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DIASYS Netmation 総合カタログ - MHPSコントロールシステムズ
本社 〒231-8715 横浜市中区錦町12番地 URL: http://www.mhi.co.jp/products/category/diasys.html PS60-03IC1J1-A-0 目 次 01 はじめに 03 システム概要と特長 システム構成機器 遠隔監視制御に適したシステム~低負荷通信プロトコル:カード通信 小規模設備向けシステム~コンパクトプロセスステーション(CPS) Windowsの使いやすさ(OPS)と高い信頼性(MPS/CPS)の共存 07 ヒューマンマシンインターフェース 概要 OPS/MPS/CPS/ACSの機能分担 OPSの機能 ACSの機能 制御システム監視機能 プラント運転支援機能 その他機能 遠隔監視・操作機能 セキュリティ ハードウェア仕様 16 DIASYS Netmation®、DIASYS-IDOL++ は三菱日立パワーシステムズ株式会社の商標または登録商標です。 Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。 Windows 95、Windows 98、Windows NT、Windows2000、 Windows XPは、米国Microsoft Corporationの商品名称です。 ActiveX、Excel、VISIO および Internet Explorerは 米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。 ControlNetTM は ControlNet International, Ltd.の商標です。 概要 仕様 ハードウェア構造 ハードウェアラインアップ システム信頼性 23 pSOSystemはWind River Systems, Incの登録商標です。 FLEX I/OはAllen Bradley社の商標です。 その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。 また、本書の内容は設計変更その他の理由によりお断りなく変更させて頂くことがあります。 プロセスステーション(MPS) コンパクトプロセスステーション(CPS) 概要 仕様 ハードウェア構造 ハードウェアラインアップ 24 保守ツール(EMS)とDIASYS-IDOL++ソフトウェア 概要 特長 機能 一元化されたデータベース(ObjectDatabase(ORCA)) 制御および処理ロジック記述言語 DIASYS-IDOL++ ハードウェア仕様 Copyright© 2009 by Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. All rights reserved. 29 DIASYS Netmation® の関連製品~DIASYS Solutions トレーニングシミュレータ Joint Operation System 遠隔運転・監視システム Net IR-S型赤外線式火炎検出器 32 支社および事業所一覧 はじめに プラントメーカとしての経験と最新のインフォメーションテクノロジを一体化した総合制御システム 三菱日立パワーシステムズでは、発電プラント機器の製作かつエンジニアリングを行う会社として、これらの発電設備に最適な制御を 提供するため、1970年代から自社製制御システムDIASYS® の製作を開始しました。 今までに、DIASYS-UPシリーズ、およびDIASYS-UP/Vシリーズをリリースし、各時代の最新のハードウェアを適用してきました が、プラント制御を司るソフトウェアは一貫してDIASYS-IDOLというプラント制御に最適な三菱日立パワーシステムズオリジナルの ロジック記述言語を適用しています。 DIASYS Netmation® は2000年にリリースされたDIASYS® シリーズの最新制御システムであり、近年発展の目ざましいIT技 術を積極的に採用すると共に、プラント制御ソフトウェアには、 プラント制御用に最適化され多数の実績を持つDIASYS-IDOLの 機能を強化したDIASYS-IDOL++を適用、さらにはプラントを設 計・製作する立場から高い信頼性を念頭においたシステム設計を 実施した点に特徴があります。 