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PDFファイル - 地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所

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PDFファイル - 地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所
地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所・地方独立行政法人大阪市立工業研究所
第五回合同経営戦略会議 議事録
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日 時:平成 26 年 7 月 24 日(木)10 時 00 分~12 時 00 分
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場 所:大阪産業創造館 12F 会議室
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出 席:古寺議長(
(地独)大阪府立産業技術総合研究所 理事長)
中許副議長(
(地独)大阪市立工業研究所 理事長)
安達委員(クラスターテクノロジー株式会社 代表取締役社長)
後藤委員(東京大学大学院教授(工学系研究科マテリアル工学専攻))
津組委員(大阪府商工労働部長)
中村委員(大阪市経済戦略局理事)
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次 第
1.開会
2.検討経緯について
3.議事
(1)定款について
(2)統合計画案について
(3)進捗状況について
①ワーキンググループの検討状況について
②中期目標・計画骨子案について
(4)その他
4.閉会
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協議結果概要
○名称(大阪産業技術研究所)を含めた定款案が承認された。
○統合計画案が承認された。
○中期目標・計画の骨子について意見交換を行った。
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委員会から出された主な意見
○3.議事(1)定款案について
【名称】
□試験研究機関としてのわかりやすさ、バランスのとれた名称である。
□どの時代にも通用するシンプルな名称である。
□名前の件は、難しいと思っていたが、すばらしいものになった。
【目的(第一条)
、業務の範囲(第十一条)】
□目的のところで、
「これら成果の普及及び実用化を促進」とあるが、企業側の実績が上がっ
てこそ本来の姿。実質的に支援すべき相手の成果が上がるようすべきではないか。
□企業側からみた成果目標が重要。(今後作成する)中期目標・計画に反映させていきたい。
□出口重視という理念は共通している。そういう意味で実用化を促進するという言葉を定款
に入れた。
□定款は、(あまりにも固めてしまうとフレキシブルに対応できなくなるので、)ふんわり書
くのも一つの方法。その代わり、何で評価するか、どう評価するか、という評価指標の設
定とその運用が重要。
1
○3.議事(2)統合計画案について
【全般】
□全体として、非常によくできている。ポイントとしては次のようなもの。
・大筋の姿であるレモンの絵(資料 2 p.5 右下図)と具体策が両輪としてちゃんと含ま
れており、枠組として、とてもしっかりできている。
・その枠組によって可能となる、一気通貫の支援やハブ機能も書かれている。
・(シナジー効果や連携支援を担保する)両研究所の人事交流や、外部機関との交流にも踏
み込んで書いている。
□さらに計画案を高いレベルにするための課題としては次のようなものがある。
・単に統合しただけの足し算ではなく、統合による(掛け算のような)化学反応のような
もの、統合の利点を実例として示してほしい。また、日々の相談業務の中から、そのよ
うな利点を次々と生み出せるようにしてほしい。
・外部人材や機関との連携は、地域内だけに限定せず、その世界のベストと連携すること
も記載してはどうか。そのようなことを進めれば、統合研究所のステータスも上げるこ
とができる。
・今年度の中小企業白書によると、中小企業は同業者や取引先に相談するが、支援機関に
はあまり相談していない。相談に来てもらえるよう、研究プロジェクトにおいては府内
外の大学や公設試のハブに、支援業務においては「あそこに行けば情報がすべてある。
」
というハブ機能を目指してほしい。
【統合効果(一気通貫支援など)】
□(統合効果による支援について、
)企業にとっても動機付けになるような部分をもう少し付
け加えて欲しい。一気通貫だけでは、単にここ1~2年間だけのことになってしまう可能
性がある。
□また、面白そうだからと目先のテーマに飛びつかせるのではなく、要素技術をもちよって
新たな産業の創出をめざす企業間連携を促すのが統合研究所の役割。両研究所の統合によ
っていろんな分野の人が集まって、一社ではできないような、また、同業種だけではでき
ないような事ができる。そういう役割を考えたものが計画案に入っていないといけない。
□(目指すべき一気通貫支援として、)レモンの絵(資料 2 p.5 右下図)でいうと、その
前段(左側)ではコンソーシアム等による企業間連携を生み出し、後段(右側)では企業
間連携をフォローアップしながら融合化して、扇のように広がりのある支援につなげてい
きたい。
□一気通貫支援は、統合の必要条件という認識。統合の十分条件としてのオープンイノベー
ションの体制構築を図りたい。
□一気通貫支援の深化は、テクノイノベーションプラザ(資料 2 p.6)の機能をどう深めて
いくかということになる。企業ヒアリングの声(資料 2 p.7)に示されたスピードの問題
などに、どう答えていくかを示していく必要がある。
【実績等の評価】
□(このような統合研究所は初めてのケースであるため、)評価についても、既存の評価指標
だけでなく、オリジナリティのある指標を作らなければいけない。統合計画と一体になっ
た指標が重要。
□個々の研究員の評価においては、新事業開発への意欲や他機関との連携の経験等も加味す
ることが必要である。
(以上)
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