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平成27年度行政評価実施結果に対する取組方針について
平成27年度 行政評価実施結果に対する取組方針について 目 次 1 取組方針の策定主旨等 ………………………………………………… 1 頁 2 各局室ごとの取組方針 ………………………………………………… 3 頁 ○ 公営企業の行政評価結果に対する取り組み方針 …………………… 15 頁 平成 28 年 2 月 名古屋市 [取組方針の策定主旨等] 1 主旨 平成 27 年 9 月に公表した行政評価結果の対応状況として、平成 28 年度の事業執行に向けた取組方針を局室ごと に策定したものです。 2 対象 平成 27 年度に行政評価を実施した 12 局室 防災危機管理局、市長室、総務局、財政局、市民経済局、環境局、健康福祉局、子ども青少年局、住宅都市局、 緑政土木局、消防局、教育委員会 3 内容 対象の各局室における平成 28 年度の事業執行に向けた取組方針、重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内 容、見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容を掲載しています。 4 その他 公営企業(上下水道局、交通局、病院局)について、各々の行政評価実施要綱に基づき、行政評価の実施結果に 対する取組方針を策定したため、本冊子の末尾に併せて掲載しています。 -1- [取組方針シートの見方] 平成28年度 取組方針(行政評価の結果への対応状況) ○○局 ② 平成28年度取組方針 平成27年9月に実施した行政評価の結果の対応した取組方針を表します。 ③ 重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 ②平成28年度取組方針についての課題、主な取組内容を表します。数値は28年度計上した予算額を表します。 ④ 見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 ②平成28年度取組方針についての課題、主な見直し内容を表します。数値は28年度の見直し額(括弧内は一般財源額)を表します。 -2- ■平成28年度 防災危機管理局 取組方針 当局は、本市の防災、危機管理施策の総合的かつ計画的な推進及び地域防災力の向上に向けた地域との協力及び連携に取り組んでいる。 各課室が組織目標の達成に向けて、着実に取組みを進めているが、国や他都市、関係機関等と連携した防災施策の推進や、当地域の災害対応力及び地域防災力の向上については、特に重点 的に取り組むべき課題と認識しており、より一層の注力を図っていきたいと考えている。 今後も、本市の防災、危機管理を統括する局として、危機管理施策の方針の決定や各種関連計画の策定及び進捗管理を行うとともに、各局室の防災、危機管理事業の執行調整及び優先度の判 定に際しては、各局とも連携を図り、全市を挙げて災害に強いまちづくりの実現に努めてまいりたい。 ■重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 番号 関係施策 課 題 主な取組内容及び28年度予算額(千円) ※【 】書きは定員増 防災・減災対策をすすめるとともに、地 水防法の改正など新たな状況に対応した計画の策定 ・風水害対策に係る実施計画の策定 1,000 ① 域防災力の向上を支援します や施策の推進 ② 防災・減災対策をすすめるとともに、地 住民避難の周知徹底・避難所機能の強化 域防災力の向上を支援します ・指定緊急避難場所等に係る普及啓発 42,000 ・避難所の給排水機能確保策の調査 10,000 ③ 防災・減災対策をすすめるとともに、地 同報無線などの情報伝達機能の強化 域防災力の向上を支援します ・同報無線の整備 350,000(平成27年度2月補正)(債務負担行為 1,650,000) ④ 防災・減災対策をすすめるとともに、地 大規模災害時における他都市との広域連携の推進 域防災力の向上を支援します ・大規模災害時オープンスペース利用計画の策定調査 5,000 ⑤ 防災・減災対策をすすめるとともに、地 