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抗菌薬適正使用プログラムにおける緑膿菌への影響の検討
様式 11 疫学研究・臨床研究に関する情報の公開 研究課題名 [H27b-57] 抗菌薬適正使用プログラムにおける緑膿菌への影響の検討 所属科 感染症科 研究責任者 堀越 裕歩 研究期間 2010 年 3 月 1 日から 2015 年 3 月 31 日まで 研究概要 耐性菌対策として医療施設における ASP は重要性を増しているが、 日本の小児領域において包括的な取り組みは少ない。抗菌薬は使用 すれば耐性菌を誘導するが、一方、抗菌薬は医療にとって必要不可 欠の薬剤であり、使用のバランスを適正化することが重要である。 東京都立小児総合医療センターにおける ASP の効果をあきらかに する。 調査対象 対象期間:2010年3月1日から2015年3月31日まで 施設:東京都立小児総合医療センター 抗菌薬の使用量 カルバペネム系、ピペラシリン/タゾバクタム、セ フェピム、セフタジジム、ピペラシリン、シプロフロキサシン(治療 日数x1000) 抗菌薬のコスト カルバペネム系、ピペラシリン/タゾバクタム、セ フェピム、セフタジジム、ピペラシリン、シプロフロキサシン(円) 緑膿菌の感受性率 カルバペネム系、ピペラシリン/タゾバクタム、 セフェピム、セフタジジム、ピペラシリン、シプロフロキサシン 平均入院日数(月毎) 30日以内の感染症関連死亡率(30日の感染症死亡数/のべ入院患者 ×1000) 感染症死亡の定義:微生物が同定され死亡に関連する臓器障害を認め る、もしくは、微生物は同定されていないが臨床的に感染症が疑われ る死亡に関連する臓器障害を認める症例で、感染症発生から30日以 内に死亡した症例。 除外基準 精神科病棟 (1)後向き観察研究(前後比較) (2)研究・調査項目 抗菌薬の使用量とコスト、緑膿菌の感受性、平均入院日数、30 日以 内の感染症関連死亡率を ASP の内容が異なる時期により比較を行 う。 2010 年 3 月から 2011 年 9 月 抗菌薬の届出制 2011 年 10 月から 2015 年 3 月 抗菌薬の許可制、感受性の制 限報告制 (3)解析方法 抗菌薬の使用量とコスト、緑膿菌の感受性、平均入院日数、 30 日以内の感染症関連死亡率を「届出制期間」と「許可制・ 制限報告制期間」の間で比較する。連続データについては t 検 定,分類データについてはカイ 2 乗検定,2 項検定を用いる。 必要に応じて適宜ウィルコクソン検定,フィッシャーの正確検 定等の p 値を算出する。有意水準を両側 5%とする。 倫理的配慮・個人情報 本研究のすべての担当者は、 「ヘルシンキ宣言」及び「臨床研究に関する の保護 の方法につ い 倫理指針(平成 27 年 4 月 1 日改正)」を遵守して実施する。 て 研究実施に係る被験者のデータ類等を取扱う際は、被験者の秘密保護に 十分配慮する。研究の結果を公表する際は、被験者を特定できる情報を含 まないようにする。また、研究の目的以外に、研究で得られた被験者のデ ータを使用しない。 臨床研究登録の有無 研究の問い合わせ先 無 ・ 有 (臨床研究登録番号: 東京都立小児総合医療センター 感染症科 堀越 裕歩 042-300-5111 結果の公表について 学会、論文などで発表する 利益相反について 本研究に関わる利益相反はなし )