々産業機械業界は、将来に向けて思い
切った改革などに取り組み、我々自身がまず体力をつけ
て、今の政権によって弾みをつけてもらったこの勢いも
かりて、成長していきたいと考えております。
政府におかれましては、アベノミクス「第3の矢」で
ある成長戦略の着実な実行により、民間活力を更に引き
出していくと共に、世界で一番ビジネスのしやすい環境
を整備するため、法人実効税率の低減や、電力不足・エ
ネルギーコスト上昇の回避、TPP、規制改革等の重要
課題に取り組んでいただき、その政策を強く推進してい
ただくことを期待しております。
当然のことながら、我々企業・産業界自身も、自らの
構造改革、イノベーションの加速、グローバル化への対
応、新たな需要の掘り起こし等の重要課題に全力で取り
組んでまいりますので、経済産業省を始め政策当局の
方々には、今後ともご支援の程、宜しくお願い申し上げ
ます。
最後に、本年度が、皆様方のなお一層のご協力を得て、
新たな成長に向けた大きな第一歩となりますことを祈念
いたしまして、私のご挨拶とさせていただきます。
46
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◆一般社団法人 日本産業機械工業会 平成26年度定時総会◆
3.来賓挨拶
ご紹介いただきました経済産業副大臣の松島みどりで
ございます。本日は日本産業機械工業会の総会の開催お
めでとうございます。そして今、佃会長からお話がござ
いましたように、私どもも、この産業機械業界は、日本
の経済のけん引役を果たしていただく、皆さんの売り上
げが伸びるということは日本の工業生産が増加するとい
うことで、これほど素晴らしいことはない、よく景気の
先行指標と申しますけれども、まさにその通りであると
考えております。
そして国内に当たりましては、先ほどお言葉にありま
したように、3本の矢の3本目というのは、まさに民間
企業がどれだけ伸びていくかであり、そのスタートは設
経済産業副大臣 松島みどり 殿
備投資であります。その設備投資について、私どもは昨
年、産業競争力強化法を審議しまして、今年1月 20 日
る、手続きも簡単だからこの機会に設備投資しようよ」
にスタートしました。それに基づきまして、生産性向上
と、皆様方の各地の営業の方々に広くアピールしていた
に寄与する設備投資についてはしっかりと減税を行って
だきたいと思います。
いこうということで、大企業の場合は導入した機械の額
日本の経済、今私どもは国会を「好循環実現国会」と
の5%の法人税を減税する、資本金が1億円以下の会社
位置付け、経済を、景気を良い方に回していこうと取り
の場合は7%を減税する、そして資本金3千万円以下の
組んでいます。その2つの柱のうちの1つが設備投資で
会社で、このせっかくのチャンスに内需が良くなってき
あります。もう1つは、これも先ほどお話いただきまし
ている今、機械を新しく入れたい、そういう会社にはな
たが、皆様方によって社員の方々のお給料、ボーナスな
んと 10%の減税をする、そのようなことをスタートい
どを色々な形で引き上げていただく。それらがこの2つ
たしました。
の柱になってまいります。このようにお力をいただいて、
生産性向上とは何か。
その機械を導入した企業などが、
またこれから更に発展していただきたいと思います。
それを説明する文書を作成して役所に出すのは本当に大
もうひとつ、海外につきましては、もうご承知のよう
変です。これははっきり言いまして、実際に大変だ、手
に安倍総理自らインフラ輸出の促進ということでトル
間だという声をずいぶん聞いてきました。そこで工業会
コ、ロシア、そしてインドに行きました。例えばインド
の皆さまにご尽力をいただきまして、この機械は生産性
の場合、中央政府を相手に ODA を出してもピンとこな
向上に役立つ機械なのだ、これを入れるということは設
い。州政府が強いところでは州政府向けの ODA、今ま
備投資減税の対象になるのだという証明書の発行をして
で国と国との間の ODA を日本国とインドは地方政府の
いただいています。既に、1月 20 日以来問い合わせや
間に結ぶということも始めました。
申し込みが2千数百件あまり来ており、そして、判子を
私自身、昨年9月 30 日にこの職に就きましてから、
押して証明書を発行していただいたのが、日に日に増え
アブダビへ行ったり、日本で日本・アラブ投資フォーラ
て 350 ~ 360 件ほどになり、今日も 10 件通したとい
ムに出席したり、そして日本とサウジアラビア、石油だ
う話を先ほど伺った次第でございます。
けでなく次の展開をしたいという国にインフラを輸出す
それは言い換えますと皆様の機械が売れるということ
る。その中に皆さんの産業機械がしっかりと埋め込まれ
でございますから、このような税制があるということを
ている。それを PR すると同時に、1月にはポーランド
お得意様に皆様からぜひアピールしていただいて、
「う
に行きまして、旧ソ連製の古い石炭火力ではだめだ、石
ちの機械を買ったら工業会がちゃんと証明書を発行す
炭火力の最先端である日本のものに取り換えることに
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よって、CO₂ 排出量もずいぶん少なくなるし、脱硝・
4.議事録署名人の選任
脱硫装置を付けるという技術も日本にあるということを
定款第 30 条に基づく議事録署名人は、議長から次の
しっかり売り込んできて、その後の進展を見ている次第
通り指名された。
でございます。
株式会社 井上製作所
自分のことを言って恐縮ではございますが、5月の連
取締役会長 井上 政憲 殿
休にはブラジルに行きまして、ブラジルのスマートシ
東邦地下工機株式会社
ティの取り組みをやっていくというシンポジウムに出て
取締役社長 岡本 幸憲 殿
まいりました。日本の企業がしっかりと売り込んでいけ
るように、そしてまた沖合から石油が出るのですが、か
5.議事
なり遠いですので、その中間地点のプラットホームみた
第1号議案 平成 25 年度事業報告承認の件
いな形で日本のプラント重工メーカー、そして会員会社
第2号議案 平成 25 年度決算報告承認の件
が日本連合を作っている。これを何とか受注できるよう
第3号議案 平成 26 年度事業計画決定の件
にというような話をロボン鉱山エネルギー大臣に申し上
第4号議案 平成 26 年度収支予算決定の件
げてまいりました。
第5号議案 決議の件
産業機械、
大きなものも小さなものもあると思います。
議長の指名により、中澤専務理事から決議(案)に
それぞれが日本の経済を回していく。そして、世界の人
基づき、その内容について説明があった。
類全てのために役に立つ。それがこの産業機械だと思っ
次いで、議長がこれを諮ったところ満場異議なく原
ております。今日ここにまいりましてから、事業報告を
案通り承認された。
ちらちらと見ましたが、本当に面白いなと、水の処理で
なお、早速この決議文を関係各方面に送付し、我々
も上の方と下の方、後の方と排水と両方の処理がある。
の決意を表明し、また、本決議の趣旨に則り、一層努
そしてまた、新エネ・省エネでも色々な事業がある。本
力したい旨議長から付言があった。
当に多岐にわたって食品機械ですとか、繊維機械ですと
第6号議案 役員改選の件
か他業種と一緒に手を合わせていくこともある皆さんの
議長の指名により、中澤専務理事から次の通り説明
業界団体が、ますます発展されますよう、そして国会が
があった。
終わったら色々な工場へ訪問させていただきたいとその
平成26年度定時総会は全役員の任期満了に伴う改
ように考えております。どうか日本の経済の成長と発展
選期である。
のために、これからも気合を入れて頑張っていただきま
今般、平成19年から7年にわたり、理事をお務め
すようにお願いいたします。
いただいた犬伏副会長から辞任の申し出があり、本総
会終了をもって理事を退任されることとなった。
また、平成20年から6年にわたり事務局において
工業会運営に参画した奥山常務理事も、本総会終了を
もって理事を退任することになった。
更には、平成21年から5年にわたり、監事をお務
めいただいた土居監事並びに宮﨑監事も、本総会終了
をもって監事を退任されることになった。
よって、配布資料に基づき、後任となる新任役員の
方を含め、平成26年度、27年度の役員の紹介があっ
た。
この説明に次いで、議長がこれを諮ったところ、全
員異議なく承認された。
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◆一般社団法人 日本産業機械工業会 平成26年度定時総会◆
ますますのご健勝をお祈り申し上げまして、誠に簡単で
はございますが、お祝いの言葉とさせていただきます。
業機械工業功績者表彰受賞者(敬称略・50音順)
産
新任の挨拶 佐藤新副会長
青山 博 殿
日本ピラー工業株式会社
大江 佳典 殿
株式会社 酉島製作所
笠原 文東 殿
日揮株式会社
鈴木 康夫 殿
JFEエンジニアリング株式会社
詫間 俊二 殿
株式会社 サムソン
西田 修一 殿
東邦地下工機株式会社
古川 和雄 殿
前・株式会社IHI
三角 洋史 殿
前・株式会社 日立製作所
三根 俊介 殿
株式会社 日立製作所
柳澤 秀基 殿
トーヨーカネツ株式会社
6.新役員挨拶
先ほど、ご紹介をいただきました佐藤でございます。
この度、大変伝統ある日本産業機械工業会の副会長とい
う重責を仰せつかりまして、
大変光栄に存じております。
先ほどからお話がありますように、アベノミクス効果
によりまして、経済環境が好転をしておりますが、いま
だ諸事難題が多い現状かと思います。
このような中で、
皆様方のご理解やご指導を得ながら、
産業機械産業のより一層の発展に尽力していきたいと念
じております。どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げ
ます。
平成26年度産業機械工業功績者表彰受賞者
上段左から鈴木殿、青山殿、西田殿、三角殿、柳澤殿、三根殿
下段左から古川殿、笠原殿、佃会長、大江殿、詫間殿
7.平成26年度 産業機械工業功績者表彰
8.閉会の辞
佃会長挨拶
議長から本日の定時総会は以上で終了したことの謝辞
恒例によりまして、本年度の表彰式を行いたいと思い
があった。
ます。
本年度は、お手許の「功績者表彰式の資料」にござい
ます10名の方々が、過般の選考委員会、運営幹事会及
び理事会で、満場一致を以って推薦された次第でござい
ます。
ご覧いただきます通り、この方々は永年にわたりまし
て産業機械工業と歩みを共にされて、業界に多大の貢献
をされてこられました。
特に、当工業会の委員会・部会の運営につきましては、
大変なご尽力をいただきました。
ここに、改めてそのご功績に敬意を表しますと共に、
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【平成26年5月22日 定時総会 決議】
我が国経済は、足元では消費税率引き上げに伴う影響
うと共に、当業界のなすべき事項(決意)を表明する。
があるものの、各種経済政策の効果により明るさが戻り
始め、2020年のオリンピック・パラリンピックの東京
1.持続的成長の実現に向けた施策
開催が決定するなど、将来への期待が高まっている。
⑴ 震災復興を確実なものとするため、福島の除染等の
長引くデフレからの脱却と経済再生を実現する好機を
再生事業を加速し、被災地域の生活再建・産業復興に
迎えつつある今こそ、民間が総力を発揮し、新たな成長
関する規制緩和や税制優遇等を一層充実させると共
機会の創出や拡大に努めなければならない。
に、十分な予算措置を継続して講じること。また、技
そのため、我々製造業は、自らの構造改革の推進や、
術的困難が伴う廃炉や汚染水対策等の解決に向け、日
イノベーションの加速、グローバル化への対応等の重要
本の技術力を結集する取り組みを推進すること。
課題に取り組み、
世界的な市場環境の変化に対応する「も
⑵ 成長戦略の着実な実施により、経済社会の構造改革
のづくり」体制を確立し、力強く成長・発展していくこ
を重点的に推進し、産業競争力の強化を通じて経済活
とで、民間主導の持続的な経済成長の実現に貢献してい
動を活性化させ、家計の所得向上・消費増加が企業の
く必要がある。
投資を刺激することで、更なる企業の競争力強化、国
一方で、企業が自らの持つ活力を最大限に発揮してい
の経済成長という好循環を形成すること。
くためには、我が国が抱える構造的問題を解消していく
⑶ 我が国の法人実効税率は海外に比べ高い水準であ
必要があり、諸外国に比べて高い法人実効税率の引き下
る。我が国の立地競争力を高めると共に、研究開発投
げや、電力不足・エネルギーコスト上昇の回避、規制改
資や先端分野への投資に対する強力な後押しとするた
革の進展、経済連携協定の推進等により、世界で一番ビ
め、アジア諸国並みへ引き下げる道筋を速やかに示す
ジネスしやすい環境を整備していくことが求められる。
こと。
また、アベノミクス「第3の矢」である成長戦略の着
⑷ 電力の安定供給やコスト低減等の環境整備は喫緊の
実な実行により、民間活力を引き出し、設備投資や雇用
課題であり、多様なエネルギー源を組み合わせたエネ
を生み出す力を高めていくことで、経済の好循環を実現
ルギーミックスによる安全・安心で経済性・環境性の
し、経済活動全体を活性化していく必要がある。
バランスのとれたエネルギー供給体制を早期に構築す
更には、
東日本大震災からの復興も最重要課題であり、
ること。
遅れている震災復興を目に見える形で大きく前進させて
50
⑸ 4月の消費税引き上げに伴う景気の腰折れを防ぐた
いかなければならない。
めの景気対策を着実に実施すること。また、社会保障
こうした状況において、社会インフラから生産設備ま
と税の一体改革の趣旨に鑑み、平成27年10月の消費
であらゆる資本財を提供する我々産業機械業界は、被災
税率10%への引き上げを着実に実施し、現役世代の
地域の経済社会の再生に引き続き取り組むと共に、我が
勤労者や企業が負担する社会保険料負担の増加に歯止
国の産業競争力をより一層強化するため、高品質で信頼
めをかけると共に、受益と負担の均衡がとれた制度へ
のおける製品と高い技術力の提供に取り組んでいく所存
と改革を進め、持続可能で成長と両立した社会保障制
である。
度を確立すること。
同時に、我が国の強みであるエネルギー・環境保全分
⑹ 老朽インフラの保全・整備のための公共投資を積極
野に関する技術やサービスに更に磨きをかけ、関連産業
的かつ効率的に実施すると共に、高度な点検・診断技
と連携しながら新たな市場を創造し、地球環境保全と日
術や補修・更新方法の開発を加速させる各種施策の充
本経済の再興に引き続き貢献していきたいと考える。
実やPFIの導入等により、安全で安心な経済社会の構
よって、政策当局に対し、我が国経済の持続的成長の
築を目指すこと。また、オリンピック・パラリンピッ
実現に向け、必要な諸施策について以下の通り要望を行
クの東京開催に向け、各種インフラ整備を進めること。
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◆一般社団法人 日本産業機械工業会 平成26年度定時総会◆
⑺ 被災地における雇用の維持・確保の問題や、職種・
企業規模間のミスマッチ、若年者・高齢者の雇用問題
等の構造的な課題の解決に向け、労働市場の多様性を
踏まえた雇用政策をより一層充実させること。
和、製造者へのインセンティブ付与等、総合的かつ戦
略的に各種施策を実行すること。
⑶ 我が国の温室効果ガスの削減目標は、エネルギー需
要の見通しや電源構成の数値目標等が具体的に固まっ
た段階で決定すべきであり、その際には、科学的根拠
2.製造業の競争力強化に向けた施策
に基づいた中立的で透明性のある開かれた議論を行う
⑴ 我が国製造業が持つポテンシャルを十分に発揮する
と共に、産業・運輸・家庭など部門ごとの削減ポテン
ため、事業環境の国際的なイコール・フッティングを
シャルを積み上げ、真水で設定すること。
確保すると共に、企業の設備投資や研究開発投資を促
⑷ 安全・安心社会の実現に向け安全な機械を普及させ
進させる税制優遇措置や補助金・補助事業等の施策を
るために、機械安全の国際標準に基づく設計指針及び
一層充実させること。
現場安全管理標準等の制定を推進すると共に、機械安
⑵ 輸 出 競 争 力 を 更 に 高 め る た め、TPP や RCEP、
全標準の普及に努めること。また、老朽化した生産設
FTAAP等の大型の経済連携協定や自由貿易協定への
備の新陳代謝等、安全強化に寄与する各種投資には税
取り組みを強力に推進し、世界の新たな経済秩序作り
制上優遇措置等の支援策を講じること。
に一層貢献すると共に、国益に沿った交渉結果を勝ち
取るべく、経済外交を展開すること。また、TPP等
4.海外事業活動の促進・支援に関する施策
への国民的議論を高め、理解を得るよう努めること。
⑴ 日本企業が新興国等の大型インフラ整備や環境保
⑶ 我が国産業の基盤を支える中小製造業の競争力をよ
全、エネルギー開発等に貢献するため、官民連携した
り強化すると共に、国際的な事業活動を支援するため
トップ外交を協力に推進すると共に、円借款・無償資
の各種施策を一層充実させること。
金協力、JICAによる投融資、JBICによる投資金融、
⑷ 新事業・新産業創出のため、産官学連携による技術
NEXIによる貿易保険等の活用を図ること。
開発の推進、次世代を担う企業の若手研究者への支援
⑵ 海外において事業活動を安全に実施できるよう、各
制度の拡充、
「ものづくり」を支える人材やグローバル
国の事情に応じたガイドラインの整備や緊急時の迅速
人材の育成、イノベーションの創出や産業競争力の維
かつきめ細やかな情報発信、国外退避手段の確保等、
持・強化に不可欠な理工系人材の育成等の施策を総合
各種支援を拡充すること。
的に進めること。
⑶ 尖閣諸島を巡る状況等、外交・安全保障問題が我が
⑸ 行き過ぎた円高が修正されたものの、今後も急変動
国産業の海外事業活動に影響を及ぼしている。当該国
を回避しつつ適正な為替水準を実現するため、各種施
との信頼関係の再構築を進め、平和と繁栄に積極的に
策を機動的・戦略的に展開すること。
貢献すること。
⑷ 当該国との知的財産保護に関する協議の推進、海外
3.エ ネルギー・環境保全、安全管理に関する
施策
⑴ 経済の好循環を実現していくために、安全性の確認
競合企業への技術情報等の流出を抑止するための対策
強化、租税条約の締結国の拡大や既締結条約の高水準
な内容への改定、非関税障壁の撤廃等を図ること。
された原子力発電所については、地元の十分な理解を
得ながら再稼働を進めると共に、原子力発電の安全性
○当業界のなすべき事項(決意)
を世界最高水準に高めるための技術開発や人材育成等
への支援を一層充実させること。
1.我が国の再生、競争力の強化
⑵ 再生可能エネルギー機器や省エネルギー機器等の普
⑴ 震災復興を加速し、被災地域の経済社会の再生に向
及のため、導入促進に向けた制度の充実と共に、政府
け業界一丸となって取り組む。また、老朽化した全国
系研究開発投資等の拡充や実証試験等に伴う規制緩
の社会インフラの整備等に取り組み、災害リスクを軽
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減させ、日本の立地競争力の強化に貢献する。
⑵ 我が国の産業競争力の更なる強化に貢献するため、
「ものづくり力」の強化やイノベーションの加速等に
より付加価値の向上を図る。
⑶ エネルギー・環境分野での社会貢献を含め、新規成
長分野の開拓や社会インフラ等の海外戦略の強化に努
める。特に、風力発電やバイオマス等の再生可能エネ
ルギー分野での新たな需要の開拓に取り組む。
⑷ 産業機械の標準化・規格化を推進し、市場のグロー
バル化への対応を図ると共に、更なる産業の発展を目
指す。
⑸ 顧客、投資家、従業員及び社会からの期待に応え、
産業界の一員として法令の遵守を含めた社会的責任を
果たしていく。
⑹ 産業振興に寄与する対策を検討し、取りまとめた上
で政策当局に提言していく。
2.国際協力・国際交流の推進
⑴ 新興国等のインフラ整備や環境保全等に貢献するた
め、現地メーカや団体等との技術交流、啓発・普及活
動を推進する。
⑵ 調査団等を派遣し、海外市場に関しての的確な情報
把握に努める。
⑶ 海外の産業機械業界との協調関係をより強化する。
3.環境問題への対応
⑴ 地球温暖化対策、廃棄物の排出削減・再利用・再資
源化を推進すると共に、革新的技術の開発に努める。
⑵ 揮発性有機化合物(VOC)の使用削減のため、大気
排出実績等の調査研究を進める。
⑶ 「産業機械工業の環境に関するグランドデザイン」
に沿った活動の一環として「環境活動報告書」の内容
の充実を図る。
4.その他
⑴ 経済対策、税務問題、労務問題、法務問題等を検討
し、業界の発展に資する意見を取りまとめる。
⑵ 従業員、企業、業界の組織的努力により安全意識を
更に向上させ、産業事故を未然に防止し、職場のゼロ
災害達成を目指す。
52
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平成26年第1回産機工会長杯ゴルフ大会は、5月23日(金)戸塚カントリー倶楽部において開催
され、22名の参加者により無事競技を終了した。
引き続き懇談会に移り、成績の発表・商品の授与が行われた。
髙野稔氏(株式会社 荏原製作所)がネット77の成績で晴れの会長杯を獲得された。また、ベスト
グロス賞はグロス84で岡野政治郎氏(株式会社 クボタ)が獲得された。
上位入賞者は下表の通り。
佃会長
(右)
より優勝杯を受け取る髙野氏
(左)
平成26年度第1回会長杯ゴルフ大会
(5.23 於:戸塚カントリー倶楽部)
(敬称略)
会社名
優勝 株式会社 荏原製作所
氏名
out
in
gross
hc
net
髙野 稔
47
46
93
16
77
1
JXエンジニアリング株式会社
大藤 俊洋
45
42
87
14
73
2
株式会社 クボタ
岡野 政治郎
41
43
84
7
77
3
株式会社 電業社機械製作所
瀬戸 義昌
47
49
96
18
78
4
住友重機械工業株式会社
日納 義郎
47
49
96
15
81
5
新東工業株式会社
宮内 隆盛
46
55
101
20
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イベント情報
●第18回機械要素技術展 M-Tech(日本 ものづくりワールド 2014内)
会 期:6月25日(水)∼6月27日(金)
開 催 概 要:軸受、ベアリング、ねじ、ばねなどの機械要素や金属、樹脂に関する加工技術を一堂
に集めた専門技術展
会 場:東京ビッグサイト
連 絡 先:リード エグジビション ジャパン㈱
TEL:03-3349-8506
URL:http://www.mtech-tokyo.jp/
●日本初!くらしを支える底力 下水道展'14大阪
会 期:7月22日(火)∼7月25日(金)
開 催 概 要:主として下水道事業の施行者である全国の地方公共団体を対象に、下水道に関する設
計・測量、建設、管路資器材、下水処理、維持管理及び測定機器その他の幅広い分野
の最新の技術・機器等を一堂に会した総合技術展
会 場:インテックス大阪
連 絡 先:公益社団法人 日本下水道協会
TEL:03-6812-8648
URL:http://www.gesuidouten.jp/
●TECHNO-FRONTIER 2014
会 期:7月23日(水)∼7月25日(金)
開 催 概 要:メカトロニクス・エレクトロニクス及びそれらに関連する専門領域の最新技術敏江品
が展示され、各領域に対応した技術シンポジウムが開催される、アジア最大級の専門
トレードショー&カンファレンス
会 場:東京ビッグサイト
連 絡 先:一般社団法人 日本能率協会
TEL:03-3434-0587
URL:http://www.jma.or.jp/TF/
●第9回再生可能エネルギー世界展示会
会 期:7月30日(水)∼8月1日(金)
開 催 概 要:再生可能エネルギー・新エネルギー全分野をはじめ、
「環境とエネルギー」に関わる最
新の製品・技術・サービス・情報などを紹介する展示会。幅広い出展者と来場者との
コミュニケーションの場を生みだすことで、ビジネス振興や普及啓蒙に寄与し、新し
い持続可能な社会への転換を促進することを目指す。
会 場:東京ビッグサイト
連 絡 先:㈱シー・エヌ・ティ
TEL:03-5297-8855
URL:http://www.renewableenergy.jp/2014/
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工業会情報
行事報告
行事予定
本 部
第19回運営幹事会(4月22日)
佃会長の挨拶の後、経済産業省 貿易経済協力局 戦略
輸出交渉官 村﨑勉 殿より「インフラ輸出政策と対ミャ
ンマー経済協力について」の講演があった。
また、経済産業省 製造産業局 産業機械課 課長 須藤
書籍・報告書情報
統計資料
・運搬機械部会推薦
㈱日立製作所 都市開発システム社 事業企画本部
主管技師 三根俊介 殿
・エンジニアリング部会推薦
日揮㈱ 企画渉外室 室長補佐 笠原文東 殿
・関西支部政策委員会推薦
㈱酉島製作所 顧問 大江佳典 殿
監事監査(4月21日)
治 殿より挨拶があった。
