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論理的な考え方を高めるための図形教育の一考察(叫
柴 轟礪ほか 論理的な考えだを嵩めるための騒彫教欝の一一考察纈潜 23 論理的な考え方を高めるための図形教育の一考察(欝) 一論理の意味とその内容の検討を中心に一 男 (認幽青立難露第二雫学費〉 雄(古殿町立古殿中学校1 § はじめに 和勝幸仁 辰恒 茂幅島髄嚢撰中学樹 原藤光 藤 寛(本舞舞立本郷中学校〉 奥小佐和塙遠 昌強信 部藤国杉瞬 柴阿佐両上角 明(数学科教育} 才毎 (薦蠹毒立類島第三串学較) 招簿歎群議解織輸 幸頓麟載簾繍沖報) 車幅島薦立吾妻中学校/ 男幅麟立鶴第三騨撫 一(玉lll替立須釜牢学校1 隆(藻出霞立行鍵小学校〉 第3稿においては,まず,5つの基本的な性質 我々の醗:究報告も,醸を重ねて第畦編となった。 についての実践報告がなさ農,続いて,講理的な ここで,序にかえてこれまでの結果をふ喜)遂身}, 考え方の凌1ま景)をどうとらえるかについての.い 成果と購題点を整遷しながら,今後の講究の一跡 わ1ま評懸法の検1討も始められた。そのiっの方海 としたい。 としては.オープンな問題を通して,生後の思考 第i稿1こおいては,まず,各人の共選理解を得 の様掘を探ろうと試みた.特に,この方法グ〉中で るために,数学的な考え方や論運的な考え方に視 座をおきながら.今欝の数学教官の縫題点を含め 問題1こ内窟する(馨影に関する〉数学的な縫係を て,議論がなされた。特に,鱗形教畜の中で講遷 毒筆を,教離離身がどのようにとらえることができ どう発見し,分析・総合していくかについての遜 をと辱あげていく理由と,譲理を考案の対象とし るかについては.多くの時間がかけられた.次に たときの開題点について述べられた。つ践・て, 第2稿で新たに問題点のiつとして提遥された 論理についての先行羅究として,松尾吉簿,(yも ついては,実多祭に曝残の生徒の様縮が調養され, 論理についての考案がなされ,ともす耗ぱ,漠然 と考えら義ていた譲遷の意味、内容についての考 案のために一章が設1ナられた。しかし,論理につ いては,先入の蔑定についての理解を深めたにと 鹸1討が換えられた。こうした報告のうちで.いく どま今,学校数学.特1こ牢学校数学における論理 つかの縫題点が残辱,次麟の骨子とすることで稿 とは縛かについての検1討は,いま少しの時閥を必 r豊e鞭講教授の講究絞:果に童主馨し.その運解及ぴ紹 介がなされた。その中で,B常論遷と数学論還に が饒じられた。 要とした。 第2稿においては.まず,興基礎的・基本的”と 以上,これまでの我々の醗究の威梁と翼題点を いう矯語についての,算数・数学教奢での鹸誕か 明らかにした、髭で,本稿ではまず,残されている ら始められ,欝湧年代のわが羅の勧海を艶擬した 基本的な盤質についての実践報告がなされ,つづ いて,講理についての各方面からの考案がなされ た。そのiつは,生経の思考の様槻を基礎とし, 上で,図形教育における“基礎的なことがらと基 本的な性質”とはイ薄かについて考案した.こうし て.譲理的な考え方を高めるための騒形教育にお その表現紅注恕し,更に,命題づく版こおいて, いて,基本的な5つの性質を購らかにした。 しか 生徒がどのような様穰を呈するかにも窪馨した。 も,このうちのいくつかについては,具誌的な授 業灘をも含めら蕊た。ただ,こうした考案を進め この結果は.第2,3牽で述べられることになる, そして,第嘆章紅おいて,離稿の内容を藤提とし る過程で.新たに2つの翼題点が生じた。 iっは, う亙つ慧. 5つの基本的な健質1こついての教替の また,本稿の第2,3章を手がか垂)として,中学 校数学に麟ナる論選について,可能な譲鯵瞬らか にした.最後に,本稿のまとめと問題点覆ぴ,今 醗 llと穣羅綾ぴ評織についての問題点であった。 後の欝究の方講が示された。 講遅の内容と,その指導羅標についてであ彗,も 2尋 騰3卑3貫 磁器大学教鳶実践講究紀要第3号 1、基本雑な盤質についての授業の実践鱗と開題 きた。よって,本時の授業の中・む場面隷,操作活 慮σ》縁握 動を重視しながら平行線と瞬盤角の麗係の雑念形 藹々稿で聡らかにしたように,我々が図形教蕎 における論遅的な考え方を高める上での公選的1こ 成をよ1)的確にとらえさせることができれば,ね とらえた基本的な性質は次の5っであった。 操作活動場懸としては イ.三角定規を購いての平鴛線の作図 亙 対積角縁等しい 琵 平行線における講泣角縁等しい。 (鑓位角 らいに至彗達できたことになる. 蟹 三角舞多の海角の秘ξまi歌プである。 冒.平行線と懸盤角の縫係の教具操繹 の2ヶ所であ讐,イの平行線の作毯を通して瞬位 角に蓋銀させ,ロの平行線の教具によ鞭平行線と 欝 三角形の合溝条群・ 1斑{立角の関係を明らか1こさせることを意緩した。 v 三角形の根獄条件 そのうち醜稿で,至 鰐覆角は等しいの授業実 践内容が報告さ親,検証がはじめられたことを紹 特に盲動であったのは,欝、である。〈角〉を動的 介した。 購{系力彗孚き毒夢1)睾こされた。 このよう1こ,琴藷吾の凝 本稿では 念形成を賜確にさせるためには,俸騒との結びつ きを忘終ることなく.帰納的な手段を意纒的に導 が等しいならば2直線は平行である。) 五更 平行線における醤位角は等しい。 (懸盤角 にとらえることによ辱,生徒の興鎌,関心を喚起 させ.鯉Aとの鷲比に蔚},平行線と同位角の が等しいならば2直線は平行である。} 入しなければならない。 