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「県連だより94号」を掲載しました(PDF 3.63MB)
県連だより
OITA CONSUMER S CO­OPERATIVE UNION
◆創立60周年記念式典
7月23日㈭ 16:30∼19:00
1.開会
司会 フリーアナウンサー 財 前 真由美さん
2.主催者あいさつ
会長理事 青 木 博 範 № 94
September 2015
〒870-0278 大分市青崎1-9-35
TEL 097-527-4056 FAX 097-527-4084
おおいたの生協
◆被ばく・終戦70年平和祈念企画
2015親子で考える平和のつどい
8月23日㈰ 13:00∼16:00
3.来賓あいさつ
大分県 知 事 広 瀬 勝 貞 氏
大分県議会 議 長 田 中 利 明 氏
日本生活協同組合連合会 会 長 浅 田 克 己 氏
大分県労働者福祉協議会 理事長 村 田 正 利 氏
4.大分県生活協同組合連合会60年の歩み
5.創立60周年記念植樹の目録贈呈
贈呈者 会長理事 青 木 博 範 受領者 福島県新地町 副町長 佐 藤 清 孝 氏
謝 辞 福島県新地町 副町長 佐 藤 清 孝 氏
6.鏡開き
7.乾 杯
大分県知事 広 瀬 勝 貞 氏
大分県議会議長 田 中 利 明 氏
大分市市長 佐 藤 樹一郎 氏
日本生活協同組合連合会会長 浅 田 克 己 氏
大分県労働者福祉協議会理事長 村 田 正 利 氏
大分県農業協同組合中央会専務理事 金 英 明 氏
大分県生活協同組合連合会顧問 小 野 弘 利 氏
会長理事 青 木 博 範 大分経済同友会代表幹事 福 島 知 克 氏
8.アトラクション 祝 舞
花柳流 鶴峰会
祝儀舞 「寿青梅波」…花柳鶴寿峰
「島田のブンブン」…花柳峰月城
9.万歳三唱 日本生活協同組合連合会九州地連運営委員会
議 長 梶 浦 孝 弘 氏
10.閉会あいさつ 大分県生活協同組合連合会理事 後 藤 哲 也
CONTENTS
●被害者救済・適格消費者団体として
(大分県消費者問題ネットワーク第9回総会開かれる) ………………………………………………………………2
●九州北部豪雨を想定した災害訓練に県連も参加…………3
●創立60年、さらに躍進の年に
(大分県生協連第62回通常総会開催報告)………………4
●マイナンバー法に関する学習会を開催……………………6
●県生協連創立60周年記念式典が開かれる…………………7
●ナガサキの想いを未来に
(原爆投下、そして終戦から今年で70年目の夏)………9
●被ばく・終戦70年祈念企画「第24回親子で考える平和のつどい」 …14
1.開 会 司会:大分県職員生協 下 城 利 恵
2.黙 祷
3.主催者あいさつ
大分県生活協同組合連合会 会長理事 青 木 博 範
4.平和の作文受賞者表彰
5.最優秀作品発表
玖珠町立北山田中学校 3年 秋 好 陽 介 さん
6.戦争体験談
日田市在住 吉 野 宗 男 氏
7.上演「トロイメライ ∼あの日の情景∼」 演劇集団 P-nuts
8.閉 会
OITA CO-OP TOPICS
生 活 協 同 組 合 コ ー プ お お い た………………………16
日 田 市 民 生 活 協 同 組 合………………………17
グリーンコープ生活協同組合おおいた………………………18
大 分 県 学 校 生 活 協 同 組 合………………………19
大 分 大 学 生 活 協 同 組 合………………………20
大 分 県 労 働 者 総 合 生 活 協 同 組 合………………………21
大 分 県 勤 労 者 医 療 生 活 協 同 組 合………………………22
大 分 県 医 療 生 活 協 同 組 合………………………23
被害者救済・適格消費者団体として
大分県消費者問題ネットワーク第9回総会開かれる
大分県消費者問題ネットワーク第9回通常総会が5月
27 日㈬に全労済「ソレイユ」において、会員である消
費者団体や弁護士、個人会員や賛助会員が出席して開催
されました。
総会は、理事の河津暁爾さんが総会司会となり開会あ
いさつ後に、元グリーンコープおおいた常務理事の松尾
菊恵さんが議長となって、総会は進められました。
最初に、井田雅貴理事長より「大分県消費者問題ネッ
トワークも設立以来8年を経過して、消費者団体として
の役割が広がってきています。先日、山口俊一内閣府特
命担当大臣から、消費者利益の擁護及び増進のための支援活動に積極的に尽力され顕著な功績
を挙げられたということから首相官邸での大臣表彰されたことを報告し、これも会員みなさん
の日頃のご協力とご支援の賜であり、今後も一層の使命を果たして行きます。」とあいさつが
あり、来賓として出席いただきました大分県生活環境部県民生活・男女参画課課長の塩田申子
さんより、
「大分県消費者問題ネットワークでは消費者の被害防止や救済のために、講演会や
研修会の開催、大分・別府における消費者被害 110 番の活動を行っており、その発展を期待さ
れます。また、県の委託事業など消費者行政の推進に努力されていることに感謝し、日々変化
している食の安全・安心、高齢者や若者を対象とした悪質商法がはびこるなど消費者問題は重
要な課題であり、適格消費者団体としての役割を果たしてもらいたい。今後、県としても共に
協力してゆきたい。」とあいさつ、引き続き、社団法人「大分県労働者福祉協議会」の吐合史
郎専務理事からごあいさつをいただき、大分県消費者生活・男女共同参画プラザ参事の藤田寿
美恵さんを紹介した後に議案審議に入りました。
第1号議案は、2014 年度事業報告及び会計収支決算承認を井田雅貴理事長が提案、川辺功
監事から監査報告があり、意見・質問も無く承認、第2号議案は、2015 年度事業計画及び会
計収支予算書を、井田雅貴理事長が提案、承認、第3号議案は、役員選任規約の設定について
岡田壮平理事が提案、条文の不足部分について意見があり、挿入することで承認、第4号議案
は、役員選任について亀井正照理事が提案、承認され、休憩後に、第1回理事会で理事長に井
田雅貴、副理事長に青木博範と大内眞弓が選任されたことを報告し、退任する監事の板井修一
さんと監事に就任する山村克己さんがあいさつしました。
最後に、理事の小野ヒサヱさんが閉会のあいさつを述べ、総会は終了しました。
2015 年度役員名簿
役職名
理 事 長
副理事長
副理事長
理
事
理
事
理
事
2
№94
2015.9
氏 名
井 田 雅 貴
青 木 博 範
大 内 眞 弓
小 野 ヒサヱ
亀 井 正 照
岡 田 壮 平
所属団体/役職
弁
護
士
大分県生活協同組合連合会会長理事
専 門 相 談 員
大分県生活学校運動推進協議会会長
弁
護
士
弁
護
士
役職名
理
事
理
事
理
事
監
事
監
事
調 査 士
氏 名
河 津 暁 爾
村 上 美佳子
児 玉 芳 子
山 村 克 己
川 辺 功
荷 宮 あおい
所属団体/役職
大分県勤労者医療生活協同組合専務理事
学 識 経 験 者
専 門 相 談 員
生活協同組合コープおおいた 常務理事
大分県学校生活協同組合専務理事
司
法
書
士
九州北部豪雨を想定した災害訓練に県連も参加
平成 27 年度の大分県の総合防災訓
練は、平成 27 年6月5日㈮と、6月
7日㈰の2日間に西部地区総合防災訓
練として行われました。
この訓練の想定は、九州北部に停滞
した前線に伴う集中豪雨により、県西
部で1時間 100㍉を超える雨量を観測。
各地区では、河川の氾濫、道路の寸断、
土砂崩れによる家屋の倒壊等が発生し
たことを想定し、集中豪雨や台風等の
大規模災害の発生に備え、防災関係機