平成26年度の事業報告、決算報告に関する監査が、
次いで、議長から議事録署名人が選定され、次の事項
宮田監事(ホソカワミクロン㈱ 代表取締役社長)、土居
について審議を行った。
監事(NOK㈱ 代表取締役専務)、宮﨑監事(一般財団法
⑴ 統計関係報告(平成26年2月分)
① 産業機械の受注状況
② 産業機械の輸出契約状況
③ 環境装置の受注状況
⑵ 工業会の活動状況(平成26年3月分)
人 日本品質保証機構 顧問)によって行われ、いずれも
適正であることが証明された。
第556回理事会(書面)
(4月30日)
次の事項について承認した。
⑶ 海外情報(平成26年4月号)
⑴ 平成25年度事業報告(案)
⑷ 平成25年度事業報告(案)
⑵ 平成25年度決算報告(案)
⑸ 平成25年度決算報告(案)
⑶ 決議(案)
⑹ 決議(案)
⑷ 平成26年度産業機械工業功績者表彰受賞候補者(案)
⑺ 平 成26年度産業機械工業功績者表彰受賞候補者
⑸ 平成26年度定時総会の招集
(案)
(敬称略)
・貿易委員会推薦
前・㈱IHI グローバルビジネス統括本部 マー
ケティング部 主任調査役 古川和雄 殿
・ボイラ・原動機部会推薦
第40回優秀環境装置表彰 実地調査
(4月7日~21日)
審査幹事会で実地調査対象装置に選定した案件につい
て、稼働状況等の調査を行った。
㈱サムソン 常務取締役(兼)執行役員 営業本部長
詫間俊二 殿
・鉱山機械部会推薦
東邦地下工機㈱ 取締役 西田修一 殿
・環境装置部会推薦
JFEエンジニアリング㈱ 都市環境本部 主幹 企画
部 開発グループマネージャー 鈴木康夫 殿
・タンク部会推薦
部 会
鉱山機械部会
4月15日 骨材機械委員会 リスクアセスメントWG
リスクアセスメントについて検討を行った。
化学機械部会
トーヨーカネツ㈱ 機械・プラント事業部 メンテ
4月10日 幹事会・業務委員会合同会議
ナンス部 部長 柳澤秀基 殿
次の事項について検討及び審議を行った。
・風水力機械部会推薦
日本ピラー工業㈱ 執行役員東京支店長 青山博 殿
・風水力機械部会推薦
前・㈱日立製作所 インフラシステム社 技術顧問
(兼)品質保証本部長 三角洋史 殿
⑴ 部会総会の開催内容
⑵ 平成25年度事業報告(案)及び平成26年度事業計
画(案)
⑶ 平成25年度決算報告(案)及び平成26年度収支予
算(案)
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行事報告
行事予定
環境装置部会
4月14日 部会総会及び講演会
⑴ 総会
統計資料
⑵ 施設見学会の開催内容
⑶ 会誌「産業機械」風水力機械特集号への対応
4月11日 部会幹事会
次の事項について報告及び審議を行った。
次の事項について審議を行い、承認した。
① 平成25年度事業報告(案)及び平成26年度事
業計画(案)
② 役員選任
次の通り選任した。
・副 部会長:荏原環境プラント㈱ 取締役執行
役員 O&M事業本部長 齋藤潔 殿
⑵ 講演会
⑴ 平成26年度部会役員体制
⑵ 部会総会の開催内容
⑶ 関西支部部会総会の開催内容
4月11日 模型によるポンプ性能試験方法の国際標準
化委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 平成25年度決算報告(案)
⑵ 性能換算式
次の講演会を行った。
⑶ JISの英訳に基づくDRAFT2版作成分担
テーマ:
「再生可能エネルギーを巡る情勢について」
⑷ NP(新業務項目提案)投票の進捗状況
講 師:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネル
4月15日 真空式下水道システム委員会
ギー・新エネルギー部 新エネルギー対
次の事項について報告及び審議を行った。
策課 課長補佐 青木洋紀 殿
⑴ 会誌「産業機械」風水力機械特集号への対応
タンク部会
⑵ 「真空式下水道システム 修繕・更新の手引き」
の内容
4月9日 幹事会・政策分科会合同会議
4月16日 汎用ポンプ委員会
次の事項について検討及び審議を行った。
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 平成25年度事業報告(案)及び平成26年度事業計
画(案)
⑵ 平成25年度決算報告(案)及び平成26年度収支予
算(案)
⑶ 平成26年度部会役員体制
プラスチック機械部会
4月9日 ISO/TC270国内審議委員会 射出成形機分
科会
⑴ 国土交通省「建築設備設計基準」の内容
⑵ 三相誘導電動機効率値規制の動向
⑶ リスクアセスメント
⑷ 消化ポンプWGの報告
⑸ 委員会春季総会の開催内容
4月17日 汎用送風機委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 三相誘導電動機効率値規制の動向
⑵ 国土交通省「建築設備設計基準」の内容
ISO規格案について検討を行った。
⑶ リスクアセスメント
4月11日 技術委員会
⑷ 平成25年度事業報告(案)及び平成26年度事業計
次の事項について検討を行った。
⑴ 生産性向上設備投資促進税制
⑵ 射出成形機の運用段階ごとの残留リスク
4月22日 射出成形機需要予測委員会
ISO規格案について検討を行った。
風水力機械部会
4月9日 ロータリ・ブロワ委員会
56
書籍・報告書情報
画(案)
⑸ 委員会春季総会の開催内容
4月17日 排水用水中ポンプシステム委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 圧力式下水道システム納入実績調査の実施
⑵ 会誌「産業機械」風水力機械特集号への対応
⑶ 委員会春季総会の開催内容
⑷ JIS B 8325(設備排水用水中モータポンプ)の内容
次の事項について報告及び審議を行った。
4月18日 ポンプ技術者連盟 若手幹事会
⑴ 機械のリスクアセスメント
第17回技術セミナーの講演内容について検討を行った。
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行事報告
行事予定
4月23日 汎用圧縮機委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 平成26年度圧縮機需要予測
⑵ 委員会春季総会の開催内容
運搬機械部会
4月15日 昇降機委員会
生産性向上設備投資促進税制について検討を行った。
4月16日 コンベヤ技術委員会
次の事項について検討を行った。
書籍・報告書情報
統計資料
製鉄機械部会
4月16日 部会幹事会
次の事項について報告及び検討を行った。
⑴ 生産性向上設備投資促進税制
⑵ 平成25年度事業報告(案)及び平成26年度事業計
画(案)
業務用洗濯機部会
4月11日 コインランドリー分科会
⑴ リスクアセスメント
次の事項について検討及び審議を行った。
⑵ コンベヤ関係JIS規格改正
⑴ 平成26年度役員体制(案)
⑶ ベルトコンベヤ設備保守・点検業務に関するガイ
⑵ 平成25年度決算報告(案)及び平成26年度収支予
ドラインの見直し
⑷ 生産性向上設備投資促進税制
4月17日 コンベヤ技術委員会 JIS B 0140、JIS B
0141改正WG
算(案)
⑶ コインランドリー機器出荷統計(平成25年度第
4四半期)
4月11日 技術委員会
JIS B 0140(コンベヤ用語-種類)
、JIS B 0141(コ
次の事項について検討及び審議を行った。
ンベヤ用語-部品・付属機器ほか)改正について検討を
⑴ 平成26年度役員体制(案)
行った。
⑵ 平成25年度決算報告(案)及び平成26年度収支予
4月21日 流通設備委員会 JIS Z 0620、JIS Z
0110改正WG
JIS Z 0620(産業用ラック)
、JIS Z 0110(産業用
ラック用語)改正について検討を行った。
4月24日 チェーンブロック企画委員会
次の事項について検討を行った。
⑴ 最近のチェーンブロック動向
算(案)
⑶ リスクアセスメント
4月21日 定例部会
部会総会提出資料について検討及び審議を行った。
エンジニアリング部会
4月16日 講演会
⑵ 巻上機の特別アセスメント
次の講演会を行った。
⑶ 生産性向上設備投資促進税制
テーマ:
「サハラ・ソーラー・ブリーダー計画」
4月25日 流通設備委員会 クレーン分科会
講 師:東京工業大学 ソリューション研究機構 特任
教授(AES国際研究センター)黒川浩助 殿
次の事項について検討を行った。
⑴ リスクアセスメント
⑵ 特別アセスメント
⑶ 機械安全警告ラベルの見直しと安全に関するガイ
ドラインの作成
⑷ 生産性向上設備投資促進税制
動力伝導装置部会
委員会
政策委員会
4月17日 委員会
次の事項について審議及び報告を行った。
⑴ 統計関係報告(平成26年2月分)
4月23日 減速機委員会
① 産業機械の受注状況
次の事項について報告及び検討を行った。
② 産業機械の輸出契約状況
⑴ 今後の業界動向
⑵ 三相誘導電動機効率値規制
③ 環境装置の受注状況
⑵ 工業会の活動状況(平成26年3月分)
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行事報告
行事予定
⑶ 平成25年度事業報告(案)
⑷ 平成25年度決算報告(案)
⑸ 決議(案)
⑹ 平成26年度産業機械工業功績者表彰候補者(案)
環境委員会
書籍・報告書情報
統計資料
関西支部
委員会
政策委員会
4月15日 講演会及び委員会
⑴ 講演会
4月24日 委員会 次の事項について報告及び審議を行った。
会員企業の環境担当者等を対象とした次の講演会
⑴ 統計関係報告(平成26年2月分)
を行った。
① 産業機械の受注状況
① テーマ:
「省エネ法の改正について」
② 産業機械の輸出契約状況
講 師:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネ
③ 環境装置の受注状況
ルギー・新エネルギー部 省エネルギー
⑵ 工業会の活動状況(平成26年3月分)
対策課 課長補佐(制度設計担当)羽原
⑶ 海外情報(平成26年4月号)
健雄 殿
⑷ 平成25年度事業報告(案)
② テーマ:
「ISO14001 EMS規格の改定-何が
変わるのか、何をすればよいのか-」
講 師:一般財団法人 日本品質保証機構 JQA
認 定 ISO14001 審 査 員 JQA 認 定
ISO50001主任審査員 三﨑敏幸 殿
⑵ 委員会
次の事項について審議及び報告を行った。
① 平成25年度事業報告(案)及び平成26年度事業
⑸ 平成25年度決算報告(案)
⑹ 決議(案)
⑺ 平成26年度産業機械工業功績者表彰候補者(案)
労務委員会
4月7日 正副委員長会議
平成26年度第1回委員会の開催について審議を行っ
た。
計画(案)
② 産業機械業界の低炭素社会実行計画(案)の策定
エコスラグ利用普及委員会
部 会
化学機械部会
4月7日 利用普及分科会 編集WG
4月3日 正副部会長会議
次の事項について報告及び検討を行った。
部会総会の開催について審議を行った。
⑴ 「2013年度版エコスラグ有効利用の現状とデー
タ集」の編集
⑵ 平成26年度事業計画(案)
4月15日~16日 利用普及分科会 編集WG
「2013年度版エコスラグ有効利用の現状とデータ集」
の編集について報告及び検討を行った。
環境装置部会
4月15日 正副部会長・幹事合同会議
平成25年度事業報告(案)及び平成26年度事業計画
(案)について、報告及び審議を行った。
風水力機械部会
4月22日 正副部会長会議
部会総会の開催について審議を行った。
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工業会情報
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
7月18日
政策委員会
7月中旬
押出成形機需要予測委員会
運営幹事会
下旬
中部地区委員会
8月上旬
関西地区委員会
23日
8月上旬風力発電関連機器産業に関する調査研究
会 第1回幹事会
部 会
風水力機械部会
7月8日ポンプ技術者連盟 拡大常任幹事会
ボイラ・原動機部会
〃ポンプ技術者連盟 第17回技術セミナー
9日
部会総会
ポンプ国際規格審議会
7月16日
ボイラ幹事会
11日
ボイラ技術委員会
22日
排水用水中ポンプシステム委員会
ボイラ幹事会
下旬
メカニカルシール委員会 企画分科会
18日
8月29日
鉱山機械部会
〃
汎用ポンプ委員会
〃
汎用送風機委員会
7月中旬
骨材機械委員会
〃
汎用圧縮機委員会
〃
部会総会
8月下旬
真空式下水道システム委員会
〃
メカニカルシール委員会 技術分科会
〃
汎用圧縮機委員会
〃
汎用圧縮機技術分科会
化学機械部会
7月3日
ボーリング技術委員会
〃
業務委員会講演会
環境装置部会
7月上旬部会幹事会
運搬機械部会
7月上旬部会総会
中旬コンベヤ技術委員会 コンベヤ用語JIS
〃環境ビジネス委員会 有望ビジネス分科
会
改正WG
〃コンベヤ技術委員会 仕分コンベヤJIS
〃環境ビジネス委員会 バイオマス発電推
進分科会
〃環境ビジネス委員会 3Rリサイクル研
究会
〃環境ビジネス委員会 先端技術調査分科
会
11日
改正WG
〃コンベヤ技術委員会
〃チェーンブロック企画委員会
下旬流通設備委員会 クレーン分科会
〃
昇降機委員会
〃流通設備委員会 産業用ラックJIS改正
環境ビジネス委員会 水分科会
WG
〃ユニットロード用垂直コンベヤJIS改正
タンク部会
本委員会
7月2日
部会総会
〃
巻上機委員会
〃
政策分科会講演会
〃
ISO/TC111国内審議委員会
技術分科会
10日
プラスチック機械部会
7月上旬
ISO/TC270射出成形機分科会
〃
ブロー成形機需要予測委員会
〃
射出成形機需要予測委員会
〃
ISO/TC270ブロー成形機分科会
動力伝導装置部会
7月中旬減速機委員会
8月下旬減速機委員会
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行事報告
行事予定
製鉄機械部会
7月8日
部会総会
〃
幹事会
業務用洗濯機部会
7月4日
技術委員会
コインランドリー分科会
17日
8月8日
定例部会
エンジニアリング部会
7月25日
部会総会
〃
企画委員会講演会
委員会
7月中旬利用普及分科会
統計資料
関西支部
部 会
ボイラ・原動機部会
7月4日
定例部会・見学研修会
環境装置部会
7月11日
総会
委員会
政策委員会
7月30日
エコスラグ利用普及委員会
〃
書籍・報告書情報
委員会
労務委員会
7月16日
委員会
JIS A 5032 WG
8月中旬利用普及分科会
〃標準化分科会
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工業会情報
行事報告
行事予定
会員名簿2014
頒 価:1,080円(税込)
連絡先:総務部(TEL:03-3434-6821)
工業会会員の本社と支社所在地、取扱機種の一覧等をま
とめたもの。
風力発電関連機器産業に関する調査研究報告書
頒 価:3,000円(税込)
連絡先:環境装置部(TEL:03-3434-7579)
風力発電機の本体から部品などまで含めた風力発電関連
機器産業に関する生産実態等の調査を実施し、各分野に
書籍・報告書情報
統計資料
(2006年10月発行)。
メカニカル・シールハンドブック
初・中級編(改訂第3版)
頒 価:2,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
メカニカルシールに関する用語、分類、基本特性、寸法、
材料選定等についてまとめたもの(2010年10月発行)
。
風水力機械産業の現状と将来展望
— 2011年〜2015年 —
おける産業規模や市場予測、現状での課題等を分析し、
頒 価:会員/1,500円(税込)
会員外/2,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
本報告書にまとめた。
1980年より約5年に1度、風水力機械部会より発行し
平成24年度 環境装置の生産実績
ている報告書の最新版。本報告書は、風水力機械産業の
代表的な機種であるポンプ、送風機、汎用圧縮機、プロ
頒 価:実費頒布
連絡先:環境装置部(TEL:03-3434-6820)
セス用圧縮機、メカニカルシールのそれぞれの機種毎に
日本の環境装置の生産額を装置別、需要部門別(輸出含
需要動向と予測、技術動向、国際化を含めた今後の課題
む)
、
企業規模別、
研究開発費等で集計し図表化。その他、
と対応についてまとめている。風水力機械メーカはもと
前年度との比較や過去28年間における生産実績の推移
より官公庁、エンジニアリング会社、ユーザ会社等の方々
を掲載。
にも有益な内容である。
2012年度版 エコスラグ有効利用の現状と
データ集
頒 価:5,000円(税込)
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
化学機械製作の共通課題に関する調査研究報
告書(第8版 平成20年度版)
〜化学機械分野における輸出管理手続き〜
全国におけるエコスラグの生産状況、利用状況、分析デ
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
ータ等をアンケート調査からまとめた。また、委員会の
化学機械製作に関する共通の課題・問題点を抽出し、取
活動についても報告している(2013年5月発行)。
りまとめたもの。
道路用溶融スラグ品質管理及び
設計施工マニュアル
頒 価:3,000円(税込)
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
2006年7月20日に制定されたJIS A 5032「一般廃棄
物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融個化した道路用
溶融スラグ」について、溶融スラグの製造者及び道路の
設計施工者向けに関連したデータを加えて解説した
(2007年9月発行)
。
港湾工事用エコスラグ利用手引書
今回は強化されつつある輸出管理について、化学機械分
野に限定して申請手続きの流れや実際の手続きの例を示
した。実際に手続きに携わる者への参考書となる一冊。
JIMS H 3002業務用洗濯機械の性能に係る
試験方法(平成20年8月制定)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
物流システム機器ハンドブック
頒 価:3,990円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
(1)各システム機器の分類、用語の統一
頒 価:実費頒布
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
(2)能力表示方法の統一、標準化
エコスラグを港湾工事用材料として有効利用するため
(3)各機器の安全基準と関連法規・規格
に、設計・施工に必要なエコスラグの物理的・化学的特
(4)取扱説明書、安全マニュアル
性をまとめた。工法としては、サンドコンパクションパ
(5)物流施設の計画における寸法算出基準
イル工法とバーチカルドレーン工法を対象としている
産業機械 2014.6
P61-62_書籍・報告書.indd 61
61
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行事報告
行事予定
コンベヤ機器保守・点検業務に関する
ガイドライン
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
コンベヤ機器の使用における事業者の最小限の保守・点検
レベルを確保するためガイドラインとしてまとめたもの。
チェーン・ローラ・ベルトコンベヤ、
仕分コンベヤ、
垂直コンベヤ、
及びパレタイザ検査要領書
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
ばら物コンベヤを除くコンベヤ機器については、検査要
書籍・報告書情報
統計資料
準拠して改正されたが、旧JIS(JIS B 8805-1976)と
計算手順が異なるため、これをマニュアル化したもの。
ユニバーサルデザインを活かしたエレベータ
のガイドライン
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
ユニバーサルデザインの理念に基づいた具体的な方法を
ガイドラインとして提案したもの。
東京直下地震のエレベーター被害予測に
関する研究
領の客観的な指針がないため、設備納入メーカや購入者
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
のガイドラインとして作成したもの。
東京湾北部を震源としたマグニチュード7程度の地震が
バルク運搬用 ベルトコンベヤ設備保守・点検
業務に関するガイドライン
頒 価:500円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
コンベヤ機器を利用目的に応じて、安全にかつ支障なく
稼動させるには日常の保守点検は事業者にとって必須条
件であり、義務であるが、事業者や事業内容によって保
予測されていることから、所有者、利用者にエレベータ
ーの被害状況を提示し、対策の一助になることを目的と
して、エレベーターの閉じ込め被害状況の推定を行った
もの。
プラスチック機械中期需要予測
(平成26年2月発行版)
守・点検の実施レベルに大きな差が在るのが実情である。
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
本ガイドラインは、この様な情況からコンベヤ機器の使
射出成形機、押出成形機、ブロー成形機に関する平成
用における事業者の最小限度の保守・点検レベルを確保
26年、27年の需要予測を取りまとめたもの。
するためのガイドラインとしてまとめたものである。
バルク運搬用 ベルトコンベヤ検査基準
2013年度 環境活動報告書
頒 価:無償頒布
連絡先:企画調査部(TEL:03-3434-6823)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
環境委員会が会員企業を対象に実施する各種環境関連調
バルク運搬用ベルトコンベヤの製作、設置に関する部品
査の結果報告の他、会員企業の環境保全への取り組み等
ならびに設備の機能を満足するための検査項目、検査個
を紹介している。
所および検査要領とその判定基準について規定したも
の。
ラック式倉庫のスプリンクラー設備の解説書
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
平成10年7月の消防法令の改正に伴い、
「ラック式倉庫」
の技術基準、ガイドラインについて、わかりやすく解説
したもの。
ゴムベルトコンベヤの計算式
(JIS B 8805-1992)計算マニュアル
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
現行JIS(JIS B 8805-1992)の内容は、ISO5048に
62
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
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14.6.13 1:56:26 PM
工業会情報
行事報告
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統計資料
産業機械受注状況(平成26年3月)
企画調査部
1.概 要
2.機種別の動向
3 月 の 受 注 高 は 8,105 億 4,500 万 円、 前 年 同 月 比
①ボイラ・原動機
92.2%となった。
外需の減少により前年同月比93.1%となった。
内需は、5,184億7,400万円、前年同月比107.2%と
②鉱山機械
なった。
外需の増加により同186.9%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比92.4%、非製
③化学機械(冷凍機械を含む)
造業向けは同108.8%、官公需向けは同130.0%、代理
電力、外需の減少により同70.8%となった。
店向けは同78.4%であった。
④タンク
増加した機種は、ボイラ・原動機(110.7%)、鉱山
外需の増加により同750.8%となった。
機械(110.6%)
、タンク(201.1%)
、ポンプ(107.6%)、
⑤プラスチック加工機械
運搬機械(107.1%)
、変速機(102.3%)、金属加工機
紙・ パ ル プ、 そ の 他 製 造 業、 外 需 の 増 加 に よ り 同
械(114.8%)
、その他機械(117.7%)の8機種であり、
102.5%となった。
減少した機種は、化学機械(85.5%)
、プラスチック加
⑥ポンプ
工機械(99.1%)
、圧縮機(98.5%)
、送風機(56.2%)
外需の減少により同92.4%となった。
の4機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
⑦圧縮機
外需は、2,920億7,100万円、前年同月比73.9%と
