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今の時間の目標 はじめに

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今の時間の目標 はじめに
今の時間の目標
国際疾病分類腫瘍学(ICD-O-3)
コーディングルール
† ICD-O-3を理解する
† ICD-O-3の本(通称紫本)の使い方を理解す
る。
† ICD-O-3のルールを理解する
ミニ実務者研修会(2日間)
第2日目
9:00-10:30
2
1
はじめに
国際疾病分類 腫瘍学 第3版(ICD-O-3)
†
†
†
†
†
† 2003年に翻訳され、出版
目次
まえがき
使用上の注意(日本版のみの項目)
謝辞
歴史
† リンパ腫・白血病の
形態コード(M分類)、
一部の性状コードが
新たに追加・変更された
† 一部内容に誤りがあり、
国立がんセンターのHPに修正版
http://ganjoho.ncc.go.jp/base/cancer_registration/registration02.html
3
4
1
ICD-Oの形態とICD-10第Ⅱ章との対応
ICD-10とICD-Oの違い
ICD-10
ICD-0
肺腫瘍、良性
D14.3
C34.9 8000/0
肺腫瘍、良性・悪性境界
D38.1
C34.9 8000/1
肺がん、上皮内癌
D02.2
C34.9 8000/2
肺がん、浸潤性
C34.9
C34.9 8000/3
肺がん、転移性
C78.0
C34.9 8000/6
肺がん、原発・ 転移不明
D38.1
C34.9 8000/9
診断
性状コード
/0
/1
/2
/3
/6
分類項目
D10-D36
D37-D48
D00-D09
C00-C76
C80―C97
C77-C79
用 語
良性新生物
性状不詳及び不明の新生物
上皮内癌
原発の記載又は
その疑いのある悪性新生物
続発性の記載又は
その疑いのある悪性新生物
5
ICD-O-3で採用されなかった
ICD-10分類項目
ICD-10
分類項目
用語
C43
皮膚の黒色腫
中皮腫
C45
C46
カポジ肉腫
リンパ組織,造血組織
C81-C96
及び関連組織の悪性新生物
呼吸器系及び消化器系の
C78
続発性悪性新生物
C79
D00-D09
D10-D36
D37-D48
C97
その他の明示きれた
部位の続発性悪性新生物
上皮内新生物
良性新生物
性状不詳及び不明の新生物
独立した(原発性)
多部位の悪性新生物
対応するICD一O第3 版コード
形態
M-872-M-879
部位
C44._
C_._
C_._
M-905
M-9140
M-959-M-998
/3
C15-C39
M-
/6
C00-C14,C40-C80
M-
/6
C00-C80
C00-C80
C00-C80
M-
M-
M-
/2
/0
/1
それぞれのコード
6
リンパ節(C77)について
ICD-Oでは、リンパ節原発の腫瘍
(つまり、リンパ腫)の局在コードと
して用いられる!
性状
/3
/3
/3
C00-C80
.
/3
7
8
2
ICD-Oのコード構造
ICD-10にはないICD-Oの局在コード
C42
† 局在コード(T分類・4桁コード)
造血系及び細網内皮系
C42.0
C42.1
C42.2
C42.3
C42.4
C##.#
血液
骨髄
脾
細網内皮系,NOS
造血系,NOS
† 形態コード(M分類・6桁コード)
M-####/##
† 完全なコード構造は10桁コード
局在コード+形態コードで表す
C##.# (M-)####/##
9
局在コードの構造
C##.#
10
形態コードの構造
M-####/##
←Cも入れて4桁コードという!!
組織
例 :胃
噴門
胃底部
胃体部
胃前庭部
幽門
例 : 高分化型腺癌
M – 8140/3 1
C16.0
C16.1
C16.2
C16.3
C16.4
異型度
↑
/(スラッシュ)はいれない
で、6桁コードという!!
