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「釧路空港」のさらなる発展に向けて

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「釧路空港」のさらなる発展に向けて
ひがし北海道の拠点空港
「釧路空港 」
のさらなる発展に向けて
問合先 市港湾空港振興課( 53-3371)
国管理空港(※)である釧路空港は、平成27年度の乗降客数約69万4,000人、貨
物取扱量約2,500トンとひがし北海道の拠点空港として大きな役割を担っています。
現在、国では国管理空港の管理・運営を民間に委託し、民間会社の創意と工夫を
引き出して地方空港の経営改善や地域経済の活性化を目指す取り組みを進めてお
り、今年7月には仙台空港が国管理空港として初めて民間に委託されました。釧路
空港でも平成32(2020)年度までに管理・運営を民間に委託しようとする計画が進
められています。
釧路空港の民間委託にあたって、今後国で実施される手続きや、市として空港の
新しい運営会社に何を求めていくのかについての概要をお知らせします。
※国管理空港:国際または国内航空輸送網の拠点となる空港の中で、国土交通大臣が設置・
管理する空港のこと。
たんちょう釧路空港
現在の釧路空港の管理状況と民間委託
釧路空港の施設を大きく分けると、滑走路、エプロン、管制塔、旅客ターミ
協会(以下、空整協)が駐車場の管理・運営を行っています。
ナル、駐車場の5施設があります。現在、それぞれの施設の運営主体は別々
このような状況の中、旅客ターミナル、駐車場は新運営会社が取得し、滑
で、国が滑走路やエプロンの管理と管制業務、釧路空港ビル株式会社(以
走路、エプロンも同じ会社に運営を任せる(民間委託する)検討が国によって
下、空港ビル)が旅客ターミナルの管理・運営、一般財団法人空港環境整備
進められています。
駐車場
(一財)空港環境整備協会
旅客ターミナル
釧路空港ビル
(株)
駐車場
新運営会社
旅客ターミナル
新運営会社
現在の
管理状況
民間委託後の
管理状況
滑走路
国
管制塔
国
エプロン
国
滑走路
新運営会社
管制塔
国
エプロン
新運営会社
空港を一体的に運営すると何が変わるの?
これまでは、滑走路やエプロンを使用する航空会社が支払う着陸料等は国、 そこで、これらを一つの民間事業者にまとめて委託し、それぞれの施設を
旅客ターミナルビルを使用する航空会社と店舗のテナントが支払う施設使用
一体的に運営することで、収入が一本化されて柔軟に使えるようになるため、
料やテナント料等は空港ビル、駐車場を使用する利用者が支払う駐車場料金
空港施設拡充等の利便性の向上を図れることや、着陸料を自由に決められる
等は空整協というように、施設の使用料等はそれぞれの運営主体の収入に
ようになることで独自の利用促進を図れるなど、空港の経営面が大きく変わ
なっていました。
ります。
支払者
使用施設
航空会社
収入
着陸料等
収入
旅客ターミナルビル
施設使用料・
テナント料等
収入
駐車場
駐車場料金等
収入
滑走路・エプロン
航空会社・テナント
利用者
運営者
空港施設を
一体的に運営
支払者
使用施設
航空会社
滑走路・エプロン
航空会社・テナント
利用者
旅客ターミナルビル
駐車場
国
釧路空港ビル
(株)
(一財)空港
環境整備協会
支出
支出
滑走路維持補修等
支出
旅客ターミナル
管理運営費等
支出
駐車場管理運営費等
運営者が異なるため、料金を自由に決めたり、使うことができない
(着陸料を旅客ターミナル管理運営費に使うことができない など)
運営者・支出
収入
新運営会社
・着陸料
・施設使用料
収入
・テナント料
・駐車場料金
等
・利便性向上
(空港施設拡充等)
・利用促進(着陸料軽減等)
・空港管理運営費(全施設分)
新規路線就航
(増便)
利用客増加
さらなる取り
組みが可能
収入の増加
運営者が柔軟な料金設定を行えるなど、これまでできなかった取り
組みが可能
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2 016 広報くしろ
11月号 
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