外需の増加により同147.2%となった。
なった。
⑧送風機
プラントは6件、1,217億1,900万円、前年同月比
運輸・郵便の減少により同63.5%となった。
93.4%となった。
⑨運搬機械
増加した機種は、鉱山機械(480.0%)
、タンク(前年
外需の減少により同69.2%となった。
同月の受注額がマイナスのため、比率を計上できず)
、
⑩変速機
プラスチック加工機械(104.7%)
、圧縮機(192.3%)、
電 力、 卸 売・ 小 売、 外 需、 代 理 店 の 増 加 に よ り 同
送風機(119.0%)
、変速機(116.1%)
、金属加工機械
104.2%となった。
(175.1%)
、その他機械(118.5%)の8機種であり、
減少した機種は、ボイラ・原動機(45.9%)、化学機械
⑪金属加工機械
鉄鋼、外需の増加により同144.8%となった。
(65.6%)
、ポンプ(70.7%)
、運搬機械(30.3%)の4
機種であった(括弧の数字は前年同月比)
。
産業機械 2014.6
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14.6.13 1:57:04 PM
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行事予定
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統計資料
(表1)
産業機械 需要部門別受注状況
①製造業
②非製造業
③民需計
④官公需
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
⑤代理店
⑥内需計
⑦外 需
(金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比)
平成23年度 1,057,658
24年度
915,798
25年度
957,925
平成23年 1,037,707
109.6 1,257,609
⑧総 額
(金額) (前年比) (金額) (前年比)
107.8 2,315,267
108.6 602,421
112.4 287,882
104.8 3,205,570
108.9
2,721,479
150.9 5,927,049
947,389
75.3 1,863,187
80.5 580,038
96.3 330,381
114.8 2,773,606
86.5
1,819,559
66.9 4,593,165
77.5
104.6 1,101,713
116.3 2,059,638
110.5 625,079
107.8 293,640
88.9 2,978,357
107.4
1,796,987
98.8 4,775,344
104.0
107.5 1,286,862 (113.8) 2,324,569 (110.9) 559,959 (93.8) 279,829
104.9 3,164,357
106.9
2,101,280
115.9 5,265,637
110.3
941,328 (73.1) 1,914,451 (82.4) 567,157 (101.3) 327,629
117.1 2,809,237
88.8
2,429,994
115.6 5,239,231
99.5
92.1 2,852,683
101.5
1,921,557
79.1 4,774,240
91.1
71.0
86.6
24年
973,123
93.8
25年
943,541
97.0 1,000,730
106.3 1,944,271
平成25年1~3月
225,956
79.8
344,866
101.8
570,822
91.8 179,108
107.7
80,881
103.5
830,811
95.9
750,074
55.1 1,580,885
4~6月
207,261
91.4
191,489
116.2
398,750
101.8 110,203
94.5
68,746
80.1
577,699
97.3
319,693
97.4
7~9月
271,697
111.8
275,478
112.1
547,175
112.0 153,006
128.7
75,453
91.1
775,634
112.3
101.6 606,571
106.9 301,841
124.9
897,392
97.3
509,492
175.0 1,285,126
130.9
10~12月
238,627
108.4
188,897
98.4
427,524
103.8 164,254
99.3
76,761
94.9
668,539
101.5
342,298
76.1 1,010,837
91.2
平成26年1~3月
240,340
106.4
445,849
129.3
686,189
120.2 197,616
110.3
72,680
89.9
956,485
115.1
625,504
83.4 1,581,989
100.1
平成26年1月
72,146
145.6
124,053
312.9
196,199
220.0
28,420
121.0
23,853
103.0
248,472
182.9
96,541
45.2
345,013
98.7
2月
63,216
100.7
55,062
91.7
118,278
96.3
46,352
75.9
24,909
91.6
189,539
89.8
236,892
168.0
426,431
121.1
3月
104,978
92.4
266,734
108.8
371,712
103.6 122,844
130.0
23,918
78.4
518,474
107.2
292,071
73.9
810,545
92.2
【注】
平成23年4月より需要者分類を変更したことから、
②非製造業③民需計④官公需の金額に不連続が発生している。なお、
括弧の比率は前年の実績を新分類に再集計して計算している。
(表2)
産業機械 機種別受注状況
①ボイラ・原動機
金額
前年比
③化学機械
②鉱山機械
金額
(冷凍機械を含む)
前年比
金額
前年比
③-1 内 化学機械
金額
前年比
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
④タンク
金額
⑤プラスチック加工機械
前年比
金額
前年比
⑥ポンプ
金額
前年比
平成23年度
1,679,171
109.3
15,652
96.8
2,076,524
163.4
1,712,822
191.0
76,075
227.2
185,666
102.9
298,061
108.8
24年度
1,325,304
78.9
23,174
148.1
1,365,436
65.8
1,001,296
58.5
27,723
36.4
166,375
89.6
333,281
111.8
25年度
1,490,041
112.4
20,999
90.6
1,271,667
93.1
888,732
88.8
99,283
358.1
181,716
109.2
335,427
100.6
平成23年
1,742,452
116.9
14,725
83.1
1,409,639
107.3
1,041,982
109.8
84,350
283.2
177,102
100.2
292,842
106.9
24年
1,327,448
76.2
23,341
158.5
1,961,627
139.2
1,591,207
152.7
26,960
32.0
174,247
98.4
325,328
111.1
25年
1,428,416
107.6
19,076
81.7
1,409,687
71.9
1,030,503
64.8
41,305
153.2
177,243
101.7
337,085
103.6
平成25年1~3月
466,998
99.5
4,238
96.2
588,204
49.7
502,441
46.0
6,780
112.7
44,903
85.1
89,977
109.7
4~6月
209,732
93.5
4,450
127.8
254,746
96.5
164,620
97.5
5,269
100.3
44,698
107.0
72,634
101.6
7~9月
482,270
176.9
4,574
86.4
320,252
139.8
210,412
164.6
3,943
33.3
46,376
113.8
87,736
104.6
10~12月
269,416
74.6
5,814
57.2
246,485
86.8
153,030
75.7
25,313
656.6
41,266
106.0
86,738
98.6
平成26年1~3月
528,623
113.2
6,161
145.4
450,184
76.5
360,670
71.8
64,758
955.1
49,376
110.0
88,319
98.2
平成26年1月
124,185
289.1
1,921
124.1
81,519
42.9
51,658
31.0
7,796
501.0
17,538
125.9
26,523
127.8
2月
87,394
104.6
1,253
114.7
161,514
152.5
125,966
165.9
24,631
2683.1
13,531
103.1
21,745
84.1
3月
317,044
93.1
2,987
186.9
207,151
70.8
183,046
70.4
32,331
750.8
18,307
102.5
40,051
92.4
会社数
18社
7社
⑦圧縮機
金額
41社
⑧送風機
前年比
金額
39社
⑨運搬機械
前年比
金額
4社
⑩変速機
前年比
金額
10社
⑪金属加工機械
前年比
金額
前年比
19社
⑫その他機械
金額
⑬合計
前年比
金額
前年比
平成23年度
316,135
109.5
20,983
79.8
352,891
103.9
55,032
95.0
226,626
113.4
624,233
119.4
5,927,049
24年度
242,285
76.6
26,036
124.1
339,694
96.3
43,810
79.6
165,484
73.0
534,563
85.6
4,593,165
77.5
25年度
283,510
117.0
24,028
92.3
289,804
85.3
46,035
105.1
141,883
85.7
590,951
110.5
4,775,344
104.0
平成23年
309,001
103.5
20,855
74.3
344,247
100.9
57,284
102.8
244,105
130.6
569,035
101.7
5,265,637
110.3
24年
255,589
82.7
23,572
113.0
348,945
101.4
45,395
79.2
176,401
72.3
550,378
96.7
5,239,231
99.5
25年
270,281
105.7
26,110
110.8
308,640
88.4
45,154
99.5
142,674
80.9
568,569
103.3
4,774,240
91.1
平成25年1~3月
70,505
84.1
9,036
137.5
94,684
91.1
10,822
87.2
33,541
75.4
161,197
91.1
1,580,885
71.0
4~6月
64,852
131.9
5,354
128.5
69,092
94.0
11,080
98.3
30,411
68.9
125,074
96.5
897,392
97.3
7~9月
67,882
102.4
5,926
104.2
75,294
95.1
11,880
111.5
48,079
87.8
130,914
107.7
1,285,126
130.9
124.9
10~12月
67,042
119.1
5,794
81.1
69,570
75.4
11,372
102.7
30,643
92.7
151,384
123.9
1,010,837
91.2
平成26年1~3月
83,734
118.8
6,954
77.0
75,848
80.1
11,703
108.1
32,750
97.6
183,579
113.9
1,581,989
100.1
平成26年1月
17,919
90.4
1,977
63.7
17,856
77.0
4,078
124.2
9,820
153.8
33,881
146.6
345,013
98.7
2月
24,642
108.6
2,076
152.2
20,852
117.0
3,525
97.8
9,759
54.0
55,509
95.5
426,431
121.1
3月
41,173
147.2
2,901
63.5
37,140
69.2
4,100
104.2
13,171
144.8
94,189
117.8
810,545
92.2
会社数
17社
8社
27社
6社
14社
39社
210社
【注】⑫その他機械には、業務用洗濯機、メカニカルシール、ごみ処理装置等が含まれているが、そのうち業務用洗濯機とメカニカルシールの受注金額は次の通りである。
業務用洗濯機:1,865百万円 メカニカルシール:3,071百万円
64
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
P63-69_統計資料1-受注状況.indd 64
14.6.13 1:57:04 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表3)
平成26年3月 需要部門別機種別受注額
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(単位 : 100万円)
※平成23年4月より需要者分類を改訂しました。
機種別
需要者別
冷凍機械
プラスチック
加工機械
タンク
ポンプ
圧縮機
送風機
運搬機械
金属加工
機 械
変速機
その他
合
計
製
民
品
工
業
2,222
0
1,834
202
0
0
187
237
5
796
89
1
1,121
維
工
業
134
0
9
84
0
32
8
23
0
64
5
1
59
419
紙・ パ ル プ 工 業
1,043
0
278
70
0
500
82
48
28
114
61
0
11
2,235
化
業
1,009
307
4,996
420
48
912
293
657
53
3,044
190
17
316
12,262
石油・石炭製品工業
2,671
0
1,432
278
1,772
2
576
340
4
▲ 136
44
0
545
7,528
石
75
259
1,273
70
0
0
17
34
78
256
113
25
2
2,202
業
1,806
14
3,087
142
0
0
324
234
386
579
240
2,847
182
9,841
8,538
学
工
業
土
鋼
6,694
造
非
鉄
金
属
8,028
0
69
144
0
8
13
3
17
65
13
7
171
金
属
製
品
57
0
131
72
0
0
4
69
1
206
110
152
67
869
はん用・生産用機械
93
34
221
1,897
0
68
294
3,736
39
607
257
34
1,415
8,695
械
4
0
45
1,541
0
55
11
12
0
44
0
0
▲ 272
1,440
械
8,667
0
577
1,399
0
287
11
93
8
178
61
14
32
11,327
業
務
間
電
用
気
機
機
情 報 通 信 機 械
88
0
35
210
0
44
204
194
0
129
117
9
955
1,985
業
330
0
130
488
0
803
10
197
158
2,300
218
921
1,069
6,624
業
389
0
811
217
0
0
154
130
1
309
87
28
105
2,231
その他輸送機械工業
66
0
23
33
0
37
12
122
0
5,603
62
4
781
6,743
そ の 他 製 造 業
1,528
73
2,104
4
0
3,793
419
194
51
1,025
732
515
4,907
15,345
104,978
自
動
車
業
造
工
船
需
非
製
造
業
計
28,210
687
17,055
7,271
1,820
6,541
2,619
6,323
829
15,183
2,399
4,575
11,466
農
林
漁
業
17
0
9
79
0
0
0
3
3
130
4
0
47
292
鉱業・採石業・砂利採取業
7
412
35
0
7,063
0
▲5
51
6
17
5
0
5
7,596
製
造
要
建
設
業
88
304
510
401
0
0
226
596
38
235
27
0
634
3,059
電
力
業
208,986
0
2,998
▲1
2
0
2,000
948
192
3,745
286
10
158
219,324
運 輸 業・ 郵 便 業
377
0
800
506
0
0
51
46
197
2,211
100
4
3,171
7,463
通
業
160
0
0
41
0
1
0
0
0
3
2
0
0
207
卸 売 業・小 売 業
57
0
89
▲ 482
0
0
2,692
174
14
2,278
121
249
1,295
6,487
金 融 業・保 険 業
信
54
0
0
72
0
38
0
2
0
256
0
0
0
422
業
8
0
638
19
0
0
0
74
0
55
22
0
72
888
情 報 サ - ビ ス 業
284
0
253
72
0
0
1
0
3
236
0
0
13
862
業
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
1
そ の 他 非 製 造 業
3,925
0
4,500
796
90
3
1,815
857
12
2,301
4
110
5,720
20,133
不
動
業
リ
間
産
ー
非
製
需
ス
造
要
業
合
計
計
213,963
716
9,832
1,503
7,155
42
6,780
2,751
466
11,467
571
373
11,115
266,734
242,173
1,403
26,887
8,774
8,975
6,583
9,399
9,074
1,295
26,650
2,970
4,948
22,581
371,712
官
運
輸
業
0
0
1
0
0
0
22
0
144
0
0
0
0
167
防
衛
省
15,475
0
0
157
0
0
31
86
1
2
0
0
7
15,759
公
需
国
家
公
務
6,177
0
17
0
0
0
2,153
3
232
131
0
0
33,264
41,977
地
方
公
務
1,028
0
10,140
139
8
0
7,832
11
141
4
4
4
22,638
41,949
そ の 他 官 公 需
9,648
0
10,506
273
0
0
1,394
25
46
134
335
254
377
22,992
32,328
0
20,664
569
8
0
11,432
125
564
271
339
258
56,286
122,844
292,071
官
公
外
代
受
化学機械
繊
鉄
海
鉱山機械
食
窯
民
ボイラ・
原動機
需
需
理
注
額
合
計
要
42,427
1,584
134,389
6,713
23,348
11,568
12,395
27,908
633
8,028
657
7,920
14,501
店
116
0
1,106
8,049
0
156
6,825
4,066
409
2,191
134
45
821
23,918
計
317,044
2,987
183,046
24,105
32,331
18,307
40,051
41,173
2,901
37,140
4,100
13,171
94,189
810,545
産業機械 2014.6
P63-69_統計資料1-受注状況.indd 65
65
14.6.13 1:57:05 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械輸出契約状況(平成26年3月)
企画調査部
1.概 要
④プラスチック加工機械
3月の主要約70社の輸出契約高は、2,749億4,500
中東の減少により、前年同月比97.9%となった。
万円、前年同月比72.5%となった。
⑤風水力機械
プラントは6件、1,217億1,900万円、前年同月比
アジア、ロシア・東欧の増加により、前年同月比
93.4%となった。
125.8%となった。
単体は1,532億2,600万円、前年同月比61.5%とな
⑥運搬機械
った。
ア ジ ア、 北 ア メ リ カ の 減 少 に よ り、 前 年 同 月 比
地域別構成比は、アジア49.7%、オセアニア24.5%、
39.2%となった。
北アメリカ11.3%、中東9.6%、ロシア・東欧3.0%、
⑦変速機
南アメリカ1.5%となっている。
アジア、ヨーロッパ、北アメリカの増加により、前
年同月比116.7%となった。
2.機種別の動向
⑧金属加工機械
⑴ 単体機械
アジア、北アメリカ、ロシア・東欧の増加により、
①ボイラ・原動機
前年同月比225.2%となった。
アジア、中東、ヨーロッパの減少により、前年同月
⑨冷凍機械
比43.4%となった。
ヨーロッパの減少により、前年同月比88.4%とな
②鉱山機械
った。
アジアの増加により、前年同月比508.6%となった。
⑵ プラント
③化学機械
中 東、 ロ シ ア・ 東 欧 の 減 少 に よ り、 前 年 同 月 比
アジア、中東の減少により、前年同月比41.3%と
93.4%となった。
なった。
(表1)
平成26年3月 産業機械輸出契約状況 機種別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円)
単 体 機 械
①ボイラ・原動機
金額
66
前年比
②鉱山機械
金額
③化学機械
前年比
金額
④プラスチック加工機械
前年比
金額
前年比
⑤風水力機械
金額
平成23年度
589,370
154.3
2,928
64.1
203,022
55.0
100,321
106.6
226,660
24年度
411,062
69.7
9,169
313.1
248,426
122.4
84,673
84.4
175,281
前年比
112.3
⑥運搬機械
金額
97,549
77.3 111,852
前年比
⑦変速機
金額
96.3 11,920
前年比
⑧金属加工機械
金額
前年比
86.2
52,645
51.4
114.7
7,185
60.3
53,467
101.6
120.1
25年度
405,562
98.7
4,128
45.0
293,374
118.1
99,978
118.1
211,792
120.8
70,937
63.4
6,851
95.4
64,205
平成23年
564,736
137.3
2,484
42.7
435,255
335.8
93,454
100.7
226,496
107.8
94,484
94.1 12,683
96.2
58,958
72.0
24年
440,543
78.0
9,638
388.0
158,322
36.4
93,592
100.1
176,362
77.9 108,875
115.2
8,301
65.4
69,924
118.6
25年
461,854
104.8
2,907
30.2
273,868
173.0
95,021
101.5
209,943
119.0
88,211
81.0
6,798
81.9
57,345
82.0
平成25年1~3月
129,032
81.4
521
52.6
117,418
429.9
22,794
71.9
60,587
98.2
35,546
109.1
1,606
59.0
6,315
27.7
4~6月
53,408
108.0
816
311.5
43,598
138.3
23,420
105.0
47,316
156.8
17,972
85.9
1,701
72.9
10,932
43.4
7~9月
208,929
283.5
1,324
94.6
74,283
306.6
26,574
118.9
48,045
104.4
21,335
86.8
1,967
128.6
26,514
224.1
10~12月
70,485
44.4
246
3.5
38,569
51.3
22,233
129.0
53,995
140.2
13,358
43.4
1,524
88.8
13,584
133.9
平成26年1~3月
72,740
56.4
1,742
334.4
136,924
116.6
27,751
121.7
62,436
103.1
18,272
51.4
1,659
103.3
13,175
208.6
平成25年10月
2,684
11.7
55
112.2
8,877
19.9
7,957
136.1
17,064
194.8
3,874
32.8
500
86.7
1,694
42.8
11月
26,211
28.2
9
0.1
37,964
719.8
