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山本 竜徳

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山本 竜徳
足利工業大学附属高等学校 2年
山本 竜徳
(1)足利赤十字病院が移転した跡地へ、介護専門の施設や足利赤十字病院の
分院を建設してはどうか。
(2)市南東部の県地区に、堀里ニュータウンのようなまちづくりが推進できない
か。
19番、足利工業大学附属高等学校2年の山本竜徳です。よろしくお願いいたしま
質
問
す。
私は、土地利用について質問いたします。
初めに、足利赤十字病院が移転した跡地の再利用計画について伺います。足利赤十字病院が移転
するとなると足利短期大学も大きなダメージを受けることになります。なぜならば、看護学科の
学生が実習研修を受ける際に、すぐ隣なので、実習研修を受けやすいという利点があったそうで
す。また、自動車の運転ができないお年寄りにしても新病院までは遠すぎるということも聞こえ
てきます。これらを考えてみても足利赤十字病院の移転は大きな影響を及ぼすことになります。
その跡地だけに、再利用計画に対する関心の大きさははかり知れません。
そこで、提案いたします。それは介護専門施設や足利赤十字病院分院の建設です。まず、現在の
足利赤十字病院の施設から必要施設の絞り込みを行い、その施設に対する耐震補強を行います。
それ以外の施設は取り壊して新たな駐車場とします。介護専門施設や病院だけに、足利赤十字病
院と足利短期大学に対して全面協力をお願いします。足利短期大学に新設学科介護福祉学科関係
を増設し、看護・介護福祉をめざす学生を掘り起こして、足利市に来てもらえるチャンスにした
らどうかと思います。いかがでしょうか。所見を伺います。
次に、新たに堀里ニュータウンのような都市整備計画の予定があるかどうかについて伺います。
このところ足利市の人口は減少傾向にあると思います。足利市全体が活気にあふれるような都市
整備計画づくりが必要だと思われます。足利市の南東部に位置する県地区は広大な農地に恵ま
れ、周りには国道50号、東武伊勢崎線、工業団地があり、近隣には東北自動車道インターチェ
ンジ、大型ショッピングモールなど、都市整備計画を進める上での条件はある程度満たされてい
ると思います。その場所に堀里ニュータウンのようなまちづくりを絡め都市整備計画を推進でき
れば、若い人たちは、郊外に出かけやすく買い物もしやすいという条件が加われば、足利市で暮
らしてみたいと思うのではないでしょうか。そうなれば、足利市の人口も増加し足利市全体が活
気にあふれるはずです。ぜひ、足利市の南東部に位置する県地区の都市整備計画推進を提案いた
します。所見を伺います。
答弁
政策推進部長 茂木
俊彦
19番、山本竜徳議員の土地利用についての御質問にお答えいたします。
まず、足利赤十字病院の跡地へ介護専門の施設や足利赤十字病院の分院を建設してはどうかとの
ことでありますが、議員御指摘のとおり、跡地の再利用計画に対する市民の関心は高く、跡地の
活用をまちのにぎわいの創出につなげていくことは、本市のまちづくりを考える上で重要なこと
であります。しかしながら、足利赤十字病院につきましては、平成9年10月に助戸分院を本城
3丁目の本院へ統合し、このたび五十部町へ新築移転した経過もございます。
事業を進める上で重要な要素は、事業内容、事業手法に加えて事業主体すなわちだれが事業を実
施するかということでありますが、旧足利赤十字病院の土地及び建物は日本赤十字社の所有であ
ることから、基本的には日本赤十字社が主体となって検討していただくべきものと考えておりま
す。今後、病院から跡地活用における方針が出された時点で支援可能なことがあればサポートし
てまいりたいと考えております。
次に、市南東部の県地区に堀里ニュータウンのようなまちづくりが推進できないかとの御質問で
ありますが、人口の増加や活気にあふれる足利市を実現することは、本市にとって重要なテーマ
の一つとなっています。そこで、長期的なまちづくりの指針となる足利市総合計画や本市の将来
の都市整備や土地利用の方向を示す都市計画マスタープランを策定し、計画的なまちづくりに努
めているところでありますが、我が国の人口は平成16年度をピークに減少に転じるとともに、
少子高齢化が進展する今日、多くの自治体で都市の機能を拠点に集約させ、効率がよく高齢者に
も暮らしやすいコンパクトな市街地の形成を目指す方向となっています。
また、優良な農地が多い県地区は、農地の保全を図りながら豊かな自然環境を生かした魅力ある
田園集落の形成に努める地域と位置づけられており、農地法などの法律により農地以外での土地
利用が厳しく制限される地域となっております。このような状況を考えますと、御提案のように
郊外部に新たな市街地をつくることは難しい状況にあると言わざるを得ませんが、将来にわたっ
て本市が魅力的で活気にあふれる都市であり続けるためには、若い人たちが暮らしてみたいと思
うようなまちづくりを行っていくことが必要とされており、今後とも都市部と農村部の機能分担
を図ったうえで魅力的なまちづくりを進めていきたいと考えております。また、皆さんの斬新な
アイディアや御意見は、魅力のあるまちづくりを進めるために大変参考になりますので、これか
らも積極的な御提案をお願いいたします。
以上で私の答弁を終わります。
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