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Ⅲ 2015年度 事業計画書 人流・物流の動きを大きく変えた
Ⅲ 2015年度 事業計画書 人流・物流の動きを大きく変えた「しまなみ海道」はサイクリングの聖地として、その地位を確立しつつあ る。住民参画型の交流創出、マーケットニーズを具現化したおもてなし活動は、行政や地元企業との協業の中 でしくみ化・サービス化するステージに入った。滞在型のダイナミックな旅の支援、長期滞在や定住を生み出 す基盤整備について、沿線住民が主体的に参画できる各種プログラムを展開したい。もって、瀬戸内の風土で 育まれた基幹産業や人々の暮らしの持続可能性をベースにした自転車旅行の振興を進め、一過性に留まらない、 地域ファンづくりに取り組みたい。 1. まちなか移住交流推進事業(今治市補助事業/2015 年~2019 年度事業) U・I ターン希望者と地域住民が一体となり、瀬戸内の風土で育まれた地場産業と新産業「サイクルツ ーリズム」を融合するチャレンジを進めるとともに、健康・環境に効用がある自転車を暮らしに取り入れ るライフスタイルの変革を推進する。自転車先進都市において働き、暮らす魅力を「見える化」し、持続 的に幸せを実感できるポテンシャルある町を発信、共有することを通して、移住・定住先としての選ばれ る地域づくりを推進する。 ①コミュニティの理解促進 ⑴移住相談 地域活性化を学ぶ学生、地方移住・定住を志す個人起業家などを対象に、今治市に滞在し、事業を担う 人材を公募する。滞在中はサイクルオアシス総合拠点「シクロの家」を住まいとして提供し、「お試し居 住」することで、地域の風土に触れる機会を提供する。 日 程:随時・ホームページなどで公募 場 所:サイクルオアシス総合拠点「シクロの家」 対 象:今治市への U・I ターン希望者 しくみ:シクロクルーの登録制度 移住コール相談→日帰り来訪→滞在旅行(⑵交流サイクリングプログラムへの参加)→2週間以 上の「お試し居住」の段階的受入。来訪時の情報提供(③対話と体験)のセット提供を受けるしくみ ⑵交流サイクリングプログラムの企画・実施 「お試し居住」希望者が企画段階から参画する交流サイクリングツアーを催行する。今治市中心部にあ る宿泊施設などと連携し、宿泊者限定のオプショナルツアーとしての販売体制構築を進め、1泊する動機 付けを定着させることを目指す。 日 程:隔月1回(計 5 回)・日曜日など 場 所:今治市臨海部のサイクリング しくみ:宿泊翌日のオプションプログラムを提携宿泊施設で紹介。パック販売体制の構築へつなぐ。 連 携:今治旅館組合 ②就業・起業支援 ⑴就労・起業マッチング 「お試し居住」者がサイクリングなどの観光・地域振興部門での業務に企画段階から参画する機会を提 供する。港町の風土、海事都市など、産業と連動した自転車ツアーの企画・PR・実施・評価などの業務 を担いながら、ガイド力、プロデュース力を実践で身に付け、旅行業界での就労、起業を目指す。 日 程:お試し移住者の受入期間中 場 所:サイクルオアシス総合拠点「シクロの家」 対 象:今治市への U・I ターン希望者 しくみ:シクロクルーとしての業務従事・ガイドツアー参加 -86- - ⑵仕事づくり研修会の実施 海事産業、農漁業、ものづくりなどの今治市の生業の現場を見学したり、起業・就労者と懇談したりす る機会を提供する。実際に短期のアルバイトなどの就労機会とのマッチングを行うなど、「お試し居住」 後の仕事づくりを進めるとともに、担い手不足に悩む町の後継者として就業するきっかけづくりを進める。 日 程:お試し居住者の受入期間中に随時実施 場 所:しまなみエリア しくみ:業務内容のヒアリング、就労による知識・技術などを提供 連 携:伝統産業、農漁業、加工業など町を支える事業主 ③住居探し支援 ⑴空き家見学会の実施 今治市内の空き家情報を集め、提供する。