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防 衛 庁 規 格 NDS F 8302D 艦 船 用 交 流 電 動 機 通 則 目 次

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防 衛 庁 規 格 NDS F 8302D 艦 船 用 交 流 電 動 機 通 則 目 次
防
衛
庁
規
格
艦 船 用 交 流 電 動 機 通 則
NNDS
D S
F 8302D
F 8 302 D
制定
1.2.13
制定 昭和3
昭和 38.10.29
改正
改正 平成
平 成 16.5.27
目
次
1.
適用範囲
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2.
引用規格
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
3.
用語の定義
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
4.
性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
4.1
能
電気的性能
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
4.1.1
定
格
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
4.1.2
特
性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
4.1.3
起動トルク
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
4.1.4
最大トルク
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
4.1.5
超過トルク耐力
4.1.6
電圧変化
4.1.7
周波数変化
4.1.8
無負荷電流の不平衡
4.1.9
絶縁の種類
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
4.1.10 温度上昇
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
4.2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
機械的性能
4.2.1
過速度耐力
4.2.2
振
動
4.3
騒
4.4
耐振性・耐衝撃性
5.
構
音
造
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
5.1
枠番号
5.2
外被の保護形式
5.3
一次巻線(固定子巻線)
5.4
端子記号
5.5
端子箱の位置
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
部品・材料及び加工方法
7.
試験方法
特性試験
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.
7.1
3
4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
ⅰ
7.2
8.
超過トルク試験
表
示
付属書
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
三相誘導電動機の円線図法による特性算定方法
1.
適用範囲
2.
円線図法による特性算定方法
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
2.1
円線図法の種類
2.2
基本量の算定
2.3
円線図法
2.4
円線図法計算法
3.
4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
23
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
23
起動電流及び起動トルクの算定方法
3.1
起動電流の算定方法
3.2
起動装置を用いる場合の電源側の起動電流の算定方法
3.3
起動トルクの算定方法
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
24
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
24
解
説
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27
参
考
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
35
ⅱ
防
衛
庁
規
格
艦 船 用 交 流 電 動 機 通 則
NNDS
D S
F 8302D
F 8 302 D
制定
1.2.13
制定 昭和3
昭和 38.10.
29
改正
改正 平成
平 成 16.5.27
1.
適用範囲
この規格は,艦船に使用する三相かご形誘導電動機(以下,電動機という。)に共
通する事項について規定する。
2.
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成
する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS C 4003
電気絶縁の耐熱クラス及び耐熱性評価
JIS C 4034-1
回転電気機械−第1部:定格及び特性
JIS C 4210
一般用低圧三相かご形誘導電動機
NDS F 8001
艦船用電気機器通則
NDS F 8002
艦船用電気機器試験方法
NDS F 8014
艦船用電気機器銘板
NDS F 8018
艦船用回転電気機械通則
NDS F 8312
艦船電動機用玉軸受
3.
用語の定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a)
誘導電動機
固定子及び回転子に互いに独立した巻線を有し,一方の巻線が他方の巻線から
電磁誘導作用によってエネルギーを受けて動作する電動機をいう。
b)
固定子
電源側に接続された一次巻線をもつ電動機の主要静止部分をいう。
c)
回転子
かご形の二次巻線をもつ電動機の回転部分をいう。
なお,かご形には,普通かご形と起動電流を制限し,または起動トルクを大きくするため
に二次巻線を特殊な構造とした特殊かご形がある。更に,起動トルクの値により,特殊かご
形に 1 種と 2 種との区別がある。
d)
滑り
e)
起動電流
同期速度と回転子速度との差の同期速度に対する比をいい,通常百分率で表す。
定格電圧及び定格周波数の下で,電動機の回転子が回転しようとするとき,一次
巻線に流入する電流をいう。起動電流は,線電流で表し,原則として拘束試験の結果から算
定する。
f)
全負荷トルク
g)
起動トルク
定格回転速度の下で,定格出力を発生するときのトルクをいう。
定格電圧及び定格周波数の下で,起動するとき,軸端において発生するトルク
(発生トルクから摩擦トルクを差し引いたもの)をいい,全負荷トルクに対する百分率で表
す。
h)
最大トルク
定格電圧及び定格周波数の下で,軸端において発生し得るトルクの最大値をい
2
F 8302D
い,全負荷トルクに対する百分率で表す。
i)
スターデルタ起動
起動電流を制限するため,一次巻線を星形接続(スター接続)して起動
し,ほぼ定格回転速度に達したとき三角接続(デルタ接続)にする起動方法をいう。
j)
実用上支障がない
寿命を著しく短縮する状態に至らないことをいい,特性,温度上昇など
は,定格状態の規定値に必ずしも従わなくてもよい。
4.
性能
4.1 電気的性能
4.1.1 定 格
電動機の定格は,甲板補機用電動機などを除き,次のとおりとする。
a)
定格電圧(V)
b)
定格 周波数( Hz)
c)
定格出力
440
60
定格出力は,原則として表 1 による。
表1
定
格
出
単位
kW
力
普通かご形
特殊かご形 1 種,2 種
0.4,0.75 ,1.5 ,2.2,3.7
5.5,7.5 ,11 ,15 ,18.5 ,22 ,26 ,30 ,33 ,37 ,45 ,55 ,75
備考
d)
定格出力
特殊かご形2種は,大きい起動トルクを必要とするものに用いる。
定格の種類
4.1.2 特 性
連続定格
電動機の特性は,7.1 によって試験したとき,その値は原則として付表 1 に適合し
なければならない。
4.1.3 起動トルク
電動機の起動トルクは,7. 1 によって試験 したとき,その値は原則として表
2 に適合しなければならない。
表2
回転子の種類
普通かご形
特殊かご形
4.1.4
起動ト ル ク
起動トルク
(%)
125
以上
1種
100
以上
2種
150
以上
最 大 ト ル ク 電 動 機 の 最 大 ト ル ク は , 7.1 によ っ て 試 験 し た と き , そ の 値 は 原 則 と し て
160%以上とする。
4.1.5 超 過 ト ル ク 耐 力
電動機は原則として,7.2 によって試験したとき,全負荷トルクに対し
て表 3 の値に耐えなければならない。
3
F 8302D
表3
種
類
超過トルク耐力
超過トルク
(%)
時間
(s )
一般の電動機
160
15
最 大 ト ル ク 200 % 以 上
150
60
を指定された電動機
200
15
4.1.6 電圧変化
電動機は,起動特性又は最大トルクについて特別に要求のあるものを除き,定
格周波数の下で,端子電圧が定格値の 90 ∼106 %にわたって変化しても,定格出力で使用して,
実用上支障があってはならない。また,一時的に 80 %に降下してもストールしてはならない。
4.1.7 周 波数変化
電動機は,定格電圧の下で,電源周波数が定格値の 95 ∼105 %にわたって変
化しても定格出力で使用して,実用上支障があってはならない。
4.1.8
無負荷電流の不平衡
電動機の各相の無負荷電流とその平均値との差は,平均値 の±5 %
を超えてはならない。
4.1.9 絶縁の種類
4.1.10
温 度 上昇
絶縁の種類は JIS C 4003 の B 又は F に相当する B 種又は F 種とする。
温度上昇は,JIS C 4034-1 の温度測定方法及び NDS F 8002 の温度試験によ
って試験したとき,付表 2 の値を超えてはならない。
なお,かご形巻線の温度上昇は,制限しない。
4.2 機械的性能
4.2.1 過速度耐力
電動機は,無負荷の下で,同期速度の 125 %の回転速度に 2 分間耐えなけれ
ばならない。
4.2.2 振 動
4.3 騒 音
電動機の振動は,NDS F 8018 の回転機の振動による。
電動機の騒音は NDS F 8018 の騒音による。
4.4 耐振性・耐衝撃性
電動機は,NDS F 8001 の振動・衝撃及び耐衝撃強度に規定する振動,
衝撃に耐えなければならない。
なお,耐衝撃適性階級は,鋼船に対しては HI1A ,木船に対しては HI1B とする。
5.
構造
構造は,NDS F 8018 の材料及び加工方法 によるほか,次のとおりとする。
5.1 枠 番 号
電動機の大きさは,枠番号を用いて表し,定格出力に対する枠番号は,原則として
付表 3 による。
5.2 外 被 の 保 護 形 式
電動機の外被の保護形式は,防滴形,防まつ形又は防水形 A とし,原則と
して 7.5kW 以下のものは防まつ形(外扇付),7.5kW を超えるものは防 滴形とする。
5.3 一次巻線(固定子巻線)
スターデルタ起動を必要とする電動機の一次巻線は,スターデル
タの接続変換ができるように各相の巻線端を端子箱に導入しておく。
5.4 端子記号
端子記号は,一次巻線とその相互間及び電源との接続方法を示すもので,原則と
して電源との接続は,一次巻線の両端を端子箱内に導入し,電源の第一相 R を U 端子に,第二相
S を V 端子に,第三相 T を W 端子に接続する。
4
F 8302D
なお,端子記号の詳細を付図 に示す。
5.5 端子箱の位置
横形電動機の端子箱の位置は,原則として連結側から見て左側斜め上部とす
る。
6.
部品・材料及び加工方法
部品,材料及び加工方法は,NDS F 8001 の部品及び NDS F 8018
の材料及び加工方法によるほか,次のとおりとする。
a)
軸受は,原則として NDS F 8312 によるものとし,特に指定された電動機には 1 種を,これ
以外のものには 2 種又は同等以上の性能を有する ものを用いる。
b)
1 種の玉軸受を用いる電動機の軸受まわり及びブラケットまわりの仕上精度は,玉軸受の精
度を損なわないよう考慮する。
7.
試験方法
7.1 特性試験
試験方法は,NDS F 8002 によるほか,次のとおりとする。
特性試験は,JIS C 4210 の抵抗測定,拘束試験及び無負荷試験によって測定し,
附属書によって電動機の特性を算定する。
なお,測定は,必要に応じ実負荷法などの方法によっても差し支えない。
7.2 超 過 ト ル ク 試 験
超過トルク試験は,電動機を定格電圧及び定格周波数の下で運転し,ダイ
ナモメータなどによって規定のトルクを規定時間加える。
8.
表示
電動機の表示は,表面の見やすい位置に,NDS F 8014 の銘板を取り付ける。
5
F 8302D
付表 1-1
電動機の特性(普通かご形)
効率
(η)
力率
(Pf )
%
%
70.0
77.5
7
0.9
8.0 以下
74.0
80.5
12
1.6
7.0 以下
1.5
78.0
83.0
22
2.9
6.5 以下
2.2
79.5
84.0
33
4.1
6.0 以下
3.7
82.0
85.0
52
6.8
5.5 以下
0.4
71.5
66.5
6
1.0
8.5 以下
0.75
75.0
73.0
10
1.7
7.5 以下
78.5
77.0
19
3.1
7.0 以下
2.2
80.5
79.0
27
4.3
6.5 以下
3.7
82.5
80.0
44
6.8
6.0 以下
0.4
70.5
59.0
6
1.2
9.5 以下
0.75
74.0
66.5
11
1.9
8.0 以下
78.0
71.5
20
3.4
7.5 以下
2.2
79.5
73.5
30
4.5
6.5 以下
3.7
82.0
75.5
48
7.3
6.0 以下
0.75
71.5
61.5
12
2.1
9.0 以下
76.0
68.0
21
3.6
7.5 以下
2.2
78.0
71.0
30
5.0
7.0 以下
3.7
80.0
74.5
45
7.7
6.5 以下
定格出力
(kW )
極
数
0.4
0.75
1.5
1.5
1.5
備考
2
4
6
8
起動電流
全負荷電流
全負荷滑り
(Ist )
(I )
(S )
(各相の平均値) (各相の平均値)
A
A
%
1.
この表は,基準周囲温度の限度 40 ℃の場合である。
2.
効率及び力率は,この表に示す値以上とし,その裕度は NDS F 8018 の裕度
による。
3.
起動電流及び全負荷電流は,参考値を示す。
6
F 8302D
付表 1-2
電動機の特性(特殊かご形1種)
効率
(η)
力率
(Pf )
%
%
5.5
83.0
82.5
75
10
5.5 以下
7.5
84.0
83.5
100
13
5.5 以下
11
85.0
85.0
135
19
5.0 以下
15
86.0
85.5
175
25
5.0 以下
18.5
86.5
86.0
220
32
5.0 以下
87.0
86.5
260
36
4.5 以下
87.0
86.5
305
43
4.5 以下
30
87.5
87.0
345
49
4.5 以下
33
87.5
87.0
380
54
4.5 以下
37
88.0
87.5
425
60
4.5 以下
45
88.0
87.5
515
73
4.5 以下
55
88.0
87.5
630
90
4.5 以下
75
88.0
87.5
860
125
4.5 以下
5.5
84.0
80.5
65
10
5.5 以下
7.5
84.5
81.5
85
14
5.5 以下
11
85.5
83.0
115
20
5.5 以下
15
86.0
83.5
150
26
5.0 以下
18.5
86.5
84.0
185
33
5.0 以下
22
87.0
84.5
220
37
5.0 以下
87.0
84.5
255
44
5.0 以下
30
87.5
85.0
290
50
5.0 以下
33
87.5
85.0
320
56
5.0 以下
37
88.0
85.5
360
61
5.0 以下
45
88.0
85.5
435
74
5.0 以下
55
88.5
86.0
535
90
5.0 以下
75
88.5
86.0
730
123
5.0 以下
定格出力
(kW )
極
数
22
26
26
備考
2
4
起動電流
全負荷電流
全負荷滑り
(Ist )
(I )
(S )
(各相の平均値) (各相の平均値)
A
A
%
1.
この表は,基準周囲温度の限度 40 ℃の場合である。
2.
効率及び力率は,この表に示す値以上とし,その裕度は NDS F 8018 の裕度
による。
3.
起動電流及び全負荷電流は,参考値を示す。
7
F 8302D
付表 1-2
(続き)
効率
(η)
力率
(Pf )
%
%
5.5
83.0
77.0
60
11
5.5 以下
7.5
84.0
78.0
80
14
5.5 以下
11
85.0
79.5
115
20
5.5 以下
15
85.5
80.5
150
27
5.5 以下
18.5
86.0
81.5
185
34
5.0 以下
86.5
82.0
220
39
5.0 以下
86.5
82.0
260
45
5.0 以下
30
87.0
82.5
295
52
5.0 以下
33
87.0
82.5
325
57
5.0 以下
37
87.5
83.0
365
64
5.0 以下
45
88.0
83.0
445
77
5.0 以下
55
88.5
83.5
540
93
5.0 以下
75
88.5
83.5
740
126
5.0 以下
5.5
82.5
74.5
65
11
5.0 以下
7.5
83.5
75.5
85
15
5.5 以下
11
84.5
77.0
120
21
5.5 以下
15
85.0
78.0
160
28
5.5 以下
18.5
85.5
79.0
200
35
5.5 以下
22
86.0
79.5
230
40
5.0 以下
86.0
79.5
270
47
5.0 以下
30
87.0
80.0
310
54
5.0 以下
33
87.0
80.0
340
59
5.0 以下
37
87.5
80.5
380
65
5.0 以下
45
88.0
81.0
460
79
5.0 以下
55
88.5
81.5
565
96
5.0 以下
75
88.5
81.5
770
129
5.0 以下
定格出力
(kW )
極
数
22
26
26
備考
6
8
起動電流
全負荷電流
全負荷滑り
(Ist )
(I )
(S )
(各相の平均値) (各相の平均値)
A
A
%
1.
この表は,基準周囲温度の限度 40 ℃の場合である。
2.
効率及び力率は,この表に示す値以上とし,その裕度は NDS F 8018 の裕度
による。
3.