DIASYS Netmation® が、従来のDIASYS® シリーズと大き く異なる点は次の3つです。 はじめに はじめに 三菱日立パワーシステムズは世界最大のプラントメーカの一つであり、ボイラ、タービン、ガスタービンといった発電プラント機器の 製作およびボイラ/タービンを組み合わせたコンベンショナルプラント、ガスタービン、HRSG(排熱回収ボイラ)、蒸気タービンを組み 合わせたコンバインドサイクルプラントのエンジニアリングも行っています。 さらに、ガスエンジン発電、ディーゼル発電、風力発電、燃料電池、ごみ焼き発電など種々の発電設備から、発電所内各種設備(脱硫 設備など)の設計・製作も実施しています。 (2) 完全統合データベースによる容易な保守 従来、ロジック作成・変更、監視用グラフィック画面作成な ど異なる複数のツールでシステム登録・設定作業を実施し、 ツール間は通信点番によりデータを関連付ける作業が発生し ていました。 DIASYS Netmation® では、システムデータを統合データ ベースで一元管理することにより、これらの通信点番による 関連付け作業を廃止しました。一つのデータを複数のツール で、最も見やすい形式で参照・編集できるので、関連付け間 違いなどの人的ミスを防ぎ、効率のよい保守を行うことがで (1) 最新のIT技術を利用し、かつ従来からの高信頼性を維持した きます。 システム ・インターネット技術をベースに、プラント制御監視向けに信頼 性を強化した当社オリジナルのカード通信を開発、適用してい ます。高信頼性を保ちながら、低い通信負荷を提供しますので 遠隔地や無線での制御監視を、新規に光ファイバなどのインフ ラを準備することなく可能にしました。 ・ヒューマンマシンインタフェースへのMircosoft Windows採用 により高い操作性を実現すると共に、データロガ、警報検出 などの重要機能はコントローラに持たせ、信頼性を維持する ことに成功しました。 ・ロジック・グラフィック作成ツールは、使いやすさで定評のあ るCADツールVISIOベースとしており、ドラッグ&ドロップで システム設計が可能です。また、VISIOで作成したロジック図 は、そのまま図面となりますので、常に実ロジックと図面の整 合性を取ることが可能です。(セルフドキュメンテーション) (3) 小規模システムから大規模システムまで対応可能とする豊富 なラインアップ 大型コントローラ(MPS)と小型コントローラ(CPS)を 準備しています。 ・警報のeメール転送、Web監視操作、モバイル型オペレータ ステーション、Webカメラ画像の取込など、様々なIT技術を 応用したオプションを準備しています。 高速周期で大量のデータを処理する必要のあるガスタービン 制御、ガスエンジン制御や、多数の入出力点を処理する必要 のあるプラント制御向けとしてMPSを、パッケージボイラ など小規模システム向けにはCPSを適用し、コストと性能 ・外部に対するセキュリティについても、常に最新技術を取り入 れた設計をします。 の最適化されたシステムを提供可能です。MPSとCPSを組 合せて統合的に操作監視保守することも可能です。 ・他社システムとの融合を可能とする豊富なインタフェースを準 備しています。 01 02 システム概要と特長 DIASYS Netmation® の主な構成機器と特長を説明します。 システム構成機器 遠隔監視制御に適したシステム~低負荷通信プロトコル:カード通信 ■ プロセスステーション(MPS: Multiple Process Station) ■ オペレータステーション(OPS: Operator Station) オペレータステーション(OPS)はプラントの監視・操作を行う ヒューマンマシンインタフェース装置です。 Windowsベースのシステムであるため、運転員は容易に操作を 覚えられる使いやすい装置です。 ■ ブラウザオペレータステーション(ブラウザWSM) WebベースのOPSソフトウェアも提供しており、ブラウザの搭 載されたパソコンを準備頂くだけで中央操作室OPSと同じ機能を 実現することが可能です。 ルータ ブラウザ WSM ブラウザ WSM モバイルOPS ファイアウォール EMS DMZ OPS OPS (ツインモニタタイプ) ブラウザ WSM MPS CPU CPU シーケンサ (PLC) リモートPI/O 他製品とのインターフェイス 三菱電機 MELSEC 横河電機 CENTUM CS/XL オープン規格 TCP/IP MODBUS 単純UDP通信でのデータ取出(サンプル公開) 図1 : システム構成例 03 アクセサリステーション(ACS)はプラントデータの大容量保 存・管理を行う装置です。