関・団体・地域住民が一体となった実
践的な訓練をすることにより、地域住民の防災意識の高揚と防災知識・技能の向上、行政、防災
関係機関等の災害対処能力の向上と相互の連携強化を目的に実施されました。
訓練は、住民避難訓練等の徹底で、避難サイレン、防災サイン旗、緊急速報メール及び防災
行政無線等による避難情報等の伝達、避難経路、避難場所の確認、避難所開設、運営訓練、ボ
ランティアセンター開設、自主防災組織や防災士1等の活動。災害時における各種協定締結事
業者等の協力を得た訓練の実施、自治体と各防災関係機関との連携強化、映像伝送訓練の実施
であります。
県連関係では、大分県と協定している「災害時における生活必需物資の供給に関する協定」
に基づき、6月5日㈮に玖珠郡九重町栗野運動公園と九重町保健福祉センターで実施される訓
練で、午前9時 20 分、大分県防災危機管理室より、県連が指定した日田市民生活協同組合に
飲料水搬入の依頼を受け、日田市民生協では直ちに準備して、防災拠点に「災害緊急物資」の
横断幕を付けた車両で飲料水 240 本を搬入しました。
また、6月7日㈰に日田市大鶴地区での訓練では大鶴公民館に、午前9時 00 分、大分県防
災危機管理室より、日田市民生活協同
組合に飲料水搬入の依頼を受け、日田
市民生協では直ちに準備して、防災拠
点に飲料水 120 本を搬入しました。
こうした訓練に参加するのは3回目
であり、県行政の要望に応えることが
出来ました。
日田市民生協のみなさんにおかれま
してはご協力いただき感謝いたしま
す。
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3
創立 60 年、さらに躍進の年に
大分県生協連第 62 回通常総会開催報告
第 62 回県連通常総会はさる6月 25 日㈭に全労済「ソレイ
ユ」において、加盟生協から代議員 50 で出席代議員 46 名、
委任4名、県連役員 14 名が出席して開催されました。
総会は、田辺修理事が進行し、グリーンコープ生協おおい
たの塩月恵子さんが議長となり、最初に県生協連青木博範会
長理事より「今年は創立 60 周年を迎えることになりますが、
当初は津久見生協、臼杵生協、杵築生協で発足、その後、津
久見と杵築はコープおおいたになっておりますが、現在 12 生協で構成されており、2014 年度
は経営環境もきびしく、組合員数、事業高は前年を下回る結果となっています。組合員のくら
しを守る生協の砦となる連合会として、会員生協がますます発展するよう努めてゆきたいと思
います。新聞等の報道を見るとき、集団的自衛権を中心とした安保法制、沖縄基地問題等、県
連として発信することはできていませんが関心をもってもらいたい問題だと思います。8月
23 日には平和のつどいを開きます。組合員みなさんはもとより、多くの地域の方や子どもた
ちにも参加いただき、平和の尊さ、戦争の悲惨さについて考えてもらい、次世代に繋げること
が大切であります。県連は行政とも消費者問題、食の問題等で連携しており、審議会等での意
見や日頃からの意見交換をしながら、ご支援とご理解をいただいております。先般、生協ふく
しまの総代会に参加しましたが、県民は3月 11 日にならなければ報道されず、福島では、原
発事故で今でも多くの県民は避難生活を余儀なくされ、震災死亡者より関連死亡者が多くなっ
ていること、政府の復興予算との関連はありますが復興・復旧は被災者の生活では先がみえま
せん。県連としても引き続き被災者支援活動を続けて行きますのでみなさんのご協力、ご支援
をお願いします。県連も大分県と災害物資協定を結んでおり、先の九州北部豪雨では、災害の
あった日田市は日田市民生協が物資供給を会員生協をはじめ全国の生協の協力をいただいた募
金は県へ贈呈しました。災害は何時起こるかもしれません。災害について一緒に考えなければ
なりません。生協は消費者のよりよいくらしの実現のために今後とも協力してゆきたい。
」と
あいさつがありました。
引き続き、来賓として出席いただきました大分県生活環境部の諏訪義治部長から、「平素か
ら本県の消費者行政をはじめ県政全般にわたり、
ご支援、
ご協力を賜り、
厚くお礼申し上げます。
消費者を取り巻く環境はご案内のとおりいろいろな問題が起きており、高度成長化、国際化、
少子高齢化、社会環境の変化等、多様化している中で、連合会では 12 の会員生協でのさまざ
まな活動に支援をするなど連携強化の役割を担っています。また、大分県消費者団体連絡協議
会や大分県消費者問題ネットワークの事務局を担当し、消費
者の権利、相談等の活動を行っており、県としても消費者行
政を行う上にも重要なパートナーであると認識しておりま
す。ネットワークでは、消費者被害の防止、救済に努め、内
閣府特命大臣表彰を本年度に受賞し、その活動が評価された
ものであります。県におきましては、現在、消費者主役の社
会の実現をめざした第二次消費者基本計画では消費者教育の
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推進、啓発活動、地域での相談体制の充実を取り組んでおり
ますが本年度で終了し、来年度から第三次消費者基本計画を
策定するために議論を深めてゆきますが、これまでさまざま
なご意見をいただいております。最後に、連合会をはじめ会
員生協におかれましては、引き続き組合員の信頼に応えるべ
く安定した事業運営をめざし、行政や地域団体との連携を深
めていただき、今後とも地域社会の貢献を期待しています。
今後とも一層のご理解とご協力をお願いし、県生協連と会員生協のご活躍を祈念します。
」と
あいさつがあり、引き続き、大分県労働者福祉協議会の吐合史郎専務理事、日本生活協同組合
連合会九州地連の岡出洋次事務局長、小野弘利顧問からあいさつがあり、塩田申子大分県消費
生活・男女共同参画課長、木本有希子大分県消費生活・男女共同参画プラザ消費生活班主幹、
亀山哲顧問、足立勇一顧問については紹介があった後、河原伸明議事運営委員長より議事の進
行について提案があり、審議となりました。
第1号議案の 2014 年度の活動報告と決算報告、剰余金処
分案については太田専務理事より提案があり、江藤監事より
監査報告があって、全員異議なく承認、第2号議案の 2015
年度の活動計画と収支予算書については太田専務理事より提
案され、全員異議なく承認、第3号議案の監事監査規則の一
部改正について太田専務理事より提案され、全員異議なく承
認、第4号議案の役員報酬決定については青木会長理事より提案があり、全員異議なく承認、
第5号議案の役員選任補充については川辺功役員推薦委員会委員長より提案があり、全員異議
なく承認され、新旧役員あいさつで退任役員で那賀久資理事があいさつ、新任役員では、河野
建造理事と日野英俊理事のあいさつがありました。退任される方は、長年生協運動に活躍いた
だき、発展に多大な貢献をいただきましたことに感謝し、今後のご健勝を祈念申し上げます。
第6号議案の役員退任慰労金の件については太田専務理事より提案があり、全員異議なく承
認され、第7号議案の議案決議効力発生については太田専務理事より提案があり、全員異議な
く承認されました。その後、退任理事への感謝状の贈呈を行い、遅れてきた井田雅貴大分県消
費者問題ネットワーク理事長のごあいさつがあって総会は終了し、後藤哲也理事の閉会あいさ
つで閉めました。
2015 年度役員名簿
役職名
会長理事
専務理事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
理
事
監
事
監
事
氏 名
青 木 博 範