V 三角形の欝徴条件 授業後の反省には,醗究会員から数多くの鷺題 の授業実践膏彗を提示し,実践.しの問題点を聡らか 点が縫起されたが,要約すると次の2点になる。 にしながら,教替のとらえ方等に検討を燦えてい ① 授業の展開について くことにする。 授業の流れの幸心が“講位角が等しいならば /i/駿の実践報告 事案テである。野にあ辱,本時のねらいである“平 霧翼昭秘誌年9月2膿(火〉 行線にお馨る瞬位角は等しい樽。の思考をね老}あ 授業者 購部強海(S中学校) げる場嚢が欠醸していた。 本時のねらい 平行線における詞位角は等しい。遵に贈位角 ②評懸鵜題の作成について が等しいならば2直線は平行になることを理解 問題の擾示の仕方を考えないと,簿のための 評緬か,簿を評慰するのかの焦点がぼけてしま させる。 つ。 授業を展駕するにあた鱗,授業者は次の2っの テス卦を実施し,生徒の実態をは擬した。 問 右の緩でどんなことに気がつきま ・オープンな鶴題を提示し.庭観的1こ生徒がどの すか? ある観点を決め考えついた 角に養還するのか瞬確にしたい。 ・事繭テストを実施することによ善},購語.記号 ことをすべて書いてください。 A の理解度を調査した。 F E G ・操作…活動を導入する。 成を購確1こする。 基本的な性質として筆撰立角”と齢錯角稗の優 縫性1こついては2稿で運べたが,生経の甕観とし てそれが適燐であったことも事薩の段階で確認で K ﹂ ・教具を痩駕することにより視覚髭させ,観念影 B£だF遷 玉 配意としては次の3つである。 ・小学校での学習内容をたいせつにする。 生徒の直観的なアイディアを授業の串に生かす。 c 舞 8 参 以上の実懇調査結果をもとに本時の授業が構成 されたが論理的な考え方を高めるための媛業者の ★反応結果 7 8 9 10 嗣i∠ACβ擁CGF 1 2 1 1 1 1 1 2 i 2 3 2 2 2 2 2 1 2 2 12 13 14 15 16 1 1 1 2 2 2 2 三7 工8 19 20 2生 2 3 4 5 6 7 8 9 10 i1 12 2 1 2 1 1 1 2 1 1 2 1 3 2 3 2 2 2 3 2 2 4 2 些 擁 n 工4 2 1 4 2 15 16 17 i8 2 合凝 生9 2し) 3 i 3() 2 2 30 !.3 3 そグ)他 B 3 刀DG V ∠AC暮雛∠GCD縦 ヒi∠FGC蹴∠JG摂 @㍑A麗麟∠CD群鶴i調1砿GHK ; 角 3 4 3 4 3 4 5 3 2 頂i 婆 煮BCA・1一∠AD鶯罵 3 2 6 1 5 @ ∠FGC−1…∠D田 ∠AC懸,κ¢Gド, 3 4 2 レAD鷺,∠囲1は鈍角 工 1 △AC DGQ△A GH 6 2 6 6 3 3 5 5 3 i3 4 6 1 4 4 2 8 3 3 2 2 5 3 i 1 1 i 6 4 7 3 6 1 2 4 3 5 王 反 応 総 数 3 尋 3 工 四角形CGl・m @は台形 3 1 1 2 7 4 4 2 5 i 3 3 3 8 繰 鵬鱒漁礁番・一跳鰻撒礁む鰍、抽斗囲嘩羅さか持さ3灘凋W欝麟・3,一.鰍、購︷幾 6 工 5 女1 4 生 3 2 マ 点 生 男i N、 氏 名 玉4 6 91 奄W1 ○実施博聞・ 飛0分 卜ρ ヒ 2暮 爵巷3隼3舞 纏讒人単数糞実践醗実紀要第3号 考察 難欝 昭鵜総年葺月i銀(土) i)醗の影響もあ準瞬位角に藩馨している生徒が多 授業考 塙 仁一(s中学校〉 い. (錯角を意識した生徒は皆無〉 213・i7・姶番の生徒は統合→分桁の輿璽のように 本時のねらい 三角形の穰{鉄条舞を理解させ,それを遜罵で みえる。(里7・欝番の生徒の成績は中盤.3番の きるようにさせる。 生徒1ま上位/が実際1ま……? 3)女生徒は実践された影にとらわれている生綻が 授業を実践するにあた辱,第二稿で示されてい る授業案に験討を換え,次の2点について授業案 多い。 (男子に比べ知能が低い。/ の一部を変えた。 窪〉盛んに反省しようとする意欲が感じられるが, 発想硲貧霞なものも蓑につく。 蟻溝邊程の変更力漸 ○学習課題のは握の段贈の権繊な鱗形を選び崖さ 5/男生縫は今後の蟹形学習に学習意欲を示してく せる縄題 れるように思う。 (分析力があるようだ。〉 。学習課題の追求の段贈6の△重犯Fと△ABCの 麟 翠三角形の相徴条件 遊の鼕鼕{系の表し方 ネス 喜数名を揚名し.嚢}褒させることによ鯵詩嚢する。 覇 ・理解が不ま一分な時隷,で}㌔で補説し.レディ車スを高のる、 8 3.本時の学習欝襟を罫ま握させる串 蕎童戯な騒葺多であることを繕韮禽づける条斜}として 三三角形の糧敷藁韓=を球茎確毒こ宰る 垂 幽 タ 2。課題を震示し.梅籔な騒影があるかどうか考えさせる. ・蟹綴な鱗形と予想されるものを発表重る。 幽晦 は握 鮨 導 上 の 留 意 .転 時圏 .羅響事項の復習をさせる。 各 学舞課題の 活 銚 俸學 、蕃 学 轡 睡 容 段 階 学禦レディ を鍵示し.嬢獣鷺蟹1形を選び議させる些 その畢祭事軽蔑iの 撰鍵となることはどんなことか饗≡表させる。 学灘課題の 追求 垂 プ学ン ト (TP麟 の樋で. 血《駐Cと血∫ギ蔓3「C一が権轍垂二なることを纏 5 世 丁靱 認させ.等しいものを護とめさせる昂 /許1讐饗雛1 {禽縄嵩糞莞ど一㌫戴一、、、 ・解答を発表させ,誤答指導は次の手機で終い羅認させる、 マ匙の塗示…癒綴碕笹謹…ム汽BC。。血ぎ聾“c『 。重縫1こはプ琴ントに修罐さ焦 丁欝まで千iソクする. 5.三角形融合賜条聾を意識させながら.△忍謬。’