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長野県小諸市の結婚、出産、子育て に関するアンケート調査 報告書

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長野県小諸市の結婚、出産、子育て に関するアンケート調査 報告書
資料3
長野県小諸市の結婚、出産、子育て
に関するアンケート調査
報告書
平成 27 年9月
小
諸
市
■目 次
0. 調査要領
1頁
1. 回答者の基本属性
4頁
(1) 性・年代別分布
4頁
(2) 未既婚の別・子供の有無
5頁
(3) 就業形態と年収
6頁
(4) 最終卒業校とその所在地
8頁
(5) 居住形態と親と同居の有無
全
員
対
象
の
項
目
10頁
(7) 今後の当地居住意向
11頁
2. 少子化に対する意識
12頁
(1) 「少子化が地域崩壊につながる」という見解に対する意見
12頁
(2) 小諸市での「少子化→地域崩壊」の可能性
13頁
(3) 少子化を促進している理由についての見解
14頁
(4) 結婚しない人、子供を産まない人が増えていることへの見解
16頁
(5) 父親の家事・育児分担(イクメン)に対する見解
17頁
3. 当市の関連事業に対する評価
(
)
未
既
婚
&
子
供
の
有
無
別
の
項
目
18頁
(1) 小諸市の子育て支援事業の利用・認知状況
18頁
(2) 小諸市の「子育て、教育、仕事・雇用環境」に対する評価比較
19頁
(3) 小諸市の子育て環境の評価と不十分な点
20頁
(4) 小諸市の教育環境の評価と不十分な点
22頁
(5) 小諸市の仕事・雇用環境の評価と不十分な点
24頁
4. 未婚の(子供のいない)人の結婚観、家族観
対
象
別
9頁
(6) 出身地
26頁
(1) 近い将来の結婚希望の有無と希望しない理由
26頁
(2) 結婚に対する障害や不安
27頁
(3) 子供を持つことへの考え(希望・人数)と希望しない理由
29頁
(4) 子育て中の母親が仕事を持つことへの考え
30頁
5. 子育て中の人の育児環境、必要とする育児支援
31頁
(1) 現在の子供人数と希望する人数
31頁
(2) 母親の就業状況、就業希望
32頁
(3) 家事・育児の父親の分担状況
33頁
(4) 子どもの養育・教育への親の関与(援助や手助け)の有無
34頁
(5) 子育てで大変だと思うこと
35頁
(6) 子育てで社会的支援の必要性
36頁
6 子供のいない既婚者の家族観、子育て環境観
37頁
(1) 子供を持つことへの考え(希望の有無・人数)
37頁
(2) 出産後の母親の就業についての考え
38頁
(3) 子育てについて不安に思うこと
39頁
(4) 社会的子育て支援事業に対する期待
40頁
(5) 子供の養育・教育で親の援助や手助けは期待できるか
41頁
-1-
0.調査要領
本調査は、平成 27 年7月に 20~45 才の小諸市の住民を対象に郵送による自記式アンケート調査
として実施したもので、289 人(男性 101 人、女性 188 人)から回答が得られた。
調査の実施要領、アンケートの設問構成、属性別回答者数は以下の表に示す通りである。
■調査種別と調査要領
▼調査種別
結婚・出産・子育てに関する市民意識調査
▼調査目的
結婚・出産・子育てに関する希望や阻害要因を分析し、
結婚や出産を促進する方策を探る
▼調査対象
20~45才の小諸市民
▼調査時期
平成27年7月
▼調査方法
郵送による配布・回収
▼有効サンプル数
289人
▼調査実施機関
小諸市
公益財団法人 日本生産性本部
-1-
■設問構成
対象
大枠
問No
設問項目
問1~4
性・年齢・職業(就業形態) ・年収
問5・6
最終卒業校・その所在地
問7
住宅所有形態
問8
親との同居の有無
問9
出身地
問10
今後の当地居住希望
問11
少子化が地域崩壊につながるという見方に対する見解
問12
その当市における可能性
問13
少子化を促進している理由
問14
結婚しない人、子供を産まない人が増えていることへの見解
問15
父親の家事・育児分担(イクメン)に対する見解
問16
当市の子育て支援事業の利用・認知状況
問17+付問
当市の子育て環境の評価と不十分な点
問18+付問
当市の教育環境の評価と不十分な点
問19+付問
当市の仕事・雇用環境の評価と不十分な点
問20
未既婚・子供の有無(回答者の分類)
問21
近い将来の結婚希望の有無と希望しない理由
問22
結婚を阻害する要因
問23
子供を持つことへの考え(希望・人数)と希望しない理由
付問23-1
子供保有後の母親の就業観
問24
子供を持つことへの考え(希望の有無・人数)
付問24-1
子供を希望しない理由
付問24-2
子供保有後の母親の就業観
問25
子育てについて不安に思う点
問26
各種社会的子育て支援に対する期待
問27
親の援助や手助けへの期待と必要性
(
問28
保有する子ども人数
子
育
既
て
婚
中
者
の
人
問29
希望する子供人数
問30
母親の就業状況、就業希望
基本属性
共
通
設
問
少子化関連設問
未
婚
の
人
結婚観・家族観など
(
家族観・子育て環境観など
)
子
供
の既
い婚
な者
い
人
現状の育児環境など
)
問31
父親の家事・育児分担状況
問32
子育てで大変なこと
問33
各種社会的支援の必要性
問34
子どもの養育・教育への親の関与(援助や手助け)の有無
-2-
■回答者数と分類
*表側はクロス軸
サンプル数
全体計
性
別
・
子
供
の
有
無
年
代
別
結
の婚
有・
無子
供
年
収
同
居
出
身
居当
住地
意で
向の
構成比
289人
100.0%
101人
34.9%
子供無し
54人
18.7%
子供有り
47人
16.3%
188人
65.1%
子供無し
75人
26.0%
子供有り
113人
39.1%
20代
68人
23.5%
30代
127人
43.9%
40才以上
94人
32.5%
未婚
90人
31.1%
既婚(子供はいない)
37人
12.8%
150人
51.9%
結婚したが離死別(子供はいない)
2人
0.7%
結婚したが離死別(子供がいる)
10人
3.5%
~200万円未満
69人
23.9%
~300万円未満
60人
20.8%
~500万円未満
85人
29.4%
~500万円以上
66人
22.8%
同居している
110人
38.1%
同居していない
178人
61.6%
元々小諸市及び近隣地域
189人
65.4%
小諸市や近隣でないが元々県内
57人
19.7%
県外から来た
43人
14.9%
184人
63.7%
できれば住みたい
75人
26.0%
わからない(転勤、結婚などある)
28人
9.7%
0人
0.0%
男性計
女性計
既婚(子供がいる)
住むつもり
できたらほかに移りたい
*表側の無回答は含まない
-3-
1.回答者の基本属性
(1)性・年代構成
調査結果
要点
▽ 回答者数は 289 人、男性 101 人(35%)、女性 188 人(65%)
で女性の方が多い。
▼回答者数は 289 人、男性 101 人
(35%)、女性 188 人(65%)で女性
が多い。
▽ 回答者の年齢は 20~45 才に限定しているが、20 代、30 代 ▼回答者の年齢(20~45 才に限定)
40 代に分けると、女性の 30 代が最も多く(30%)、残りの年 を 20 代、30 代、40 代に分けると、
代は男性 20 代(8.0%)を除けば 13~20%の範囲で分布し 女性の 30 代がやや多く(30%)、男
ている。
性 20 代がやや少ない(8%)。
■回答者の性・年代別分布
■回答者の性別分布
80
女性
6 5 .1 %
40才以上
70
30代
20代
60
男性, 34.9
19.7
50
女性, 65.1
男性
3 4 .9 %
% 40
30
29.8
12.8
20
14.2
10
15.6
8.0
0
男性
女性
■回答者の性・年代別構成
人数分布
男性
計
女性
構成比(%)
無回答
計
男性
女性
無回答
計
101人
188人
0人
331人
34.9
65.1
0.0
100.0
20代
23人
45人
0人
89人
8.0
15.6
0.0
26.9
30代
41人
86人
0人
138人
14.2
29.8
0.0
41.7
40才以上
37人
57人
0人
103人
12.8
19.7
0.0
31.1
-4-
(2)未既婚の別・子供の有無
調査結果
要点
▽ 男性は未婚 42%、既婚 52%、結婚後離死別 7.0%、女性は
▼未婚 31%、既婚 65%で、既婚者
未婚 26%、既婚 62%、結婚後離死別 2.7%という構成。男 が多い構成。特に女性は既婚者が
女計で、未婚 31%、既婚 65%と既婚者が多い構成である。 多い(72%)。
▼20 代では未婚が 63%だが、30 代
では 24%、40 代では 18%と低下す
る。
▽ 未婚の人は 20 代で 63%、30 代になると 24%、40 才以上で
は 18%と低下していく。
▼男性の 46%、女性の 60%、全体
では 55%が子供を持つ人。
▽ 子供を持つ人は男性の 46%、女性の 60%、全体では 55%
となる。
▼20 代で子供を持つ人は 22%だ
が、30 代では 63%に、40 才以上で
は 69%と過半数が子供を持ってい
る。
▽ 20 代で子供を持つ人は 22%だが、30 代では 63%、40 才以
上では 69%と、6~7割が子供を持っている人である。
■未既婚別構成
未婚
既婚
■子供のいる人の比率
無回答
離死別
100
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
31.1
計
70%
80%
100%
90%
64.7
90
80
4.2
69.2
70
63.0
60.1
60
女性計
51.5
41.6
男性計
25.5
7.0
71.8
55.4
% 50
46.6
40
2.7
30
22.0
20
20代
30代
63.2
33.8
23.6
10
74.0
0
2.4
計
40才以上
18.1
74.5
男性計 女性計
■未既婚の別・子供の有無別構成
サンプル
数
全体計
性
別
年
代
別
20代
7.5
30代 40~45
才
(%)
既婚
結婚したが離死別
未婚
子供無し
子供有り
子供無し
子供有り
無回答
子供の
いる人計
289人
31.1
12.8
51.9
0.7
3.5
0.9
55.4
男性計
101人
41.6
9.9
41.6
2.0
5.0
0.0
46.6
女性計
188人
25.5
14.4
57.4
0.0
2.7
0.0
60.1
20代
68人
63.2
14.7
19.1
0.0
2.9
0.0
22.0
30代
127人
23.6
12.6
61.4
0.8
1.6
0.0
63.0
40才以上
94人
18.1
11.7
62.8
1.1
6.4
0.0
69.2
-5-
(3)職業・就業形態と年収
調査結果
要点
▽ 回答者の現在の職業(就業形態)は、「正規雇用の社員・職
員」が最も多く(44%、男性 66%、女性 32%)「派遣・契約・
嘱託の社員・職員」が 7.3%で、合わせて勤め人が全体の半 ▼職業は「勤め人」が半数強
(52%)、内、「正規雇用の社員・
数強(52%)を占める。