空き家の修繕費用の支援などの取り組みを行いながら、定 住を進め、「空き家バンク」などのしくみづくりなどの創出を目指す。 日 程:お試し移住者の受入期間中に随時実施 場 所:しまなみエリア しくみ:空き家見学会、空き家の情報収集など 連 携:今治宅地建物取引業協会 ⑵暮らし相談会 「お試し居住」者が地域に出向き、住環境、生活環境などを把握する活動を支援する。地域住民とのコ ミュニケーション、仲間づくりを促進しながら、生活のベースとなる住まいの情報を得ることで、今治へ の移住・定住への一歩を踏み出す支援を行う。 日 程:お試し移住者の受入期間中 場 所:サイクルオアシス総合拠点「シクロの家」 対 象:今治市への U・I ターン希望者 しくみ:シクロクルーとしての活動 2. まちなかサークルツーリズム推進事業(補助事業/単年度) 「今治市中心市街地再生協議会サイクル部会」は「しまなみ海道」を目的地に来訪するサイクリストの 今治市中心部への誘客活動として、島しょ部での受入基盤整備のまちなか拡充を進めてきた。しくみとし て機能しつつある事業を継承するとともに、多くのサイクリストを受入れる自転車先進都市として、より ダイナミックな旅の支援、独自性あるサービスの創出を目指す。 ①まちなか回遊の促進(サイクル部会の事業継承) ⑴駐輪スタンドの設置 しまなみ海道から今治市臨海部を回遊するしかけ「6人のシクロ・ツーリスト」の設置を完了する。し まなみの風景、まちなかのポイントに溶け込む人型オブジェに自転車を駐輪し、思い出のワンシーンを撮 影する来訪者を増やすとともに、来訪者自身のブログ、FB などの発信力を生かした認知度向上に取り組 む。 日 程:平成 28 年 1 月初旬~2 月(設置完了) ※次年度の回遊イベント・シンポジウムへ 場 所:今治城 成 果:6体の設置完了・回遊のツールとしての発信力創出・プレスへの露出 ⑵サイクルオアシスの整備 レンタサイクルステーション「サンライズ糸山」から今治市中心市街地エリア、白砂青松の海岸線ライ ンがつながる桜井海岸方面にエリアを拡大し、サイクルオアシスの新たな担い手を公募し、整備する。お もてなしのしくみを拡充し、快適なサイクリングエリアとしてのポテンシャルを創出する。 日 程:平成 27 年 7 月初旬(公募)→7 月(現地調査)→8 月(整備)→8 月(オープン・完了) 場 所:今治市中心部を含む海岸線エリア 成 果:3軒のオープン・陸地部 23 軒でおもてなしの回遊定着 -87- ②自転車先進都市・今治の基盤形成 ⑴しまなみ自転車旅の宿(HP)での発信 自転車の安全な保管や自転車荷受け・発送取次ぎの有無など、自転車ユーザーに優しい宿泊施設を選択 し、紹介する、HPを構築、広く情報を発信する。 日 程:平成 27 年 6 月初旬(公募)→6 月下旬(現地ヒアリング)→6 月下旬(HP での情報発信) 場 所:今治市中心部 成 果:15施設の旅の宿登録・「総合拠点シクロの家」との連携(交流サイクリングツアーの共同 催行)により宿泊率向上。 ⑵サイクリングの手荷物搬送「荷物らくらく便」のしくみづくり サイクリング中の手荷物が快適なサイクリングを阻む課題の筆頭にあげられており、身軽な旅を支える サービスとして事業化する。既存事業者が担うことできない「尾道市-今治市ラインの当日便」の事業化 で、受入基盤強化を進める。 日 程:平成 27 年 6 月初旬(企画・準備)・7 月~平成 27 年 12 月(土日祝実施) 場 所:今治市と尾道市をつなぐライン 成 果:宿泊旅行を支える基盤構築・ビギナーサイクリストの誘客 ※貨物軽自動車運送事業の届出 ③自転車先進都市・今治の人材育成事業 ⑴自転車安全運転宣言の普及 多くのサイクリストを受け入れる自転車先進都市として、自転車の規則、走行時のマナーを啓発する 取り組みを展開する。 