太 田 耕 作
後 藤 哲 也
佐 藤 慈 宣
川 辺 功
日 野 英 俊
南 絛 晃
河 野 建 造
河 原 伸 明
中 野 敦
河 津 暁 爾
田 辺 修
江 藤 隆 康
高 瀬 宏 一
所属生協/
生 活 協 同 組 合 コ ー プ お お い た 理 事 長
員
外
日 田 市 民 生 活 協 同 組 合 専 務 理 事
グリーンコープ生活協同組合おおいた専務理事
大 分 県 学 校 生 活 協 同 組 合 専 務 理 事
大 分 県 高 等 学 校 生 活 協 同 組 合 専 務 理 事 新任
大 分 大 学 生 活 協 同 組 合 専 務 理 事
大 分 県 職 員 消 費 生 活 協 同 組 合 専 務 理 事 新任
自治労大分県本部信用販売生活協同組合専務理事
大 分 県 労 働 者 総 合 生 活 協 同 組 合 専 務 理 事
大 分 県 勤 労 者 医 療 生 活 協 同 組 合 専 務 理 事
大 分 県 医 療 生 活 協 同 組 合 専 務 理 事
生 活 協 同 組 合 コ ー プ お お い た 専 務 理 事
大 分 県 学 校 生 活 協 同 組 合 常 務 理 事
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マイナンバー法に関する学習会を開催
大分県生協連では、2016 年1月
から実施されるマイナンバー法の
対応実務について学習するために
2015 年7月7日㈫に大分市の全労
済ソレイユ7階カトレアで、関係す
る会員生協の役職員 70 名が参加し
て、
「マイナンバー法に関する学習
会」を開催しました。
学習会は、はじめに青木博範県生
協連会長理事が「この学習会は、10
月に予定していた生協大会での講演
を計画していましたが、それでは遅いとの指摘もあり、本日の開催となりました。この課題は
総務や経理のみが知れば良いという問題ではなく、県連には各種の生協があり、45 万人の組
合員、1万人を超える従業員を管理することになります。年金機構のような事になることがあ
るので充分な準備をしなければなりません。実施は 2016 年1月からですが、その準備に時間
が必要であり、一回だけでは分かりにくいと思いますが、基礎的なものを勉強して、情報を共
有してほしい。」とあいさつがあり、講演となりました。
講演は、日本生活協同組合連合会総合運営本部会員支援部部長の宮部好広さんから、「マイ
ナンバー法の対応実務について」と題して話されました。
講演は、はじめにマイナンバー法とはじまり、制度の概要ではマイナンバー法ガイドライン
の適用対象と適用をうける場合、マイナンバー法と一般法(個人情報保護法)の適用範囲、特
定個人情報に関する保護措置(利用制限・安全管理措置・提供制限等)
、法人番号について、
委員会による監視、監督、罰則の強化が話され、固有用語の説明の後、対応の具体的な進め方
について、①プロジェクト推進体制の確立、スケジュールの確認、②個人番号に関連する業務
の範囲と担当者の明確化、③基本方針、取扱規程、手順の策定、④従業員教育・監督と監査に
ついて、⑤苦情等への対応と事故対応。取扱規程、手順書等の作成上踏まえるべきルール・留
意事項では、各段階のルールについ
て、①取得について、②利用につい
て、③保存と管理について、④提供
について、⑤削除・廃棄について、
その他のルールについては、①委託
について、
②開示等の対応について、
③保有個人データに関する事項の公
表について、④罰則について話され
ました。
6
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県生協連創立 60 周年記念式典が開かれる
大分県生活協同組合連合会創立 60 周年記念式
典が、2015 年7月 23 日㈭に大分市のレンブラン
トホテル大分の二豊の間で開催されました。
式典には、大分県知事をはじめ、国会議員、市
長、県議会議長、県議会議員、行政、経済界、友
好団体、九州各県生協連合会、歴代会長、会員生
協の理事長や総代の 155 名が参加して盛大に行わ
れました。
式典は、元TOSアナウンサーの財前真由美さ
んが総合司会となり、主催者を代表して青木博範
県生協連会長理事が「大分県知事をはじめ、会員以外の多くのみなさんにご参加いただき感謝
いたします。県連も 1955 年創立以来 60 年を迎え、消費者問題、食の安全・安心、環境や福
祉、子育て、少子高齢化問題、災害対策における物資供給、東日本大震災での被災者支援を取
り組んできましたが、これからも県連としての役割を果たしてゆきます。
」とあいさつがあり、
来賓あいさつでは、広瀬勝貞大分県知事が「生協の重要な社会的役割を発揮している。生協活
動に寄せられる期待は大きくなってくる。今後とも行政や関係団体と連携を強化して地域社会
に貢献してほしい。」と、田中利明大分県議会議長は「災害時における緊急物資の供給訓練へ
の参加、消費者保護や県民の安心・安全を確保する各種事業活動に熱心に取り組んでおり、期
待は高まっている。県議会としても消費者のための新たな訴訟制度の創設に係る意見書を国会
に提出するなど、今後とも消費者保護のために最大限の支援を行うとともに生協とも連携して
ゆきたい。
」と、浅田克己日本生協連合会会長が、
「福島をはじめとして被災地に寄り添う支援
に敬意を表する。創立 60 年という素晴らしい歴史を積み重ねてこられた。これからも地域に
根ざした活動をされ、未来に向かって一層力強く発展されることを祈念する。
」と、村田正利
大分県労働者福祉協議会理事長
が、「60 年の節目を契機に、所
期の目的である会員生協を支え
ながら、県内の協同組合間連携
を広げ、組合員と家族そして地
域のすべての生活者の幸福のた
めに、ますます発展されること
を祈念する。」とあいさつがあ
り、創立 60 年の歩みについて
記念誌で、続いて創立 60 周年
記念植樹の目録贈呈があり、青
木県連会長理事より、福島県新
地町の佐藤清孝副町長に 50 万
円の植樹苗木代として贈呈さ
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れ、副町長より「東日本大震災に対してみなさん方よりのご支援に感謝申し上げ、新地町は地
震と津波による被害はありましたが、原発による放射性物質による被害はなく、福島県ではい
ち早く復興・復旧が進んでいます。本日いただいた植樹について、沿岸部に造成される釣師防
災緑地に来年3月には植樹することになります。
」と謝辞が述べられました。
引き続き、鏡開きとなり、大分県知事をはじめ8名より樽が開き、福島知克大分経済同友会
代表幹事の乾杯の音頭で祝宴となりました。
祝宴では、
会員生協である大分県総合生協の職員とそのお母さんが名取である花柳流の祝舞、
「寿青梅波」
「島田のブンブン」を披露して、祝宴は盛会の中、梶浦孝弘日本生協連九州地連運
営委員会議長が万歳三唱の音頭で全員で三唱し、最後に後藤哲也大分県生協連理事が閉会のあ
いさつで式典は終わりました。
来賓ごあいさつをいただいた方々
大分県知事
広瀬 勝貞 氏
大分県議会議長
田中 利明 氏
日本生活協同組合連合会会長
浅田 克己 氏
大分県労働者福祉協議会理事長
村田 正利 氏
記念植樹の目録贈呈
大分県生活協同組合連合会会長理事 青木博範と福島県新地町副町長 佐藤清孝氏
会場の様子
8
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ナガサキの想いを未来に
∼原爆投下、そして終戦から今年で 70 年目の夏∼
長崎市長のメッセージ
