Comments
Description
Transcript
カタログダウンロード
DYMAX 接着剤・UV 接着システム ACCU-CALTM 50RADIOMETER UV一貫接着システムは、UV光強度、照射量の定期的な監視が必要です。 ACCU-CALTM 50RADIOMETER は、UV光線の簡素な繰り返し測定が可能です。 ACCU-CALTM 50RADIOMETER は、ライトガイド(3.5、8mm径)、拡散光源、ロ ッド状コンジットなどから出射するUV光線の測定が可能です。 ACCU-CALTM 50RADIOMETER は、UVAと呼ばれる 320nm から 395nm までの短波 長領域で、1mW/cm2 から 40W/cm2 の強度範囲でスペクトル感度を持っています。 特別設計の光検出器装置は、最近の高輝度UVスポット照射による異常高温か ら保護します。 簡単な操作、ライトガイドを現場でのネジ留め固定可能、PTB,NIST 追跡 拡散、コンベア(帯状)光線の 測定用 ACCU-CALTM50(PN39551) スポット、拡散、コンベア(帯状) 光線測定用 ACCU-CALTM50(PN39560) UV光測定器(RADIOMETER)を使う 3 つの理由!! 1)光硬化プロセスの維持―光測定器は、光硬化システムにおいて、要求仕様 以上の光強度に達したかどうかがモニターできます。光測定器は、熱電対 を使って、熱プロセスによる光硬化プロセスもモニターし、制御できます。 2)作業者に優しい光硬化プロセスの提供―ACCU-CALTM 50RADIOMETER は、漏洩 または反射するUV光線(1mW/cm2 程度の微量光線であっても)の強度測定 に対しても十分な感度を持っています。DYMAX 社は、作業者がUVAの暴露 光量が 1mW/cm2 を超えないことを強く勧めます。ちなみに快晴の太陽下での UV(320-395nm)光線強度が、2-6 mW/cm2 の範囲に存在します。 3)基板を通して透過率の測定―光測定器はUV光線と可視光線を同時または 一方のどちらかを吸収する基板を通し種々のスペクトラム透過率の測定が 可能です。効率的な硬化プロセスであるかを確かめるためには、介在する 基板の下にある樹脂まで到達する光強度を測定することが必須となります。 仕様 スペクトル感度 320-395nm 光強度範囲 1mW/cm2 から 40W/cm2 分解能 強度(1mW/cm2 有効数字 3 桁) 照射量(1mJ/cm2) キャリブレーション期間 12 ヶ月 動作温度範囲 光測定 検出器 測定モード 強度(mW/cm2 と W/cm2) ピーク強度(mW/cm2 と W/cm2) 光照射量(1J/cm2) 光源 ライトガイド(3,5,8mm)散乱、コンジット 電源供給 2 個の AA バッテリー バッテリー寿命 250 時間(1 時間後自動停止) センサー寸法 光センサー直径:9mm) 直径:37mm、厚さ:8mm ケーブル長:1m 測定寸法 120mm(長さ)×65mm(幅)×23mm(厚さ) +5 から+40 度 120 度(連続),200 度(ピーク) 測定器と付属品 製品 部品番号 概要 拡散、コンジット光源用 ACCU-CALTM50 39561 出荷製品には、収納および可般用ケース付き(ラ イトガイドアダプター、シミュレータは含まない) スポット、拡散、コンジッ ト用 ACCU-CALTM50 39560 ライトガイドアダプタ(3,5,8mm)、ライトガイドシミュレータ を含む(収納及び可般用ケース付き) 拡散からスポット用 アダプターキット 39554 キットには、3 種のライトガイドアダプタ(3,5,8mm)と ライトガイドシミュレータを含む 3mm ライトガイドアダプタ 39556 内径 3mm ライトガイド(外径 5mm)に適合 5mm ライトガイドアダプタ 39557 内径 5mm ライトガイド(外径 7mm)に適合 8mm ライトガイドアダプタ 39559 内径 8mm ライトガイド(外径 10mm)に適合 5mm ライトガイドシミュレータ 38408 標準 D 接続を有する 5mm ライトガイドシミュレータ ライトガイドシミュレータは、直接スポット光源強度を測定するために使う。(ライトガイドの透 過率の測定が必要) DYMAX 接着剤と光硬化システム 迅速始動マニュアル BlueWaveTM 200 IA 迅速始動マニュアル 1)ユニットの梱包を解き、保護カバーを取り除く 2)フットスイッチと電源コードをユニット裏面にあるコンセントに接続する。 3)ライトガイドをユニットのフロントパネルにあるライトガイドホルダに取 り付ける。電源スイッチを ON にしてバルブを 5 分間暖める。必要なら、ラ イトガイドが動かないようにライトガイドの留めネジをゆっくりと締める。 多分岐ライトガイドの場合には、各ライトガイドの出力強度が均等になる ようにネジを締める前に調整する。 4)シャッターコントロールスイッチ上のマニュアルまたは時間設定モードを 選択する。パネル前面にある強度調整ノブを使って出力強度を調整し、ラ イトガイドの出力端部で、Accu-Cal 50 または同等の測定器で調整する。 5)これで、ユニットは動作準備状態となる。シャッタはフットスイッチで開 閉できる。詳細な動作マニュアルはコンポーネント技術マニュアルを参照 されたい。 DYMAX UV 光硬化システムの選択と 使用のためのガイドブック 目次 1)UV 光硬化の特徴 3 ページ 2)UV 光硬化システムの概要 4−5ページ 3)UV 光硬化の基礎 6 ページ 4)UV 光硬化プロセスの設計 7 ページ 5)UV 光硬化スポット光源システム 8−9ページ 6)UV 光硬化スポット光源システム用ライトガイド 10 ページ 7)UV 光硬化スポット光源システム用付属品 11 ページ 8)UV 光硬化拡散光源 12 ページ 9)UV 光硬化用拡散光源の遮蔽とシャッタ 13 ページ 10)フュージョン F300S 焦点ビーム硬化システム 14 ページ 11)DYMAX 15 ページ UV 光硬化コンベアシステム 12)UV 光硬化システムのラジオメータ 16 ページ 13)UV 光硬化の安全性 17-ページ 14)UV 光硬化プロセスの設定とモニター 18 ページ 15)UV 光硬化光源の特性の最大化 19 ページ ―UV 光硬化の特徴― 光硬化技術は、製造現場において、プロセスコストの削減、高品質製品の製 造、有害な薬品からの開放など効用を 20 年来製造業者に提供してきました。 