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概要説明書 - Made in 新潟 新技術普及・活用制度

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概要説明書 - Made in 新潟 新技術普及・活用制度
様式2
概要説明書
分 野
区 分
キーワード
(複数選択可)
技術
工法
安全・安心
コスト縮減・生産性の向上
製品
材料
環境
公共工事の品質確保・向上
伝統・歴史・文化
リサイクル
2010.3.31
2006年3月
その他
景観
落石防護 プレキャストコンクリート 実物実験
省人化
省力化
経済性の向上
施工精度の向上
耐久性の向上
安全性の向上
作業環境の向上
省資源・省エネルギー
周辺環境への影響抑制
品質の向上
地球環境への影響抑制
リサイクル性向上
その他
開発体制
※変更受付年月日
実物実証実験によるPC製落石防護構造物 開発年月
土木分野
建築分野 (必ず、どちらかを選択してください。)
自由記入
開発目標
(複数選択可)
2006.11.27
※受付年月日
新技術の名称 メガロックキーパー 副 題
18D2026
※登録№
概要説明書(その1)
単独
開発会社
(
)
共同研究
(
民・民
日本サミコン㈱・金沢大学
民・官
公的支援助成等(「Made in 新潟 新商品調達制度」)の関連の有無
無し 有り
該当の有無
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
会社名
日本サミコン株式会社
担当部署
技術部
担当者
渡部敏(技術) 石崎実(営業)
住 所
新潟市中央区弁天橋通1-8-23
問合せ先
Tel
025-286-5211
Fax
E-mail
025-286-6638
[email protected]
ホームページURL
http://www.nihon-samicon.co.jp/
民・学 )
Ⅵ
新技術の概要(アブストラクト)※検索結果に表示する技術の概要です(全角127文字以内)
5トン×30m(1500KJ(キロジュール)=1.5MJ(メガジュール))クラスの落石に対応可能なPC製落石防護構造
物。道路脇等に設置し、頻発する小規模落石に対しては補修・取替の必要はなく、堆積物の除去も道路上にクレー
ンを設置し作業することにより容易に行えます。
新技術の概要
①何について何をする技術か?
メガロックキーパーは、落石の恐れのある道路脇等に設置し、飛来する落石から人命や車両等の財産を
護るPC製の落石防護構造物です。5トン×30m(1500KJ(キロジュール)=1.5MJ(メガジュール))
クラスの落石までは対応可能である事を、実物モデルによる実証実験で確認しました。
なお120KJ程度であれば構造物は弾性応答するので補修や取替は不要となりますが、1.5MJでは損
傷の度合いに応じた補修が必要となります。
②従来はどのような技術で対応していたか?
高い落石エネルギーに対応する落石防護柵
③公共工事のどこに適用できるか?