日 程:今治市内のイベントに合わせて実施 場 所:今治市中心部ほか・各種イベント会場 成 果:自転車の安全な利用を促進する条例の啓発・イベントの担い手とのコラボレーション 自転車安全宣言のしく 老若男女がチャレンジ可 バ リ ィさ ん ステ ッカー ゲ ット ! 自転車安全 運転 宣誓書 にサイ ン 自転車クイズ 間違 い探 し挑戦 ルー ル& マナー 体験的 に学 習 ヘルメット着用は基本 安全運転の誓いを立てら れる人が宣誓の後、サイン! (チェック項目の一例) ・歩行者安全の最優先 ・並走、二人乗りの禁止 ・傘、携帯等、片手運転の禁止 ・夜間ライトの点灯約束 ⑵自転車ガイド養成のための教本製作と講座 今治市の風土を理解し、地域の資源を活用した取り組みにより、地域と自転車旅行者をつなぐ担い手を 育てるため、教本を作成する。地域人材を発掘養成するほか、全国から訪れる視察受入を制度設計する。 日 程:平成 27 年 9 月初旬(企画)・10 月(取材・編集・製本)・11 月~3 月(模擬講座実施) 場 所:今治市中心部 ※各大学との連携 成 果:ポタリングガイド養成テキストの完成・県内人材の養成と県内外の自転車旅行振興へ寄与 ●事業の年次計画(3年先の実施計画と目標)-88- 平成 23 年度からスタートした「今治市中心市街地再生協議会サイクル部会」の活動継承「①まちなか回遊の促進」の ツール「6人のシクロ・ツーリスト」及びしくみ「サイクルオアシス」の整備は完了。このツールとしくみを育てながら、自転車 先進都市・今治のブランド形成を進める。 平成 28 年度 ②自転車先進都 平成 29 年度 ⑴「旅の宿」との連携によるツアー催行 市・今治の基盤整 宿泊翌日のオプションプログラムの実施。 備 ※宿泊の動機付けとなり、素通り観光客の ⑴インセンティブメニュー導入店舗の創出 探索、買い物、グルメ等の滞在スポットに、サ イクリストに特典があるプログラム創出。 取り込み。 ※旅の宿との連携によるおもてなし拡充 ※国際サイクリング大会などと歩調を合わ せ、県内外への宣伝・発信へ。 ※新たな観光名所づくり ⑵シンポジウムの開催 ⑵フォトロゲイニング及びディスカッション開催 今治のまちの変化の検証。 「6人のシクロ・ツーリスト」「サイクルオアシス」 ※サイクリング業界と異業体との連携。 をツールとした回遊イベントの企画・実施。 ※新たな人の流れの創出。 ※サイクリング人口の拡大。 ⑶荷物らくらく便の実施 ⑶荷物らくらく便の実施 毎日のサービス実施。 土日祝のサービス実施。自転車搬送のスタ ※航空会社との連携による誘客力向上。 ート。 ※収益性の確保による1名雇用体制。 ③自転車先進都 市・今治の人材育 成事業 ⑴自転車安全運転宣言活動の拡充 ⑴自転車安全運転宣言活動の拡充 未就学児から大人までが安全な走行を体得 未就学児から大人までが安全な走行を体得 できるしくみとして継続展開。 できるしくみとして継続展開。 ※イベントコラボレーションのしくみの定着。 ※イベントコラボレーションのしくみの定着。 ※地域の子どもの発達段階に応じた啓発。 ※地域の子どもの発達段階に応じた啓発。 ⑵自転車関連産業で働く人材講座の開催 ⑵自転車関連産業の創出 自転車旅行者をターゲットに、地域の異業 地域が求める「地域と旅人をつなぐ」プロデュ 種ネットワークによる仕事の創出支援。 ーサーの養成講座を開催。 ※サイクリングプロデューサーの養成。 ※サイクリングプロデューサーとしての自立。 ※県内外の視察の有料化による収益確保 3.船と自転車がつなぐ地域活性の核づくり(日本財団助成事業/単年度) ~伝統産業と新しい可能性が織り成すしまなみの暮らし~ 村上水軍の活躍、製塩とその輸送のために発展した海運・造船など、海に支えられた暮らしがある。自 転車旅行の振興はこうした地場産業との融合により結実すべきだ。鳥瞰的な風景美に留まらず、海ととも に拓けた生業や豊かな海がもたらす暮らしを伝え、瀬戸内の暮らしを維持する共生型ライフスタイルを啓 発したい。