収集データを保存するための光磁気 ディスクなどの外部補助記憶装置を容易に接続できます。また、 外部とのインタフェース装置にもなります。 ■ コンパクトプロセスステーション (CPS:Compact Process Station) 既設の保安用マイクロ波回線、電話回線などを流用した遠隔監 視操作システム、タブレットPCを用いた現場携帯端末、携帯電話 のeメール機能を利用したアラーム受信機能など、さまざまな応用 機能を実現します。 ■ 必要なデータのみを送受信して低負荷通信を実現 従来の制御システムでは、制御コントローラで収集したプロセ スデータをすべてOPSなどのヒューマンマシンインタフェース装 置に定周期で送信していました。そのため、プラント規模が大き いほど、通信容量は大きくなり、それにあわせたインフラを準備 する必要がありました。 カード通信は、OPSで表示するデータを制御コントローラ等に 問い合わせ、必要なデータのみを圧縮し、送受信する画期的な通 信方式です。 カード通信により、通常の操作監視に必要な通信容量を1台 OPSあたり32kbps以下に抑えることが可能であり、PHS、マイ クロ波などの既存の低負荷インフラを利用した遠隔監視操作シス テムを構築することが可能です。遠隔監視操作システム構築の為 に光ファイバを新設する必要はありません。 コンパクトプロセスステーション(CPS)は、入出力モジュー ルと同じバス(FLEX BUS)に搭載可能なCPU(SmartCPU) を適用したコントローラです。パッケージボイラなどの小規模プ ラントや、ガスタービンの燃焼振動診断などの付帯設備、その他 入出力を必要とする場所どこでも気軽に適用することのできる装 置です。MPSと入出力モジュールは共通であり、共存も可能です。 ③データが示されたパーセルを受け取り、 クライアント(OPS)の画面上で表示します。 ①クライアント(OPS)がカードに必要な データを示し、発信します。 オフィスLAN/現場LANレベル オフィスLANレベルは、発電所全体に跨る所内LANを利用したプラントの運転操作監視調整な どを提供します。OA用パソコンなどをそのままブラウザWSMとして有効に利用することがで きます。また構内に無線LANやPHS回線を引くことで、現場に居ながらにして運転監視を行う ことができる、モバイルOPSを活用することができるようになります。 Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Web サーバ ACS CPS ■ アクセサリステーション(ACS: Accessory Station) ■ 制御監視システムへのさまざまな応用が可能です インターネットレベル インターネットレベルは、在宅での監視およびMHPSからの運転支援などの遠隔からの操作監 視環境を提供します。ブラウザWSMをインターネットに接続するだけで、運転操作監視を行う ことができます。 ブラウザ WSM ブラウザ WSM 保守ツール(EMS)はMPSで演算するロジックの変更・作成、 OPSに表示するグラフィック画面やトレンド、コントロールルー プの作成からシステム構築までシステム全体の保守や登録を行い ます。 すべての保守データは、統合データベース ObjectDatabase(ORCA) で管理されており、面倒な関連付け作業がありません。ロジック は D I A S YS - I D O L ++ソ フ ト ウ ェ ア を 使 っ て 記 述 し ま す 。 DIASYS-IDOL++はロジックだけでなく操作用コントロールルー ププレートや警報表示などのOPS用要素やMPSの要素も準備して おり、その関係を同一シート上にシームレスに記載・管理するこ とを可能にした拡張ファンクションブロックです。 さらに、瞬間的に途切れることのある不安定な通信網において も、データロギング・保存はMPSで行い、通信が復活した時点で OPSから再度MPSへデータを呼出すため、トレンドや警報検知の 欠落等の問題は起こりません。その他の機能的縮退もありませ ん。 DIASYS Netmation® では、プラントから離れた場所で操 作・監視ができる遠隔監視操作システムや、操作室から外に出た 現場での作業を可能にした現場携帯端末などのシステム構築を、 通常のシステム拡張と同様の方式で容易に構築可能です。