起動電流及び全負荷電流は,参考値を示す。
8
F 8302D
付表 1-3
定格出力
(kW )
極
数
電動機の特性(特殊かご形2種)
効率
(η)
力率
(Pf )
%
%
起動電流
全負荷電流
全負荷滑り
(Ist )
(I )
(S )
(各相の平均値) (各相の平均値)
A
A
%
5.5
82.5
78.5
75
10
5.5 以下
7.5
83.5
79.5
95
14
5.5 以下
11
84.5
81.5
125
20
5.5 以下
15
85.5
82.0
170
27
5.0 以下
18.5
86.0
82.5
205
34
5.0 以下
22
86.5
83.0
245
38
5.0 以下
86.5
83.0
280
45
5.0 以下
30
87.0
83.5
320
51
5.0 以下
33
87.0
83.5
355
57
5.0 以下
37
87.5
84.0
400
63
5.0 以下
45
87.5
84.0
485
76
5.0 以下
55
88.0
84.5
590
93
5.0 以下
75
88.0
84.5
810
125
5.0 以下
5.5
82.0
73.5
70
11
5.5 以下
7.5
83.0
74.5
95
15
5.5 以下
11
84.0
77.0
130
21
5.5 以下
15
85.0
78.0
175
28
5.5 以下
18.5
85.5
78.5
215
35
5.0 以下
22
86.0
79.0
250
40
5.0 以下
86.0
79.5
290
47
5.0 以下
30
86.5
80.0
330
54
5.0 以下
33
86.5
80.0
365
60
5.0 以下
37
87.0
80.5
410
66
5.0 以下
45
87.5
81.0
500
80
5.0 以下
55
88.0
81.5
610
96
5.0 以下
75
88.0
81.5
830
130
5.0 以下
26
26
備考
4
6
1.
この表は,基準周囲温度の限度 40 ℃の場合である。
2.
効率及び力率は,この表に示す値以上とし,その裕度は NDS F 8018 の裕度
による。
3.
起動電流及び全負荷電流は,参考値を示す。
9
F 8302D
付表 1-3
定格出力
(kW )
極
数
効率
(η)
力率
(Pf )
%
%
(続き)
起動電流
全負荷電流
全負荷滑り
(Ist )
(I )
(S )
(各相の平均値) (各相の平均値)
A
A
%
5.5
81.0
72.0
75
12
5.0 以下
7.5
82.0
73.5
100
15
5.5 以下
11
83.5
75.5
145
22
5.5 以下
15
84.0
76.5
185
29
5.5 以下
18.5
85.0
77.0
220
36
5.5 以下
22
85.5
77.5
260
41
5.0 以下
85.5
77.5
300
48
5.0 以下
30
86.5
78.5
345
55
5.0 以下
33
86.5
78.5
380
61
5.0 以下
37
87.0
79.0
430
67
5.0 以下
45
87.5
79.5
520
81
5.0 以下
55
88.0
80.0
640
98
5.0 以下
75
88.0
80.0
870
132
5.0 以下
26
備考
8
1.
この表は,基準周囲温度の限度 40 ℃の場合である。
2.
効率及び力率は,この表に示す値以上とし,その裕度は NDS F 8018 の裕度
による。
3.
起動電流及び全負荷電流は,参考値を示す。
10
F 8302D
付表 2
絶縁の種類
温度上昇限度
B
種
法
温 込 度 計 法
抵
*85
100
100
80
−
−
100
−
−
度
法
温
80
抗
抗
計
計
法
法
(固定子巻線)
K
種
80
度
一次巻線
温 込 度 計 法
抵
温
分
F
*70
測定方法
部
単位
鉄心その他の機械的部分で絶
縁した巻線と近接した部分
絶縁されない短絡巻線,鉄心
その他の機械的部分で絶縁し
た巻線に近接しない部分
軸
機械的に支障がなく,付近の絶縁物に
損傷を起さない温度とする。
受
55
外線接続用端子
65
備考 1.
この表は,基準周囲温度 の 限 度 40 ℃の場合を示す。基準周囲温度 5 0 ℃の
場合はこの表の値から 10K を減じる。
2.
外被の保護形式が防まつ形(外扇付)及び防水形 A の電動機の場合は,*
印の値より温度上昇限度が 5K 高くなっても差し支えない。
11
F 8302D
付表 3
単速度かご形電動機の枠番号
定 格 出 力
(kW )
備考
1.
枠
2
極
4
番
極
号
6
極
8
極
0.4
910
910
910
1111
0.75
910
910
1111
1114
1.5
1111
1111
1114
1314
2.2
1114
1114
1314
1318
3.7
1314
1314
1318
1621
5.5
1318
1318
1621
1625
7.5
1621
1621
1625
1824
11
1625
1625
1824
1828
15
1824
1824
1828
2031
18.5
1828
1828
2031
2232
22
1828
1828
2232
2236
26
2031
2031
2236
2536
30
2031
2031
2236
2536
33
2232
2232
2536
2540
37
2232
2232
2536
2540
45
2536
2536
2840
2845
55
2540
2540
2845
3245
75
2840
2840
3245
3250
この表は,基準周囲温度の限度 40 ℃のものに適用する。
12
F 8302D
付図
a)
電動機の端子記号
極数変換以外の例
単一星形巻線
単一三角巻線
V
スターデルタ起動形
V
U
R
S
T
W
W
b)
VZ
V
Y
W
U
R
S
T
R
S
T
U
V
W
Y
Z
X
W
逆回転
U
U
正回転
V
R
S
T
W
U
X
U V
W
Y
X
Z
極数変換の例
低
二重星形巻線2段速度
V1
R
V2
速
S
高
W1 U2
W2
単一三角巻線
2段速度(その2)
V2
低
速
高
U2
速
R S T
W1
V1
V1
V2
U3
U1
U2
速
中
速
R S T
W3
U1
V2
U1 V 1 W 1
W1
低
単一星形巻線
2段速度
V1
速
R S T
W2
高
速
R S T
V3
速
R S T
中
速
R S T
高
速
R S T
W2
U2 V 2 W 2
U1
V 2 W1 U3
W3
V2
U1
W1
U1 V 1 W 1
U1 V 1 W 1
U3 V 3 W 3
U1 V 1 W 1
二重巻線
3段速度(その2)
V3
U1
V2
U1 V 1 W 1
高
速
R S T
低
U1 V 1 W 1
速
R S T
中
速
R S T
高
速
R S T
W1
U3 V 3 W 3
低
U2 V 2 W 2
U2 V 2 W 2
U2 V 2 W 2
W 2 U1 V 1 W 1 U2 V 2 W 2 U2 V 2 W 2
二重巻線
3段速度(その3)
V1
U2 V 2 W 2
R S T
W1 U2 V
3
R S T
U2
W2
低
二重巻線
3段速度(その1)
速
W2
U1 V 1 W 1
U2
高
T
U2 V 2 W2
R S T
U1
速
S
速
R S T
U1 V 1 W1
R
U1
T
低
単一三角巻線
2段速度(その1)
V1
U1 V 1 W 1
U3
V 1 W3 U2
W 2 U3 V 3 W 3 U2 V 2 W 2 U3 V 3 W 3
13
F 8302D
附属書 三相誘導電動機の
円線図法による特性算定方法
1.
適用範囲
この規格は,三相誘導電動機の特性算定法のうち,次に示すものを規定する。
1.1
円線図法による特性算定方法
1.2
起動電流及び起動トルクの算定方法
2.
円線図法による特性算定方法
2.1
円線図法の種類
a)
L形円線図法
b)
特殊L形円線図法
c)
T形円線図法
d)
特殊T形円線図法
三相誘導電動機の運転時の特性は,円線図法によって算定する。
この規格で規定する円線図法の種類は,次のとおりである。
円線図法とは,多相誘導機の一相が図 1 又は図 2 の等価回路で表される場合に,複素平 面上におけ
る一次電流の軌跡が滑り s の変化に対して円となることを利用して特性を求める方法である。
ここに,図は星形換算の一相分であり,記号の意味は,次のとおりである。
V
r1 :一次抵抗
:一次星形相電圧
I 1 :一次電流
r2 :二次抵抗(一次換算値)
I 2 :二次電流(一次換算値)
x1 :一次漏れリアクタンス
I n :無負荷時の励磁電流
x2 :二次漏れリアクタンス(一次換算値)
I M :励磁電流
rM :鉄損抵抗
s :滑り
xM :励磁リアクタンス
図1
I1
V
I2
r1
r2
x2
rn =r1 +rM
In
1-s
r
s 2
xn =x1
+x
図2
I1
r1
V
L形等価回路
x1
x1
IM
T形等価回路
I2
rM
r2
xM
x2
1-s
r
s 2
図 1 の等価回路を基礎とする円線図法をL形円線図法といい,図 2 の等価回路を基礎とする円線図
附 1
14
F 8302D
法をT形円線図法という。原 則として,3.7kW 以下のものにあってはT形円線図法,5.5kW 以上のもの
については特殊L形円線図法を用いる。
特殊かご形誘導機又は特殊かご形効果をもつ誘導機の場合は,図 1 及び図 2 中の r2 及び x2 は滑り s
の関数となるが,無負荷から最大トルク付近までの限られた滑りの範囲では r2 及び x2 を一定とみなし
て実用上十分な正確さで特性算定を行うことができる。この場合の円線図法をそれぞれ特殊L形円線
図法及び特殊T形円線図法という。
二重かご形,深溝かご形などの特殊回転子構造のかご形誘導機,中容量の二極の巻線形誘導機,大
容量巻線形誘導機,二次巻線端に磁性体の保持環をもつ誘導機及び塊状回転子形 誘導機の特性を円線
図法によって算定するときは,特殊円線図法による。
2.2
基本量の算定
図 1 又は図 2 の等価回路に基づいて円線図法による特性算定を行うために次の
基本量を求める。
a)
一次巻線抵抗
基準巻線温度における一次巻線の一相の抵抗(星形換算値)は,次のようにして
定める。
r1 =
ここに,
R1 235 + T
⋅
(Ω)
2 235 + t
R1 :各端子間で測定した一次巻線抵抗の平均値( O)
t :抵抗測定時の巻線温度(℃)
T :基準巻線温度(℃)
備考
A,E,B 種絶縁の場合
T = 75℃
F,H 種絶縁の場合
T =115℃
基準巻線温度を定める巻線の絶縁の種類は,温度上昇限度を適用する際の絶縁の種類で
あって,巻線の実際の絶縁の種類であるとは限らない。例えば,巻線に F 種絶縁が施し
てあっても,温度上昇限度に関しては B 種絶縁とみなす場合には,基準巻線温度に関し
ても,巻線の絶縁の種類は, B 種とみなす。
b)
無負荷電流の有効分及び無効分
定格周波数の定格電圧における無負荷試験において,定格電圧
を V1 ,無負荷電流を I 0 ,入力を W 0 として
W0
3V1
I 0 の有効分
I0 w =
I0 の無効分
I 0l = I 0 − I 0 w
2
2
を求める。
備考
無負荷電流 I 0 は,無負荷時の励磁電流(図 1 の I n )と無負荷時の二次電流とからなる電
流である。
c)
基準巻線温度における拘束電流の有効分及び無効分
定格周波数において拘束試験を行い,定格
電流又はそれに近い一時電流 I S ' が流れたときの印加電圧を VS ' ,入力を W S ' として
附 2
15
F 8302D
一相の等価インピーダンス
ZS ' の抵抗分 R S' =
Z S' =
VS '
3I S '
WS '
3I S ' 2
ZS ' のリアクタンス分
X S ' = Z S' 2 −R S ' 2
x1 =
一次漏れリアクタンス
X S'
2
を求める。
1)
普通かご形,小容量巻線形及び中容量多極巻線形機の場合
基準巻線温度における拘束インピ
ーダンス Z を次のように求める。
R =R S '
(A,E ,B 種絶縁の場合)
=1.13R S ' (F,H 種絶縁の場合)
X = X S'
Z = R2 +X 2
このインピーダンスに対応する全電圧拘束電流 I S は
IS =
備考
V1
3Z
I S の有効分
I Sw = I S
I S の無効分
I Sl = I S
X
Z
A,E,B 種絶縁の場合には,Z =Z S ' であるから次のように計算を行ってもよい。
IS
V
= I S' 1 ,
V S'
I Sw =
WS
3V 1
I Sl = I S
2)
R
Z
2
WS




2
V1
= W S' ⋅
− I Sw
V
= W S '  1
V S '
3V S ' 2
2
特殊回転子構造のかご形,中容量二極巻線形,大容量巻線形機などの場合
これらの機種に対
しては,定格周波数 における拘束試験のほかに定格の 1 の周波数においても拘束試験を行い,
2
後者の試験において定格電流又はそれに近い一次電流 I S '' が流れたときの印加電圧を VS '',入力
を W S '' として次の計算を行う。
Z S' ' =
V S ''
3I S ''
,
R S '' =
W S ''
3I S '' 2
X S '' = Z S '' 2 −R S '' 2
RS ',RS '',XS ' 及び XS '' から図 3 の作図によって,又は下式によって RS ''',XS ''' を求める。
附 3
16
F 8302D
図3
5XS'''
f
R
及
び
X
f
2XS''
f
XS'
f
RS'''
RS'
RS''
f
5
f
2
f
R S ' '' = 1.6R S ' ' −0.6R S '
X S ''' = 0.64 X S '' −0.12 X S '
基準巻線温度における拘束インピーダンス Z を次のように求める。
R = R S '''
(A,E,B 種絶縁の場合)
= 1.13 R S '' '
(F,H 種絶縁の場合)
X = 5X S ''' = 3.2X S '' −0.6X S '
Z = R2 +X 2
このインピーダンスに対応する全電圧拘束電流 I S は,
IS =
V1
3Z
I S の有効分
I Sw = I S
I S の無効分
I Sl = I S
R
Z
X
Z
ただし,バー挿入式回転子をもつ特殊回転子構造のかご形電動機であって,
h =
2X S '' − X S '
R S ' − R S ''
によって与えられる h を計算したとき,h>1 である場合には,次の方法によって基準巻線温
度における拘束インピーダンス Z を求め,それを用いて上記の I Sw 及び I S? を 定 め る こ と が
望ましい。
m=
1 + h2
3
R = RS '' −m (R S ' − R S '' )
= 1.13 [RS '' −m(R S ' −R S '' )]
(A,E,B 種絶縁の場合)
(F,H 種絶縁の場合)
X = 2X S ' ' + m(2X S '' − X S ' )
Z = R2 +X 2
備考
中容量二極巻線形機であっても,特殊かご形効果を無視できる機械の場合は 2.2 c)
附 4
17
F 8302D
1)によってよい。
2.3
円線図 法
基本量を用い,円の直径が 20cm 以上となるように,適当な寸法を使って,次のよう
に作図して特性を求める。
a)
図 4 において原点 O から垂直線を立て,その上に ON' =I 0W 及
L形及び特殊L形円線図の作図法
び OS' =I Sw をとる。N' 及び S' からそれぞれ水平線を引き,その上に N' N=I 0? 及び S' S=I S? をと
る。S から N' N の延長線上に垂直線 SU を下ろす。N と S を結び,その垂直二等分線を引き, NU
との交点を C とする。中心を C,半径を C N とする円を描く(この円は,S を通過する。)。
2
NS=I 2S の大きさを測り,SU 上に T 点を TU= 3I 2 S r1 / V1 となるように定め,T ,N を結ぶ。
SN を左下方に延長して原点 O から引いた水平線との交点を D とする。D 点及び N 点からそれぞ
れ垂直線 DF' 及び NG' を立てる。DF ' と S' S の交点を F とする。S を通り NT と平行に引いた直
線と NG' との交点を G とする。
円の中心 C から NS 及び NT に垂線を下ろし,その延長が円周と交わる点をそれぞれ P m 及び P T