世代、地域を超え、多様な人の気づき、育ちを支援するとともに、海にかかわる個別の取組の 連携を重点に挙げ、継続的に担い手育成を図りたい。 ①ランニングバイクの遊び場 閑散としている波方港の空間に未就学児に人気のランニングバイク(玩具)の遊び場をつくる。また、 フェリー着岸場所からシーカヤック体験を提供できるよう基盤整備し、県内外の来訪者を呼び込む。水軍 の海城、近代の砲台跡などの地域史を陸で、海で体感できるプログラムを定期提供する。 ⑴ランニングバイク広場・シーカヤック体験「潮流に乗る海上散歩」オープン (1)時期:2015 年 7 月~10 月 各 2 回 計 8 回 (2)場所:波方港前 (3)対象:市内外の未就学児(親子)/県内外の小学生以上(親子) (4)内容:海を学ぶテーマパークをオープン。 -89- ⑵大会開催 (1)時期:2015 年 11 月 3 日(火・祝)・1回 (2)場所:波方港前 (3)対象:県内外の未就学児(親子)・三世代交流 (4)内容:集客力を見込み大会開催。取組の啓発と認知度向上。 ②みんなでつくる博物館・企画展 「海・船・旅・自転車」をテーマに、写真、書籍、資材・機材などの資料提供者を募る「みんなでつく る博物館」プロジェクト及び「企画展」を開催する。資料を介してコミュニケーションを育む拠点とし、 海でつながる日本と世界をテーマに旅人同士や住民との交流が自然多発的に生まれる空間とする。 (1)時期:2015 年 4 月(テーマ抽出)→5 月~6 月・各 2 回(ワークショップ)→7 月・1回(企画展) ※8 月~10 月/11 月~12 月/1 月~3 月 同様実施 (2)場所:旧港湾事務所 (3)対象:県内外の学生(全国の大学の自転車部などの旅人) (4)内容:瀬戸内とつながりのある自転車旅行地の紹介。 ③里山里海スタディツアー 埋立て、排水汚染など人による自然の改変を、人の手を加える里海づくりの概念で保全する取組を可視 化する。標高 1000m以上の山、1600km に及ぶ海岸線といった鳥瞰的な自然を楽しむ自転車旅行者のルー トをそのまま学習フィールドに見立て、海と陸、自然と人とのつながりを学ぶ多様な啓発活動を進める。 しまなみと都市圏との交流をベースに雇用創出による地域活性、拠点の持続可能な運営を目指す。 ⑴マップづくり (1)時期:2015 年 11 月~2 月 各 2 回 計 8 回 (2)場所:波方港を中継点に「山~里~海」のルート調査 (3)対象:海の保全に資する個別の取組の担い手 (4)内容:塩田の埋立地にある造船所、養殖を支える山(栄養)などを可視化したルートマップ作成。 ⑵ツアー (1)時期:2015 年 3 月 計 1 回 (2)場所:波方港を中継点に「山~里~海」のルート (3)対象:海事・海洋・自転車に関心がある旅行者 (4)内容:マップ活用による対話(造船工場の見学、養殖業者との懇談など)型ツアー。 4.自転車回廊の高速道路がつなぐ島巡り散走~瀬戸内まるごとサイクルツーリズム構想~ (第七回「観光資源活用トータルプラン」) 「しまなみ海道」「とびしま海道」「さざなみ海道」を連続した広域サイクリングロードと捉え、その空間 的魅力の発信、エリア内の観光資源のサイクリング視点での再構築によるツアーや体験等のアクティビティ提 供、飲食、バックアップ、宿泊等の受入基盤整備を進め、選ばれる観光地としての受入態勢強化、リピーター を呼ぶ優れたエリアとしてのブラッシュアップを進めた。 ※2015年度までの継続事業(3年間で瀬戸内まるごとサイクルツーリズム構想を実現する。) ①情報発信媒体の作成 既に高評価が集まる「しまなみ島走マップ」が、サイクリング旅行出発前の旅の計画づくりの資料として活 用されていることを踏まえ、 「とびしま海道」 「さざなみ海道」のマップを製作する。