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38 日本の伝統文化を学び、それを留学生に紹介する取組
埼玉県国際理解教育推進実践事例集『世界へはばたけ! ハローワールド』 38 日本の伝統文化を学び、それを留学生に紹介する取組 <本事例の特徴> 中学生が地元の伝統文化や伝統芸能について学び、日本の伝統や文化等についての 認識と理解を深める。また、近隣の大学の留学生と交流し、世界の人々と協調し、国 際交流・国際協力等に積極的に取り組む実践である。 <学校種> 中学校 <具体的な取組> (1) 日本の伝統文化や伝統芸能の学習(総合的な学習の時間) 絵手紙、箏曲、相撲、書道、茶道、ささら獅子舞、尺八など日本の伝統芸能を 第2学年の総合的な学習の時間(8時間使用)に学習した。4月から取組を行い、 6月の国際交流会を目指して取り組む。生徒たちが興味・関心を抱いた伝統芸能 ごとにグループに分かれる。伝統芸能の指導者は教師及び地域の方々を講師とし て依頼した。 (2) 近隣の大学の留学生との交流 生徒が2か月間に学習した日本の伝統芸能の発表の場に、近隣の大学の留学生 を招き、共に伝統芸能を体験してもらいながら交流を図っている。本年度は中国 9人、台湾2人、韓国1人、ベトナム1人、オーストラリア1人、カナダ1人、 合計15人の留学生が来校し、生徒達が日本舞踊、折り紙、絵手紙、書道、百人 一首、日本の遊びなどを披露しながら交流を深めた。 折り紙 書 道 <取組の成果> 生徒たちが地元の郷土芸能を学ぶことにより、郷土理解・郷土愛を育むことがで きた。また、地域の教育力を学校の中で活用したり、人々との触れ合いなどの地域 を教育活動の場にした開かれた学校づくりを進める中で、学校・家庭・地域が力を 発揮し合う元気な学校づくりができている。さらに、留学生との交流が積極的に図 られ、国際理解と友好・親善の場となっている。 64