と合舞な三角形1△ 鱒 参鷺ぎ} を難…纒させる,、 6 ム嚢琶ぎと血真書Cは橿徴な騒彫であ巻ことを吾雀諺させ.権銀乗輿を 産5 ・合馨毒筆再と講昆させ.その違いを明確にさせる噛 まとめさせる。 ・プ+1ン財こ整運させる. 雛舞条難 ダむざコみまヰエニえ 暁瓢二誘 ・毒謹製条{隼をこと{ぎと式のどちらの表し寿も欝頻で…言わせ. 毒 ・3紐の避の髭が等しい 鑽れさせる。 ドぎさニみざコヱくを 倭琴壽1、,, 考 ・2縷跨道の貸;とその纏さむ禽が等 しい呂 i∠聾皿∠盛 o§ε:汽駐罵i l2 今 1∠琶二∠倉 7.2.の課題で, ・2繕砕角が等しい 予馨した三鶴野彦オf麓毛無であるかどうかを確め溢せる。 5 帯穣{繊条善事の準のどの条{等から魯薮芝できるのかを1一一・か彗 2 .歳時は. 禮{鍛接i舞・の遥鍛の饗董題を解く弓 とらえさせる。 呂.次時の予告をすξ. 菖二 η享 柴 議蒙葦翼まか:鍮理銘多な考えみを≡莚ダ)るための嚢灘形教葺奪グ)一一考察{饗「ラ 以下,授業実践蓋五録を指1導通程の段糟にそって そのはさむ角ご癖鑛であったが,俸緩の方法が不鱗 運べる。 確であった妻},礁図勇できない生徒が数名見られ 〔学習レディネ綜 た。6では,△欝狂Fと△ABCが梅{鉄になること は理解できても.3通妻}でかいたムOEFと△A建C 三角形の合縁条件,帽繊な図形の定義,構鱗の {窒置について復習した.権紘な欝形の定義鉱、第 の透や角の謬馨系をどう表現してよいグ)かカζわから えている。灘獄の位置の説墾慧,生徒にとってか なかった。そこで,授業巻の援麟のも招こ,3緩 の遊の匙の場合について,透や角の灘嶽を表すこ とができた。次の2綴の透の比とそのはさむ鯉こ な弓罎難なものと感じた。 ついては,すぐに表現できた.3つめの2緩の角 〔学習課題のは握3 グ)場・合・は,生徒から辺の麗係が欝なかったため授 羨達したように,穰羅な三角形を選び崖させる 業煮からの羅罫・か諺によ辱,夢罫:A露盤2:iを 瞬題を変えて提示した。どれが糧似な三角形とな 克つ1ナさせた。その意纒慧,選の比を考える必要 のないことを強調したいためであった。最後に, 二稿で〕承されている遠き),ヂ録癒する線分の比が一 定で,簿癒する角の大きさが等しい謹彫」でとち 1},またその穣挺となることは韓かを考えさせた。 その反旛は, O A子 ①と④と⑤……3つの角度か全部等しい。 ⑦と⑦ ……2つの透の長さがどちら 3つ窮三角形の梅鰍条件がまとめられ,授業は 終了した。この学習課題の追求では,合縁な△ P狂ぎと△A8Cの遣や角の麗係を表すときの発駕 も5培で.角が等しい。 がもっとも重要であることを強く感じた。 疑讃している生徒が多い。その難の意見として, 本時において, 7.8をカットせざるをえなか 次の発装があった、 ったことは,麟題点として残るので後述する。 OB男⑥と⑧ 購遊の髭が等し残 OC子③と⑤ 逸遊の比が等しい. 次に,授業後行われた反省会の寧で,購題点や B男とC子では,根拠がちがうことを強調した。 今後の課題などが議し合われたが,その擁点かに その串でC畢は,露分の発表がまちがっているの ではないかという表嬉を示した。次に,③と⑧と ① 「比」について ⑧と答えた生徒がいたが,露分でまちがっている と取讐溶したため,と辱あげなかったが,後で獲 ついて記する。 「比メこついてのレディネスが不十分であると, 次のような開題点が晃ら震る。 珪更した生徒のプ琴ントの串に数名講じ予想をして (学習課題の遮.求護の段贈1こおいて1 いたことからも,その生経の考えも跨いでみるべ きであった.このことは,授業後の庚雀会で指摘 OA藍基とA’8な BCと蔓ダCl CAとC’Al さ禽た. (〉AB:Aポ駁 BC:宮Cl CA:C Al OA8皿AゴBl露CエB’Cl CA工σAl とにかく,生徒一人一入が権嶽な騒形はどれだ OAm瓢 8#鼠 c盤q ろうと考えることによって,本時の馨標である葬三 表詫のし方は,A8:κ露盤BC: 猛。二CA: ごぎ美玉:2とする。 ②指導退程の流れについて 鰻飯な麟彫から合講な三角形の作馨, そして根 角形の権徴条件は侮か」という課題に遺っていく 雰饗気縁づくら就た。 〔学習課題の追求3 ここでは,第二稿で示されている遜垂},横綴の 歓条件へと,繰俘,作縫を通して観念形成を1まか {立直にある2つの三角形の一方に合1覇な三角形を 鯵,法懸をつく鱗だしていくこの授業の流れでよ 書くための条件を考えさせることから椿織条件を いことが確認さ義た。しかし,本縫の授業では, 導いていくのである。 7.8まですすめられず,一時間命内容として遜 婆の段蓼響において.△ABCと△Aア嘗σは相似 燐であるかどうか議議}された。そこで,本時まで な三角形であることから角と邉の縫{系を大都分の に基礎鰐事項をは握させ,発縫跨整運をして麟ナ ば,十分にこの授業案でやれるという共選運解が 生健は,は握していた。5では,合舞な三角形を コンパスや分度器,定規を静・て3逓鞍の方法で 鐸臠していた。俸騒のし方が多かったのは,3緩 の辺,次に生緩の透とその両端の角, 2緩の選と なされた。 ③権織な纒影を選び串させる問題1こついて 授業者が,第二稿で示された開題を変えた意緩 28 1繋3年3簿 篠島大学教麿実践醗究縫要第3号 意識し,生徒の実態をふまえ,考えやすいものと 実態調室を試み,分新考察してみた。 <対象>本格的な譲理指導がなされるだ適当と思 したいからであった。しかし,第二稿の問題では われる中学2年生の時鱗以繭,すなわち中学i年 少ない三角形の角や辺を通して,多くのことが考 えられるよ祁こなっている。擁えば,⑭と④の三 生覆び小学6年生とした。 