6,919
128.0
13,659
131.7
3,999
33.9
456
80.6
5,227
106.3
12月
41,590
97.0
182
587.1
▲ 8,272
-
7,357
123.1
23,272
120.1
5,485
76.2
568
99.0
6,663
525.5
平成26年1月
17,114
162.4
161
115.0
12,843
36.9
10,157
147.0
12,594
77.4
3,278
24.3
588
112.9
3,344
156.6
2月
15,906
58.7
50
62.5
91,508 2447.4
7,782
132.7
14,226
88.8
8,337
164.2
414
79.3
3,393
257.0
3月
39,720
43.4
1,531
508.6
32,573
9,812
97.9
35,616
125.8
6,657
39.2
657
116.7
6,438
225.2
41.3
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
P63-69_統計資料1-受注状況.indd 66
14.6.13 1:57:05 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
単 体 機 械
⑨冷凍機械
金額
⑩その他
前年比
金額
⑫プラント
⑪単体合計
前年比
金額
前年比
金額
⑬総 計
前年比
平成23年度
71,500
100.9
103,475
99.2
1,459,390
24年度
65,495
91.6
95,817
92.6
1,262,427
86.5
25年度
56,655
86.5
122,435
127.8
1,335,917
平成23年
72,311
106.3
107,824
104.1
1,668,685
24年
66,587
92.1
94,958
88.1
1,227,102
25年
56,529
84.9
111,593
117.5
1,364,069
111.2
436,343
平成25年1~3月
17,451
94.1
30,328
102.9
421,598
109.1
4~6月
13,612
81.3
24,195
104.7
236,970
7~9月
12,047
77.3
22,759
97.3
10~12月
13,419
85.5
34,311
平成26年1~3月
17,577
100.7
平成25年10月
3,788
72.8
11月
4,266
100.0
12月
5,365
86.1
平成26年1月
5,095
121.1
2月
5,792
3月
6,690
101.0 1,145,086
統計資料
金額
前年比
504.1
2,604,476
155.8
452,244
39.5
1,714,671
65.8
105.8
333,494
73.7
1,669,411
97.4
137.1
310,841
65.1
1,979,526
116.8
73.5 1,094,037
352.0
2,321,139
117.3
39.9
1,800,412
77.6
297,578
31.7
719,176
54.3
106.7
54,640
66.3
291,610
95.8
443,777
181.4
35,965
156.0
479,742
179.2
180.8
261,724
69.9
48,160
97.9
309,884
73.2
41,170
135.7
393,446
93.3
194,729
65.4
588,175
81.8
12,500
215.5
58,993
53.9
10,558
49.3
69,551
53.1
9,808
288.7
108,518
74.3
0
-
108,518
74.3
12,003
122.7
94,213
79.4
37,602
135.4
131,815
90.0
国 内
35,378
29.1%
15,022
168.3
80,196
81.9
7,430
6.9
87,626
42.5
海 外
67,304
55.3%
102.0
12,616
137.0
160,024
214.6
65,580
111.2
225,604
168.9
その他
19,037
15.6%
88.4
13,532
111.0
153,226
61.5
121,719
93.4
274,945
72.5
合 計
121,719
100.0%
(備考) ※3月のプラントの内訳
(件数)
(金額)
1. 石油・化学
2
95,351
2.
その他
4
26,368
合計
6
121,719
(金額)
(構成比)
(表2)
平成26年3月 産業機械輸出契約状況 機種別・世界州別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円)
( 単 体 機 械)
ア
ジ
①ボイラ・原動機
件数
金額
②鉱 山 機 械
前年同月比
件数
金額
③化 学 機 械
前年同月比
件数
金額
④プラスチック加工機械
前年同月比
件数
金額
⑤風 水 力 機 械
前年同月比
件数
金額
前年同月比
ア
47
19,857
62.9%
18
1,507
615.1%
143
15,677
27.8%
117
7,420
151.9%
1,402
14,802
178.3%
東
17
13,023
28.9%
0
0
-
23
1,150
9.0%
4
65
2.0%
255
8,544
62.0%
ヨーロッパ
6
▲ 6,004
-
2
5
-
9
200
222.2%
10
443
236.9%
102
106
61.3%
北アメリカ
19
10,824
312.5%
0
0
-
32
7,850
856.1%
82
1,618
104.5%
367
5,972
144.3%
南アメリカ
2
1,125
228.2%
1
1
10.0%
7
185
15.0%
5
69
100.0%
84
882
-
ア フ リ カ
1
119
8.7%
11
15
48.4%
11
549
18.5%
0
0
-
34
790
57.3%
オセアニア
3
▲ 31
-
3
3
15.0%
3
4,342
2273.3%
1
43
-
9
16
3.2%
ロシア・東欧
1
807
45.0%
0
0
-
6
2,620
60.6%
2
154
481.3%
42
4,504
3491.5%
96
39,720
43.4%
35
1,531
508.6%
234
32,573
41.3%
221
9,812
97.9%
2,295
35,616
125.8%
中
合
計
( 単 体 機 械)
ア
ジ
⑥運 搬 機 械
件数
金額
⑦変速機
前年同月比
件数
金額
⑧金属加工機械
前年同月比
件数
金額
⑨冷 凍 機 械
前年同月比
件数
金額
⑩そ の 他
前年同月比
件数
金額
前年同月比
ア
56
4,636
41.6%
25
378
121.2%
95
5,302
128.8%
6
2,413
89.1%
156
8,455
105.3%
東
0
0
-
1
5
-
0
0
-
2
631
209.6%
4
7
175.0%
ヨーロッパ
13
79
14.1%
10
149
124.2%
4
45
84.9%
5
2,528
71.9%
110
1,914
56.6%
北アメリカ
5
462
11.7%
7
102
124.4%
32
864
-
3
319
87.9%
211
2,927
841.1%
南アメリカ
3
1,180
1638.9%
1
20
40.8%
10
227
1135.0%
1
88
114.3%
9
270
78.3%
ア フ リ カ
1
18
13.5%
0
0
-
1
2
-
1
139
120.9%
0
0
-
オセアニア
0
0
-
1
12
100.0%
2
1
-
2
572
118.7%
4
▲ 41
-
ロシア・東欧
1
282
30.8%
1
▲9
-
2
▲3
-
0
0
-
0
0
-
79
6,657
39.2%
46
657
116.7%
146
6,438
225.2%
20
6,690
88.4%
494
13,532
111.0%
中
合
計
⑪単 体 合 計
件数
ア
ジ
金額
⑫プ ラ ン ト
前年同月比
件数
金額
⑬総 計
前年同月比
件数
ア 2,065
80,447
63.0%
4
56,150
126.4%
東
306
23,425
31.1%
1
3,040
9.5%
307
ヨーロッパ
271
▲ 535
-
0
0
-
北アメリカ
758
30,938
213.8%
0
0
南アメリカ
123
4,047
177.7%
0
ア フ リ カ
60
1,632
27.2%
0
オセアニア
28
4,917
366.4%
55
8,355
134.7%
3,666
153,226
61.5%
中
ロシア・東欧
合
計
金額
2,069 136,597
前年同月比
構成比
79.4%
49.7%
26,465
24.6%
9.6%
271
▲ 535
-
-
-
758
30,938
213.8%
11.3%
0
-
123
4,047
177.7%
1.5%
0
-
60
1,632
27.2%
0.6%
1
62,529
271.9%
29
67,446
277.1%
24.5%
0
0
-
55
8,355
22.5%
3.0%
6 121,719
93.4%
3,672 274,945
72.5%
100.0%
産業機械 2014.6
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67
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
環境装置受注状況(平成26年3月)
企画調査部
2.装置別の動向(前年同月との比較)
3月の受注高は、817億3,200万円で、前年同月比
①大気汚染防止装置
105.0%となった。
海外向け排煙脱硫装置の減少により、20.2%とな
1.需要部門別の動向(前年同月との比較)
った。
①製造業
②水質汚濁防止装置
食品、機械向け産業廃水処理装置の減少により、
食品、機械、海外向け産業廃水処理装置、官公需向
64.2%となった。
け下水汚水処理装置の減少により、83.9%となった。
②非製造業
③ごみ処理装置
電力向け排煙脱硫装置の減少により、88.7%とな
官公需向け事業系廃棄物処理装置の増加により、
った。
147.1%となった。
③官公需
④騒音振動防止装置
事業系廃棄物処理装置の増加により、139.3%とな
そ の 他 製 造 業 向 け 騒 音 防 止 装 置 の 増 加 に よ り、
った。
244.8%となった。
④外需
排煙脱硫装置の減少により、12.1%となった。
(表1)
環境装置の需要部門別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
①製造業
②非製造業
③民需計
④官公需
⑤内需計
⑥外需
⑦合計
(金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比)
平成23年度
62,927
115.1
68,664
200.3
131,591
147.9
415,252
123.0
546,843
128.2
45,148
164.2
591,991
※ 24年度
53,318
84.7
28,040
40.8
81,358
61.8
372,269
89.6
453,627
83.0
35,868
79.4
489,495
82.7
25年度
46,231
86.7
40,943
146.0
87,174
107.1
412,955
110.9
500,129
110.3
15,475
43.1
515,604
105.3
平成23年
65,290
113.6
69,360
237.9
134,650
155.5
371,060
98.1
505,710
108.8
24,765
97.2
530,475
108.2
24年
53,584
82.1
35,412
51.1
88,996
66.1
366,845
98.9
455,841
90.1
46,372
187.2
502,213
94.7
25年
48,924
91.3
32,559
91.9
81,483
91.6
412,746
112.5
494,229
108.4
29,583
63.8
523,812
104.3
平成25年1~3月
14,919
98.2
7,649
50.9
22,568
74.7
113,223
105.0
135,791
98.4
16,421
61.0
152,212
92.3
4~6月
11,033
120.3
6,770
85.4
17,803
104.1
73,039
87.6
90,842
90.4
4,676
127.9
95,518
91.7
7~9月
11,449
69.4
11,837
218.3
23,286
106.2
114,495
147.0
137,781
138.0
2,780
26.4
140,561
127.3
110.4
130.3
10~12月
11,523
90.6
6,303
89.6
17,826
90.2
111,989
114.6
129,815
110.5
5,706
108.6
135,521
平成26年1~3月
12,226
81.9
16,033
209.6
28,259
125.2
113,432
100.2
141,691
104.3
2,313
14.1
144,004
94.6
平成26年1月
2,968
104.7
10,113
653.3
13,081
298.5
12,371
82.5
25,452
131.3
428
37.0
25,880
126.0
2月
3,341
116.7
1,273
148.0
4,614
123.9
31,529
65.3
36,143
69.4
249
14.1
36,392
67.6
3月
5,917
64.2
4,647
88.7
10,564
73.0
69,532
139.3
80,096
124.4
1,636
12.1
81,732
105.0
※平成25年4月、5月環境装置受注状況の平成24年度の金額と前年比に誤りがありました。関係各位にご迷惑おかけしましたことをお詫び申し上げます。
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INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表2)
環境装置の装置別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
①大気汚染防止装置
(金額)
②水質汚濁防止装置
(前年比)
(金額)
③ごみ処理装置
(前年比)
(金額)
④騒音振動防止装置
(前年比)
(金額)
⑤合計
(前年比)
(金額)
(前年比)
平成23年度
60,953
106.9
236,922
111.7
292,372
159.7
1,744
89.0
591,991
※ 24年度
52,268
85.8
180,537
76.2
254,810
87.2
1,880
107.8
489,495
82.7
25年度
42,575
81.5
178,749
99.0
291,890
114.6
2,390
127.1
515,604
105.3
平成23年
65,358
130.2
233,818
108.6
229,497
103.1
1,802
75.0
530,475
108.2
24年
50,536
77.3
191,792
82.0
257,919
112.4
1,966
109.1
502,213
94.7
25年
47,281
93.6
196,223
102.3
278,261
107.9
2,047
104.1
523,812
104.3
平成25年1~3月
18,263
110.5
55,195
83.1
78,281
96.2
473
84.6
152,212
92.3
4~6月
10,619
101.5
28,134
95.9
56,249
88.0
516
112.9
95,518
91.7
7~9月
9,659
77.1
61,331
136.0
69,058
132.1
513
110.6
140,561
127.3
110.4
130.3
10~12月
8,740
79.3
51,563
101.3
74,673
123.7
545
112.1
135,521
平成26年1~3月
13,557
74.2
37,721
68.3
91,910
117.4
816
172.5
144,004
94.6
平成26年1月
8,921
349.4
9,939
75.3
6,863
146.2
157
158.6
25,880
126.0
2月
1,847
97.5
7,257
41.4
27,121
79.3
167
96.5
36,392
67.6
3月
2,789
20.2
20,525
83.9
57,926
147.1
492
244.8
81,732
105.0
※平成25年4月、5月環境装置受注状況の平成24年度の金額と前年比に誤りがありました。関係各位にご迷惑おかけしましたことをお詫び申し上げます。
(表3) 平成26年3月 環境装置需要部門別受注額
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(単位:100万円)
需要部門
民
間
造
業
製
機種
集
食品
じ
石油
化学
化学
窯業
鉄鋼
官 公 需
非 製 造 業
非鉄
金属
機械
その他
小計
電力
鉱業 その他
小計
地方
その他
自治体
計
要
外需
小計
合計
大気汚染防止装置
置
3
2
5
0
30
20
93
212
1
77
59
502
2
2
37
41
543
728
0
728
7
0
0
0
129
0
0
0
0
0
0
0
129
49
0
0
49
178
0
0
0
0
178
排 煙 脱 硫 装 置
0
0
0
0
0
3
0
45
0
0
0
48
22
0
0
22
70
141
0
141
0
211
排 煙 脱 硝 装 置
0
0
0
28
18
0
0
0
0
0
0
46
411
0
2
413
459
4
0
4
249
712
排ガス処理装置
0
0
1
0
0
3
1
0
0
0
53
58
0
0
1
1
59
12
0
12
1
72
関
器
0
0
0
0
0
0
0
0
0
317
17
334
0
0
0
0
334
4
0
4
0
338
3
2
6
157
48
26
94
257
1
394
129 1,117
484
2
40
526
1,643
889
0
889
257
2,789
産業廃水処理装置
625
0
109
80
8
310
1 1,048
28
451
962 3,622 1,332
5 1,088 2,425
6,047
16
9
25
1,171
7,243
下水汚水処理装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
6
0
6
0
0
▲3
▲3
3
4,523
394
4,917
0
4,920
し 尿 処 理 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
15
0
15
0
0
0
0
15
3,347
6
3,353
0
3,368
汚 泥 処 理 装 置
63
0
26
0
0
1
38
0
0
0
3
131
0
0
0
0
131
1,518 3,117
4,635
93
4,859
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
0
0
0
0
1
22
0
0
0
0
0
0
10
0
0
3
35
0
0
12
12
47
18
0
18
69
134
39 1,058
5 1,098 2,435
6,244
小
装
パルプ 石油
・紙 石炭
要
重・ 軽 油 脱 硫 装 置
連
ん
繊維
需
機
計
水質汚濁防止装置
海洋汚染防止装置
関
連
小
機
器
計
ごみ処理装置
710
0
135
80
8
311
28
472
都市ごみ処理装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
事業系廃棄物処理装置
1
0
4
0
0
9
0
1
0
0
522
537
0
0 1,249 1,249
関
0
0
0
0
0
4
0
0
0
0
0
4
0
0
1
0
4
0
0
13
0
1
0
0
523
542
0
0 1,685 1,685
騒 音 防 止 装 置
0
0
2
1
0
15
0
12
0
0
419
449
1
0
0
1
450
16
0
16
26
492
振 動 防 止 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
関
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
計
0
0
2
1
0
15
0
12
0
0
419
449
1
0
0
1
450
16
0
16
26
492
合 計
714
2
147
238
56
365
133 1,328
29
連
小
器
計
騒音振動防止装置
連
小
機
機
器
968 3,809 1,332
866 2,039 5,917 1,817
436
0
436
0
9,422 3,526 12,948
1,278
437 22,142
1,786
4
1,333 20,525
71 22,213
20 22,670
5 33,067 33,072
0 34,858
391
3
394
2,227 22,538 33,141 55,679
7 2,823 4,647 10,564 32,865 36,667 69,532
0
398
20 57,926
1,636 81,732
産業機械 2014.6
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69
14.6.13 1:57:07 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
平成25年度 産業機械受注状況
企画調査部
平成25年度の産業機械受注総額は、内需の増加によ
度比)。
り、前年度比104.0%の4兆7,753億円となり、2年ぶ
⑵ 外 需
りに前年度を上回った。
中東の減少により、前年度比98.8%の1兆7,969億
内需は、前年度比107.4%の2兆9,783億円となり、
円となった。
2年ぶりに前年度を上回った。
外需は、前年度比98.8%の1兆7,969億円となり、
なお、外需で増加した機種は、タンク(737.3%)
、
2年連続で前年度を下回った。
プラスチック加工機械(117.8%)、ポンプ(103.6%)
、
圧 縮 機(137.8 %)、 送 風 機(196.0 %)
、その他機械
1.需要部門別受注状況(表1参照)
⑴ 内 需
①製造業
紙・パルプ、石油・石炭、業務用機械、その他輸送
(133.4%)の6機種であり、減少した機種は、ボイラ・
原動機(99.0%)、鉱山機械(47.1%)、化学機械(冷凍含)
(82.1%)、運搬機械(63.3%)、変速機(95.0%)
、金
属加工機械(95.1%)の6機種である(括弧は前年度比)
。
機械の増加により、前年度比104.6%の9,579億円と
なり、2年ぶりに前年度を上回った。
2.機種別受注状況(表2参照)
②非製造業
⑴ ボイラ・原動機
電力、卸売・小売の増加により、前年度比116.3%
紙・パルプ、石油・石炭、電力、その他非製造業の増
の1兆1,017億円となり、2年ぶりに前年度を上回っ
加により、前年度比112.4%の1兆4,900億円となり、
た。
2年ぶりに前年度を上回った。
③民需計
⑵ 鉱山機械
①と②を加算した民需の合計は、前年度比110.5%
外需の減少により、前年度比90.6%の209億円とな
の2兆596億円となり、2年ぶりに前年度を上回っ
り、2年ぶりに前年度を下回った。
た。
⑶ 化学機械(冷凍機械を含む)
④官公需
外需の減少により、前年度比93.1%の1兆2,716億
国家公務、地方公務、その他官公需の増加により、
円となり、2年連続で前年度を下回った。
前年度比107.8%の6,250億円となり、2年ぶりに前
⑷ タンク
年度を上回った。
外需の増加により、前年度比358.1%の992億円と
⑤代理店
なり、2年ぶりに前年度を上回った。
前年度比88.9%の2,936億円となり、4年ぶりに
⑸ プラスチック加工機械
前年度を下回った。
外需の増加により、前年度比109.2%の1,817億円と
なり、2年ぶりに前年度を上回った。
なお、
内需で増加した機種は、
ボイラ・原動機(120.0
⑹ ポンプ
%)
、鉱山機械(121.0%)
、化学機械(冷凍含)
(104.3
外需の増加により、前年度比100.6%の3,354億円と
%)
、タンク(129.2%)
、運搬機械(100.3%)、変速
なり、4年連続で前年度を上回った。
機(107.1%)
、
その他機械(105.6%)の7機種であり、
⑺ 圧縮機
減少した機種は、プラスチック加工機械(96.9%)、
外需の増加により、前年度比117.0%の2,835億円と
ポンプ(99.6%)
