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4 第3章 下水道をとりまく現状と課題

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4 第3章 下水道をとりまく現状と課題
第3章
1
下水道をとりまく現状と課題
汚水処理に対する状況
現 状
(1)公共下水道※(汚水)の概要と整備状況
小平市の汚水整備については、全域を下水道により行うこととし、流域関連公共下水道※事業と
して整備を進めています。区域は、多摩川流域下水道※北多摩一号処理区関連区域 1,391.4ha(合
流式下水道※)と荒川右岸東京流域下水道荒川右岸処理区関連区域 654.6ha(分流式下水道※)に
分かれています。
多摩川流域下水道北多摩一号処理区関連区域の汚水については、他の関連市の汚水と雨水とともに
収集され、東京都の北多摩一号水再生センター※で処理され、多摩川へ放流されています。また、荒
川右岸東京流域下水道荒川右岸処理区関連区域の汚水については、他の関連市の汚水とともに収集さ
れ、東京都の清瀬水再生センターで処理され、柳瀬川へ放流されています。
小平市の公共下水道整備については、昭和 45 年度に事業着手して以来、都市基盤の一つとして
の重要施策と捉え、重点的に整備を進め、平成2年度には、全域の整備を終え、当時 3,293 自治
体がある中で、13 番目の整備完了都市となりました。
現在は、土地区画整理事業※や道路整備等に併せて、管きょの取替えや設置を行い、市内どこで
も下水道を使用することが可能となるよう整備を進めています。
清瀬水再生センターへ
北多摩一号処理区関連区域(合流)
1,391.4ha
荒川右岸処理区関連区域(分流)
654.6ha
清瀬水再生センターへ
北多摩一号水再生センターへ
図 3-1 公共下水道(汚水)区域の概要
4
表 3-1 公共下水道※(汚水)整備の概要
項 目
排除方式
平
(ha)
全体計画※(H36 年度)
公
人口
共
(人)
下
水
道
荒川右岸処理区関連
計
−
−
−
1,391.4
654.6
2,046
事業計画 (H22 年度)
1,391.4
654.6
2,046
整備済み
1,391.4
654.6
2,046
全体計画 (H36 年度)
126,200
51,800
178,000
事業計画 (H22 年度)
132,000
51,700
183,700
現況人口(H21 年度末)
129,766
53,520
183,286
事業着手
昭和 45 年度
昭和 57 年度
−
供用開始
昭和 50 年度
昭和 57 年度
−
整備完了
平成 2 年度末
平成 2 年度末
※
市
北多摩一号処理区関連
分流式(分流汚水)
武蔵野市、小金井市、東村
立川市、府中市、小金井市、 山市、西東京市、東大和市、
清瀬市、東久留米市、武蔵
東村山市、国分寺市
村山市
北多摩一号水再生センター※
清瀬水再生センター
(多摩川)
(柳瀬川)
送水先(放流先)
面積
荒川右岸東京流域
合流式
関連自治体
小
多摩川流域
参考.全体計画については、多摩川・荒川等流域別下水道整備総合計画値(H21 同意値)
事業計画については、平成 17 年度事業認可取得値
注.事業計画については、多摩川・荒川等流域別下水道整備総合計画の改定に合わせて平成 22 年度に変更予定
250
100
単年度整備面積
処理人口普及率
90
200
80
175
70
平成2年度整備完了(処理人口普及率 100%)
150
125
昭和 45 年度事業着手
60
50
昭和 50 年度供用開始
100
40
75
30
50
20
25
10
0
0
S
H
45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 1 2 3 4
5 6 7
8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
年度
図 3-2 公共下水道(汚水)整備の推移
5
処理人口普及率(%)
単年度整備面積(ha)
225
(2)下水道への接続状況
公共下水道※が供用された場合、下水道法の規定により、供用開始区域内の土地の所有者、使用
者または占有者は、遅滞なく、その土地の下水を公共下水道に流入させるために必要な排水設備※
