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平成23年度 公開事業評価 雨水関連事業参考資料
平成23年度 公開事業評価 雨水関連事業参考資料 ふじみ野市 1 下水道とは・・・ ・下水道の役割について ①街をきれいにする(トイレの水洗化と生活排水の処理) ②きれいな水辺をつくる ③浸水から街を守ります 下水道のしくみについて(参考図) 都市政策部 下水道課 2 当市が管理している下水道について ・種類については、公共下水道(汚水)、公共下水道(雨水)、一般下水道(雑排水)の 3つがあります。 ・当市は、家庭から排水される汚水と道路等に降った雨水を別々に処理する分流方式で あります。 3 公共下水道(汚水)の経過 ・昭和57年以前は、家庭から排水される汚水を浄化槽で、処理したものを一般下水道 管(雑排水管)に排水する方法でした。 ・昭和57年以降は、市街化区域において、家庭から排出される汚水をそのまま排水で きるよう公共下水道(汚水)の整備を進め、現在の市街化区域での整備率は約97.0% となっております。公共下水道が整備されていない区域においては、浄化槽で処理した 汚水を一般下水道管(雑排水管) 等に排水して新河岸川に流れています。 4 公共下水道(雨水)の経過 ・現在、公共下水道(雨水)計画に基づいて整備するには、雨水幹線や雨水処理区域内 の雨水管(補助幹線及び枝線)の整備をする必要があり、それには、多額の費用と長い 年月がかかるため、雨水管等の整備が遅れている状況であります。現在の雨水管の整備 率は、約14.6%となっております。 ・公共下水道(汚水)が整備された区域においては、今まで使用していた一般下水道管 (雑排水管)が雨水管としての役割をはたしております。また、区画整理事業地内につ いては、単独の雨水対策を実施していることから整備計画とおりの雨水管が整備されて おります。 5 浸水被害の状況 ・ヒートアイランド現象による都市型集中豪雨(ゲリラ豪雨)や台風等の大雨で浸水被 害が発生しています。浸水の要因としては、アスファルトやコンクリートで舗装され、 雨水を吸収することができないこと、雨水が低い土地へ到達する時間が短くなったこと、 計画している降水量を遥かに超える雨が降っていること、また、現在、雨水管として使 用している一般下水道管(雑排水管)で処理できる能力を超える流量の雨水が流入して くることなどから道路冠水や住宅地等で浸水が発生しております。 6 現在の対応 ・ふじみ野市は、雨水計画に基づいた整備をなかなか進められない状況であるため、 暫定整備として浸水被害が発生している箇所に浸透施設等を整備しています。現在市内 に41箇所の施設を設置しております。しかし、この施設は、川や雨水幹線に接続されて いないため、定期的な維持管理が必要であり、その管理も行き届いたものではありません。 7 今後の対応として ・公共下水道(雨水)計画に基づき、整備を進めていくことが必要でありますが、多額 な費用と長い年月がかかりますので、現在、管理している41箇所の浸透施設等の計画 的な維持管理のほか、新たに浸水被害が多大な箇所については、浸透施設を暫定的に整 備し、市内の浸水被害を減少させていきたいと考えております。 当市の浸水被害状況 遊水池・貯留施設・浸透井戸等の施設構造図 ふじみ野市雨水整備(当課の整備方針)