各製造業者は、光硬化技術から大きなメリットを享受していますが、DYMAX 社の お客様が常に引用しているようなメリットや特徴が幾つかあります。 光硬化方式 高速光硬化 光硬化のメリット オンデマンド 労働コスト削減 簡素化自動化 硬化前に部品配列の簡素化 インライン検査の改善 サイクルタイムの短縮 顧客に対する納期短縮 必要組立場所の削減 硬化の間のわずらわしさからの開放 熱やオーブンが不要な硬化 個別部品 混合プロセスがない ポットライフの課題がない 廃棄物が出ない 高価な消耗費が少ない 除去対象の有害廃棄物がない 静的混合器が不要 分配システム運用、維持の容易さ 環境適応性がありかつ作業者に優しい 作業の受け入れが容易 爆発対策対不要 健康問題の軽減 法的なコストの軽減 廃棄物コストの軽減 ―UV 光効果システムの概要― スポットランプシステム: DYMAX スポット硬化システムは、微小領域(<1/2 、5mm 直径以下)において 極めて高い光強度を提供します。(3000-8000mW/cm2(320nm-395nm))この光強 度は、通常 0.5-5 秒の光硬化時間に相当します。DYMAX スポット硬化システムは、 統合自動/マニュアルシャッタ方式を利用しています。また通常は、外部遮蔽対 策をほとんど必要としません。新しく特許申請中の光強度調整支援装置は、UV 光硬化プロセスをさらに効率化し、かつ高精度制御する上でお客様を支援する ことができます。 スポットランプシステムは、微小領域を急速に硬化するためには理想的な方 式です。この方式は、自動化組立プロセスへ簡単に組み込むことができるばか りか、作業台上で、すぐ使える状態にある装置として扱うことが出来ます。 DYMAX−UV スポット光硬化ランプについては 8-11 ページの説明を参照ください。 光強度調整機構を持つスポット光硬化システム BlueWaveTM 200 拡散光源光硬化システム DYMAX−UV 拡散光源システムは、広い領域(5 ×5 または8 ×8 )の 範囲で、適切な高強度(75-225mW/cm2)照射を提供します。 このランプは、直径 1/2 以上の硬化領域に対しては理想的です。DYMAX−UV 拡散光源は、コンベア、自動化組立システム、またはベンチトップユニットと して使うことができます。拡散光硬化システムについてもっと詳細を知りたい ときは、このガイドブック、12-13 ページの DYMAX−UV の項を参照ください。 光遮蔽とシャッタを持つ 5000-EC 拡散ランプ 焦点ビームシステム DYMAX は、1 ×6 領域に渡って 350-2500mW/cm2 を照射する焦点ビームシ ステムを提供しています。高強度と狭い硬化領域の照射に対して、焦点ビーム システムは、コンベア又は自動化組立システム(適当な遮蔽を行う)に組み込 むことができます。3-30(フィート/分)のラインスピード(0.2-2 秒の照射時 間)が通常です。DYMAX 社の Fusion F300S は、他社の光硬化ランプより大きな 硬化パワー(光強度×硬化領域)を提供することができます。加えて、Fusion F300S は、最長のバルブ寿命(5000 時間)およびバルブの停止時間を表示する 総合光強度モニターを装備しています。焦点ビームランプは、コンベア方式と 自動化組立システムについては理想的な照射システムです。このガイドブック の 14 ページの DYMAX−UV 焦点ビームランプについて詳細を参照してください。 Fusion F300S 焦点ビーム UV 光硬化システム ―UV 光硬化システムの概要― コンベア DYMNAX コンベアは、拡散または焦点ビーム硬化システムに直接組み込まれま す。光硬化コンベアのメリットは、大面積を硬化する能力と適切な硬化時間が 適用できることです。コンベアのもう 1 つのメリットは、UV 光線から作業者を 完全に保護することができることです。DYMAX コンベアは、12 幅のベルトを持 っています。さらに 6 と 12 硬化幅の変更が可能です。コンベアの速度は、 1-1.25(フィート/秒)の範囲で厳密に制御されます。(より高速のコンベアも 可能です)DYMAX 光硬化コンベアは、単コンベア上に異なるタイプのランプ 4 個まで装着することが出来ます。DYMAX−UV 硬化コンベアについて詳細について は、このガイドブック上の 15 ページを参照してください。 2 個の DYMAX 5000-EC 拡散ランプを用いた UVCS 12 広幅 UV 光硬化コンベア(帯状) ラジオメータ(Radiometer) ラジオメータとは、特定波長の光線の光強度とその照射量を測定する装置で す。定義上、UV 光線は目には見えません。したがって、UV 光線強度を測定する ためにはどうしてもラジオメータが必要となります。 ラジオメータ ACCU-CALTM50 は、UV スポットランプ、拡散ランプとコンベアでの UV 光強度を測定する上で理 想的な装置です。このラジオメータは、UVA(320-295nm)の範囲の光強度と照 射量を測定することも出来ます。光強度の測定性能には、次の 3 つの要因が必 要です。光硬化プロセスの制御維持、作業者に優しい光硬化プロセスの提供、 基板を介した光透過率の測定。DYMAX ラジオメータについての詳細については、 このガイドブックの 16 ページを参照下さい。 ACCU-CALTM 50 光測定器(Radiometer) 付加的な顧客仕様装置 このガイドブックは、良く知られている DYMAX−UV 硬化システムとラジオメ ータの説明をしております。お客様のニーズにより、すぐ使える装置とその付 属品としては、コンベアの仕様(広さ、短さ、早さ、高さの隙間)、取り出し システム(時間/圧力、スポイト式取出し容器およびバルブ/圧力、ポットシ ステム)、取出ニードルなどを用意することが可能です。 場合によっては、DYMNAX 社は、お客様の要求仕様に適合する UV 光硬化システ ムを設計することが出来ます。 30 広幅 UV 光硬化コンベア ―UV 光硬化の基礎― 光硬化プロセスの開発と成功に至るキーコンセプトとしては、次のような知 識が必要です。 光高強度=高速硬化:光強度は、単位時間当たりの表面に達する光のエネルギ です。そして、通常その単位は、mW/cm2 で表します。高光強度(適切な波長 において)は、一般的に高速硬化をもたらします。 短波長と長波長バルブ:DYMAX-UV 光硬化システムは、短波長バルブ(UVB と UVC が強い)または、長波長バルブ(UVA と可視光線が強い)を装備しています。 