しまなみ・とびしま・さ ざなみの位置関係を可視化することで、瀬戸内海を面で捉えたサイクリング周遊大三角形コースを発信し、来 訪意欲の喚起を図るとともに、日帰りの気軽なサイクリングから、宿泊を伴うシクロツーリズム(自転車旅行) を促進する。 -90- 2015年度事業 ◆「さざなみ海道」マップを配布。 2014 度中に「ア.調査・撮影・取材」 「イ.編集・デザイン・データ作成」を終えていることから、年度当 初に印刷・製本し、広報、配布活動を行う。 ○印刷・製本:データを入稿後、サイクリスト、多様な関係機関への販促資料作成を進める。 ○HP用データ編集:フェイスブック等を通して、マップの販促活動を展開する。 ○広報活動:販促資料をもとに、県外自転車関連ショップ、県内提携ショップへの販促活動を実施する。 ②ツアー等のアクティビティ充実 愛媛県今治市内の港を活用し、サイクリングと船を組合せ、瀬戸内海を一体 のものとして楽しむツアーを造成、実験的にツアー実施する。瀬戸内ブランドと してのシンボル商品としての定着を図り、滞在地のポテンシャル強化を進め、 尾道市等、他地域ゴール地点へのメニュー移転を目指す。 2015年度事業 ア.サイクルボートしまなみ号運行 年3回(5 月・10 月・11 月) イ.アイランドホッピングツアー 年3回(ボート連動) ウ.タンデム自転車周遊ツアー 年1回(3 月実施) [企画・商品造成] 地場感溢れるルート設定、体験、飲食、セレクトし、商品造成。 [広報] キャッチコピー、イメージカット(写真・イラスト)を作成し、広報展開。平行して、仕入れ。 [ツアー実施(アテンド業務)] 地元の資源(人をベースにした交流演出)を体感できるようガイド機能を強化したツアーを実施。 (ツアー詳細) ⑴サイクルボートしまなみ号運行 地元船会社と連携し「サイクルボートしまなみ号」を企画・催行。瀬戸内まるごとサイクルツーリズム 実現に欠かせない船の活用へ向け、持続可能な運行体制を検証する。 航路:今治港→御手洗港(大崎下島)→井口港(大三島)→洲江港(因島)→十四日元町港(尾道) 日程:5月3日(日)・10月11日(日)・11月22日(日) ⑵アイランドホッピングツアー ツアー名:しまなみ海道ハーフライド(5月3日(日)) 見過ごされがちなスポットや路地裏を巡りながら、向島・因島・生口島・大三島へと道草散 歩。春の陽射しにつつまれて、爽快なサイクリングへLet’s Go! コース:今治港~(船)~向島~因島~生口島~~大三島~(船)~今治港 距 離:約42km ビギナーでも安心 ツアー名:チャレンジとびしま海道一周ツアー(10月11日(日)) 「しまなみとは一味違う!」・・・もうひとつの海道の魅力とは!?とびしまを熟知した地元愛 好者も一緒に走る新発見ツアーです。 コース:今治港~(船)~大崎下島~とびしま海道~大崎下島~(船)~今治港 距 離:約63km ちょっと頑張れる人向け ツアー名:因島水軍スカイライン&上島町ゆめしま海道ツアー(11月22日(日)) 因島の眺めバツグン絶景ルート&上島町の島々を結ぶ2つの橋“ゆめしま海道”をダブルで 楽しむツアーです。 コース:今治港~(船)~因島~弓削島~佐島~生名島~因島~(船)~今治港 距 離:約43km ちょっと頑張れる人向け -91- ③休憩・交流機能の充実 2014年度に整備した「自転車休憩拠点“サイクルオアシス”」の総合拠点の機能強化を進める。 ⑴交流のステーション 回遊促進、滞在プログラムをソフト・ハード両面で検討した「シクロサロン」の気づきをベースに、ニー ズの高い「宿泊施設」機能を保有した総合拠点を計画。出会いと交流の場の場となるよう、情報通のスタッ フが旅や自転車のアドバイザーとして常駐する体制を整える。 ⑵ミュージアム・カフェの展開 自転車移動カフェ「シクロカフェ」を継続展開。また、これから旅を始めたい人にも役立つライブラリー 機能として「自転車旅行博物館」づくりに着手する。 