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1501011A SCB工法 [PDFファイル/405KB]
様式2 概要説明書 概要説明書(その1) 1501011A ※登録№ ※登録年月日 新技術の名称 SCB工法 副 題 プレテンション方式プレキャスト桁の新しい連結構造 H27.9.30申請情報 ※変更登録年月日 2007.4 開発年月 申請概要 申請者 開発者 会社名 オリエンタル白石株式会社 福岡支店 住 所 〒810−0001 福岡県福岡市中央区天神四丁目2番31号 会社名 オリエンタル白石株式会社 住 所 〒135−0061 東京都江東区豊洲5−6−52 プレテンション方式PC連続桁橋の連結部について施工性・経済性・耐久性・景観などに 従来技術と比べ 配慮し開発した新しい工法です。また本工法を用いることで、劣化したRC中空床版橋に 優れている点 対して、2柱式などの既存の橋脚を活かしながら短期間での架替えが可能となります。 ## NETIS登録している NETISへの 登録状況 工種区分(レベル1、2まで記入) 登録年月日 登録番号 評価結果 新技術・新工法の分類 区 分 分 類 1 工法 材料 機械 分類1 製品 分類2 その他 分類3 分類4 PC橋架設工 橋梁上部工 ## 施工精度の向上 ## 耐久性の向上 ## 安全性の向上 ## 作業環境の向上 ## 環境保全 ## 地球環境への影響抑制 ## 品質の向上 ## 建設副産物の排出抑制 ## 工期短縮 ## 施工性向上 キーワード ## 省資源・省エネルギー (複数選択可) ## 経済性・生産性の向上 ## 伝統・歴史・文化 ## その他 ( ) 会社名 担当部署 技術 オリエンタル白石株式会社 福岡支店 施工技術部 技術チーム 担当者 吉村 徹 住 所 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神4丁目2番31号 Tel 092-761-6934 Fax 092-741-3499 E-mail [email protected] ホームページURL http://www.orsc.co.jp 問合せ先 会社名 担当部署 営業 オリエンタル白石株式会社 福岡支店 営業部 営業チーム 担当者 有吉 竜二 住 所 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神4丁目2番31号 Tel 092-761-6932 Fax 092-741-3399 E-mail [email protected] ホームページURL http://www.orsc.co.jp ※の欄は、記入の必要がありません。 様式2 概要説明書(その2) 新技術の名称 SCB工法 1501011A ※登録№ 新技術の概要 ※検索結果に表示する技術の概要です(全角120文字以内) 中間支点の支承上にプレキャスト横梁を設置し、それを介して主桁を連結する構造です。従来は、PC 桁を2点支承で支持するが、本工法は、1点支承での支持が可能となり、支承数の減少によるコスト縮 減や工期短縮を期待できる。 新技術の概要 ①何について何をする技術か? SCB工法は、プレテンション方式PC連続桁橋の中間支点の支承上の連結部にプレキャスト横桁を設 置し、それを介して主桁を連結する工法です。 ②従来はどのような技術で対応していたか? ・一般的なプレテンション方式PC連続桁の中間支点上では、単純桁状態で設置したゴム支承をそのま ま使用するので、PC桁連結後も2点支承での支持となります。その為PC桁本数×2個と数多くの支承 個数を必要としていた。 ③公共工事のどこに適用できるか? ・道路橋、高架橋等のプレテンション方式PC連続桁橋の新設工事やRC中空床版橋などの架替え工事 新技術のアピールポイント(課題解決への有効性) SCB工法の構造はすべての主桁に2点支承を設ける一般的な連結構造に比べて大幅に支承数を低減 できることから、コスト低減が可能であり、横梁を工場製品にすることで現場作業が低減でき、工期短 縮、施工性の向上見込まれます。 新規性及び期待される効果 ①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?) ・新設工事、架替え工事とも従来は2点支承での支持になるが、横梁を介して主桁を連結するため1点 支承となるため、支承数を大幅に低減することが出来て、橋脚の小規模化することが出来る。 ②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?) ・工期、コストの面で改善できるが、維持管理も容易になり、景観の維持、配慮することが出来る。 ・架替え工事だけではなく、新設橋梁上部工(プレホロー桁)でもコスト低減が可能である。 適用条件 ①自然条件 ・特になし ②現場条件 ・クレーン架設や架設桁架設が可能なヤードの確保されていること。 ③技術提供可能地域 ・福岡県内全体 ④関係法令等 ・道路交通法、車両制限令 ※の欄は、記入の必要がありません。 概要説明書(その3) 新技術の名称 SCB工法 様式2 ※登録№ 1501011A 適用範囲 ①適用可能な範囲 (公共工事への適用性は必ず記入する。) 橋梁架替え、新設橋梁でも活用できる。 ・プレテン中空床版桁のみに適用 (適用目安:支間長15∼25m) ・プレテンション方式PC連続桁橋の新設工事、既設RC中空床版橋などの架替え工事 ・2柱式橋脚を含めて、橋脚形式の制約はない。 ②特に効果の高い適用範囲 ・主桁幅員に対して橋脚幅が小さい条件での架替え工事 ③適用できない範囲 ・クレーン架設、架設桁架設が可能なヤードが確保や桁、機材等の搬入路の確保ができない場合。 ニーズへの対応 ①社会的ニーズへの対応 ・劣化したRC中空床版橋に対して、2柱式などの既存の橋脚を活かしながら短期間での架替えが可 能となります。また新設工事に用いることで、維持管理が容易になり、支承数を大幅に減らすことが可 能になるため、コスト縮減、工期短縮が出来る。 ②県土整備部発注工事への対応(道路、河川、ダム、港湾、海岸、砂防、地すべり、急傾斜地に関する事業) ・道路、河川に架かる橋梁の新設工事、RC中空床版橋の架替え工事に対応できる。 留意事項 ①設計時 ・既設橋と比較して上部工重量が増加する場合には,下部工の耐震性の照査が必要となる。 ②施工時 ・プレテンションPC桁架設時、プレキャスト横梁のコーベル部のひび割れを防止するためコーベル部 下部を仮支持が必要となる。 ・接合部コンクリートの確実な充填が必要となる。 ③維持管理時 ・外観点検(プレキャスト横梁周辺の変状) ④その他 ・特に無し ※の欄は、記入の必要がありません。 様式2 概要説明書(その4) 新技術の名称 SCB工法 ※登録№ 1501011A 活用の効果 比較する従来技術 RC連結方式 活用の効果 項目 経済性 1 向 上 1 短 縮 低 下 同程度 ( 15% ) 工 程 比較の根拠 橋脚頂部横梁の場所打施工が不要であ る。支承工の数を大幅に低減出来る為、経 済性に優れている。 ( ) 支承工の数量減、横梁が工場製品の為、 場所打ち施工が不要になるので施工日数 を低減が可能である。 同程度 ( 23% ) 増 加 ( ) 品 質 1 向 上 同程度 低 下 安全性 2 向 上 同程度 低 下 3 施工性 1 向 上 同程度 低 下 同程度 低 下 主桁端部に本工法を適用することで、従来 工法と比較して主桁端部のPC鋼材のかぶ りを充分に確保できるため、凍結防止材等 を含む漏水によって劣化の生じやすい主桁 端部付近の耐久性が向上する。 2柱式橋脚を有するRC中空床版橋の架替 え工事では、橋脚頂部の横梁の追加など 橋脚の改造が不要となるため施工性が向 上する。 1 環境保全 2 向 上 基準数量 経済性 工 程 1 新技術(A) 単位 従来技術(B) 776,300,000 円 908,000,000 100 130 日 ※の欄は、記入の必要がありません。 橋 変化値1-A/B(%) 円 日 15% 23% 様式2 概要説明書(その5) 新技術の名称 SCB工法 1501011A ※登録№ 活用の効果の根拠 ●新技術の内訳 項 目 仕 様 新 設 部 連 結 工 Pca横梁 支 承 工 経 費 新設部 基準数量: 金額 (円) 単価 (円) 1 式 238,659,000 1 式 92,196,000 92,196,000 連結・下部天端・横梁 1 式 43,645,000 43,645,000 Bタイプ沓 1 式 149,800,000 149,800,000 小計 524,300,000 180,000,000 1 式 180,000,000 経 費 1 式 72,000,000 72,000,000 小計 旧橋撤去工事費 合計 床版撤去・ヤード施工他 252,000,000 776,300,000 ●従来技術の内訳 仕様 新 設 部 場所打横梁 支 承 工 経 費 摘 要 238,659,000 桁製作・運搬・架設・横組・橋面工他 旧橋撤去工 連 結 工 あたり 単位 数量 新設部工事費 項目 1橋 新設部 基準数量: 金額 (円) 単価 (円) 1 式 251,426,000 251,426,000 桁製作・運搬・架設・横組・橋面工他 1 式 139,234,000 139,234,000 1 式 77,940,000 77,940,000 1 式 187,400,000 187,400,000 小計 656,000,000 180,000,000 旧橋撤去工 1 式 180,000,000 経 費 1 式 72,000,000 72,000,000 合計 ※の欄は、記入の必要がありません。 