職員」44%、「派遣・契約・嘱託の
社員、職員」が 7.3%。
▽ 次に多いのが「パート・アルバイト」(20%)で、これは男性
3.0%に対し、女性では 29%とかなり多い。
▼その他ではパート・アルバイト」
が比較的多く(20%)、特に女性で
▽ 就業はせずに「家事専業」の人も少なくなく(14%)、女性で は多い(29%)。
は 20%いる。子供のいる女性では 29%と多くなる。
▼就業していない「家事専業」の人
▽ 以下の割合は低いが、「無職」(4.5%)、「商工農林畜産自 も 14%おり、女性では 20%と比較
営業及び家族従業」(4.2%)、「開業医・弁護士・作家など自 的多い。
由業」、「学生」(共に 2.1%)、「独立した職人・運転手など技
能専門」(1.7%)の順に続く。
▼年収(世帯年収)は、「700 万円
以上」(5.5%)を除けば概ね平均
▽ 回答者の年収(既婚者は世帯年収)は、「700 万円以上」は 的に分布(20%前後で)しており、
少ないものの(5.5%)、これ以外には比較的均一に分布して 平均年収は 364 万円。
いる。全体でみて、「200 万円未満」が 24%でやや多く、次が
「 ~ 300 万 円 未 満 」 ( 21 % ) 、 そ し て 「 ~ 700 万 円 未 満 」 ▼平均年収は年齢とともに高くな
(17%)、「~400 万円未満」(16%)、「~500 万円未満」 る。20 代や未婚者の年収は低い
(14%)と続く。
が、これは世帯年収ではないこと
もある。
▽ 平均年収は 364 万円。20 代で 250 万円、30 代で 394 万円、
40 才以上では 408 万円と年齢と共に高くなる。
■現在の就業形態
男性計
女性計
全体計
70
60
50
数値は全体計
44.3
40
%
30
20.1
20
13.5
7.3
10
1.7
2.1
4.5
無職
学生
家事専業
パート・アルバイト
-6-
2.1
開業医・弁護士・作家な
ど自由業
独立した職人・運転手な
ど技能専門
商工農林畜産自営業主及
び家族従業
派遣・契約・嘱託の社
員・職員
正規雇用の社員・職員
0
4.2
■年収分布(全体計、既婚者は世帯年収)
40
35
30
23.9
25
20.8
%20
17.3
15.6
13.8
15
10
5.5
5
0
200万円未満
~300万円未満 ~400万円未満 ~500万円未満 ~700万円未満
700万円以上
■現在の年収(既婚者は世帯の)
サンプル 200万円
数
未満
全体計
性
別
年
代
別
結
婚
・
子
供
の
有
無
(%)
~300万
円未満
~400万
円未満
~500万
円未満
~700万
円未満
700万円
以上
無回答
平均
289人
23.9
20.8
15.6
13.8
17.3
5.5
3.1
364万円
男性
101人
18.8
19.8
16.8
17.8
16.8
5.9
4.0
380万円
女性
188人
26.6
21.3
14.9
11.7
17.6
5.3
2.7
355万円
20代
68人
39.7
32.4
17.6
5.9
2.9
0.0
1.5
250万円
30代
127人
16.5
20.5
16.5
16.5
18.9
7.1
3.9
394万円
40才以上
94人
22.3
12.8
12.8
16.0
25.5
7.4
3.2
408万円
未婚
90人
37.8
28.9
16.7
7.8
3.3
0.0
5.6
256万円
既婚(子供はいない)
37人
18.9
18.9
10.8
13.5
27.0
8.1
2.7
413万円
既婚(子供がいる)
150人
16.0
16.7
16.7
17.3
23.3
8.0
2.0
414万円
離死別(子供はいない)
離死別(子供がいる )
2人
0.0
0.0
0.0
50.0
0.0
50.0
0.0
625万円
10人
40.0
20.0
10.0
10.0
20.0
0.0
0.0
310万円
(注1)平均は200万未満は175万、700万以上は800万として計算(それ以外は中位数)
-7-
(4)最終卒業校とその所在地
調査結果
要点
▽ 回答者の最終卒業校は、男女とも「大学・大学院」という人が
最多(全体で 38%)だが、男性よりも女性の方の割合が高い
( 男 性 33 % 、女性 40%) 。続 く 「高 校 」 は男 女と も同 率
(30%)、専門学校(27%)はやや男性が多い(男性 29%、女
性 26%)。以下は「中学」(4.5%)、「高専」(0.3%)。
▽ 最終卒業校の所在地は「小諸市及び近隣地域」が最多
( 35% ) 、次い で「 関東地方 」 (24% )と 「長 野県他地 域」
(22%)が多い。以下、その他の地域(12%)、隣県(7.3%)
の順。
■最終卒業校
▼男女とも最終卒業校は「大学・大
学院」が最多(全体で 38%)だが、
女性の方が割合が高い(40%、男
性 33%)。以下、高校(30%)、専門
学校(27%)の順。
▼最終卒業校の所在地は「小諸市
及び近隣地域」(35%)と「長野県他
地域」(22%)を合わせて 56%が長
野県内。「関東地方」が 24%。
男性
女性
全体計
45
40.4
40
3 7 .7
35
32.7
29.7 29.8 2 9 .8
30
28.7
25.5
2 6 .6
25
%
20
15
10
6.9
3.2
5
4 .5
1.0
0.0 0 .3
0
高校
中学
専門学校
高専
大学・
大学院
■最終の卒業校とその所在地
(%)
最終卒業校
中学
全体計
性
別
・
子
供
の
有
無
男性計
4.5
高校
29.8
専門
学校
26.6
最終卒業校の所在地
高専
0.3
大学・
大学院
長野県内
小諸市及
長野県内
計
び近隣地
他地域
域
37.7
34.6
21.8
56.4
他県
43.3
隣県
7.3
関東地方 その他の
の県
地域
24.2
11.8
無回答
0.3
6.9
29.7
28.7
1.0
32.7
38.6
16.8
55.4
44.6
5.9
23.8
14.9
0.0
子供無し
9.3
27.8
25.9
0.0
35.2
40.7
20.4
61.1
38.9
7.4
16.7
14.8
0.0
子供有り
4.3
31.9
31.9
2.1
29.8
36.2
12.8
49.0
51.1
4.3
31.9
14.9
0.0
女性計
3.2
29.8
25.5
0.0
40.4
32.4
24.5
56.9
42.6
8.0
24.5
10.1
0.5
子供無し
2.7
28.0
22.7
0.0
46.7
28.0
25.3
53.3
46.7
10.7
29.3
6.7
0.0
子供有り
3.5
31.0
27.4
0.0
36.3
35.4
23.9
59.3
39.8
6.2
21.2
12.4
0.9
-8-
(5)居住形態と親と同居の有無
調査結果
要点
▽回 答 者 の 居 住 形 態 は 、 「 自 分 の 持 ち 家 」 が 最 多 だ が
(36%)、「親の家」(30%)、「賃貸住宅」(29%)も多く、三分
されるかたち。「社宅・寮等」は 4.1%と少ない。
▼回答者の居住形態は、「自分の持
ち家」(36%)、「親の家」(30%)、
「賃貸住宅」(29%)にほぼ三分され
▽ 20 代では「自分の持ち家」は少なく(8.8%)、「親の家」 るかたち。「社宅・寮等」は 4.1%。
(47%)と「賃貸」(41%)が多が、40 才以上では「自分の持ち
▼「自分の持ち家」は 40 才以上では
家」の人が6割近く(59%)を占める。
多く6割近く(59%)を占める。
▽ 男女とも「子供のいる人」では、半数以上が「自分の持ち家」
に住んでいる(男性 64%、女性 52%)。「子供がいない人」で ▼20 代、子供がいない人では「親の
は「親の家」に住んでいる人が多く、男性で 57%、女性では 家」に住んでいる人が多い。
44%となっている。
▼親と同居している人は 38%、6割
▽ 親と「同居している」人は 38%で、「同居していない」人が の人は同居していない。
60%と断然多い。二世帯住宅は少ない(1.4%)。
▼未婚、20 代、年収 200 万円未満
▽ 「同居している」人は未婚(73%)、20 代(51%)、年収 200 万 の人に同居している人は多い。
円未満(61%)の人で多い。
■現在の居住形態
親の家
0%
20%
年代別
男性計
14.9
37.6
19.8
14.8
17.0
25.9
63.8
26.1
12.8
35.6
子供無し
44.0
34.0
10.7
14.2
0%
20%
二世帯住宅
40%
同居していない
60%
同居している, 38.1
80%
無回答
100%
無回答, 0.3
0.0
66.7
男性 子供無し
33.3
34.0
男性 子供有り
66.0
0.0
0.0
0.0
1.3
48.0
女性 子供無し
女性 子供有り
49.3
19.5
77.9
2.7
-9-
1.9
6.4
5.4
同居していない, 60.2
二世帯住宅, 1.4
4.0
2.7
28.3
同居している
5.3
4.3
42.7
52.2
■現在の居住形態
全体計
3.9
58.5
57.4
社宅等,
4.1
2.9
33.1
38.6
女性計
子供有り
41.2
34.6
子供無し
子供有り
100%
賃貸住宅, 29.1
8.8
21.3
40才以上
社宅等
80%
自分の持ち家, 36.3
28.3
30代
賃貸住宅
60%
47.1
20代
性別・子供の有無
40%
親の家, 30.4
全体計
自分の持ち家
0.0
(6)元々の出身地
調査結果
要点
▽ 出身地は「小諸市か近隣地域」という人が 65%と大多数、 ▼出身地は小諸市か近隣地域と
「市内ではないが長野県内の出身」という人が 20%、他県出 いう人が 65%、その他の長野県
身が 15%という構成。
内地域が 20%、県外は 15%。
▽ 「小諸市か近隣地域」という人は男性では特に多い(72%)。
▼「小諸市か近隣地域」出身者は
とりわけ男性で多い(72%)。
▽ 女性では「小諸市や近隣ではないが、県内」という人も比較
的多い(22%)。「県外」という人も少なくない(17%、男性
12%)。
▼女性では「小諸市か近隣地域」
は 62 % で 、 「 市 外 の 長 野 県 」
(22%)、「県外」(17%)が相対的
には多い。
■元々の出身地
0%
全体計
20%
40%
元々小諸市及び近隣地
域, 65.4
80%
小諸市や近隣でないが
元々県内, 19.7
72.3
男性計
女性計
60%
15.8
61.7
21.8
- 10 -
100%
県外から来た,
14.9
11.9
16.5
(7)今後の当地(小諸市や近隣地域)居住意向
調査結果
要点
▽ 今後の居住意向は、「今後も小諸市及び近隣に住むつもり」
という人が圧倒的に多く 64%を占める。残りの 26%が「でき
れば住みたい」という人、10%が転勤・結婚などで「わからな
い」という人。「ほかに移りたい」という人はいない。
▽「 住 む つ も り 」 と い う 意 思の は っ き り し て い る 人 は 、 男 性
(59%)よりも女性(66%)にやや多い。
▽ 子供の有無による傾向ははっきりしており、男女ともに「子供
がいない」人よりは、「いる」人のほうに「住むつもり」(男性
79%、女性 73%)という人が多い。
