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業種別コンサルティング 解体新書 (第1版)

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業種別コンサルティング 解体新書 (第1版)
業種別コンサルティング
解体新書
(第1版)
※注意※
本資料は、経営支援の専門家としての知識・技能の向上を目的とした資
料です。当目的以外の利用や、ご本人以外の方の閲覧は堅く禁止します。
「業種別」コンサルティング解体新書講座
■業種別コンサルティング「解体新書」目次
○建設業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1頁
○食品製造業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 頁
○パルプ・紙・紙加工製造業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 頁
○印刷・同関連業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29 頁
○プラスチック製品製造業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 頁
○ゴム製品製造業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42 頁
○金属製品製造業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 頁
○電気機械器具製造業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 頁
○生産用機械器具製造業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60 頁
○輸送用機械器具製造業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65 頁
○情報サービス業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70 頁
○運輸に附帯するサービス業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76 頁
○各種商品卸売業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80 頁
○洗濯・理容・美容・浴場業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83 頁
○その他の生活関連サービス業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90 頁
○不動産管理業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93 頁
○医療業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97 頁
若杉公認会計士事務所・株式会社メディカルプロフィット All Rights Reserved<1>
※受講者以外の閲覧を禁止します※
「業種別」コンサルティング解体新書講座(建設業)
1.建設業
(1)業界の動向(サマリー)
建設業界全体としては、震災の復興需要、公共事業投資など追い風に市場は増加に転じている。一方
で人材不足は深刻であり、人件費の高騰も補うべく短納期低価格対応の要求が高まっている。また高層
マンションやデザイン性の高い建造物など、鉄筋の組立にも高い技術が必要なるケースが増えている。
業界構造としてはいわゆるスーパーゼネコンと多重の下請会社となっている。
(2)市場規模
平成 27 年度の建設投資は、前年度比 5.5%減の 48 兆 4,600 億円となる見通しである(国土交通省「平
成 27 年度建設投資見通し」)。このうち、政府投資は 20 兆 1,600 億円(前年度比 14.2%減)、民間投資
が 28兆 3,000 億円(前年度比 1.8%増)となる見通しである。これを建築・土木別に見ると、建築投
資が 25 兆 9,300 億円(前年度比 0.3%増)、土木投資が 22 兆 5,300 億円(前年度比 11.4%減)となる
見通しである。
(国土交通省「平成 27 年度建設投資見通し」より) 若杉公認会計士事務所・株式会社メディカルプロフィット All Rights Reserved<1>
※受講者以外の閲覧を禁止します※
「業種別」コンサルティング解体新書講座(建設業)
また、市場動向の把握方法としては国土交通省の「新設住宅着工戸数」、不動産経済研究所の「マン
ション契約率」、保証事業会社 3 社の公共工事前払保証から算定される「工業工事請負金額」が参考指
標となる。
マンション契約率 マンション発売戸数
新設住宅着工
戸数(万戸)
建設工事受注
首都圏
近畿圏
首都圏
近畿圏
(%)
(%)
(戸)
(戸)
前年比(%)
公共工事
請負金額
前年比(%)
2012 年度
89.3
76.7
78.4
46754
24114
2.4
10.3
2013 年度
98.7