「ピースアクションinナガサキ」を通して、戦争のない平和な社会の実現のために熱
心に活動を続けておられる皆様に心から敬意を表します。
1945 年8月9日 11 時2分、長崎は原子爆弾により破壊され、
一瞬にして街は廃墟と化し、
約 15 万人が死傷しました。現在も多くの方々が放射線の後障害に苦しんでいます。私た
ちは、70 年前の核、兵器による悲劇が二度と起こらないよう、被爆の実相を伝え、核兵
器廃絶を訴え続けてまいります。
これからも様々な場面で核兵器廃絶に向けた強い意志を発信していきましょう。
核兵器の恐怖は、決して被爆地だけの過去のものではなく、世界が抱える今と未来の問
題です。
これからも核兵器廃絶と恒久平和の実現に向けて、ともに歩み続けましょう。
2015 年8月
長崎市長 田上富久
毎年、日本生協連と長崎県生協連の主催する「ピー
スアクションinナガサキ」が、本年も8月7日∼8
日の2日間の日程で行われましたが、今年も大分より
生協組合員とその家族が参加しました。
この活動は生協県連の独自の取り組みと日本生協連
の取り組みを合わせて
行っているものです。
佐世保では米軍佐世保
基地を車窓から、「無窮
洞」では、第二次世界大戦中に宮村国民学校(現市立宮小学校)
の防空壕として、昭和 18 年から昭和 20 年8月 15 日の終戦の日
まで掘り続けられました。掘ったのは、高等部(今の中学)の生
徒たちでした。男子がツルハシで掘り進み、女子生徒がノミで仕
上げたといわれ、中は幅約5m、奥行き 20 m、生徒 500 人が避
難できる大きさ、避難中でも授業や生活できるように、教壇まで
備えた教室をはじめ、トイレや炊事場、食料倉庫、さらには天皇
の写真を奉ずる御真影部屋まで設けてあり、戦時下の時代背景を
知ることができました。
「無窮洞」とは、
「無限」
「終りのないさま」
№94
2015.9
9
という意を込めて、建造を計画した当時の校長が付けた名前であることを聞かされました。
その後、浦頭引き揚げ記念館を見学、この記念館は、終戦以後、昭和 20 年 10 月 14 日米軍
の上陸艇(LST)で韓国から揚陸したのをはじめ、その後、昭和 25 年4月まで中国や南方
諸島から引き上げてきた民間人や軍人が検疫所が浦頭にあったことから 1,396,468 人が祖国の
第一歩を刻まれたところで、当時の服装や生活用品、検疫所の生活や故郷への帰路の姿などの
写真や貨幣が展示されていました。
最後に、釜墓地に行き、引揚者の多くは栄養失調や下痢、皮膚病で上陸後に不帰の人となっ
た方、船中や戦地で亡くなられた方など 6000 人の御霊を祭ったところで、参加者全員で慰霊
碑に黙祷し、ご冥福を祈りました。初日はここで終わり宿泊地のハウステンボスに行き、懇親
や親子で一時のバカンスを楽しみました。
長崎では、平和公園や原爆落下中心地の碑と浦上天主堂遺壁等を視察する中で、生協組合員
や家族の祈りを込めた折り鶴を、慰霊塔等に捧げました。
引き続き、長崎原爆資料館を見学、「原爆投下前の長崎の街や風景、それが一瞬にして破壊
されたことを語る 11 時2分を指したままの時計の展示や、原爆投下直後の長崎の街の惨状を
再現し、原爆の恐ろしさを訴えるコーナーや熱線による被害、爆風による被害コーナー」など
を目前にし、身近で見ることができ、多くのものを知ること、学ぶことができました。最後に、
長崎市公会堂ホールで開かれた「ナガサキ虹のひろば」に参加しました。このひろばでは最初
に被爆で亡くなられた方々のご冥福をお祈り黙祷し、オープニングとして、長崎県波佐見町の
鹿山雷神太鼓ではじまり、主催者を代表して日本生協連会長が、来賓で長崎市長の田上富久市
長のあいさつがあって、1982 年、ニューヨークで開かれた第2回国連軍縮特別総会に被爆者
代表として初めて参加し、「ノーモア・ヒロシマ・ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ウォー・ノー
モア・ヒバクシャ」と訴えた山口仙二さんがその魂の軌道を音楽と語りで紡ぎ、2015 年4月
開催の核兵器不拡散条約再検討会議で被爆者による被爆体験の証言をした、長崎被災協の谷口
稜嘩会長とララコープの水町初江会長理事のリレートークがあり、子ども平和会議の広島・長
崎両議長によるアピール文の発表の後、フィナーレで被爆者歌う会「ひまわり」の会員 50 名、
平均年齢 77 歳、「核兵器廃絶、すべての戦争に反対」の立場で平和を合唱して終わりました。
このナガサキ行動で、70 年経った今でも忘れられない原爆の残酷さ、被爆直後の悲惨な状況
等辛い悲しい体験を私たちに伝え、行動を通じて、平和への願いを参加者全員で誓い合い帰路
につきました。
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学校生協参加者作文
今、平和への思いを新たに
中園 清純
私は情緒あふれる長崎の街が大好きです。八月七日は二十七回目の結婚記念日、妻とともに
四人の娘たちにも恵まれ、時に波風は立つものの、幸せな日々を過ごしてきています。妻と四
女とでピースアクションインナガサキに参加しました。折しも今年は戦後七十年、テレビ・新
聞等でも、そのことに関する企画が目白押しです。一方で、国会では安保関連法案が審議され
ており、日本が再び戦争にむかうのではと危惧されていて、人々の「戦争と平和」に対する関
心が非常に高まってきているように思います。
一日目、無窮洞を訪れ、戦時下にあっても子どもたちが自分たちの学ぶ場、つまり学校を自
身の手でつくったということに感銘を受けました。また、浦頭引揚記念平和公園では、初めの
うち私は引揚だから多少の不安は抱えつつも、この地をスタートにまた日本で新しい暮らしを
拓いていけるという安堵感や活気がみなぎっていただろうと想像していました。しかし、そこ
は、戦地で命を落とした人々、日本に着く前に船中で病気等により亡くなった人たちの遺体が
揚陸された地でもあったことを知り衝撃を受けました。二日目、平和公園・原爆資料館そして
虹のひろばでの学習をしていく中で、改めて戦争の悲惨さを知り、平和への思いを強くしまし
た。特に谷口稜嘩さんの生き方には胸が熱くなりました。資料館にある、背中一面が赤く焼け
ただれうつ状せになったままの少年の写真。私は写真から谷口さんはもう亡くなっているんだ
ろうと思い込んでいました。でもそうではありません。「まだ生きている」という心ないつぶ
やきを耳にしながらも、多くの差別の目を向けられながらも、原爆後遺症に苦しみながらも生
き続けています。核兵器廃絶のため世界中に出かけ、今年もまた、NPT再検討会議の開催さ
れたニューヨークへ行き、
「ノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ、ノーモアヒバクシャ、ノー
モアウォー」と訴えました。そして、虹のひろばでも。八月九日は家族で平和祈念式典をテレ
ビで見て黙とうもしましたが、そこにも谷口さんの姿があり、これまでとは違って「ナガサキ」
を近いものに感じました。
小学校四年生の娘には難しいところもあったと思いますが、人の話を聞き、その場に行き、
その物を見て、戦争の恐ろしさや平和の大切さを感じることができたようです。やはり「真実
を知る」ことが大切だと痛感しました。しっかりと学習をし、じっくりと考え、主体的に行動
していくことで平和を構築していけるものと思います。ピースアクションインナガサキを新た
な契機として、平和を希求し実現していくために多くの人々と連帯して行動をしていける一人
であり続けたいと考えています。終わりになりましたが、このような機会を与えてくださり心