▼「小諸市や近隣地域」に住み続け
る意思がある人は 64%とかなり多
い。「(結婚や就職などで)わからな
い」という人(10%)を除けば、残り
は「できれば住みたい」人(26%)
で、「ほかに移りたい」という人は1
人もいない。
▼子供が「いない」人に比べると、
「いる」人の居住意思(「住むつもり」
という)は強い( 男性 79% 、女性
73%)。
▽ 男性で「子供のいない」人では「わからない」という人が相対
的に多い(20%)。
■今後の当地居住意向
0%
20%
男性計
できたらほかに移りたい
60%
80%
100%
できれば住みたい, 26.0
59.4
25.7
42.6
20.4
78.7
66.0
12.8
26.1
56.0
38.7
72.6
8.5
7.9
5.3
17.7
- 11 -
わからない,
10.4
14.9
37.0
女性計
子供有り
わからない+無回答
40%
子供有り
子供無し
できれば住みたい
住むつもり, 63.7
全体計
子供無し
住むつもり
9.7
2.少子化に対する意識
(1)
「少子化が地域崩壊につながる」という見解に対する意見
調査結果
要点
▽ 『少子化が地域崩壊につながるか?』という見解に対し、「そ
うは思わない」という人は非常に少ないが(全体の 1.0%)、 ▼少子化が地域崩壊につながると
最も多くの人(57%)の意見は「地域経済や雇用など、少子 は「思わない」人はごく僅か(全体の
1%)。
化をもたらす根本原因を改善することが先決」というもの。
▼し か し 、 最 も 多 く の 人 ( 57 % ) は
「(個々の努力よりも)少子化の根
本原因の改善が先決」と考えてお
り、また、「皆が危機感を共有せね
ば打開できない」という人も少なくな
▽ 次に多いのは「その通りだが、皆が危機感を共有しなければ く(32%)、個人の努力で解決できる
打開できない」(32%)で、「その通り、自分だけでもできるだ ものではないとみている
け貢献したい」という人は1割(9.7%)しかいない。
▽ この意見に賛同する人は属性を問わずほぼ半数以上で最
多だ が 、「 子供の い ない女 性 」( 64% ) 、40 才以上の 人
(61%)で特に多い。
▽ 「その通り、自分だけでもできるだけの貢献はしたい」という
人は子供を持つ男性で相対的に多い(19%)。
▼「自分だけでも、できるだけ貢献し
たい」という人は少数(10%)。
■少子化は地域消滅を招くか
0%
20%
(凡例)
その通り、自分だけ
でも 貢献したい
全体計
10.0
男性 子供無し
40%
その通りだが皆が
危機を共有せねば
31.8
14.8
男性 子供有り
60%
80%
少子化の根本原因
の改善が先決
5 7 .1
33.3
19.1
29.8
そう は思わない
1.0
5 0 .0
1.9
4 8 .9
2.1
女性 子供無し
6.7
女性 子供有り
6.2
33.6
5 9 .3
0.9
20代
5.9
35.3
5 7 .4
1.5
30代
40才以上
29.3
100%
11.8
10.6
6 4 .0
33.1
5 4 .3
27.7
6 0 .6
- 12 -
0.0
0.8
1.1
(2)小諸市での「少子化→地域崩壊」の可能性
調査結果
要点
▽ 『少子化が小諸市の存続を危うくする恐れはあるか?』との
問いに対し、「その可能性は高い」と見る人は 41%で、さらに
半数強(51%)の人が「その可能性はある」と見ており、存続 ▼少子化が地域(小諸市)の存続
の危機感を感じている人は合わせて9割以上となる。
を危うくする恐れがあると見る人
は、回答者全体の9割以上を占め
ている。
▽ 「その可能性は低い」という人は少ない(6.9%)。
▼危機感の強弱に差はあるもの
の「少子化のもたらす危機は小諸
市でもある」は市民共通の認識と
考えられる。
▽ 「その可能性は高い」という強い危機感を持つ人は、とりわけ
子供がいる男性で多い(66%)。
▽ 「その可能性は低い」という人は少ないが、20 代では相対的
に多い(10%)。
■少子化が小諸市の存続を危うくするか
0%
20%
(凡例)
その可能性は高い
全体計
40.5
男性 子供無し
その可能性はある
60%
80%
その可能性は低い
100%
無回答・
分から ない含む
51.2
38.9
男性 子供有り
女性 子供無し
40%
6 .9 1.4
53.7
66.0
7 .4 0.0
31.9
33.3
2 .1
0.0
60.0
女性 子供有り
35.4
20代
36.8
6 .7 0.0
52.2
8 .8
51.5
3.5
1 0 .3
1.5
30代
41.7
50.4
6 .3 1.6
40才以上
41.5
52.1
5 .3 1.1
- 13 -
(3)少子化を促進している理由についての見解
調査結果
要点
▽ 少子化の進む主な理由として、最も多くの人があげているの
は「子育てに必要な収入が得られない」(66%)ということ。
▽ これに続くのは「未婚化や晩婚化が進んだから」(59%)と
「子育てや教育に費用がかかりすぎる」(56%)で、ここまでは
▼少子化の最大理由は「子育てに
半数を超える人があげる理由である。
必要な収入が得られない」で、全
体の 66%があげている。
▽ さらに「安定した雇用を得るのが難しい」(50%弱)、「女性の
就業化で子育てとの両立が難しい」(47%)、「子育て中の人 ▼続くのは「未婚化や晩婚化が進
への職場の理解が難しい」(44%)も4割を超えている。
んだから」(59%)と「子育てや教
▽ 以下、「自分や夫婦の生活を重視する傾向」(23%)、「安心
して子供を養育する社会環境ではない」(18%)、「親と同居
で生活する人が減った」(15%)があげられており、ほかは少
ない。
育に費用がかかりすぎる」(56%)
で半数を超える人があげている。
▼「安定した雇用を得るのが難し
い」(50%)、「女性の就業化で子
育てとの両立が難しい」(47%)、
「子育て中の人への職場の理解
▽ 概して、男性に比べ女性の方に各理由をあげる人は多い が難しい」(44%)も4割を超える
が、「安定した雇用を得るのが難しい」は男性であげる人が 人があげている。
多い。
▼子供のいる人といない人ではあ
▽ 子供の有無でみると、男性の場合は、子供のいない人で「子 げる理由の順位がやや異なる。
育てに必要な収入が得られない」(72%)をあげる人が目立
って多く、「安定した雇用を得るのが難しい」(61%)をあげる ▼子供のいない男性は、「収入面
や雇用面の問題」を、子供のいな
人も多い。
い女性は、「晩婚化・未婚化」と「女
性の就業化で子育てとの両立の
▽ 一方、子供のいない女性では「未婚化や晩婚化が進んだか 難しさ」をあげる人がかなり多い。
ら」(65%)と「女性の就業化で子育てとの両立が難しい」
(61%)をあげる人が相対的に多い。
▽ 男性も女性も「子供がいる」人では、「子育てや教育に費用
がかかりすぎる」という理由をあげる人が多い(男性 64%、女
性 65%)。
- 14 -
■少子化が進む主な理由は何だと思うか
70
65.7
*全体計について多い順、数値は全体計
女性計
59.2
60
56.4
49.8
50
男性計
47.1
43.6
全体計
40
(%)
30
22.8
18.0
20
14.9
9.3
10
5.5
費子
用育
がて
かや
か教
り育
すに
ぎ
る
全体計
289人
65.7
59.2
56.4
男性計
得安
る定
のし
がた
難雇
し用
いを
か
ら
子女
育性
ての
と就
両業
立化
難で
し
い
職子
場育
のて
理中
解の
難人
しへ
いの
そ の他
子 育 て や教 育 の住 宅 の
確 保 が難 し い
年
収
少 な い子 供 に 集 中 的 に
教 育 す る傾 向
結
婚
・
子
供
の
有
無
*網掛けは60%以上のもの
(%)
重自
視分
すや
る夫
傾婦
向の
生
活
を
社安
会心
環し
境子
で供
な養
い育
す
る
人親
がと
減同
居
たで
生
活
す
る
っ
年
代
別
親 と 同 居 で生 活 す る
人 が 減 った
性
別
・
子
供
の
有
無
進未
ん婚
だ化
かや
ら晩
婚
化
が
安 心 し子 供 養 育 す る
社 会 環 境 でな い
サンプル数
得子
ら育
れて
なに
い必
要
な
収
入
が
自 分 や夫 婦 の生 活 を
重 視 す る傾 向
■ 少子化が進む理由(全体計の多い順)
子 育 て 中 の 人 への
職 場 の理 解 難 し い
女 性 の就 業 化 で
子 育 てと両 立 難 し い
安 定 した雇 用 を
得 る の が難 し い か ら
子 育 て や教 育 に
費 用 が か かり す ぎ る
未 婚 化 や晩 婚 化 が
進 んだ から
子 育 て に必 要 な
収 入 が得 ら れ な い
0
4.8
教少
育な
すい
る子
傾供
向に
集
中
的
に
住子
宅育
のて
確や
保教
が育
難の
し
い
そ
の
他
無
回
答
49.8
47.1
43.6
22.8
18.0
14.9
9.3
5.5
4.8
0.3
101人
66.3
56.4
52.5
54.5
41.6
40.6
18.8
17.8
15.8
8.9
10.9
6.9
0.0
子供無し
54人
72.2
59.3
42.6
61.1
37.0
40.7
20.4
25.9
14.8
7.4
13.0
5.6
0.0
子供有り
47人
59.6
53.2
63.8
46.8
46.8
40.4
17.0
8.5
17.0
10.6
8.5
8.5
0.0
188人
65.4
60.6
58.5
47.3
50.0
45.2
25.0
18.1
14.4
9.6
2.7
3.7
0.5
子供無し
75人
60.0
65.3
49.3
54.7
61.3
36.0
24.0
14.7
8.0
9.3
0.0
2.7
0.0
子供有り
113人
69.0
57.5
64.6
42.5
42.5
51.3
25.7
20.4
18.6
9.7
4.4
4.4
0.9
20代
68人
66.2
66.2
48.5
50.0
47.1
47.1
25.0
13.2
11.8
5.9
7.4
2.9
0.0
30代
127人
62.2
53.5
56.7
51.2
44.1
46.5
26.0
18.1
15.7
12.6
5.5
5.5
0.0
40才以上
94人
70.2
61.7
61.7
47.9
51.1
37.2
17.0
21.3
16.0
7.4
4.3
5.3
1.1
未婚
90人
64.4
62.2
45.6
58.9
48.9
40.0
20.0
18.9
10.0
8.9
7.8
4.4
0.0
既婚(子供はいない)
37人
67.6
62.2
51.4
54.1
56.8
35.1
29.7
18.9
10.8
8.1
0.0
2.7
0.0
既婚(子供がいる)
150人
66.7
57.3
64.0
44.0
46.0
48.0
22.7
17.3
18.0
10.7
5.3
6.0
0.7
結婚したが離死別(子供はいない)
2人
50.0
100.0
0.0
50.0
50.0
0.0
0.0
50.0
50.0
0.0
0.0
0.0
0.0
結婚したが離死別(子供がいる)
10人
60.0
40.0
70.0
40.0
10.0
50.0
30.0
10.0
20.0
0.0
10.0
0.0
0.0