落石箇所を対象とした災害防除工事、急傾斜地対策工事に適用できます
様式2
概要説明書(その2)
新技術の名称 メガロックキーパー
※登録№
18D2026
新技術のアピールポイント(課題解決への有効性)
サンドクッションで落石を緩衝させるため、構造物直撃による損傷が無く、大規模落石にも余力をもって
対応でき、かつ頻繁に繰り返し発生する小規模落石についても補修取替が不要で、溜まった落石除去
も容易に行える。
新規性及び期待される効果
①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
道路脇に設置される落石防護構造物に際して、落石エネルギーを吸収するサンドクッション等を上載し
たプレキャストPC主梁と柱による構造体を提供し、耐落石の効果を実物実験で実証した事。
②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
規模の大きい落石に対しては実験検証の結果、耐力や安全余裕の度合が明らかとなり信頼性が高い
構造物を提供できる。
規模の小さい落石に対しては弾性領域での挙動により、構造部材の補修・取替は不要となる。
適用条件
①自然条件
積雪地域にも適用できます。
②現場条件
道路平面線形や縦断線形の如何を問わず施工が可能。急傾斜対策でも施工が可能。
③技術提供可能地域
全国一円に提供可能です
④関係法令等
道路構造令
適用範囲
①適用可能な範囲
落石規模は1.5MJ(=1500KJ)以下であり、それを上回る落石が有る場合は予防工等の併用が必要。
基礎は直接基礎とし杭基礎に関しては別途検討が必要である
②特に効果の高い適用範囲
1.5MJ以下の落石が繰り返し頻繁に発生する斜面では、特に効果的です。
③適用できない範囲
特に限定はありません。
④適用にあたり、関係する基準及びその引用元
道路土工指針(日本道路協会) 落石対策便覧(日本道路協会)
留意事項
①設計時
最大規模の落石荷重のチェック、落石シミュレーションで落石の挙動確認が必要。
実物実験によって耐落石性能を保証しているので、主梁・柱・下部工竪壁・各接合の形状、配筋、材質
は、実験で保証されたもので設計を行う必要があります。
②施工時
主梁は高強度コンクリートを使用したプレテンション方式のPRC部材、柱は高強度コンクリートを使用し
たポストテンション方式のPRC部材であり専門工場で部材を製作する必要がある。
③維持管理時
定期点検や震災後等の異常時点検で目視によるチェックで変状の有無を確認できる。
④その他
様式2
概要説明書(その3)
新技術の名称 メガロックキーパー
活用の効果
比較する従来技術
項目
※登録№
18D2026
高エネルギー吸収型落石防護柵
活用の効果
経済性
工 程
品 質
安全性
施工性
周辺環境への影響
比較の根拠
向上
( 5 %)
同程度
低下
(
%)
同じ落石エネルギー対応の防護柵と比較
短縮
向上
(
同程度
同程度
増加
低下
( 46 %)
コンクリート基礎工があるため
向上
向上
同程度
同程度
低下
低下
向上
同程度
低下
%)
コンクリート製対鋼製
終局耐力
通常の施工技術で施工
着色や表面加工が可能
活用の効果の根拠
基準数量
60
新技術(A)
経済性
工 程
単位
従来技術(B)
40,914,000円
41日
43,156,000円
28日
●新技術の内訳
単位:千円
項 目
仕 様
数量
単位
上部工
製作、運搬、架設組立
1
下部工
下部躯体、土砂囲工
1
基準数量: 60m あたり
摘 要
金額
式
22,756
22,756
メーカー見積(製作運搬)、積算基準(架設組立)
式
18,158
18,158
直接工事費
積算基準
直接工事費
一部自社歩掛
40,914
●従来技術の内訳
単位:千円
項目
仕様
数量
単位
防護柵工
支柱、ワイヤー、ネット
1
式
基準数量: 60m あたり
単価
金額
43,156
43,156
合計
摘 要
直接工事費
メーカー見積、協会歩掛
43,156
メガロックキーパー(延長60m)
下部工30日
製品架設工14日
*下部施工時に製作
従来技術
95%
146%
単価
合計
新技術
m
変化値A/B(%)
土砂囲い工7日
41日
高エネルギー吸収柵(延長60m)
大口径掘削11日
1本/日当たり
支柱建込ミルク注入7日
*ダウンザホール大口径掘削時に製作
組み立て10日
28日
様式2