長波長バルブは、優れた硬化深さと主要可視光線強度えを有しており、DYNAX 社の提供する大部分の樹脂材料を光硬化させるのに薦めています。このペー ジの下部の図は DYNAX 標準長波長バルブから放射される電磁スペクトルの1 部を示しています。 DYMAX 標準バルブが出射するスペクトラム領域 距離と基盤の強度依存性:光硬化ランプから硬化対象物までの距離は常に光強 度に大きな影響を及ぼします。光強度は、スポットランプ方式と拡散光硬化 方式の両者において、その距離が大きくなると光強度は減少します。特にス ポットランプ方式の場合は、光強度がランプからの距離で大きな影響を受け ます。焦点ビームシステムにおいては、焦点位置から離れるほどその光強度 は減少します。また、基板を通して光硬化する時は、光の透過率が 100%より 少なくなるためさらに光強度は減少します。光硬化接着剤の技術進歩は、ほ 不透明な基板や UV を完全に遮蔽する基板を介してさえ硬化させることが出来 るようになっています。 硬化の限界深さ:光硬化材料自身も光を吸収するので、それぞれの材料は光硬 化の際、それぞれ最大深さを持っています。たいていの DYMAX 製品では、こ の深さは、およそ 1/4 と 1/2 の間にあります。 完全な硬化度の決定:液体から固体への変化は硬化に関する単純な定義です。 より完全な定義は、これ以上光照射を加えても、製品特性が改善しなくなっ た時を完全硬化と定義されます。硬化したサンプルを定量的にテストするこ とにより、完全な硬化に必要な最小光照射時間と(または)最小光照射量を 決定することが出来ます。このガイドブックの 18 ページ上のグラフにボンデ ィング応用にも使えるかどうかを示しています。 影:光硬化材料は適当な光の波長とその強度、一定の照射時間で照射されない 限り硬化しません。ある種の DYMAX 光硬化材料では、影の部分を加熱するこ とで硬化を促進することが出来ます。 酸素妨害:場合によっては、UV 接着表面が硬化中に酸素に暴露されると硬化後 にべとつくことがあります。これは、酸素妨害により引き起こされる現象で す。空気中の酸素は、空気に接したコーティング表面の表面層での硬化を実 質的に遅延させます。このべとつきは、不完全な硬化であるとは必ずしも言 えません。さらに完全な硬化の後でさえ、ある種の材料ではこのべとつきが 観察されます。一般的に酸素妨害によるべとつきを最小化するかまたは除去 するには、次の 4 つの方法があります。 1)長時間(かつまたは)高光強度硬化:一般的には、長時間硬化または高光 強度硬化は、べとつき表面を極小化したり除去することができます。 2)短波長バルブの使用:UVA バルブ(長波長)の代わりに UVB(短波長)バル ブを使用すると表面のべとつきを除去することが出来ます。 しかし、UVB バルブは、硬化の限界深さが小さくなる欠点があります。 3)代替 DYMAX 材料の選択:DYMAX 社が提供する代替材料により、簡単にべとつ きフリーを実現できます。 4)不活性ガスで覆う:硬化中不活性ガス(窒素やアルゴン)で暴露された樹 脂の表面を覆うことにより、酸素妨害の問題を完全に取り除くことが出来 ます。 ―UV 光硬化プロセスの設計― UV 光硬化プロセスを設計する時、幾つか考慮すべきファクターがあります。 光強度:適切に設計した UV 光硬化プロセスは、余裕の光強度の余裕分を持つ硬 化システムが組み込まれています。光強度の余裕分は、安全余裕とバルブの 超寿命化を保証しています。特定の光強度と安全余裕についてのガイドライ ンは、18 ページの ください。 光硬化プロセスのセットアップとモニター を参照して スペクトル出力:材料とその応用よって、ランプのスペクトル出力を適合させ ることが重要です。DYMAX 社は、短波長バルブ(水銀灯またはH)と長波長バ ルブ(メタルハライドまたはDバルブ)の両者を提供できます。一般的に、 長波長バルブは、照射の深いところまで硬化が可能な UVA を出力します。一 方、短波長バルブは、コーティングや印刷などの表面硬化が優れた UVB/UVC を出力します。長波長バルブは、DYMAX 材料を含むたいていの応用に対して薦 められます。 硬化領域:―硬化すべき領域の大きさは、どのタイプのランプが適切か薦める ことが出来ます。スポットランプは、常に直径 1/2 以下の領域を硬化するた めに使います。拡散または焦点ビームランプは、8 ×8 の領域まで大面積 硬化領域の硬化に使えます。マルチ拡散ランプまたはコンベアはより大きな 領域の硬化に使えます。 ボトルネックの発生の抑制:理想的な UV 光硬化プロセスは、一貫した製造プロ セスにおける種々の制約やボトルネック工程に対して迅速に対応、実施でき るように設計することです。他の部品を硬化している間に、注入、組立、テ スト、梱包部品を行えば、全体が高効率化されます。 多数部品同時硬化:それぞれの部品を個別に硬化することよりも拡散光源また はコンベアを使って同時に多くの小型部品を硬化することは、効率的な工程 を提供します。たとえば、スポットでは、3 秒毎に(1 秒間に 20 部品)1つ の小さな部品を硬化する事が出来ますが、拡散ランプを使えば、15 秒ごとに (または 1 分間に 80 個)20 個の小型部品を同時に硬化する事が出来ます。 多数硬化配置:所要硬化時間が部品製造のサイクル時間を越えているような自 動化製造ラインにおいては、多数個光硬化配置を使います。たとえば、1 つの 部品の光硬化に 9 秒を必要としたとき、サイクル時間が 3 秒である場合、そ れぞれの部品を 3 個の別々のランプ下で硬化すれば、全部を 3 秒間で硬化す ることが出来ます。硬化中でも簡単な配置変更は、許容されます。 安全性:適切な装置セットアップと作業者の訓練は、安全な光硬化プロセスを 開発するためのキーであります。安全な装置立ち上げを確保するためには、 操作マニュアルに常に従ってください。適切な遮蔽、保護装置、眼の保護は、 安全な UV 硬化プロセスを確保するために必要であります。 制御:十分な波長、強度、硬化時間を持つ光に曝されない限り、たいていの光 硬化材料は、硬化しないまま残されます。十分な暴露時間を確保するために、 時間制御シャッタはスポットランプシステムでは標準装備としています。ま たたいていの拡散光源と焦点ビームシステムについても有効に働きます。 DYMAX コンベアにおいてデジタル速度制御は、適切な照射時間を確保します。 バルブ寿命:代替部品のコストは、光硬化システムを選上で考慮すべき重要な アイテムです。