~200万円未満
69人
76.8
59.4
55.1
58.0
34.8
40.6
26.1
14.5
17.4
8.7
5.8
1.4
1.4
~300万円未満
60人
73.3
56.7
55.0
51.7
46.7
55.0
18.3
18.3
18.3
8.3
3.3
3.3
0.0
~500万円未満
85人
56.5
56.5
58.8
45.9
55.3
41.2
25.9
18.8
7.1
11.8
9.4
7.1
0.0
~500万円以上
66人
60.6
65.2
59.1
40.9
50.0
39.4
21.2
19.7
21.2
7.6
3.0
7.6
0.0
女性計
- 15 -
(4)結婚しない人、子供を産まない人が増えていることへの見解
調査結果
要点
▽ 結婚しない人や子供を産まない人が増えてきていることにつ ▼多くの人(64%)が少子化(結婚
いて、多くの人(64%)は「やむをえない面はあるが、極端に しない、子供を産まない人が増え
そうならないよう社会的方策を打ち出すべき」と思っている。
てきていること)について、「やむ
をえない面はあるが、極端にそう
▽ 他方、「人それぞれの考えがありやむをえないことで、少子 ならないよう社会的方策を打ち出
化につながっても仕方ない」と思っている人も3割強(31%) すべき」という考え。
と、決して少なくない。
▼他方、「人それぞれの考えがあ
▽ 「社会的に方策を打ち出すべき」とする人は子供のいない男 り、やむをえないことで、少子化し
性で特に多く(70%)、逆に、子供のいない女性では「少子 ても仕方がない」という人も少なく
ない(31%)。
化しても仕方がない」とする人が相対的に多い(45%)。
▽ 年齢が若い人の方が「少子化しても仕方がない」という人が ▼少子化を「仕方がない」とする人
相対的に多く(20 代で 40%)、年齢が高くなるにつれ「社会 は 20 代の若い人、未婚の人、子
供のいない女性で多い。
的方策を」という人が多くなる(20 代 59%→40 代 66%)。
▽ 「少子化しても仕方がない」とする人は未婚の人で相対的に
多く(38%)、既婚で子供のいる人では「社会的方策を」とい
う人が多くなる(68%)。
▼しかし、子供のいない男性では
「社会的方策を」とする人が非常
に多い(70%)。
■結婚しない人や子供を産まない人の増加をどう思うか
0%
(凡例)
全体計
男性 子供無し
20%
人それぞれ、
やむをえない
社会的方策を
60%
80%
その他
24.1
3 .51.4
70.4
34.0
女性 子供無し
5 .6 0.0
61.7
45.3
20代
2 .12.1
54.7
23.9
100%
無回答
64.0
31.1
男性 子供有り
女性 子供有り
40%
68.1
39.7
00.0
.0
5 .3 2.7
58.8
1 0.0
.5
30代
28.3
65.4
3 .9 2.4
40才以上
28.7
66.0
4 .31.1
- 16 -
(5)父親の家事・育児分担(イクメン)に対する見解
調査結果
要点
▽ 父親が家事や育児を分担する、いわゆるイクメンについて、
▼9割強の人が家事や育児に父親
父親も適切な分担や手伝いが必要という意見が圧倒的多数
も協力すべしとしている。
を占める。「働き方に応じ適切に分担が必要」という人 68%、
「父親も一定程度は手伝うべき」というのが 25%で、合わせ ▼しかも、「一定程度の協力」
て9割強(93%)の人が父親も協力すべしと考えている。
(25%)よりも「働き方に応じ適切な
分担が必要」(68%)と考える人の
▽ 協力の程度については、「働き方に応じ適切に分担が必要」 ほうが断然多い。
(男性 66%、女性 69%)が「一定程度の協力」(男性 23%、
▼「適切な分担が必要」という人は
女性 27%)よりも断然多く、いわゆるイクメンに対しては男女
属性に関わりなく多いが、子供を持
とも肯定的な考えである。
つ女性では特に多い(72%)。
▽ 「父親は仕事に専念するのがよい」や「育児は相当程度社会
が面倒みるべき」という人は少ない(共に 2.4%)。
▽ 「働き方に応じ適切に分担が必要」とイクメンを強く肯定する
人は「子供をもつ女性」で特に多い(72%)。
▽ 年代では、30 代で「働き方に応じ適切に分担が必要」という
考え方の人が多くなる(69%)。
▼30 代は小さい子供を持つ人が多
いこともあり、育児の大変さを実感
するのか「働き方に応じ適切な分担
が必要」との見解が多い(69%)。
▼「その他」の意見(自由記入)とし
ては、「イクメンは当然」、「共働きで
も、そうでなくても育児は二人で行う
のが当然のこと」など。
■父親が家事・育児を分担する『イクメン』に対する見解
0%
(凡例)
20%
働き方に応じ
適切に分担
40%
一定程度は
手伝うべき
全体計
67.8
男性 子供無し
66.7
男性 子供有り
66.0
女性 子供無し
女性 子供有り
20代
30代
40才以上
60%
父親は
仕事に専念
80%
100%
社会が面倒
みるべき
25.3
24.1
4 .3 4.3
28.0
71.7
67.6
5 .3 2.7
25.7
27.9
69.3
66.0
22.8
26.6
- 17 -
2 .42.4
1 .9 5.6
21.3
64.0
その他+
無回答
00.0
.0
1 .5
1.5
3 .1 3.1
2 .12.1
3.小諸市の関連事業に対する評価
(1)小諸市の子育て支援事業の利用・認知状況
調査結果
要点
▽ 小諸市の子育て支援三事業で、最も多くの人が利用してい
る(した)のは「子育て支援センター」(24%)だが、「児童館・
児童クラブ」を利用している(した)人も 20%おりそう変わらな
い。「保育園の一時預かり等」は 13%が利用。
▽ 三事業とも、子供をもつ親では利用率も認知度も高い(「子
育て支援センター」は男性 28%、女性 49%が利用。「児童
館・児童クラブ」は男性 28%、女性 35%が利用。「保育園の
一時預かり」は男性 17%、女性 24%が利用)。
▽ 利用率はいずれも 30 代で高いが、「児童館・児童クラブ」は
40 才以上で相対的に高い。
▼三事業とも、子供をもつ親では
一定程度利用されている(「子育
て支援センター」は 49%、「児童
館・児童クラブ」は 35%、「保育
園の一時預かり」は 24%が利用
している=女性の場合)。
▼利用者も合わせた各事業の認
知度は、子供のいない人も含め
▽ 利用の有無は別としても、認知度では「児童館・児童クラブ」
6割~7割あり、そう低いわけで
を知っている人は多く、「知っている人」(53%)と利用してい
はないが、より周知させる努力
る人(20%)を合わせて7割以上(74%)が知っている。
も必要と思われる。
▽ 「保育園の一時預かり」も「知っている」人は多く(56%)、利
用者と合わせて7割近く(68%)が知っている。
▽ 「子育て支援センター」は利用者(24%)以外には「知ってい
る」人の割合は相対的には低い(37%)。
■小諸市の子育て支援事業の利用状況・認知状況
(%)
①子供センターの運営
(子育て支援センター)
い利
る用
し
して
た
知
知
ら
な
い
無
回
答
て
い
る
て
い
る
)
無
回
答
(
知
ら
な
い
っ
知
)
年
代
別
い利
る用
し
して
た
(
性
別
・
子
供
の
有
無
無
回
答
③保育園の一時預かり等
)
全体計
知
ら
な
い
っ
っ
知
(
い利
る用
し
して
た
②児童館・児童クラブ
て
い
る
23.9
37.0
39.1
0.0
20.4
53.3
25.6
0.7
12.5
55.7
31.5
0.3
12.9
34.7
52.5
0.0
15.8
48.5
34.7
1.0
7.9
50.5
41.6
0.0
子供無し
0.0
24.1
75.9
0.0
5.6
42.6
50.0
1.9
0.0
46.3
53.7
0.0
子供有り
27.7
46.8
25.5
0.0
27.7
55.3
17.0
0.0
17.0
55.3
27.7
0.0
男性計
29.8
38.3
31.9
0.0
22.9
55.9
20.7
0.5
14.9
58.5
26.1
0.5
子供無し
1.3
37.3
61.3
0.0
4.0
57.3
38.7
0.0
1.3
49.3
49.3
0.0
子供有り
48.7
38.9
12.4
0.0
35.4
54.9
8.8
0.9
23.9
64.6
10.6
0.9
20代
5.9
38.2
55.9
0.0
8.8
57.4
33.8
0.0
4.4
55.9
39.7
0.0
30代
36.2
30.7
33.1
0.0
20.5
55.1
24.4
0.0
17.3
52.0
30.7
0.0
40才以上
20.2
44.7
35.1
0.0
28.7
47.9
21.3
2.1
11.7
60.6
26.6
1.1
女性計
- 18 -
(2)小諸市の「子育て、教育、仕事・雇用環境」に対する評価比較
調査結果
要点
▽ 小諸市の「子育て」、「教育」、「仕事」環境の中では、「教育
環境」の評価が最も高く、「良い」(11%)と「まあまあ良い」
(29%)を合わせ4割(40%)が良いと評価し、「やや不十分」 ▼小諸市では、「教育環境」と「子
(19%)、「極めて不十分」(3.5%)を合わせた「不十分」という
育て環境」は、「不十分」(それぞ
評価(23%)を上回っている。
れ 23%、30%)とする人よりは
「良い(まあまあ良いも含め)」と
する人の方が多い(それぞれ
▽ 「子育て環境」も「良い」(13%)と「まあまあ良い」(26%)を合
40%、38%)。
わせ4割弱(38%)が高評価。ただ、「やや不十分(25%)と
「極めて不十分」(4.2%)を合わせた「不十分」とする人も3割
▼「仕事・雇用環境」については
(30%)とかなり多い。
「不十分」とする人が半数
(50%)おり、「良い」(18%)とい
▽ 「仕事・雇用環境」の評価は低く、「良い」は 1.7%と僅かで、
う人をかなり上回っている。
「まあまあ良い」も 16%、合わせても高評価は 18%でしかな
い。「極めて不十分」(15%)、「やや不十分」(35%)で、半数
(50%)の人が低評価である。
■小諸市の「子育て」「教育」「仕事・雇用」環境に対する評価
0%
子育て環境
教育環境
仕事・雇用環境 1.7
20%
よい
12.8
11.4
15.9
40%
まあまあ
25.6
28.7
32.1
60%
80%
よく知らない
32.2
やや不十分
25.3
4.2
37.0
19.4
3.5
34.9
- 19 -
100%
極めて不十分
15.2
(3)小諸市の「子育て環境」に対する評価と不十分に感じる点
調査結果
要点
▽ 「子育て環境」は「まあまあ良い」(26%)という評価が多く、
「良い」(13%)という人と合わせて4割近く(38%)が高評価。
ただ、「やや不十分」という人もかなり多く(25%)、「極めて不 ▼子育て環境の評価は子供のい
ない人も含めた全体で、「良い
十分」(4.2%)を合わせた「不十分」とする人は 30%になる。
(まあまあ良い含め)」(38%)と
いう人(38%)の方が「不十分」と
▽ 子供がいない人は「あまり良く知らない」という人が半数を超
いう人(30%)よりやや多い。
えるが(男女とも 56%)、「不十分」よりは「良い」評価が多くな