とする。P m 及び P T から垂直線 P mQ m 及び P TQ T を下ろす(Qm は,NS 上,QT は,NT 上の点である。)。
出力 P(W)に対する特性を求めるには
I =P /
(
3V1
)
を計算し,DF' 上に DH=I となるように H 点を定め,H から NS に平行線を引き,円弧との交点
を P とする(第1の交点をとる。
)
。
P から水平線を引き,OS' との交点を P' とする。
また,P を O,D,N に結び,DP の延長と FS との交点を Y とし,NP の延長と GS との交点を
R とする。
また,P から垂直線を下ろし, NT との交点を Q とする。
図4
L形円線図
F'
PT
Y
S'
F G'
S
Pm
G R
P0
P'
P
H
Q
N'
QT
Q0
N
O
b)
T
Qm
C
D
L形及び特殊L形円線図による特性決定
1)
出力 P(W)に対 する特性
一次電流
I 1 = OP (A)
附 5
U
18
F 8302D
pf =
力率
効率
OP
× 100 (%)
FY 

η = 1 −
 × 100 (%)

FS 
滑り
トルク
OP'
S
=
GR
GS
× 100 (%)
3V1 PQ
τ= 9.55
nS
(N・ m)
ここに,nS :同期速度(rpm)
2)
最大出力
Pmax = 3V 1 Pm Q m (W)
3)
最大トルク
τmax = 9.55
3V 1 PT Q T
nS
(N・ m)
ここで同様に定格出力 P0 におけるトルク(全負荷トルク)τ 0 を求め,τmax
(%)を算出する。
τmax(%) =
t max(N ⋅ m)
t(
0 N ⋅ m)
×100
基本量の算定において,h の値を用いて拘束インピーダンスを求めた電動機の場合,最大トル
クは,試験設備の容量が十分な場合には,定格電流のほぼ 2 倍の一次電流における,定格周 波
c)
数及び定格の 1 の周波数の拘束試験の結果を用いた円線図法によって算定することが望ましい。
2
T形及び特殊T形円線図の作図法 図 5 において原点 O から垂線を立て,その上に ON' =I 0w 及び
OS' =I Sw をとる。N' 及び S' からそれぞれ水平線を引き,その上に N' N=I 0? 及び S' S=I S? をとる
(N' N の延長を NN'' とする。
)
。
N と O 及び S を相互に結ぶ。OS' 線上に V1 /
3 に等しく OV をとり,V から左下方に ON に平
行線を引き,その上に VV' =I 0 r 1 をとる。V'から下向きに ON に垂直に V' V'' を引き,その上に V '
V'' =I 0 x 1 をとる。V'' を O に結び ∠VOV'' をμとする。N を通り NN'' に対し 2μの角度の直線 NA
を引く。S から NA に垂線 SU を下ろす。
NS の垂直二等分線を引き,NU との交点を C とする。中心を C,半径を C N とする円を描く(こ
の円は,S を通過する。
)
。
SU 上に T 点を下式によって定める。
(
ST = I Sw − I 0 w − I S
2
−I0
2
) V3r
1
1
T,N を結ぶ。
SN を左下方に延長して原点 O から引いた水平線との交点を D とする。
D 点及び N 点から NU に垂直に直線 DF' 及び NG' を引く。
附 6
19
F 8302D
また,S から NU に平行線を引き,直線 DF ' との交点を F' とする。S' S 上に SF=SF' のように
F 点を定める。 S を通り NT に平行に引いた直線と NG' との交点を G とする。
円の中心 C から NS 及び NT に垂線を下ろし,その延長が円周と交わる点をそれぞれ P m 及び PT
とする。Pm 及び P T から NU に向かって垂線 P mQ m 及び PT QT を下ろす(Qm は NS 上,Q T は NT 上
の点とする。)。
出力 P(W)に対する特性を求めるには
I =P /
(
3V1
)
を計算し,DF' 上に DH=I のように H 点を定める。H から NS に平行線を引き,円弧との交点を
P とする(第1の交点をとる。
)
。
P から水平線を引き, OS'との交点を P'とする。
また,P を O,D,N に結び,DP の延長と FS との交点を Y とし, NP の延長と GS の交点を R
とする。
P から NU に下ろした垂線と NT との交点を Q とする。
図5
V'
V
S'
PT
F
Y
V''
F'
G'
Pm
P0
T
P
H
QT
Q0
Q
d)
A
Qm
U
C
2μ
N'
O
S
GR
μ
P'
T形円線図
D
N ''
N
T形及び特殊T形円線図による特性決定
1)
出力 P(W)に対する特性
一次電流
I 1 = OP (A)
力率
pf =
効率
滑り
OP'
OP
× 100 (%)

FY 
η= 1 −
 × 100 (%)
FS 

S
=
GR
GS
× 100 (%)
附 7
20
F 8302D
τ= 9.55
トルク
3V1 PQ
(N・ m)
1.027 nS
ここに,nS :同期速度(rpm)
2)
最大出力
Pmax = 3V1 PmQ m (W)
3)
最大トルク
3V1 PT Q T
(N・ m)
nS
τmax = 9.55
ここで同様に定格出力 P0 におけるトルク(全負荷トルク)τ 0 を求め, τmax
(%)を算出する。
τmax(%) =
τmax(N ⋅ m )
× 100
τ(
0 N ⋅ m)
基本量の算定において,h の値を用いて拘束インピーダンスを求めた電動機の場合,最大トルク
は,試験設備の容量が十分な場合には,定格電流のほぼ 2 倍の一次電流における,定格周波数及
び定格の 1 の周波数の拘束試験の結果を用いた円線図法によって算定することが望ましい。
2
2.4
円線図法計算法 作図を用いないで特性の計算をするには,次の方法による。
a)
L形円線図の場合
SU = k = I Sw − I 0w
NU = q = I Sl − I 0 l
NC(半径) = ρ =
1
k2 
q +


2
q 
NS = I 2 S = q 2 + k 2
tanα =
q
α
からα,cos α,sinα,tan を求める。
k
2
TU = k1 =
(
3r1 2
q +k2
V1
)
2
3I 2 S r1
を求める。
V1
≡
ST = k 2 = k − k1
tanβ =
1)
q
β
からβ,tan を求める。
k1
2
任意の出力 P (W)に対する特性
I =
P
3V1
附 8
21
F 8302D
a = ρsin α− I cosα ≡
c 2 = b1 ×
2
− I cosα
I2
b = a − a2 − I 2 ≡
b1 = b cos α,
I 2S
a + a2 − I 2
b2 = b sin α
k2
k
t = c2 + I
I 1w = I 0 w + b1 + I
I 1l = I0 l + b2
力率
pf =
S
トルク
=
I 1w
I1
I
η=
滑り
I 1w
c2
t
× 100 (%)
× 100 (%)
× 100 (%)
τ= 9.55
3V1t
(N・m)
nS
最大出力
Pmax = 3V 1 ρ tan
3)
2
I 1 = I 1w + I 1 l (A)
効率
2)
2
一次電流
α
2
(W)
最大トルク
τmax
β
3V 1 ρ tan  
 2  (N・m)
= 9.55
nS
ここで同様に定格出力 P 0 におけるトルク(全負荷トルク)τ0 を求め,τmax
(%)を算出する。
τmax(%) =
τmax(N ⋅ m )
× 100
τ(
0 N ⋅ m)
最 大 ト ル ク 時 の 滑 り , 一 次 電 流 な ど を 求 め る 場 合 に は , b = a − a2 − I 2 の 代 わ り に
b = a + a 2 − I 2 を用いて上記の計算を行う。
基本量の算定において,h の値を用いて拘束インピーダンスを求めた電動機の場合,最大トルク
は,試験設備の容量が十分な場合には,定格電流のほぼ 2 倍の一次電流における,定格周波数及
1
び定格の の周波数の拘束試験の結果を用いた円線図計算法によって算定することが望ましい。
2
附 9
22
F 8302D
b)
T形円線図の場合
k = I Sw − I 0 w
q = I Sl − I 0 l
NS = I 2 S = q 2 + k 2
tanμ =
I 0 l r1 − I 0 w x 1
(
から cos2μ,sin2μを求める。
)
3 − I 0 w r1 − I 0 l x 1
V1 /
SU = k' = k cos 2μ− q sin 2μ
NU = q' = q cos 2μ+ k sin 2μ
1
k' 2
q' +
2 
q'
NC(半径) = ρ =
tanα' =
q'
≡
k'
I Sl
I Sw
(




からα',cos α' ,sin α' ,tan
2
ST = k 2 ' = k − I S − I 0
2
) V3r
1
1
TU = k1' = k' −k 2 '
tanβ' =
1)
q'
からβ' ,tan
k1'
β'
2
を求める。
任意の出力 P (W)に対する特性
I =
P
3V 1
a' = ρsin α' −I cos α' ≡
b' = a' − a' 2 −I
2
≡
I 2S
− I cos α'
2
I
2
a' + a' 2 −I
2
b1' = b' cosα'
b2 ' = b' sinα'
c 2 ' = b1' ×
k2 '
k'
t' = c 2 ' +1
B 1' = b1' + 1
B1 = B1 ' cos 2μ+ b 2 ' sin 2μ
B 2 = b 2 ' cos 2μ− B1 ' sin 2μ
I 1w = I 0 w + B1
I 1 l = I 0 l + B2
一次電流
2
2
I 1 = I 1w + I 1 l (A)
附 10
α'
2
を求める。
23
F 8302D
pf =
力率
滑り
I 1w
c 2'
× 100 (%)
t'
3V 1t'
(N・m)
nS
最大出力
Pmax = 3V 1 ρ tan
3)
× 100 (%)
τ= 9.55
トルク
2)
=
S
× 100 (%)
I1
I
η=
効率
I 1w
α'
2
(W)
最大トルク
τmax = 9.55
3V 1 ρ tan (β' / 2)
nS
(N・ m)
ここで同様に定格出力 P0 におけるトルク( 全負荷トルク)τ 0 を求め, τmax
(%)を算出する。
τmax(%) =
τmax(N ⋅ m)
× 100
τ(
0 N ⋅ m)
最 大 ト ル ク 時 の 滑 り , 一 次 電 流 な ど を 求 め る 場 合 に は , b' = a' − a' 2 −I 2 の 代 わ り に
b' = a' + a' 2 −I 2 を用いて上記の計算を行う。
基本量の算定において,h の値を用いて拘束インピーダンスを求めた電動機の場合,最大トルク
は,試験設備の容量が十分な場合には,定格電流のほぼ 2 倍の一次電流における,定格周波数及
1
び定格の の周波数の拘束試験の結果を用いた円線図計算法によって算定することが望ましい。
2
3.
3.1
起動電流及び起動トルクの算定方法
起動電流の算定方法
三相誘導電動機の起動電流 I S t は,拘束試験の結果から,次のいずれかの
方法によって算定する。拘束試験において,一定の拘束電流に対する拘束電圧が回転子位置によって
異なる場合には,電圧がその最大値と最小値との平均値に等しくなるような回転子位置において測定
する。ただし,一定の拘束電流に対する拘束電圧が回転子位置によって著しく異なる場合には,拘束
電圧の値は,回転子位置に対する最小値をとる。拘束電圧が回転子位置によって著しく異なる場合と
は,平均値からの変動分が平均値の 3.5%を超える場合とする。
a)
正比例法
拘束試験を定格電流のほぼ 100%の電流について行い,その結果から次の式によって計
算する。この算定法は,漏れリアクタンスの飽和の著しくない機械に適用する。
I St = I Sl (V1 / V Sl ) (A)
ここに, V 1 : 定格電圧(V)
V Sl : 拘束試験で加えた電圧(V )
附 11
24
F 8302D
I Sl : 拘束電流(A )
(各線電流の平均値)
b)
対数比例法(1)
拘束試験を定格電流のほぼ 100%,200%の電流について行い,そのときの拘束電
流 I S 1 ,I S 3 (A)及びそれぞれに対応する拘束電圧 V S 1 ,V S 3 (V)を測定し,次の式によって起動電流を
計算する。この算定法は全閉スロット機に適用する 。
I St = I Sl (V1 / V Sl ) β
β = 0.7α+ 0.35
α= log ( I S 3 / I S1 ) / log (VS3 / VS1 )
c)
対数比例法(2)
対数比例法(1)の拘束試験のほかに定格電流のほぼ 150%の電流について拘束試験
を行い,そのときの拘束電流 I S 2 (A)及びそれに対応する拘束電圧 V S 2 (V)を測定し,次の式によっ
て起動電流を計算する。この算定法は半閉スロット機及び開放スロット機に適用する。
I St = 1.04I S 3 (V 1 / VS 3 ) γ (A)
γ= 1.05γ2 − 0.35 (γ1 − 1 )
(γ2>γ 1 のとき)
= 0.7γ2 + 0.35
(γ2≦γ 1 のとき)
γ1 = log ( I S 2 / I S 1 ) / log (VS 2 / VS1 )
γ2 = log (I S 3 / I S 2 ) / log (VS3 / VS 2 )
3.2
起動装置を用いる場合の電源側の起動電流の算定方法
起動装置を用いる三相誘導電動機の場
合,その起動方式における電源側の起動電流 I s t は,拘束試験の結果から次のようにして 求める。
拘束試験において,一定の拘束電流に対する拘束電圧が回転子位置によって異なる場合には,電圧
がその最大値と最小値との平均値に等しくなるような回転子位置において測定する。ただし,一定の
拘束電流に対する拘束電圧が回転子位置によって等しく異なる場合には,拘束電圧の値は回転子位置
に対する最小値をとる。拘束電圧が回転子位置によって著しく異なる場合とは,平均値からの変動分
が平均値の 3.5%を超える場合とする。
a)
スターデルタ起動の場合
I St =
1
3
×IS1 ×
V1
VS 1
ただし,拘束試験は三角結線で行ったものとする。
b)
補償器起動の場合
I St =
1
V
× I S1 × 1
a2
V S1
ここに,a: 始動補償器の変圧比
c)
リアクトル起動及び一次抵抗起動の場合
これらの場合には,試験の結果から正比例法[3.1 a)]
によって算定する。
3.3
起動トルクの算定方法
三相誘導電動機の起動トルクは,次の式によって算定する。
(
)
起動トルクτSt
(1 − s R ) WS '−3 I S '2 R1 / 2 (I St ' / I S ')
=
全負荷トルクτR
PR
ここに,
PR: 定格出力(W)
附 12
2
25
F 8302D
sR: 定格出力時の滑り(小数)
I S ': 定格電流にほぼ等しい拘束電流(A)
R1: 各端子間において測定した一次巻線抵抗の平均値( O)
であり,一定の拘束電流 I S ' における拘束電圧の回転子位置による変化が著しくない場合(拘束
電圧の平均値からの変動分が平均値の 3.5%を超えない場合)は,
I St ' = I St (A)
I St: 最大起動電流(A)
W S ': 拘束電圧がその最大値と最小値の平均値に等しくなるような回転子
位置における入力(W)
とし,一定の拘束電流 I S' における拘束電圧の回転子位置による変化が著しい場合は,
I St ' = I St
(V S ' ) min
(V S ' ) max
(A)
(VS ' )min: 拘束電流 I S ' に対する拘束電圧の最小値(V )
(VS ' )max: 拘束電流 I S ' に対する拘束電圧の最大値(V )
W S ': 拘束電流 I S ' ,拘束電圧(VS ' )のときの入力(W )
とする。
起動装置を用いる誘導機の場合,その始動方式における起動トルクは,電源側の起動電流が
起動装置に流れるときの電動機電流を上記の算定法における ISt として用いて算定する。
附 13
26
F 8302D
附 14
27
F 8302D
解説
艦船用交流電動機通則 解説
この解説は,本体及び附属書に規定・記載した事柄,並びにこれらに関連した事柄を説明する
もので,規格の一部ではない。
1.