角形では,2綴の透の昆は等しいが角の開題があ 鯵,⑫と③では,2縫の角は等しいが透の麺瑳の 簡単に詫せ磁という発問で二等透三角形や霊三角 問題が残る。このように,多様牲を持っている開 麟 丁小学校§年生(無二鰻〉長方形の場合 題であることから,第二稿の開題の方がよかった は,3つの三角形の椿徴条件を授業巻雲身が強く 〈靉靆> ε次の騒影はどんな纒影か,できるだけ 形など7つの図形について馨霞毒こ記述させた。 ④合瞬な三角形の作翻1こついて ○むかい合った2っの辺の長さがおなじ ○むかい合った線の長さが縁じ 0綴長くて講かい合った辺の長さが講じ 捲導過程5の段警皆において,合購な三三角形を作i 02つずつの線がおなじ影 緩させる場合,授業者鐘,遷のま蔓さを重宝莞したカ∫ 角の大きさをわかりやすい角度で示した方が,作 ○麟き合った透の長さが疑じな形 ○晦き合った遣の長さが講じな鴎角形 験しやすかった。また予舞馨が不藍建であった辱, 0麟かい合った2綴の線の長さが羅1じ長さ 作纒のできなかった離している堂徒がいたことか という結論にいたった。 ら,俸騒のし方を本時までには握させておく必要 02つのむかい合った辺と辺の長さが講じ 02つの辺の長さがおなじで,もう2つの透の長 があった。 さがおなじ ⑤三角形の樹鉄条{等の表記1こついて 02つと2つの透の長さが観じ 本時では,穣徴条件を磯遊の比が等しい」と 02つの長さカ{講じ 表記したが,二つの三角形を意識させる上で,「3 02っのむきの長さがおなじ 緩命運の髭が等しい」と表記した方がよい。この ○上と下が購じ長さ,よこの2本も購ヒ長さ ことは,三角形の合購条件1こも瞬じことがいえ ⊂}辺の長さズ評ちオ{うカ・たち る。 ○たてかよこ,どっちか長くてどっちかみじかい ⑥△匪Fと△A8Cの選の醒係の表し方につい 02つずつの直線の長さがちがう彫 て 0むかいあった辺の長さがおなじで.たてよ彰)よ 捲導過程6の段階において,授業考は第二稿の この長さが長い渥角形 ○たてとよこの長さでどちらかちがう長さ(2人/ 1死=2ABの表し方ではなく,P露:AB二1:2 としたが,生徒にとって後者の方が理解しやすか った。我々は.今後関係を表す場合,十分魏癒し ていくことが必要であろう。 その飽として,生徒のと景}くみが早い,生徒に 0たての長さとよこの長さがあわない ○横がみじかくたてがながい図形 ○上と下の辺と右と左のへんがべつべつの長さに なっているかたち 活動させる時1霧を十分与えていたことなどが感想 0獲角形跨緋{闘だがよこの長さがたての長さよ亨) として達べら農た。 長い。線は直線 Oたてどうし,横どうしの長さが講じ1獲角形 2.論遜鎗な考え方と生後め表理σ〉様相緯 02雛の辺や角度が講じ 蕪稿で1ま講理指導の必要性と論理についての考 02くみの辺が蓼馨じ長さで直角になっている 察がなされ,譲運捲導の重要性を再確認してきた。 ○たてよ騒横の方が長く,月震がおなじ さて,講理を展開するにあたを),まず溺語につい て瞬確に概念規定をしておかなければならない。 ○鱒。でたての長さ2つと横の長さ2つが屈む ○たての2本の長さは溝ヒ,よこの2本の長さも それ.らを正しく綾i矯し命題づく身)がなされ,さら 購ヒ,ちょう点はみな9ぴ に推論によって新しい命題が導かれるものである。 ○角度が縷じで長さが2つは長くて,2つはみじ そこで購語に梶点をあてると,現実の授業での生 徒の実態ξこは多くの開題点がみられる。薦譲はど かい形 02つグ)講かい合った透の長さが等しく, 逢つの のように優罵されているであろうカ㌔次のような 角が9ぴの獲角形 紫 畠鴫ほか:論理的な考え芳を嵩めるための縫彫教欝の一考察(難} 2§ ○上下左右の線がともに講じ鮮度の饅角形 G2辺の長さがぜんぷ疑じもの ○遷が婆つある舞多 。むかいあうi綴の選が等しい ○尋つの辺が2維になっている ○上と下むf葦轟じ辺で塞ぎと左力寸講じ避 ○長い匪垂角 ○なカごしかく Gどちらもかさなった形 ○平行になっていて2つの透が合岡 ○むかいあった2鐵の透の長さが匿1じ,むかいあ ○むかいあった線が平行で蛋方形をのばしたもの っている角波:も等しい 02つお雛1こすると雨覆彗力虻力三さなる 02つの辺の長さ,角度,もう2つの透の長さと ○平ぞ矛獲透羅多と藝彗じ 角痩が等しい ○長彰玉平手まとみじカ}勧、三喜イ響’の線毒{直角につく騒舞づ 02総の遊が平行な遜角形で長方形のたてが,な 轡 F中学校i年生(醤二37/二等遊三角形 なめになった形 ○無答(3人/ ○平藷テ羅透鐸多が辺を×長さ+{蚕種とあらわす 02つの透が繕じ長さの三角形(蔦) ○長方形の左灘に嚢角三角形がついて塾て,書棚 02つの辺が合溝な三角形 (3) 03つの遣の2つが溝ピ長さの三角形(3〉 ○むかいあった2績の透の長さが欝じで,垂直1こ 02つの遣方{羅セ}長さ (2〉 なっている。 02本の線が瞬じ長さの三角形 02つの平行な蕉方形が2緩むかいあっている。 ○無答(31 0角痩が講じで,長さもみんな購じ は,左鰭の三三角形がなくなったみたいな感じ 02つの遷の長さが等しい三角形,2つの角の大 きさが等しい三角形 02つの線が溺じで,あとiつがちがう長さ 03っの辺のうち, 2つの遷だけが霞iじ長さ 02つの選がみな属ビ三角形 02つの透の長さが購じ三角形.頂点は3つ 以上実態調査の一部を生経が認遠したままのせ てみたが,3つに共通して次のような特篠がみら 観る。まず第一に,感覚的にとらえてお琴,表現 があいまいで多様である。第二には,罵語の意味 が理解さ綬ず.