る。
▼子供を持つ人では、男性は評価
が分かれ(良い 40%、不十分
▽ 実際に子供をもつ人では、男性は評価が分かれ(「良い(ま
43%)、女性は高評価の人の方
あまあ良い含め)」40%、「不十分」43%)、女性の方は高評
が多い(良い 50%、不十分
価の人の方がやや多い(「良い」50%、「不十分」39%)。
39%)。
▽ 子育て環境が不十分とみている人のその理由は、「子育て ▼「不十分」な理由は、「子育てに
に関する公的援助が少ない」というのが最大で(72%)、次に
関する公的援助が少ない」が最
「産婦人科や小児科が少ない」(44%)があげられる。そして
大の理由(72%)。「産婦人科や
「子育て中の母親の仕事への理解が不足」(25%)が続く。
小児科が少ない」が2番目
(44%)、「子育て中の母親の仕
▽ 以下は「保育所が少ない」(12%)、「父親の子育て協力に対
事への理解が不足」が3番目の
する理解不足」(11%)、「困った時に相談する機関がない」
理由(25%)。
(9.4%)の順。
▼「子育てに関する公的援助が少
ない」は女性が特に多くあげて
▽ トップの「子育てに関する公的援助が少ない」は男性より女
いる。「困った時に相談する機
性が多くあげている理由(75%、男性 67%)。逆に、男性が
関がない」は、順位は低いが男
多 く あ げてい るの は「困 った 時に 相 談す る機 関が ない 」
性で比較的あげる人が多い。
( 20 % 、 女 性 3.6 % ) 、 「 保 育 所 が 少 な い 」 ( 17 % 、 女 性
9.1%)、「父親の子育て協力対する理解不足」17%、女性
7.3%)である。
■小諸市の「子育て環境」に対する評価
0%
全体計
10%
20%
12.8
30%
40%
50%
25.6
60%
70%
80%
32.2
90%
25.3
100%
4.2
よい
まあまあ
よく知らない
子供有り
子供無し
やや不十分
男性
7.4
女性
8.0
18.5
55.6
14.8
3.7
極めて不十分
21.3
男性
17.0
女性
16.8
56.0
23.4
32.7
17.0
12.0
36.2
11.5
- 20 -
34.5
2.7
6.4
4.4
■小諸市の「子育て環境が不十分」だと思う理由
男性計
女性計
全体計
80
74.5
7 1 .8
70
66.7
全体計について多い順
60
50
%
43.3 43.64 3 .5
40
30
23.3
25.52 4 .7
20.0
20
16.7
16.7
16.7
1 1 .8
9.1
10
1 0 .6
14.51 5 .3
9 .4
7.3
3.6
その他
困ったときに相談
する機関がない
父親の子育て協力に
対する理解不足
保育所が少ない
子育て中の母親の
仕事への理解不足
産婦人科や小児科
が少ない
子育てに関する
公的援助が少ない
0
その他: 子育て環境が不十分な理由(自由記述)
・公園の数は増えるのに、子供の遊び場は少ない
・公園がない
・小諸市だけではないが、若い世代のニーズに合った保育もお願いしたい
・学校の教育の質が低い
・病児保育や送迎ボランティアがない。佐久市まで預けに行くにしても、自分で空いているか確認とか、仕
事をどこまで休めというのか。役所や機関にその他の問い合わせなど電話しても対応が悪い
・子供に力を入れると謳っている割には、他市にどんどん良い政策を追い抜かれていく現状
・6年前上田市より転入した時、小諸市は保育園の料金が高く、免除も少なく、子育て環境に優しくないと
感じた
・施設が遠い
・中学の部活後バスがない
・子供が遊べる場所が少ない。市内全体で子供を安心して育てられるという雰囲気がない。子育て支援事
業が不十分だと思う
・保育園は極めて事務的
- 21 -
(4)小諸市の「子供の教育環境」の評価と不十分に感じる点
調査結果
要点
▽ 小諸市の「教育環境」の評価は高く、「良い」(11%)と「まあま
あ良い」(29%)を合わせて 40%が良いと評価し、「やや不十
分」(19%)と「極めて不十分」(3.5%)を合わせた「不十分」と
いう評価(23%)をかなり上回っている。ほかに「よく知らな ▼教育環境は「良い」という評価
い」という人が 37%いる。
(40%)が「不十分」(23%)をか
なり上回っている。
▽ 子供のいない人では「よく知らない」という人が多く、特に女
▼ただ、子供のいない人では「よく
性では多い(男性 44%、女性 59%)。
知らない」という人が多く、特に
女性では多い(59%)。
▽ 子供を持つ人の場合は、男性よりも女性の評価が高い(「良
い」+「まあまあ良い」は 52%、男性では 45%)。「良い」という
人は男女同じ(15%)だが、「まあまあ良い」は女性で多く ▼子供がいる人ではかなり評価が
高く、特に女性では「良い」とい
(37%、男性では 30%)なる。
う人が半数以上(52%)になる。
▽ 一方、子供を持つ男性は「不十分(極めても含めた)」という低
▼教育環境が不十分という人の理
評価が女性より多く(32%、女性では 24%)、「極めて不十
由は、多様な教育がさせられな
分」という人も相対的に多い(8.5%、女性では 2.7%)。
い(50%)、「大学などの高等教
育の場がない」、「スポーツ施設
▽ 教育環境が不十分な理由としては、「多様な教育がさせられ
や各種教室が少ない」(共に
ない」(50%)が最大で、「大学などの高等教育の場がない」
38%)の3つをあげる人が多い。
と「スポーツ施設や各種教室がない」(共に 38%)が続く。
▽ 以 下、「高校の 数が少ない (15% ) 、「学 習塾が少ない 」
(7.6%)の順。
■小諸市の「教育環境」に対する評価
0%
全体計
10%
20%
30%
40%
50%
28.7
11.4
60%
70%
80%
36.7
90%
19.4
100%
3.5
よい
まあまあ
よく知らない
やや不十分
子供有り
子供無し
男性
女性
9.3
5.3
16.7
44.4
24.0
男性
14.9
女性
15.0
24.1
58.7
29.8
10.7 1.3
23.4
37.2
23.4
23.9
- 22 -
3.7
8.5
21.2
2.7
極めて不十分
■小諸市の「教育環境が不十分」だと思う理由
男性計
女性計
全体計
80
70
全体計について多い順
60
53.3
5 0 .0
%
50
47.2
43.3
41.7
3 7 .9
40
33.3
3 7 .9
33.3
30
22.2
22.2
1 8 .2
20
1 5 .2
13.3
10.0
10
5.6
その他
学習塾が少ない
高校の数が少ない
スポーツ施設や
各種教室が少ない
大学など高等教育
の場がない
多様な教育が
させられない
0
7 .6
6.7
その他: 教育環境が不十分な理由( 自由記述)
・学校の老朽化、児童の減少のため合併してもよいのでは?
・小学校が古すぎる
・教師の質の低下
・中学生、高校生、大学生への公的援助が少ない
・小・中学校が遠い。スクールバスがもっと必要だと思う
・学校によって質が違う
・佐久市ではIT化が進んでいるが、小諸市は遅れている
・朝練をまだやっている(中学)。部活より勉強を!
- 23 -
(5)小諸市の「仕事・雇用環境」の評価と不十分に感じる点
調査結果
要点
▽ 仕事・雇用環境に対する評価はあまり芳しくない。「良い」
(1.7%)と「まあまあ良い」(16%)を合わせた高評価は 18%、
一方「やや不十分」(35%)と「極めて不十分」(15%)を合わ
せた「不十分」という低評価が半数を占める(50%)。ほかに
「よく知らない」人が 32%いる。
▽ 男女とも「不十分」と感じている人が半数おり、評価は低い。
男性の方が相対的には評価が高いが、その分女性は「よく
知らない」人が多くなる。
▽ 年代では、30 代で評価が低く、「不十分」という人が半数以
上(54%)、「良い」(2.9%)も「まあまあ良い」(9.4%)という人
も少ない(合わせて 12%)。
▼小諸市の仕事・雇用環境に対す
る評価はあまり芳しくない。
▼高評価 18%(良い 1.7%+まあま
あ良い 16%)に対し、低評価
50%(やや不十分 35%+極めて
不十分 15%)である(よくわから
ないが 32%)。
▼特に 30 代の評価が低く、不十分
という人が半数以上(54%)で、
高評価の人は少ない(12%)。
▽ 仕事・雇用環境が不十分という人の理由は、「多様な仕事の
場がない(限られる)」(63%)と「収入の少ない仕事が多い」
(61%)の2つをあげる人が特に多い。「将来性ある地場産業 ▼仕事・雇用環境が不十分な理由
は、「多様な仕事の場がない」
が少ない」(52%)も半数を超えている。以下「長期安定した
仕事が少ない」(31%)、「若い人の受け皿産業が少ない」
(63%)がトップ、「収入の少ない
(29%)、「女性の仕事の場がない」(24%)が続く。
仕事が多い」(62%)が2番目の
理由で、この2つが多い。
▽ トップの「多様な仕事の場がない」は男女とも多いが、女性で
は特に多い(65%、男性 60%)。順位は低いが「女性の仕事 ▼「将来性のある地場産業が少な
の場がない」(28%、男性 17%)、「長期安定した仕事がな
い」も半数を超える(52%)人が
い」(32%、男性 29%)も女性の方が多くあげている。このほ
あげており、特に男性ではこの
かは男性の方が多くあげており、特に「将来性のある地場産
理由が最多(69%)。
業が少ない」(69%、女性 42%)は男性では最大の理由とな
っている。「若い人の受け皿産業が少ない」も男性の方がか
なり多くあげるものである(39%、女性 24%)。
■小諸市の「仕事・雇用環境」に対する評価
0%
1.7
全体計
10%
20%
30%
15.9
40%
50%
31.8
60%
70%
34.9
80%
90%
15.2
100%
よい
まあまあ
よく知らない
性別
男性計
18.8
31.7
19.8
14.4
35.1
36.7
12.8
1.1
22.1
30.9
27.9
16.2
2.9
30代
9.4
34.6
40.2
13.4
1.6
20.2
40才以上
やや不十分
極めて不十分
3.0
女性計
20代
年代別
25.7
28.7
33.0
1.1
- 24 -
17.0
■小諸市の「仕事・雇用環境が不十分」だと思う理由
男性計
女性計
全体計
80
69.2
70
64.5
6 2 .8
60
59.6
全体計について多い順
65.4
6 1 .4
59.1
5 1 .7
%
50
41.9
38.5
40
32.3
3 1 .0
2 9 .0
28.8
30
28.0
2 4 .1
23.7
20
17.3
10
7.7
4.3
その他
女性の仕事の
場が少ない
若い人の受け皿
産業が少ない
長期安定した
仕事が少ない
将来性のある
地場産業が少ない
収入の少ない
仕事が多い
多様な仕事の場が
ない(限られる)
0
5 .5
その他: 仕事・ 雇用環境が不十分な理由(自由記述)
・有名大手の職場がない
・基本的に仕事が少ない
・出産や子育てに理解がない
・子供を持つ母の時間が合わない
・極めて排他的、人材の流動性が低い
・子供が小さく、祖父母がいないとその場で断られる仕事がほとんど
・子育て中の親に対して、理解してくれる仕事がない
・子育て中の女性に対し理解があまりない
- 25 -