、圧縮機(97.2%)
、送風機(81.7%)、
なり、2年ぶりに前年度を上回った。
金属加工機械(74.5%)の5機種である(括弧は前年
70
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
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14.6.13 1:57:27 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
⑻ 送風機
⑼ 運搬機械
運輸・郵便の減少により、前年度比92.3%の240億円
外需の減少により、前年度比85.3%の2,898億円と
となり、2年ぶりに前年度を下回った。
なり、2年連続で前年度を下回った。
(表1)
最近の産業機械の需要部門別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
金額単位:百万円 比率:%
年
平成23年度
金額
需要部門
平成24年度
前年度比
金額
平成25年度
前年度比
金額
前年度比
構成比
民
食
品
工
業
48,609
102.6
54,828
112.8
55,911
102.0
1.2
繊
維
工
業
14,181
163.5
8,957
63.2
8,105
90.5
0.2
紙 ・ パ ル プ 工 業
19,415
105.5
28,388
146.2
45,673
160.9
1.0
業
167,193
140.9
126,266
75.5
115,066
91.1
2.4
石 油 ・ 石 炭 製 品 工 業
61,058
111.0
61,497
100.7
80,631
131.1
1.7
石
19,219
103.1
13,840
72.0
20,553
148.5
0.4
業
100,740
117.9
68,839
68.3
74,613
108.4
1.6
化
学
需
窯
工
業
鉄
土
鋼
非
鉄
金
属
47,868
83.2
45,067
94.1
30,004
66.6
0.6
金
属
製
品
17,006
138.5
36,998
217.6
18,642
50.4
0.4
械
145,091
128,497
88.6
145,150
113.0
3.0
旧
一
般
機
製
(新)はん用・生産用機械
(新)業務用機械
(129.3)
110,681
-
100,688
91.0
103,127
102.4
2.2
34,410
-
27,809
80.8
42,023
151.1
0.9
(旧)一般機械
(旧)精密機械
造
電
械
95,582
91.3
73,196
76.6
77,308
105.6
1.6
械
38,216
67.9
18,579
48.6
19,780
106.5
0.4
業
85,449
130.3
69,091
80.9
69,791
101.0
1.5
業
47,270
93.3
33,265
70.4
39,214
117.9
0.8
そ の 他 輸 送 機 械 工 業
6,175
180.8
3,800
61.5
27,549
725.0
0.6
業
144,586
96.3
144,690
100.1
129,935
89.8
2.7
109.6
915,798
86.6
957,925
104.6
20.1
情
気
報
自
動
信
車
造
業
そ
機
通
機
工
船
の
他
製
造
民
製
造
業
計
1,057,658
農
林
漁
業
2,921
41.4
6,959
238.2
10,078
144.8
0.2
鉱業・採石業・砂利採取業
7,665
113.7
8,997
117.4
14,377
159.8
0.3
需
建
設
業
31,894
123.6
34,555
108.3
29,371
85.0
0.6
電
力
業
939,134
107.3
644,005
68.6
736,794
114.4
15.4
運 輸 業 ・ 郵 便 業
57,137
64,249
112.4
63,853
99.4
1.3
非
通
製
造
業
8,065
48.8
5,137
63.7
3,635
70.8
0.1
卸 売 業 ・ 小 売 業
34,423
85.4
43,846
127.4
71,924
164.0
1.5
金 融 業 ・ 保 険 業
2,879
96.1
2,827
98.2
3,925
138.8
0.1
不
業
2,666
116.2
3,408
127.8
3,981
116.8
0.1
ス
18,748
6,094
32.5
7,308
119.9
0.2
業
188
39.1
1,041
553.7
792
76.1
0.0
121.6
情
信
(99.9)
動
報
業
リ
産
サ
-
ー
ビ
ス
そ の 他 非 製 造 業
非
民
製
需
要
業
合
計
126,271
83.1
155,675
123.3
3.3
1,257,609
151,889
(107.8)
947,389
75.3
1,101,713
116.3
23.1
計
2,315,267
(108.6)
1,863,187
80.5
2,059,638
110.5
43.1
官
公
需
計
602,421
(112.4)
580,038
96.3
625,079
107.8
13.1
海
外
需
要
2,721,479
150.9
1,819,559
66.9
1,796,987
98.8
37.6
店
287,882
104.8
330,381
114.8
293,640
88.9
6.1
計
5,927,049
124.9
4,593,165
77.5
4,775,344
104.0
100.0
3,205,570
108.9
2,773,606
86.5
2,978,357
107.4
62.4
代
間
造
(264.1)
理
合
( 内 需 計 )
(比率は小数点第二位を四捨五入)
(注)
・平成23年4月より需要者分類を変更したことから、金額に不連続が発生している。なお、括弧の比率は新分類に再集計して計算している。
・
『旧一般機械』
は旧分類の
『一般機械』
+
『精密機械』
であり、新分類での
『はん用・生産用機械』
+
『業務用機械』
に対応し、斜体は
『旧一般機械』
の内数となる。
・旧分類の『新聞・出版業』
は
『情報サービス業』
に、官公需計のうち
『通信業』
は非製造業の
『運輸業・郵便業』
に含まれる。
産業機械 2014.6
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71
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
⑽ 変速機
⑿ その他
卸売・小売、官公需の増加により、前年度比105.1%
官 公 需、 外 需 の 増 加 に よ り、 前 年 度 比 110.5 % の
の460億円となり、3年ぶりに前年度を上回った。
5,909億円となり、2年ぶりに前年度を上回った。
⑾ 金属加工機械
非鉄金属、金属製品の減少により、前年度比85.7%
の1,418億円となり、2年連続で前年度を下回った。
(表2)
最近の産業機械の機種別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
上段 金額単位:百万円
下段 前年度比、前年同期比:%
平成23年度
内需
①ボイラ・原動機
②鉱山機械
(100.8)
3,175
(65.0)
③-1
内 化学機械
531,145
③-2
内 冷凍機械
292,160
⑥ポンプ
⑦圧縮機
⑧送風機
⑨運搬機械
⑩変速機
⑪金属加工機械
⑫その他
⑬合計
(126.7)
12,477
823,305
⑤プラスチック
加工機械
639,905
(110.6)
③化学機械
(冷凍を含む)
④タンク
72
1,039,266
外需
(110.1)
(119.1)
1,253,219
(239.7)
1,181,677
(262.2)
71,542
(96.8)
(98.9)
平成24年度
計
1,679,171
(109.3)
15,652
(96.8)
2,076,524
(163.4)
1,712,822
(191.0)
363,702
(97.2)
内需
850,027
(81.8)
13,640
外需
475,277
(74.3)
9,534
(109.3)
(300.3)
675,798
689,638
(82.1)
377,198
(71.0)
(55.0)
624,098
(52.8)
平成25年度
計
1,325,304
(78.9)
1,001,296
(58.5)
57,933
382,935
(88.4)
(105.2)
116,535
185,666
68,386
97,989
(100.9)
(102.9)
(98.9)
(84.1)
166,375
(89.6)
298,061
247,560
85,721
333,281
(111.2)
(103.4)
(108.8)
(117.2)
(98.8)
(111.8)
137,885
178,250
316,135
124,280
(101.5)
(116.7)
(109.5)
(90.1)
118,005
(66.2)
26,036
(124.1)
352,891
(103.9)
202,207
42,997
12,035
55,032
36,548
(97.7)
(86.5)
(95.0)
(85.0)
(60.3)
75,088
90,396
(86.3)
137,487
(116.1)
7,262
166,083
226,626
(129.6)
(108.5)
(113.4)
(124.0)
(54.4)
501,157
123,076
624,233
439,166
95,397
(121.4)
(111.7)
(119.4)
(150.9)
5,927,049
(124.9)
(87.6)
2,773,606
(86.5)
(77.5)
1,819,559
(66.9)
99,283
(358.1)
66,240
115,476
181,716
(96.9)
(117.8)
(109.2)
246,640
(99.6)
120,860
19,293
2,416
(100.2)
76,949
(737.3)
(97.2)
(84.2)
118,469
22,334
(129.2)
(76.6)
23,620
(105.9)
2,721,479
242,285
(130.4)
234,422
(108.9)
(88.8)
(108.8)
(36.4)
3,205,570
888,732
325,002
27,723
60,543
(81.5)
(93.1)
(100.1)
(49.5)
(79.8)
508,551
(100.8)
1,271,667
364,140
10,437
20,983
(82.1)
(91.6)
(31.4)
2,869
380,181
566,484
65,540
17,286
(50.1)
(104.3)
(102.2)
76,075
(88.1)
705,183
(90.6)
298,600
(227.2)
18,114
20,999
4,495
(65.8)
1,490,041
(112.4)
(47.1)
1,365,436
計
(99.0)
16,504
21,100
86,763
470,295
(121.0)
(119.4)
211,298
(120.0)
23,174
54,975
69,131
1,091,746
外需
(148.1)
(347.7)
(106.4)
内需
339,694
(96.3)
43,810
(79.6)
165,484
(73.0)
534,563
(85.6)
4,593,165
(77.5)
(81.7)
88,787
335,427
(103.6)
(100.6)
162,650
283,510
(137.8)
(117.0)
4,735
(196.0)
202,806
86,998
(100.3)
(63.3)
24,028
(92.3)
289,804
(85.3)
39,133
6,902
46,035
(107.1)
(95.0)
(105.1)
55,909
85,974
141,883
(74.5)
(95.1)
(85.7)
463,709
127,242
590,951
(105.6)
(133.4)
(110.5)
2,978,357
(107.4)
1,796,987
(98.8)
4,775,344
(104.0)
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
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14.6.13 1:57:27 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
平成25年度 産業機械輸出契約状況
企画調査部
1.概 要
④プラスチック加工機械
平成25年度の主要約70社の産業機械輸出は、中東の
アジア向けの増加により、前年度比118.1%となっ
減少により、前年度比97.4%の1兆6,694億円となっ
た。
た。
⑤風水力機械
単体機械は、アジア、北アメリカの増加により、前年
アジア、北アメリカ向けの増加により、前年度比
度比105.8%の1兆3,359億円となった。
120.8%となった。
プラントは、アジア、中東の減少により、前年度比
⑥運搬機械
73.7%の3,334億円となった。
アフリカ向けを除く全ての地域の減少により、前年
度比63.4%となった。
2.機種別の動向(表1参照)
⑦変速機
⑴ 単体機械
北アメリカ、南アメリカ向けの減少により、前年度
①ボイラ・原動機
比95.4%となった。
アジア向けが増加したものの、中東、南アメリカ向
⑧金属加工機械
けの減少により、前年度比98.7%となった。
アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、ロシア・東欧向
②鉱山機械
けの増加により、前年度比120.1%となった。
アジア向けの減少により、前年度比45.0%となっ
⑨冷凍機械
た。
アジア、ヨーロッパ向けの減少により、前年度比
③化学機械
86.5%となった。
中東、北アメリカ、ロシア・東欧向けの増加により、
⑵ プラント
前年度比118.1%となった。
化学・石化、製鉄非鉄プラントの減少により、前年度
比73.7%となった。
(表1)
平成25年度 機種別・世界州別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円)
①ボイラ・原動機
金額
アジア
前年度比
②鉱山機械
金額
③化学機械
前年度比
金額
④プラスチック加工機械
前年度比
金額
前年度比
⑤風水力機械
金額
前年度比
⑥運搬機械
金額
⑦変速機
前年度比
金額
前年度比
302,837
136.8%
2,930
36.7%
115,829
87.2%
75,193
122.2%
118,935
115.2%
51,934
72.1%
3,715
107.2%
34,983
63.4%
23
10.6%
5,854
46.8%
36,698
166.8%
28,233
114.7%
22,163
184.5%
1,860
105.5%
中東
36,326
45.2%
475
-
66,974
134.8%
908
23.2%
37,630
104.5%
103
8.1%
81
385.7%
ヨーロッパ
11,258
56.8%
37
32.5%
3,954
99.9%
3,722
157.5%
2,408
77.1%
5,416
87.8%
1,350
109.0%
北アメリカ
25,755
80.9%
23
-
48,542
503.7%
17,046
127.1%
25,875
269.3%
10,881
39.6%
1,240
67.7%
南アメリカ
6,323
20.1%
113
513.6%
1,215
26.9%
1,736
72.3%
6,260
73.6%
1,401
62.0%
312
57.8%
アフリカ
5,054
140.8%
372
112.0%
▲ 6,914
-
80
170.2%
11,177
213.8%
805
108.9%
1
50.0%
85.7%
(中国)
オセアニア
ロシア・東欧
合 計
939
37.8%
178
24.5%
12,264
137.8%
358
120.9%
734
15.0%
34
9.7%
84
17,070
85.0%
0
-
51,510
145.0%
935
133.2%
8,773
185.9%
363
22.8%
68
-
405,562
98.7%
4,128
45.0%
293,374
118.1%
99,978
118.1%
211,792
120.8%
70,937
63.4%
6,851
95.4%
産業機械 2014.6
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73
14.6.13 1:57:28 PM
行事報告
行事予定
⑧金属加工機械
金額
⑨冷凍機械
前年度比
金額
書籍・報告書情報
⑩その他
前年度比
金額
⑪単体合計
前年度比
金額
統計資料
⑫プラント
前年度比
金額
⑬総額
前年度比
金額
前年度比
構成比
アジア
48,567
103.8%
19,691
83.3%
87,044
129.9%
826,675
111.7%
168,990
73.4%
995,665
102.6%
59.6%
(中国)
24,173
332.9%
746
14.9%
15,810
203.7%
170,543
115.0%
6,261
199.8%
176,804
116.8%
10.6%
10
41.7%
3,301
133.6%
465
112.0%
146,273
84.0%
11,753
12.0%
158,026
58.1%
9.5%
ヨーロッパ
2,721
186.0%
22,546
79.1%
22,997
117.4%
76,409
88.5%
1,794
29.0%
78,203
84.5%
4.7%
北アメリカ
11,950
218.1%
4,094
115.0%
10,568
140.5%
155,974
141.3%
21,886
219.3%
177,860
147.8%
10.7%
南アメリカ
中東
655
145.9%
772
79.8%
1,057
224.9%
19,844
38.5%
0
-
19,844
36.9%
1.2%
アフリカ
66
111.9%
1,127
111.9%
42
7.4%
11,810
78.9%
55,024
135.5%
66,834
120.2%
4.0%
オセアニア
36
67.9%
5,032
107.4%
253
98.4%
19,912
87.6%
64,529
280.6%
84,441
184.6%
5.1%
200
-
92
13.6%
9
900.0%
79,020
126.5%
9,518
22.6%
88,538
84.6%
5.3%
64,205
120.1%
56,655
86.5%
122,435
127.8% 1,335,917
105.8%
333,494
73.7% 1,669,411
97.4%
100.0%
ロシア・東欧
合 計
① 最近の輸出契約高の推移
(機種別)
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
単 体 機 械
①ボイラ・原動機
金額
②鉱山機械
前年度比
金額
③化学機械
前年度比
金額
④プラスチック加工機械
前年度比
金額
⑤風水力機械
前年度比
金額
⑥運搬機械
前年度比
金額
前年度比
平成23年度
589,370
154.3
2,928
64.1
203,022
55.0
100,321
106.6
226,660
112.3
97,549
96.3
24年度
411,062
69.7
9,169
313.1
248,426
122.4
84,673
84.4
175,281
77.3
111,852
114.7
25年度
405,562
98.7
4,128
45.0
293,374
118.1
99,978
118.1
211,792
120.8
70,937
63.4
単 体 機 械
⑦変速機
金額
⑧金属加工機械
前年度比
金額
⑨冷凍機械
前年度比
金額
⑩その他
前年度比
金額
⑪単体合計
前年度比
金額
前年度比
平成23年度
11,920
86.2
52,645
51.4
71,500
100.9
103,475
99.2
1,459,390
24年度
7,185
60.3
53,467
101.6
65,495
91.6
95,817
92.6
1,262,427
86.5
25年度
6,851
95.4
64,205
120.1
56,655
86.5
122,435
127.8
1,335,917
105.8
101.0
プ ラ ン ト
⑴発電
金額
⑵化学・石化
前年度比
金額
⑶製鉄非鉄
前年度比
金額
⑷その他
前年度比
金額
⑬総 計
⑫プラント合計
前年度比
金額
前年度比
金額
前年度比
平成23年度
28,940
27.9
957,492
1712.5
101,190
254.0
57,464
209.1
1,145,086
504.1
2,604,476
155.8
24年度
49,738
171.9
332,553
34.7
24,367
24.1
45,586
79.3
452,244
39.5
1,714,671
65.8
25年度
46,328
93.1
189,436
57.0
8,611
35.3
89,119
195.5
333,494
73.7
1,669,411
97.4
② 最近の輸出契約高の推移
(仕向け地域別)
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
※金額下段の括弧は合計における地域構成比
①アジア
(金額)
平成23年度
1,238,489
(47.6%)
24年度
25年度
(前年度比)
(金額)
121.4
223,067
(8.6%)
970,018
(56.6%)
78.3
995,665
(59.6%)
102.6
⑤南アメリカ
(金額)
74
(金額単位:百万円 比率:%)
(①うち中国)
平成23年度
72,533
(2.8%)
24年度
25年度
②中東
(前年度比)
101.5
84,486
(3.2%)
151,424
(8.8%)
67.9
176,804
(10.6%)
116.8
⑥アフリカ
(前年度比)
(金額)
(金額)
215.2
32,645
(1.3%)
53,775
(3.1%)
74.1
19,844
(1.2%)
36.9
③ヨーロッパ
(前年度比)
36.9
112,849
(4.3%)
272,050
(15.9%)
322.0
158,026
(9.5%)
58.1
⑦オセアニア
(前年度比)
(金額)
(金額)
81.9
903,018
(34.7%)
55,583
(3.2%)
170.3
66,834
(4.0%)
120.2
④北アメリカ
(前年度比)
(金額)
111.9
121.9
92,531
(5.4%)
82.0
120,349
(7.0%)
85.3
78,203
(4.7%)
84.5
177,860
(10.7%)
147.8
⑧ロシア・東欧
(前年度比)
(前年度比)
141,170
(5.4%)
(金額)
⑨合 計
(前年度比)
(金額)
(前年度比)
2574.5
19,286
(0.7%)
19.9
2,604,476
155.8
45,736
(2.7%)
5.1
104,629
(6.1%)
542.5
1,714,671
65.8
84,441
(5.1%)
184.6
88,538
(5.3%)
84.6
1,669,411
97.4
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
P70-77_統計資料_25年度受注状況-6月号.indd 74
14.6.13 1:57:28 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
平成25年度 環境装置受注状況
企画調査部
平成25年度の環境装置受注は、前年度比105.3%の
5,156億円となり、2年ぶりに前年度を上回った。
2.装置別の動向(表2参照)
①大気汚染防止装置
排煙脱硫装置の海外向けの減少により、前年度比
1.需要部門別の動向(表1参照)
81.5%の425億円となった。
①製造業
②水質汚濁防止装置
食品、化学、その他向け産業廃水処理装置の減少に
産業廃水処理装置の食品、化学、海外向け、関連機
より、前年度比86.7%の462億円となった。
器の官公需向けの減少により、前年度比99.0%の
②非製造業
1,787億円となった。
電力向け排煙脱硫装置、排煙脱硝装置、産業廃水処
③ごみ処理装置
理装置、その他向け都市ごみ処理装置、事業系廃棄物
事業系廃棄物処理装置の官公需向けの増加により、
処理装置の増加により、前年度比146.0%の409億
前年度比114.6%の2,918億円となった。
円となった。
④騒音振動防止装置
③官公需
騒音防止装置のその他製造業向けの増加により、前
下水汚水処理装置、汚泥処理装置、事業系廃棄物処