一般的に、バルブの取替えコストを低減するためには、光強 度に余裕を持つランプを選択することです。結果として、許容バルブ寿命を 延ばすことになります。バルブ価格×取替え頻度=バルブ取替えコスト DYMAX UV スポットランプは、自動化システムには最適 ―UV 光硬化スポットランプシステム− BlueWaveTM200(強度調整付き) BlueWaveTM200 硬化スポットランプは、最高の強度と産業におけるユーザに優 しい(フレンドリー)操作を提供します。BlueWave200 スポットランプは、一義 的には UVA と短波長領域の可視光(300-450nm)を出力します。接着、コーティ ング、カプセル化に対する UV 硬化条件が設定されます。初期の UVA 硬化強度が 17W/cm2 を超えるようなバルブ出力では、0.5-5 秒硬化が通常です。UV 光硬化ス ポットランプ用バルブは、使用経過時間と共に出力強度が図 1 のように劣化し てゆきます。 図1 照射時間とともに光強度の劣化がおこる 製造の前に、新たに強度調整機構によりお客様の希望により、許容強度範囲 を決める際には助言をします。一旦製造を行うと、この機構は、許容強度範囲 内で維持するために使われます。 光強度 調整 オプション 指先で調整する光強度調整ノブ 調整治具で実行する光強度調整 (調整ノブを取り外す) 強度測定は DYMAX ACCU-CALTM50 ラジオメータで実現容易に実現できます。製 造中に実施する定期的な光強度測定により、さらに追加的な光強度調整の必要 性が分かります。この測定方法は、正確な光強度値が得られます。この値は、 実際の製造装置に組み込まれたライトガイドからの出力値の測定で得られます。 ACCU-ACAL50 ラジオメータについての情報は、ガイドブックの 16 ページを参照 下さい。 Blu-Wave200 は、フットペタルまたは手動または自動のどちらかで最適化され た PLC により稼動するシャッタを持っています。ユニバーサル電源ユニットは、 種 々 の 電 圧 ( 90-264V 、 47-63Hz ) に 対 し て も 適 正 な 特 性 を 実 現 し ま す 。 BlueWave200 の詳細な説明については、DYMAX 資料#Lit218 を参照ください。 BlueWaveTM 200 光強度調整付きスポット光硬化システム BlueWaveTM 200 UV 光硬化スポットランプ仕様 部品番号 38905(NA バージョン、標準 115V プラグ 38605(国際バージョン、プラグなし ピーク光強度 >17,000mW/cm2 強度調整 マニュアル ライトガイド 10 ページ、表Ⅰ参照 光硬化領域 <1/2 シャッタ 時間制御とマニュアルモード フットペダルまたは PLC 制御 バルブ保証 2,000 時間(点灯期間) パワー要求度 *) 1-100% 自動スイッチ 90-264V(47-63Hz) TM *)DYMAX ACCU-CAL 50 測定器(320-395nm)を用いて 5mm 液体コアライトガ イドを通して測定された値 DYNAX は、また長持ちするライトガイドの広い範囲を提供し、BlueWave200 の 高光強度は、多数分岐も持つライトガイドは、ガイドブック 10 ページの表 1 に 示すように大面積高光強度照射には、理想的なシステムです。 DYMAX BLUEWAVWTM50AS BlueWaveTM50ASUV 光硬化スポットランプは操作性が良いばかりか UV 硬化光 強度の 3W/cm2 を超える高出力パワーも実現できます。このランプは、UV 光硬 化接着とコーティングのために設計されており、ライトガイドのオプション (10 ページの表 1)に示す広幅アレイとよく整合しています。UV 硬化光強度 の初期値で 3W/cm2 を超える場合は、1-10 秒で硬化が可能です。BlueWave50AS のバルブ寿命も 2000-4000 時間であると自負しております。 UV 硬化スポットランプは、フットペダルまたは PLC で動作する統合シャッタ ーを持っています。固体電源パワー入力電圧で生じる揺らぎがあっても、適 正な動作を保証します。低い初期投資、超寿命のライトガイドと 2000-4000 時間のバルブ寿命は、BlueWave50AS を市場における UV スポットランプ光硬化 装置の中で最も経済的なものの 1 つです。 BleWave50ASUV 光硬化スポットランプにおける詳細な情報を求めるときは、 DYMAX 資料 Lit#101 を参照下さい。 BlueWaveTM 50AS UV 光硬化スポットランプ仕様 部品番号 39370 ピーク光強度 >3,000mW/cm2 強度調整 不可能 ライトガイド 10 ページ、表Ⅰ参照 光硬化領域 <1/2 シャッタ 時間制御とマニュアルモード フットペダルま たは PLC 制御 バルブ保証 2,000 時間(点灯期間) パワー要求度 *) 直径 自動スイッチ 90-264V(47-63Hz) TM *)DYMAX ACCU-CAL 50 測定器(320-395nm)を用いて 5mm 液体コアライトガ イドを通して測定された値 BlueWaveTM50AS のバルブの劣化曲線(連続点灯) BlueWaveTM50AS スポット UV 光硬化ランプシステム 照射時間と UVA 透過率 COOL BLUETM フィルター技術 短波長 UV(UVB または UVC)光は、液体コアのライトガイドの UVA の透過率を 長時間にわたって減少させます。DYMAX 専売の CoolBlueTM フィルター(バルブと ライトガイドの間に挿入する)は、実質的に液体コアライトガイド劣化を防止 するために短波長 UV と IR を高効率でカットします。このフィルターは、全て の DYMAX スポットシステムに標準装備されており、ライトガイドを取り替える 必要をなくして、ユニットの寿命を延ばすために設計されています。 次の図では、Cool BlueTM フィルタ技術の特徴を示しました。 ライトガイド ライトガイドは、硬化領域に対してスポット硬化用光源の内に組み込まれた バルブから UV 光線と可視光線を透過伝送します。ライトガイドの選択について は、考慮すべき幾つかのファクターがあります。 ライトガイドの長さ:ライトガイドは、長いものも短いものも用意されていま すが、標準的には1m長が標準です。 ライトガイドの直径:単芯のライトガイドは、内径 3mm、5mm、8mm が標準品で す。5mm のライトガイドは、高光強度用に用意されていますが、8mm のライト ガイドは、さらに強い硬化パワー(光強度×領域)を可能とします。