腫瘍/細胞型
性状
分化度[分化度p108~]
[形態コードp.235 ~] [性状コードp.106~]
11
12
3
完全なコードの構造
番号順リストの配列例
C16.0
噴門,NOS
胃噴門
噴門食道接合部
食道胃接合部
胃食道接合部
8120/3
移行上皮癌,NOS←第一選択用語
尿路上皮癌
←同義語(同じ意味)
移行上皮癌
←同等語
C##.# (M-)####/##
=10桁コード
例:肺上葉の低分化型扁平上皮癌
(poorly differentiated squamous cell carcinoma, upper lobe of lung)
C34.1
(M-)8070/33
←第一選択用語(太字)
←同義語(同じ意味)
←同等語(別のコードを振るほど違わない)
←同等語の同義語
←同等語の同義語
同じように見えるけど、英語では違う。
Transitional cell Carcinomaと
Transitional Carcinoma
13
索引の形式
14
日本語索引 <局在用語索引>
† 日本語版索引
*局在と形態が分かれている
“ふ”なら索引
で引けるが、
“は”では引け
ない!
† 英語版索引
*局在と形態が一緒になっている
15
16
4
英文索引①
←索引では、必ず
NOSが一番上
日本語索引 <形態用語索引>
あとは、腹部の自
律神経という意味。
移行上皮癌
・NOS
・上皮内
・肉腫様
・乳頭状(C67. _)
・乳頭状,非浸潤性(C67._)
・微小乳頭状(C67._)
・紡錘形細胞
和訳すると奇妙な
感じの物もある。
8120/3
8120/2
8122/3
8130/3
8130/2
8131/3
8122/3
←腹部大動脈とい
うこと
17
英文索引②
18
NOS(Not Otherwise Specified)
の意味
新生物とは見なさないので、コー
ドが振られていない!!
(SNOMEDにはある:SNOMED
は、新生物以外も全部コードを持
つ(炎症なども・・・)
「他のコードに特定されない」という意味
Adenocarcinoma(see also carcinoma) 腺癌(癌腫も参照)
M-8140/3
M-8140/6
M-8280/3
M-8550/3
M-8550/3
NOS
NO S
metastatic NO S, 転移性
aeidophil
好酸性
aelnar
腺房
acinie eell
腺房細胞
M-8370/3
adrenal cortical
副腎皮質
※ 修飾語を伴っていない
※ 広い意味で用いられている
※ その分類に現れていない修飾語を伴っている
19
20
5
NOS(Not Otherwise Specified)
の意味
局在と形態に対する
コーディングガイドライン
「他のコードに特定されない」という意味
Adenocarcinoma (see also carcinoma)腺癌(癌腫も参照)
M-8140/3
NOS
NO S
M-8140/6
NOS,metastatic
NO S, 転移性
M-8280/3
aeidophil
好酸性
M-8550/3
aelnar
腺房
M-8550/3
acinie eell
腺房細胞
M-8370/3
adrenal cortical
副腎皮質
※ 修飾語を伴っていない
※ 広い意味で用いられている
※ その分類に現れていない修飾語を伴っている
21
ICD-O第3版使用上の主要ルールの
概要(誤記が多いので修正版を用いる)
22
局在に対する
コーディングガイドライン
† ルールA~K(ルールIは欠番:理由は、
p.38)がある。
† 概要(p.36~38)には、ルールA~Kの概
要(要約)が記載されている。P.39~には、
個々のルールの詳細説明がある。
23
24
6
なにがし
ルールA.
例:腕に発生した何某という腫瘍の場合
局在領域と不明確な部位(身体領域に関連し
た部位)については、
“NOS”を用いるのではなく、
不明確に表示された部位として索引を見る
腕の扁平上皮癌 → 腕の皮膚 (C44.6)
腕の線維肉腫 → 腕の軟部組織(C49.1)
C76.4
C44.6
C49.1
C49.1
C47.1
C40.0
C49.1
C49.1
C49.1
C77.3
C49.1
C47.1
C49.1
C44.6
C49.1
C49.1
C49.1
C49.1
Arm
NOS
NOS(carcinoma,melanoma,
NOS(sarcoma,lipoma)
adipose tissue
automotic nervous system
bone
connective tissue
fatty tissue
fibrous tissue
lymph node
muscle
peripheral nerve
skeletal muscle
skin
soft tissue
subcutaneous tissue
tendon
tendon sheath
腕 (わん)
NOS
NOS(癌腫、黒色腫、母斑)
NOS(肉腫、脂肪腫)
脂肪組織
自律神経系
骨
結合組織
脂肪組織
線維組織
リンパ節
筋肉
末梢神経
骨格筋
皮膚
軟部組織
皮下組織
腱
27
腱鞘
Arm
NOS
NOS(carcinoma,melanoma,
NOS( sarcoma, lipoma)
adipose tissue
automotic nervous system
bone
connective tissue
fatty tissue
fibrous tissue
lymph node
muscle
peripheral nerve
skeletal muscle
skin
soft tissue
subcutaneous tissue
tendon
tendon sheath
腕 (わん)
NOS
NOS(癌腫、黒色腫、母斑)
NOS(肉腫、脂肪腫)
脂肪組織
自律神経系
骨
結合組織
ルールA:
脂肪組織
可能な限りこれ
線維組織
を使わな
リンパ節
い!!