79.8
78.9
55245
23338
20.1
17.7
2014 年度
88.0
74.6
75.2
44529
19840
8.2
▲0.3
2015 年度
92.1
72.7
71.8
38139
18374
▲0.9
▲3
(日本経済新聞より)
※補足)個別的な市場規模の推計について
本事業にでは、建築物リフォーム・リニューアル市場をメイン市場とし、その市場規模は
最大で 11.2 兆と試算されています(国土交通省総合政策局建設経済統計調査室「平成 27 年
度建設投資見通し)。なお、11.2 兆円のうち 41.8%が住宅市場、58.2%が非住宅市場であると
試算されています。愛媛県には日本全国の人口の 1.0%(愛媛県 1,395 千人/日本全国 127,083
千人)が居住しており、また、総務省の統計調査によると、愛媛県には日本全国の事業所の
1.1%(愛媛県 69,844 事業所/日本全国 5,926,804 事業所)が存在します。よって、市場規
模は 53 億円(11.2 兆円×41.8%×1.0%+11.2 兆円×58.2%×1.1%)と試算されます。
(3)市場環境(業界の成長分野)
新設工事に対する旺盛な需要と、老朽化構造物のメンテナンス・更新などから業界全体として成長基
調にある。特に、下記の分野については成長分野としての注目度が高い。
①復興需要への対応 みずほリサーチの調査によると東日本大震災の復興需要への対応によるGDP押し上げ効果は最
大で 12 兆円と試算されている。震災から年月が経過した現在も未だ十分とはいえない状況にあり、
また、今後も地震や災害等からの復興についての強い社会的需要がある。
②都市再開発需要(オリンピック含む)
オリンピック開催に向けた都市開発(住宅及び商業施設、工場施設建設、鉄道開発)及び老朽化構
造物の再開発などの強い需要がある。例えば東京都では定期的に指定地区建設物の建替を実施するな
ど、再開発についての継続的な需要が存在する。
若杉公認会計士事務所・株式会社メディカルプロフィット All Rights Reserved<2>
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《主なオリンピック関連建設プロジェクト》
会場設備
宿泊
案件名
事業規模
オリンピックス
上限 1550
タジアム
億円
ロジクト
定含む)
途
未定
2020 年
計画検討中
詳細・進捗等
2019 年
民間ホテル
老舗ホテル改修、都心新
2020 年
規開業
約 0.8 兆円
2015 年
羽田成田直結線
2000 年
約 2 兆円
未定
等
その他プ
完成目
競技施設・選手村
約 0.3 兆円
2016 年頃
首都圏 3 環状線
交通
着工開始(予
神崎 IC~大栄 JCT 開通
2020 年
(15/6 月)
2020 年
頃
計画検討中
豊洲・築地
2014 年
2016 年
築地市場の豊洲への移転
日本橋・銀座
2014 年
2018 年
デパート建て替え等
品川・田町
再開発
約 4 兆円 2016 年頃
新宿・渋谷・池袋
臨海部カジノ
2014 年
約 0.8 兆円
未定
品川~田町間に山手線新
2020 年
駅開業
2020 年 新宿西口・渋谷駅・池袋
頃
西口再開発
--
計画検討中
(資料)報道情報、日経 BP[2015]、三菱UFJモルガンスタンレー証券[2013]、みずほ総研[2014]、各社
リリースなど
※補足)福岡県「天神ビッグバン」プロジェクト
福岡県では、福岡市の天神地区において国家戦略特区をトリガーにしたプロジェクト「天
神ビッグバン」が始動しており、今後 10 年間で民間ビル約 30 棟の立替を行い、約 2900 億円
の建設投資効果が見込まれます。また、天神ビッグバンプロジェクト以外では、アイランド
シティ地区における超高層マンション 4 棟の建設計画(総事業費 326 億円)が進んでおり平
成 28 年度から事業開始となっています。さらに、地下鉄七隈線の延伸工事や、西鉄大牟田
線の連続立体交差事業、福岡都市高速の延伸工事などにおける建設需要も見込まれます。
③高層マンションや複雑形状の構造物
昨今の高層マンションに対する需要の高まりや、また3D-CAD技術の進展により複雑形状の構
造物が増加してきた。高層マンションについては通常の低層構造物と比べて建設の難易度も高く、ま
た、耐性への高く厳しい技術欲求があり対応業者は限られている。さらに、3D-CADの複雑な形
状と高度な耐性の両立を実現するための高い技術力も求められている。
④免振・耐震技術への対応
昨今の自然災害への備えとして、免振・耐震技術への対応が求められている。ただ単に耐性が強い
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だけではなく、振動の力を逃がすための特殊構造対応など、特殊な技術力が求められる。
(4)顧客ニーズと求められる特性
主な顧客ニーズは下記の通りである。
<1.建物の高層化や複雑化に応える高精度・高耐性かつ多様な加工>
構造物の緩みは深刻な事故の原因となります。東日本大震災を契機に耐震性への期待が高まる中で、
構造物の耐久性・耐震性の向上が大きなテーマとなっており、構造部材の高精度・高耐性化に対する強
いニーズがある。(図①)
( 図①) 国 民 意 識 調 査 住宅の性能に関して、どのような点を重視します
か?