を設置しなければならないこととなっています。
下水道による汚水整備は、平成2年度末に整備が完了していますが、未だ、下水道への未接続が
みられます。これらについては、単独浄化槽※またはくみ取りによりし尿が処理されておりますが、
生活雑排水※については、未処理のまま公共用水域※に放流されている状況にあります。小平市では、
これらの未接続の早期の解消に向けて、水洗便所改造資金の融資あっせんや利子補給のほか、
毎年、
未接続家屋に対して戸別訪問や文書の配布を行い、接続促進を図っています。
表 3-2 小平市の水洗化(下水道への接続)状況
項 目
水洗化状況
(平成 22 年3月 31 日現在)
行政人口
(人)
処理区域内人口
(人)
水洗化人口
(人)
水洗化率
(%)
183,286
183,286
178,117
97.2
未接続戸数
備
考
1,769 戸(うち、単独浄化槽 1,606 戸 くみ取り 163 戸)
小平市水洗便所改造資金融資あっせん制度
改造資金の融資を受けようとする改造者(法人を除く)に対し、融資のあっせん及び利子
の一部を補給金として交付しています。
○貸付限度額
自分の住んでいる家屋を改造する場合…40万円
貸家・アパート等の所有者が改造する場合…くみ取り大便器1個または浄化槽1基につ
き20万円(2百万円を限度)
○返済期間
36 か月以内
※資金の返済が完了したとき、利子の2分の1を利子補給金として交付
汚水処理に対する今後の課題
下水道は市民が快適で衛生的な生活を営む上で、重要な施設であり、今後も全市民が下水
道を利用できる環境を提供していく必要があります。
また、下水道へ接続していない家屋があることから、下水道による水洗化を促進していく
必要があります。
6
2
浸水に対する状況
現 状
(1)浸水被害の発生状況
現在、分流式下水道※区域の雨水管きょ整備を行っており、区域内の浸水被害は減少してきてい
る状況にあります。なお、合流式下水道※区域においては、整備が完了しています。
近年では局地的な大雨による整備水準を超える降雨での被害もみられます。
平成 12 年7月 12 日
平成 17 年8月 25 日
(台風 11 号)
平成 12 年9月 12 日
平成 13 年 9 月 10 日
(台風 15 号)
昭和 63 年8月 10 日
注.整備状況は、平成 21 年度末における状況を示します
図 3-3 浸水箇所(分流式下水道区域)
7
(2)公共下水道※(雨水)の概要と整備状況
小平市の雨水排水は、大きく多摩川流域、黒目川流域及び石神井川流域に分かれています。多摩川
流域下水道※北多摩一号処理区関連区域については、合流式下水道※での整備を行っており、下水道区
域内の雨水については、区域内の汚水と、他の関連市の雨水及び汚水とともに収集され、多摩川へ放
流されています。荒川右岸東京流域下水道荒川右岸処理区関連区域(黒目川流域及び石神井川流域)
については、分流式下水道※として雨水事業を行っています。黒目川流域(落合川流域含む)は、流
域下水道として整備しており、下水道区域内の雨水は、他の関連市の雨水とともに収集され、流域幹
線※を経て、黒目川または落合川へ放流されています。石神井川流域については、下水道区域内の雨
水は、公共下水道の管きょにより収集し、直接、石神井川へ放流されています。
小平市では、1時間あたり 50mm の降雨に対する浸水被害の解消に向けた整備を行っており、
平成 21 年度までの整備実績は、市域 2,046ha のうち、
1,475.4ha
(合流式下水道区域 1,391.4ha
含む)となっています。なお、黒目川、落合川及び石神井川については、一部区間において、1時
間あたり 50mm の降雨に対する未整備区間(改修が必要な区間)があり、公共下水道からの放流
量の制限が必要となっています。
荒川右岸東京流域下水道
黒目川雨水幹線
荒川右岸東京流域下水道
落合川雨水幹線
黒目川流域(落合川流域含む)
275.7ha(うち事業計画区域 257.1ha)
事業計画区域
北多摩一号処理区関連区域
1,391.4ha
合流式にて整備(全域整備済み)
石神井川
石神井川流域
378.9ha(うち事業計画区域 186.3ha)
図 3-4 公共下水道(雨水)区域の概要
8
表 3-3 公共下水道※(雨水)整備の概要
河川流域