(セ キュリティ対策は別途必要です。) これは、DIASYS Netmation® では、システム構成要素間の通 信に「カード通信」と呼ばれる通信負荷の低いプロトコルを開 発・適用していることによります。 リンキングデバイス またはシーケンサ (PLC) Fieldbus DeviceNet Profibus MODBUS(422/485)etc. ユニットレベル ユニットレベルは、2重化した100M Ethernetにて接続された、信頼性重視の階層です。ここ ではユニット全体の運転監視操作および、上位とのインタフェースを提供します。ACSは大容 量データ保存機能を持ち、上位とのインタフェースまたはプリンタなどの周辺機器を統括しま す。OPSは中央操作室に配置され、各種の画面や操作を効率良くオペレータに提供します。 EMSは全体のコンフィギュレーションや制御演算を構築します。MPS/CPSは制御機能のみな らず、各種の算術計算のほか、1時間の短時間のデータ収集を行うことが出来ます。 コントロールレベル コントロールレベルは、制御演算や現場との入出力を司る階層です。故障・停止によりプラン トに多大な損害を与える可能性が高い為、高い信頼性が必要不可欠です。 MPS/CPSでは、制御演算のみならず各種の算出計算、短時間(一時間)のデータ収集機能を 持っています。入出力ネットワークであるControlNet経由、もしくはEthernet経由で他社 DCS、シーケンサ(PLC)と接続可能です。 現場レベル ControlNetにリンキングデバイスを接続することで、Fieldbusや、DeviceNetなどのField ネットワークを提供します。制御系へのシームレスな組込みができるだけでなく、Allen Bradley製のRS-Linksを使うことで、末端の現場機器のメンテナンスを遠隔から一括して行う ことができます。 システム概要と特長 システム概要と特長 プロセスステーション(MPS)は、プラントの自動制御および現 場との入出力処理を行います。高速演算処理が要求されるタービ ンガバナ制御やボイラ自動制御、あるいはプラント自動起動停止 制御まで幅広いアプリケーションに対応できるよう高い演算処理 能力を有しています。 高性能CPUの採用により、プラント性能計算や熱吸収計算など の複雑な数理処理を高精度で高速に計算可能です。 他社製品との豊富な接続実績を持ち、インタフェースソフト ウェアを標準として準備している為、プラントトータルの制御監 視システムをシームレスに構築することができます。 ControlNet経由でFieldbusやProfibusにも接続が可能です。 また、2重化構成や光通信などに対応しているためリモートプロ セス入出力装置をプラント機器の近くに分散して設置することも 可能です。 さらに、制御コントローラとしての信頼性を保つ為、2重化構 成(CPU、電源、IOネットワーク)を取っています。 ■ 保守ツール (EMS: Engineering & Maintenance Station) Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation Netmationnetmation パーセル パーセル ②カードを受け取り、データを書き込み パーセルとして送信します。 プロセスステーション(MPS) 図2 : カード通信 04 小規模設備向けシステム ~ コンパクトプロセスステーション(CPS) 社内LAN WEBサーバ 64kbps 約100km 非武装地帯(DMZ) 社内LAN VPN (Virtual Private Network) ファイアウォール システム概要と特長 システム概要と特長 №1 Proxy 火力発電プラントのような大規模システムだけでなく、小型分散電源などの小規模設備に対して柔軟に対応できるよう、DCSとしての DIASYS Netmation® の操作性・拡張性・信頼性などの特長はそのままに、シーケンサ(PLC)並みの 小型化・低価格化を目指したのがDIASYS Netmation® コンパクトプロセスステーション(CPS)です。 ・MPSは盤内でCPUシャーシ部とI/Oモジュール部が完全に独立していますが、 CPSではI/Oモジュールの並んでいるDINレールに並べてCPUモジュールを設置 するシンプルな構成です。 ・業界標準のAllen Bradley社FLEX I/Oを介し、CPUモジュールとI/Oモジュール を直結させることにより、高速アクセスが可能です。 OPS ・MPSのI/Oモジュールはもちろん、Allen Bradley社のモジュールもそのまま使用 できます。 №2 Proxy ・信頼性のより高いCPU2重化構成も可能です。 MPS (プラント制御装置) (共通制御装置) (タービンガバナ制御装置) OPS (運転監視・操作) 地熱発電設備 ・MPSと同じ保守ツールソフトウェアを用いて、システム構築・保守を行います。 ・MPSとCPUが混在しているシステムでも、その違いを意識することなく、構築・ 運用・保守が可能です。 ・DIASYS Netmation® の特徴である低負荷通信(カード通信)を利用して、無 人設備などの遠隔監視・制御システムの構築も可能です。 コンパクトプロセスステーション(CPS) 詳細は別章「コンパクトプロセスステーション(CPS)」を参照して下さい。 図3 : 海外地熱発電プラント向け遠隔監視操作システムの例 約100km以上離れたお客様の監視センターにオペレータステーションを設置し、お客様の保安用マイクロ回線を利用し て遠隔監視制御を実現した例です。 CRT(運転監視・操作) OPS OPS 離島B 96kbps OPS OPS 親局 (A島制御所) Windowsの使いやすさ(OPS)と高い信頼性(MPS/CPS)の共存 DIASYS Netmation® では、OPSのOSにMicrosoft社のWindowsを採用しています。 Word、ExcelなどのWindowsアプリケーションと同様の操作、マウスクリックやドラッグ&ドロップのみで操作監視できるため、OA機 器でWindowsを使い慣れているお客様は、容易に使い方を覚えることができます。 一方で、Windowsはフリーズ(突然画面が停止し、電源リセットしない限り回復しない)現象が発生することが知られており、信頼性の 面でプラント操作監視に使用することを懸念されるお客様もいらっしゃいます。 DIASYS Netmation® では、従来の制御システムとは全く異なる考え方に基づいたシステム設計により、Windowsの操作性と高い信 頼性とを得ることに成功しました。 従来OPSに持たせていたデータの収集機能、警報検知をMPS/CPSの制御コントローラ側に持たせることにより、OPSがダウンして も、機能の欠落が全くないシステム設計としています。MPS/CPSは信頼性を第一に設計しており、OSにWindowsを使用していません し、CPU、電源、ネットワークは2重化することにより高い稼働率を実現します。 OPSでは、DIASYS Netmation® グラフィック表示ソフトウェア(ワークスペースマネジャー)のみが動作しており、プロセスデータ の収集・保存は一切行っていません。必要なデータはカード通信で都度MPS、CPSまたはACSに問い合わせる仕組みとしています。 よって、万が一、OPSがフリーズし、電源リセットしても、警報検知、トレンドデータ取りこぼしなどの機能縮退は一切ありません。 Windowsは便利。しかし、信頼性が ....。 トレンド等 表示中 OPS フリーズ・リセット 再起動 MPS (入出力装置) 離島D 離島C 過去データ再送信 ディーゼル発電設備 二重化されたコントローラ (非Windows)で、データの収 集、警報検知をしていますので、 上位のPCの起動停止は、データ 収集には、まったく影響しません。 図4 : 国内離島発電プラント(ディーゼル発電設備)向け遠隔監視制御システムの例 離島発電プラントの運転を効率化するため、一つの離島発電プラントから他の離島発電プラントの監視制御を実現した例 です。離島間通信には、お客様の保安用マイクロ回線とNTTの専用回線を利用しています。 05 警報の検知、履歴、確認状態や、 トレンドグラフ表示は、欠落な く表示されます。 札掛け状態なども、すべて札掛け 状態なども、すべてこのパソ コンの生死には関係しません。 当然、前提として、DIASYS Netmation®では、Windows のフリーズ発生要因を把握し、連続動作のための様々な工 夫をWindowsのアプリケーションで行っております。この 対策により24時間365日の連続運転を可能としておりま す。また、フリーズを起こす原因であるメモリーリークが万 が一発生した場合には、事前に警報として検出する回路を 設けており、フリーズが起こる前にパソコンの電源リセッ トによりメモリーを解放することを可能としています。 