大口径 のライトガイドの開口が、バルブから出力された光線の大部分を捉えること ができるからです。多芯多分岐ライトガイドについては、それぞれの分岐ガ イドの 1 本は、3mm 内径のライトガイドが使われています。 多芯多分岐:スポットランプから出力された光線は、単芯ライトガイド中に入 力されます。または、多芯ライトガイドに分岐されます。多芯多分岐ライト ガイドのそれぞれのポートは、均等な光強度を出力します。(液体コアライ トガイドの場合、出力のばらつきは、±10%くらい)そして、全てのポートに は、共通のシャッタが装着され、動作します。コア中に満たされた液体を持 つライトガイドと多芯多分岐石英光ファイバは DYMAX 社が販売しています。 コネクタ:スポットランプ産業界で使われているコネクタは、Wolf 型と D 型の 2 種類があります。DYMAX 社は、業界標準である D 型コネクタを使用し、最新 の DYMAX ランプ設計と共通化していますが、あえて両方のコネクタタイプに 対応するライトガイドを供給しています。(旧タイプの DYMAX 設計では、Wolf 型を使っていました) 領域/光強度依存光硬化とその距離:ライトガイドから出力された UV と可視光 線は、出射後、次第に拡散してゆきます。その結果、光強度は減少しますが、 硬化領域はライトガイドの出力端からの距離と共に増加してゆきます。下の 図は、5mm の液体コアライトガイドについて明確にその関係を示しました。 5mm径のライトガイドを遣ったときの光硬化領域と距離の関係 ―UV 光硬化スポットランプシステムについての付属品― スポット付属品 DYMAX BlueWaveTM200 と BlueWaveTM50ASUV 光硬化ランプ用に開発された多く の付属品があります。詳細な付属品の概要については、DYMAX 応用技術センター に問い合わせてください。 ライトガイドマウント立て ライトガイドマウントスタンドは、3mm、5mm、8mm のライトガイドをマウント するために 24 可撓性のあるアームを使っています。このスタンドは 5 ×5 作業領域と繰り返し可能で可撓性を持つスポット硬化 PN39700 を提供します。 ライトガイドマウントスタンド ライトガイド ライトガイドは、UV 光硬化スポットランプを使うために必要です。ライトガ イドは、種々の長さと直径を持ち、それぞれ 1,2,3,4 芯のライトガイドを含む 種々の構成が用意されています。最も良く使われている構成は、10 ページの表 1 にリストアップしています。 ライトガイドの外観 表1 推奨するライトガイド゙(別売) ライトガイド BlueWaveTM200 BlueWave50AS ゙寸法 最 小 初 期 光 強 2000 時 間 最 小 初 期 光 2000 時間で 液 体 コ ア ま た は 度(W/cm2) 後 の 代 表 強度(W/cm2) の 代 表 的 な 石英ファイバ゙可 的な光強 光 強 度 2 度(W/cm ) (W/cm2) 5720 単ポート 5mm×1m 17.0 8.0 3.0 1.4 5721 単ポート 5mm×1.5m 16.0 7.5 2.8 1.3 5722 単ポート 8mm×1m 13.0 6.5 2.3 1.1 38476 2 ポート 3mm×1m 10.5 5.2 1.9 0.9 38477 3 ポート 3mm×1m 9.0 4.5 1.6 0.8 38478 4 ポート 3mm×1m 7.4 3.7 1.3 0.7 DYMAX ACCU-CALTM50 ラジオメータ(320-395nm)で測定したデータ、過剰なオン オフ操作、不適切な冷却などは、バルブ寿命の短縮につながります。(保証外) ACCU-CALTM50 付属品 UV 光源は、その定義から不可視です。ACC-CALTM50 のようなラジオメータは、 スポット、拡散、コンベアから出力された UV の光強度を測定するために使われ ています。ACCU-CAL50 の詳細な情報については、16 ページを参照下さい。PN39560 (スポット、拡散、コンベア) UVラジオメータ UV光遮蔽保護めがね DYMAX は、作業者に DYMAX 部品、UV 保護めがねを使うよう薦めています。全 ての DYMAX 眼の保護めがねは、UV 光線を 99.9%遮蔽します ロッドレンズ シャッタによりスポット光源を拡散光源に変えてください。ロッドレンズが、 極めて均質(<5%)で、2 ×2 または 5 ×5 硬化領域を形成するように スポットランプから出力した UV 光線を焦点調整します。これらロッドレンズは、 8mm ライトガイドを使う UV 硬化スポットシステムに付属しています。光強度は、 BlueWaveTM200UV スポットランプと同じものです。 ライトガイド終端器 ライトガイド終端器は、UV 光線特定の位置に到達することが困難である時、 ユーザ支援のためにライトガイドの端部に取り付けられています。 ―DYMAX 光硬化拡散システム− DYMAXUV 拡散光硬化システムは、大きな部品多くの小さな部品を同時に硬化す るためには有効です。75-225mW/cm2 の範囲にある光強度で、DYMAX 拡散ランプ は、30 秒ないしそれ以下でたいていの UV 光接着、シーラント、コーティング、 留め不要状態で硬化することが出来ます。これらの拡散ランプは、自動化組立 システムに導入したりコンベア上に設置することが出来ます。また DYMAX 拡散 ランプは、ターンキーベンチトップユニットとして使われます。(オプショナ ルシャッターと共に) 拡散ランプシステムの UV 光硬化の詳細な情報については、 DYMAX 資料 Lit#206 を参照下さい。 ―UV 光硬化拡散システム用遮蔽とシャッター DYMAX2000EC と 5000EC 拡散ランプは、下部に示すようにシャッタと遮蔽が装着 されています。付加的なシャッタと囲い、付属品も用意されています。 シャッタ 各オフとオンのサイクルがバルブの寿命を短くし、さらにウォームアップに 5 分が必要となりますから、サイクル間のバルブのオンオフは実際的ではありま せん。しかしシャッタは、サイクル間の拡散システムを遮蔽することに使いま す。シャッタは、照射時間を制御し、作業表面の熱の発生を減少させます。そ して作業者を UV 光線から保護します。下に示すようにシャッタには 2 つの種類 があります。ZIPTM とマニュアルシャッタ両者とも、DYMAX 2000EC と 5000EC の 拡散ランプと互換性があります。 