(3つまで)
80.0
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
通風や採光に
耐震化や免震 優れ、また、
化されている 断熱化されて
など、地震に いるなど、省
強い家
エネに優れた
家
%
67.5
壁などの耐久
性が高く、配
管や電気設備
などの維持管
理が容易であ
るなど、長持
ちする家
54.0
27.4
Ø
高齢者や子供
ドアや窓等に
も安心して暮
防犯設備が施
らせるよう、
されているな
バリアフリー
ど、犯罪に対
に配慮された
して安全な家
家
26.5
21.2
国土交通白書2012(国土交通省)より
さらに、近年の三次元CADの進展により構造の複雑化・高品位化が進んでおります。そのため、多
様な形状に対応するために、複雑な加工への対応力が求められております。
<2.工期短縮を実現するための短納期対応と低価格>
新興国との競争が激化しており、品質・機能だけでなく、更なる低コスト化が求められています。特
に、建築資材や人件費が高騰する状況にあるため、総工事額を抑えるために低コスト化に向けた強い欲
求が存在します。また、建築人材の不足により、建設工事を行う際の人件費は年々増加傾向にあること
から(図②)、工期を短くすることでトータルの工事コストを安く抑えるといったニーズがあります。
そのため、最終製品の短納期化に対応するために構造部材についても短納期への要望が高まっておりま
す。
( 図②) 公 共 工 事 設 計 労 務 単 価 の 推 移 若杉公認会計士事務所・株式会社メディカルプロフィット All Rights Reserved<4>
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「業種別」コンサルティング解体新書講座(建設業)
公共工事設計労務単価の推移
26,000
24,000
22,000
20,000
18,000
16,000
14,000
12,000
平成24年
平成25年
平成26年
平成27年
普通作業員
14,000
17,200
18,900
19,200
鉄筋工
18,700
22,200
24,000
24,800
とび工
18,500
22,000
23,800
24,600
Ø
国土交通省データ
しかし、費用を安価に抑えたいというお客様が多いのが現状です。人件費の単価を安価に抑えること
は難しいため、工期を短くすることによりトータルのコストを抑える必要がございます。その結果、短
納期・低コストに対する強い欲求があります。
(5)求められる特性
上記顧客ニーズに対応して、下記のような特性が求められている。
①短納期対応(納期遵守)
・豊富な人材
・複数工程の実施力
②設計変更への柔軟な対応力
・生産工程のICT化
・豊富な人材
・設計士の常駐
③品質管理力
・屋根付きの工場
・若手人材の育成
<強み例①>
項 目
1
国産品質
弊社
競合他社
弊 社 従 業 員 を中心に、住宅から商
自社の現場監督以外は、他者
業施設までの建設を全 て 弊 社 で
(請負業者)が建設を行う。
実 施 する。
2
垂直統合
高度な技術を必要とする複雑な
種々の工程を外注で対応して
形状の加工等を含めて、全 て の 工
いる。
程 を ワ ン ス ト ッ プ で実施するこ
若杉公認会計士事務所・株式会社メディカルプロフィット All Rights Reserved<5>
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「業種別」コンサルティング解体新書講座(建設業)
とができる。
①顧客が満足できる住宅、商業施
①建売り住宅が多い。
設等を建設する技術がある。
②鉄筋加工技術を有さないた
②建築基礎(鉄 筋 加 工 、鉄筋組立、 め、建築基礎を外注に頼らざ