制定・改正の趣旨及び経緯
NDS F 8302C(艦船用交流電動機通則)
(昭和 60.6.6 改正)は,
改正から17年が経過し,こ の 間 NDS F 8001( 艦船用電気機器通則)や引用規格等の改正があり,
整合しない部分が生じてきたので,関連事項についての調査及び技術検討を実施し,規格の改正
を行った。また,
「参考」は本文の一部を補足するものであり,一部見直しし,継続して使用でき
るよう残した。
1.1 今回の主な改正点
a)
特性試験
今回の主な改正点は,次のとおりである。
特性試験は,従来どおり円線図法とした。ただし引用文書である円線図法を規定
した JIS C 4207:1995(三相誘導電動機の特性算定方法)が 2001 年に廃止になったため「三
相誘導電動機の円線図法による特性算定方法」として附属書 にまとめた。
2.
各規定項目の内容
2.1 用語の定義(本体の 3.)
a)
従来の用語の意味の拠り所としてきた JIS C 4201:1963 (低圧三相誘導電動機(一般用))
は,旧規格 NDS F 8302C の改正時以前 1978 年に廃止になっており,改めて関連規格である
JEC-2137:2000(誘導機)をもとに用語の定義を検討し た 。表現が相違する用語を解 説 表 1
に示す。本規格では,意味が同じであれば従来使 用 し 定着している用語を変える必要はない
との考え方から,旧 規 格 NDS F 8302C の用語を継続使用することとした。
解説表 1
用
語
起動電流
起動トルク
スターデルタ起動
(器)
最小トルク(プルア
ップトルク)
:零速度から最大ト
ルクに相当する回転
速度の間で発生する
トルクの最小値。
b)
JIS C 4201(廃止)
「用語の定義」
の項目はない
が,特性試験の
項目等で
「 起 動 電 流 」,
「起動トルク」,
「スターデルタ
起動器」を使用
している。
他規格との用語の比較
JEC-2137:2000
最大始動電流
最小始動トルク
スターデルタ始
動(器)
最小トルク
(プルアップト
ルク)
注(1)JIS C 4210:2001
注(2)JEM1277:1998
「用語の定義」の
項目はないが,特
性試験の項目等で
「最大始動電流」,
「最小始動トル
ク」,「スターデル
タ始動器」,「プル
アップトルク」を
使用している。
注( 1)
JIS C 4210:2001( 一般用低圧三相かご形誘導電動機)
注( 2)
JEM1277:1998 (船用低圧三相誘導電動機)
NDS F 8302
起動電流
起動トルク
スターデルタ
起動(器)
特性として規
定していない
ため定義しな
い。
回転子分類により特性及び起動トルクを規定していた JIS C 4201 は廃止になっており,また,
解 1
28
F 8302D
解説
同じく規定していた JIS C 4210 でも IEC 規格にならい 1983 年の改正から全 負荷特性及びト
ルク特性を,出力と極数毎に規定するようになったため、JIS のほか JEC-2137,JEM1277
等でも,特殊かご形 1 種,2 種の分類はなくなっている。(解説表 2 参 照 )
本規格では,NDS 電動機の独自性と互換性を継続するため,その特性及び起動トルクを規
定する回転子分類は従来どおり継続することとし た 。
解説表 2
格
JIS C 4201(廃止)
回 転子
の 分類
普通かご形
特殊かご形 1 種
特殊かご形2種
巻線形
規 格で
の 扱い
回転子の構造及び
記号で上記を規
定。
特性,起動トルク
を上記回転子の構
造分類毎に規定。
規
JIS C 4210:2001
回転子の分類比較
JEC-2137:2000
JEM1277:1998
NDS F 8302
かご形
特殊かご形
巻線形
かご形
普通かご形
特殊かご形 1 種
特殊かご形2種
用語の意味
で,上記を規
定。
回転子の構
造による分
類で,上記を
規定。
特性,起動トルク
を上記回転子の
構造分類毎に規
定。
−
2.2 定 格 ( 本 体 の 4.1.1)
全負荷特性及び
トルク特性の算
定の項で、
「 特殊
かご形効果の大
きい電動機」と
の文章あり。
定格出力は,各艦船の製作実績を調査した結果,旧規格外の定格出
力があったが,いずれも特殊用途(特殊装置の油圧ポンプなど),専用用途(バウスラスタ,空調
装置など)であり,補機用電動機の標準となる定格出力に加えるべき電動機はなかった。従って
定格出力範囲は,従来の範囲のままとした。
2.3 特性(本体の 4.1.2)
特性試験は,従来どおり円線図法によることにしたため( 2.12 特性
試験の項を参照),特性を規定した付 表 1 は従来どおりの内容とした。
2.4 電圧変化(本体の 4.1.6)
JIS C 4210,JEC-2137 等では図式的に電圧及び周波数変 動の組
み合わせを規定しているが,JEM1277 にならい変更無しとした。
2.5 周波数変化(本体の 4.1.7)
JIS C 4210,JEC-2137 等では図式的に電圧及び周波数変動の
組み合わせを規定しているが,JEM1277 にならい変更無しとした。
2.6 絶縁の種類(本体の 4.1.9)
関連規格 JIS C 4210:1998 (電気絶縁の耐熱クラス及び耐熱
性評価)等では「絶縁の種類」が「耐熱クラス」に改正されているが,本規格では,意味が同じ
であれば,従来使用し定着している用語を替える必要はないとの考え方から「絶縁の種類」を継
続して使用することとした。
2.7 温度上昇(本体の 4.1.10)
a)
旧規格 NDS F 8302C では,温度上昇限度の規定値を NDS F 8001D によっているが,その拠
り所となる JIS C 4004(回転電気機械通則)は廃止され,新しく JIS C 4034-1(回転電気機
械−第1部:定格及び特性)に置き換わり,温度上昇規定値の一部変更や測定法の適用の見
直し等がなされている。今回の改正では,JIS ・JEC ・JEM 等の関連規格が既に改正されてい
ることから,JIS C 4034-1 をもとに温度上昇限度の見直しを検討したが,引用規格である
NDS F 8001D との間で規定値の不整合が生じるため,NDS F 8001D の改正に委ねることとし
解 2
F 8302D
29
解説
た。
2.8 枠番号(本体の 5.1)
2.8.1 枠番号の意味
枠番号は,電動機のおよその大きさ(体格)を表し,その意味は,次のと
おりである。
a)
(解説図 1 参照)
横形電動機(平面取付足付)の場合
1)
枠番号の上 2 けた(910 の場合は 1 けた)の数字は,C をセンチメートルで表した数字
である。
2)
枠番号の下2けたの数字は2Fをセンチメートルで表 し た 数 字 で あ る 。
解説図 1
横形電動機(平面取付足付)
C
F
F
解説表 3
C 寸 法
b)
枠番号
枠
番
号
9
910
−
−
11
1111
1114
−
13
1314
1318
−
16
1621
1625
1628
18
1824
1828
−
20
2027
2031
−
22
2232
2236
2240
25
2536
2540
2570
28
2840
2845
2870
32
3245
3250
3274
横形電動機(平面取付足付)以外の場合
平面取付足のない立形,3点支持形などの枠番号
は,横形電動機(平面取付足付)に準じて平面取付足を仮定し,a)のように枠番号によって
電動機の体格を表す。
2.8.2 枠 番 号
付表 3 には,軸流内装形(37kW 以下)が含まれている。
2.9 外被の保護形式(本体の 5.2)
防まつ形(外扇付)で 7.5kW を超えるものの製作実績が
あるがそのほとんどが専用用途,特殊用途であ ること,旧規格の NDS F 8302C の参考解説にある
騒音が 5 ∼10 ホン増加することは,現時点でも変わらないことから従来どおりの内容とした。
2.10
端子記号(本体の 5.4) 付図 内容の「端子記号」について,JEC-2137:2000 では極数変換
の場合,端子記号の先頭に数字をつけている(例:1U ,2W )が,現行の末尾に数字をつける端子
記号(例:U1 ,W2 )が定着しているため変更しないものとした。
解 3
30
F 8302D
2.11
解説
部品(本体の 6.a)
特に指定されて1種の玉軸受を使用する場合,そのはめあい推奨値
は解説付表 1 及び解説付表 2 に示すとおりである。
2.12
a)
特性試験
(本 体 の 7.1)
1978 年廃止の JIS C 4201 では特性算定方法として円線図法を用い、円線図法を規定した
JIS C 4207:
(三相誘導電動機の特性算定方法)を引用していた。その後、関連規格では JIS C
4210:(一般用低圧三相かご形誘導電動機)の 2001 年改正において,特性算定方法として円
線図法が廃止され,それに沿って JIS C 4207 も 2001 年廃止になった。関連規格 JIS C 4210,
JEC-2137 等では,特に指定がない場合は等価回路法を用いることとしている。試験方法の
比較,特性算定方法の規格比較を解 説 表 4 及び解 説 表 5 に示す。
同一電動機について等価回路法と円線図法で特性を算定し,比較すると,等価回路法では
円線図法での結果に比べ「定格電流は大」,「効率は小」の傾向になるなど,等価回路法を採
用する場合は,特性表の数値を見直す必要が生じる。また,特性算定のためには解説表 4 に
示すように,円線図法に対して新たな試験項目・データが必要になる。
全ての NDS 電動機について新たにデータを取得するのは時間的に費用的に現実的でなく,
実際には,JIS 等民生品データをベースにある程度 NDS 電動機データを蓄積し特性表を見直
すことになるが,NDS 電動機での等価回路法データの蓄積が少ない現時点では対応は困難で
ある判断になった。また,旧 JIS C 4210 の円線図法を廃止した背景は,国際規格との整合見
直し(国際規格の代表的な IEC では実負荷法(損失分離法)によるとしている。一方,NEMA
(米国規格)では等価回路法を採用している。この様に各国の特性算定方法も統一されてい
る訳ではないが、そのなかでも旧 JIS の円線図法を採用している規格は限られる。)によるが,
円線図法は,簡単な試験と比較的簡単な作図(または計算)により各種特性値を算定できる
方法であって,その実用的価値はわが国では広く認められてきたものであり ,防衛庁独自の
電気品を規定する本規格では継続し、採用することとした。
解説表 4
特性算定方法
概
要
試験項目
円
線
図
試験方法の比較
法
等
価
回
路
法
多相誘導電動機の一相が L 形または T 形の
等価回路で表される場合に,複素平面上に
おける一次電流の軌跡が滑り S の変化に対
して円となることを利用して特性を求め
る方法。
多相誘導電動機の一相が T −Ⅱ形定
常等価回路が成り立つものとして,
回路計算によって特性を求める方
法。
1.一次巻線抵抗測定
2.温度試験
3.無負荷試験
4.拘束試験
特殊かご形の場合は 1/2 周波数でも行
う。
1.一次巻線抵抗測定
2.温度試験
3.無負荷試験
4.拘束試験
拘束試験法 A から C の分類があ
る。
等価回路法
追加試験項目
1.無負荷試験運転後測定の一次巻
線抵抗測定
2.印加電圧をパラメータにした無
負荷試験(数回計測)
解 4
31
解説
F 8302D
解説表 5
規 格
特性算定
方法
b)
JIS C 4201 (廃止)
試験方法・特性算定方法の比較
JIS C 4210:2001
JEC-2137:2000
・ JIS C 4207 引 ・等価回路法
・等価回路法
用
・ブレーキ法又は動 ・ブレーキ法又は動
・円線図法
力計法
力計法
(実負荷法)
(実負荷法)
JEM1277:1998
NDS F 8302
JEC-37 引用
・円線図法
・等価回路法
円線図法
現行の円線図法の維持については,試験設備としては特別維持するものはないこと,製造メ
ーカにおいて特性算出の電算プログラムを維持することに問題ないことを確認した。
c)
JIS C 4207 廃 止 に よ り 円 線 図 法 に よ る 特 性 算 定 法 を 記 載 し て い る 規 格 が 廃 止 と な っ た た め ,
必要な内容を附 属 書 に含めるものとした。
解 5
32
F 8302D
解説
解説付表 1
1種玉軸受と軸とのはめあい推奨値
単位 mm
軸受内径
内径番号
最
大
軸径
最
小
最
小
はめあい
最
大
(平均しめしろ)
00
10.000
9.996
10.000
10.005
0.005
01
12.000
11.996
12.000
12.005
0.005
02
15.000
14.996
15.000
15.005
0.005
03
17.000
16.996
17.000
17.005
0.005
04
20.000
19.995
20.000
20.005
0.005
05
25.000
24.995
25.000
25.005
0.005
06
30.000
29.995
30.000
30.005
0.005
07
35.000
34.995
35.000
35.005
0.006
08
40.000
39.994
40.000
40.005
0.006
09
45.000
44.994
45.000
45.005
0.006
10
50.000
49.994
50.000
50.005
0.006
11
55.000
54.993
55.000
55.005
0.006
12
60.000
59.993
60.000
60.005
0.006
13
65.000
64.993
65.000
65.005
0.006
14
70.000
69.993
70.000
70.005
0.006
15
75.000
74.993
75.000
75.008
0.006
16
80.000
79.993
80.000
80.008
0.008
17
85.000
84.992
85.000
85.008
0.008
18
90.000
89.992
90.000
90.008
0.008
解 6
F 8302D
解説付表 2
33
解説
1種玉軸受と軸受箱とのはめあい推奨値
単位 mm
軸受外径
内径番号
最
大
最
軸受箱内径
小
最
小
最
はめあい
大
(平均しめしろ)
00
35.000
34.994
35.000
35.005
0.006
01
37.000
36.994
37.000
37.005
0.006
02
42.000
41.994
42.000
42.005
0.006
03
47.000
46.994
47.000
47.005
0.006
04
52.000
51.993
52.000
52.005
0.006
05
62.000
61.993
62.000
62.005
0.006
06
72.000
71.993
72.000
72.005
0.006
07
80.000
79.993
80.000
80.005
0.006
08
90.000
89.992
90.000
90.005
0.007
09
100.000
99.992
100.000
100.005
0.007
10
110.000
109.992
110.000
110.005
0.007
11
120.000
119.992
120.000
120.005
0.007
12
130.000
129.991
130.000
130.005
0.007
13
140.000
139.991
140.000
140.005
0.007
14
150.000
149.991
150.000
150.005
0.007
15
160.000
159.990
160.000
160.005
0.008
16
170.000
169.990
170.000
170.005
0.008
17
180.000
179.990
180.000
180.008
0.009
18
190.000
189.989
190.000
190.008
0.010
解 7
34
F 8302D
解説
解 8
35
F 8302D
艦船用交流電動機通則
1.