ZIPTM シャッタ:タイマー付きとマニュアルモード フットペタルまたは PLC で制御可(PN37863) マニュアルシャッタ:最も低いコストで済む。(PN35572) 遮蔽(Shield) DYMAX は、2 種類の標準遮蔽板を 2000EC と 5000EC の拡散ランプのオプション として提供しています。光遮蔽板とマウントスタンドは下部に示すとおりです。 両方の遮蔽板は、100%UV 光線を遮蔽し、可視光線は少し透過します。 光遮蔽装置:引き上げ扉、スライド光照射棚で 360 度光を遮蔽する DYMAX シャッタと互換(PN38125) マウントスタンドキット(3 方向遮蔽経済的スタンド(DYMAX シャッタと非互換) PN38290:2000EC マウントスタンドキット PN38289:2000EC マウントスタンドキット ―FUSIONRF300 焦点ビーム光硬化システム− DYMAX 社が提供できる最も人気のある焦点ビーム光源は、FUSION 300S です。 FUSION 300S は、DYMAX から提供されている他の硬化システムよりより強い硬化 パワー(光強度×領域)を提供することが出来ます。この優れた硬化パワーは、 次の 2 つの特徴の結果です。1)UV 光線を作り出すためにマイクロ波エネルギ を使っていること、2)焦点ビーム反射板を使っていること(楕円形)高光強 度と狭い照射領域(1 ×5 )は、FUSION F300S を大量生産自動化製造ライン での硬化に対して理想的である。 UV 光線の発生に使われるマイクロ波 全ての DYMAX 硬化システムは、バルブ中のガスを励起して UV 光線を発生させ る。(通常、メタルハライドガスと水銀蒸気)FUSION F300S は、このガスを励 起させるのにマイクロ波エネルギを使います。それに対して、他の全ての DYMAX 製品は、このガスを電気的に励起します。(バルブの中でのアーク放電)マイ クロ波励起のメリットは、より高い光強度、適切な出力、バルブの超寿命であ ります。 硬化領域 5 ×5 (125×125cm) 8 ×8 (20×20cm) 1 ×8 ビーム (25×15cm) 焦点ビーム反射板(楕円形) 反射板の形は、上部の図に示すように焦点ビームランプから拡散ランプを消 滅させることである。一般的に焦点ビームランプは、より小さい領域で高光強 度を与えることであります。FUSION F300S は焦点位置で 1 ×6゛の硬化領域 を与えます。 FUSION F300S 電源供給装置と照射装置(PN36401) FUSIONF300S の利点 1 ×6 領域での高光強度―D バルブを持つ FUSIONF300S は、1 ×6 硬 化領域にわたって UVA(320-400nm)において、2500mW/cm2 以上の小光強度を提供 します。この FUSION F300S は、DYMAX から提供されている他の如何なるランプ より強い硬化パワー(強度×領域)を提供します。この強い光強度のために FUSION の光源は、遮蔽されたシステムの中で使用されるように設計されていま す。(DYMAXUVCS コンベアと同様) 安定強度:FUSION F300S は、バルブの寿命の間、オンとオフのサイクルにもかか わらず、適切な強度を提供します。無電極技術は、UV 硬化装置の多くのタイ プに関して、光強度の劣化を避けます。 DYMAX UVCS 12 コンベアプラットフォーム上に装着された 2台の FusionF300S バルブ寿命の 6000 時間保証:D バルブは、オンとオフサイクルにかかわらず、 6000 時間の寿命を保証します。 安全インターロック:安全インターロックは、マイクロ波がランプの外で検出さ れないならランプを切るように動作します。 バルブモニター:内部光センサバルブの故障を検出し、LED と PLC 両者への故障 信号を送ります。 遠隔スイッチ:ランプは自動的に製造装置と共にオンとオフに切り替わります。 DYMAX は、DYMAX UVCS コンベアシステムとともに使う FUSION F300S ランプの 唯一の販売者です。 DYMAX UV 光硬化コンベアシステム 標準 DYMAX コンベアプラットフォーム(UVCS シリーズ)は、12 幅のベルト を持っています。そして多くの異なる UV 光硬化システムに取り入れられていま す。(下図に示す)ベルトスピードは、光エンコーダーを使って正確に測定さ れデジタル LCD 上に表示されます。UVCS シリーズコンベアは、完全に遮蔽され ています。下図で示す DYMAX 500EC と FUSION F300S 硬化システムは、それぞれ 12 ページと 14 ページに詳細な説明がされています。UV コンベアシステムに関 する詳細な説明は、DYMAX 資料#Lit051A を参照下さい。 DYMAX UVCS 12 コンベアプラットフォーム上に装着された2台の DYMAX 5000-EC DYMAXUV 光硬化コンベアの特徴 多芯拡散、焦点ビーム構成が可能 12 幅ベルト(より広幅のコンベアも可能) 10 までの隅間が可能(上げ板はオプション) 正確なベルトスピード(光学エンコーダの使用) 毎分 1-27 フィートのコンベア速度(もっと高速のコンベアも可能) 全ての UVCS コンベアに対する全体の寸法 長さ:51 (128.54cm) 高さ:39.5 (100.33cm) 幅 :35 (88.9cm) (制御パネルからブロワーの裏まで) 全 UVCS コンベア 顧客コンベア より広幅のコンベア、より狭い幅のコンベア、もっと隙間(クリアランス) のあるコンベアを求める場合は? DYMAX は、顧客の仕様に従うコンベアを顧客設計として製作できます。 UVCS ランプの構成 5000EC FUSION F300S 1 シ ス テ ム 2 システム 5000EC1 5000EC シリアル 1 2 シ ス テ ム 4 シ ス テ ム 1 システム 5000EC 5000EC FUSION パラレル パラレル F300S 2 システム FUSIONS300S パラレル 製品番号 390602 390702 390802 391002 39150 39160 ベルト幅 12 12 12 12 12 12 照射領域幅 6 6 12 12 6 12 225mW/cm2 最大 UVA 強度 (320-400nm) 2500mW/cm2 最大 UVA エネルギ 1.5 5fpm(J/cm2) 2 1.5 3 5 5 出荷重量(Lbs) 390 410 410 450 475 580 ベルトスピード 1.27fpm 1.27fpm 1:このコンベアは、中心位置にランプをセット、 2:このコンベアは、120V が必要、230V コンベアも可能 UV 光硬化システムのラジオメータ ラジオメータは、特定の波長を持つ光に対してその光強度と(または)エネ ルギを測定する装置です。