歴史災害記録を利用した防災啓発 域防災力の向上を支援します ・過去の災害に対する教訓等の啓発 4,800 ■見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 番号 事務事業の見直しの視点・方向性 ① 内部管理事務等の見直し 課 題 主な見直し内容及び28年度見直し額(千円) ※( )書きは一般財源額、【 】書きは定員減 ・災害対策事務に係るシステムの運用・保守 △14,034(△14,034) ・職員用防災服に係る経費 △590(△590) 内部管理事務の整理・見直し -3- ■平成28年度 市長室 取組方針 平成28年度においては、外国人市民と日本人市民がともに暮らしやすいまちづくりを推進するため、第2次多文化共生推進プラン(計画期間:平成29年度から33年度までの5年間)を策定する。ま た、なごや留学生フレンドシップ事業の事業内容を見直し、より効果的な留学生支援に努めるとともに、持続的な行政運営が可能となるよう、内部管理事務等について必要な見直しを図っていく。 ■重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 番号 関係施策 課 題 主な取組内容及び28年度予算額(千円) ※【 】書きは定員増 国際的に開かれたまちづくりをすすめま ① 第2次多文化共生推進プランの策定 す ・第2次多文化共生推進プランの策定 5,660 ■見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 番号 事務事業の見直しの視点・方向性 課 題 主な見直し内容及び28年度見直し額(千円) ※( )書きは一般財源額、【 】書きは定員減 ① 事務事業の見直し 効果的な留学生支援事業の検討 ・なごや留学生フレンドシップ事業 △3,929(△3,929) ② 内部管理事務等の見直し 施設の維持管理経費の見直し ・公館の管理運営費 △2,346(△2,346) -4- ■平成28年度 総務局 取組方針 新しい住民自治の仕組みについては、地域コミュニティ活性化に向けた支援の一環として、まちづくりに関する知識や経験を有する嘱託職員を配置するものとし、市民経済局へ事務を移管する。 また、学生が交流し、活動できる場づくりなどを通して、若者の活力による魅力あふれるまちづくりを進めていく。 ■重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 番号 関係施策 課 題 主な取組内容及び28年度予算額(千円) ※【 】書きは定員増 若い世代が学び、遊び、働けるまちをつ ① 学生の活力を活かしたまちづくり くります ・学生タウンなごやの推進 15,711(平成27年度2月補正 12,200) ② 地域主体のまちづくりをすすめます ・地域コミュニティ活性化支援事業におけるコミュニティサポーターの設置 10,000(市民経済局に移管) 地域コミュニティの活性化 ■見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 番号 事務事業の見直しの視点・方向性 ① 内部管理事務等の見直し 課 題 主な見直し内容及び28年度見直し額(千円) ※( )書きは一般財源額、【 】書きは定員減 施設の維持管理経費の見直し ・市庁舎の維持管理費 △76,070(△76,070) -5- ■平成28年度 財政局 取組方針 平成28年度も、組織目標の達成に向けて、現状に対する課題への取組みを進めていく。アセットマネジメントの推進は、近い将来訪れる人口減少社会を見据え、施設の廃止・縮小を含めて保有資 産量の適正化に取り組むため、「市設建築物再編整備の方針」に基づき、施設の集約化・複合化などによる再編整備モデル事業の検討・調整に着手する。また、老朽化した施設について、リ ニューアル改修による施設の長寿命化を進める。 公共用地先行取得では、事業局への買戻しを推進し、保有高の縮減を進める。保有資産の有効活用では、新しい社会ニーズに対応した財源確保の拡大に取り組む。 ■重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 番号 ① 関係施策 課 題 主な取組内容及び28年度予算額(千円) ※【 】書きは定員増 公共施設の適切な維持管理、保有資産 ・市設建築物再編整備の方針に基づく保有資産量の適正化 ・アセットマネジメントの推進 11,418千円 ・施設の長寿命化と計画的な維持管理 ・応急保全の実施 (全局 5,508,230千円) の有効活用をすすめます ・保有高の縮減に向けて、事業局への積極的な買戻しを推進 (用地取得額) (用地買戻額) (保有高増減額) 公共用地の先行取得 2,122百万円 − 4,007百万円 = △1,885百万円 都市施設用地の先行取得 334百万円 − 813百万円 = △479百万円 良好な都市基盤が整った生活しやすい ② 用地先行取得会計の保有高の縮減 市街地を形成します ■見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 番号 事務事業の見直しの視点・方向性 ① 歳入の確保 課 題 主な見直し内容及び28年度見直し額(千円) ※( )書きは一般財源額、【 】書きは定員減 ・消防音楽隊へのネーミングライツの導入をはじめ、市場のニーズを把握した保有資産の有 効活用を実施 保有資産の有効活用の予算額 ―(全局 △1,190,584) 保有資産の有効活用による財源確保 -6- ■平成28年度 市民経済局 取組方針 平成28年度は、安心・安全で快適なまちづくりをより一層推進していくため、防犯カメラ設置・防犯灯LED化助成予算の増や、北部市場水産棟の整備に係る設計を実施する。都市魅力の向上・発 信を強化するため、観光文化交流局を設置し、シティプロモーションの推進や次期文化振興計画の策定を実施していく。また、地域経済の一層の活性化のため、スタートアップ企業の支援、医療 介護機器・ロボット開発普及促進事業を実施する。持続的な運営にかかる見直しとして、施設の維持管理経費、補助金・負担金等や外郭団体に対する支出の見直しを始めとし、必要な見直しを行 う。 ■重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 番号 関係施策 課 題 主な取組内容及び28年度予算額(千円) ※【 】書きは定員増 人権が尊重され差別や偏見がない社会 をつくります ① 防災・減災対策をすすめるとともに、地 域防災力の向上を支援します 犯罪や交通事故のない地域づくりにつ とめます ・人権施策の推進 116,622 ・災害ボランティアセンター資器材の整備 6,320 ・防犯カメラ設置助成 38,400 ・防犯灯LED化助成 35,000 ・北部市場水産棟積込所有蓋化整備の設計 14,000 安心・安全で快適なまちづくりの推進 消費生活の安定・向上と、食の安全・安 心を確保します 世界の主要都市としてふさわしい都心 機能・交流機能を高めます ② ・シティプロモーションの推進 50,000 ・次期文化振興計画の策定 10,000 ・歴史観光の推進 170,000 ・MICE誘致の強化 16,189 ・なごやめし普及促進事業 9,254 ※ 左記の課題に取り組み、観光等の国内外の交流を促進するため、観光文化交流局を設 置するなど体制を強化します。【定員17人増】 歴史・文化に根ざした魅力を大切にしま 都市魅力の向上・発信の強化 す 観光・コンベンションの振興と情報発信 により交流を促します 誰もが意欲を持って働けるよう、就労支 援をすすめます ③ 地域の産業を育成・支援します ・なごやジョブマッチング事業 28,711 ・スタートアップ企業支援助成 30,000 ・医療介護機器・ロボット開発普及促進事業 15,000 ・ロボカップ2017世界大会の開催準備 47,000【定員2人増】 地域経済の一層の活性化 次世代産業を育成・支援します ■見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 番号 事務事業の見直しの視点・方向性 課 題 主な見直し内容及び28年度見直し額(千円) ※( )書きは一般財源額、【 】書きは定員減 ① 内部管理事務等の見直し 施設等の維持管理の見直し ・施設の管理運営費 △167,085(△113,733)【定員1人減】 ② 事務事業の見直し 補助金・負担金等の見直し ・ショートストーリーなごやの廃止 △7,000(△7,000) ・食肉安定供給事業助成の見直し △40,472(△40,472) 外郭団体に対する支出の見直し ・(公財)名古屋市文化振興事業団 △1,227(△1,227) ・(公財)名古屋産業振興公社 △5,841(△5,841) ・(公財)名古屋市中小企業共済会 △9,177(△9,177) ・(公財)名古屋観光コンベンションビューロー △10,508(△6,823) ③ 外郭団体に関する見直し -7- ■平成28年度 環境局 取組方針 環境局では、快適な生活環境や自然との共生の確保、低炭素社会・循環型社会づくりを進めるとともに、市民・事業者の主体的な環境配慮活動や協働の取り組みの促進を図るため、課題に的確 に対応しつつ施策を推進していく。 特に平成28年度は、現在策定を進めている第5次一般廃棄物処理基本計画に基づき、3Rのさらなる推進を図るため、家庭系・事業系ごみの3Rの啓発や指導に係る事業を拡充し、一層のごみ減 量に注力していく。あわせて、焼却工場の計画的な整備のため、体制の充実を図り事業を着実に進めていく。また、大気環境の改善に向けて、微小粒子状物質対策等の検討・調査を進めるととも に、地球温暖化対策の推進を図るため、低炭素都市なごや戦略実行計画の改定作業に着手するなどの取り組みを進める。さらに、啓発事業などを効果的に活用し、策定を進めている環境学習プ ランも踏まえて、環境問題の解決に向け主体的に行動する人づくり・人の輪づくりを一層推進する。 他方で、安定的な事業運営を確保しつつ、ごみ収集業務の委託化や、焼却・破砕工場等の維持管理費の節減などにより、効率的に事業を実施していく。 ■重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 番号 関係施策 課 題 主な取組内容及び28年度予算額(千円) ※【 】書きは定員増 ① 3Rを通じた循環型社会づくりをすすめ ます 3Rのさらなる推進 ・家庭系ごみの3Rの普及啓発 19,766 ・事業系ごみの3Rの啓発・指導 11,212 【定員1人増】 ② 3Rを通じた循環型社会づくりをすすめ ます 焼却工場の計画的な整備 ・北名古屋工場の建設 15,587 ・富田工場の設備更新 2,268,211 【定員1人増】 ・南陽工場設備更新に係る調査 8,000 【定員1人増】 ③ 大気や水質などが良好に保たれた快適 大気環境の改善 な生活環境を確保します ④ 低炭素社会づくりをすすめます ⑤ ・大気環境改善策の検討調査 14,580 地球温暖化対策及びヒートアイランド対策の推進 ・低炭素都市なごや戦略実行計画の改定 2,300 ・湧水を活用したヒートアイランド現象緩和の実証実験 17,690 ・環境デーなごや 22,080 市民・事業者の環境に配慮した活動を 環境問題の解決に向け主体的に行動する人づくり・人 ・なごや環境大学の推進 31,200 促します の輪づくりの推進 ・フェアトレードの普及啓発 5,000 ■見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 番号 事務事業の見直しの視点・方向性 課 題 主な見直し内容及び28年度見直し額(千円) ※( )書きは一般財源額、【 】書きは定員減 ① 事務事業の見直し ごみ収集体制等 ・ごみ収集業務の委託化等 【定員36人減】 ② 内部管理事務等の見直し 焼却・破砕工場等の管理運営 ・焼却・破砕工場の維持管理費 △159,350(△159,350) ・処分場の維持管理費 △12,775(△12,775) -8- ■平成28年度 健康福祉局 取組方針 ①高齢化の進展に対応するための地域包括ケアシステムの構築、②「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」「生活困窮者自立支援法」「難病の患者に対する医 療等に関する法律」といった国の新制度への対応、③予防接種やがん対策をはじめとする健康づくり施策の充実を当局が取り組むべき喫緊の課題と捉え、重点的に取り組んでいく。また、内部管 理事務等について必要な見直しを実施するとともに、歳入の確保に取り組み、所管する事業の効果的かつ効率的な運営につとめる。 ■重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 番号 関係施策 課 題 主な取組内容及び28年度予算額(千円) ※【 】書きは定員増 安心して介護を受けられるよう支援しま す ① 地域包括ケアシステムの構築 ・地域包括ケアシステムの構築 3,075,118 【定員16人増】 障害者差別解消法への対応 ・障害者差別解消法への対応 39,016 地域住民が互いに助けあい、安心して 暮らせる福祉のまちづくりをすすめます ② バリアフリーのまちづくりをすすめます ③ 誰もが意欲を持って働けるよう、就労支 生活困窮者に対する支援の充実 援をすすめます ・生活困窮者の自立支援 249,423 ・中学生の学習支援事業 93,033 ・高校生の学習継続支援事業 3,791 ④ 障害者が自立して安心して暮らせるよう 難病患者に対する支援施策の充実 支援します ・難病対策の推進 74,038 ⑤ 生涯にわたる心身両面の健康づくりを 支援します ・がん対策の推進(胃がん検診における内視鏡検査の導入など) 927,183 健康づくり施策の充実 ■見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 番号 事務事業の見直しの視点・方向性 課 題 主な見直し内容及び28年度見直し額(千円) ※( )書きは一般財源額、【 】書きは定員減 ① 内部管理事務等の見直し 補助金・助成金・負担金等の見直し ・福祉特別乗車券にかかる経費の積算方法の見直し △280,477(△280,477) ・敬老パスにかかる経費の積算方法の見直し △20,684(△20,684) ・国民健康保険料集金制度の見直し △48,889(△48,889) ② 歳入の確保 資産の有効活用等による歳入の確保 ・国民健康保険料収納率の向上 10,332(△149,016) ・犬殺処分ゼロサポート寄附金の創設 ―(△1,000) ③ 事務事業の見直し 国・県等との重複・類似している事務事業の見直し ・名古屋市特定疾患医療給付事業の見直し △1,082(△1,082) -9- ■平成28年度 子ども青少年局 取組方針 平成28年度は、平成29年4月においても待機児童ゼロの維持をめざし、2,189人分の利用枠を新たに確保するとともに、あわせて保育士確保に向けた取り組みとして保育士資格の取得支援等を実 施する。また、多様な保育ニーズに対応するため、延長保育事業、一時保育事業、病児・病後児デイケア事業、24時間緊急一時保育事業等を拡充する。児童虐待対策については、児童相談所の 体制を強化するとともに、第3児童相談所の建設に向けた設計等をすすめる。困難を抱える子ども・若者の自立支援については、子ども・若者総合相談センターを中心とした施策を着実に実施す る。 また、子どもの貧困対策として、ひとり親家庭世帯の中学生に対する学習支援事業の拡充を始め、居場所づくりモデル事業、生活支援事業などひとり親家庭世帯施策の充実を図るほか、民間児童 養護施設に自立支援担当職員を配置するなど入所児童の自立に向けた支援の拡充に取り組む。 ■重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 番号 関係施策 課 題 主な取組内容及び28年度予算額(千円) ※【 】書きは定員増 ○保育所等利用待機児童対策 ・民間保育所等の整備補助 681,212 【待機児童対策】 ・賃貸方式による民間保育所の設置 1,244,546 平成27年4月1日の国定義に基づく保育所等利用待 ・小規模保育事業所の設置 378,162 機児童ゼロを達成することができたが、特定の保育所 ○保育士確保支援事業 66,209 安心して子どもを生み育てられる環境を 等を希望するなどにより保育所を利用できていない児 ○保育所等における多様なニーズへの対応 ① つくります 童がいること等を踏まえ、引き続き待機児童対策を進 ・病児・病後児デイケア事業 274,471 めるとともに、多様なニーズに対応するための事業に ・延長保育事業 925,218 ・一時保育事業 299,784 ついても推進する必要がある。 ・24時間緊急一時保育事業 34,565 ・産休・育休あけ保育所等入所予約事業 101,268 ② 【児童虐待対策】 虐待やいじめ、不登校から子どもを救い 急激に増加している児童虐待相談に対応するため、 ます 児童相談体制を強化する必要がある。 ③ 【困難を抱える子ども・若者の自立支援】 ニートや引きこもりなどの状況にある若者を含め、すべての 若者が、自らの意思で社会参加できるような環境づくりをす すめるとともに、就職などの社会的自立に向かえるよう支援 を推進する必要がある。 子どもの健やかな育ちと若者の自立を 支える環境をつくります ○児童相談所の体制強化 【定員17人増】 ○第3児童相談所の設計等(設計、用地取得等) 391,215 ○特定妊婦訪問支援事業 2,990 ○子ども・若者の自立支援 76,625 ○ひとり親家庭応援専門員の配置 13,396 ○中学生の学習支援事業 76,751 ○高等学校卒業程度認定試験合格支援事業 750 ○ひとり親家庭の居場所づくりモデル事業 2,350 ○ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付事業補助 36,050 【子どもの貧困対策】 親の世代の貧困が次世代の貧困につながる貧困の連鎖を ○ひとり親家庭等生活支援事業 57,083 ④ 未然に防止するための支援の拡充など、総合的な支援を推 ○ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金 132,489 ○自立支援教育訓練給付金 2,898 安心して子どもを生み育てられる環境を 進する必要がある。 ○母子父子寡婦福祉資金貸付金 1,318,000 つくります ○未婚のひとり親の寡婦(夫)控除みなし適用(使用料改定) ○児童扶養手当 8,476,928 ○施設入所児童の自立支援事業 17,801 子どもの健やかな育ちと若者の自立を 支える環境をつくります ■見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 番号 事務事業の見直しの視点・方向性 ① 公の施設等の見直し 課 題 主な見直し内容及び28年度見直し額(千円) ※( )書きは一般財源額、【 】書きは定員減 保育所4か所(振甫、御田、南・氷室、にじが丘) 【定員47人減】 児童養護施設(若松寮) 【定員23人減】 公立施設の社会福祉法人への移管 -10- ■平成28年度 住宅都市局 取組方針 今後迎えるリニア時代を見据え、都心部では、「名古屋駅周辺まちづくり構想」の実現に向け、名古屋駅のターミナル機能強化や駅周辺のまちづくりなど整備計画の策定を行うとともに、「栄地区グ ランドビジョン」の事業内容の具体化を図る。また、金城ふ頭を始め各地域においては、地域にある資産の活用や魅力の創出に向け、着実な事業の推進を図る。さらに、市営住宅などの耐震促進 施策の実施により、名古屋の強みである良好な住環境をさらに高め、将来につなげていく。一方、各事業の進捗状況に応じた事業費の削減を行うなど、必要な見直しを行う。 ■重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 番号 関係施策 課 題 主な取組内容及び28年度予算額(千円) ※【 】書きは定員増 公共交通を中心とした歩いて暮らせるま ① 公共交通と連携したまちづくりの推進 ちづくりをすすめます ・都心部幹線道路の歩行者空間拡大等の検討 10,000 ・新たな路面公共交通システムの検討 10,000 ② 良質な住まいづくりをすすめます 市営住宅の適正な維持管理 ・市営住宅の耐震改修 859,743 ・栄地区まちづくりプロジェクトの推進 46,000 ③ 世界の主要都市としてふさわしい都心 機能・交流機能を高めます 栄地区まちづくりプロジェクトの推進 ④ 世界の主要都市としてふさわしい都心 機能・交流機能を高めます リニア開業を見据えた名古屋駅周辺のまちづくりの推 ・リニア中央新幹線開業を見据えたまちづくりの推進 239,000 【定員11人増】 進 ・名古屋駅周辺地下公共空間整備 25,000 ⑤ 港・水辺の魅力向上をはかります みなとの魅力向上 ・金城ふ頭開発の推進 1,566,976 ■見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 番号 事務事業の見直しの視点・方向性 課 題 