筋肉
末梢神経
骨格筋
皮膚
軟部組織
皮下組織
腱
腱鞘
26
例えば・
・
・・
25
C76.4
C44.6
C49.1
C49.1
C47.1
C40.0
C49.1
C49.1
C49.1
C77.3
C49.1
C47.1
C49.1
C44.6
C49.1
C49.1
C49.1
C49.1
ルールB.
周囲(peri-)や傍(para-)などの接頭語によ
り修飾された局在部位の場合で、
腫瘍形が特定の部位を指し示さない限り
診断不明確な部位の細分類である、C76(身
体領域に関連した部位)にコードする。
副腎周囲組織」、「膵周囲組織」、「盲腸後組織」には、C48.0 (後
腹膜)の特定のコードが与えられているので、このようなもの以
28
外!!のためのルール!
7
例:腹部の悪性腫瘍という診断のみの場合
ルールC.
腫瘍が局在分類・細分類にまたがって
存在している場合
腹部????
→ C76.2 (腹部NOS)
悪性腫瘍??
→ 8000/39 (分化度不明の悪性腫瘍)
腫瘍の起源がどちらか特定出来ない場合、
細分類「 .8」を用いてコードする。
29
局在3桁分類で
複数部位にまたがる新生物の局在コード
舌の境界部病巣
C08.8
大唾液腺の境界部病巣
C14.8
口唇,口腔及び咽頭の境界部病巣
C21.8
直腸,肛門及び肛門管の境界部病巣
C24.8
胆道の境界部病巣
C26.8
消化器系の境界部病巣
C39.8
呼吸器系及び胸腔内臓器の境界部病巣
C41.8
骨,関節及び関節軟骨の境界部病巣
C49.8
結合組織,皮下組織及びその他の軟部組織の境界部病巣
C57.8
女性性器の境界部病巣
C63.8
男性性器の境界部病巣
C68.8
泌尿器の境界部病巣
C72.8
脳及び中枢神経系の境界部病巣
コーディング例
† 乳房癌(AB領域)
C50.8
† 下行結腸~S状結腸にまたがる癌腫
C18.8
† 胃幽門部~小腸にまたがる癌腫
C26.8
表17.局在3桁分類で複数部位にまたがる新生物の局在コード
C02.8
30
例えば、腫瘍が
直腸と肛門にま
たがっていて、ど
ちらが原発である
か不明のとき
31
32
8
ルールD.
例えば、
1. 頚部リンパ節の腫脹があり、生検を行なったところ、
リンパ腫と診断されたる場合、
C77.0 にコードする。
リンパ腫の発生起源組織がリンパ節である場合、
C77._ にコードする。
複数のリンパ節領域を巻き込んでいた場合、
C77.8(複数領域のリンパ節)をコードする。
2.頚部リンパ節、縦隔リンパ節、腹腔内のリンパ節領域から診断された場合、
C77.8(複数領域のリンパ節)をコードする。
リンパ節外性リンパ腫の起源となった部位を
コードする。
3.胃体部(リンパ節外)からリンパ腫の診断がされた場合、
原発不明で、リンパ節外性が疑わしい場合、
C80.9(原発部位不明)にコードする
4.原発不明で、リンパ節外性が疑わしい場合、
C80.9(原発部位不明)にコードする
C16.2をコードする。
33
34
ルールE.