多摩川流域
黒目川及び石神井川流域
計
排除方式
合流式
分流式(分流雨水)
−
※
排水先(放流先)
排水区名
全体計画※
小
(H36 年度)
平
市
面積
公
(ha)
共
下
事業計画※
(H22 年度)
整備済み
(H21 年度末)
多摩川
流域幹線 (黒目川・落合川)
石神井川
−
黒目川排水区、落合川排水区、石神
井北部排水区、石神井中部排水区、
石神井南部排水区
1,391.4
654.6
黒目川流域(落合川含む):275.7
石神井川流域:378.9
2,046.0
1,391.4
443.4
黒目川流域(落合川含む):257.1
石神井川流域:186.3
1,834.8
1,391.4
84.0
1,475.4
−
黒目川流域(黒目川排水区・落合川
排水区)については、流域下水道※
(分流雨水)としての整備
−
水
道
備 考
−
関連市:東村山市、東久留米市
整備水準
1時間あたり 50mm の降雨に対応
参考.事業計画については、平成 17 年度事業認可取得値
9
注.整備状況は、平成 21 年度末における状況を示します
図 3-5 雨水整備状況(分流式下水道※区域)
10
(3)土地利用状況の変化
小平市は、都心近郊のベッドタウンとして発展してきました。それに伴い、宅地開発等により、
農用地等の自然的土地利用の割合が減少し、雨水の浸透が見込まれる土地利用(浸透可能地)が減
少してきております。この浸透可能地の減少については、下水道及び河川への雨水流出量の増加を
もたらし、近年における整備水準を超える局地的な大雨の発生とともに浸水の発生要因の一因とな
っています。
表 3-4 土地利用の変化
項目
合計
宅地
年次
昭和62年調査 2,024.9 1,063.7
100% 52.5%
平成19年調査 2,045.0 1,219.0
100% 59.6%
その他
82.2
4.1%
85.4
4.2%
道路等
257.7
12.7%
302.0
14.8%
未利用地 公園運動
等
場等
62.4
145.2
3.1%
7.2%
17.2
155.4
0.8%
7.6%
農用地
水面
343.6
17.0%
220.0
10.8%
森林
3.8
0.2%
7.7
0.4%
64.3
3.2%
35.9
1.8%
単位:ha
原野
(草地)
2.1
0.1%
2.3
0.1%
資料:東京の土地利用(東京都都市整備局)
注1.面積は図面上で計測したもので、一般に使用されている行政面積とは一致しません。
注2.その他は、屋外利用地、仮設建物等を指します。
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
3.1%
昭和62年調査
52.5%
平成19年調査
4.1%
12.7%
4.2%
59.6%
7.2%
17.0%
14.8%
7.6%
0.8%
宅地
その他
道路等
未利用地等
公園運動場等
農用地
水面
100%
0.2% 3.2% 0.1%
森林
10.8%
0.4%
1.8%
0.1%
原野(草地)
資料:東京の土地利用(東京都都市整備局)
図 3-6
土地利用の変化
西
(平成 12 年5月撮影)
西
東
(昭和 44 年1月撮影)
東
写真 3-1 花小金井駅周辺の移り変わり
11
(4)雨水整備計画の考え方
平成2年度に策定した「荒川右岸流域(黒目川・石神井川)公共下水道※雨水整備計画」では、
国や東京都の総合治水計画※の考え方にたち、従来の下水道整備における「雨水は速やかに排除す
る」という基本概念を見直し、貯留・浸透施設を下水道システムに取り入れた「雨水流出抑制型下
水道※」を基本としています。
かんよう
雨水流出抑制による治水とともに、浸透による地下水の涵養※や貯留による雨水の利用等、環境
に配慮した取り組みを行っています。
表 3-5 小平市の雨水整備事業の骨格
項
目
第 1 の柱
(浸水の解消)
事 業 内 容
・公共下水道管きょ整備
・貯留施設の設置(貯留池等)
・浸透施設の設置
公共施設浸透、透水性舗装、宅地内浸透
開発行為浸透
第 2 の柱
(雨水の地下還元)
・浸透施設の設置
公共施設浸透、透水性舗装、宅地内浸透
開発行為浸透
第 3 の柱
(雨水の利用)
・水路の創世(せせらぎ用水※の復活等)
・親しみのある水環境
・中水道※(トイレ洗浄用水、散水用水等)とし
ての利用
注.
