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平成 24 年度 ポストドクター・キャリア開発事業 審査要領 文部科学省
平成 24 年度 ポストドクター・キャリア開発事業 (旧ポストドクター・インターンシップ推進事業) 審査要領 文部科学省 科学技術・学術政策局 平成 24 年1月 < 目 次 > 1.審査体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 2.審査方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (1)書面審査 (2)書面審査後の合議審査 (3)面接審査 (4)面接審査後の合議審査 (5)選定機関の決定 3.審査の観点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (1)キャリア開発支援システム (2)中間時(3年目)の目標及び実施期間終了後(5年後)の目標 (3)申請機関 4.その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 (1)審査の開示・非開示 (2)委員の遵守事項 2 1.審査体制 有識者等によって構成されるポストドクター・キャリア開発事業委員会(以下「事業 委員会」という。)を(独)科学技術振興機構に設置し、審査を付託します。 ポストドクター・キャリア開発事業の審査は、事業委員会各委員による書面審査及び 必要に応じて行う面接審査とその後の委員の合議により行います。 選定機関は、文部科学省において事業委員会の審査結果を踏まえ決定します。 2.審査方法 (1)書面審査 ・書面審査は、事業委員会委員(以下「委員」という。)が申請のあった機関から提 出された申請書に基づき、後述の「3.審査の観点」について審査を行い採点しま す。 ・委員は審査に必要な場合、追加資料の提出を求めることができることとします。 (2)書面審査後の合議審査 ・書面審査の結果を踏まえ、委員の合議結果に基づき面接審査の対象とする機関を選 定します。 ・書面審査において、委員の合議により面接審査を行う必要はないとされた機関につ いては、面接審査を行うことなく選定候補とすることがあります。 (3)面接審査 ・面接審査は、機関が必要に応じてプレゼンテーションを行い、その後質疑応答を行 うこととします。 ・委員は、面接審査に対し、後述の「3.審査の観点」について審査を行い採点しま す。 (4)面接審査後の合議審査 ・面接審査の結果に基づき、委員が合議を行い、選定候補を決定します。 ・事業委員会は、申請書の内容修正を条件として選定候補とすることができることと します。 (5)選定機関の決定 事業委員会の審査結果を踏まえ文部科学省において決定します。 3.審査の観点 (1)キャリア開発支援システム ①共通事項 ・企業等からのニーズや提案を積極的に取り入れ、企業等の積極的な参画を促し、協 働した取組内容になっているか。 3 ・講義、企業人との交流会や長期インターンシップについては、産業界などの実社会 のニーズを踏まえ、幅広い知見・経験、発想力、独創的な課題設定・解決能力、コ ミュニケーション能力等、多様な能力の養成が可能な内容になっているか。 ・より多くのポストドクターや博士課程(後期)学生が対象となるなど、高い費用対 効果が見込まれるか。 ・新たなキャリアパスを開拓し、就職受入企業等数の拡大を目指した取組になってい るか。 ・企業との連携が比較的少なく、ポストドクターが多い分野(理学・農学等)を重視 した取組となっているか ②長期インターンシップ ・長期インターンシップについては、派遣するポストドクターの選抜や派遣期間中の 質の管理を厳格に行う仕組みになっているか。 ・長期インターンシップに派遣するポストドクターの選抜方法は、ⓐ意欲と能力を多 面的に評価し、実施機関外の第三者を関与させるなど客観的・透明な選抜方法にな っているか、ⓑポストドクター在職期間が短い者が不利にならないような選抜基準 になっているか。 ・派遣するポストドクターの人件費について、企業負担を求める取組になっているか。 ③指導教員や研究主宰者(PI)の意識啓発 ・意識啓発の内容や手法は、ポストドクターや博士課程(後期)学生の進路支援の必 要性と意義について、理解を深めることができる効果的なものとなっているか。 ④その他のキャリアパス多様化のための取組 ・上記①~③の取組の他、ポストドクターや博士課程(後期)学生の多様なキャリア パス確保を支援するための取組は、企業の人事担当者、ポストドクターや博士課程 (後期)学生の意識改革を促し、新たなキャリアパス開拓や企業等就職者数の拡大 に資する効果的な取組となっているか。 ⑤センター機能の構築 ・実施機関は、研究部門だけではなく、管理部門、教務部門等、機関全体として取り 組むことができるセンターの体制となっているか。 ・総括責任者は、キャリア開発支援システム構築のために必要な権限と責任を有し、 リーダーシップを発揮できる体制となっているか。 ⑥他機関との連携体制の構築 ・共同実施機関それぞれの役割が明確になっているか。また、共同実施機関の連携と 実効性を十分確保できる体制が整っているか。 (2)中間時(3年目)の目標及び実施期間終了後(5年後)の目標 4 ・目標値は実施機関の現状に鑑みて実現可能なものであるか。 ・実施機関において、実施期間終了後、構築したキャリア開発支援システムを自立的 に維持し、大学院博士課程の教育課程や研究機関の研修システムに組み込まれる等 の継続しうる明確な計画があるか。 (3)申請機関 ・ポストドクターや博士課程(後期)学生の在籍者数が多く、キャリア開発支援シス テムの構築の必要性が高い機関か。 4.その他 (1)審査の開示・非開示 ・事業委員会の会議及び会議資料については、非公開とします。 ・選定の途中経過についての問い合わせには応じられません。 ・審査結果については、選定する機関を決定した後、ホームページ等により公表しま す。 ・委員の氏名については、各年度における審査及び評価が終了した時点で公表します。 (2)委員の遵守事項 ①利害関係者の排除 ・申請された取組と利害関係がある委員は、事務局にその旨申し出ることとし、当 該申請の審査に加わることができないこととします。また、当該申請の採否の議 決にも加わらないこととします。 <利害関係の範囲> ・委員が参加者となっている場合 ・委員と親族関係にあるものが参加者となっている場合 ・委員が実施機関又は企業等の役員、職員、教員等において専任又は兼任として在 職(就任予定を含む。)している場合 ・委員が中立・公正に審査を行うことが難しいと自ら判断する場合 ②秘密保持 ・委員は、審査の過程で知り得た個人情報及び申請機関の審査内容に係る情報につ いては、外部に漏洩してはなりません。また、委員として取得した情報(申請書 類等の各種資料を含む)は、厳重に管理しなければなりません。 5