年度比127.1%の23億円となった。
理装置、ごみ処理装置関連機器の増加により、前年度
比110.9%の4,129億円となった。
④外需
排煙脱硫装置、産業廃水処理装置、ごみ処理装置関
連機器の減少により、前年度比43.1%の154億円と
なった。
産業機械 2014.6
P70-77_統計資料_25年度受注状況-6月号.indd 75
75
14.6.13 1:57:28 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表1)
最近の環境装置の需要部門別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
金額:百万円 比率:%
平成23年度
金額
平成24年度
前年度比
金額
平成25年度
前年度比
金額
前年度比
構成比
品
7,878
249.9
8,262
104.9
5,118
61.9
1.0
繊
維
517
181.4
94
18.2
64
68.1
0.0
パルプ・紙
2,332
136.4
1,329
57.0
2,509
188.8
0.5
石 油 石 炭
3,170
300.2
1,434
45.2
1,002
69.9
0.2
石 油 化 学
1,916
851.6
606
31.6
534
88.1
0.1
化
学
5,749
174.6
7,365
128.1
3,009
40.9
0.6
窯
業
1,892
158.7
1,157
61.2
762
65.9
0.1
鉄
鋼
8,802
135.4
6,094
69.2
6,252
102.6
1.2
非 鉄 金 属
1,835
80.5
628
34.2
1,177
187.4
0.2
械
14,050
74.4
14,198
101.1
13,263
93.4
2.6
他
14,786
91.8
12,151
82.2
12,541
103.2
2.4
製 造 業 計
62,927
115.1
53,318
84.7
46,231
86.7
9.0
電
力
43,153
184.4
17,710
41.0
21,700
122.5
4.2
鉱
業
429
245.1
245
57.1
461
188.2
0.1
他
25,082
234.3
10,085
40.2
18,782
186.2
3.6
非製造業計
68,664
200.3
28,040
40.8
40,943
146.0
7.9
131,591
147.9
81,358
61.8
87,174
107.1
16.9
396,857
124.5
348,578
87.8
365,843
105.0
71.0
他
18,395
97.0
23,691
128.8
47,112
198.9
9.1
官 公 需 計
415,252
123.0
372,269
89.6
412,955
110.9
80.1
外 需
45,148
164.2
35,868
79.4
15,475
43.1
3.0
合 計
591,991
130.3
489,495
82.7
515,604
105.3
100.0
(内需計)
546,843
128.2
453,627
83.0
500,129
110.3
97.0
民
食
需
製
造
機
業
そ
民 需 非 製 造 業
そ
の
の
民間需要計
官
地方自治体
公
そ
の
需
(全ての比率は小数点第二位を四捨五入)
76
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
P70-77_統計資料_25年度受注状況-6月号.indd 76
14.6.13 1:57:28 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表2)
最近の環境装置の装置別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
金額:百万円 比率:%
平成23年度
金額
集じん装置
平成24年度
前年度比
金額
平成25年度
前年度比
金額
前年度比
構成比
大気汚染防止装置
水質汚濁防止装置
ごみ処理装置
騒音振動防止装置
16,785
158.5
10,937
65.2
8,881
81.2
1.7
86
716.7
411
477.9
178
43.3
0.0
排煙脱硫装置
21,841
101.9
20,330
93.1
9,227
45.4
1.8
排煙脱硝装置
12,603
82.7
13,231
105.0
16,791
126.9
3.3
排ガス処理装置
4,410
66.8
4,628
104.9
3,961
85.6
0.8
関連機器
5,228
165.9
2,731
52.2
3,537
129.5
0.7
小 計
60,953
106.9
52,268
85.8
42,575
81.5
8.3
産業廃水処理装置
62,234
155.8
48,350
77.7
38,729
80.1
7.5
下水汚水処理装置
115,809
97.6
77,385
66.8
81,761
105.7
15.9
し尿処理装置
20,399
132.3
18,502
90.7
18,225
98.5
3.5
汚泥処理装置
29,707
104.7
29,884
100.6
36,519
122.2
7.1
261
51.4
26
10.0
33
126.9
0.0
関連機器
8,512
92.2
6,390
75.1
3,482
54.5
0.7
小 計
236,922
111.7
180,537
76.2
178,749
99.0
34.7
都市ごみ処理装置
222,387
154.4
222,749
100.2
219,122
98.4
42.5
事業系廃棄物処理装置
52,898
294.5
15,863
30.0
53,610
338.0
10.4
関連機器
17,087
80.9
16,198
94.8
19,158
118.3
3.7
小 計
292,372
159.7
254,810
87.2
291,890
114.6
56.6
騒音防止装置
1,744
89.3
1,880
107.8
2,385
126.9
0.5
振動防止装置
0
-
0
-
5
-
0.0
関連機器
0
-
0
-
0
-
0.0
小 計
1,744
89.0
1,880
107.8
2,390
127.1
0.5
591,991
130.3
489,495
82.7
515,604
105.3
100.0
重・軽油脱硫装置
海洋汚染防止装置
合 計
(全ての比率は小数点第二位を四捨五入)
産業機械 2014.6
P70-77_統計資料_25年度受注状況-6月号.indd 77
77
14.6.13 1:57:29 PM
工業会情報
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
環境装置需要部門別受注状況(平成16〜25年度)
1.大気汚染防止装置
1-1集じん装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
7,534
13,001
14,007
10,218
10,141
6,742
6,288
8,976
6,006
6,119
76.4
172.6
107.7
72.9
99.2
66.5
93.3
142.7
66.9
101.9
2,267
2,763
3,587
3,758
5,683
3,243
2,784
5,945
2,617
947
57.1
121.9
129.8
104.8
151.2
57.1
85.8
213.5
44.0
36.2
7,066
非
製
造
業
民
間
需
要
9,801
15,764
17,594
13,976
15,824
9,985
9,072
14,921
8,623
計
70.9
160.8
111.6
79.4
113.2
63.1
90.9
164.5
57.8
81.9
1,403
427
526
624
318
416
893
912
753
1,441
合
官
内
海
公
需
合
外
受
需
需
注
合
224.8
30.4
123.2
118.6
51.0
130.8
214.7
102.1
82.6
191.4
11,204
16,191
18,120
14,600
16,142
10,401
9,965
15,833
9,376
8,507
77.5
144.5
111.9
80.6
110.6
64.4
95.8
158.9
59.2
90.7
1,359
625
1,436
349
177
725
626
952
1,561
374
26.4
46.0
229.8
24.3
50.7
409.6
86.3
152.1
164.0
24.0
額
12,563
16,816
19,556
14,949
16,319
11,126
10,591
16,785
10,937
8,881
計
64.1
133.9
116.3
76.4
109.2
68.2
95.2
158.5
65.2
81.2
計
要
1-2重・軽油脱硫装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H23年度
H24年度
H25年度
9
86
411
129
18.6
83.3
398.3
6.3
446.9
16.8
2.2
955.6
477.9
31.4
49
0
2
44
0
3
0
0
-
2200.0
0
-
0
-
-
要
2,623
2,186
8,706
548
2,484
410
12
86
411
178
計
18.6
83.3
398.3
6.3
453.3
16.5
2.9
716.7
477.9
43.3
0
0
0
30
0
0
0
0
0
0
0
-
-
-
0
-
-
-
-
-
2,623
2,186
8,706
578
2,484
410
12
86
411
178
18.3
83.3
398.3
6.6
429.8
16.5
2.9
716.7
477.9
43.3
間
需
需
内
需
合
計
海
外
需
要
注
H22年度
410
-
民
合
H21年度
2,440
0
業
受
H20年度
546
-
造
公
H19年度
8,706
0
製
官
H18年度
2,186
-
非
合
H17年度
2,623
0
11
0
14
0
0
0
0
0
0
-
-
0
-
0
-
-
-
-
-
額
2,623
2,197
8,706
592
2,484
410
12
86
411
178
計
18.3
83.8
396.3
6.8
419.6
16.5
2.9
716.7
477.9
43.3
1-3排煙脱硫装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
1,140
5,480
10,767
629
728
757
1,821
751
266
18.3
207.3
480.7
196.5
5.8
115.7
104.0
240.6
41.2
35.4
3,691
2,022
10,347
12,073
3,392
8,476
11,542
17,416
6,836
8,413
74.4
54.8
511.7
116.7
28.1
249.9
136.2
150.9
39.3
123.1
非
製
造
業
民
間
需
要
4,241
3,162
15,827
22,840
4,021
9,204
12,299
19,237
7,587
8,679
計
53.3
74.6
500.5
144.3
17.6
228.9
133.6
156.4
39.4
114.4
43
60
85
54
59
568
42
0
12
141
14.4
139.5
141.7
63.5
109.3
962.7
7.4
0
-
1175.0
4,284
3,222
15,912
22,894
4,080
9,772
12,341
19,237
7,599
8,820
51.9
75.2
493.9
143.9
17.8
239.5
126.3
155.9
39.5
116.1
27,063
23,050
11,252
4,131
15,503
1,553
9,093
2,604
12,731
407
260.0
85.2
48.8
36.7
375.3
10.0
585.5
28.6
488.9
3.2
額
31,347
26,272
27,164
27,025
19,583
11,325
21,434
21,841
20,330
9,227
計
167.9
83.8
103.4
99.5
72.5
57.8
189.3
101.9
93.1
45.4
合
官
内
海
受
合
78
H17年度
550
公
需
需
合
外
需
注
計
要
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
P78-85_統計資料_環境装置需要部門別受注状況.indd 78
14.6.13 1:57:55 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
1-4排煙脱硝装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
1,020
1,506
2,018
2,117
1,312
1,055
835
747
400
381
76.3
147.6
134.0
104.9
62.0
80.4
79.1
89.5
53.5
95.3
1,639
3,481
2,363
4,551
6,509
9,038
9,077
4,168
5,512
8,165
103.3
212.4
67.9
192.6
143.0
138.9
100.4
45.9
132.2
148.1
非
製
造
業
民
間
需
要
2,659
4,987
4,381
6,668
7,821
10,093
9,912
4,915
5,912
8,546
計
91.0
187.6
87.8
152.2
117.3
129.0
98.2
49.6
120.3
144.6
178
267
168
376
275
700
108
183
96
171
32.7
150.0
62.9
223.8
73.1
254.5
15.4
169.4
52.5
178.1
2,837
5,254
4,549
7,044
8,096
10,793
10,020
5,098
6,008
8,717
81.9
185.2
86.6
154.8
114.9
133.3
92.8
50.9
117.9
145.1
6,657
5,120
6,406
11,815
8,389
5,481
5,213
7,505
7,223
8,074
462.6
76.9
125.1
184.4
71.0
65.3
95.1
144.0
96.2
111.8
額
9,494
10,374
10,955
18,859
16,485
16,274
15,233
12,603
13,231
16,791
計
193.6
109.3
105.6
172.1
87.4
98.7
93.6
82.7
105.0
126.9
合
官
内
海
公
需
合
外
受
需
需
注
合
計
要
1-5排ガス処理装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
7,067
9,091
8,120
9,104
7,475
9,225
4,333
1,598
1,733
1,098
85.7
128.6
89.3
112.1
82.1
123.4
47.0
36.9
108.4
63.4
654
138
350
580
495
585
507
263
189
57
131.6
21.1
253.6
165.7
85.3
118.2
86.7
51.9
71.9
30.2
1,155
非
製
造
業
民
間
需
要
7,721
9,229
8,470
9,684
7,970
9,810
4,840
1,861
1,922
計
88.3
119.5
91.8
114.3
82.3
123.1
49.3
38.5
103.3
60.1
2,717
3,450
1,821
1,053
1,447
1,589
1,216
1,612
1,911
1,250
合
官
内
海
公
需
合
外
受
需
需
注
合
計
要
52.2
127.0
52.8
57.8
137.4
109.8
76.5
132.6
118.5
65.4
10,438
12,679
10,291
10,737
9,417
11,399
6,056
3,473
3,833
2,405
74.9
121.5
81.2
104.3
87.7
121.0
53.1
57.3
110.4
62.7
517
1,179
442
447
287
141
545
937
795
1,556
131.9
228.0
37.5
101.1
64.2
49.1
386.5
171.9
84.8
195.7
額
10,955
13,858
10,733
11,184
9,704
11,540
6,601
4,410
4,628
3,691
計
76.4
126.5
77.4
104.2
86.8
118.9
57.2
66.8
104.9
85.6
1-6大気汚染防止装置関連機器
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
3,160
2,339
4,266
6,236
5,902
1,346
2,173
2,341
2,594
3,000
91.4
74.0
182.4
146.2
94.6
22.8
161.4
107.7
110.8
115.7
2,785
7,182
970
78
124
308
37
2,222
65
393
68.7
257.9
13.5
8.0
159.0
248.4
12.0
6005.4
2.9
604.6
非
製
造
業
民
間
需
要
5,945
9,521
5,236
6,314
6,026
1,654
2,210
4,563
2,659
3,393
計
79.2
160.2
55.0
120.6
95.4
27.4
133.6
206.5
58.3
127.6
2,962
1,479
1,384
1,915
1,699
1,579
873
665
70
41
139.8
49.9
93.6
138.4
88.7
92.9
55.3
76.2
10.5
58.6
8,907
11,000
6,620
8,229
7,725
3,233
3,083
5,228
2,729
3,434
92.5
123.5
60.2
124.3
93.9
41.9
95.4
169.6
52.2
125.8
577
17
16
0
122
507
68
0
2
103
58.7
2.9
94.1
0
-
415.6
13.4
0
-
5150.0
額
9,484
11,017
6,636
8,229
7,847
3,740
3,151
5,228
2,731
3,537
計
89.4
116.2
60.2
124.0
95.4
47.7
84.3
165.9
52.2
129.5
合
官
内
海
受
合
公
需
需
合
外
需
注
計
要
産業機械 2014.6
P78-85_統計資料_環境装置需要部門別受注状況.indd 79
79
14.6.13 1:57:56 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
1-7大気汚染防止装置合計
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
非
製
造
業
民
間
需
要
合
計
官
内
海
公
需
合
外
受
需
需
注
合
計
要
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
21,954
29,263
42,597
38,988
27,899
19,506
14,395
15,569
11,895
54.9
133.3
145.6
91.5
71.6
69.9
73.8
108.2
76.4
10,993
92.4
11,036
15,586
17,617
21,042
16,247
21,650
23,950
30,014
15,219
18,024
73.2
141.2
113.0
119.4
77.2
133.3
110.6
125.3
50.7
118.4
32,990
44,849
60,214
60,030
44,146
41,156
38,345
45,583
27,114
29,017
59.9
135.9
134.3
99.7
73.5
93.2
93.2
118.9
59.5
107.0
7,303
5,683
3,984
4,052
3,798
4,852
3,132
3,372
2,842
3,044
80.7
77.8
70.1
101.7
93.7
127.8
64.6
107.7
84.3
107.1
40,293
50,532
64,198
64,082
47,944
46,008
41,477
48,955
29,956
32,061
62.8
125.4
127.0
99.8
74.8
96.0
90.2
118.0
61.2
107.0
36,173
30,002
19,552
16,756
24,478
8,407
15,545
11,998
22,312
10,514
197.0
82.9
65.2
85.7
146.1
34.3
184.9
77.2
186.0
47.1
額
76,466
80,534
83,750
80,838
72,422
54,415
57,022
60,953
52,268
42,575
計
92.7
105.3
104.0
96.5
89.6
75.1
104.8
106.9
85.8
81.5
2.水質汚濁防止装置
2-1産業廃水処理装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
非
製
造
業
民
間
需
要
合
計
官
内
海
公
需
合
外
受
需
需
注
合
計
要
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
25,549
34,000
44,994
47,126
25,875
27,449
32,055
40,091
35,786
87.7
133.1
132.3
104.7
54.9
106.1
116.8
125.1
89.3
27,380
76.5
1,138
712
2,556
1,388
7,302
5,085
2,212
16,728
4,938
6,644
35.6
62.6
359.0
54.3
526.1
69.6
43.5
756.2
29.5
134.5
26,687
34,712
47,550
48,514
33,177
32,534
34,267
56,819
40,724
34,024
82.5
130.1
137.0
102.0
68.4
98.1
105.3
165.8
71.7
83.5
5,429
1,057
2,324
100
55
863
571
330
543
1,453
120.7
19.5
219.9
4.3
55.0
1569.1
66.2
57.8
164.5
267.6
32,116
35,769
49,874
48,614
33,232
33,397
34,838
57,149
41,267
35,477
87.2
111.4
139.4
97.5
68.4
100.5
104.3
164.0
72.2
86.0
1,549
1,589
955
2,285
821
2,788
5,106
5,085
7,083
3,252
104.7
102.6
60.1
239.3
35.9
339.6
183.1
99.6
139.3
45.9
額
33,665
37,358
50,829
50,899
34,053
36,185
39,944
62,234
48,350
38,729
計
87.9
111.0
136.1
100.1
66.9
106.3
110.4
155.8
77.7
80.1
2-2下水汚水処理装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
受
合
80
外
注
H25年度
325
247
89.7
136.1
105.1
54.9
31.6
248.0
180.2
72.6
57.2
76.0
673
687
459
3,264
620
519
44.0
35.1
102.1
66.8
711.1
19.0
83.7
要
1,485
1,887
5,367
2,471
848
1,121
1,241
3,832
945
766
計
125.7
127.1
284.4
46.0
34.3
132.2
110.7
308.8
24.7
81.1
165,812
144,275
121,538
135,247
110,723
111,754
111,998
109,540
75,809
79,903
91.7
87.0
84.2
111.3
81.9
100.9
100.2
97.8
69.2
105.4
167,297
146,162
126,905
137,718
111,571
112,875
113,239
113,372
76,754
80,669
需
需
H24年度
568
1,917
需
海
H23年度
782
470.5
間
合
H22年度
434
4,357
民