遣いのお世話をしていただいた大分県生協連の方々、豊かな知見で詳しい案内をしてくださっ
たバスガイドさんに深く感謝致します。
長崎に平和学習に行って
中園 真香
私は、「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ウォー、ノーモア・ヒバクシャ」
という言葉に、心を動かされました。この言葉を聞いて、平和のために自分にできることをし
ていきたいと思いました。
後、ひばく者の方々に、
「かわいそう。
」と、人ごとにしておわらずに、
「自分の時代だったら、
生きていられただろうか。」などと、自分のことのように考えていくことが大切だと思いました。
長崎に行って
安部 みのり
旅行の日の朝になって、お父さんからこの旅行で長崎のことについて勉強することを知りま
した。バスの中は涼しかったけれど、外はとても暑かったです。
一日目に行ったところで一番心に残っているところは、無窮洞です。中に入るととても涼し
くて、私はうれしかったです。中は思ったよりも、広くて高いなあと思いました。教室や台所、
水飲み場があって、トイレもあったと言っていました。この大きなトンネルみたいなものを、
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小・中学生が掘ったと聞いてびっくりしました。その日の夜は、ハウステンボスに泊まりまし
た。とてもきれいで、アトラクションに乗って楽しかったです。
二日目の朝は、平和公園と原爆資料館に行きました。9日の式典のための準備をたくさんの
人がしていました。それに平和祈念像を見ました。右手、左手、左足が示しているものを教え
てもらいました。原爆の後、人々が水をほしがっていたということから、公園のいろんなとこ
ろに泉などがありました。人々がどんなに苦しかったのだろうかと思いました。原爆資料館に
行って、戦争や原爆のおそろしさが初めて分かりました。背中をやけどして、まっかになって
いる男の人や熱でとけて形が変わってしまったびんや建物にうつった、はしごのかげや、何も
なくなってしまった町など、びっくりするものばかりでした。
お昼ごはんの後、「虹のひろば」に行きました。
「ノーモア・ヒバクシャ」という、歌ったり
踊ったりしながら、戦争のおそろしさと平和の大切さを訴えるものでした。その後ニューヨー
クで核兵器廃絶を訴えてきた、谷口さんの話しや、子ども平和会議長によるアピール文を聞き
ました。9日の平和祈念式典では、谷口さんがお話をしていてびっくりしました。みんなの代
表となるような人の話を直接聞けたのは、とても良い経験となりました。
今度の長崎への旅行を通して、私が今までに勉強してきた平和授業が大切だということを改
めて感じることができました。これからは、もっとテレビなどで戦争のことについて知りたい
と思いました。
佐伯市立楠本小学校 宮﨑 真弓
私は、長崎には修学旅行の引率で何度も行ったことがありますが、今回は、戦後七十年とい
う節目の年であり、八月九日の前日だったことから、いつもとは違った雰囲気でした。平和式
典の準備、ノーベル平和賞の署名活動、多くの外国人等、平和公園周辺は緊張感が漂っていま
した。
今回のピースアクションで最も心に残ったのは、無窮洞です。無窮洞とは、戦時中、子ども
たちが二年間掘り続けた防空壕です。教壇・炊事場・倉庫・トイレまで備え、何百人もの人々
を収容できる大変立派なものでした。しかし、完成を目の前に終戦を迎え、この壕は役目を果
たすことができなかったことを知りました。
この壕を掘り続けた当時の人々の思いを考えると、
胸がしめつけられました。
また、国際子ども壁画展や、核兵器廃絶に向けた国際的な取り組みの発表等を見聞きする中
で、平和への願いを強く感じました。今回学んだことを、子どもたちに伝えていきたいと思い
ます。
「ノーモア・ヒバクシャ」
臼杵小学校 吉田 卓
若い人たちに戦争の悲惨さを語り伝えると、
「大変だったんですねぇ。
」と返ってくると言う。
その言葉は寂しい。団長の最初の言葉は私の心にも響きました。
まず、
「弓張岳」へ。運転手さんの見事なハンドルさばきにも驚かされましたが、展望台か
らの九十九島・佐世保市街地の眺めは素晴らしいものでした。多数の軍艦は異様でしたが。ま
た「無窮洞」では、教師と生徒で掘ったという鋭利に削られた巨大な防空壕に生きる力の結集
を目の当たりにし、戦争の理不尽さを感じました。
「虹のひろば」(長崎市民会館文化ホール)では、上条恒彦さんを招いての朗読劇「被爆者(山口仙二
さん)の魂の奇跡」に心打たれました。平和を願う出演者の熱い思いを共感することができました。
また、谷口稜嘩 ( すみてる ) さんの核兵器廃絶の訴え、
「核兵器残してはならぬ」の言葉を
ご本人の肉声でお聞きすることができ感動しました。
平和公園・原爆資料館の多数の折り鶴に、平和を願う多くの方々の思いを感じました。
武器で平和は守れない。対話と外交努力によって紛争を解決しようとすることが国際社会の
進むべき道であると信じます。
二日間、濃い学習ができました。
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ピースアクション in ナガサキに参加して
市浜小学校 佐藤 恵介
だんだんと停留所を通過するたびに乗り込んでくる人を見ていると何と家族連れの多いこと
か、これは以前生協がやっていた⃝⃝親子の旅だとやっと理解したのであった。ちょっと場違
いな二人連れがこのたびに紛れ込んだようであった。気を取り直して少しでもいろんな人にこ
の二日間で学んだことを還元できればと考えるようになった。
最初の見学地は車窓からの米軍佐世保基地の見学であったが、初めて見る基地はとても巨大で何
隻もの軍艦が停留されていた。これが有事になれば次々と出航するか敵の攻撃の的になるかと思う
とぞっとした。次は弓張展望所で眼下に先ほどの米軍基地が広がっていた。素晴らしい景色の中に
異様なものが邪魔しているようだった。次の見学地は無窮洞といって太平洋戦争中に旧国民学校の
生徒が掘った防空壕のことである。当時の校長の命令で岩盤に幅5m、奥行き19mと幅3m、奥行
き15mを掘り、空襲の時に600名が数回避難したそうである。長期戦を考え台所、便所、書類室ま
であったのには驚いた。戦時中、造船所に近いこともあり男は戦場に行っているので自分たちの命
は自分で守るためとはいえこの当時の様子が痛いほどよく理解できた。次の見学地は浦頭引揚記念
平和公園で名前の通り終戦後、海外からの引揚者を収容する施設跡にいった。無事に還ってきても
すぐには故郷へ帰れず、検疫とかで数日滞在したそうだ。帰国途中の船で亡くなった場合は次の見
学地である釜墓地に収容されたそうだ。無念の帰国となった人々に「もう二度と戦争は起こしませ
ん」と誓うのであった。この一日目のコースは、今まで全く知らないところだったので早速みんな
に広めようと、いやぜひとも語り継いでいかないといけないと思うのであった。
二日目は、平和公園・原爆爆心地・原爆資料館と修学旅行ではなじみのコースを周り、いよ
いよメインの「虹の広場」に参加して帰路についた。
二日間のピースアクションに参加して改めて全国生協連合が核兵器のない平和な世界を目指
しているというのを感じ取ることができた。政府自民党は、安全保障関連法案を衆議院通過さ
せ、今まさに参議院で審議し強行採決を目論んでいる。憲法9条をはじめとする平和憲法を守
るために安保法案廃案に向け微力ながら生協連とともに頑張っていきたいと思う。
コープおおいた参加者作文
「ピースアクションinナガサキ」に参加して思ったこと
4年 廣田 真治
ぼくはコープ大分のバス参加しました。戦争のことを見たり聞いたりするのでしっかり聞い