蓋しい段iい方が身についていない。 ○講かいあつた2つの透が合講な三角形 次に具体的に灘をあげよう。 02つの透が疑じ長さで雫2つの角度が講じ 02つの透の長さが講ヒで,3つの角がある形 「上」野下」とか「左∫右」。「透が珪つある」。 鱗 S中学校i年生(藩鳳凝)平行獲透影 「線がおなじ舞多」、「纈長い形」。「長さがちがう形」。 「たて」とか「よこ」。「長い」とか「窺い」。「か ○むかいあった2総の透が平行である(6人〉 さなる」。薪ななめ3 ○むかいあった2緩の透の長さが等しい纒彩(珪) など あま老冠こ感覚的な表現が多い。また「透ゴ ○むかいあった2つの透の長さが縁じく平行であ と「線3との区磯がないし,ヂ等しい」と紅海じ淫と る醤角藷多(3〉 ○むかいあっている辺の長さと角の大きさが溝じ 獲角形でむかいあっている辺が平行になる(3〉 ○むかいあった2つの透がそれぞれ平行で,また 2つの透の長さがそれぞれ等しい(2) ○むかいあった2緩の辺の長さが平行でむかいあ つた角の大きさは講ビ (2) ○むかいあっている2つ吟遊の長さがいつも平行 になっている鑓角形 ○むかいあった2本の線が平行な1璽角形 「合溝ゴとが混疑している晦 さら1こ,以』ヒ1こあ げた定義は小学校2年生から1輯次捲導されてはい るが,「定義」そのものの薦語縁なく, したがっ て当然のことではあるが,「建義」と「盤質ゴが不 分離の状態にあることは善うまでもない。 3.論理麹襟考え方と生徒の褒現紛襟穰⑦ 私たちは蔚稿までで畷らかにしたように串学校 騒形教材の系統的な指導法を試み,生徒の譲運的 Oむかいあった遊が平行な誕角形 な考えを高めるべき授業を実践してきた。 そして,学年末1こ,ζ命題づび袖テストを実施 G2緩の透が平行な纒角形 02つの透が平行な獲魚影 し生健の論理の表現の様紹をとらえようとした毒 命題づく駈ま図形の学習を進める上で重要である ○蓬つの透がみな平行な霞角形 02つのむかい合った透の長さが講じな露角葺多 し, 論理と深い;争力・わ移力ζあると半ll整鐸したカ・らで ある。生徒は,この命題づくl/をする上で,つま 30 緯書3隼3鑓 篠簸大学教麿実践擬究紀要第3号 鯵,ひとつの基本命題を鐵発点として新しい命題 。基本的な性質鵯ついて を疑い申す遺程で論理的な考えを駆使しなくては 購2について考察してみる。 ならないし,瞬時に表現活動を選1して越鬱する能 基本的な盤質は,公理的なことがらを設定する私 たちの講究のベースともいえるもとでその.重要性 力を身につけていくのである. 置命題づく書捲テスト ○甥 彗 紹穣57年3罵2総 はいうに及ばないが,この性質の定義1ま,生経欝 身グ)爆縮,類推の方法論と操{乍的な活動をとぎ}大 ○実施校 汐中(福島毒〉大糧摸校 農て馨ったものである、 翼串( 躍 〉中規摸絞 /窪l F中鐸中の2校から一学綴を撥出して 飽の闘いと比較して蛋答率は確実に高いことが いえる。特に,三角形請合講条件については総% テストを実1施した。 遣いいやそれ以上の定藩を見た。ただ,(董/跨婦獲 o命懸に薄する盗後の認識 麟の盤質は,東京書籍の教科書で取ll掻う“鰐猿 舞は等しい”といった表現が夢→縫の形でとらえ 命題についての学習は.命題と1ま構か,命題の きれない生経が多いことが指摘できる. 分損(単一,否定,合紋/そして,命題とその構 造について2時闘を充てた。 小間3を除いて,7麟以、鉦の生徒が命題および その讐騨において正答していることから生経の認 識が高いといえるが,偽の命題と命題でない文の 輝溺ができない生経が多いことが指摘できる。ま た真の命題と騒吝していることから鋭角三角形の また,!¥〉の三角形の穣徴条件においては,生 籐念が確実に形成されていなかったとも講懸でき る. 徒の比と比の健の取鞍擾いにかな鯵の抵撹がある ことが指擁さ義る. その飽,闘3で命題(必要最{薮鰻の表現)をめ ざした問題であったが,生徒の思考の混醜ぶ垂穿が よくわかる.こ親は.作遜・記号秘の命題づく誉 での考察と購じように,生後の論理とその表現活 動には今後も指導{乃力を入れていかねばと痛感す る。 罫命題づく串縫テストを実施して春闘毎に考 ○作園・記号化と命題づく鐸 察を試みたが.生経の論理的な考え方を高めるた 購逢および縫5について考察を換える、 めの今後グ)鱗形指導のあ老)方を簿条書きにまとめ 譲葦尋1ま.図藩多の学習をすすめる上で最も重要であ てみると, ると考えられる。 i.興研寵s髭,甑s董。なことがらを整理して指導 命題,講号化.作鑓の三者麗係を鴫確ξこは握す にあたる必要があること。 定義及び無定義罵語.性質,数学難語e総. ることによ摩.論理についての概念形成も計られ るし,堂徒の思考を効果的に灘かせるのに懸纏が 2.命題についての学習内容を瞬確にしていく必 あるのであるが,灘%弱の生徒が不完全な表現活 要がある。 嚢であることが知れる。特に,平行獲透影め定義 3.論運に対しての生徒の表現活動を授業の申で の表現が性質をと鯵入れた遜多条磐・のものが多く, チエヅクする必要がある。 学習時閥が経過すればするほど生徒の表現が濃鼠 文章#舞麟#記号髭の三者灘孫を瞬確にする することカぐうか秀{える。 こと。 購えに,小霧窪の平行置彗透彫の健質も定義の中 逢、毎時の学鳶において,論理朗な考え方を育て に含めてしまう盤縫が多いので正答率が鑓錫台に る書受業の展馨1をゼ弘まえる必要 とどまってしまっているむ ①噸e欝な疑題と教具の闇発 賜巻の命題づく舅こついては.婆つの緩形の離 係をベン騒を舞羅して購確におさえている生徒は 少なく,多くは,直観的であ弩,感覚的なとらえ 方をしている。