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2012年冬号マイコプラズマ肺炎、肺炎クラミジア
MEDICAL NEWS 2012 冬号 寒い冬がやってきますね。この時期は感染症も流行しやすく、日ごろの予防が大切になってきます。 MEDICAL NEWS では、医療情報や家庭での看護などを中心に掲載しております。今回は冬に多く流行す る「マイコプラズマ肺炎、肺炎クラミジア」について掲載いたします。 ☆マイコプラズマ肺炎とは マイコプラズマ・ニューモニアという、ウィルスと細菌の中間のような病原体によって起こる肺炎です。 潜伏期間は、2~3 週間と言われています。最初は風邪という診断をされることも多く、マイコプラズマ肺 炎の場合、 風邪の治療を続けても、なかなか症状が改善しません。微熱から高熱などさまざまな熱で発症 し、徐々に痰のからんだ咳が出現し、増強します。咳が持続しても全身状態はあまり侵されないことが多く、 登園・登校を続けてしまい、クラスなどで感染が広まることがあります。飛沫感染(咳、くしゃみなど)で、 感染力が強いので、 家族内感染も多い病気です。最終的にしつこい咳症状で受診される患者さんが多いで す。レントゲン写真を撮ると、 肺に影が映ります。症状や血液検査(マイコプラズマ抗体を測定)から、 より正確な診断ができるようになってきています。 治療はマイコプラズマに適応の抗生物質が処方されます。(※残っていた抗生剤をむやみに飲まないよう にしましょう。)最近、流行しているものは、抗生物質が効きにくくなっているようです。咳症状がひどく、 眠れない方には症状を抑える咳を鎮める薬も処方されます。こうした薬が処方された場合、自分でよくなった と思っても勝手に飲むのをやめず、指示がある期間は内服しましょう。ぶり返すことがあります。 ☆肺炎クラミジア(クラミジア・ニューモニエ)とは 咳による飛沫感染により、発症します。潜伏期間は、3~4 週間(2~4 週間)で、微熱、鼻汁、咳、咽 頭痛、声がれなどの症状が現れます。肺炎クラミジアによる肺炎は、マイコプラズマ肺炎と、症状が似てい るので区別が難しいです。治療は、マイコプラズマの時と同じ系統の抗生物質が処方されます。長引く咳症 状がある方は、こじらす前にご相談ください。 ☆お知らせ ・12/1(土)午前診療はお休みです。 午後 2 時~3 時 特別外来(ワクチンなど)(アレルギー科診療はお休み)・午後 3 時~5 時 小児外来 ・インフルエンザワクチン接種は 12 月末で終了致します。 ・12/8(土)15:30~16:30 ファミリーコンサート(クリスマス) 要予約 無料 クラリネット 瀬戸和夫さん、コントラバス 榊原利修さん、マリンバ 石田まり子さんによる演奏 ・年末年始の診療予定 12 月 25 日(火) 12 月 26 日(水) 12 月 27 日(木) 9:00~ 12:00 14:00~ 15:30 16:00~ 18:30 小児科のみ 休診 休診 1 月 4 日(金) アレルギー科・ 小児科 アレルギー科・ 12 月 28 日 アレルギー科・ 小児科 小児科 特別外来 特別外来 (ワクチンなど) (ワクチンなど) アレルギー科・ 小児科 16:00~17:00 小児科 ~1 月 3 日 特別外来 (ワクチンなど) 休診 アレルギー科・ 小児科 一社アレルギー科・こどもクリニック