「荒川右岸流域(黒目川・石神井川)公共下水道雨水整備計画」における基本方針に加筆
浸水に対する今後の課題
小平市には、雨水管きょが未整備の地区があります。また、近年の都市化に伴い浸水の危
険度が増していることも踏まえ、市民が安心して生活できるように引き続き浸水対策を進め
ていく必要があります。
浸水対策には、膨大な費用と期間を要するため効率的に対策を図っていく必要があります。
12
3
地震に対する状況
現 状
下水道は市民が生活していく上で欠かせない施設の一つとして、災害時においてもその機能を維
持する必要があります。
地震により、下水道施設が被害を受けると、トイレが使えないだけではなく、水再生センター※
やマンホールからの未処理汚水の流出や、管きょ破損による道路陥没により事故の発生や都市機能
がマヒする等、公衆衛生や市民生活に影響を及ぼします。
小平市地域防災計画では、東京都防災会議が 2006 年5月に公表した「首都直下地震による東京
の被害想定」における2つの地震(東京湾北部地震、多摩直下地震(プレート境界多摩地震))を想
定した計画としています(図 3-8 参照)。
また、文部科学省に設置されている地震調査研究推進本部の調査結果資料では、今後 30 年以内
に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を 6%∼26%の間と予測しています(図 3-9 参照)
。
上記のような大規模な地震が発生した場合には、下水道施設に被害が生じることも予想されるこ
とから、小平市では下水道の地震対策を進めていきます。
出典:国土交通省 都市・地域整備局下水道部 HP
図 3-7 下水道施設が被災した場合の影響と被害状況例
13
小平市付近
小平市付近
(東京湾北部地震)
(多摩直下地震)
出典:「首都直下地震による東京の被害想定報告書」 東京都 HP
図 3-8 東京湾北部地震、多摩直下地震(マグニチュード※7.3)における震度分布予測
小平市付近
出典:地震調査研究推進本部 HP
図 3-9 今後 30 年以内に震度 6 弱以上の揺れに見舞われる確率
地震に対する今後の課題
地震により下水道施設が被害を受けると公衆衛生上の問題や市民生活に影響を及ぼすた
め、災害時においても管きょにおける下水を流す機能の確保等、都市基盤として最低限の役
割を確保することができるよう下水道施設の耐震化を行い、被害の最小化を図る必要があり
ます。
なお、地震により下水道施設が受ける被害については、下水道管とマンホールの接続部の
破損・離脱等が予想されています(P53 図 5-7 参照)
。
14
4
合流改善に対する状況
現 状
小平市の下水道区域の一部を含む、多摩川流域下水道※北多摩一号処理区については、汚水と雨
水を同一の管きょで流す「合流式下水道※」が採用されています。
合流式下水道は、古くから下水道に着手した全国の 191 都市で採用されています。汚水と雨水
を同一の管きょとするため、施工が容易で建設費も安価という利点がありますが、一方で、一定規
模以上の雨が降ると雨水と混ざり薄まった未処理の汚水の一部が公共用水域※に排出し、汚濁物、
病原性微生物等による公衆衛生や水質の問題及びきょう雑物※による景観上の問題があります。
はき ぐち
小平市は、北多摩一号処理区の上流域に位置し、市内に未処理汚水が流出する吐口※はありませ
んが、下流の関連市において雨天時に未処理汚水の一部が多摩川に流出している状況にあり、流域
全体として上記のような公衆衛生や水質及び景観上の問題を抱えています。
<北多摩一号処理区関連市>
立川市、府中市、小金井市、
小平市、東村山市、国分寺市
小平市
多摩川流域下水
道北多摩一号処
理区の上流域に
位置
処理区面積:5,123ha、うち合流式下水道区域 4,600ha
注.