4.未婚の人の結婚観、家族観
(1)
(未婚の人)今後の結婚意思の有無、結婚を希望しない理由
調査結果
要点
▽ 現在未婚の人の結婚意思については、「成り行きに任せる」
という人が半数近くで最多(48%)。「結婚しようと思う」人は
37%、残りの 14%が「結婚しようと思わない」人である。
▼結婚は「成り行き任せ」という人
が半数近く(48%)で最多、「す
るつもり」の人が 37%、「するつ
もりがない」という人が 14%。
▽ 男性も女性も「結婚する」意思のある人はそれほど変わらな
いが(男性 36%、女性 38%)、「成り行きに任せる」という人は
男性でやや多い(50%、女性 46%)。女性は「結婚しようと思 ▼20 代ではほぼ半数が結婚の意
わない」人が男性に比べると若干多い(17%、男性 12%)。
思をもっているが、30 代では約
3割に、40 才以上では2割強と
▽ 年代による違いは大きく、20 代では「結婚する」意思がある
年齢と共に減っていく。
人は 49%だが、30 代で 29%、40 代では 22%と次第に減っ
ていく。
▼30 代では「成り行きに任せる」人
が多く(65%)、40 才以上では相
▽ 30 代では「成り行きに任せる」人が 65%と非常に多く、40 才
以上では「結婚しようと思わない」人が 33%で相対的に多
対的に「するつもりはない」人
い。
(33%)が増える。
▽ 年収で「~200 万未満」という人に、「結婚しようと思わない」
人が相対的に多い(24%)。
▼結婚しないという人の大きな理
由は「独身の気楽さ」と「安定し
た仕事に就けないこと」。自由さ
▽ 「結婚しようと思わない人の数は少ないが(13 人)、その理由
を求めることも大きいが、一方で
は、「独身の方が気楽でいい」と「安定した職業に就けそうに
は、仕事や経済力のなさも大き
ない」の2つが主なもの(共に7人、54%)。以下「他人と暮ら
すのが苦痛」(39%)、「制約されてやりたいことができない」、
く影響している。
「妻子を養う経済力を持てそうにない」(共に 31%)の順。
■結婚意向の有無(未婚の人)
0%
20%
結婚しようと思う
成り行きに任せようと思う
結婚しようと思わない
無回答
40%
60%
80%
■結婚しようと思わない理由
(未婚で結婚しようと思わない人=13人)
100%
70
全体計
37.0
47.8
14.1
60
性別
53.8
男性計
36.4
女性計
37.5
50.0
11.4
45.8
53.8
50
16.7
38.5
40
%
30.8
30.8
30
20代
48.8
39.5
11.6
年代別
20
30代
29.0
64.5
10
40才以上
22.2
38.9
33.3
7.7
56.5
50.0
8.7
50.0
- 26 -
0.0
その他
~500万以上
30.4
46.2
妻子を養う経済力を
持てそうにない
~500万未満
46.2
23.5
制約されてやりた
いことができない
~300万未満
44.1
他人と一緒に暮らす
のが苦痛
32.4
安定した職業に
就けそうにない
~200万未満
独身の方が
気楽でいい
0
年収別
15.4
6.5
(2)
(未婚で結婚を希望する人)結婚に対する障害や不安
調査結果
要点
▽ これから結婚しようとする人(成り行きに任せる人含め)の障
害や不安を感じている人は少なくない。「特に感じる障害は
ない」という人は 22%で、8割近い人が何らかの障害や不安
▼「特に結婚への障害や不安はな
を感じている。
い」という人は2割強、何らかの
障害や不安を持つ人が大多数
▽ 中でも 、最も大きい阻害要因が「出 会いの場が少ない」
(8割弱)を占める。
(51%)で約半数があげている。次に大きい要因は「収入が
▼トップの要因は「出会いの場が
少ない」で4割を超える人(42%)があげている。
少ない」で、これをあげる人が
51%。次が「収入が少ない」の
▽ ほかには「親の面倒をみる必要がある」(19%)、「仕事が忙
42%。
し過ぎる」、「仕事が安定していない」(共に 17%)が続き、
▼女性は「出会いの場が少ない」
「結婚で仕事を辞めたくない」も僅かだがある(2.6%)。
をあげる人が最多(63%)、男性
は「収入が少ない」が最多
▽ 「出会いの場が少ない」をあげる人は女性でより多く(63%、
(61%)。
男性 40%)、男性は「収入が少ない」をトップの要因にあげて
いる。「仕事が安定しない」(男性 29%、女性 5.0%)や「親の ▼「仕事が安定しない」や「親の面
面倒をみる必要がある(男性 26%、女性 13%)も男性の方に
倒を見る必要がある」をあげる
あげる人は多い。
のも男性の方が多い。
▽ 「特に感じる障害はない」という人は若い人ほど多く、40 才以
上では比較的少ない(9.1%)。その分阻害要因を感じる人
が多くなり、「仕事が忙し過ぎる」以外は、40 才以上の人が全
て多くあげている。
▼障害や不安は年齢が高い人の
方が多くなる(「障害がない」人
は 40 才以上で 9.1%)。「出会い
の場がない」や「仕事が忙し過
ぎる」以外は、40 才以上の人が
全て多くあげている。
▽ 「出会いの場が少ない」は 20・30 代で半数以上があげている ▼「親の面倒をみる必要」は 40 才
が、40 代では相対的に少ない(36%)。「収入が少ない」を理
以上では特に多い
由とする人はどの年代も4割前後。40 才以上では「親の面倒
をみる必要がある」(36%)が相対的に多くなる。「仕事が安
定していない」をあげる人も年齢が高いほど多くなる。
- 27 -
■結婚に対する障害の有無・内容(結婚しようと思う人と成り行きに任せる人)
80
70
62.5
男性計
60.5
女性計
全体計
60
5 1 .3
50
30
20
4 2 .3
39.5
% 40
25.0
25.0
2 1 .8
28.9
26.3
1 9 .2
18.4
12.5
18.4 1 6 .7
15.0
1 6 .7
10
5.0
0.0
10.5 9 .0
7.5
その他
結婚で仕事を
やめたくない
仕事が安定
していない
仕事が忙し
過ぎる
親の面倒をみる
必要がある
収入が少ない
出会いの場が
少ない
特に感じる
障害はない
0
5.0
2 .6
■年代別の結婚に対する障害の有無・内容
(結婚しようと思う人と成り行きに任せる人)
80
70
20代
60
44.7
% 40
36.4
45.5
37.9
36.4
27.3
26.3
21.1
20.7
20
10
40才以上
55.2
52.6
50
30
30代
13.8
9.1
9.1
18.4
13.8
17.2
13.2
13.8
9.1
5.3
5.3
0.0 0.0
その他
結婚で仕事を
やめたくない
仕事が安定
していない
- 28 -
親の面倒をみる
必要がある
仕事が忙し
過ぎる
収入が少ない
出会いの場が
少ない
特に感じる
障害はない
0
(3)
(未婚で結婚を希望する人)子供をもつことへの考え
調査結果
要点
▽ 将来結婚したら(結婚を望まない人を除く回答者=78 人)
「子供は何人くらい欲しいか」については、「二人」という人が ▼希望する子供の数は「二人」が
最も多く6割弱(59%)を占める。続いて「三人」が 18%、「一
最多(59%)、「三人」(18%)、
人」が 10%、「四人以上」はいない。子供は「いらない」という
「一人」(10%)の順で、「四人以
人も 10%いる(78 人中8人)。
上」を望む人はいない。
▼「子供はいらない」人が 10%。
▽ 男性では「二人」という人が特に多く(68%、女性 50%)、女
性ではその分「いらない」という人が多くなる(20%、男性で
は0%)。
▼男性は「二人」が特に多く
(68%)、女性では「いらない」人
が相対的には多い(20%)。
▽ 年齢が高くなるほど「一人」が増え(20 代 5.3%→30 代 10% ▼当然かも知れないが、年齢が高
→40 才以上 27%)、また「いらない」人も増える(20 代 5.3%
くなるほど望む子供の数は少な
→30 代 14%→40 才以上 18%)。「3人以上」も 40 才以上で
くなり、「いらない」人も増える。
はいなくなる。
■結婚後、希望する子供の数(未婚者、結婚しないという人を除く)
0%
全体計
10%
1人10.3
男性
10.5
女性
10.0
20代
30代
40才以上
20%
30%
40%
50%
60%
70%
2人 59.0
80%
90%
4人以上 0.0
いらない
10.3
3人 17.9
68.4
50.0
5.3
17.5
68.4
10.3
27.3
20.7
45.5
- 29 -
2.6
18.4
0.0 2.6
20.0
2.5
21.1
51.7
100%
5.3 0.0
13.8
いらない 18.2
3.4
9.1
(4)
(未婚の人)子育て中の母親が仕事を持つことへの考え
調査結果
要点
▽ 将来結婚し、出産後に母親が働くことについては(結婚も、 ▼出産後の母親の就労は「経済
的に働いた方が良い」という人
子供も望む人 68 人が回答)、「経済的に働いたほうが良い」
という人が半数(50%)、「母親自身のために働いた方が良
(50%)が最多、「母親自身のた
い」も約3割(31%)いて、母親の就労は大多数が肯定的。
めに働いた方が良い」(31%)も
多く、母親の就労は当然のよう
に考えられている。
▽ 「大きくなるまでは働かない方が良い」という人は 15%いる
が、「ずっと家事に専念するのが良い」という人は非常に少な
▼「ずっと家事に専念するのが良
い(68 人中1人、1.5%)。
い」という人はごく僅かだが、「大
きくなるまでは働かないほうが
▽ 「経済的に働いた方が良い」というのは男性より女性で多く
良い」(15%)という人はいない
(55%、男性 46%)、「母親自身のために働いたほうが良い」
わけではない。
は男性の方が若干だが多くあげている(32%、女性 29%)
が、サンプル数が少ないので明確な違いとは言えない。
▼母親の就労は「母親自身のため
に」という人は3割程度いるが、
「経済的に」が理由で働いた方
▽ 少数意見だが、「大きくなるまでは働かないほうが良い」とい
が良いとする人が多いことか
う意見は女性よりも男性でやや多くあげている(16%、女性
ら、経済的問題が無ければ働か
13%)がこれも同様である。
ない方が良いという見方もでき
る(複数回答なので両方をあげ
▽ 「その他」の意見(自由記述)としては、「本人の意思次第」、
ている人もいる)。
「本人の希望による」、「状況による」、「臨機応変に対応」、
「お金次第」、「3才までは家でみるほうが良い」という意見が ▼いずれにしても、現状では母親
記述されている。
の就労は必至の状況と言える。
■出産後母親が就業することへの考え
(未婚者、結婚&子供を希望する人)
女性
男性
全体計
80
70
60
54.8
5 0 .0
50
%
45.9
40
29.0
30
32.4 3 0 .9
20
16.2 1 4 .7
12.9
10
0.0
3.2
5.4 4 .4
その他
- 30 -
ずっと家事に専念
する方がよい
大きくなるまでは
働かない方がよい
母親自身のために
働いた方がよい
経済的に働く
方がよい
0
2.7 1 .5
5.子育て中の人の育児環境、必要とする支援
(1)
(子育て中の人)現在の子供人数と希望する人数
調査結果
要点