5.交通拠点「港」のゲートウェイ機能の回復による交流強化事業 現在、今治市が施策として振興する快適で安心・安全なサイクリング支援、「人・地域情報」をベースにした交流促進 拠点として活用している「なみかた海の交流センター 1F 交流スペース」について、海事産業と観光交流産業「自転車 旅行」を融合した交流機能の拡大に資する事業に取り組む。 ⑴サイクリングと周辺の自然資源を活用したアウトドアプログラムの創出 ターゲットとして「定期的・継続的」に「しまなみの風土の中」でサイクリングを楽しみ、「心身ともに健康的なライフス タイル」を手に入れたいと願う層を設定。恵まれた瀬戸内の自然、来島海峡大橋を望む絶景をいかしたアクティビテ ィを創出する。 ⑵販売力ある商品開発 訪れた来訪者の消費拡大を目指し、地域性あるオリジナルの飲食物、ものづくりのまちの特性をいかした加工品 を提供する施設とする。 ⑶シクロ DEPO 新たな人の流れを創出するため、定額料金でサイクリストが保有するスポーツバイクを預かり、年間を通して管理 するしくみを生み出す。 本事業を推進するため、機能強化に資するモニタリングをすすめ、シャワー施設の完備などのハード整備を進める。 -92- 5.国道における自転車専用マップ作成事業(国土交通省松山河川国道事務所道路第二課 委託) 自転車で海峡を横断できるサイクリングルート「しまなみ海道」は、ルートや距離を明示する「道路図像・ ブルーライン」 、自転車専用案内標識の充実などインフラが整う。山地や農家、漁村と海岸など、変化が多い 景観を楽しむ自転車旅行者の受け入れ、官民挙げてのプロモーション活動により、自転車による観光・交流ま ちづくりはまさに最盛期を迎えようとしている。自転車の旅は地域の名所をつなぐだけではなく、その間の移 動の過程=「道」を楽しむ。地域の風土を知り、人と出会う旅はリピート率が高い。リピーターはブランド化 する「しまなみ海道」とつながるルートの案内を求めており、ダイナミックな旅に資する沿線のルート発信が 求められる。 そこで、 「しまなみ海道」とつながる国道11号線のルート調査を実施し、自転車専用マップとしてユーザ ーへ提供する。ルートの実測、自転車目線の距離と高低差などを編纂し、旅を支える情報提供と沿線の宿 泊、飲食、リラクゼーションポイントなどの資源発掘を進め、しまなみサイクリング愛好者の回遊を促すツー ルとする。また、ルート内の道の駅などを旅の中継拠点として、立ち寄りのポイント化し、自転車旅行者の旅 を支える機能の充実を提案する。 自転車専用マップ「島走マップ11号線版」の作成 ア 企画・調査 イ 撮影・取材・編集 ウ デザインデータ作成・地図作成 等 6.サイクリングイベントの実施事業(国土交通省松山河川国道事務所道路第二課 委託) 多くのサイクリストを迎える自転車先進県として、自転車を安全かつ快適に利用できる環境づくりへの重要 性が高まっている。愛媛県、今治市においては自転車の安全な利用を促進する条例が制定されるなど、法整備 も進みつつあるが、自転車の走行環境や規則の曖昧さ、マナーに欠ける運転の横行等、自転車を取り巻く環境 は課題が多く、地道な啓発活動が求められる。 そこで、環境や健康にいい自転車を安全にかっこよく乗りこなし、自転車とクルマ、歩行者が共存できるま ちづくりを図るレクチャーイベントを開催する。自転車の歴史、自転車の規則、ヘルメットの重要性等を学び ぶ講座、サイクリングルートでのキャラバン性ある走行イベントを開催し、シェア・ザ・ロードの精神を啓発 する取り組みとする。イベントは「しまなみ海道」と連続する国道11号線で行い、沿線住民の物心両面での 自転車旅行者受入体制構築への足がかりとすることで、安全啓発や受入体制のしくみを拡充し、自転車先進都 市・いまばり、自転車先進エリア・えひめを形成する。 ●国道11号線のアピール: しまなみから四国中央市へ抜けるルートを体感する。 ●車・自転車・徒歩の道路シェア *シェア ザ ロードTシャツの着用 マナーを守った安全走行の宣言・自転車の走行空間(車道・左側)のPR 国・県・市などの参画を得て キャラバン性を高める。 -93- 7.フェイスブック「しまなみサイクリングパラダイス」運営管理業務(愛媛県東予地方局委託事業) フェイスブック「しまなみサイクリングパラダイス」を通じて、瀬戸内しまなみ海道をサイクリストの聖地 としての魅力を広く国内外にアピールするとともに、サイクリスト同士のつながりを深め、しまなみサイクリ ングへのリピーター増を図る。 (投稿内容) Facebookページをしまなみ地域への誘客促進ツールとして活用し、次のようなきめ細かく旬で最新の情報を 積極的に提供し、次の国際サイクリング大会への地元理解を含めた機運醸成を図る。 ・しまなみサイクリングに関する最新情報 ・各種サイクリング大会、サイクリングツアー、沿線周辺地域イベント等の紹介 ・島別の見どころ情報(絶景ポイント、観光・写真スポット、史跡等の紹介) ・サイクリスト支援機関(サイクルオアシス、島走レスキュー、しまなみ自転車旅の宿、レンタサイクルター ミナル)の紹介 ・お勧めコース(走行重視型、グリーンツーリズム体験等地域資源体験型、観光・グルメスポット巡回型など) の紹介 ・食事、宿泊施設情報(サイクリストお勧めの食事、サイクリスト向け宿泊施設)の紹介 ・しまなみ海道へのアクセス情報、移動手段情報、駐車場情報などの誘客周遊情報 ・しまなみ海道の魅力を外国人の感性に訴求する情報 ・サイクリングレベル(初心者・中級・上級者)に応じた情報 ・特に女性、若者やシニア層に向けたしまなみサイクリングの楽しさが伝わる情報 8.しまなみサイクリング誘客ツアーモデル造成事業 提案書 自転車の聖地「しまなみ海道」を訪れるサイクリストがビギナーから本格派まで重層化する中、リピーター 獲得や潜在的サイクリングユーザーの掘り起こしを目指し、ターゲットを絞った誘客ツアーを造成する。滞在 型の旅を提案し、地域活性へつなぐため、 第一に、地域の名所をつなぐに留まらず、その間の移動の過程=「道」を辿る中で地域を知る楽しさを提案 する。第二に、自転車旅行の全行程をイメージし、安心・安全・快適な旅が続けられるツアーを提示する。第 三に、自宅から「しまなみ海道」までの移動、域内の二次交通を加味したパッケージの提案を行なう。もって、 一部のマニアに留まらず、多様な来訪者を受け入れる基盤を整備することで、周遊を促し、滞在型自転車旅行 者の受け入れを促進することが目指される。 上記を踏まえ、ガイドが同行する女性・外国人などのターゲットを明確化したツアープランを構築する。 ①マーケット分析 ②地域資源ブラッシュアップ ③販売体制の構築とプロモーション 9.しまなみランニングバイク選手権2015inレインボーハイランド開催業務 (公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団 委託事業) 自然に親しみながら、様々な体験活動ができる「松山市野外活動センター」において、自転車新文化の普及 啓発を進める愛媛県らしい「しまなみランニングバイク選手権」を開催する。未就学児に自転車の楽しさや交 通規則の周知を体験型で学ぶ機会とするとともに、施設の閑散期の利用促進を図り、年間にわたるバランス良 い稼働に貢献する。 日 程:平成28年2月28日(日) 場 所:松山市野外活動センター(愛媛県松山市菅沢町乙280番地) 対 象:選手の募集と一般来場 -94- 10.ツアー販売(地域限定旅行業) 「地域限定旅行業社」として、企画旅行、手配旅行を多様な機関、住民とのタイアップのもと提供する。 ①サイクルトレインしまなみ号(手配旅行/四国旅客鉄道株式会社 ワープ松山) 自転車を解体せず、そのまま車内に持ち込める「サイクルトレインしまなみ号」を提供する。 