よって,率行謬透形ならば長方形 であるといった全く互笈講のとらえ方をしている 生徒が多い。 ②課題の解決遜程の尊重 ③生後みずからの修業ぬ重視 5.毎時の授業において,生徒の譲理を援勧して いく必要 定義,筆生質!のフラヅシュカ一一ドづく辱 三段譲法 6.飽教魯とタイアヅプした生経グ)論理的な考え 柴 轟畷縁か:論理的な考え芳を嵩めるための鐘形教鳶の一考察(轡) △︵ ②選科;仮説棲誕学習 や表現ができるような体鯵づく暑/ ①轡語;論理的な表現勇しかた 7 生徒の書語環境の整備 C 命題づ《鞍テス襲 贋形の学習を遷して,たくさんの真の命題を克つ酵 3至 3 完隻が,二等透三幾形を作緩し た弓.毒ξ簿1した婆して.〈盤質〉〈定義〉としてまとめ てきました.2年の学習を終えた段階でどのくらい身 についたかを調べるために購題を覆意しました岳 確認事項 て,A震にこの騒から見つけるこ とカ{できる二等選三角憂づの選…質を いって見なさいと質問したら,A 善縁次のようにこたえた。 「』藍三角形ならば3つの角が等しいゴ (三魚形X が藍三角形であるならぼ,三角形X隷3つの角 「いま覆角Aを通る線で2つに疑 ると.2つの三角形はぴつた宮}重 が等しい/のように,ある対象に修して讐籔1を A くだした文を『命題薯といいます. なるので合講。合鶴なんだから∠ 8と∠Cは等しくなる、また.新 寺タ§と露Cの交点をPとすると8 2年 維 氏名 0とC亙)ほ等しくなるし,∠8舞 1 次の文章菰おいて,命題であると思う文には真騰 Aと∠C亙)Aも等しくなると、懸うゴ 勲をつけ,命題でないものには×郵を( ! (懇〉 A署の護幾を命題の彫でこ の串にカ・きなさい。 B 至) c (碁 五角形は, 5本恐甕線でかこま就た騒 ( / とζま『で簡潔喜こまとめなさ竪、。 鋤 彫である。 ② (2/長方形は大きな図形です. ( 〉 麟3ぴ.確,欝をもつ三角形は鋭驚三舞( 〉 彫である. 4 次の麗いに萎えなさい。 !葬 平行露透彫の定義を命題の彰でいいなさい。 韓} 櫨{鉄の{立蓋における2つの纒葺ヨは紹{鉄 ( 〉 ② 定義を作騒と誕号化しなさい。 である。 2 先生は鱗形の学習グ)牢で,学参を進めていく上で, 欝黙認瓢を優えi この盤質は天綴ですから覚えて下さいといったの が5つあを〉ました。それぞれ1こついて,命題の彩 懸 でこと1ま『で表しなさい。 繍 対頂角の性質 嬢} 平行線にお静る1毒{壷角の盤i質 この逆 記篭}化 鱗 三角形の雍鶏の性質 騰 三角形の合講条件 櫛 (誹 図よき),玉喜行欝辺葺多の罎盤質を命題の舞多でこと1ぎ (2! でいいなさい。 (3) 麟 三角形の嬢繊条件 1麟 ② (3) 事 32 緯書3隼3舞 橿鳥大学教官実践擬究紀要第3号 5 次の〔 〕の串の零話を主語と逮譲につかって, 真の命題を3つつく計)なさいゆまた.その根漢を い私等なさい。 ② 〔平行鶴辺影,長寿彫,ひし影,憂1方形〕 ③ ① 機挺 命題づく鞍テス華給桑 ( 藤ま% X 偽 真 毘 答 煮 無 筈 男 子 縫董 巽寧 F串 糞串 婁串 ぎ率 瞬寧 婁牢 翼串 置字 錘中 全 体 女 子 F率 翼率 翼率 掌中 2§入 隙人 §人 2人 i人 i入 韓人 3人 懸人 舞人 蔦入 腫大 29入 28人 i鷺.畦/ iε2.嚇 i23.至/ ^5、鱗 i2,6〉 i2.9) I箆.§) i87。5} i霧.§/ i77.8/ Z.毒 i82.4/ (玉1 ^獅 i8。81 彗 i 盆 6 3? 27 暮 窃 i8 丑2 玉書 i5 37 2ア 宦^ i2.9/ リ.茎/ ニ7.麟 ョ、鶴 I簿.婚 リ/ ワ) o99.馨) i75.斜 ii春毒) ^83.3} ル.9! i79.藁! 9 轟 2 8 7 欝 § 鰺 童3 。/ i5,9} ^鎗.§1 i尋3.8} I5量.6) Q.3/ 磨D2) i38.2! 3 i5 纏 i2 2§ 2茎 i73.7/ リ導.?/ i7尋.瞬 (21 董7 泌 里8 i3 珪 q垂3.6} i2§.逢) Z6.2) i38.2! i鎗.3) 29 2i 8 i.41 D.8与 P2轡.麟 (3/ 8 is.葬 i23.5) is.弱 9 .醗 ワ.8) i56.31一 2 韓) §︵鵜 2 Q.5) .8/ (/内捻% 男 子 購2 F串 翼串 F串 翼雫 y準 醤串 墨2人 雄大 董5入 §人 27人 欝入 i総.§! o§2,51 i7呂.的 i5魯.鋤 i6§.2) i55.鱗 璽7 9 蕪 雛 33 20 緯 i8§.㊦ d,3} i縫.2) 潤Di/ Z4.61 i58.$) i2 8 i5 欝 27 i8 i総.瞬 i灘.鱗 i箆.9) iき5.61 香 玉7 鍵 i? i3 3護 i暮5.鱗 i87.51 ■ ^89.5) (至亜} 121 ぎき伴/1 /P 男 子 全 諏 女 子 全 誌 女 子 F牢 巽中 F牢 憾寧 ぎ中 饗串 里2人 9人 i2人 盤入 2達人 2尊人 リ.射 i56.3/ o63.2) ョ.玉) ワ.5! i5呂.81 鼓 雛 亙3 雛 2珪 22 i55.§) i春8,81 リ8.41 c,玉/ 董2 欝 越 § I総.(葺 宸Q.5} i73,71 ^50.倉/ /董1 (21 .5) ^鍵.71 ig 26 織 D2) i蓉2.彰 .7/ i55.嚇 27 縫董1 .2! ニ.2) 男 子 i簿.む 欝3 董7 歪3 i8 錘 35 27 i85.磁 i8玉.3) X,71 ィ.8/ i8§、7) o79.