参考
参考
種類・形名
1.1
種類は,参考表 1 のとおりとする。
種類
参考表 1
番
号
種 類
1 交流電動機
2 交流電動機
3 交流電動機
4 交流電動機
5 交流電動機
6 交流電動機
7 交流電動機
8 交流電動機
9 交流電動機
10 交流電動機
11
12
13
14
15
1.2
交流電動機
交流電動機
交流電動機
交流電動機
交流電動機
形名
参考
付表
番号
防滴形横形電動機
2
H形 一般用横形
防まつ形(外扇付)横形電動機
3
防滴形立形電動機
4
V形 一般用立形、2極足付立形 防まつ形(外扇付)立形電動機
5
2極足付立形電動機
6
防滴形3点支持立形電動機
7
S形 一般用立形、3点支持形
防まつ形3点支持立形電動機
8
防滴形多翼通風機直結形電動機
9
F形 通風機用シロッコ形
防滴形多翼通風機直結形天井吊形電動機
10
防まつ形(外扇付)多翼通風機直結形電動機
11
A形 通風機用内装1形
軸流内装形足なし片軸電動機
12
B形 通風機用内装2形
軸流内装形足なし両軸電動機
13
C形 通風機用内装3形
軸流内装形3本足両軸電動機
14
防水形Aブレーキ内装横形電動機
15
W形 甲板用ブレーキ内装横形
防滴形ブレーキ内装横形電動機
16
X形 甲板用ブレーキ内装立形
防水形Aブレーキ内装立形電動機
17
防滴形多翼通風機直結形電動機
9
FN形 掃海艇通風機用シロッコ形
防まつ形(外扇付)多翼通風機直結形電動機
11
DN形 掃海艇通風機用内装4形
軸流内装形4本足片軸電動機
18
HN形 掃海艇用横形
防滴形,防まつ形(外扇付),防水形A横形電動機 19
VN形 掃海艇用立形
防滴形,防まつ形(外扇付)立形電動機
20
YN形 掃海艇甲板用ブレーキ内装横形 防まつ形(外扇付),防水形Aブレーキ内装横形電動機 21
XN形 掃海艇甲板用ブレーキ内装立形 防水形Aブレーキ内装立形電動機
22
形 別
該 当 電 動 機
形名は,形別,外被の保護形式,極数,回転子の種類,出力,定格の種類及び基準周囲
温度の限度によって,はじめに艦船用交流電動機を示す記号 DI を付し,次の例のように表す。
なお,類似品は,形式の末尾に英大文字 Z を付して表す。
例:DI
V
形別
F
外被の
4
極数
保護形式
a) 形名
C
回転子
3.7
C
出力
定格の
基準周囲
種類
温度の限度
の種類
4
形名は,参考表 2 の記号で表す。
参考表 2
一般用横形
一般用立形、 2極足付立形
一般用立形、 3点支持形
通風機用 シロッコ形
通風機用内装1形
通風機用内装2形
通風機用内装3形
甲板用 ブレーキ 内装横形
H
V
S
F
A
B
C
W
甲板用ブレーキ 内装立形
掃海艇通風機用 シロッコ形
掃海艇通風機用 内装4形
掃海艇用横形
掃海艇用立形
掃海艇甲板用 ブレーキ内装横形
掃海艇甲板用 ブレーキ内装立形
-
参 1
X
FN
DN
HN
VN
YN
XN
-
36
F 8302D
参考
b) 外被の保護形式
外被の保護形式は,参考表 3 の記号で表す。
参考表 3
外被の保護形式
防滴形
防まつ形(外扇付)
防まつ形
防水形A
c)
極数
記号
D
F
S
W
極数は,数字で表す。
なお,極数変換の場合は,極数の間にスラントを設け“4/8”のように表す。
d) 回転子の種類
回転子の種類は,参考表 4 の記号で表す。
参考表 4
回転子の種類
普通かご形
特殊かご形1種
特殊かご形2種
e) 出力
記号
C
K
L
出力は定格出力の kW を単位とした数字で表す。
なお,極数変換の場合は,定格出力の間にスラントを設け“3.7/1.1”のように表す。
f)
定格の種類
定格の種類は,参考表 5 の記号で表す。
なお,かっこの付いているものはなるべく使わないこと。
参考表 5
定格の種類
連 続
1 時 間
30 分 間
15 分 間
( 10 分 間)
( 5 分 間)
g) 基準周囲温度の限度
記号
C
D
E
F
(G)
(H)
基準周囲温度の限度は,参考表 6 の記号で表す。
なお,かっこの付いているものはなるべく使わないこと。
参考表 6
基準周囲温度の限度
℃
40
50
(60)
2.
枠番号
記号
4
5
(6)
甲板用ブレーキ内装横形電動機及び掃海艇用単速度電動機の枠番号は,原則として参考
付表 1 のとおりである。
a) 基準周囲温度の限度
基準周囲温度の限度は,参考表 6 の記号で表す。
なお,かっこの付いているものはなるべく使わないこと。
参 2
37
F 8302D
3.
形状・寸法
4.
ノック
ノック穴寸法及び位置は,参考付表 23 のとおりである。
5.
端子箱
端子箱の形状及び寸法は,参考付図 1∼5 のとおりである。
6.
設計要目表
形状及び寸法は,参考付表 2∼22 のとおりである。
電動機の設計要目表は,参考付表 24 のとおりである。
参考付表 1-1
定格出力
(kW)
7.5/7.5
11/11
15/15
18.5/18.5
22/22
26/26
30/30
33/33
37/37
30/26/7.5
35/26/7.5
35/27/9
37/37/11
45/35/11
55/37/11
60/60/27
75/75/30
備考
参考
極数
4/8
4/8
4/8
4/8
4/8
4/8
4/8
4/8
4/8
4/8/16
4/8/16
4/8/16
4/8/16
4/8/16
4/8/16
4/8/16
4/8/16
甲板用ブレーキ内装横形電動機の枠番号
防水形A
防滴形
定格の種類
枠番号
定格の種類
枠番号
30分間/ 30分間 1628
−
−
30分間/ 30分間 1828
30分間/30分間
1828
−
−
30分間/30分間
2240
−
−
30分間/30分間
2240
−
−
30分間/30分間
2240
−
−
30分間/30分間
2240
−
−
30分間/30分間
2240
−
−
30分間/30分間
2240
−
−
30分間/30分間
2540
−
−
1時間/1時間/30分間 2570
−
−
1時間/1時間/30分間 2570
−
−
1時間/1時間/30分間 2570
−
−
1時間/1時間/30分間 2870
−
−
1時間/1時間/30分間 2870
−
−
1時間/1時間/30分間 2870
−
−
1時間/1時間/30分間 3274
−
−
1時間/1時間/30分間 3274
この表は,基準周囲温度の限度が,防水形 A では 50℃,防滴形では 40℃のものに適用する。
参 3
38
F 8302D
参考
参考付表 1-2
外被の 定格出力
保護形式 (kW)
防滴形
防まつ形
(外扇付)
備考
掃海艇用単速度電動機の枠番号
B種及びF種絶縁
備 考
2極
4極
6極
0.4
910
910
910
-
0.75
910
910
-
-
1.5
1111
1111
1114
-
2.2
-
1114
-
3.7
-
1314
-
-
5.5
-
1318
-
-
7.5
-
1621
-
-
15
1625
1824
-
-
22
-
-
2027
F種、特殊かご形1種のものに適用する。
37
-
2236
-
F種、特殊かご形1種のものに適用する。
0.4
-
910
910
-
0.75
-
910
-
-
1.5
-
1111
-
3.7
-
1314
-
-
15
1828
-
-
-
基準周囲温度の限度が50℃及び40℃の
ものに適用する。
防水形A、基準周囲温度の限度が50℃の
ものに適用する。
この表は,備考欄に記載のものを除き,基準周囲温度の限度が,40℃のものに適用する。
参 4
39
F 8302D
参考
参考付表 2 枠番号寸法表
一般用横形
H
(防滴形)
単位
軸 端
枠
番号
A
C
D
E
F
G
J
K
L
M
N
P
R
Z
1625
1824
1828
2027
2031
2232
2236
2536
2540
2840
2845
3245
3250
265
280
300
290
310
350
370
380
400
430
455
480
505
160
180
180
205
205
225
225
250
250
280
280
320
320
320
360
360
410
410
450
450
490
490
550
550
630
630
125
140
140
160
160
180
180
200
200
225
225
250
250
125
120
140
135
155
160
180
180
200
200
225
225
250
20
22
22
25
25
30
30
30
30
35
35
35
35
70
80
80
90
90
90
90
100
100
110
110
140
140
70
80
80
90
90
100
100
120
120
140
140
160
160
560
590
630
635
675
740
780
810
850
920
970
1020
1075
320
360
360
410
410
450
450
500
500
560
560
640
640
310
310
350
350
390
390
430
430
470
480
530
530
580
420
450
450
490
490
520
520
570
570
620
620
700
700
295
310
330
345
365
390
410
430
450
490
515
540
565
24
24
24
28
28
28
28
28
28
35
35
35
35
備考
1.
この表は,7.5kW を超える電動機に適用する。
2.
A,D,J,K,L,M,N,P は最大値を示す。
3.
S寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
Q
S
Y
W
T
U
60
70
70
80
80
90
90
90
90
105
105
105
105
35
42
42
48
48
55
55
55
55
65
65
65
65
0.5
1.0
1.0
1.0
1.0
1.0
1.0
1.0
1.0
2.0
2.0
2.0
2.0
10
12
12
14
14
16
16
16
16
18
18
18
18
8
8
8
9
9
10
10
10
10
11
11
11
11
5.0
5.0
5.0
5.5
5.5
6.0
6.0
6.0
6.0
7.0
7.0
7.0
7.0
但し,S≦50 の場合 h6 S>50 の場合 m 6 とする。
4.
質量は,4 極における最大値を示す。
参 5
mm
玉軸受
質量
連結 反対
(kg)
側
側
6308
6310
6310
6311
6311
6313
6313
6313
6313
6316
6316
6316
6316
6308
6308
6308
6309
6309
6311
6311
6311
6311
6313
6313
6313
6313
115
145
175
230
320
-
-
40
F 8302D
参考
参考付表 3 枠番号寸法表
一般用横形
H
{防まつ形(外扇付)
}
単位
枠
A
番号
軸 端
C
D
E
F
G
J
K
L
M
N
P
R
90
115
115
135
135
160
160
180
195
250
250
290
290
340
340
390
70
95
95
110
110
125
125
140
50
55
70
70
90
105
125
120
12
16
16
18
18
20
20
20
40
40
40
50
50
70
70
80
40
50
50
60
60
70
70
80
300
370
400
460
500
550
600
650
180
230
230
270
270
320
320
360
130
150
180
190
230
270
310
310
290
330
330
370
370
420
420
450
140
165
180
210
230
275
290
310
Z
Q
S
Y
910
1111
1114
1314
1318
1621
1625
1824
160
205
220
250
270
275
305
340
備考
1.
この表は,7.5kW 以下の電動機に適用する。
2.
A,D,J,K,L,M,N,P は最大値を示す。
3.
質量は,4 極における最大値を示す。
4.
S寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
参 6
W
12 35 16 1.0 5
18.5 40
18.5 50
18.5 50
24 60
24 60
24 70
玉軸受
T
5
6
22 1.0 6 6
28 1.0 8 7
28 1.0 8 7
35 0.5 10 8
35 0.5 10 8
42 1.0 12 8
14.5 40 22 1.0 6
mm
U
3.0
3.5
3.5
4.0
4.0
5.0
5.0
5.0
連結側 反対側
6305
6306
6306
6307
6307
6308
6308
6310
質量
(kg)
6305 24
6306 36
6306 45
6307 60
6307 70
6308 105
6308 120
6308 160
41
F 8302D
参考
参考付表 4 枠番号寸法表
一般用立形
V
(防滴形)
単位
軸 端
玉軸受
質量
連結
反対 (kg)
S 1xピッチ
側
側
枠
番号
D
LL
LR
LA
LB
LC LG LE LW LZ LN
1625
1824
1828
2027
2031
2232
2236
2536
2540
2840
2845
3245
3250
320
360
360
410
410
450
450
490
490
550
550
630
630
550
570
620
620
660
720
750
780
830
880
940
1000
1050
68
78
78
88
88
98
98
98
98
113
113
115
115
268
300
300
300
300
400
400
400
400
500
500
500
500
230
250
250
250
250
350
350
350
350
450
450
450
450
300
350
350
350
350
450
450
450
450
550
550
550
550
備考
1.
この表は,7.5kW を超える電動機に適用する。
2.
D,LL は,最大値を示す。
3.
LB及びS寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
20
20
20
20
20
22
22
22
22
22
22
22
22
4
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
10
10
18.5 8
18.5 8
18.5 8
18.5 8
18.5 8
24
24
24
24
24
24
24
24
8
8
8
8
8
8
8
8
Q1
Q2
S
Y
W
T
U
48
56
56
64.5
64.5
72.5
72.5
72.5
72.5
85
85
85
85
12
14
14
15.5
15.5
17.5
17.5
17.5
17.5
20
20
20
20
35
42
42
48
48
55
55
55
55
65
65
65
65
0.5
1.0
1.0
1.0
1.0
1.0
1.0
1.0
1.0
2.0
2.0
2.0
2.0
10
12
12
14
14
16
16
16
16
18
18
18
18
8
8
8
9
9
10
10
10
10
11
11
11
11
5.0
5.0
5.0
5.5
5.5
6.0
6.0
6.0
6.0
7.0
7.0
7.0
7.0
但し,S≦50 の場合 h6 S>50 の場合 m 6 とする。
4.
質量は,4 極における最大値を示す。
5.
許容推力は,4 極における外部下向許容推力を示す。
参 7
M22x1.5
M25x1.5
M25x1.5
M30x1.5
M30x1.5
M35x1.5
M35x1.5
M35x1.5
M35x1.5
M40x1.5
M40x1.5
M40x1.5
M40x1.5
6308
6310
6310
6311
6311
6313
6313
6313
6313
6316
6316
6316
6316
6308
6308
6308
6309
6309
6311
6311
6311
6311
6313
6313
6313
6313
123
165
190
−
240
320
−
−
−
−
−
−
−
mm
許容
推力
(N)
608
490
441
−
883
794
−
−
−
−
−
−
−
42
F 8302D
参考
参考付表 5 枠番号寸法表
一般用立形
V
{防まつ形(外扇付)
}
単位
枠
番号
軸 端
D
LL LR LA
LB
LC LG LE LW LZ LN
Q1 Q2
S
Y
W T
U
910 195 270 43 130 110 160 10 3.5 8
12
4 25 10 16 1.0 5
5 3.0
1111 250 322 48 165 130 200 12 3.5 8
12
8 30 10 22 1.0 6
6 3.5
1114 250 352 48 165 130 200 12 3.5 8
12
8 30 10 22 1.0 6
6 3.5
1314 290 402 58 215 180 250 16
4
8
12
8 39 11 28 1.0 8
7 4.0
1318 290 442 58 215 180 250 16
4
8 14.5 8 39 11 28 1.0 8
7 4.0
1621 350 482 68 265 230 300 20
4
8 18.5 8 48 12 35 0.5 10 8 5.0
1625 350 532 68 265 230 300 20
4
8 18.5 8 48 12 35 0.5 10 8 5.0
1824 400 572 78 300 250 350 20
5
8 18.5 8 58 14 42 1.0 12 8 5.0
備考
S1x
ピッチ
M14x
1.5
M14x
1.5
M14x
1.5
M18x
1.5
M18x
1.5
M22x
1.5
M22x
1.5
M25x
1.5
玉軸受
許容
質量
連結 反対 (kg) 推力
(N)
側
側
6305 6305
25
451
6306 6306
40
559
6306 6306
48
520
6307 6307
65
667
6307 6307
75
608
6308 6308
105
677
6308 6308
125
−
6310 6308
170
−
1.
この表は,7.5kW 以下の電動機に適用する。
2.
D,LL は,最大値を示す。
3.
LB及びS寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
4.
質量は,4 極における最大値を示す。
5.
許容推力は,4 極における外部下向許容推力を示す。
参 8
mm
43
F 8302D
参考
参考付表 6 枠番号寸法表
2極足付立形
V
{防まつ形(外扇付)
}
単位
枠 定格 極
番号 出力 数
(kW)
910 0.75 2
1314 3.7
2
1318 5.5
2
1621 7.5
2
mm
本 体
R
C
D
E
F
M
N
J
K
K1
LL
LR
G
G1
Z
140
210
230
275
90
135
135
160
195
290
290
350
70
110
110
125
50
70
90
105
180
270
270
320
130
190
230
270
40
50
50
70
40
60
60
70
10
15
15
15
262
402
442
482
43
58
58
68
12
18
18
20
5
5
5
5
12
18.5
18.5
24
フランジ
LC LG
160 10
250 16
250 16
300 20
LE
3.5
4.0
4.0
4.0
LZxLN
10x4
14.5x4
14.5x4
14.5x4
Q
35
50
60
60
S
16
28
28
35
Y
-
軸 端
W
T
U LW
5
5 3.0 8
8
7 4.0 8
8
7 4.0 8
10 8 5.0 8
玉軸受
LA
130
215
215
265
LB
110
180
180
230
備考
1.
D,LL は,最大値を示す。
2.