「多摩地域の合流式下水道改善基本方針 平成 16 年5月」
(多摩地域の合流式下水道改善協議会)の図に加筆
図 3-10 北多摩一号処理区(合流式下水道)の概要
15
一定量を超えると
未処理汚水の一部が流出
注.
「多摩地域の合流式下水道改善基本方針 平成 16 年5月」
(多摩地域の合流式下水道改善協議会)の図に加筆
図 3-11 雨天時における合流下水の流れ
北多摩一号処理区の合流式下水道※の改善目標としては、下記に示す 4 項目が掲げられており、
流域全体として目標に向けた取り組みが行われています。小平市においても、流域構成市の一員と
して、雨水流出抑制(雨水浸透施設の設置)による対策に取り組んでいます。小平市では、
「小平市
合流式下水道緊急改善計画」を平成 17 年度に策定し、平成 21 年度には見直しを行っています。
今後も計画に基づいた合流式下水道の改善対策を進めていきます。
なお、小平市として必要な対策量(浸透量)1時間あたり 30,892m3 に対して、平成 21 年度
末現在の雨水浸透施設の整備量は、1時間あたり 26,683m3 で、必要対策量に対する現在の整備
量の割合は、約 86%となっています。
合流式下水道における当面の改善目標(平成 25 年度まで)
(
「小平市合流式下水道緊急改善計画」より)
①汚濁負荷量※の削減(分流式下水道※並み以下、下水道法施行令の遵守)
②公衆衛生上の安全確保(未処理放流回数の半減)
③きょう雑物※の削減
④東京都環境確保条例の遵守(水再生センター※からの放流水質 BOD※25mg/㍑以下)
16
表 3-6 合流式下水道※の改善に向けた対策の役割分担(「小平市合流式下水道緊急改善計画」より)
改善目標
① 汚濁負荷量 ※
の削減
流域下水道※
(東京都)
流域関連公共下水道※
(関連市)
・処理区から放流される年間 BOD※総 ・流域計画で定めた計画に則り、目標達成
汚濁負荷量を評価し、目標達成のた に必要な対策を行う。
めの流域計画を策定する。
・小平市:「雨水流出抑制(雨水浸透施設
」による対策
・処理区から放流される年間 BOD 総 の設置)
汚濁負荷量を分流式下水道 ※ 並みと
するための対策を行う。
はきぐち
② 公 衆 衛 生 上 ・処理区内のすべての雨水吐口※におけ ・流域計画で定めた計画に則り、目標達成
の安全確保
る年間の未処理放流回数を評価し、 に必要な対策を行う。
目標達成のための流域計画を策定す
・小平市:「雨水流出抑制(雨水浸透施設
る。
の設置)
」による対策
はきぐち
・流域幹線※の雨水吐口からの未処理放
流回数を未対策の状態から半減させ
るための対策を行う。
③ きょう雑物 ※
の削減
はきぐち
はき ぐち
・流域幹線の雨水吐口に対して、きょ ・関連公共下水道の単独雨水吐口 に対し
う雑物流出防止対策を行う。
て、きょう雑物流出防止対策を行う。
・小平市:該当なし
④環 境 確 保 条
例の遵守
・雨天時における水再生センターから
の放流水質を BOD25mg/㍑以下と
するための対策を行う。
−
合流改善に対する今後の課題
合流式下水道については、雨天時に雨水と混ざり薄まった未処理汚水の一部が公共用水域
に排出されることから、公共用水域※へ排出される汚濁負荷量を削減する必要があります。
17
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