形態に関するコーディングガイドライン
骨髄性肉腫(M.9930/3)を除く
すべての白血病は
C42.1(骨髄)にコードする。
35
36
9
ルールF.
上皮内癌及びCINⅢ
子宮頚部上皮内腫瘍、 異型度Ⅲ(CINⅢ)
上皮内癌と、高度異形成が含まれる。
膣(VAINⅢ)、外陰(VINⅢ)及び肛門(AINⅢ)
ICD-Oに該当する診断用語が
記載されていなくとも、
適切な性状コードを5桁目に割り当てるこ
とができる!!
† 基本的コンセプト:病理医の診断を優先する!
(病理医が言ったことが正しい!とする方針)
/2 上皮内腫瘍
CINⅢ(別に記載のない場合)を上皮内癌と同意義と考えない病理学者はmatrix system※
を適用して、性状コードを/1(悪性又は良性の別不詳)に変更することが出来る。
形態コードマトリックスという。
※ (訳者注)ICD-Oにない形態コードと性状コードの組み合わせであっても、病理医の意見を尊重し、その組み合わせで
37
コードすること。形態コードと性状コードの組み合わせがmatrix(行列)のように見えるためこのような名称で呼ばれてい
る。詳細は、ルールFを参照。→後ほど説明!
表20.形態及び性状コ-ドのマトリックス
例 A
例 B
基本となる細胞型
第5桁性状コード
8140
9000
9000/0
ブレンナー腫瘍,NOS
(C56.9)
9000/1
ブレンナー腫瘍,境界領域
(C56.9)
例 C
9370
/0 良性
8140/0
腺腫,NOS
/1 良性・悪性の別不詳
8140/1
気管支腺腫 (C34._)
/2 上皮内;非浸潤性
8140/2
上皮内腺癌
9000/2
9370/2
/3 悪性,原発
8140/3
腺癌,N0S
9000/3
悪性ブレンナー腫瘍
(C56.9)
9370/3
脊索腫
/6 悪性、転移*
8140/6
腺癌,転移性
9000/6
9370/6
/9 悪性,原発・転移の別不詳*
8140/9
9000/9
9570/9
38
ルールG.
9370/0
診断に記載されている異型度
もしくは分化度のうち、
最も高い異型度・分化度をコードする。
9370/1
*癌登録では使用しない。
紫本には、記載がないが病理医の診断が、上
皮内であれば、9000/2と記録することができる。
39
40
10
最も高い異型度・分化度をコードする
表 2 1 .組 織 学 的 異 型 度 及 び分 化 度 を 表 す第 6 桁 目 コ ード
コ ード
1
異 型度 I
高分化型
( We ll dif f e re n tiate d)
分化型、N O S
( D if f e re n tiate d, N O S )
2
異 型度 I I
中分化型
( Mo de rate ly dif f e re n tiate d)
中等度分化型
( Mo de rate ly w e ll dif f e re n tiate d)
中程度の分化
( I n te rm adiate dif f e re n tiatio n )
3
異 型度 I I I
低分化型
( Po o rly dif f e re n tiate d)
4
異 型度 I V
未分化型
( U n dif f e re n tiate d)
退形成
( An aplas tic )
9
Poorly and moderately
Differentiated
squamous cell carcinoma.
低分化病変を伴う中分化扁平上皮癌
M8070/33
異 型 度 も しく は 分 化 度 が 未 定 、
未 記 載 、 も しく は 適 応 外
41
42
6桁目の話の続き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ルールH.