業務内容:予約受付・JR 波止浜駅オペレーション 運 行 日:春23回(3/21(土)3/22(日)3/28(土)3/29(日) 4/4(土)4/5(日)4/11(土)4/12(日)4/18(土)4/19(日)4/25(土) 4/26(日)4/29(火)5/2(土)5/3(日)5/5(火)5/6(水)5/9(土)5/10(日) 5/16(土)5/17(日)5/23(土)5/24(日)) 秋28回(9/19(土)9/20(日)9/21(月)9/22(火)9/23(火)9/26(土)9/27(日) 10/3(土)10/4(日)10/10(土)10/11(日)10/12(月)10/17(土)10/18(日) 10/24(土)10/25(日)10/31(土)11/1(日)11/3(火)11/7(土)11/8(日) 11/14(土)11/15(日)11/21(土)11/22(日)11/23(月)11/28(土)11/29(日)) ダ イ ヤ:往路)松山 発 7:29頃 → 波止浜 着 9:04頃 → 今治 着 9:12頃 復路)今治 発 17:48頃 → 波止浜 発17:56頃 → 松山 着 18:49頃 ②サイクルボートしまなみ号・ボート連動ツアー(企画旅行) 上記のとおり。 ③シクロガイドツアー(企画旅行) 随時催行予定。 交流サイクリングツアーは上記のとおり。 ④パートナーツアー 関西圏、首都圏のエージェントとのパイプづくり 提携商品の売込又はガイド派遣のしくみ構築 ⑤オーダーメイドツアー 個人オーダーメイドツアー、社員旅行等の団体オーダーメイドツアーの販売 11.ゲストハウス シクロの家(宿泊業) レジャーサイクリング愛好者、バックパッカー(期間の長い自由旅)などの旅人がつながる空間・ゲスト ハウスをまちの玄関口(今治駅前)にオープンした。安価なゲストハウス運営により、短期から中長期滞在 の新規顧客獲得による、地域活性化を目指す。また、しまなみ島しょ部からスタートした「しまなみサイク ルオアシス」のしくみが瀬戸内海を見渡す臨海部、愛媛県下への移転する中、各オアシスの中継地「サイク ルオアシス総合拠点」としての機能充実を進める。 [概要] 素泊まり宿(自炊・持ち込み・外食のフリースタイル) ■宿泊スペース 〇個 室:3部屋(3,000 円/1泊) 〇相部屋:各1部屋(2,500 円/1泊) ■共用スペース 〇シャワー:男女別シャワー 〇共用コインロッカー 〇コインランドリー&物干し場 ■コミュニティスペース:〇談話室 〇ドリンク&Bar カウンター 〇ミニキッチン ■情報スペース:〇書 棚:自転車系雑誌・旅行記・情報誌等が閲覧自由。〇掲示板 〇PC 〇物販 ■バイク・セルフメンテナンスルーム:〇自転車の整備 〇メカニックのアドバイス 〇荷物らくらく便 -95- 12.物品販売 ①商品開発 「ゲストハウス シクロの家」・「なみかた海の交流センター」の機能強化等を見据え、商品展開のバリ エーションを多様化する。 ○しまなみの波・山・そして時間を感じるオリジナル商品の開発 ○シクロテイストを感じる他社商品の委託販売を検討 ② 商品販売 当会の顔となっている「島走」商品の戦略的販売( 「島走」の一部は当会の商標) 「島走 BOOK」 「島走 MAP」 「島走 T シャツ」の販売数を高める。 ※販売数を伸ばし、製造コストを抑え、収益につなぐ。 ○店頭販売の実現 ○インターネットショッピングの立ち上げ 13.飲食業(シクロカフェ) サイクルオアシス総合拠点として機能する「ゲストハウス シクロの家」「なみかた海の交流センター」に おいてカフェを運営する。 ①ドリンクメニューの提供 ②フードメニューの開発と提供 14.講師派遣 しまなみ自転車進行等に関することについて、依頼に基づき、講師を派遣する。 15.審議会・委員会・意見交換会への参加 しまなみ自転車進行等に関することについて、依頼に基づき、会議に参加する。 -96-