3
制作力
鉄筋工事等)を全 て 自 社 で 実 施
るを得ない。
できる技術を有する。そのため、
責任を持って住宅基礎工事をす
ることができる。
4
企画開発力
①住宅から商業施設まで、幅広い
①住宅専門の場合、商業施設
市場ニーズに対応できる開発力
にまで対応できない。
がある。
②建設後のフォローアップは
②建設後のフォローアップも無
有償で行う。
償で行うことが多い。
5
人材
技術を有し経験豊富な従業員が
若年齢層の従業員はあまりい
多数いる。若年齢層も活躍できる
ない。
環境にある。
<強み例②>
項 目
1 工場設備
弊社
競合他社
鉄筋切断・曲げ加工は自社工場に
高強度(SD490)切断・加工や
て実施している。西日本では最大
新幹線等の難度の高い曲げ加
規模の敷地面積をもち、鉄筋を屋
工の場合は外注に出すケース
内で保管し加工ができる。
もある。屋外に鉄筋を保管し
ているケースがある。
2 加工体制
鉄筋長さ・鉄筋径・メーカーに左
納入材料に制限(鉄筋長さや
右されず、切断・曲げ加工、3 次
メーカー)がある。高強度や
元加工を含む高難度の複雑な加
太径の鉄筋(D41、D51)まで
工をワンストップにて実施して
対応できる企業は少ない。
いる。
3 月産生産力
3000t
1000t
※最大で 6000t まで対応可。
レーン化できず、大量の加工
鉄筋種別に応じて4つのレーン
への対応ができない。
にて切断・加工を行う。
4 加工対応力
超高層建築物や新幹線関連構造
一般的な建築物への対応のみ
物、一般建築物まで幅広く対応が
である。
可能である。
5 他業種との連
携
鉄筋定着工法や PC 工法などを施
専用設備の導入場所や製品置
工している業者、商社向けの切
場・加工場所の確保ができず、
断・加工を請け負う。
対応が難しい。
住宅基礎業者向けには、受注翌日
若杉公認会計士事務所・株式会社メディカルプロフィット All Rights Reserved<6>
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「業種別」コンサルティング解体新書講座(建設業)
の出荷に対応している。
6 新工法対応
ジャバラユニット工法向けの切
特約店企業以外はジャバラユ
断・加工を行う。また、当工場屋
ニット工法での施工ができな
外ヤードにて顧客がジャバラユ
い。
ニットの組立を行う協力体制が
できている。
(6)事業戦略
底堅い需要と市場の成長を背景として多様な事業機会が存在する。業界全体の課題としては圧倒的な
人材不足をどのように解決するかが課題となっている。特に、納期遵守や柔軟性、免振・耐震や複雑形
状対応などの特異性にいかに対応できるかがカギとなる。
<SWOT分析例>
強み
・納期遵守/柔軟性
・鉄筋加工全般の対応力
機会
脅威
・再開発需要等、建設需
・資材・人件費の高騰
要の増加
・労働力の減少
生産性向上による
機械化自動化による
更なる市場浸透
生産及び品質の向上と作業員
の安全性確保
機械化自動化による
徹底的な生産性向上と品
質の安定化
弱み
・現場での溶接作業による
品質のバラつき
<SWOT分析例②>
機会
脅威
・東京オリンピック
・国外業者
・天神ビッグバン
・低コストを追求した粗悪製品
・都市の再開発や老朽化
したインフラ補修
・耐震・免震事業
強み
・切断から加工まで自社
・自社加工
で一括対応できる。
・高強度製品への対応
・高強度鉄筋への対応が
できる。
弱み
・価格ではなく
・価格競争力
品質や納期で差別化
・熟練技術者が最新設備を使う
ことで高精度の加工品の提供
(6)生産工程と主な課題
若杉公認会計士事務所・株式会社メディカルプロフィット All Rights Reserved<7>