需
H21年度
175
926
業
内
H20年度
554
118.9
造
公
H19年度
1,010
779
製
官
H18年度
961
197.7
非
合
H17年度
706
計
91.9
87.4
86.8
108.5
81.0
101.2
100.3
100.1
67.7
105.1
6,319
12,952
942
2,291
3,376
3,708
5,444
2,437
631
1,092
45.0
205.0
7.3
243.2
147.4
109.8
146.8
44.8
25.9
173.1
額
173,616
159,114
127,847
140,009
114,947
116,583
118,683
115,809
77,385
81,761
計
88.5
91.6
80.3
109.5
82.1
101.4
101.8
97.6
66.8
105.7
要
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
P78-85_統計資料_環境装置需要部門別受注状況.indd 80
14.6.13 1:57:56 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
2-3し尿処理装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
70
1
1
0
0
239
50
181
33
37
10.3
1.4
100.0
0
-
-
20.9
362.0
18.2
112.1
1,466
62
0
0
0
0
223
16
68
2
262.7
4.2
0
-
-
-
-
7.2
425.0
2.9
非
製
造
業
民
間
需
要
1,536
63
1
0
0
239
273
197
101
39
計
124.1
4.1
1.6
0
-
-
114.2
72.2
51.3
38.6
35,530
17,265
25,736
26,668
22,737
4,396
15,145
20,202
18,401
18,070
117.8
48.6
149.1
103.6
85.3
19.3
344.5
133.4
91.1
98.2
37,066
17,328
25,737
26,668
22,737
4,635
15,418
20,399
18,502
18,109
118.1
46.7
148.5
103.6
85.3
20.4
332.6
132.3
90.7
97.9
41
35
0
0
0
0
0
0
0
116
12.2
85.4
0
-
-
-
-
-
-
-
額
37,107
17,363
25,737
26,668
22,737
4,635
15,418
20,399
18,502
18,225
計
116.9
46.8
148.2
103.6
85.3
20.4
332.6
132.3
90.7
98.5
合
官
内
海
公
需
合
外
受
需
需
注
合
計
要
2-4汚泥処理装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
2,822
2,202
1,301
996
2,535
179
628
634
1,117
1,961
107.5
78.0
59.1
76.6
254.5
7.1
350.8
101.0
176.2
175.6
923
533
2,635
569
19
309
564
1,291
191
61
448.1
57.7
494.4
21.6
3.3
1626.3
182.5
228.9
14.8
31.9
2,022
非
製
造
業
民
間
需
要
3,745
2,735
3,936
1,565
2,554
488
1,192
1,925
1,308
計
132.3
73.0
143.9
39.8
163.2
19.1
244.3
161.5
67.9
154.6
94,375
60,223
67,409
32,963
18,952
19,361
27,061
27,443
28,408
34,363
合
官
内
海
公
需
合
外
受
需
需
注
合
102.7
63.8
111.9
48.9
57.5
102.2
139.8
101.4
103.5
121.0
98,120
62,958
71,345
34,528
21,506
19,849
28,253
29,368
29,716
36,385
103.6
64.2
113.3
48.4
62.3
92.3
142.3
103.9
101.2
122.4
116
0
202
11
102
13
111
339
168
134
133.3
0
-
5.4
927.3
12.7
853.8
305.4
49.6
79.8
額
98,236
62,958
71,547
34,539
21,608
19,862
28,364
29,707
29,884
36,519
計
103.6
64.1
113.6
48.3
62.6
91.9
142.8
104.7
100.6
122.2
計
要
2-5海洋汚染防止装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
0
0
53
0
0
0
0
0
0
0
-
-
-
0
-
-
-
-
-
-
0
10
14
24
612
568
508
250
26
13
0
-
140.0
171.4
2550.0
92.8
89.4
49.2
10.4
50.0
非
製
造
業
民
間
需
要
0
10
67
24
612
568
508
250
26
13
計
0
-
670.0
35.8
2550.0
92.8
89.4
49.2
10.4
50.0
20
合
官
内
海
受
合
公
需
需
合
外
需
注
計
要
125
423
4
0
0
0
0
11
0
53.4
338.4
0.9
0
-
-
-
-
-
-
125
433
71
24
612
568
508
261
26
33
53.2
346.4
16.4
33.8
2550.0
92.8
89.4
51.4
10.0
126.9
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
額
125
433
71
24
612
568
508
261
26
33
計
53.2
346.4
16.4
33.8
2550.0
92.8
89.4
51.4
10.0
126.9
産業機械 2014.6
P78-85_統計資料_環境装置需要部門別受注状況.indd 81
81
14.6.13 1:57:56 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
2-6水質汚濁防止装置関連機器
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
外
受
注
合
H25年度
768
678
67.1
98.3
1107.4
100.9
44.2
90.5
59.1
32.4
118.7
88.3
827
765
526
458
495
365
346
92.5
68.8
87.1
108.1
73.7
94.8
要
1,360
1,427
9,492
9,286
4,504
3,908
2,456
1,142
1,133
1,024
計
73.6
104.9
665.2
97.8
48.5
86.8
62.8
46.5
99.2
90.4
22,300
13,660
11,329
15,184
9,295
9,418
4,519
5,829
4,079
1,400
需
需
H24年度
647
74.6
需
海
H23年度
1,998
165.5
間
合
H22年度
3,382
1,109
民
需
H21年度
3,739
670
業
内
H20年度
8,459
113.6
造
公
H19年度
8,383
590
製
官
H18年度
757
84.3
非
合
H17年度
770
計
要
118.4
61.3
82.9
134.0
61.2
101.3
48.0
129.0
70.0
34.3
23,660
15,087
20,821
24,470
13,799
13,326
6,975
6,971
5,212
2,424
114.4
63.8
138.0
117.5
56.4
96.6
52.3
99.9
74.8
46.5
1,032
693
2,148
3,196
2,773
1,320
2,254
1,541
1,178
1,058
109.3
67.2
310.0
148.8
86.8
47.6
170.8
68.4
76.4
89.8
額
24,692
15,780
22,969
27,666
16,572
14,646
9,229
8,512
6,390
3,482
計
114.2
63.9
145.6
120.4
59.9
88.4
63.0
92.2
75.1
54.5
2-7水質汚濁防止装置合計
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
非
製
造
業
民
間
需
要
合
計
官
内
海
公
需
合
外
受
需
需
注
合
計
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
29,917
37,921
55,742
57,135
32,324
31,683
35,513
42,121
38,029
87.0
126.8
147.0
102.5
56.6
98.0
112.1
118.6
90.3
30,303
79.7
4,896
2,913
10,671
4,725
9,371
7,175
4,424
22,044
6,208
7,585
96.9
59.5
366.3
44.3
198.3
76.6
61.7
498.3
28.2
122.2
34,813
40,834
66,413
61,860
41,695
38,858
39,937
64,165
44,237
37,888
88.3
117.3
162.6
93.1
67.4
93.2
102.8
160.7
68.9
85.6
323,571
236,903
228,340
210,162
161,762
145,792
159,294
163,355
127,240
135,209
99.1
73.2
96.4
92.0
77.0
90.1
109.3
102.5
77.9
106.3
358,384
277,737
294,753
272,022
203,457
184,650
199,231
227,520
171,477
173,097
97.9
77.5
106.1
92.3
74.8
90.8
107.9
114.2
75.4
100.9
9,057
15,269
4,247
7,783
7,072
7,829
12,915
9,402
9,060
5,652
53.6
168.6
27.8
183.3
90.9
110.7
165.0
72.8
96.4
62.4
額
367,441
293,006
299,000
279,805
210,529
192,479
212,146
236,922
180,537
178,749
計
96.0
79.7
102.0
93.6
75.2
91.4
110.2
111.7
76.2
99.0
要
3.ごみ処理装置
3-1都市ごみ処理装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
443
796
459
248
727
147
388
30
19
30.0
19.6
179.7
57.7
54.0
293.1
20.2
263.9
7.7
63.3
6,003
6,002
6,191
3,103
814
290
385
820
757
1,940
254.6
100.0
103.1
50.1
26.2
35.6
132.8
213.0
92.3
256.3
1,959
非
製
造
業
民
間
需
要
8,262
6,445
6,987
3,562
1,062
1,017
532
1,208
787
計
83.5
78.0
108.4
51.0
29.8
95.8
52.3
227.1
65.1
248.9
230,521
184,724
292,027
327,198
258,936
171,396
156,087
202,771
220,922
216,494
合
官
内
海
受
合
82
H17年度
2,259
公
需
需
合
外
需
注
計
117.6
80.1
158.1
112.0
79.1
66.2
91.1
129.9
109.0
98.0
238,783
191,169
299,014
330,760
259,998
172,413
156,619
203,979
221,709
218,453
98.5
116.0
80.1
156.4
110.6
78.6
66.3
90.8
130.2
108.7
2,395
25,429
14,809
▲1,494
▲1,239
3,469
▲12,622
18,408
1,040
669
28.2
1061.8
58.2
-
-
-
-
-
5.6
64.3
額
241,178
216,598
313,823
329,266
258,759
175,882
143,997
222,387
222,749
219,122
計
112.5
89.8
144.9
104.9
78.6
68.0
81.9
154.4
100.2
98.4
要
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
P78-85_統計資料_環境装置需要部門別受注状況.indd 82
14.6.13 1:57:57 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
3-2事業系廃棄物処理装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
8,835
10,476
10,147
3,619
2,102
1,755
2,893
3,125
1,793
50.4
118.6
96.9
35.7
58.1
83.5
164.8
108.0
57.4
2,881
160.7
37,549
12,239
29,595
23,973
8,200
8,622
4,392
15,520
5,796
12,645
非
製
造
業
472.3
32.6
241.8
81.0
34.2
105.1
50.9
353.4
37.3
218.2
民
間
需
要
46,384
22,715
39,742
27,592
10,302
10,377
7,285
18,645
7,589
15,526
計
182.0
49.0
175.0
69.4
37.3
100.7
70.2
255.9
40.7
204.6
5,389
2,043
555
2,654
3,978
1,479
191
29,663
6,753
38,039
合
官
内
海
公
需
合
外
受
需
需
注
合
計
9.5
37.9
27.2
478.2
149.9
37.2
12.9
15530.4
22.8
563.3
51,773
24,758
40,297
30,246
14,280
11,856
7,476
48,308
14,342
53,565
373.5
62.8
47.8
162.8
75.1
47.2
83.0
63.1
646.2
29.7
2,016
1,940
31,980
▲1,234
3,394
▲8,187
10,483
4,590
1,521
45
229.1
96.2
1648.5
-
-
-
-
43.8
33.1
3.0
額
53,789
26,698
72,277
29,012
17,674
3,669
17,959
52,898
15,863
53,610
計
64.6
49.6
270.7
40.1
60.9
20.8
489.5
294.5
30.0
338.0
要
3-3ごみ処理装置関連機器
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
▲546
2,076
1,697
4,434
4,309
590
97
272
67
9
-
-
81.7
261.3
97.2
13.7
16.4
280.4
24.6
13.4
1,322
1,340
10,965
2,379
2,953
429
1,029
222
14
627
14.4
101.4
818.3
21.7
124.1
14.5
239.9
21.6
6.3
4478.6
非
製
造
業
民
間
需
要
776
3,416
12,662
6,813
7,262
1,019
1,126
494
81
636
計
7.5
440.2
370.7
53.8
106.6
14.0
110.5
43.9
16.4
785.2
24,681
22,676
27,200
16,274
19,693
18,034
18,937
16,042
14,434
20,031
109.7
91.9
120.0
59.8
121.0
91.6
105.0
84.7
90.0
138.8
25,457
26,092
39,862
23,087
26,955
19,053
20,063
16,536
14,515
20,667
77.4
102.5
152.8
57.9
116.8
70.7
105.3
82.4
87.8
142.4
45
1,561
994
713
4,022
2,220
1,049
551
1,683
▲1,509
合
官
内
海
公
需
合
外
受
需
需
注
合
計
要
14.2
3468.9
63.7
71.7
564.1
55.2
47.3
52.5
305.4
-
額
25,502
27,653
40,856
23,800
30,977
21,273
21,112
17,087
16,198
19,158
計
76.8
108.4
147.7
58.3
130.2
68.7
99.2
80.9
94.8
118.3
3-4ごみ処理装置合計
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
非
製
造
業
民
間
需
要
合
計
官
内
海
受
合
公
需
需
合
外
需
注
計
要
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
10,548
12,995
12,640
8,512
6,659
3,072
3,137
3,785
1,890
40.1
123.2
97.3
67.3
78.2
46.1
102.1
120.7
49.9
2,909
153.9
44,874
19,581
46,751
29,455
11,967
9,341
5,806
16,562
6,567
15,212
230.3
43.6
238.8
63.0
40.6
78.1
62.2
285.3
39.7
231.6
55,422
32,576
59,391
37,967
18,626
12,413
8,943
20,347
8,457
18,121
121.0
58.8
182.3
63.9
49.1
66.6
72.0
227.5
41.6
214.3
260,591
209,443
319,782
346,126
282,607
190,909
175,215
248,476
242,109
274,564
94.6
80.4
152.7
108.2
81.6
67.6
91.8
141.8
97.4
113.4
316,013
242,019
379,173
384,093
301,233
203,322
184,158
268,823
250,566
292,685
98.4
76.6
156.7
101.3
78.4
67.5
90.6
146.0
93.2
116.8
4,456
28,930
47,783
▲2,015
6,177
▲2,498
▲1,090
23,549
4,244
▲795
46.0
649.2
165.2
-
-
-
-
-
18.0
-
額
320,469
270,949
426,956
382,078
307,410
200,824
183,068
292,372
254,810
291,890
計
96.9
84.5
157.6
89.5
80.5
65.3
91.2
159.7
87.2
114.6
産業機械 2014.6
P78-85_統計資料_環境装置需要部門別受注状況.indd 83
83
14.6.13 1:57:57 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
4.騒音振動防止装置
4-1騒音防止装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
204
49
26
36
1,727
1,900
1,640
1,452
1,504
2,026
107.4
24.0
53.1
138.5
4797.2
110.0
86.3
88.5
103.6
134.7
63
53
164
101
160
186
97
44
46
122
50.4
84.1
309.4
61.6
158.4
116.3
52.2
45.4
104.5
265.2
非
製
造
業
民
間
需
要
267
102
190
137
1,887
2,086
1,737
1,496
1,550
2,148
計
84.8
38.2
186.3
72.1
1377.4
110.5
83.3
86.1
103.6
138.6
1,041
943
971
1
4
228
96
49
78
133
77.1
90.6
103.0
0.1
400.0
5700.0
42.1
51.0
159.2
170.5
1,308
1,045
1,161
138
1,891
2,314
1,833
1,545
1,628
2,281
78.5
79.9
111.1
11.9
1370.3
122.4
79.2
84.3
105.4
140.1
105
12
0
0
31
280
119
199
252
104
77.8
11.4
0
-
-
903.2
42.5
167.2
126.6
41.3
額
1,413
1,057
1,161
138
1,922
2,594
1,952
1,744
1,880
2,385
計
78.5
74.8
109.8
11.9
1392.8
135.0
75.3
89.3
107.8
126.9
合
官
内
海
公
需
合
外
受
需
需
注
合
計
要
4-2振動防止装置
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
100
11
400
10
6
0
0
0
0
0
185.2
11.0
3636.4
2.5
60.0
0
-
-
-
-
232
15
42
178
658
27
0
0
0
0
828.6
6.5
280.0
423.8
369.7
4.1
0
-
-
-
664
27
0
0
0
0
353.2
4.1
0
-
-
-
非
製
造
業
民
間
需
要
332
26
442
188
計
404.9
7.8
1700.0
42.5
3
0
0
0
0
0
0
0
0
5
-
0
-
-
-
-
-
-
-
-
合
官
公
需
内
需
合
計
海
外
需
要
受
注
合
335
26
442
188
664
27
0
0
0
5
408.5
7.8
1700.0
42.5
353.2
4.1
0
-
-
-
50
19
190
0
27
6
7
0
0
0
84.7
38.0
1000.0
0
-
22.2
116.7
0
-
-
額
385
45
632
188
691
33
7
0
0
5
計
273.0
11.7
1404.4
29.7
367.6
4.8
21.2
0
-
-
4-3騒音振動防止装置関連機器
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H18年度
H19年度
0
0
0
41.7
0
-
-
-
-
-
-
-
-
30
1
4
15
0
0
0
0
0
0
375.0
3.3
400.0
375.0
0
-
-
-
-
-
4
15
0
0
0
0
0
0
400.0
375.0
0
-
-
-
-
-
2,244
2
0
0
0
0
0
268.7
0.1
0
-
-
-
-
需
要
35
1
計
175.0
2.9
228
0
835
7600.0
0
-
合
計
海
外
需
要
受
合
注
H25年度
0
間
需
H24年度
0
民
内
H23年度
0
業
需
H22年度
0
造
公
H21年度
0
製
官
H20年度
0
非
合
84
H17年度
5
263
1
839
2,259
2
0
0
0
0
0
1143.5
0.4
83900.0
269.2
0.1
0
-
-
-
-
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-
-
-
-
-
-
-
-
-
額
263
1
839
2,259
2
0
0
0
0
0
計
1095.8
0.4
83900.0
269.2
0.1
0
-
-
-
-
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
P78-85_統計資料_環境装置需要部門別受注状況.indd 84
