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第2回議事概要

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第2回議事概要
第2回横浜グリーンパワー事業化検討委員会議事概要
議
題
日
時
場
所
出席委員
欠席委員
開催形態
議事概要
1 取り組み経過について
2 横浜グリーンパワーの FS 調査結果(中間)について
平成21年10月22日(木) 18:00~20:00
関内駅前第一ビル202特別会議室
小澤一郎、荻本和彦、菱田哲也、福留浩二、吉田聡、吉田好邦(6名)
※敬称略
奥真美、中原秀樹(2名)※敬称略
非公開
事務局より配付資料について説明。その後、質疑応答。
1 取り組み経過について
(報告のみ)
2 横浜グリーンパワーの FS 調査結果(中間)について
【太陽エネルギー普及拡大事業について】
・ 普及拡大事業がまさにこの一連の事業の核事業で、ここの収支をどう見
るかというところがまず出発点になる。補助金が獲得できるかどうか、
年間の獲得台数がどのくらいかという2点について、見込みを確実にし
ていく必要があるが、複数パターンとして整理していくことになる。
・ この事業は採算にのらない数字ではないと感じているが、不確定要素
が多い。FS で見込んでいるリースの設置台数が確保できない場合のリ
スクも考えられる。そうなると単期収支では赤字になる可能性もあり、
その場合には営業面でどこかと組むとか、価格設定を高くするとか、
考える必要がある。
・ 機器購入費用も必要なことから、P/L(損益計算書)の他に資金的なコ
ストのシミュレーションであるキャッシュフローも見る必要がある。
資金調達コストも含めて収支を見ていく必要がある。資金借り入れも
全額借り入れずに、自己資金も入れたり、返済期間を長く設定する等
が考えられる。
・ ローンを利用する人をリース利用者に置き換えるだけだと、結局何も
増えたことにならない。新たな顧客を開拓していかなければいけない。
家庭における月々のリースによる支払が FIT の収入を上回ると嫌がら
れると思う。リース期間を長くして月々の支払いを安くすることも考
えられる。しかし現行のリースの条件では実現がむずかしいため、10
年後に再リース契約を結びなおすとか、もっと他の方策も考えると爆
発的に普及するのではないか。
・ 太陽光パネルは、10 年以上使えるものだが、それぞれの家の形に合わ
せて設置する必要がある。そのため、リースの残価はゼロに設定して
計算している。通常のリースでは、3 分の 1 位は残価をとり中古市場等
に売っている。あるいは、そのまま家に設置するといったことができ
ればより魅力のある選択肢とできる可能性がある。
・ その他に信用調査はどのようにするのかといったことや、リース料の
収納をどのようにするのか等も事業が広範囲となったら考えていく必
要がある。
【相談・サービス事業について】
・ 劇的な価格差がない中で、相談にもこまめにのってもらえ、メンテナ
ンスもある程度担保されるという、この制度で機器リースを使うとい
う一つの魅力付けになる。
・ 相談・サービス事業は、リースのお客様だけではなく、リース以外に
一括等で購入するお客様も対象と考えていくと有効ではないか。やり
方によっては人件費ぐらい出るかもしれない。
・ 中小のビルオーナーが、ビルの改修等を行う際に相談センターで相談
を受け付け、役所への申請等も行う等ワンストップで対応できるよう
なものになると、より有効なのではないか。
・ 人員や相談センターの設置場所、広さについては、リース事業とアロ
ケーションしているようだが、ワンストップでまとめて対応していく
となると、リース台数などから必要人員や体制もかわる。次回までに
再度検討を行うこと。
・ 場所は 1 つではなく、例えば家電量販店と連携する等単独ではなく、窓
口を複数に置くというほうが、よりサービス的になる。手間が掛から
ないスキームにした方がよい。
・ 住宅展示場でも、住宅の新築時に太陽光パネルを導入する場合のトラ
ブルが多くあり、相談に対するニーズは多くあるのではないか。
・ 建物の増改築の届出を行う際に、こうした相談センターと連携する等
相談事業のチャネルについても考えると良いのではないか。仲介ビジ
ネスをやる場合、公的なところがやるという部分で、民間でやってい
ない情報提供、相談を考えたらよい。
【公共施設発電事業について】
・ 技術的には、他の電源との協調運用も考えられる。
・ 期待していた事業だが、イニシャルコストが高すぎ、事業化は厳しいよう
だ。
【環境価値活用事業について】
・ 現状グリーン電力証書はネット上で 12~13 円でも余っている状況で、
試算の結果、25 円でなければ難しいというのでは厳しい。g マーク使
用料や認証料の経費が高い。
・ 今後、普及が進んでキャップ・アンド・トレードが始まるなどすれば、
成り立つ事業かもしれない。
・ 導入する世帯数が増えると採算性が良くなるようだが、出口として売
れないと成り立たない。
【その他】
・ YGP による付加価値やメリットがうまくみえない。2025 年に再生可能
エネルギーを 10 倍化するということに対する役割や意義について整理
すること。
・ どのくらいの価格だったら、どのくらいの人が導入してくれるのかの
ニーズ把握や、マーケティングを考慮していくことが必要。
3 次回委員会について
・次回は、太陽エネルギー普及拡大事業及び相談・サービス事業について
FS 作業を進める。本日いただいた意見をふまえて、次回までにまとめて
ほしい。
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