MPS/CPS 図5 : Windowsの信頼性 06 ヒューマンマシンインターフェース 概 要 OPSの機能 DIASYS Netmation® のオペレータステーション(OPS)でプロセスの制御、監視、データ管理を行います。OPSはOSにWindows を採用したパソコンベースのシステムです。ヒューマンマシンインタフェースはMicrosoft Officeとの親和性に重点をおいて製作して いるため、WordやExcelを使い慣れているお客さまは操作方法を容易に覚えることのできる使いやすいシステムとなっております。 大型スクリーン(オプション)を組み合わせることによりプラント最新情報を多人数で共有化できます。 さらにWebベースのOPS(ブラウザOPS)も準備しています。ブラウザを搭載したパソコンを準備頂くだけでお客様のイントラネッ ト経由でプラントの操作監視を実現します。また、ご自宅や出張先からでも公衆回線経由でブラウザOPSを実現することができます。 OPSは、プラントの操作および監視を行う機能を提供します。 ■ グラフィック(系統図表示) ヒューマンマシンインターフェース ヒューマンマシンインターフェース さらに構内に無線LANを引くことにより現場でタブレットPC を用いた中央操作室と同様の操作監視および調整が可能となり ます。 OPSは、WindowsパソコンにDIASYS Netmation ® グラ フィック表示ソフトであるワークスペースマネジャーをインス トールした装置であり、プロセスデータは保存しておりませ ん。画面を表示する毎に、その画面に必要なデータをMPS、 CPSまたはACSなどに問い合わせることにより、データを入手 する仕組み(カード通信)としているため、低い通信負荷で操 作監視機能を実現することが可能です。 図6 : 中央操作室イメージ 図8 : グラフィック画面と他画面を同時に表示した例 グラフィックはプラントの運転状態をグラフィック表示する機能です。プラント全体または部分的な系統図を表示し、プロセス状態およ びプロセス値をデジタル表示、バーグラフ、色変化などの表現方法でリアルタイムで表示します。 画面上の機器をクリックすることによりコントロールループプレート(操作フレーム)を表示し、操作を行うことも可能です。また、ト レンドなど他機能を同時に表示することにより、状態監視の効率化を図ります。さらにロジック演算状態も表示できるため、プラントの状 態・制御演算の状態の融合した情報密度の濃い画面を構築できます。 OPS/MPS/CPS/ACSの機能分担 ヒューマンマシンインタフェース機能はオペレータステー ション(OPS)、プロセスステーション(MPS/CPS)、ア クセサリステーション(ACS)の3つの構成要素により実現し ます。それぞれの役割分担は図7の通りです。OPSはプラント のプロセスデータを保持しておらず、MPS/CPSまたはACS に必要なデータをその都度取りに行く方式をとっています。 (カード通信) 図9 : グラフィック画面例 主に以下の機能があります。 ・ グラフィック表示 ・ プラント操作入力(操作フレーム) ・ ロジックパラメータの変更など一部の 設定変更処理 ・ アラーム表示 ・ トレンド表示 等 オペレータステーション (OPS) 主に以下の機能があります。 ・ 長期データの保存(標準31日分) ・ イベントトレース保存 ・ 各種ログ保存 ・ 帳票 ・ 各種レポート 等 ・ Excelへのデータエクスポート 等 アクセサリステーション (ACS) プロセスステーション (MPS/CPS) 主に、以下の機能があります。 ・演算処理 ・ 短期データ保存(1時間分) ・ 性能計算 ・ 積算 ・ アラーム検出 ・ アラームイベント用のタイムスタンプ 等 図7 : OPS/MPS/CPS/ACSの機能分担 07 図10 : グラフィック画面例 図11 : グラフィック画面例 08 3.XYトレンド 従来の監視操作用計器に相当する、コントロールループプレート を提供します。 コントロールループにはアナログ操作ループとデジタル操作ルー プがあります。設定値操作、開度操作など、連続操作を行うものは アナログ操作ループを使用し、補機発停、電動弁開閉等の操作はデジ タル操作用のものを使用します。操作と実行キーを組み合わせて操 作することによって誤動作が起きないように工夫しています。 