LB及びS寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
参 9
I
10
11
11
12
S1xピッチ 連結側 反対側
M14x1.5
M18x1.5
M18x1.5
M22x1.5
6305
6307
6307
6308
6305
6307
6307
6308
質量
(kg)
28
65
75
120
44
F 8302D
参考
参考付表 7 枠番号寸法表
一般用立形、3点支持形
S
(防滴形)
単位
定格出力 極
D LL LR L1 L2 LA LB LC LG
(kW) 数
1625
11
2 335 572 68 160 130 265 230 300 20
枠番号
枠番号
F
1625
12
備考
軸 端
Y
W
T
Q1
Q2
S
48
12
35 0.5
10
8
U
S1xピッチ
5.0 M22x1.5
LE
LW
4
8
玉軸受
連結側 反対側
6308
※7310DB
LZ
14.5 270
質量
(kg)
150
用途
B
C
E
90 310 19
備考
スラスト荷重
サービス海水
下向200kg
ポンプ
上向500kg
1.
※印は,スラスト荷重過大のため玉軸受は 7310 を二重に使用する。
2.
LB及びS寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
参 10
A
mm
45
F 8302D
参考
参考付表 8 枠番号寸法表
一般用立形、3点支持形
枠番号
910
1111
1314
1318
1621
1625
S
力
極数 D
LL LR L 1 L 2 LA
(kW)
0.75
2 195 265 43 48 80 130
1.5
4 250 322 48 52 70 165
3.7
4 291 384 68 85 83 265
3.7/1.5 4/8 290 417 58 120 - 215
7.5
2 336 572 68 120 100 265
5.5
4 350 570 68 85 155 265
軸 端
枠番号 F
Q1
Q2
S
Y
W
T
{防まつ形(外扇付)
}
LB
LC
LG LE LW LZ
110
130
230
180
230
230
160
200
300
250
300
300
10
12
20
16
20
20
玉軸受
U
連結
S1 xピッチ
側
反対
側
3.5
3.5
4.0
4.0
4.0
4.0
質量
(kg)
910
16
25
10
16 1.0
5
5
3.0 M14x1.5
6305
6305
30
1111
17
30
10
22 1.0
6
6
3.5 M14x1.5
6306
6306
46
1314
16
49
11
28 1.0
8
7
4.0 M18x1.5
6307
6307
90
1318
10
39
11
28 1.0
8
7
4.0 M18x1.5
6307
6307
90
141
※731
0DB
170
1621
12
48
12
35 0.5 10
8
5.0 M22x1.5
※731
6308
0DB
1625
16
48
12
35 0.5 10
8
5.0 M22x1.5
6308
備考
8
8
8
8
8
8
12
12
18.5
14.5
14.5
18.5
A
mm
C
E
190 80 220 14
205 80 235 14
270 100 300 16
245 90 290 16
270 90 310 19
270 100 300 18
用途
備考
燃料清浄こし
ポンプ
燃料移動ポンプ
スラスト荷重
下向833N
上向205.8N
軸受注油ポンプ グランド2ケ
スラスト荷重
サービス海水
下向1960N
ポンプ
上向4900N
スラスト荷重
主蓄電池冷却
下向833N
海水ポンプ
上向2312.8N
主蓄電池冷却
精製水ポンプ
1.
※印は,スラスト荷重過大のため玉軸受は 7310 を二重に使用する。
2.
LB及びS寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
参 11
B
単位
46
F 8302D
参考
参考付表 9 枠番号寸法表
F、FN ※
多翼通風機直結形
(防滴形)
単位
mm
枠番号
A
B
C
D
E
F
G
J
K
L
M
N
R
Z
P
※1111
※1314
※1318
※1621
1625
1824
1828
160
190
210
205
225
245
265
117
152
172
207
227
232
252
115
135
135
160
160
180
180
230
270
270
286
320
360
360
95
110
110
125
125
140
140
55
70
90
105
125
120
145
16
18
18
20
20
22
22
40
50
50
70
70
80
80
50
60
60
70
70
80
80
345
422
462
517
557
602
642
230
270
270
320
320
360
360
150
190
230
270
310
310
350
180
227
247
307
327
352
372
14.5
18.5
18.5
18.5
24
28
28
300
340
340
368
390
440
440
フランジ
枠番号
※1111
※1314
※1318
※1621
1625
1824
1828
備考
軸 端
LC LA LB LE LG LZ Q 1 Q 2
S
200
250
250
300
300
350
350
22 1 6 6 3.5
28 1 8 7 4.0
28 1 8 7 4.0
35 0.5 10 8 5.0
35 0.5 10 8 5.0
42 1 12 8 5.0
42 1 12 8 5.0
165
215
215
265
265
300
300
130
180
180
230
230
250
250
3.5
4
4
4
4
5
5
12
16
16
20
20
20
20
12 43
47
47
67
67
80
80
14.5
14.5
14.5
14.5
18.5
18.5
15
23
23
28
28
35
35
Y
W
T
接地端子
U S1 xピッチ EA
M14x1.5
M20x1.5
M20x1.5
M25x1.5
M25x1.5
M30x1.5
M30x1.5
14
16
16
20
20
23
23
EB
8
8
8
25
25
28
28
玉軸受
連結 反対
側
側
6306 6306
6307 6307
6307 6307
6308 6308
6308 6308
6310 6308
6310 6308
1.
※印は,掃海艇用電動機の場合を示す。
2.
L,P は,最大値を示す。
3.
質量の M は磁性体部分の質量を示す。
4.
LB及びS寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
参 12
質量
(kg)
25(M8.4)
44(M15)
52(M23)
65(M32)
120
165
200
47
F 8302D
参考付表 10
多翼通風機直結形
参考
枠番号寸法表
F 天井吊形
(防滴形)
単位
mm
枠番号
A
B
C
D
E
F
G
J
K
L
M
N
R
Z
P
1625
1824
1828
225
245
265
227
232
252
160
180
180
25
30
30
125
140
140
125
120
140
20
22
22
70
80
80
70
80
80
557
602
642
320
360
360
310
310
350
327
352
372
24
28
28
420
455
455
フランジ
枠番号
LC
LA
LB LE LG
軸 端
LZ
Q1
Q2
S
Y
W
T
接地端子
U
S 1xピッチ EA
玉軸受
質量
EB 連結側 反対側 (kg)
1625
300 265 230 4
20 14.5 67 28 35 0.5 10
8
5.0 M25x1.5 20
25
6308
6308
120
1824
350 300 250 5
20 18.5 80 35 42 1.0 12
8
5.0 M30x1.5 23
28
6310
6308
165
1828
350 300 250 5
20 18.5 80 35 42 1.0 12
8
5.0 M30x1.5 23
28
6310
6308
200
備考
1.
2.
L,P は,最大値を示す。
LB及びS寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
参 13
48
F 8302D
参考
参考付表 11
枠番号寸法表
F、FN ※
多翼通風機直結形
{防まつ形(外扇付)
}
単位
枠番号
※910
910
1111
1114
1314
1318
1621
1625
1824
1828
A
B
C
D
E
F
G
J
K
L
M
N
R
175
97
90
195
70
50
12
40
40
330
180
130
155
195
210
220
240
275
295
240
370
117
132
152
172
207
227
232
252
115
115
135
135
160
160
180
180
250
250
290
290
336
336
378
378
95
95
110
110
125
125
140
140
55
70
70
90
105
125
120
140
16
16
18
18
20
20
22
22
40
40
50
50
70
70
80
80
50
50
60
60
70
70
80
80
375
405
447
487
582
622
692
742
230
230
270
270
320
320
360
360
150
180
190
230
270
310
310
350
180
195
227
247
307
327
352
372
フランジ
枠番号
※910
910
1111
1114
1314
1318
1621
1625
1824
1828
備考
LC
LA
LE LG LZ
Q1 Q2
U
S1 xピッチ 図 EA
Y
W
T
160 130
110 3.5 10 10 38 15 16
1
5
5 3.0 M14x1.5
200
200
250
250
300
300
350
350
130 3.5 12 12 43 15 22 1
6 6 3.5
130 3.5 12 12 43 15 22 1
6 6 3.5
180 4 16 14.5 47 23 28 1
8 7 4.0
180 4 16 14.5 47 23 28 1
8 7 4.0
230 4 20 14.5 67 28 35 0.5 10 8 5.0
230 4 20 14.5 67 28 35 0.5 10 8 5.0
250 5 20 18.5 80 35 42 1 12 8 5.0
250 5 20 19 80 35 42 1 12 8 5.0
M14x1.5
M14x1.5
M20x1.5
M20x1.5
M25x1.5
M25x1.5
M30x1.5
M30x1.5
玉軸受
連結 反対
EB
側
側
1
12
6
6305 6305
1
1
1
1
2
2
2
2
14
14
16
16
20
20
23
23
8
8
8
8
25
25
28
28
6306
6306
6307
6307
6308
6308
6310
6310
1.
※印は,掃海艇用電動機の場合を示す。
2.
A,L,P は,最大値を示す。
3.
LB及びS寸法公差は, JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
4.
質量の M は,磁性体部分の質量を示す。
5.
防まつ形(外扇付)の天井吊形も本図による。
参 14
12※
14.5
18.5
18.5
18.5
24
24
24
28
28
接地端子
S
165
165
215
215
265
265
300
300
LB
軸 端
Z
6306
6306
6307
6307
6308
6308
6308
6308
mm
P
260
295
295
340
340
390
390
430
430
質量
(kg)
16(M6.8)※
25
40
50
60
75
110
130
180
210
49
F 8302D
参考付表 12
枠番号寸法表
通風機用軸流内装1形
A
(足なし片軸)
単位
枠
番号
910
軸 端
L
R1
R2
LR
309 175 134 48
LE
17
LW
7
A
B
115 45
C
D
E
F
G
70 170 175 105 25
H
Q1
Q2
S
Rc
23 18
3/4
16
Y
1
W
5
T
5
mm
玉軸受
U
S 1x
ピッチ
連結側
6305
14 125 50
75 220 230 130 25
Rc
48 22
3/4
22
1
6
6
3.5
M14x
1.5
6306
1114 389 235 154 84
21
14 145 55
75 220 230 130 30
Rc
48 22
3/4
22
1
6
6
3.5
M14x
1.5
6306
1314 425 266 159 109 22
18 145 55
90 255 260 145 30
Rc
58 33
3/4
28
1
8
7
4.0
M20x
1.5
6307
6306
6306
18 185 75 110 255 260 145 30
Rc
58 33
3/4
28
8
7
4.0
M20x
1.5
6307
1621 497 311 186 128 23
22 195 80 115 295 300 165 30
Rc
65 41
3/4
35 0.5 10
8
5.0
M25x1
.5
6308
1625 537 331 206 128 23
22 235 100 135 295 300 165 30
Rc
65 41
3/4
35 0.5 10
8
5.0
M25x1
.5
6308
6307
6308
24 285 125 160 335 340 185 30
Rc1 75 48
42
1
12
8
5.0
M30x
1.5
6310
1828 649 398 251 147 26
24 325 145 180 335 340 185 30
Rc1 75 48
42
1
12
8
5.0
M30x
1.5
6310
M40x
1.5
6311
備考
48
1
1.
質量は,4 極における最大値を示す。
2.
H 寸法の Rc は,JIS B 0203(管用テーパねじ)による。
3.
S寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
参 15
14
9
5.5
53
68
78
105
120
6308
1824 609 378 231 147 26
Rc1 85 55
45
6307
1318 465 286 179 109 22
30 300 150 150 370 380 205 35
25
6305
21
1
質量
(kg)
反対側
M14x
3.0
1.5
1111 359 220 139 84
2031 727 450 277 170 30
参考
6308
175
190
6308
6309
290
50
F 8302D
参考
参考付表 13
枠番号寸法表
通風機用軸流内装2形
B
(足なし両軸)
単位
枠番号
1111
1114
定格出力
極数 L
(kW)
0.75/0.15 4/8 440
1.5/0.2 4/8 470
枠番号
1111
1114
備考
Q1
48
48
Q2
22
22
S
22
22
mm
R1
R2
LR
LE
LW
A
B
C
D
E
F
G
220
235
136
151
84
84
21
21
14
14
125
145
50
55
75
90
220
220
230
230
130
130
25
30
軸 端
Y
W
T
1
6
6
1
6
6
U
3.5
3.5
S1xピッチ
M14x1.5
M14x1.5
玉軸受
質量
用途
連結側
反対側 (kg)
6306
6306
46 給気通風機
6306
6306
54 給気通風機
1.
S寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
2.
Rc寸法は,JIS B 0203(管用テーパねじ)による。
参 16
51
F 8302D
参考付表 14
枠番号寸法表
通風機用軸流内装3形
C
(3本足両軸)
単位
枠番号
910
1111
1114
1318
1318
定格出力
(kW)
0.75
0.75/0.15
1.5/0.2
3.7/0.5
2.2/0.4
枠番号
参考
mm
極数
L
R1
R2
LR
LE
LW
A
B
C
D
E
F
G
H
4
4/8
4/8
4/8
4/8
350
440
470
572
572
175
220
235
286
286
127
136
151
177
177
48
84
84
109
109
17
21
21
22
22
7
14
14
18
18
95
110
110
110
110
18
23
23
23
23
30
35
35
35
35
35
40
40
40
40
M12
M16
M16
M16
M16
18
25
25
25
25
270
256
302
343
340
334
354
385
455
430
軸 端
Y
W
T
玉軸受
S1xピッチ 連結側 反対側
質量
(kg)
用途
Q1
Q2
S
910
23
18
16
1
5
5
3.0
M14x1.5
6305
6305
38
給気通風機
1111
48
22
22
1
6
6
3.5
M14x1.5
6306
6306
45
給気通風機
1114
48
22
22
1
6
6
3.5
M14x1.5
6306
6306
57
給気通風機
1318
58
33
28
1
8
7
4.0
M20x1.5
6307
6307
86
給気通風機
1318
58
33
28
1
8
7
4.0
M20x1.5
6307
6307
81
給気通風機
備考
1.
U
S寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
参 17
52
F 8302D
参考
参考付表 15
枠番号寸法表
甲板用ブレーキ内装横形
W
(防水形 A)
単位
枠番号
A
1628
1828
410
415
枠番号
1628
1828
備考
1.
B
Q
60
70
C
D
E
F
280 165 320 125 140
280 185 360 140 140
S
35
42
軸 端
Y
W
1
10
1
12
mm
G
J
K
L
M
N
P
R
KL
Z
20
22
70
80
70
80
750
765
320
360
350
350
385
425
340
350
330
380
28
28
T
8
8
U
5.0
5.0
玉軸受
連結側
反対側
6309
6308
6310
6309
S寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
参 18
質量
(kg)
250
350
53
F 8302D
参考付表 16
参考
枠番号寸法表
甲板用ブレーキ内装横形
W
(防滴形)
単位
mm
枠番号
A
B
C
D
E
F
G
J
K
L
M
N
P
R
KL
Z
1828
2240
2540
2570
2870
3274
460
580
590
795
840
895
260
360
360
565
565
660
180
225
225
255
285
320
390
480
530
530
590
670
140
180
200
200
225
250
140
200
200
350
350
370
22
30
35
35
35
35
80
90
100
100
110
140
80
100
120
140
140
160
790
1030
1040
1450
1545
1715
360
450
500
500
560
640
350
470
470
780
780
820
430
525
600
610
670
745
330
450
450
655
705
820
300
400
450
450
550
600
28
35
35
42
42
48
軸 端
Y
W
1
12
2
16
2
16
2
16
2
18
2
20
T
8
10
10
10
11
12
枠番号
1828
2240
2540
2570
2870
3274
備考
Q
70
90
90
90
140
160
S
42
55
55
55
65
70
U
5.0
6.0
6.0
6.0
7.0
7.5
玉軸受
連結側 反対側
6310
6309
6313
6313
6313
6314
6313
6314
6315
6315
6317
6316
質量
(kg)
300
650
800
1100
1200
1800
1.
A,D,L,P,KL は最大寸法を示す。
2.
S寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
但し,S≦50 の場合 h6,S>50 の場合 m6 とする。
参 19
54
F 8302D
参考
参考付表 17
枠番号寸法表
甲板用ブレーキ内装立形
X
(防水形 A)
単位
枠番号
1600
定格
出力 極数
(kW)
5.5
8
枠番号
Q
75
1600
備考
1.