主な見直し内容及び28年度見直し額(千円) ※( )書きは一般財源額、【 】書きは定員減 ① 内部管理事務等の見直し 事業費の見直し ・市施行土地区画整理事業に係る経費の削減 △34,965(△28,565) ・都市防災不燃化促進事業に係る経費の削減 △35,000(△17,500) ② 歳入の確保 不動産の売却による歳入の確保 ・不用土地の売却 ―(△310,326) -11- ■平成28年度 緑政土木局 取組方針 『災害に「備える」』、『明日に「つなぐ」』、『資産を「活かす」』の3つをキーワードとし、①ソフト・ハードの両面から災害に対する地域の強靭化を図り、市民の安全の確保に努める。②施設のアセットマ ネジメントを進め、都市活動や子どもから高齢者まで全ての市民の生活を支える。③“市民の資産”を活用し、地域との協働、魅力づくりや情報発信を行うことで、ストック効果を発揮させる。以上、3 つの目標に、職員全員の知恵と工夫を結集し取り組むことで、地域に認められ、親しまれる局を目指す。 ■重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 番号 関係施策 ① 災害に強いまちづくりをすすめます 課 題 主な取組内容及び28年度予算額(千円) ※【 】書きは定員増 南海トラフ巨大地震などの大規模地震及び近年頻発 しているゲリラ豪雨に備えた道路・河川・公園等の災害 ・道路・河川・公園等の災害対策 25,499,791 対策事業の進捗並びに目標達成のためのあらゆる手 段を講じた事業費の確保 ② 道路・河川・公園施設等公共施設を健全で安全な状 公共施設の適切な維持管理、保有資産 態に保つための適切な維持管理の実施及び目標達 の有効活用をすすめます 成のためのあらゆる手段を講じた事業費の確保 ③ 身近な自然や農にふれあう環境をつくり 公園・街路樹の安全で適正な管理水準の維持及び、 ・公園の維持管理 4,140,432 ます 管理運営における企業参画の推進 ・街路樹・街園の維持管理 1,093,052 ④ 身近な自然や農にふれあう環境をつくり 緑豊かな都市環境の創造のため、公園緑地の整備を ・公園緑地の整備 6,711,779 ます 推進するとともに新たな樹林地保全施策を検討 ⑤ 機能的な都市活動と安心で安全な市民生活を支える 良好な都市基盤が整った生活しやすい 良好な市街地を形成するための都市計画道路の整備 ・幹線道路等の整備など道路ネットワークの強化 8,348,056 市街地を形成します はじめ道路ネットワークの強化 ・公共土木施設のアセットマネジメント 9,699,363 ■見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 番号 事務事業の見直しの視点・方向性 課 題 主な見直し内容及び28年度見直し額(千円) ※( )書きは一般財源額、【 】書きは定員減 ① 事務事業の見直し 自転車等駐車対策協議会からの提言に基づく有料自 ・有料自転車駐車場の管理運営体制(指定管理者制度及び利用料金制の導入) 転車駐車場の管理体制や料金制度等の見直し △339,780(△69,654) ② 歳入の確保 事業に使われなくなった土地の活用 ・不用土地の売却 ―(△28,521) -12- ■平成28年度 消防局 取組方針 発生が懸念されている南海トラフ巨大地震等の大規模自然災害においてもその被害を最小限とするため、消防団と緊密に連携しつつ、あらゆる機会を捉えて積極的に地域に出向き、一人ひとりの 住民の自助から隣近所・町内会・学区などの共助へと発展していくよう働きかけるとともに、消防の本分である公助による災害対応を確実かつ強力なものとするため、活動拠点となる庁舎等の施設 整備及び消防団の充実強化を図る。 救急救命体制は日常的に市民の生命に直結するものであり、いち早く適切な医療機関に傷病者を搬送するための指令管制システムの改修など救急需要への対応を強化するとともに、増加し続け る救急需要への対応のため、救急隊の増隊に向けた施設整備を行い、その充実強化を図る。 ■重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 番号 関係施策 課 題 主な取組内容及び28年度予算額(千円) ※【 】書きは定員増 ① 大規模災害に対する市民一人ひとりの自助力の向上 ・市民および事業所の自助力向上の促進 67,260 防災・減災対策をすすめるとともに、地 ・防災安心まちづくり事業の推進 1,638 促進及び消防団・区役所等と連携した地域コミュニ 域防災力の向上を支援します ・自主防災組織の活動支援 76,045 ティへの働きかけによる地域防災力の向上 ② 防災・減災対策をすすめるとともに、地 域防災力の向上を支援します ・消防署の非常用発電機の設計及び整備 106,400 大規模災害に対する消防部隊の活動能力の向上及 び消防団の充実強化による公助としての災害対応力 災害時に市民の安全を守る体制の強化 の向上 ③ をすすめます ④ ・瑞穂消防署リニューアル改修 85,919 ・島田出張所リニューアル改修の設計 5,527 ・消防署所の耐震改修 43,100 ・消防団員の充足率の向上 1,467 ・機能別消防団の新設 3,899 ・消防団詰所改築に係る負担金 25,200 ・予告指令機能の導入等 17,036 災害時に市民の安全を守る体制の強化 救急隊が6分以内に現場に到着するための救急隊増 ・救急隊増隊のための中消防署の改修 2,780 をすすめます 隊等、救急救命体制の充実強化 ・有松救急隊の増隊【定員10人増】 ■見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 番号 事務事業の見直しの視点・方向性 課 題 主な見直し内容及び28年度見直し額(千円) ※( )書きは一般財源額、【 】書きは定員減 ① 内部管理事務等の見直し 総合防災情報システムの維持管理の管理運営手法の ・総合防災情報システムの運用・保守 △104,839(△104,839) 見直し ② 内部管理事務等の見直し 車両の維持管理の管理運営手法の見直し ・車両管理事務経費 △25,102(△24,990) ③ 歳入の確保 消防音楽隊の有効活用による歳入の確保 ・消防音楽隊にネーミングライツを導入 ―(△3,596) -13- ■平成28年度 教育委員会 取組方針 平成28年度は、「名古屋市教育振興基本計画」に掲げる「夢に向かって人生をきり拓くなごやっ子の育成」の実現に向けた取組を着実に推進する。特に、喫緊の課題となっている「いじめ、自殺予 防対策」に重点的に取り組むため、子ども応援委員会の体制強化やコーディネーター支援講師の配置などの方策を実施していく。一方で、生涯学習センターへ指定管理者制度の導入の拡大を図 るなど、必要とされる見直しを行うとともに、今後の施設のあり方の検討に向け、まずは学校施設について長寿命化計画を策定する。 ■重点的に取り組むべき課題及び具体的な取組内容 番号 関係施策 子どもの個性を大切にし、確かな学力と ① 豊かな心、健やかな体を育みます 課 題 主な取組内容及び28年度予算額(千円) ※【 】書きは定員増 ・指導者用デジタル教科書の導入 22,572 「なごやっ子」の資質と個性を育む学びの提供 ② 子どもの健やかな育ちと若者の自立を 支える環境をつくります ③ 虐待やいじめ、不登校から子どもを救い 子どもの育ちと針路を応援する体制づくり ます ④ 公共施設の適切な維持管理、保有資産 教育環境の整備 の有効活用をすすめます (教育施設のアセットマネジメント) ・学校施設長寿命化計画の策定 11,000 ⑤ 生涯にわたる学びやスポーツを通した 生きがいづくりを支援します ・瑞穂公園体育館建設の設計 24,000 ・発達障害対応支援員の配置 319,117 ・なごや子ども応援委員会の運営 706,424【定員18名増】 ・コーディネーター支援講師の配置 113,067 生涯を通じた学びの支援等 ■見直しを進めるべき課題及び具体的な見直し内容 番号 事務事業の見直しの視点・方向性 課 題 主な見直し内容及び28年度見直し額(千円) ※( )書きは一般財源額、【 】書きは定員減 ① 公の施設等の見直し 生涯学習センターの管理運営手法の見直し ・8館に指定管理者制度を導入 31,112(△4,521)【定員27名減】 ② 事務事業の見直し 寄生虫卵検査事業の見直し ・事業の廃止 △5,000(△5,000) ③ 事務事業の見直し 私立幼稚園寄生虫卵検査補助事業の見直し ・事業の廃止 △2,465(△2,465) -14-