あたり 単位 数量 新設部工事費 旧橋撤去工事費 1橋 小計 252,000,000 908,000,000 摘 要 連結・橋脚頂部・横梁 Bタイプ沓 床版撤去・ヤード施工他 様式2 概要説明書(その6) 新技術の名称 SCB工法 ※登録№ 1501011A 歩掛りあり 暫定 協会 自社 (歩掛り種別) 4 標準 2 歩掛りなし 施工単価 施工単価は沖縄自動車 億首川橋での条件で積算 ・橋長153m、有効幅員9mのRC中空床版橋の取替え工事を実施した場合の工費である。 ・工費には既設RC中空床版橋の撤去、プレキャスト部材の製作・運搬(九州→沖縄)、新設上部構造の 施工、橋面工、交通規制、経費を含む。 ・全面通行止めによる施工とする。 ・トラッククレーン架設とし、トラッククレーンが設置できる十分な場所があるものとする。 ・Pca部材運搬のトレーラーがトラッククレーン荷揚げ位置まで侵入することができるものとする。 施工方法 ①既設橋梁(RC中空床版橋)の撤去を行う(架替え工事の場合)。 ②プレテンション方式プレキャスト桁およびプレキャスト横梁を専門工場にて製作する。 ③支承が一体となったプレキャスト横梁を橋脚および橋台上に設置する。 ④主桁はクレーンを用いて横梁上に架設する。なお、主桁の架設時には、主桁を配置する横梁のコー ベル部は橋脚から仮支持して、ひび割れの発生を抑制する。 ⑤連結部性能確認実験での仕様に準拠した打継ぎ面処理および連結部コンクリートの打設を行い、横 締めPC鋼材を緊張して一体化する。 残された課題と今後の開発計画 ①課題 ・河川や池の中などの橋での既設上部構造の撤去方法の検討。 ・連結構造のさらなる省力化、コスト縮減方法の開発。 ②計画 プレテンションT桁橋について開発中 施工実績 1 あり 福岡県が発注した工事 0 他の公共機関が発注した工事 0 民間等が発注した工事 1 ※の欄は、記入の必要がありません。 なし 件 件 件 様式2 概要説明書(その7) 新技術の名称 SCB工法 ※登録№ 特許・実用新案 特 許 実用新案 1 あり 4 あり 証明機関 1501011A 番 号 出願中 出願予定 なし 出願中 出願予定 なし 特許第5367297号 制度名 他の機関による 番号 評価・証明 評価等年月日 証明等範囲 URL 添付資料 ○実験資料等 ・添付資料1 ・下記の参考資料に実験結果を記載しています。 ○積算資料等 ・無し(見積による。) ○施工管理方法資料等 ・無し(現在、作成中) ○出来形管理方法資料 ・無し(現在、作成中) ○その他 参考資料 「実験結果」 中間支点連結部の性能確認実験(性的曲げ試験) [結果] 1)ひびわれ性状 (#2) ・設計荷重時の最大ひび割れ幅は0.06mmであり設計値の1/2程度であった。 ・ひび割れがプレテンションPC中空桁と横梁の境界面に集中することなく広く分散したことから、局所的 な目開きが生じないことが確認された。 2)終局耐力 (#3) ・実験による終局荷重は設計計算値を大きく上回り、十分な耐荷力を有していることが確認された。ま た、脆性的な破壊が生じないことが確認された。 3)設計方法の妥当性 (#4) ・実験結果は、表に示す各照査項目に対して制限値を満足するとともに、設計計算値を上回る耐荷性を 有することが確認された。これより、本工法の設計方法の妥当性が確認された。 ※の欄は、記入の必要がありません。 概要説明書(その8) 新技術の名称 SCB工法 様式2 ※登録№ 概要図、写真等 図‐1 工法の概要 従来工法 SCB工法 図-2 支承部(H24年道路橋示方書への対応) 写真…施工完了 ※の欄は、記入の必要がありません。 1501011A 様式2 概要説明書(その9) 新技術の名称 SCB工法 施工実績一覧 区分 発注者 ※登録№ 地域機関名 施工時期 工 事 名 九州支社 2009.3 沖縄自動車道 億首川橋 RC中空床版橋架替え工事 1501011A CORINS登録No. 県 内 に お け る 施 工 実 績 西日本高速道 路株式会社 県 外 に お け る 施 工 実 績 ※の欄は、記入の必要がありません。 12174056T