て戦争について知ろうと思いました。無窮洞は僕のような子どもが防空ごうをほった所でした。
中には教壇や台所、水のみ場があったので子どもが作ったとは思いませんでした。中は外より
も涼しいので中にカニがいたのでびっくりしました。
中に全校生徒の六百人も入れるそうです。
あとすごかったのは原爆資料館と平和祈念公園の平和祈念像です。両手を広げている所がすご
いなと思いました。次に原ばくしりょうかんに行きました。たくさんいたのは日本人ではなく、
外国人や中国人だったのがびっくりしました。原爆資料館は、おじさんのガイドにおしえてく
れました。さいしょにげんばくのおそろしさを書いた絵を見ました。書いた人の絵がうまいと
思いました。
「ピースアクションinナガサキ」にさんかして
伊藤 愛菜香
私は、生協のピースアクション in ナガサキに行きました。
旅行は、1泊2日で1日目は、むきゅう洞や引揚記念平和公園などに行き
ました。むきゅう洞は、小学生の子どもたちがほったぼうくうごうです。500
人が入る巨大なぼうくうごうでした。
小学生は、ばくだんにたえながらぼうくうごうをほったのは、すごいと思
いました。私は、ばくだんにたえながらぼうくうごうをほるなんてできない
からすごいと思いました。
次の日には、長さきでげんばくをおとされた所に行きました。平和公園では、平和祈念ぞう
があり、目の前で見るととても大きくて力強く平和をいのってるように見えました。こんどは、
せんそうせず仲よくげんばくを落とさないできょうりょくする世界になりますように。
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被ばく・終戦 70 年祈念企画
「第 24 回親子で考える平和のつどい」
県 生 協 連 で は、 8 月
23 日㈰に「第 24 回親子
で考える平和のつどい」
を、県内の生協組合員や
その家族、一般市民合わ
せて 400 名が参加して開
催されました。
今 年 は 被 ば く・ 終 戦
70 年の節目の年となり
ます。戦争体験者は年々
少なくなっており、記憶
の継承が大きな課題と
なっている今、私たちは
歴史から何を学び、どの
ように未来を描いていけるのか、戦争の悲惨さや、平和の大切さを後世につなぐために、
「親
子で考える平和のつどい」を企画して戦争体験者の聞き取りや体験談、組合員やその家族から
「戦争と平和について」の作文を募集して一冊の本にしました。最優秀作文の発表や体験者の
お話し、演劇を上演することにしました。
当日は、最初に開会行事が行われ、今年は被爆・終戦 70 年の節目の年であり、戦争で亡く
なられた方に黙祷を捧げて、開会となりました。
開会では、大分県職員消費生活協同組合の下城利恵さんが総合司会者となり、最初に青木博
範生協県連会長理事の主催者あいさつがあり、「戦争と平和について」の作文の表彰で、最優秀
には玖珠町立北山田中学校3年の秋吉陽介さんが選ばれ、優秀では大分県立大分上野丘高校2年
の小出美里さん他5名、佳作には大分大学3年の田下未彩希さん他8名が選ばれて表彰されまし
た。
引き続き、玖珠町立北山田中学校3年の秋吉陽介さんの「他人事ではなく」と題しての作文
の発表があり、作文では修学旅行で沖縄に行き、現状を見て、話を聞き、戦争遺跡を見学して、
戦争について、一人ひとりが他人事ではなく、自分の問題として考え、行動していくこと…そ
のことが平和な世界をつくることにつながっていくのだと思うと述べられていました。
その後、戦争体験者のお話しで日田市の吉野宗男さんが、幼い頃より終戦までずっと戦争の
真っ只中で生きてこられ、15 歳で横須賀の海軍対潜学校に入り、終戦の時は広島大竹の海軍
潜水学校で人間魚雷の勉強をさせられていた。こうした中での軍隊のきびしい姿をひしひしと
感じたことなど、吉野さんお手製の紙芝居をつかってお話しされました。
そして、演劇集団P−nuts(ピーナッツ)による「トロイメライ∼あの日の情景∼」の
上演となり、この劇は、太平洋戦争末期、大分県宇佐市柳ヶ浦にあった海軍航空隊は、本来の
教育訓練基地として機能を失い、特攻の最前線基地と化していた。人間爆弾「桜花」の搭乗員
として宇佐に配属された青年少尉藤枝は、ひょんなことから地元の食堂を営む一家と懇意にな
り、忘れかけていた家族の温もりをその家族に見出す。やがて藤枝は、その家族の娘と心を通
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わすようになる。やがて藤枝にも特攻命令が降りるが敵機襲来で乗り込むべき飛行機が破壊さ
れ出撃中止、その後、後輩を見送ることになった。戦況がきびしくなり空襲で心を通わせた人
を亡くし、機能しなくなった宇佐の航空隊を後にして、特攻出撃をするために鹿児島に向かい、
皆がほかの戦闘機での特攻を受け入れる中、藤枝は桜花での特攻にこだわる。愛する人を守り
たい、その一心で命を捧げようとした若者が守るべき者を失った時、あとはもう絶望を抱いて
飛ぶしかなかったというストーリーで演じられ多くの参加者が涙を流して、戦争の悲惨さ、哀
れさを感じた感動の観劇となりました。
グリーンコープ参加者作文
「平和のつどい」感想
碩田中学校3年 萩原 佳菜衣
私は、8月 23 日に行われた「親子で考える平和のつどい」に参加しました。特に印象に残っ
ているのは、トロイメライの演劇でした。今まで戦争についての授業を受けたり、平和の大切
さを考えることはありましたが、今回の劇が宇佐市ということで、大分県でも戦争による悲劇
や犠牲になった人がいたということを実感しました。そして、主人公の方を始めとして、当時
の人のように自分の思うように生きられないことは、とてもつらいことだと思いました。現在
は「明日戦争で死ぬかもしれない」と思うことはありませんが、もし自分がこの太平洋戦争の
時に生まれていたらとても耐えられないと感じました。
これからも平和な時代が続くように、
戦争のお話や本などを通じて戦争のことをもっと知り、
自分が出来ることを考えていきたいと思いました。
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TOPICS
障がい者就労支援・共同受注の拡大 業務協定式を行ないました
7月8日㈬
コープおおいたは、昨年 10 月に障がい者就労支援・
共同受注の拡大を目的とした業務提携を社会福祉法人別
府若葉会(別府市)と結び店舗の買い物カゴの洗浄等を
委託しています。今回、お墓の清掃事業を障がい者施設
に委託する取り組みを始めるにあたり、業務提携式を大
分県総合社会福祉会館で行いました。お墓の清掃事業は
社会福祉法人別府若葉会(別府市)が運営するメロディー
が窓口となり県内 16 施設が共同で受注します。
今年も福島県相馬郡の子どもたちが大分を満喫しました !!
(ふくしまっ子応援プロジェクトⅤ)
7月22日㈬∼26日㈰
福島原子力発電所の事故による放射線の問題で未だ日常
生活に様々な支障をきたしている福島県。夏休みを利用し
福島の子どもたちに大分を存分に満喫してもらおうと企画
した「ふくしまっ子応援プロジェクト」も今年で5回目と
なりました。今年もエフコープ生協(福岡県)が協力参加
し福岡での地引網体験や大刀洗平和記念館見学、大分では
城島高原パーク、大分マリーンパレス水族館
「うみたまご」
、
田ノ浦ビーチなどを楽しみました。台風の接近で開催当日
の天候が心配されましたが、好天に恵まれ予定どおりのス
ケジュールで進行することができました。
日田市民生協とコープおおいた日田センター合同企画
「第 21 回平和のつどい」を開催しました !!