▽ 現状の子供の人数は、子育て中の人全体では「二人」が最
も多く(44%)、次に「一人」(31%)、そして「三人」(21%)が ▼子供の数は「二人」が最多で
続く。「四人以上」の人は少ない(3.1%)。
44%、次が「一人」の 31%、「三
人」が 21%、「四人以上」は少な
▽ 20 代では「一人」が 60%、「二人」が 33%で二人までの人が
く 3.1%。
ほとんどだが、年齢と共に「二人以上」の人が増えていく(30
代 64%、40 才以上 82%)。40 才以上では「三人」という人も ▼年齢と共に「二人以上」の子供
かなり多い(29%)。
を持つ人が増える(20 代 33%、
30 代 64%、40 才以上 82%)。
▽ 希望する子供の数では、「二人」が最も多く(44%)、次が「三
人」で 37%、「一人」は少なく 8.1%、「四人以上」は 4.1%で ▼希望する子供の数は、「二人」
さらに少ない。
44%、「三人」37%で、「三人ま
で」の人が多い(82%)。
▽ 現状と希望人数を比較すると、「二人」は変わらないが、「一
人 」は減 り( 31% →8.1%)、「三人 」が大幅に増えている ▼年齢が高くなるほど、望む子供
(21%→37%)。
の数は多くなる(40 才以上では
三人が 45%)。
▽ 年齢が高くなるほど「一人」や「二人」が減り、「三人」を望む
人が増える(20 代 27%、30 代 33%、40 才以上 45%)。
■子供の人数の現状と希望(年代別)
0%
20%
全体計
現在
40%
1 人 3 0 .6
20代
100%
3 人 2 0 .6
1.3
4 人以上 3 .1
希望
1 人 8 .1
2 人 4 4 .4
3 人 3 6 .9
6.3
4 人以上 4 .1
60.0
希望
希望
53.3
36.3
6.2
6.7
17.5
50.0
16.9
6.7
26.7
43.8
8.8
現在
希望
33.3
13.3
現在
30代
80%
2 人 4 4 .4
現在
40才以上
60%
32.5
47.7
35.4
- 31 -
5.0
29.2
44.6
2.5 0.0
3.8
4.6 1.5
3.1
10.8
(2)
(子育て中の人)母親の就業状況、就業希望
調査結果
要点
▽子 育 て 中 の 母 親 で 仕 事 を 持 っ て い る 人 は 多 く 、 7 割 弱
(68%)を占めている。残りが仕事を持たない人だが、今後も ▼子育て中の母親の多くが仕事に
就業希望を持たない「家事専業」の人は 1.3%と僅かだけ。
就いている(68%)。
▽ 仕事を持たない人で「今はしていないが、いずれしたい」とい
う希望者が 23%、「すぐにでもしたい」という人が 2.5%いる。
▼就業率は年齢と共に高くなり、
20 代で 53%だが、40 才以上で
は 80%に達する。
▽ 仕事を持つ人は年齢が高くなるほど多く、20 代では 53%、
30 代で 61%だが、40 才以上では 80%と大多数となる。
▼仕事に就いていない人でも、「い
ずれはしたい」人がほとんどで
▽ 若い人ほど「(現在は仕事に就いていないので)いずれはし
「今後も家事専業」という人は非
たい」人と「すぐにでもしたい」人が多く、「いずれしたい」人
常に少ない(1.3%)。
は 20 代で 40%、30 代で 31%である。20 代(15 人)では「今
後も専業主婦」を希望する人は一人もいない。
■(子育て中の人)母親の就業の有無・希望
100
90
20代
80
%
30代
6 8 .1
70
60
40才以上
50
全体計
40
30
2 2 .5
20
10
年
代
別
全体計
160人
仕事を
している
無回答
家事専業
(今後も)
していないが、
いずれしたい
■ 子育て中の母親の就業の有無(年代別)
サンプル数
5 .6
1 .3
していないが、
すぐにでもしたい
仕事をしている
0
2 .5
(%)
していないが、
していないが、
すぐにでも
いずれしたい
したい
68.1
2.5
22.5
家事専業
(今後も)
1.3
無回答
5.6
20代
15人
53.3
6.7
40.0
0.0
0.0
30代
80人
61.3
3.8
31.3
1.3
2.5
40才以上
65人
80.0
0.0
7.7
1.5
10.8
- 32 -
(3)
(子育て中の人)家事・育児の父親の分担状況
調査結果
要点
▽ 子育て中の父親の「家事・育児」への協力度は結構高い。男
性の場合は自己評価だが、男女合わせた全体で、「十分協
力している」人 23%、「まあ協力している」人 43%、合わせて
▼子育て中の父親の家事・育児へ
65%の父親が家事・育児に協力しているという評価。
の協力度は、「十分協力」23%、
「まあ協力」43%、合わせて
▽ 「やや不十分」という評価は 22%だが、「全く不十分」は
65%で、程度の差はあれ一定
7.5%と少なく、合わせて「不十分」との評価は 29%。「無回
の協力しているという評価。
答」が 5.6%(離死別の人もいるため)。
▽ 男性の自己評価以上に、女性の評価は高く、「十分協力」は ▼「やや不十分」22%、「全く不十
男性 11%に対して女性は 27%と高い評価。「まあ協力」も合
分」7.5%で「不十分」は 29%。
わせると「協力している」という評価は男性で 60%、女性では
67%となる。
▼男性の自己評価よりも女性の評
価のほうが高評価。
▽ 「不十分」(やや+全く)という評価は、男性 32%、女性 28%
で男性の自己評価のほうが厳しい。
▼30 代で協力度は高く、「協力して
いる」人が 73%となる。
▽ 協力度が高いのは 30 代で、「十分協力」28%、「まあ協力」
45%、合わせて 73%が「協力している」人。20 代の協力度は ▼親と同居している人に比べ、「し
低く、「やや不十分」40%、「全く不十分」6.7%を合わせて
ていない」人の方が「協力してい
47%が「不十分」という評価である。
る」という人は多い(70%)。
▽ 親と同居している人に比べると、同居していない人の方が
「十分」も「まあ」も協力度は高い(70%、非同居 50%)。
■父親の家事・育児の協力度
0%
全体計
10%
十分協力
2 2 .5
20%
30%
40%
50%
60%
ま あ協力 4 2 .5
70%
5.6
80%
21.9
90%
100%
7.5
十分協力
まあ協力
性別
男性
10.6
48.9
27.4
女性
8.5
39.8
23.4
4.4
21.2
8.5
無回答
7.1
やや不十分
全く不十分
親との同居
年代別
20代
20.0
27.5
30代
40才以上
16.9
同居
15.8
非同居
33.3
24.6
0.0
40.0
45.0
2.5
41.5
10.8
34.2
10.5
45.1
- 33 -
6.7
18.8
21.5
26.3
4.1
6.3
9.2
13.2
20.5
5.7
(4)
(子育て中の人)子供の養育・教育への親の関与(援助や手助け)の有無
調査結果
要点
▽ 『子供の養育や教育で親の援助や手助けを受けているか』
では、「受けていない」という人は 36%、残りの 63%が「受け ▼子供の養育・教育に関して親の
ている」人で、「かなり受けている」人は 18%だが、「ある程度
援助や手助けを受けている人
受けている」人は 45%と多い。
は非常に多い(63%=「かなり」
18%)+「ある程度」45%)。受け
▽ 援助を「受けている」人は若い年代ほど多く、20 代では「かな
ていない人は 36%。
り」(27%)と「ある程度」(47%)を合わせて 73%が受けている
という人。
▼「受けている」人は若い年代ほ
ど多い(20 代 73%、30 代 63%、
▽ 同居している人で「受けている」人は特に多く、中でも「かな
40 才以上 46%)。
り」という人が多い(32%、非同居 13%)。「ある程度」(45%)
を合わせると 76%が援助や手助けを受けている。
▼当然親と同居している人では、
していない人と比べ「受けてい
▽ 同居の人の大多数(81%)が小諸市・近隣出身のこともあり、
る」人が多くなる(同居 76%、非
「小諸市・近隣出身」では援助を受けているという人が多く、
同居 58%)。
「近隣以外の県内出身」や「県外出身」の人では援助を受け
ている人は少なくなる。
■子供の養育・教育で親の援助を受けているか
親との同居
年代別
0%
10%
全体計
かなり 1 7 .5
20代
26.7
30代
40才以上
40%
11.5
90%
80%
受けていない 3 6 .3
26.7
37.5
46.2
36.9
44.7
21.1
45.1
21.3
県外から来た
70%
43.8
13.1
12.5
60%
46.7
31.6
小諸や近隣でないが
元々県内
50%
ある 程度 4 5 .0
13.8
同居している
同居していない
30%
18.8
元々小諸市(近隣)
出身
20%
41.0
44.7
31.9
50.0
38.5
- 34 -
37.5
50.0
100%
(5)
(子育て中の人)子育てで大変だと思うこと
調査結果
要点
▽ 子育てをする上で特に大変と思うことは、「教育費用負担の ▼子育て中の人の感じる難題は
大きさ」(56%)、「子供の健康維持」(53%)、「母親の家事・
多岐に渡るが、「教育費用負担
子育てとの両立」(51%)の三つをあげる人が特に多く半数
の大きさ」(56%)、「子供の健康
を超える。
維持」(53%)、「母親の家事・子
育てとの両立」(51%)の三つは
▽ これらに続く「きちんとした大人に成長するか不安」(41%)、
多くの人の共通の難題。
「母親の家事・子育て負担の大きさ」(39%)が4割前後の人
があげるもの。さらに「保育所費用負担の大きさ」(35%)、 ▼「きちんとした大人に成長するか
不安」(41%)、「母親の家事・子
「母親の健康維持」(33%)、「子供を鍵っ子にする不安」
育て負担の大きさ」(39%)は4
(25%)も3割以上があげているものである。
割前後があげるもの。
▽ このほかの項目も 10%前後の人があげており、子育てで大 ▼「保育所費用負担の大きさ」
(35%)、「母親の健康維持」
変なことは多岐に渡っている。
(33%)、「子供を鍵っ子にする
不安」(25%)も3割前後があげ
▽ 男性と女性(父親と母親)があげる項目の順位はほぼ変わら
ている。
ず、大変さは共通の認識と考えられる。ただ、「子供の健康
維持」を除けば、ほとんどの項目で女性の方にあげている人 ▼男女の認識の違いは少ない。
は多い。
■子育てをする上で大変なこと
男性
女性
全体計
70
60
55.6
52.5
全体計について多い順、数値は全体計
51.3
50
41.3
38.8
40
35.0
%
33.1
30
25.0
20
10.6
8.1
10
5.0
3.8
5.6
その他
近隣環境が
よくないこと
親との子育てに
関する意見の相違
よい学校が
少ないこと
子供部屋の確保
夫・妻と子育てに
関する意見の相違
- 35 -
子供を鍵っ子に
する不安
母親の健康維持
保育所費用負担の
大きさ
母親の家事・子育て
負担の大きさ
きちんとした大人に
成長するか不安
母親の家事・子育てと
仕事の両立
子供の健康維持
教育費用負担の
大きさ
0
6.9
(6)
(子育て中の人)子育てで社会的支援の必要性
調査結果
要点
▽ 子育てに関する社会的援助(下記7つの施策)で、いずれの
