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大規模集客施設の用途上可分不可分の判断については
小田原市建築指導課審査係 24- 24-14 (様式1) 該当法令 表 大規模集客施設の用途上可分不可分の取扱いについて 法第48 法第48条 48条 題 制定日 制定日 H24.10 H24.10. 10.25 大規模集客施設の用途上可分不可分の判断については、機能上の関連性(利用形態)により判断する。 建築物の用途面での機能上の関連性とは、単に、複数建物それぞれが単独で成立し得るか否かの 判断のみならず、建物間での回遊性・連絡性、駐車場等の施設の共有の有無等も、その判断要素に 含まれているものであり、個別事案に照らして総合的に判断する。 ■解説 ショッピングモールのように、床面積が1万㎡以下の集客施設を複数棟建築する場合であって、 例えば、2棟以上の集客施設が駐車場等の施設を共用することで一体的な利用がされる場合等、個 別の事案の利用形態等からみて用途上不可分の関係にある場合には、これら2以上の建築物の床面 積の合計により判断し、これが1万㎡を超える場合には立地制限が適用されることになります。 【機能上の関連性(利用形態)の判断要素】 (1) 所有形態 ・土地・建物の所有者の同一性。同一の会社(グループ会社)が所有・経営している等。 (2) 機能上の関連性 ① 管理形態 ・同一の会社が複数の施設を一体的に管理・運営しているか否か等。 ② 回遊性の有無等 ・職員・スタッフの建物間の行き来の有無、回遊性の有無(庇の設置、通路の配置、外向きトイレの有無等。) 、利 用者の同一性の有無(客の登録による管理等。 )等。 ③ 駐車場の共有 ・駐車施設等の共同利用の有無(駐車場の出入口、数、各店舗の出入口との関係、駐車場内の車路の設定状況。 )等。 (3) その他 ① 集団規定 ・敷地分割した場合、それぞれの敷地で集団規定(接道、建ぺい率・容積率、形態規制等。)を満たしているか(一 団地認定の場合を除く。 )、避難動線・経路が独立しているか等。 ② 物理的状況 ・敷地境界にフェンスを張る、敷地間の高低差の有無等、敷地の物理的状況等。 ③ その他 ・事業計画の一体性、開発許可による一体開発の有無、用途転換の容易性、申請時期等。 【大規模集客施設に該当するもの】 (1) 劇場、映画館、演芸場、観覧場等(客席部分が1万㎡を超えるもの。) (2) 店舗、飲食店、遊技場、勝馬投票券発売所、場外車券売場等(売場等のほか、通路、バックヤード等を含み、その用 途部分の床面積1万㎡を超えるもの。駐車場は含まない。) ■参考 ・ 都市の秩序ある整備を図るための都市計画法等の一部を改正する法律による都市計画法及び建築基準法の一部改正について(平成18年11月6日 国都計第82号 国住街第161号) ・ 日本建築行政会議全国会議部会検討結果報告(平成18年度、平成19年度) ・ 大規模小売店舗立地法についての質問及び回答集(平成15年2月 経済産業省)