パトリア日田にて戦争の悲惨さや命の尊さを語り継ぐ取
り組みとして「平和のつどい」を開催しました。今年で
21 回目となるこの取り組みは、日田市民生協とコープお
おいた日田センターの合同で開催しており、約 40 名の組
合員が出席しました。今年は台風の影響により、規模を縮
小しての開催となりました。慰霊塔に献花した後、式典を
行ない、遺族会連合会長の挨拶、参加者全員で黙祷の後、
主催者の代表らが遺族へ折り鶴を贈呈しました。実際に戦
争を体験した方の体験談や作文の朗読もありました。平和
の尊さを考える機会として平和のつどいを継続していくこ
との大切さを感じました。
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7月26日㈰
TOPICS
主な活動紹介
平和のつどい 平和活動の取組みとして、コープ
おおいた、遺族会、被団協の皆様と
ともに開催しています「平和のつど
い」も今年で第 21 回を迎えました。
慰霊と共に不戦、平和への誓いを新たに致しま
した。
環境保全 マイバッグ運動
1991 年より取り組みを開始した『マイバッグ
運動』ですが、多くの組合員の皆様のご理解とご
協力により、今年 2015 年7月には 88.0% を達成
いたしました。
よって、組合員との約束により現時点ではレジ
袋の有料化は実施いたしておりません。
組合員モニター試食会
2ヶ月に1回、15 名前後の組合員モニターさ
んによる試食会が店舗毎に開催されています。
商品はコープ商品・味と安全にこだわった農産
品、季節の水産品、全国のこだわり商品等々毎回
5∼7点の店長自慢の商品が試食され意見や評価
をいただき、それを仕入や売り場に日々反映させ
ております。
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TOPICS
「佐伯市キープ&ショップあい ・ りす」オープン
7月11日㈯
2015 年7月 11 日㈯、佐伯市城南町のカ
クイチタウンにて、県南センター待望の
キープ&ショップ「あい ・ りす」のグラン
ドオープンまつりを開催しました。県内で
4店舗目のキープ&ショップとなります。
まつり当日は朝から曇り空でしたが、何
とか雨にも降られることなく、店内もメー
カー出店ブースも多くの組合員や地域の方
でにぎわいました。今後もたくさんの組合
員さんの出会いの場となれるよう頑張って
いきます。
平和行進
2015年7月25日㈯、平和行進を行いまし
た。組合員や職員とその家族71人で"不戦"
のゼッケンを胸に「平和を守ろう!」「人
権を守ろう!」「平和憲法を守ろう!」
「いのち・くらし・未来を守ろう!」と市
民に呼びかけながら、大分市大手公園から
コンパルホールまで行進しました。
行進に先立って行った平和のつどいに
は、銀輪隊に参加する中学生3人から「戦
争のない世の中になるよう願いながら最後
まで頑張りたい。」
「自転車で長崎まで走り、
みんなに戦争をしてはいけないということ
を呼びかけたい。」「戦争や平和のことにつ
いて知ってもらいたい。」と力強い決意表
明が届きました。リレートークでは3人の
代表がそれぞれ平和憲法を順守することに
ふれ、「このままでは子どもたちが戦争に
行くことになってしまう。」「子どもは愛そ
のもの、この子たちに平和な未来を残して
あげたい。」と母親の立場から平和への思
いを訴えました。
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7月25日㈯
TOPICS
「2015 親子で考える平和のつどい」
8月23日㈰コンパルホール1階文化ホールにて、大分
県生活協同組合連合会主催の2015親子で考える平和のつ
どいが開催されました。今年は、被ばく・終戦70年平和祈
念事業として、太平洋戦争末期の宇佐海軍航空隊を舞台と
した演劇『トロイメライ』の観劇と、先に募集した平和作
文入選作品の表彰を行いました。開会挨拶の後、寄せられ
た116作品より選考された、最優秀作品1点・優秀作品6
点・佳作9点計16作品の表彰と、最優秀作品に選ばれた、
玖珠町立北山田中学校3年 秋好陽介さんの『「他人事」
ではなく』を朗読し、参加者に紹介しました。作品の内容
は、修学旅行で沖縄に行った時の体験を通して、戦争を知
り平和について感じたことが十分伝わる内容のすばらしい
作品でした。
その後、演劇集団 P -nuts による演劇「トロイメラ
イ あの日の情景 」を上演。大戦末期、特攻の最前線基
地となった宇佐海軍航空隊に特攻兵器「桜花」の乗員とし
て配属された青年少尉藤枝と食堂を営む一家の物語。いつ
来るかわからない「死ぬための出撃命令」を待つ日々の恐
ろしさ、民間人を巻き込む戦争の悲惨さと、特攻で死んで
いった多くの若い命について考えさせられる作品でした。
劇の感想などをとおして、家族であらためて平和について
考えるきっかけとなる1日となりました。
8月23日㈰
主催:大分県生活協同組合連合会
平和作文募集にご協力いただきありがとうございました。大分県生活協同組合連合会では、今回、ご
応募頂いた「戦争体験談」や、
「戦争と平和について」の作文を後世に残すために文集を作成し後世に残
します。作成した文集は応募者全員にお配りいたしますので、いましばらくお待ち下さい。
∼平和作文入選者紹介∼
ご応募頂いた 60 作品より入選された方 12 名を紹介致します。おめでとうございます!
最優秀賞 北山田中学校 3年 秋好 陽介さん
優秀賞
大分上野丘高校 2年 小出 美里 さん
臼杵市立東中学校 3年 植山 和泉 さん
佐伯市立西浦小学校 6年 磯貝 恵里子 さん
臼杵市立川登小学校 5年 廣田 桃子 さん
中津市立小楠小学校 3年 高松 さくら さん
佳 作
中津市立耶馬渓中学校 3年 太田 りお さん
豊後大野市立三重東小学校 6年 伊東 あきら さん
臼杵市立川登小学校 5年 仲野 彩香 さん
臼杵市立下ノ江小学校 4年 佐藤 岳翔 さん
大分市立滝尾小学校 3年 松原 拓音 さん
宇佐市立豊川小学校 3年 辛島 果歩 さん
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TOPICS
「健康フェスタ」開催
7月7日㈫∼8日㈬
学生の皆さんに自分の体の状態を知ってもらうことで、病気
などの予防につなげて欲しいという思いで年2回実施していま
す。今年度初めての健康フェスタを7月7、8日に開催しまし
た。
今回の内容は、体脂肪率チェック、肌水分チェック、アルコー
ルパッチテスト、血圧測定、握力測定、そして食生活相談でした。
自転車無料点検実施
7月9日㈭∼10日㈮
多くの大学生が自転車で通学しています。そんな中には自転車の整備不良による事故やけが
をする学生さんもみられます。そういった事故を未然に防ごうという事で自転車無料点検を実
施しました。7月9、10 日の2日間で 50 台の申込がありました。そのうちブレーキ調整 19 台、
チェーン調整5台、タイヤパンク修理3台、ブレーキワイヤ交換1台を実施しました。
同時に共済加入チェックを行い、加入者や問い合わせいただいた方には粗品をお渡しして、
自分が共済に加入しているのかどうか再確認をしてもらいました。
留学生とホストファミリーの交流会
5月24日㈰
大分大学生協では大分大学と協力して、年に2回大分大学の
留学生のホームビジット、ショートホームステイの取り組みを
行っています。今年も「ホームステイに行ってみたいがちょっ
と不安」という留学生の為に留学生と留学生を受け入れてみた
いという日本の方の交流会を5月 24 日に実施しました。
留学生 20 名、ホストファミリー4家族9名の 29 人が参加し
また、留学生とホストファミリーの方との色々な意見交換も出来ました。ホストファミリーの
方からは、
「はじめて参加したが、良い留学生ばかりでとても楽しかった。
」
「大分市内から離
れているが、来てくれる留学生がいればぜひ受け入れたい。
」などの感想もいただいています。
留学生からは「色んな日本人の家族と触れ合えて良かった」「良い経験ができ、楽しい時間を
過ごせた」という感想がありました。
「朝活」を開催
4月20日㈪∼24日㈮・7月13日㈪∼17日㈮
昨年に続き「朝活」という企画を4月20日から24日と7月13日か
ら17日の2回実施しました。生協食堂は朝8時から営業している
のですが、一人で食事をとられている方も多くみられます。せっ
かくなので、普段出さないメニューを出して朝食をもっと多くの
人に利用してもらおうという企画です。1日限定の食数でしたが
毎日完売しました。10月以降も定期的に実施していく予定です。
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TOPICS
住宅事業について
【分譲部門】