尋1 女 一子 全 体 罫率 軽車 F串 醤寧 欝率 巽中 圭8人 8入 篤入 欝人 3尋人 i8入 1毒 耀) 鯵 董3 重8 M 3魂 27 P齢.瞬 タ.3) i鱗.71 ョ77.8) i87.21 iマ§.紛 玉3 i3 i5 越 2暮 27 I65.Ol i8董.31 i78.§! o77.81 _,81 i7§.垂1 12/ !31 1玉1 Q等遣3角形の2 ツの底角iま等しい. 轡 2等選3角形 フ獲角の2等分線 M透を垂直2等 ェする。 P鱒.彰 P5春.韓 ル.21 I55.績 ネ,21 艨D9/ 2 3 垂 § 惑 ε ^27.菖1 P璽5。郵 P襲.射 ル.彰 .8/ P欝.繋 33 柴 贔題ほか 論選肇毎な考え寿を薦めるための遜彫教官の一考察(轡1 r牢 単行馨透彫は2緩 フ婦選が平得な獲 難中 誕率 罫中 疑入 珪入 汲T.射 P25.襲 男 子 全 簿 女 子 男 } 懸4 y準 賢宰 ぎ寧 欝人 8入 24入 氈D舞 D.4/ D.溝 亙2人 A{)4建C フ35.鱗 女 子 F串 §人 亙2入 鴻大 u.獅 D.麟 ワ.蔀 翼寧 全 縁 F串 翼傘 2i入 @,霧 玉i入 2玉入 a.亙/ ^5書.書1 3 至 蔭 P蔦.麟 ^5.赫 I欝.麟 D諺’運)C {形です. 尋 7 藝 2 毒 警 i毒/ d。壽1 P脅/ ^董2.§1 ^琶/ P2藝.瞬 § 欝 逆 リ?.51 ォ.蔀 4 2 2 汽 唇 D堕 3 韓 T建 c 竰、である。 毒 玉§ 7 2垂 s 毒 ^講.繋 玉葛 豊玉 鰻 簸 § P鶉.醤) ォ.麟 ^57.鱗 ル.巷1 @.驚 E.鱗 22 対角グ)大きさ 浴D霧 磐 子 F中 藩中 簸人 鎗入 蓑 5 リ.暮 P§1 倹氏B7/ … 全 鯵 女 予 墨亙 欝 P5s.韓 ^鑓。き/ 墨3 7 リ.41 2垂 董? ヲ.蓬1 P認.躰 c.51 怐B韓 学校数学における譲理の内容は,どのようなも のであるべきかの,いわば.壌。ぜに先駕する F串 韓準 F串 蕪串 §人 6入 i了入 董δ入 i 2暮 3 玉2 7 れて.論理そのものの定藩への努力が重ねられた 董尋 8 体的にいくつかの1論理の難語をもって,論理の内 “W擁t”についてみ議論は,中学校数学において § ァ影である. 一 雑 ス.韓 香D霧 v.傷 i.葺 P夏5.尋! 猛 M曇1 P鰺.暮1 警 ひし彫ならば平鴛纒 § 簿 角 線 I昏) 長方形ならば単管残 曇 ノ.鵜 o窃! 幾透の長さ 蕪 ,51 浴D麟 ^奎嬬 .昏/ ヌ露嵩至)c 蔦 縫) 爽 登 矯5 2 馨 麗鎚.暮/ ア。毒1 鍛織。麟 圭i 彗購1 .どプ 容 盛夏)章Bc 玉/2.§! (31 “) (2) 韓率 は,歴史的毒こみれ.ば,全糧∫響1的な{難癖としての数 学教育現代化運動とともに,盛んになったといえ る。わが蟹においても,昭報蔚年代に,中学較数 学で,集合・論蓬の領絨が学習指導要領に設けら 5 建 蕉方形ならば単背羅 ァ彫である。 7 ことは,詫憶に新しいところである。そこでは具 2 3 i2 き 亙方形ならば長方形 ナある. 尋 奪 ナある。 容が購示さ義ているが,集合捲導において,集合 馨 亙.苔彫ならばひし形 驚 i§ 4 壕.中学校にお妙る論鍵の内容について 1論の一部を指導することと理解されたように,藍奮 理もまた,学鶏としての一分野である講理の一部 分を彫式的に指導することにとどまったと考えら れているように,必ずしも成果隷認められなかっ 学校数学,特に中学校数学における論理の内容 ほき った, そして,講理についての共通の理梅孕すら, についての若干の考察は,離稿においてなさ農た。 得られることなく.今麟の学習指導要領から,譲 そこでは,論理についての影式姓などの繕藏が議 理についての領域が全面的に消えてしまった事実 論の鱈象となったが.あくまでも,数学や譲運学 おき は,聡知の遜量}である。今8でも,譲遷をテーマ での意瞭,内容においてであ計},換言す親ぱ,i論 とした醗究鱗は多い。しかし,畷確に,数学教奮 理の意味を,全体的・包抵的に規定するにとどま いわ懸る教官においての論瑳を明らかにしながら 1赫 考察をすすめている舞は少ない。 っていたともいえる。しかし,我々の講究におい ては,論理は,学問としての数学や譲遅学をその まま,中学較数学の内容としてと彎入綬ようとす る立場ではない。羅ち,“数学教薄における数学 的対象は,たとえ.それがいかに高いレベルにあ っても,数学におけるそれとは,ただちに睡じで ほき 本稿では,こ親までの先行醗窺や,本醗究での いくつかの成果を露まえ,事蔚2.3章を簾疎し ながら,次のように,講理の内容を考えることに した. 譲}理iが購確1こされるためには, まず,饒提とし はない” という閣確な主張紅よって,言いかえ て,いくつかの数学的な綴念が瞬らかでなくては ることができよう。 ならない.勿論。その鬱念は,}蓬・フβイデンタ 鍵 養鶏大学教官実践講究紀要第3号 一ルも述べている通号.高度に詫号化された診}, ミきき 擁象費}された身}したものばか}〉でなく,そ義ら慧, ノ罫学校における操作や直観を手紡静として形成さ れたものをも含み.特に鱗形領域で蠣をあげれ ば,名紘としての三角形,匪1角形……あるいは騒 1繋3隼3鴛 rほ〉 一〈霧> 1総嫁。 一⑫ 真彗耳ACであ辱 ’∠欝姦葺濡∠C A董)・…・¢ ∠8査翌)需∠c1疑}であ弓 !縁{撲遜 .。{膨 ⑫,@,③よ残 ム盆点亙)蕊造。尭推 ⇔ A警は共通である。 晦えに血欝真夏)駆ム。汽聾 晦え1こ∠9幕∠c 愈 知え看こ∠駐=・∠c 形の位置を表示する平行,垂直…一などの概念や ぢむ その表現されたものである。 