ジャガイモでの食中毒に注意をしよう

食の安全に関する情報 part１
ジャガイモでの食中毒に注意をしよう
∼有毒なソラニンについて∼
児童が栽培したジャガイモで食中毒
小学校で栽培したジャガイモを、皮付きのまま茹で、それを食べた児童と教師が、腹痛・
培したジャガイモを、皮付きのまま茹で、それを食べた児童と
吐き気・喉の痛み等の症状の食中毒を起こしました。
の痛み等の症状の食中毒を起こしました
小学校に残っていた茹ジャガイモと、同じ畑に残っていた生のジャガイモを検査したと
ころ、ジャガイモの皮や芽に含まれる有毒なソラニン類が多量に検出され、これが原因で
あることが分かりました。
ソラニンって？
ジャガイモの皮（特に緑色した部分）や芽の部分に多く含まれている有毒物質です。
特に、「不適切な栽培によって緑変したもの」、「未成熟で小さいのまま収穫されたもの」
はソラニン類が多いと言われています。
大人が200mg ∼ 400mg食べると発症するとされていますが、子供の場合は、大人の
１/10程度で発症すると考えられています。
調理によって、未成熟なジャガイモや芽の部分などのソラニン類が完全になくなるという
ことはありません。
学校菜園や家庭菜園で栽培したジャガイモについては、
特に次のことに注意が必要です。
（１）未成熟の小さいジャガイモはソラニン類が多いため、食べないようにしましょう。
（２）収穫後のジャガイモは冷暗所に保管し、日光が当たらないようにしましょう。
（３）芽や皮はあらかじめ取り除き、調理しましょう。
特に、緑化した部分は厚く（１ｍｍ以上）むきとりましょう。
目で確かめよう！
×芽の出たジャガイモ
×緑色の皮のジャガイモ
×未成熟な小さなジャガイモ
２∼３ｃｍと未成熟なもの
DX3_4124A.indd 3
プロセスシアンプロセスマゼンタ
プロセスシアン
プロセスマゼンタプロセスイエロー
プロセスイエロープロセスブラック
プロセスブラック
10.4.22 10:36:20 AM