大分市寒田「藤の香通り」(34区画)は完売となり
ました。
大在地区では、新規分譲地「あすみの丘」(販売区画
数26区画)を2015年7月25日より販売しています。
造成工事については、2016年2月末日完成予定です。
また、大分市政所で分譲モデルハウスを同時建築中
です。大在地区にて住宅購入をご検討の方は、一度お
問い合わせください。
【リフォーム部門】
大分市政所分譲モデルハウス 2015 年 11 月完成予定
戸建住宅の外壁や屋根の葺き替え、キッチンやお風
呂などさまざまなリフォームを扱っています。
お客様のご希望に合ったプランのご提案をさせていただきます。
旅行センターについて
◇「レゾネイトクラブくじゅう」宿泊プラン
【2015 年 10 月1日(木)∼ 2016 年3月 31 日(木)まで】
1泊2食付 12,800 円から
<お得なポイント> ・60 分貸切湯無料(要予約)
・1部屋2名様も同料金
・休前日利用でも 1,000 円UPのみ
◇「JALで行くアクセス東京」
往復航空券と宿泊の東京パック旅行です。 組合員特典の 3,000 円旅行券付です。
◇「忘新年会プラン」
【2015 年 11 月∼ 2016 年2月 29 日まで】
別府市内旅館・ホテル、大分市内ホテル、居酒屋関係の手配もしています。
幹事さんのご要望に沿ったさまざまな施設のご提案をいたします。
◇大分市内・別府市内宿泊プラン
【2015 年4月1日(水)∼ 2016 年3月 31 日(木)まで】
大分市内、別府市内での会議、懇親会後の宿泊として皆様にご利用いただいています。
大分市内:8施設 別府市内:5施設を設定
総合生協中央パーキングについて
【時間貸し料金】
・昼間(8時∼18時)45分100円 昼間最大800円
・夜間(18時∼8時)60分100円 夜間最大500円
【お得なプリペイドカード】
・10,000円券を7,200円で販売 ・5,000円券を4,200円で販売
*おさるのマーク、「大分市中心市街地共通駐車券」の加盟駐車場です。
全労済ソレイユでの会議や大分市中心部商店街でのお買い物の際は是非ご利用下さい。
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TOPICS
「第 34 回通常総代会」を開催
6月27日㈰
6月 27 日、第 34 回通常総代会が開催さ
れました。冒頭の挨拶で山本理事長は、
「今
の日本はかつてないほど危険な領域に進も
うとしている。平和を守るということは、
苦しい事や感情的に納得できないことも大
いにあるということを覚悟しなければなら
ない。だからこそ本質を見抜き、正しい選
択を貫くことが、国民にとってかつてなく
大きな意味を持っていることを自覚しよ
う。」と呼びかけました。
また、
「これからも、ここに医療生協が
あってよかったと言っていただけるような活動を確信を持ってやり遂げていきたい。」と決意
を示しました。
議事では、2014 年度の事業・決算報告、2015 年度の活動方針・予算案等原案通り承認され
ました。
「則行ドクターの外来通信 Part 3」
大分協和病院では月1回「神経内科・リハビリテーション科外来通信」を発行しています。
その一部をご紹介します。
「飲むヒアルロン酸」は膝の痛みに効くのか?
ここで商品名は出しませんが、最近「飲むヒアルロン酸」はテレビや新聞の通販などで大人
気のようです。ヒアルロン酸は、関節軟骨や皮膚などに弾力を持たせる非常に大切な物質です
が、残念ながら老化と共に体内から次第に減っていきます。これを補うためにヒアルロン酸を
飲もうというわけですが、口から飲んだヒアルロン酸が膝の関節内に移行することについては、
残念ながら医学的にはまったく説明がつきません。それじゃあ、ぜんぜん意味のないものかと
思ってしまいますが、知り合いの整形外科医によりますと、十人中三人くらいはヒアルロン酸
を飲みはじめてから膝の調子がよくなり、痛みが以前より軽くなって歩きがスムーズになって
いたので驚いたとのことでした。となりますと、まず一ヵ月(から二ヵ月)くらいこれを服用
してみて状況が変わらなければ、スパッとあきらめる使い方が賢いということになるのでしょ
うか?この点は医者によっても考え方はさまざまです。
(文・神経内科 則行 英樹)
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№94
2015.9
TOPICS
国民平和大行進に参加
7月2日㈭∼14日㈫
1958 年から、原水爆禁止を訴えな
がら始まった国民平和大行進。今年は
「被爆 70 年を転換期に・核兵器のない
平和で公正な世界を」をスローガンに、
大分県内 13 日間、職員・組合員が医
療生協の旗を掲げて行進しました。大
分県では全体として昨年を上回る参加
者でした。
7月3日と4日の津久見市では、県
内最高齢となる 94 歳の組合員さんも
元気に行進しました。また、6日と7
日の大分市の行進では、支部の組合員さんたちが、おにぎりや漬物、果物、パンの差し入れを
して行進者を激励しました。12 日の観光客あふれる湯布院では、行進の中に観光客が入り一
緒に行進する場面もありました。
家の中や家の中から出てきて手を振り「がんばって」
「ごくろうさま」と声をかけてくださっ
たり、
「ガンバレー」との子どもたちからの声援もあり元気をもらいながらの行進になりました。
「九州沖縄ブロック組合員交流研修会」in 久留米に参加
7月9日㈭∼10日㈮
7月9日∼ 10 日の2日間、日本医
療福祉生協連・九州沖縄ブロック組合
員交流研修会が、ホテルニュープラザ
久留米(久留米市)で開催されました。
沖縄・鹿児島・宮崎・佐賀などから
全体で9生協、約 371 名の組合員が、
大分県医療生協からは 33 名の組合員
と職員2名が参加しました。
1日目は午後から開始となり、馬奈
木昭雄弁護士の『たたかい続けるとい
うこと』の講演会がありました。戦争
への道を選ぶという事は、人権を重んじない、人を大切にしない、権利を大事にしないという
考えの上に立っていることであり、戦争にいい戦争はないと熱く語られました。
2日目は「健康づくり」「組織づくり」「社保平和」「助け合いボランティア」といった分科
会に分かれて研修があり、各県の活動などを交流し合いました。
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2014 年度第8回理事会報告
1.日 時 2015年6月3日㈬ 13時00分∼13時50分
2.会 場 大分市中央町 全労済「ソレイユ」7F ローズ
3.出席者 理事総数13名中、7名出席 監事総数2名中、2名出席
議 題
4.議 事
<報告事項> 5/13 第7回理事会
20 第6回県連組織委員会
大分県西部地区総合防災訓練第1回実行委員会
24 大分健生病院新館竣工祝賀会
27 第9回大分県消費者問題ネットワーク通常総会
大分大学生協総代会
28 第7回大分県労働者福祉協議会通常総会
第1回地球温暖化対策おおいた市民会議
29 日田市民生協総代会
<審議事項> 第1号議案 第62回通常総会議案最終案について
第2号議案 第62回通常総会当日の役割について
第3号議案 マイナンバー法の学習会の開催について
第4号議案 創立60周年記念式典の開催時間の変更について
第5号議案 役員退任慰労金の支給について
5.その他 1.2014年度第7回県連理事会議事録
2.2015年度損益計算書(4月∼5月)
2015 年度第1回理事会報告
1.日 時 2015年7月7日㈫ 13時00分∼14時30分
2.会 場 大分市中央町 全労済「ソレイユ」7F ローズ
3.出席者 理事総数12名中、11名出席 監事総数2名中、2名出席
議 題
4.議 事
<報告事項> 6/3 第8回理事会
9 グリーンコープおおいた通常総代会
自治労信販生協通常総代会
10 大分県職員生協通常総代会
11 第3回戦争と平和作文集編集委員会
12 第65回日本生活協同組合連合会通常総会
13 大分県医療生協通常総代会
大分県高校生協通常総代会
21 大分県福祉生協通常総代会
23 コープおおいた通常総代会
大分県学校生協通常総代会
25 第62回県生協連通常総会
27 大分県勤労者医療生協通常総代会
<審議事項> 第1号議案 第25回県議会議員との懇談会について
第2号議案 会員生協監事研修会の開催について
第3号議案 県連役員視察研修ついて
<協議事項> 第4号議案 県行政への要望書の提出について
第5号議案 創立60周年記念式典について
第6号議案 親子で考える平和のつどいについて
5.その他 1.2014年度第8回県連理事会議事録
2.2015年度損益計算書(4月∼6月)
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