S
30
mm
D
LL
LR
LA
LB
LC
LG
LE
LW
LZ
KL
325
645
99
265
230
300
20
5
24
18
300
軸 端
Y
W
2
8
T
7
U
4
玉軸受
連結側
反対側
6309
6308
LB及びS寸法公差は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
参 20
質量
(kg)
220
55
F 8302D
参考付表 18
枠番号寸法表
掃海艇通風機用軸流内装形 DN
(4本足片軸)
単位
定格
枠番号 出力 極数 A
B
D
F
(kW)
910
0.2
2 134 120 155 65
910
0.4
2 134 120 155 65
1111 1.5
4 139 115 200 70
1114 2.2
4 154 130 200 85
1314 3.7
4 159 135 200 85
枠番号
L
R
910
910
1111
1114
1314
309
309
359
389
425
175
175
220
235
266
備考
J
N
25
25
30
30
40
155
155
170
200
230
LA
玉軸受
連結側
反対側
6305
6305
6305
6305
6306
6306
6306
6306
6307
6307
参考
LB
LC
軸 端
Y
W
T
140 - 255 23 18 16 1
140 - 285 23 18 16 1
185 120 - 48 22 22 1
185 120 - 48 22 22 1
225 140 - 48 33 28 1
5
5
6
6
8
5
5
6
6
7
Q1 Q2
S
質量
(kg)
13(M3.5)
13.5(M4.2)
22(M8)
27(M11.7)
37(M17)
1.
質量の M は磁性体部分の質量を示す。
2.
S寸法公差は,JIS B 0401 (寸法公差及びはめあい)による。
参 21
mm
U S1xピッチ
3.0
3.0
3.5
3.5
4.0
M14x1.5
M14x1.5
M14x1.5
M14x1.5
M20x1.5
56
F 8302D
参考
参考付表 19-1
掃海艇用横形
枠番号寸法表
HN
(防滴形)片軸
単位
定格
極
出力
(kW) 数
0.4
2
0.4
4
0.4
6
0.75 2
0.75 4
1.5
2
1.5
4
1.5
6
2.2
4
3.7
4
5.5
4
5.5
8
15
4
37
4
枠番号
910
910
910
910
910
1111
1111
1114
1114
1314
1318
1625
1824
2236
A
C
D
E
F
G
J
K
L
M
N
P
R
Z
125
120
125
125
115
165
185
163
185
190
180
230
275
380
90
90
90
90
90
115
115
115
115
135
135
160
180
225
175
175
175
175
175
226
225
226
226
260
270
310
330
496
70
70
70
70
70
95
95
95
95
110
110
125
140
180
50
50
50
50
50
55
55
70
70
70
90
125
120
180
12
12
12
12
12
16
16
16
16
18
18
20
22
30
38
38
38
38
38
38
38
38
38
50
50
70
80
90
40
40
40
40
40
50
50
50
50
60
60
65
80
100
265
265
265
265
270
335
350
343
365
400
410
520
585
790
180
180
180
180
180
230
230
230
230
270
270
320
360
450
130
130
130
130
130
150
150
180
180
190
230
310
310
430
255
250
255
255
250
295
295
295
295
338
305
370
415
614
140
140
140
140
150
165
165
180
180
210
230
290
310
410
12
12
12
12
12
14.5
14.5
14.5
14.5
18.5
18.5
24
24
28
軸 端
枠番号
910
910
910
910
910
1111
1111
1114
1114
1314
1318
1625
1824
2236
備考
Q
S
Y
35
35
35
35
35
40
40
40
40
50
50
55
70
90
16
16
16
16
16
22
22
22
22
28
28
35
42
55
0.4
0.4
0.4
0.4
0.4
1.6
1.6
1.6
1.6
1.6
1.0
0.5
1.0
1.0
W T
5
5
5
5
5
6
6
6
6
8
8
10
12
16
mm
5
5
5
5
5
6
6
6
6
7
7
8
8
10
玉軸受
連結 反対
U
側
側
3.0
3.0
3.0
3.0
3.0
3.5
3.5
3.5
3.5
4.0
4.0
5.0
5.0
6.0
6304
6304
6304
6304
6304
6306
6306
6306
6306
6307
6307
6308
6310
6313
6303
6303
6304
6304
6304
6305
6305
6306
6306
6306
6307
6308
6308
6311
質量
(kg)
用途
16.5(M3.5)
16.8(M3.4)
18.5(M5.5)
18(M4.8)
19(M4.7)
33(M9.8)
36(M9.6)
38(M13)
40(M13)
55(M19)
66(M18)
97(M39)
142(M54)
370(M138)
冷凍機冷却用海水ポンプ
汚物処理装置ブロワ
油水分離器用ビルジポンプ、洗浄ポンプ
真水ポンプ,雑用海水ポンプ,冷房装置冷却ポンプ
燃料移動ポンプ
真水ポンプ、雑用海水ポンプ
汚物排水ポンプ
冷凍機、舵取機
変節油圧ポンプ,冷水循環ポンプ,冷却用海水ポンプ
冷房装置圧縮機
高圧空気圧縮機
主空気圧縮機
冷房機用圧縮機
掃海具巻上装置用油圧ポンプ
1.
質量の M は磁性体部分の質量を示す。
2.
S寸法公差は,JIS B 0401 (寸法公差及びはめあい)による。
参 22
端子箱位置
(連結側か
ら見て)
左上
左上
左上
左上
左上
左上
左上
左上
左上
左上
右真横
左上
左上
真上
57
F 8302D
参考付表 19-2
掃海艇用横形
定格出力
極数 A
C
(kW)
910
0.75
4
150 90
2027
22
6 327.5 205
枠番号
枠番号
軸 端
Y
W
T
E
F
G
J
175
446
70
160
50
135
12
27
38
90
U
玉軸受
連結側 反対側
910
35
16
5
5
3.0
6304
6304
2027
60
35 0.63 10
8
5.0
6308
6308
備考
(防滴形)両軸
D
S
0.4
枠番号寸法表
HN
Q
参考
質量
(kg)
19.5
(M5.3)
280
(M88)
K
L
40 300 130
150 655 410
用途
N
130
475
mm
P
R
Z
255 150 12
565 327.5 24
備考
温水ボイラー付属ポンプ
温水循環及び清水予熱ポンプ
掃海具巻揚装置用油圧
端子箱
ポンプ
位置真上
1.
質量の M は磁性体部分の質量を示す。
2.
S寸法公差は,JIS B 0401 (寸法公差及びはめあい)による。
参 23
M
単位
58
F 8302D
参考
参考付表 19-3
掃海艇用横形
枠番号
910
定格出力
極数 A
(kW)
0.4
6 155
1111
1.5
4
245
910
S
Y
W
35 16 0.4 5
1111
備考
Q
40 22 0.4 6
T
{防まつ形(外扇付)及び防水形 A}
G
J
K
90
183
70
50
12
38
40
295 180 130 255 140
115
215
95
55
16
38
50
410 230 150 307 165 14.5
用途
Z
12
端子箱位置
(連結側か
ら見て)
洗濯機
防まつ形
(外扇付) 潤滑油プライミングポンプ
左上
3.5 6306 6305 39(M9.6) 防水形A 0.5Tドーム取替ダビット
左上
5 3.0 6304 6304 22(M5.5)
6
R
F
U
N
P
E
質量
外被の
(kg) 保護形式
M
mm
D
玉軸受
連結 反対
側
側
L
単位
C
軸 端
枠番号
HN
枠番号寸法表
1.
質量の M は磁性体部分の質量を示す。
2.
S寸法公差は,JIS B 0401 (寸法公差及びはめあい)による。
参 24
右上
59
F 8302D
参考付表 20
掃海艇用立形
VN
枠番号寸法表
{防滴形及び防まつ形(外扇付)
}
単位
枠番号
910
1111
1111
1318
1625
1828
枠番号
定格
出力
(kW)
0.4
1.5
1.5
5.5
15
15
極
数
D
LL
LR
LW
6
4
4
4
2
2
184
206
213
280
315
360
252
310
330
370
515
575
43
48
121
58
68
68
8
8
73
8
8
8
フランジ
mm
玉軸受
LA
LB
LC
LG
LE
LZ
連結側
反対側
130
165
165
215
265
300
110
130
130
180
230
250
160
200
200
267
300
300
10
12
12
16
20
20
3.5
3.5
3.5
4
4
4
10
12
12
14.5
14.5
18.5
6304
6306
6306
6307
6308CM
6308CM
6304
6305
6305
6307
6310CM
6310CM
軸 端
質量
外被の保護形式
用途
(kg)
W
T
U
S1xピッチ
5
5 3.0
M14x1
23(M5.5) 防まつ形(外扇付) 脱水機
6
6 3.5 M14x1(右ねじ) 37(M9.6) 防滴形
舵取機
6
6 3.5 M14x2(左ねじ)38(M9.6) 防まつ形(外扇付) デイスポーザ
910
1111
1111
Q1
25
30
30
Q2
10
10
18
S
16
22
20
Y
0.4
0.4
0.3
1318
39
11
38
1.0
8
7
4.0
M18x1.5
1625
48
12
35
0.5
10
8
5.0
M22x1.5
135
(M56)
防滴形
消火兼ビルジ
ポンプ
1828
48
12
35
0.4
10
8
5.0
M22x1.5
185
(M58)
防まつ形(外扇付)
消火兼ビルジ
ポンプ
備考
参考
70(M22) 防滴形
1.
質量の M は磁性体部分の質量を示す。
2.
LB及びS寸法公差は,JIS B 0401 (寸法公差及びはめあい)による。
参 25
冷却海水ブース
ターポンプ
60
F 8302D
参考
参考付表 21
掃海艇甲板用ブレーキ内装横形
YN
枠番号寸法表
{防まつ形(外扇付)及び防水形 A}
単位
枠番号 定格出力 極数
(kW)
1318
1.5
4
1321
2.2
4
2236
7.5/1.8 6/24
2540
11/2.6 6/24
A
340
355
480
490
C
Q
S
Y
E
F
135 - 110 90
135 - 110 105
225 448 180 180
250 566 200 200
軸 端
枠番号
D
玉軸受
W
T
U
連結側 反対側
1318
40
22 0.4
6
6
3.5
6306
6306
1321
40
22 0.4
6
6
3.5
6306
6306
2236
70
42 0.4 12
8
5.0
6310
6310
2540
100 65 0.8 18
11 7.0
6314
6314
備考
G
J
K
L
M
N
P
18
18
24
24
50
50
90
90
60
60
90
90
570
605
930
990
270
270
450
500
230
260
430
470
372
372
550
570
質量
(kg)
110
(M36.6)
130
(M45)
460
(M150)
680
(M225)
外被の
保護形式
防水形A
防水形A
防まつ形
(外扇付)
防まつ形
(外扇付)
1.
質量の M は磁性体部分の質量を示す。
2.
S寸法公差は,JIS B 0401 (寸法公差及びはめあい)による。
但し、S≦50 の場合 h6 S>50 の場合 m 6 とする。
参 26
用途
mm
R
Z
230 18.5
250 18.5
450 28
500 28
電磁
ブレーキ
作業艇ダビット
直流式
(俯仰用)
作業艇ダビット
直流式
(巻上用)
揚錨機
直流式
揚錨機
直流式
61
F 8302D
参考付表 22
枠番号寸法表
掃海艇甲板用ブレーキ内装立形
XN
{防水形 A}
単位
枠番号
定格出力 極
(kW)
数
1318
1.5
枠番号
1318
備考
4
D
LL
LR
-
530
40
Q1
S
軸 端
Y
W
40
22
0.4
6
フランジ
mm
玉軸受
LA
LB
LC
LG
LE
LZ
連結側
反対側
215
180
250
16
4
14.5
6306
6306
質量
(kg)
T
U
6
3.5
参考
用途
電磁ブレーキ
120
作業艇ダビット(旋回用) 直流式
(M36.6)
1.
質量の M は磁性体部分の質量を示す。
2.
LB及びS寸法公差は,J IS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
参 27
62
F 8302D
参考
参考付表 23
ノック穴寸法及び位置
単位
枠番号
910
1111
1114
1314
1318
1621
1625
1824
1828
2027
2031
2232
2236
2536
2540
2840
2845
3245
3250
備考
ノック穴径NZ
ノック下穴径
6
5.8
8
7.8
1.
ノック穴は,下穴とし,原則として垂直とする。
2.