定義によれば、UV 光線は不可視であるので、ラジオ メータは UV の光強度を決めるためには必須です。DYMAX は、スポット、拡散、 コンベアに適用できる ACCU-CALTM50 を提供しております。光強度の測定能力は、 以下の 3 つの理由で有効です。 1.光硬化プロセスの維持―らラジオメータは、光硬化システムがバルブを交 換に至る光強度に達したかどうかを測定することが出来ます。温度計が熱硬化 プロセスに対応しているように、ラジオメータは光硬化プロセスに対応してい ます。 2.作業者に使いやすい硬化プロセスの提供―ラジオメータは、UV 光線が、操 作員またはそばに居る作業員に近接するなら、その値を決める必要があります。 3.基板を介して透過率の測定―UV および(または)可視光線を吸収する基板 を介して、ラジオメータは種々の波長透過率の測定に使われます。 ACCUCALTM50 測定器(ラジオメータ) ACCU-CALTM50 ラジオメータ DYMAX の ACCU-CAL50 は、スポットランプ、拡散ランプ、コンベアから出力さ れた UV 光強度(mW/cm2)と照射量(J/cm2)の両者を測定することが出来ます。 この使いやすいラジオメータは、3mm、5mm、8mm のライトガイドにも使用でき、 1 年に一度の校正(キャリブレーション)で十分です。詳細な情報については、 DYMAX 資料 Lit#159 を参照下さい。 ACCU-CALTM50 ラジオメータ 製品番号 39561-UVA:スポットランプ以外の全て のランプに対応 39560-UVA:ライトガイドシミュレータ と付属品を含む全てのランプに対応 測定値 光強度(mW/cm2)、320-395nm(UVA) 光強度 0-35W/cm2 分解能 0.01W/cm2 または 3 桁有効数字 バッテリー寿命 100 時間 部品#39560 は、ライトガイド付属品を含む 部品#30561 は、含まない ―UV光硬化の安全性― DYMNAX の紫外光硬化技術は、25 年にわたって問題なくし使用されてきました。 高速硬化や我々の UV 硬化技術の 1 部品の性質は、要求に応じた硬化組み立てプ ロセス(Cure on demand)を要求する多くの製造業者に選択してもらっており ます。UV 硬化システムに関連した 3 つの共通の質問/関心があります。すなわ ち UV 照射、オゾン、高輝度可視光線であります。 UV 照射 標準 DYMAXUV 光硬化システムとバルブは、もともと UVA 光線を発生するため に設計されてきました。UVA 光線は、一般的に 3 つの紫外領域の光線すなわち UVA,UVB,UVC の中では最も安全だと考えられてきました。OSHA は、昨今、製造 現場における紫外光線照射を規制していませんが、米国政府工業衛生会議 (ACGIH)は UV(光線の閾値制限値(Threshold Limit Values:TLV)を強く勧 めています。作業員の眼や皮膚に対する TLV(UVA 領域を超えた領域)の最も厳 密な見解は、連続照射下では 1mW/cm2(光強度)とされています。作業員が裸の 手を硬化領域へ入れない限り、この制限値を超えることは稀有なことです。コ ネチカットの夏の雲のない日中に法的に 1mW/cm2 制限を課したなら、UVA、 3mW/cm2 を常に超えており、さらにもっと危険な UVB も含んでいるのです。 人間の眼は、可視光線は検出できますが、純粋な UV 光線を検出することが出来 ません。ラジオメータは漏洩 UV 光線を測定し、UV 硬化プロセスの安全性を確保 しなければなりません。UVA が 1mW/cm2 以上の光線を作業員に暴露するような職 場は再設計すべきでしょう。適切な安全装置と作業員の訓練が実施されたとき、 UV 接着硬化は法的な遵守と作業員に優しい製造プロセスであるでしょう。 作業員を UV 照射から保護するためには 2 つの道があります。作業員から UV を 遮蔽することと光源から作業員を遮蔽することです。 作業員を UV 光線から遮蔽する 眼を UV 光線から遮蔽保護する−UV 光硬化システムを操作するとき、UV 光線 から眼を遮蔽保護することを強く勧めます。透明または半透明の UV カットめが ねは DYMAX 社から提供されます。皮膚を UV 光線から遮蔽保護する−UV が皮膚に 照射される可能性があるときは、不透明、UV カット作業衣、手袋、フルフェー ス遮蔽板などが強く勧められます。 UV 光源から作業員を遮蔽する UV 光線をカットする如何なる基板でも漏洩 UV 光線から作業員を保護するた めに遮蔽板として使うことが出来ます。次の材料は、簡易遮蔽構造または盲目 の来所者を作ることに使われます。鋼板:アルミニューム、鉄、ステンレス、 鋼板は、黒色または陽極酸化して UV 光線と可視光線の反射を極小化するために 鋼板は、黒色にコーティングするか陽極酸化しておかなければなりません。 硬質プラスチックフィルム:透明で UV カットプラスチック(ポリカーボネート またはアクリル)は、透明性を確保するときには、よく遮蔽に使われます。 これらの硬質プラスチックフィルムは透明、不透明(可視光線のまぶしさ低 減)両者が使用可能です。 可とう性フィルム UV カット性で柔軟性のあるウレタンフィルムが迅速に作業場を UV「光線から 遮蔽するときに使えます。この UV カット柔軟ウレタンフィルムは DYMAX 社か ら供給可能です。 オゾン 標準 DYMAX バルブ(UVA タイプ)は、微量の UVC を発生させますが、オゾンは 実質的には出ません。UV インクを硬化させる様な UV 硬化システムは、初期的 に短波長 UV(UVB,UVC)を発生させます。UVC 光線(特に 240nm 以下)への暴露 は、酸素分子が酸素原子に分離され更に酸素分子と再結合することでオゾン を発生させます。最近、ACGIH,NIOSH,OSHA により薦められているの長寿命オ ゾン濃度制限は、0.1ppm(0.2mg/in3) 高輝度可視光線 UV 硬化システムにより出力された高輝度可視光線は、ある作業員に不快感を 与えたり、目に歪をもたらすことがあります。不透明な眼の保護並びに(ま たは)半透明/不透明な遮蔽はこの課題解決に使われます。 