概要説明書(その4)
新技術の名称 メガロックキーパー
施工単価
18D2026
※登録№
歩掛りなし
歩掛りあり(
標準 ・
協会
・
自社 )
1.設計落石エネルギー……1.5MJ以下
2.落石跳躍量……主梁山側端部から3m程度以内
3.上部工……主梁、柱の製作・運搬・架設組立を含む
4.土砂囲工……壁の施工の他、サンドクッションの敷設、およびフェンス設置を含む
5.下部工……躯体の施工の他、土工事一式を含む
682,000円/m
施工方法
(A) 下部工
床堀掘削・整形→均しコンクリートの打設→鉄筋等の配筋→型枠工→コンクリート打設→養生
(B) 上部工
部材製作→運搬→柱建込み→主梁架設→横締、縦締緊張→無収縮グラウト・モルタル打設→
主梁上面の防水工
(C) 土砂囲工
鉄筋等の配筋→型枠工→コンクリート打設→養生→サンドクッション敷設→フェンスの設置
完成写真(石川県)
完成屋根面
残された課題と今後の開発計画
①課題
実物実証実験では、通常の補修で修復できる程度の損傷にとどまり、破壊に至る落石エネルギーを特定すること
は出来なかった。終局レベルに対応する落石エネルギーの特定が、今後の課題として残っている。
②計画
上記を実物実験で検証するために、重錘や落下装置を改造し、追加実験を行うことを計画中です。
施工実績
新潟県の公共事業
あり
なし
0件
他の公共機関
6件
民間等
0件
特許・実用新案
特 許
実用新案
他の機関による
評価・証明
あり
あり
証明機関
制度名
出願中
出願中
国土交通省
NETIS
番号
HR-060013-V
2006.7.25
評価等年月日
証明等範囲
出願予定
出願予定
NETIS(評価情報)
なし
なし
番 号
特許第3129410号
様式2
概要説明書(その5)
新技術の名称 メガロックキーパー
18D2026
※登録№
概要図、写真等
1.目的……メガロックキーパーの耐落石性能を、実物モデルで実証すること
2.実施機関……日本サミコン(株)と金沢大学桝谷研究室との共同研究
3.実験期間……2005年11月21日~11月26日
4.実験場所……新潟県新発田市 日本サミコン(株)研究所
5.実験供試体……主梁・柱が5セットの実物モデル
6.載荷位置……主梁の張出部と支間中央部
7.重錘……10KN×12m、30KN×34m、50KN×30m
8.実験結果の概要……50KN×30m=1.5MJの落下でも、構造物は破壊に至らず、通常の補修で再利用
できる損傷にとどまることを確認しました。また、10KN×12mの落下では、構造物は弾性的応答を示す
ことも確認しました。
設計落石
ロックフェンス
斜面角度:θ
主
梁
長
:
42
72
土砂囲い壁
(現 場 打 ち R C)
15
サンドクッション
50
0
落
)
0
計
置
00
(設
位
00
用
30
作
重
荷
石
65
0
15
20°
500
柱 高 : 330 0
30°
建 築 限 界 : 47 00
主梁
(プ レ キ ャ ス ト PRC)
柱
(プ レ キ ャ ス ト PRC)
(路 面 )
下部工
(現 場 打 ち R C)
実証実験
落石重錘
様式2
概要説明書(その6)
新技術の名称 メガロックキーパー
施工実績一覧
区分
発注者
※登録№
18D2026
地域機関名
施工時期
工 事 名
石川県
大聖寺土木事務所
H18
一般国道364号雪寒地域道路工事
石川県
大聖寺土木事務所
H19
一般国道364号雪寒地域道路工事
島根県
県央県土整備事務所
H19
(一)別府川本線道路災害復旧工事(18災886号)
鹿児島県
大隅地域振興局
H19
19災329号道路災害復旧工事
鹿児島県
大隅地域振興局
H20
道路災害防除工事(0国債浮津工区)
鹿児島県
大隅地域振興局
H20
道路災害防除工事(浮津工区)
県
内
に
お
け
る
施
工
実
績
県
外
に
お
け
る
施
工
実
績
様式2
概要説明書(その7)
新技術の名称 メガロックキーパー
※登録№
18D2026
新技術提供企業
区分
企業名
担当部署
担当者
代
表
日本サミコン(株)
技術部
渡部 敏
代
表
以
外
住所
TEL
FAX
E-mail
t-
新潟市中央区弁天橋通1-8-23 025-286-5211 025-286-6638 [email protected]
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