ノックピンは,付属しない。
参 28
NA
15
NB
9
15
12
17
17
25
20
30
25
30
25
30
25
35
25
40
25
50
25
mm
63
F 8302D
参考付表 24
機 器 形 名
出 力 (kW)
極 数
相 数
回転速度 (rpm)
電 圧
(V)
要
周波数
(Hz)
目
定格の種類
外被の保護形式
枠番号
回転子構造
基準周囲温度の限度 (℃)
無負荷電流 (A)
定格電流 (A)
起動電流
(A)
特 起動トルク
(%)
性 最大トルク (%)
効 率 (%)
力 率 (%)
全負荷滑り (%)
固定子巻線
絶
縁
連結側
軸 連結反対側
受 グリース
固
定
子
鉄
心
固
定
子
巻
線
艦船用交流電動機設計要目表
外 径 (mm)
内 径 (mm)
全 長
(mm)
通風ダクト幅 (mm) × 数
スロット数
材質及び厚さ (mm)
2
3
DL
(cm )
導線の寸法 (mm)
電流密度 (A/mm 2 )
コイル数
各コイルの巻数
1回の平均長 (m)
導体の全質量 (kg)
接続方法
コイルピッチ
毎極毎相スロット数
毎相の抵抗 ※(75℃) (Ω)
アンペア導体数
長 さ
幅 外 径 フ
枚 数
ァ
材 質
ン
備考 ※ F種絶縁の場合は115℃とする。
固定子スロット絶縁
参 29
(AT/cm)
(mm)
(mm)
(mm)
回
転
子
鉄
心
規 格 番 号
外 径 内 径 全 長
通風ダクト幅 (mm)
スロット数
材質及び厚さ ギャップの長さ 導線の寸法 導体の全質量 導体の材質
(mm)
(mm)
(mm)
× 数
(mm)
(mm)
(mm)
(kg)
回
転
エンドリング断面積 (mm2)
子
導 エンドリングの材質
体
計画質量 (kg)
参考
64
F 8302D
参考付図 1
交流電動機端子箱
単位
寸法
区分
MTB1A-0303
MTB1A-0603
MTB1A-1003
MTB1A-2503
A
B
C
D
E
F
G
H
J
138
172
247
247
87
120
180
180
80
100
135
160
86
120
220
280
20
30
40
60
30
38
52
72
80
80
160
160
60
60
140
140
M6
M6
M8
M8
端子盤
TA30B-3
TS60B-3
TS100B-3
TS250B-3
符号
1
2
質量
(kg)
1.0以下
1.6以下
3.3以下
4.5以下
箱体
ふた
材
料
JIS H 5202 のAC7A-F
同 上
3
4
5
ガスケット
同上
電線貫通ブッシュ
JIS K 6380 の BⅢ510
同 上
同 上
6
7
8
ふた締付ねじ
電線貫通金物
端子盤
JIS G 4303 の SUS304
JIS H 5202 のAC7A-F
−
9
取付ボルト
JIS G 4303 の SUS304
備考
参 30
名
称
1.本図は一例を示す。
2.□枠内寸法(H及びJ)は,参考値を示す。
規
格
mm
−
−
数量
1
1
−
−
−
1
1
1
−
4
1
1
−
4
NDS F 8815
NDS F 8852
参考
65
F 8302D
参考付図 2
交流電動機端子箱
単位
寸法
区分
MTB1A-0306
MTB1A-0606
MTB1A-1006
MTB1A-2506
A
B
C
D
E
F
G
H
J
188
272
347
407
144
220
280
340
92
100
135
160
88
120
220
280
30
30
60
75
38
38
72
87
80
80
160
160
60
60
140
140
M6
M6
M8
M8
端子盤
TA30B-6
TS60B-3x2
TS100B-3x2
TS250B-3x2
質量
(kg)
1.5以下
2.4以下
5.1以下
8.5以下
符号
1
2
3
名
箱体
ふた
ガスケット
材
料
JIS H 5202 のAC7A-F
同 上
JIS K 6380 の BⅢ510
4
5
6
同上
電線貫通ブッシュ
ふた締付ねじ
同 上
同 上
JIS G 4303 の SUS304
7
8
9
電線貫通金物
端子盤
取付ボルト
JIS H 5202 のAC7A-F
−
JIS G 4303 の SUS304
備考
参 31
称
1.本図は一例を示す。
2.□枠内寸法(H及びJ)は,参考値を示す。
規
格
mm
−
−
−
数量
1
1
1
−
−
−
1
1
6
−
2
1
4
NDS F 8815
NDS F 8852
参考
66
F 8302D
参考付図 3 交流電動機端子箱(TA 形)
甲板ブレーキ内装(防水形 A)用
単位
寸法
B
C
D
E
F
G
H
J
1
270
230
120
125
25
35
80
60
M8
TA30B-3
TA30B-6
8以下
2
365
305
155
185
35
45
80
60
M8
TA30B-6x2
15以下
区分
端子盤
符号
1
2
質量
(kg)
A
箱体
ふた
材
料
JIS H 5202 のAC7A-F
同 上
3
4
5
ガスケット
同上
電線貫通ブッシュ
6
7
8
9
備考
参 32
名
称
−
−
数量
1
1
JIS K 6380 の BⅢ510
同 上
同 上
−
−
−
1
1
1
ふた締付ねじ
電線貫通金物
端子盤
JIS G 4303 の SUS304
JIS H 5202 のAC7A-F
−
−
4
3 又は 4
−
取付ボルト
JIS G 4303 の SUS304
−
4
本図は一例を示す。
規
格
mm
NDS F 8815
NDS F 8852
参考
67
F 8302D
参考付図 4 交流電動機端子箱(TA, TS 形)
甲板ブレーキ内装(防滴形)用
単位
寸法
B
C
D
E
F
G
H
J
端子盤
1
256
204
100
125
35
45
80
60
M8
TA30B-6x2
3.5以下
2
380
300
140
175
50
60
150
110
M10
TS100B-3x2
TA30B-6x1
6以下
区分
符号
1
2
3
質量
(kg)
A
名
箱体
ふた
ガスケット
材
料
JIS H 5202 のAC7A-F
同 上
JIS K 6380 の BⅢ510
4
5
6
7
8
同上
電線貫通ブッシュ
ふた締付ねじ
電線貫通金物
端子盤
同
同
JIS
JIS
9
取付ボルト
JIS G 4303 の SUS304
備考
参 33
称
上
上
G 4303 の SUS304
H 5202 のAC7A-F
−
1.本図は一例を示す。
2.□枠内寸法(H)は,参考値を示す。
規
格
−
−
−
mm
数量
1
1
1
−
−
−
1
1
4
4
−
−
4
NDS F 8815
NDS F 8852
参考
68
F 8302D
参考付図 5 交流電動機端子箱(TA, TS 形)
甲板ブレーキ内装(防滴形)用
単位
寸法
区分
1
A
B
C
D
E
F
G
H
J
540
457
200
250
50
60
150
110
M10
端子盤
TS100B-3x3
TA30B-3
TA30B-6
符号
1
2
3
質量
(kg)
1.5以下
箱体
ふた
ガスケット
材
料
JIS H 5202 のAC7A-F
同 上
JIS K 6380 の BⅢ510
4
5
6
同上
電線貫通ブッシュ
ふた締付ねじ
同 上
同 上
JIS G 4303 の SUS304
7
8
9
電線貫通金物
端子盤
取付ボルト
JIS H 5202 のAC7A-F
−
JIS G 4303 の SUS304
備考
参 34
名
称
本図は一例を示す。
規
格
mm
−
−
−
数量
1
1
1
−
−
−
1
1
8
−
5
5
4
NDS F 8815
NDS F 8852
参考
69
F 8302D
参考解説
艦船用交流電動機通則参考解説
1.
参考の作成方針
艦船用交流電動機の形状,寸法をまとめたこの「参考 」は,NDS F 8302C
(S60.6.6 改正)の改正で,将来,防衛庁船舶設計基準付属図書にそのまま移行するようになった
場合のために,本文から切り離され,参考とした経緯があるが,今回の改正でも,「本体」及び「付
属書」の規定に関する事項を補足説明するものである事と,現行の「参考」の活用状況(枠番,
寸法等を参考用として利用されている)を考慮し,そのまま残すこととした。
なお,この「参考」は,防衛庁規格の一部になるものではない。
2.
2.1
主な項目の説明
NDS F 8302C(S60.6.6 改正)(以下,旧規格という)を改めた主な項目又は補足説明などは,
次のとおりである。
項目番号
1
項
目
種類・
形名
説
1.
1.1
種類
明
実績のある全機種について次のとおり整理統合した。
“枠番号寸法表”と“枠番号の適用表”が適合される“標準
タイプ”のもの
a)
従来の一般用電動機(ただし,一部を除き立形は足なしに改
めた。)
b)
軸流内装足なし片軸
c)
甲板補機用防水形 A ブレーキ内装横形
d)
甲板補機用防滴形ブレーキ内装横形
1.2
“1 用途 1 タイプ”的なもの
a)
軸流内装 3 本足(潜水艦用)
b)
軸流内装 4 本足(掃海艇用)
c)
軸流内装足なし両軸
d)
防滴立形3本足(潜水艦用)
e)
防まつ立形3本足(潜水艦用)
f)
甲板補機用防水形 A ブレーキ内装立形
g)
掃海艇用全機種
h)
多翼通風機直結形
2.
類似の電動機について 電動機の種類は,大幅に拡大されたが,
これでも包含することができない特殊なものがあるので,この場合
には最も類似した電動機の形名に“Z”を付けて表すこととした。
参考 35
70
F 8302D
参考解説
項目番号
1
項
目
種類・
形名
説
3.
基準周囲温度の限度 40℃
明
旧規格では,基準周囲温度の限度が 40℃
及び 50℃の2本建てのため枠番号が異なり,補機との結合が困難にな
っていた。このため,45℃1 本建てという案もあったが,審議の結果,
次の理由によって 40℃1 本建とした。
なお,50℃を要求されたものは努めて付表 3 の枠番号によることが望
ましい。また,60℃を追加したが,これは特殊の場合以外は使用しない
こととした。
3.1 艦内において基準周囲温度の限度が 40℃の場所は 50℃の場所より
も多い。したがって,50℃1 本建てとすることは不経済である。
3.2 基準周囲温度の限度が 50℃の場所でも,実際に温度が 50℃になら
ない箇所もあり,40℃用の電動機を適用できる可能性がある。
4.
防まつ形(外扇付)
4.1 防まつ形(外扇付)を現行の 7.5kW から 15kW まで範囲を広げる
ことが提案されたが,使用実績も少なく,次のようなことから規定しな
かった。
a)
騒音が 5∼10 ホン増加する。
b)
鋳物が使えないため固定子枠の工作が著しく大となる。
4.2 30 分間以下の短時間のものでは,温度上昇は実用上支障がないの
で,外扇を設ける必要がなく,防まつ形だけを採用できるようにした。
4.3 外扇の保護覆のすきまに落下物防止の網を設けることは,通風効
果の妨げとなるので,設けていない。
5.
立形電動機
一般用立形電動機の壁取付足は,なくとも支障がない
ので廃止したが,うず巻きポンプ用の電動機は,補機の標準化のため,
旧規格と同様に壁取付足を残した。
2
枠番号
甲板用ブレーキ内装横形電動機及び掃海艇用単速度電動機について
は,通則で定めた枠番号を適用できないので,それぞれの枠番号の適用
表を作成した。
3
形状・
寸法
1.
つり金具
NDS F 8001 では,50kg 以上のものにつり金具を取り付
けるように規定しているが,電動機の場合は,補機と結合して一体とな
るため,電動機本体の質量が 35kg以上のものにつり金具を取り付け
るようにした。
参考 36
71
F 8302D
項目番号
3
項
目
形状・
寸法
説
2.
防そ
参考解説
明
防そ兼防滴のよろい戸は使用実績によって参考解説図 1 のよ
うに内面立より部分をラップさせるなどの方法をとることが望ましい。
参考解説図 1
3.
3.1
軸受箱
スラスト押えは,原則として横形電動機では連結側に,立形電動
機では上部に取り付ける。
3.2
両シール形の玉軸受を使用する場合は,次の要領で参考解説図 2
のように取り付けることが望ましい。
a)
スラストを押える側の玉軸受はその両面を保持する。但し,この玉
軸受にはスリンガ及びばねを使用してはならない。
b)
スラストを押えない側は,スリンガ及びばねを使用してもよい。
参考解説図 2
4.
取付ボルト
4.1 一般用立形電動機の取付穴の数及び取付ボルトの径は,耐衝撃強
度計算の結果充分な強度を持つようにした。
4.2 多翼通風機直結形電動機は,トランクの可動部分の質量が加わる
ので,電動機の取り付けに対する耐衝撃強度を,その都度検討する必要
がある。
5.
接地端子
多翼通風機直結形電動機は,防振ゴムを介して取り付け
られることが多いので,すべて接地端子を設けるようにした。
6.
固定子枠内の扇車取り付け要領
軸に扇車を取り付ける場合は,キ
ー及び六角ボルトの押さえねじを併用することが望ましい。
参考 37
72
F 8302D
参考解説
項目番号
3
項
目
形状・
寸法
説
7.
軸端のキー及びキーみぞ
明
軸端のキー及びキーみぞの寸法は,国際
規格 ISO の採用によって JIS B 1301(キー及びキー溝)に合わせて改め
た。
8.
甲板用ブレーキ内装立形電動機の枠番号
甲板用ブレーキ内装立
形電動機の枠番号については,通則解説 2.8 の枠番号によって平面取り
付け足を仮定して規定したが,平面取り付け足の F 寸法は,実装上特に
必要ないため,
“1600”と規定した。
4
ノックピンの打ち込みは,耐振性などの見地から参考付表 23 に示す
ノック
ように垂直としたが,小形電動機で垂直打ち込み工作及び装備上困難な
場合は傾斜を付しても差し支えない。
また,参考付表 23 を適用できないものについては,強度を十分に確
保できるような寸法とする。
5
端子箱
1.
端子箱の位置
甲板用ブレーキ内装横形電動機は,電線導入の関係
上,参考付表 15 及び参考付表 16 のように端子箱を真横とした。
また,一般用立形電動機は,従来,壁取り付け足を有していたが,こ
れを廃止したため,端子箱の位置は,銘板位置を正面とし,原則として
右 135 度とした。
なお,銘板位置は,次のことを原則として決定した。
1.1
左右のつり金具の中央
1.2 開放形玉軸受の場合,下部非常注油口と同じ面
2.
端子箱の構造・寸法
端子箱の構造及び寸法は,次の事項を原則と
し,使用実績に基ずき軽合金製及び鋼鈑製のものを参考付表 に例示し
た。
2.1 端子箱の取り付け座は,容易に方向が変えられるように正方形と
した。
2.2 端子箱は,防水形 A の電動機に対しては防水構造,防滴形及び防
まつ形電動機に対しては,防まつ構造とした。
2.3 電線貫通金物は締付形とした。
3.
端子
端子は,NDS F 8811(端子盤及び端子受け)による端子盤及
び端子受けを使用するように改めた。
なお,口出線がフレームを貫通する部分は,ブッシュなどで保護する。
参考 38
73
F 8302D
項目番号
5
項
目
説
4.
端子箱
端子の配列
参考解説
明
端子の配列は,従来電線貫通金物に向かって右から
U,V,W であったが,NDS F 8001(端子配列)及び NDS F 8018(回転
方向)に基ずき,端子箱に向かい外線の貫通から見て,左から U,V,
W とした。
また,立形電動機において電線貫通金物を横向に出す場合の端子は
配列は,下から U,V,W となる。
6
7
設計要目
表
巻線形電動機を廃止したので,設計要目表を改め,必要項目のみを記
その他
1.
載することとした。
立形電動機の許容スラスト荷重
立形電動機の参考付表には,許
容スラスト荷重を許容推力として記載した。この値は,4 極の場合の
下方向の外部スラスト荷重許容値であり,その計算方法は,参考解説
附属書に示す。
従来,立形電動機においては軸受寿命計算書を作成する場合があっ
たが,外部スラスト荷重が参考付表以下であれば,特に考慮すること
なく電動機を使用することができる。
2.
立形電動機スラスト荷重計算書
軸受に許容値により大きいスラ
スト荷重のかかる場合は,それに見合う玉軸受を使用するとともに参
考解説附属書にならい許容外部スラスト荷重計算書を作成できるよう
にした。
2.2 NDS F 8302C(S60.6.6 改正)からの主な変更項目は,次のとおりである。
項目番号
1
項
目
種類・形式
説
明
現時点での艦船用交流電動機の製作実績を調査した結果より,製
作実績の出来た枠番と掃海艇用甲板用ブレーキ内装立形(参考付表
22)を追加した。
2
3
取付けボ
ルト穴径
その他
NDS F 8001D を反映し,参考付表内の M12,M16 用ボルト穴径寸法
を見直した。(各々,15→14.5,19→18.5)
規格様式による項番号を見直した。
参考 39
74
F 8302D
参考解説
参考解説附属書 立形標準電動機の許容外部スラスト荷重計算書
1.
条件
1) 使用軸受 附属書表 に示す。
2) 回転子質量 WR(kg)
3) 同期回転速度
4) 軸受の寿命係数
附属書表 に示す。
N = 1800 rpm(4 極)
速度係数 f n = 0.265
f h = 4.0
5) 上部軸受でスラストを持つ。
2.
1)式と 2)式から得られる WP が,求める許容外部スラスト荷重となる。
許容スラスト荷重の計算
参考解説附属書表に各軸受に対するその値を示す。
K m = 0.2・D・L
“A”
Ke
= f e・WR
K
= K e・Km
Fr
=( b / a + b )
・K
Fa
= WR + WP
Fh
=( f n・C )/ f h
ΦD
a
--------------------------------(1)
L
=( 0.265/4 )C
= 0.0663・C
また
b
P r = V・X・F r + Y・F a であるから
“B”
F a =( P r − V・X・F r )/ Y
=( P r − 0.56・F r )/ 2
ここに,K m
Ke
f e = 0.2
--------(2)
:磁気吸引力
:回転子のアンバランス付加力
:回転子のアンバランス付加力係数
K
:ラジアル荷重
Fr
:上部軸受“A”のラジアル荷重
Fa
:上部軸受“A”のスラスト荷重
WP
:外部スラスト荷重
Pr
:等価ラジアル荷重
C
:基本動定格荷重
V = 1.0
:回転係数
X = 0.56
:ラジアル係数
Y = 2.0
:スラスト係数
参考 40
75 .
F 8302D
参考解説附属書表
枠番号
910
1111
1114
1314
1318
1621
1625
1824
1828
2031
2232
上部軸受
番号
6305
6306
6306
6307
6307
6308
6308
6308
6308
6309
6311
C
16279
20496
20496
25595
25595
31381
31381
31381
31381
40698
54917
a,b
(mm)
80
90
100
130
150
170
190
200
220
240
250
WR
68
98
117
147
186
294
343
441
490
343
882
K
124
149
185
263
375
524
630
755
804
892
1010
参考 41.
単位
Fr
62
75
93
131
187
262
315
378
402
446
505
Pr
1079
1363
1363
1697
1697
2079
2079
2079
2079
2697
3638
Fa
520
657
637
814
794
971
951
931
931
1226
1677
参考解説
N
WP
451
559
520
667
608
677
608
490
441
883
794
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