14.6.13 1:57:57 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
4-4騒音振動防止装置合計
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
309
60
426
46
1,733
1,900
1,640
1,452
1,504
2,026
120.7
19.4
710.0
10.8
3767.4
109.6
86.3
88.5
103.6
134.7
325
69
210
294
818
213
97
44
46
122
201.9
21.2
304.3
140.0
278.2
26.0
45.5
45.4
104.5
265.2
非
製
造
業
民
間
需
要
634
129
636
340
2,551
2,113
1,737
1,496
1,550
2,148
計
152.0
20.3
493.0
53.5
750.3
82.8
82.2
86.1
103.6
138.6
1,272
943
1,806
2,245
6
228
96
49
78
138
93.9
74.1
191.5
124.3
0.3
3800.0
42.1
51.0
159.2
176.9
1,906
1,072
2,442
2,585
2,557
2,341
1,833
1,545
1,628
2,286
107.6
56.2
227.8
105.9
98.9
91.6
78.3
84.3
105.4
140.4
155
31
190
0
58
286
126
199
252
104
79.5
20.0
612.9
0
-
493.1
44.1
157.9
126.6
41.3
額
2,061
1,103
2,632
2,585
2,615
2,627
1,959
1,744
1,880
2,390
計
104.8
53.5
238.6
98.2
101.2
100.5
74.6
89.0
107.8
127.1
合
官
内
海
公
需
合
外
受
需
需
注
合
計
要
5.環境装置合計
上段:金額(百万円)
下段:前年度比(%)
H16年度
製
造
業
非
製
造
業
民
間
需
要
合
計
官
内
海
受
合
公
需
需
合
外
需
注
計
要
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
62,728
80,239
111,405
104,681
68,615
56,161
54,685
62,927
53,318
62.1
127.9
138.8
94.0
65.5
81.8
97.4
115.1
84.7
46,231
86.7
61,131
38,149
75,249
55,516
38,403
38,379
34,277
68,664
28,040
40,943
153.7
62.4
197.3
73.8
69.2
99.9
89.3
200.3
40.8
146.0
123,859
118,388
186,654
160,197
107,018
94,540
88,962
131,591
81,358
87,174
88.0
95.6
157.7
85.8
66.8
88.3
94.1
147.9
61.8
107.1
592,737
452,972
553,912
562,585
448,173
341,781
337,737
415,252
372,269
412,955
96.8
76.4
122.3
101.6
79.7
76.3
98.8
123.0
89.6
110.9
716,596
571,360
740,566
722,782
555,191
436,321
426,699
546,843
453,627
500,129
95.2
79.7
129.6
97.6
76.8
78.6
97.8
128.2
83.0
110.3
49,841
74,232
71,772
22,524
37,785
14,024
27,496
45,148
35,868
15,475
110.4
148.9
96.7
31.4
167.8
37.1
196.1
164.2
79.4
43.1
額
766,437
645,592
812,338
745,306
592,976
450,345
454,195
591,991
489,495
515,604
計
96.0
84.2
125.8
91.7
79.6
75.9
100.9
130.3
82.7
105.3
産業機械 2014.6
P78-85_統計資料_環境装置需要部門別受注状況.indd 85
85
14.6.13 1:57:58 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械機種別生産実績(平成26年3月)
(指定統計第11号)
付月間出荷在庫高(経済産業省 大臣官房調査統計グループ 鉱工業動態統計室調)
生産
製品名
数量
(台)
容量
金額(百万円)
ボイラ及び原動機(自動車用、二輪自動車用、鉄道車両用及び航空機用のものを除く)
192,511
ボイラ
81,006
一般用ボイラ
849
6,085t/h
69,132
水管ボイラ
797
6,057t/h
69,040
2t/h未満
677
320t/h
554
2t/h以上35t/h未満
118
266t/h
339
ー
ー
ー
35t/h以上490t/h未満
490t/h以上
2
5,471t/h
68,147
その他の一般用ボイラ(煙管ボイラ、鋳鉄製ボイラ、丸ボイラ等)
52
28t/h
92
舶用ボイラ
15
52t/h
142
ボイラの部品・付属品(自己消費を除く)
…
…
11,732
タービン
36,855
蒸気タービン
34,044
一般用蒸気タービン
30
2,665千kW
舶用蒸気タービン
28
47千kW
523
蒸気タービンの部品・付属品(自己消費を除く)
…
…
19,433
ガスタービン
内燃機関
41
51千kW
2,811
341,723
9,345千PS
74,650
生産
製品名
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
土木建設機械、鉱山機械及び破砕機
153,488
鉱山機械(せん孔機、さく岩機)
1,581
2,106
23
678
破砕機
製品名
生産
数量(台)
化学機械及び貯蔵槽
化学機械
9,393
金額
(百万円)
製品名
生産
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
18,484
17,446 混合機、かくはん機及び粉砕機
7,827
ろ過機器
161
556
1,884 反応用機器
分離機器
564
342
1,421 塔槽機器
2,760
777
2,563 乾燥機器
713
2,311
とう(套)管式熱交換器
167
617
その他の熱交換器
546
1,694
熱交換器
86
重量
(t)
5,148
集じん機器
14,088
462
2,109
3,907
59
777
1,288
169
683
1,163
260
274
893
4,326 貯蔵槽
61
1,566
1,039
1,105 固定式
37
175
175
3,221 その他の貯蔵槽
24
1,391
863
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
P86-90_統計資料2-生産実績.indd 86
14.6.13 1:58:31 PM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
生産
製品名
数量
(台)
重量
(t)
製紙機械・プラスチック加工機械
金額(百万円)
13,670
製紙機械
21,572
4
155
506
プラスチック加工機械
1,372
13,515
21,066
射出成形機(手動式を除く)
1,114
11,375
13,956
349
897
2,226
〃 100t以上200t未満
453
2,734
4,107
〃 200t以上500t未満
234
3,679
3,604
78
4,065
4,019
76
996
3,346
型締力100t未満
〃 500t以上
押出成形機(本体)
押出成形付属装置
ブロウ成形機(中空成形機)
製品名
381
1,388
81
763
2,376
生産
数量(台)
販売
重量
(t)
ポンプ、圧縮機及び送風機
ポンプ
(手動式及び消防ポンプを除く)
101
金額
(百万円)
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
51,279
金額
(百万円)
数量
(台)
重量(t)
57,528
213,486
10,925
27,729
260,230
12,870
31,999
250,060
5,828
うず巻ポンプ(タービン形を含む)
49,297
5,654
10,422
52,016
6,432
11,610
49,817
2,311
単段式
39,240
3,260
5,094
41,412
3,584
5,567
43,663
1,534
多段式
10,057
2,394
5,328
10,604
2,849
6,042
6,154
778
軸・斜流ポンプ
122
1,753
6,582
136
1,914
7,316
4
27
回転ポンプ
22,425
343
697
24,884
399
827
7,668
177
耐しょく性ポンプ
67,697
486
4,411
67,627
515
4,728
38,411
149
水中ポンプ
43,551
1,739
3,119
83,121
2,593
4,785
113,238
2,788
汚水・土木用
40,785
1,574
2,551
79,519
2,399
4,023
110,026
2,649
2,766
165
568
3,602
194
763
3,212
139
30,394
950
2,499
32,446
1,016
2,733
40,922
377
5,057
…
3,420
5,403
…
3,896
1,284
…
圧縮機
23,379
6,119
15,944
22,844
6,619
17,101
10,986
2,287
往復圧縮機
19,440
1,556
2,595
18,370
1,557
2,762
9,004
622
可搬形
17,819
738
882
16,738
780
1,036
8,748
309
定置形
1,621
818
1,713
1,632
776
1,726
256
313
回転圧縮機
3,886
2,686
4,668
4,421
3,184
5,659
1,982
1,665
可搬形
1,374
1,279
1,741
1,578
1,511
2,098
1,092
971
定置形
2,512
1,406
2,928
2,843
1,674
3,560
890
695
53
1,878
8,681
53
1,878
8,681
ー
ー
20,253
2,142
4,185
23,649
2,236
4,532
13,710
1,037
その他の水中ポンプ(清水用を含む)
その他のポンプ
真空ポンプ
遠心・軸流圧縮機
送風機
(排風機を含み、電気ブロワを除く)
回転送風機
6,641
533
1,119
6,826
567
1,263
1,282
276
遠心送風機
11,225
1,353
2,580
13,583
1,403
2,656
11,011
580
軸流送風機
2,387
256
486
3,240
267
613
1,417
182
産業機械 2014.6
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87
14.6.13 1:58:31 PM
行事報告
製品名
行事予定
書籍・報告書情報
生産
数量(台)
重量
(t)
運搬機械及び産業用ロボット
生産
製品名
金額
(百万円)
数量
(台)
重量(t)
金額(百万円)
115,842
73,754
コンベヤ
2,465
11,470
10,251
ベルトコンベヤ
561
2,201
2,314
運搬機械
クレーン
天井走行クレーン
37,698
22,079
19,628
6,838
613
1,389
チェーンコンベヤ
2,533
5,519
5,795
ローラーコンベヤ
27,139
2,459
2,333
その他のコンベヤ
1,118
13,488
10,111
エレベータ
(自動車用エレベータを除く)
3,316
24,537
21,430
ジブクレーン
(水平引込、塔型を含み、脚部の橋
形を除く)
12
2,873
2,301
橋形クレーン
16
1,371
898
車両搭載形クレーン
1,756
1,996
1,820
エスカレータ
224
…
2,292
ローダ・アンローダ
7
1,591
1,753
機械式駐車装置
414
…
4,438
113
1,438
1,165
自動立体倉庫装置
402
…
11,948
3,767
産業用ロボット
その他のクレーン
巻上機
47,130
舶用ウインチ
チェーンブロック
製品名
324
…
1,871
シーケンスロボット
452
…
1,206
…
1,896
プレイバックロボット
8,244
…
18,716
数値制御ロボット
2,782
…
17,168
知能ロボット
20
…
190
部品・付帯装置
…
…
4,808
生産
数量(台)
重量
(t)
27,190
37,998
454,594
14,191
21,186
モータ付のもの
215,924
6,581
7,164
モータなしのもの
238,670
7,610
14,022
重量
(t)
液圧プレス(リベッティングマシンを含み
プラスチック加工用のものを除く)
数値制御式(液圧プレス内数)
10,842
4,628千m
5,923
5,971
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
金額
(百万円)
数量(台)
重量(t)
238
17
139
127
…
…
…
…
…
…
…
111
…
…
…
…
…
3,020本
6,461
3,485
3,047本
6,625
3,517
586本
…
第二次金属加工機械
ベンディングマシン(矯正機を含む)
7,077
3,723
圧延機械
鉄鋼用ロール
金額
(百万円)
金額(百万円)
30,234
金属一次製品製造機械
圧延機械の部品(ロールを除く)
スチールチェーン
重量(t)
12,499
販売
金属加工機械及び鋳造装置
圧延機械(本体又は一式のもの)及び
同付属装置(シャーはせん断機に含む)
数量
(千個)
歯車
(粉末や金製品を除く)
(自己消費を除く)
生産
数量(台)
生産
製品名
金額
(百万円)
固定比減速機(自己消費を除く)
製品名
42,088
46,806
動力伝導装置
88
統計資料
21,475
24,192
91
791
926
93
799
941
10
42
150
5,003
4,579
256
6,207
5,450
153
1,489
63
645
470
117
1,372
1,044
63
624
機械プレス
268
11,502
14,217
324
13,269
15,917
113
1,778
100t未満
202
2,070
3,146
255
2,893
4,017
107
1,697
100t以上500t未満
47
4,569
5,926
49
4,636
5,989
6
81
500t以上
19
4,863
5,145
20
5,740
5,911
ー
ー
INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
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14.6.13 1:58:32 PM
行事報告
製品名
行事予定
書籍・報告書情報
生産
数量(台)
統計資料
販売
重量
(t)
金額
(百万円)
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
金額
(百万円)
数量
(台)
重量(t)
金属加工機械及び鋳造装置つづき
数値制御式(機械プレス内数)
66
2,230
2,371
113
3,026
せん断機
29
564
443
29
鍛造機械
23
376
935
22
ワイヤーフォーミングマシン
3,219
104
1,684
…
443
1
…
…
1,066
7
…
31
…
375
ー
…
31
102
375
153
4,916
5,036
ダイカストマシン
87
3,189
3,953
…
…
…
…
…
鋳型機械
15
326
621
…
…
…
…
…
砂処理・製品処理機械及び装置
51
1,401
462
…
…
…
…
…
鋳造装置
製品名
生産
数量
(台)
冷凍機及び冷凍機応用製品
重量
(t)
販売
金額
(百万円)
数量
(台)
170,803
重量
(t)
月末在庫
金額
(百万円)
数量(台)
196,227
冷凍機
2,022,940
32,955
1,868,902
35,091
1,240,233
圧縮機(電動機付を含む)
2,015,418
27,865
1,860,280
29,063
1,232,981
305,164
6,614
242,620
4,698
784,561
1,710,254
21,251
1,617,660
24,365
448,420
32
1,091
32
1,091
5
203
1,516
214
1,545
10
7,287
2,483
8,376
3,392
7,237
冷凍機応用製品
1,767,051
134,324
2,335,233
157,134
1,465,086
エアコンディショナ
1,704,721
115,869
2,272,651
139,092
1,295,110
電気により圧縮機を駆動するもの
852,221
81,802
1,420,988
103,268
1,222,685
セパレート形
849,890
79,600
1,417,485
99,902
1,218,717
シングルパッケージ形(リモートコンデンサ形を含む)
2,331
2,202
3,503
3,366
3,968
エンジンにより圧縮機を駆動するもの
7,405
3,100
11,503
4,670
18,925
845,095
30,967
840,160
31,154
53,500
22,869
7,874
21,531
7,075
39,497
4,229
951
14,161
1,580
9,371
除湿機
22,752
926
11,248
553
110,650
製氷機
6,596
1,220
7,253
1,326
5,402
チリングユニット(ヒートポンプ式を含む)
1,413
3,395
1,131
3,483
1,280
冷凍・冷蔵ユニット
4,471
4,089
7,258
4,025
3,776
補器
7,581
2,512
10,171
2,920
9,183
715
1,012
794
1,082
644
一般冷凍空調用
乗用車エアコン用(トラック用を含む)
遠心式冷凍機
吸収式冷凍機(冷温水機を含む)
コンデンシングユニット
輸送機械用
冷凍・冷蔵ショーケース
フリーザ
(業務用冷凍庫を含む)
冷凍・空調用冷却塔
産業機械 2014.6
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行事報告
行事予定
製品名
書籍・報告書情報
生産
数量
(台)
重量
(t)
自動販売機、自動改札機・自動入場機
及び業務用洗濯機
統計資料
販売
金額
(百万円)
数量
(台)
15,574
重量
(t)
月末在庫
金額
(百万円)
数量(台)
20,025
自動販売機
35,300
11,038
43,780
14,939
24,611
飲料用自動販売機
34,218
9,178
42,292
12,839
22,849
たばこ自動販売機
87
26
175
52
924
切符自動販売機
533
1,602
534
1,602
ー
その他の自動販売機
462
232
779
446
838
1,354
3,654
1,245
3,555
112
528
882
855
1,531
375
自動改札機・自動入場機
業務用洗濯機
製品名
生産
数量
(t)
金額
(百万円)
鉄構物及び架線金物
鉄構物
158,617
53,782
鉄骨
99,807
18,891
軽量鉄骨
15,311
3,766
橋りょう(陸橋・水路橋・海洋橋等)
32,714
21,913
鉄塔(送配電用・通信用・照明用・広告用等)
4,443
1,667
水門(水門巻上機を含む)
5,117
7,115
鋼管
(ベンディングロールで成型したものに限る)
1,225
430
架線金物
13,012
(千個)
4,203
この統計にある記号は、下記の区分によります。
—印:実績のないもの …印:不詳
末尾を四捨五入している為、積上げと合計が合わない場合があります。
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部課名・お役職
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産業機械 2014.6
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91
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記事募集のご案内
当誌では、会員企業の相互の理解をより深め、会員各社のご活躍の様子を広く読者に紹介するという趣旨の下、各種
トピックスを設けており、会員の皆様からのご寄稿を募集しております(掲載料無料)
。ぜひ貴社のPRの場としていただ
けると幸いに存じます。ご寄稿に関するお問い合わせにつきましては下記までご連絡ください。
(お問い合わせ先)
一般社団法人 日本産業機械工業会 編集広報部
TEL:03-3434-6823 FAX:03-3434-4767
E-mail:[email protected]
編集後記
■6月号は「環境装置②-エコスラグ-」特集号として、
エコスラグ利用普及委員会の北辻顧問の巻頭言をはじ
め、エコスラグの有効利用に関する事例について紹介さ
せていただきました。委員の皆様、ご関係者様にはご多
忙のところ多大なご協力をいただき、誠にありがとうご
ざいました。
◎今月号の伝統工芸品は「上野焼」
(あがのやき)です。
(歴史)
1602年、細川忠興が豊前小倉藩主になった際、朝鮮
陶工の金尊楷(きんそんかい)一族に上野に登り窯を築
造させたのがはじまりです。同藩主は千利休から直接教
えを受け、茶道の奥義を窮めた茶人大名であり、格調高
い作品を造らせたと言われています。後に、藩窯として
小堀遠州好みの茶陶を多く造り、遠州七窯のひとつに数
ありますが、ろくろ成形が主となっています。素地に模
えられています。
様をつける場合は化粧掛け、刷毛目、へら目、彫り、く
し目などがあります、絵付けをする場合、薄手のものが
(特徴)
発色や釉の流れ方、肌合、艶、窯変など多種多様な陶
多いので一度素焼きをしてから絵付をし、1,200℃前後
器を楽しむことができます。絵付けはあまりせず、主に
で焼成して完成させます。
釉薬掛けです。茶陶として発展しただけに薄手の美陶が
他の陶器類に比べ、極めて軽いです。
多いのが特徴です。
(主要製造地域)
福岡県/田川郡赤池町
(作り方)
成形はろくろ、たたき、手ひねり、たたら、押し型が
産業機械
No.765 Jun
平成26年6月13日印刷
平成26年6月20日発行
(作り手から一言)
2014年6月号
発行人/一般社団法人
(指定年月日)
昭和58年4月27日
日本産業機械工業会 中澤 佐市
ホームページアドレス http://www.jsim.or.jp
発行所・販売所/本部
〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5番8号
(機械振興会館4階)
TEL:
(03)3434-6821 FAX:
(03)3434-4767
販売所/関西支部
〒530-0047 大阪市北区西天満2丁目6番8号
(堂ビル2階)
TEL:
(06)6363-2080 FAX:
(06)6363-3086
編集協力/株式会社 ダイヤ・ピーアール TEL:
(03)6716-5299 FAX:
(03)6716-5929
株式会社 アズワン TEL:
(03)3266-0081 FAX:
(03)3266-5966
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(03)6272-3108
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●無断転載を禁ず
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INDUSTRIAL MACHINERY 2014.6
P92_編集後記.indd 92
14.6.13 1:59:50 PM
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