つづいて、先行した形成された凝念穰志を結び つける関係や盤質についての,よ身》包懸的な内容 が考えられなければならない。これまでの論選的 欝語から,いくつかの鱗を示すには.次の命題を 考えてみよう。 命題:「三角形A蓉Cで,A l3薫A Cなら ∠B二∠Cである1 このうち. 「三角舞多ABC」ヂA8皿AC」 「∠ 簿 ぐ羅〉 厘 璽 繕欝世盛。}(1∠聾A )業 ∠c真夏})《 (汽套は共遜/ 雛欝#汽。)({∠欝血暮二∠c真鶴ρt l汽葺は共選1 舛ム欝塞聾箪血。汽碧 羅嬢 赫醗略。瞬 画 籔 一 論証は,譲還学的にも墾確に定義しうる概念で B盤∠C」は.諭達を形成するために必須の概念 む であ継,「で」「ならば」「である」等が,この灘係 く欝〉を了解しながら,表現においてはく蟹〉,最も 等を示す論蓬の内容ということができる。平林氏 は,この命題において,繭者を内容的表詫,後者 一般的には〈至〉である。このことは,中学校数学 を影式的表記と分類しているが,この靉靆が,そ まむ のまま,i論理の内容の紹違と考えられる。この難 譲遅の内容を薦等学校の数学の範翼で考えるとき ある。しかし,我々が誕購をした喜)するときには において論理を考えるときに重要な点であって, に,この第二段繕毒こ位置させることのできる諭達 は,醸〉がしばしば重要となることは,経験的に 知っている事実である響 の内容には,議1達の命題があげられ.こうした命 以.しの考案の結果を基礎として,中学校数学に 題づく貿ま,この段賠の講理の内容を理解させる おける論謹の内容を次のよう1こ簡便的に図示して ためにふさわしい指導法と考えられる。ただ.縫 ひとまず,この考案を終えることにしよう。 係や健質を示す論遷グ)海容獲分は,多くの場合, 〈欝〉 生徒の思考の程痩あるいは問題に俵毒する場合も 多く,一概に決定できるものではない性格を有す ることはいうまでもない。 最後に,中学校数学での譲理の内容は,上達の 重しい思考グ}法嚢彗…・ ぐ講理の一般的意味> 合 劉 概念,麗係についての内容を基礎として,その上 位に,推譲のしかた,間接誕畷法なども,譲運の 内容として考えられる.こ命段欝において,論樫 を、蓋しい思考法舞彗に簸も遍い意味で解すること ができるといえよう。具体的には,次の命題を考 おわ鱒に 本稿では,まず,基本的な盤質についての残さ えてみよう。 れた授業実践と,その購題点が明らかにされた。 A 命題:二等透三角形の 冷 底角は等しい つづいて,特に.生徒の論理的な考え方と,その B△.、。 表現の様耀についての調査結果がと重}あげられた. 第2章での,拝霧吾の正しい使い方についての検討 第3章での命題覆び命題づく景}についての実態の 擢握は.第逢章の考案のための予備講糞の纏絡を もっていた。多少,構成上の不§然さはあっても この章の{立直づけと懸纏慧.改めて強調されなけ ればならない。第珪章では,論理についての考え 柴 轟藝離縁か1論理轟㌻な考え右を高めるための図形教官の一一考察{欝) 3暮 方が具躰:的に示された。ただ,この規定と意蘇づ によって構造を鴫らかにすることは不可‘欠で けが,今蔭の数学教欝にお酵る譲理について,す べてを語っているわけではなく,今後の藩究のた めに多くの問題点と来解決な部分を残している. ある。 それは,ひとえに開題の重大さ晦えであ垂},毒見段 ①,⑫の共遜解は①一②よ鱗x業一蓋となる. 隠のわれわれの葬力さ以外,韓ものでもなく.次 ③,④1こついては講じ方法ではいけない。そ 稿において隷いうまでもなく,摩羅:究の続くかぎ の理蜜等に,論運についての考え方の特色が ぎ},常に問いつづけていかな曇ればならない。更 騰 ‘x2一婆x+3盤§・一① ‘x2一§x+5盤G一③ / / lx2−5x縄跳§一⑦ /x2−5x+6盤軽…④ ある。 穣) 一般輩こ,命・題A玉,A2,一.み盤を{痩定し,欝を結 に,これと購時に,中学校数学にお謬る譲運の内 容についての分析結果:を基礎として,実繰命論理 論とする論証(達e灘倉糞s毛即at童{〉篶〉と1ま. いく 指導の時難,分聾についての検r討がすすめられて つかの命題の系譜をみたせばよい。 くる。 最後1こ. 各車の執筆者は次の選}鞍である。 はじめに,おわ1うに 翼 搬 i.購部強海,塙 仁一.姓藤繕寛 2.小原報幸.灘光幸男,角麩橿雄 3.両国 茂.難藤勝章 垂.、量二杉展男,遠藤 隆 糞,本稿1こおいても,章の構成及び理論的な考 察については.柴 轟瞬が撞幽した。 注及び参考・群羅文献について 轡 「数学教蕎における数学的実体」 管内芳男 数学教育学論究 欝§8 P鯵 麟 蓼数学教蕎の現代銘の失敗邊など,(所轄勤薦 (篶8麟 艶7参難) /3/『所i鰻蓉纏2(捻7鱒 碧雛1こ詳しく遽べてある 紛 「数学における論理の指導」 湯撰進など(駈 報勤盤!を参賑さ農たい。 !5!糠紬e撚t重csas凝}e6舷ca竜沁総h3S藪1 艮e量(ie夏Porδrec猛藷 P§i6よ幸}弓i灘 織 鱗えば,この立場での観究は「譲理的思考力 の曹成と箆童の推論の実態について」 率島健三「数学教育学論究」欝63.など多い。 外国でも概念化プロセスの蟹究鱗は 馨r違盤8董s至…亙Sモデル,P重a琵琶t訟籍4Sもa琶e など,著名な欝究成果が多い。 鍛 「数学教育1こおける表記の問題」(第2報の21 平林一栄 数学教育講究欝艇などを参考とし た。 麟 縁上書 露3 麟 その遜程では,文章化することが省かれてい る。“すなわち甘“しかるに特価購えに榊あるい は,これ1こ類する言葉によって.騒醗が文章