まとめ UV 光源は、潜在的な関心に注目されているなら多くの共通して受け入れられ ている工業プロセスよりもっと作業員に優しくなければなりません。 DYMAXUV 硬化システムに関する適切な使用法についての情報は、顧客の DYMAX 代理店に相談してください。 めがねを上からかける 着色めがね UV99.9%遮蔽する (PN35295) めがねの上からかける 透明めがね UV99.9%遮蔽する (PN35284) ―立ち上げと UV 光硬化プロセスの監視― うまく運ぶ光硬化プロセスを確保するために考慮しなければならない 2 つの パラメータがあります。 1)光硬化している位置での光強度、2)硬化時間 DYMAX 社は、つぎのようなに UV 光硬化プロセスを立ち上げ、モニターする ことをお勧めいたします。 1.光硬化材料(LCM)の選択―特定の応用にふさわしい要求仕様を満足させる LCM の選択。 2.有効な硬化時間の決定―UV 硬化プロセスが製造工程においてボトルネック にならないように有効な硬化時間を決めること。たとえば、もし注入塗布、 組立に 1 つのプロセスにおいて 1 部品当り 12 秒かかるとすれば、最大の有 効硬化時間は 12 秒となる。UV 光硬化コンベアについては、必要最小限のラ インスピードを決めること。 3.光硬化システムの選択―有効な硬化時間内で LCM を完全に硬化出来る適切 な光硬化システムの選択。DYMAX 社の応用技術センターは、顧客の特定な応 用に対して、最適な光硬化システムの選択を支援します。 4.最小の許容光強度の決定―最小の許容光強度とは、有効な硬化時間(3. で決められた)内で樹脂を完全に硬化することが出来る光強度である。 最小の許容光強度は、右の図に示したように種々の光強度で硬化した部品 の定量的なテストを介して決定される。コンベア上の焦点ビームランプの 場合は、光強度ではなく最小の許容光照射量を決める。 次のような技術は最小の許容光強度を決めることを支援するために光強度を 手動で変化させてために使う。 距離の変更:光硬化ランプから出力される光は拡散してゆくので、その強度 は、ランプからの距離が大きくなると減少してゆく。これは、特に拡散光 源については留意して下さい。 強度の調整:ある UV 光硬化システム(光強度調整機構を持つ新しい BlueWaveTM200)では顧客に光強度調整を任せて下さい。 5.光強度の測定と維持―ラジオメータを使って、接着ラインでの UV 光強度を 測定する。もし光強度が、バルブ交換に時期に達したなら新しいバルブを 装着するかまたは、適切な引き伸ばし法を実施する。(ランプ特性の最大 化については、19 ページを参照)コンベアの場合は、照射量(強度ではな い)を測定しなければなりません。 もし、硬化過程の結果が、熱的な損傷を引き起こした場合は、冷却ファン の使用や硬化時間の短縮を勧めます。もしバルブ寿命が異常に短い結果が 出たときは、長い硬化時間や高光強度ランプを勧めます。 UV 光強度の増加と共に接着強度が上昇する(ただし照射時間一定) ランプ特性を最大化するための 3 つの方法 1.適切な立ち上げ: ランプ特性最大化の最初のキーは、適切な立ち上げです。適切な立ち上げ 操作については、DYMAX ランプと共に付いている適切な立ち上げに関する マニュアルを参照して下さい。点火した後は、ランプが最大の光強度に達 して使用するまでに 5 分待機し、次いで、次のような技術を使って硬化位 置での光強度の最大化を行って下さい。: スポット硬化システム−ライトガイドの先端から光硬化材料までの距離を 最小化することにより硬化領域をカバーしている硬化光強度を最大化して ください。正のエアフローは、硬化中に通常発生する蒸気をライトガイド の先端上に凝縮することを防ぎます。余裕の曲げ、クランプ、ネジ締めは、 ライトガイドを損傷することに注意しなさい。標準ライトガイドの最小曲 げ半径は次のようなものです。 3mm ライトガイド:40mm 曲げ半径 5mm ライトガイド:60mm 曲げ半径 8mm ライトガイド:100mm 曲げ半液 拡散ランプ−光硬化材料をカバーしている拡散の底からの距離を最小化し ます。ランプハウジングから 3 またはそれ以上の距離は、硬化領域を 横断して最も均質な光強度を供給する事に留意して下さい。 焦点ビームランプ−最大の光強度についての焦点ビームランプの焦点位置 に硬化材料を設定する。Fusion@F300S に対する焦点距離は、ランプハ ウジングの下 2.1 にあります。 2.バルブ寿命の最適化: UV バルブから出力される光強度は、使用経過と共に徐々に減少してきます。 (FusionF300S は例外)この光減少は、避けることは出来ませんが、適切な 操作で最小化することはできます。 最大のバルブ寿命は、ランプを連続的に使う単純な方法で実現されます。 (スイッチを切らない)ランプを頻繁にオン、オフすればするほど、バルブ はより早く劣化します。1 時間以内に再使用する場合には、ランプを ON の状態にしておくことが、基本ルールです。 一旦始動したら、少なくとも 5 分間はスイッチを切らないで下さい。ラン プを動作温度に達する前にランプを OFF にすると、バルブに損傷を与える 可能性があります。加えて、5 分間の冷却時間が終わるまで UV 光硬化シス テムを再始動しないで下さい。 3.適切な保全管理: すべての製造装置において、定期的保全管理は、特性を最適化します。ス ポットランプの場合は、ライトガイドの端面を清掃し、そして十分な光透 過が維持できなくなれば、交換をしなければなりません。(ライトガイド の透過率の測定支援のために DYMAX 社からシミュレータが用意されていま す。ライトガイドとバルブの保全についての詳細な情報は、Lit#069 資料 を参照下さい。 拡散ランプの場合は、反射板とランプベース(バルブを差し込むソケッ ト)は、必要に応じて清掃並びに(または)取替えなければなりません。 適切な保全管理については、詳細なガイダンスに対する光硬化システムの 操作マニュアルを参照下さい。 DYMAX 社 無料装置評価 DYMAX UV 光硬化装置のレンタルを始めたいときは、DYMAX 代理店に連絡 下さい。DYMAX 社の試行レンタル/リースのプログラムの概要は: * * * * 2 週間無料試行とそれ以降は、週当たり 3%の賃料 8 週間のレンタル料は、購入時点で価格から差し引きます。 付加的なレンタル料は、差し引きます。 お客様は、出荷/返却時の送料は支払ってください。