施策についても「なくてもよい」という回答は非常に少なく、
多くの人に必要とされている。
▼子育てで必要な社会的支援とし
て「絶対必要」という人が多いの
は「出産費用の援助」(83%)、
▽ 「なくてもよい」というのは「保育所の増設」(35%)と「父親の
「養育費の援助」(75%)、「二人
育児休暇制度の普及」(17%)でやや目立つ程度で、そのほ
以上の子供への援助拡大」
かは 10%以下の割合である。
(60%)の三つで、いずれも経済
的な支援。
▽ 「絶対必要」とする人が特に多いのは「出産費用の援助」
(83%)、「養育費の援助」(75%)、「二人以上の子供への援 ▼「なくてもよい」という人が最も多
助拡大」(60%)の三つで、いずれも経済的な援助。
いのは「保育所の増設」
(35%)。
▽ 「母親の就業形態の多様化」(57%)も半数を超える人が絶
対 必 要 と し て い る 。 以 下 、 「 母 親 の 育 児 休 暇 の 拡 大 」 ▼「絶対必要」と「望ましい」を合わ
(36%)、「父親の育児休暇の普及」(24%)、「保育所の増
せた「必要とする」人は、「保育
設」(15%)の順となる。
所の増設」以外はいずれの施策
についても8割を超える。
▽ 「保育所の増設」を除くと、支援を必要とする人は「望ましい」
という人も含めれば、いずれの支援も8割を超える。
■子育てに関する社会的支援の必要度(「絶対必要」の多い順)
0%
絶対必要
望ましい
20%
40%
60%
80%
100%
二人以上の子供
への援助拡大
20.6
6 0 .0
母親の就業形態
の多様化
3.8
38.1
3 6 .3
3.8
52.5
2 4 .4
1 5 .0
3.1
35.0
5 6 .9
母親の育児
休暇の拡大
57.5
望ましい 48.1
- 36 -
1.9
13.8
7 5 .0
養育費の援助
保育所の増設
なくてもよい
絶対必要 8 3 .1
出産費用の援助
父親の育児休暇
の普及
無回答
10.0
16.9
なくてもよい 35.0
6.子供のいない既婚者の家族観、子育て環境観
(該当者 37 人)
「既婚者で子供のいない人」は本アンケートの全回答者 289 人中 37 人である。集計の統計的な
意味はやや薄くなり、参考程度と考えるべきかもしれないが、貴重な意見であり、以下に結果を表
示する。
(1)
(既婚者で子供のいない人=37 人)子供をもつことへの考え
調査結果
要点
▽ 子供のいない既婚者で、「今後子供を持つことを希
望している」人は 37 人中 26 人(70%)と、多くの人は
子供が欲しいと思っている。
▼該当者(回答者数)は 37 人だが、その
うち 26 人(70%)が今後子供が欲しい
と思っている。
▽ 希望している子供人数は、「2人」という人が 17 人
(46%)で最も多く、「1人」という人が6人(16%)、「3
人」という人が3人(8.1%)で、「4人以上」を望む人は
いない。
▼子供を希望する人では「2人」が最も多
く(46%)、「1人」が 16%、「3人」が
8%、「4人以上」を望む人はいない。
▽ 「子供はいらない」という人は 37 人中 10 人(27%)、
そのほかに無回答(男性)が 1 人(2.7%)いる。
▼子供はいらないという人は 37 人中 10
人(27%)。女性の方にやや多い
▽ 「子供はいらない」という人の理由は、経済的に困難
という人が多い。
▼いらないという理由は様々だが、多くは
経済的理由。
■希望する子供の人数(既婚者で子どものいない人)
60
男性(10人)
50
女性(27人)
45.9
全体計(回答者数37人)
40
■子供はいらない理由
%
30
(既婚者で子供はいらないという人=10人)
27.0
80
20
70.0
16.2
70
60
50.0
8.1
10
50
2.7
% 40
30.0
30
20
10.0
10.0
10.0
子供がいると
何かと制約される
仕事が続け
られなくなる
今の社会では
子供が可哀想
10
その他
育児や教育をする
自信がない
0
経済的に養育
は困難
- 37 -
無回答
子供は
いらない
四人以上
三人
二人
一人
0
(2)
(子供のいない既婚者で子供を希望する人=26 人)
出産後の母親の就業についての考え
調査結果
要点
▽ 子供のいない既婚者で、今後子供を持つことを希望してい
る人(26 人)で、出産後の母親が仕事を持つことについての
考えは、「ずっと家事に専念する方がよい」という人は一人も
いない。
▼該当者(回答者数)は 26 人だけ
だが、子供を持つ母親は「ずっ
と家事に専念する方がよい」と
いう考えの人は一人もいない。
▽ 複数回答だが、「経済的に働いた方がよい」という人が断然
多く(19 人、73%)、「母親自身のために働いた方がよい」と
いう人も少なくない(7人、27%)。
▽ 「子供が大きくなるまでは働かない方がよい」とする人が 12%
(4人)いるが、母親は家事に専念する方がよいとしているわ
けではないので、子供が大きくなれば働くのがよいという意
見と思われる。つまり、回答者全員が時期はともかく母親は
働いた方がよいと考えていると思われる。
▽ その他の意見の人が 1 人おり、自由記述で「本当は子供が
大きくなるまで働かない方がよいと思うが、経済的には働か
ざるを得ないのが現実」という意見。
▼12%(4人)が「子供が大きくな
るまでは働かない方がよい」と
しているが、家事に専念する方
がよいとしているわけではない
ので、子供が大きくなれば働く
のがよいという意見と考えられ
る。
▼残りの人は「経済的にあるいは
母親自身のために働く方がよ
い」としており、子供を持つ母
親が仕事を持つことには全員
が基本的には賛成、もしくはや
むをえないと考えていると見ら
れる。
■出産後の母親の就業に対する考え
(既婚者で子どもの欲しい人)
100
90
80
男性(7人)
73.1
女性(19人)
70
全体計(回答者数26人)
60
% 50
40
26.9
30
20
10
3.8
0.0
その他
- 38 -
ずっと家事に専念
する方がよい
大きくなるまでは
働かない方がよい
母親自身のために
働いた方がよい
経済的に働いた
方がよい
0
11.5
(3)
(子供のいない既婚者で子供を希望する人=26 人)
子育てについて不安に思うこと
調査結果
要点
▽ 子供のいない既婚者で、今後子供を持つことを希望してい ▼「特に不安は感じない」という人は
る人(26 人)の、子供の養育面での不安で最も多いのは、
1人(3.8%)しかおらず、多くは何
「養育・教育費用の不安」と「母親が仕事をしながら養育でき
らかの不安を感じている。
るか」の二つ(共に 17 人、65%)である。
▽ 続いて多いのが「養育がうまくできるか」(6人、39%)で、以
下はやや少なくなるが、「産院や小児科医院が少ない」、「出
産費用の面で不安」(共に 27%)、「父親が協力できるか」、
「近くに利用できる保育所があるか」、「自分達の健康面の不
安」、「適切な住宅が確保出来るか」(いずれも 15%)、「良い
教育機関が少ない」(12%)と続いている。
▼最も多くの人(65%)が持つ不安
は「養育・教育費用」と「仕事しな
がらの母親の養育」(共に 26 人中
17 人)。
▼続いて「養育がうまくできるか」も
やや多い(10 人、39%)
■子供の養育について不安に思うこと
(既婚者で子どもの欲しい人=26人)
80
70
65.4
男性(7人)
65.4
女性(19人)
60
全体計(回答者数26人)
50
38.5
40
%
26.9
30
26.9
20
10
15.4
15.4
15.4
11.5
3.8
0.0
その他
市内や近隣に良い
教育機関が少ない
適当な住宅を確保
できるか不安
自分たちの健康面に
不安がある
近くに利用できる
保育所があるか
- 39 -
父親が十分協力
できるか不安
出産費用の面で
不安がある
産院や小児科医院の
数が少ない
養育がうまくできるか
不安がある
母親が仕事しながら
養育できるか
養育や教育費用の
面で不安がある
特に何も不安を
感じることはない
0
15.4
(4)
(子供のいない既婚者で子供を希望する人=26 人)
社会的子育て支援事業への期待
調査結果
要点
▽ 設問であげた6つの子育て支援策は、全てについて殆どの
人が「絶対必要」か「有るのが望ましい」としている。
▼社会的子育て支援策で必要度
の高いのは、絶対必要という人が
6割前後を占める「母親の就業形
▽ 絶対必要という人が特に多いのは「母親の就業形態の多様 態の多様化」、「養育費の援助」そ
化」(65%)、「養育費の援助」(62%)それに「二人以上の子 れに「二人以上の子供への援助
供への援助の大幅拡大」(58%)の三つで、いずれも「望まし の大幅拡大」の三つで、いずれも
「望ましい」も合わせれば全員が
い」も合わせれば全員が支援の必要性を感じている。
支援の必要性を感じている。
▼他の支援策も絶対必要とまでは
言えなくても、有るのが望ましいと
いう人が非常に多い。
▽ 「保育所の増設」、「母親の育児休暇の拡大」、「父親の育児
休暇の普及」についても、絶対必要という人は半分以下だ
が、残りの大半は有るのが望ましいとしており、やはり期待度
は高い。
■各種社会的子育て支援に対する期待(「絶対必要」の多い順)
(既婚者で子どもの欲しい人=26人)
0%
10%
20%
母の就業形態多様化
50%
60%
80%
90%
100%
38.5
5 7 .7
保育所の増設
70%
望ましい 34.6
6 1 .5
二人以上の子供
への援助大幅拡大
父の育児休暇の普及
40%
絶対必要 6 5 .4
養育費の援助
母の育児休暇の拡大
30%
42.3
3 4 .6
50.0
2 6 .9
57.7
1 9 .2
73.1
- 40 -
なくてもよい
15.4
15.4
7.7
(5)
(子供のいない既婚者で子供を希望する人=26 人)
子供の養育・教育で親の援助や手助けは期待できるか
調査結果
要点
▽ 子供の養育や教育で親の援助や手助けが「かなり期待でき
る」という人は 1 人もいない。
▽ 「ある程度期待できる」という人が 54%、「期待できない」とい
う人が 39%、「できるがしたくない」という人が 7.7%(男女1人
ずつ計2人)である。
▽「 あ る 程 度 期 待 で き る 」 と い う 人 は 男 性 よ り 女 性 に 多 い
(63%、男性では 29%)。
▼子供の養育や教育で親の援助
や手助けが「かなり期待できる」と
いう人は 1 人もいない。
▼「ある程度期待できる」という人
が 54%、「期待できない」は 39%。
▼「できるがしたくない」という人が
8%(男女1人ずつ計2人)。
■子供の養育や教育で親の援助は期待できるか
(既婚で子供の欲しい人=26人)
0%
全体計(26人)
10%
20%
30%
40%
50%
60%
ある程度期待できる
53.8
70%
80%
期待できない
38.5
90%
100%
かなり期待できる
7.7
ある程度期待できる
期待できない
できるがしたくない
男性(7人)
28.6
57.1
1 4 .3
「かなり期待できる」
という回答者は
いない
女性(19人)
63.2
31.6
- 41 -
5 .3
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