表22.リンパ腫ならびに白血病の免疫学的表現型を示す
第6桁目コード
コード
5
T細胞
診断記録からコード化する。
コードから逆には、付けない。
例:慢性リンパ性白血病と
いう診断名のみである場
合:コードを検索すると
9823/3であり、第一選択
用語(太字)には、B細胞性
慢性リンパ性白血病とある。
しかし、コードは、
9823/36とはせずに
9823/39とする。。。
6
B 細胞
前B細胞
B前駆細胞
7
ヌル細胞(Null cell)
非T・非B細胞
8
NK細胞
ナチュラルキラー細胞
細胞型が未決定、未記載または適応外
9
43
診断名に局在部位が記載されていない時は、
コードリストにある局在コードを使用する。
44
11
表2 3 .部位に関連する形態コードの例
形態コード
形態用語
ICD-O 局在
(通常、原発となる部位)
他に原発となりうる部位
カルテに網膜芽細胞腫
としか記載がなくとも局
在は、網膜にする。
M-9 5 10 / 3
網膜芽細胞腫
C6 9 .2 網膜
M-8 1 70 / 3
肝細胞癌
C2 2 .0 肝
M-8 0 90 / 3
基底細胞癌
C4 4 ._ 皮膚
M-9 5 30 / 0
髄膜腫
C7 0 ._ 髄膜
M-9 3 8* ~
M- 94 8 *
グリオーマ
C7 1 ._ 脳
C7 2 .0 脊髄
M-8 5 00 / 3
浸潤性導管癌、NO S
C5 0 ._ 乳房
C0 7 .9 耳下腺
C0 8 ._ 顎下腺
C2 5 ._ 膵
C6 1 .9 前立腺
M-8 4 70 / 3
粘液性のう 胞腺癌、NOS
C5 6 .9 卵巣
C2 5 ._ 膵
C3 4 ._ 肺
要注意:簡単に局在を割り当てられない場
合もある・・・・
胆管癌,(M-8160/3)
CCC,cholangiocellulare carcinoma
C5 1 ._ 外陰
C6 0 ._ 陰茎
C6 3 .2 陰嚢
C6 1 .9 前立腺
胆管といっても、2つ局在がある!!
◆ 肝内胆管(C22.1)
(intrahepatic cholangiocarcinoma)
◆ 肝外胆管(C24.0)
45
ルールJ.
46
複合用語
線維粘液肉腫 M-8811/3
粘液線維肉腫 ???ない!
ICD-Oに記載されていない複合語から
なる診断名が用いられている場合、
線維 粘液 肉腫
語源の語順を変えてみたりして、
いろいろとやって探してみる。
粘液 線維 肉腫
47
48
12
ルールK.
複数の形態用語
複数の形態用語について:
2つの異なる形態コードに割り当てることが
できる形容修飾語を含む診断がなされており
それが一つの形態コードで表現できない場合、
異なる形態コードのうち、
移行上皮類表皮癌の場合:
このコードは、分類にないが、別々にコードすると・・・
移行上皮癌(M-8120/3)
類表皮癌 (M-8070/3)
となる。この際、ルールKにより、
コードが大きい方・・・
移行上皮癌(M-8120/3)を採用する!
大きい方のコード番号を採用する。
※分離又は独立した単独の腫瘍や、造血器の疾患(M9590-9989)には
適用されない。
49
50
付録
注意を要する形態コード
付録1.ICO-Oで新しく設けられたコード・・・p.443~p.457
付録2.新しい形態用語及び類義語 ・・・p.458~p.471
付録3.形態コードが変更された用語 ・・・p.472~p.476
付録4.腫瘍様病変から新生物に変更された用語・・・p.477
付録5.ICD-O-3から削除された用語 ・・・p.478~p.479
*既存のICD-O-3にはないコード、日本独自の
亜分類や、日本独自の使われ方をしてきた組
織診断名について、国際的に通用するよう、
質的に対応するICD-O-3 (形態)コードを決
める
*わが国においては、地域がん登録、院内がん
登録で共通に用いる独自コードを設け、対応
を図る
例) B細胞性リンパ腫
9599/36
未分化癌
8020/34
付録6.性状コードが変更された用語
・・・p.480~p.482
51
52
13
主要5部位について
主要5部位について
† 胃:小細胞癌(内分泌細胞癌)
8246/3
† 肝:未分化肉腫
8991/3
† 乳腺:浸潤性導管癌
乳頭腺管癌 8503/39 → 8500/31
充実腺管癌 8230/39 → 8500/32
硬癌
8141/39 → 8500/33
† 大腸:壁進達度が“m”のがんは、
性状コードを/2にする
53
54
その他の部位
† 紡錘形細胞癌
8032/39
頭頚部では・・・
扁平上皮癌の亜分類に属するため
扁平上皮、紡錘形細胞
8074/39
55
14
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