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「業種別」コンサルティング解体新書講座(建設業)
主な生産工程は下記の通りである。
① 資材購入
② 切断
③ 曲げ
④ プレス工程
⑤ 溶接
⑥ 納品
なお、上記工程について以下のような課題を抱えている会社が多い。
<課題例①>
工 程
1 寸 法 設 定 お
発生している課題
ü
よび調整
2 曲げ加工
曲げ位置の調整はダイヤル式で手動調整のため、寸法を間違えること
がある。
ü
寸法位置の微調整に時間がかかる。
ü
熟練技術者のスキルに依存している部分がある。
ü
技術者に大きく依存した作業工程では、経験と高い技術力を擁しても
品質の均一化や加工にかかる時間の短縮・安定化が難しい。
ü
難易度の高い加工の場合、対応できる技術者が限定される。
<課題例②>
工 程
発生している課題
1
設計
3D・CADの進展に伴い、構造の複雑化・高品位化が進んでいるが、曲
げ加工に配慮した寸法設計が必要。無理のない曲げ加工形状にしたり、な
るべく加工しやすい寸法を考えなければばらない。
2
切断
3
折り曲げ
4
工事
スリッターによる切断。手動でメモリを合わせるため、切断に2〜3mm
の誤差が生じることがある。
手動でメモリを合わせるため、折り曲げの精度にばらつきがある。複雑な
加工へ対応しにくい。
折り曲げ加工に人手が取られるため、工事の労働者確保にしわ寄せがくる
(7)コンサルティングの視点
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「業種別」コンサルティング解体新書講座(建設業)
コンサルティングの視点としては下記の通りである。
STEP1)主要取引先、主要エンド構造物の把握
STEP2)会社毎の強みの分析
STEP3)対象市場の適切性の分析
STEP4)生産工程面での課題の把握
STEP5)人材の確保状況の把握
STEP6)売上計画及び具体的なアクションプランの立案
※補足)事業計画テーマ例
業界初、バリューエンジニアリングによる成果報酬型建築構造設計体制の構築
高精度・高品質の鉄筋加工技術、及び当該技術を用いた住宅・商業施設建設の一貫体制の確立
新卒・女性等でも作業可能な工程の構築による、復興や都市再開発需要への本格参入
橋梁点検設備導入による点検・設計・施工のワンストップサービスの確立
工場内完結、最新鋭溶接設備の導入による現場工程ゼロ化を実現する革新的生産性向上
レディメイド方式の革新的工法の確立による圧倒的工期短縮・品質改善
オーダーメイドかつ短納期を追求した高度精密鋼材加工の耐震・免振技術への応用
溶接設備導入よる工法革新と、観光建設・再開発需要への対応
鉄筋自動曲装置の導入による超高層建築物、耐震・免震需要、PC 工法等への新展開
建設生産プロセスにおけるICTの活用によるリアルタイムロジスティックの構築
(8)その他補足
上記の他にも、いわゆる「街の板金・塗装」として住宅リフォームサービスがある。本サービスにお
いて特筆すべき事項として下記の内容が挙げられる。
① 建設市場のニーズ:住宅市場は,新築住宅が減り、住宅リフォーム市場が大きくなっている。今
後の高齢化を考えると、高齢者が新築住宅を建てるとは考えられず、今までの住宅をリフォーム
した安くて安全な家を求めている。
② 太陽光発電市場のニーズ:発電効率はもちろんのこと、メンテナンスフリーとよばれるメンテナ
ンス負担の少なさ、というニーズがある。また、パネルの故障は外観からは判断しにくいため、発
電効率の低下を防ぐために故障個所の瞬時の把握と対策が求められる。
若杉公認会計士事務所・株式会社メディカルプロフィット All Rights Reserved<9>
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