コントロールループに対応するコントローラや制御ロジックはプ ロセスステーションで処理されます。1ウィンドウあたり最大12 個のコントロールループプレートを表示することができます。 時系列のトレンドでは表現できない複数機能パラメータの相関 関係をグラフ表示する機能です。飽和曲線やNPSH特性、水燃比 のクロスリミットなどを表示することで運転員の操作・監視をサ ポートします。 機能 ・実績データを目標カーブとして設定可能 ・ドラッグ&ドロップで目標カーブを設定可能 ・目標カーブはオンライン・オフライン設定可能 ヒューマンマシンインターフェース ヒューマンマシンインターフェース ■ コントロールループプレート(操作フレーム) 図12 : コントロールループ画面例 図15 : XYトレンド ■ トレンド ■ アラーム プロセスの時間変化をグラフ表示する機能です。トレンドには 次の3つの種類があります。 DIASYS Netmation® のアラームは、プラントおよび制御監視システムの異常を迅速に運転員に伝え、原因調査の手助けをするための 様々な工夫をこらしています。 アラームサマリ、2行メッセージ、アラームグループディスプレイ、イベントトレースを準備しています。また、アラーム設定機能やア ラームイベント印字機能もあります。 1. トレンドグラフ 最大16点のプロセスデータの時間変化をグラフ表示します。 機能 ・リアルタイムトレンドとヒストリカルトレンドをシーム レスに表示 ・ペンレコーダ様式の現在値モニタリング ・容易なスケーリング操作とスケーリング情報一覧 ・独立したタイミングマーク情報 ・理想曲線などの参考データを重ねて表示することが可能 ・収集時間 リーセントモード :24時間以内 ヒストリカルモード :24時間以上31日まで(標準) ・収集周期 リーセントモード :1秒 ヒストリカルモード :10秒(標準)、1, 5, 15秒から 選択可能 ・表示スパン :3, 10, 30分 1, 2, 4, 8, 24時間 から選択可能 1. アラームサマリ 発生したアラームを一覧表示する機能です。保守ツールで設定したカテゴリ毎に個々の警報をグルーピングすることができ、エクスプ ローラのイメージで簡単に分類されたアラームを表示することができます。また、アラームの抑止などの操作も可能です。 表1 : アラーム種別と表示色例 図13 : トレンドグラフ アラーム種別項目 重要警報 軽警報 システム警報 復帰時 緑 緑 緑 機能 ・15段階の色別表示 ・アラームリストビューの表示により装置・ 重要度に応じた選択表示が可能 ・プライオリティ別(15段階)の選択表示が可能 ・表示項目:発生日時(月日時間・分・秒)、 タグ名称、内容、レベル、アラーム設定値 ・発生要因の詳細を知るために、関連するロジックモニタリング 画面を呼び出すことが可能 2. クイックトレンド 短時間だけ傾向を監視しておきたいパラメータなど簡単にトレ ンド表示する部品です。グラフィックウィンドウ上に表示されて いる任意のアナログ値を右クリックすることにより、トレンド表 示を行うことができます。 2. 2行メッセージ 最新のアラームメッセージを2行表示する部品です。グラフィッ クウィンドウやトレンドウィンドウ表示を参照しながら最新のア ラーム発生状況を確認することが可能です。 機能 ・縦軸オートスケール ・ドラッグ&ドロップするだけで最大4パラメータまで同時 に表示可能 ・High/Low(最大値/最小値)監視機能 3. イベント・トレース 図16 : アラームサマリ 図14 : クイックトレンド 09 異常時 赤 黄 赤 各種のイベント(アラームの発生と復帰、自動手動切替えなど) を160,000点まで蓄積し、一覧表示する部品です。イベント種別 による選択表示が可能です 10 ■ ロジック演算状態監視 ■ デジタルグループトレンド ■ オペレータアクションログ OPSの画面上でMPS/CPSで実行しているロジック演算状態の監視やパラメータ調整を行うことができます。 デジタルグループトレンドは、あらかじめ登録されたデータを 周期的に保存し、リスト形式で時系列に表示する機能です。 コントロールループプレート操作(ON/OFF、増減)、アラーム /データ設定その他のオペレータの動作を保存しかつ随時自動印 字する機能です。 機能 ・保存件数:最大160,000件(イベント・トレース分も含む) ・選択表示:動作種類、タグ、時間による選択表示も可能です。 ヒューマンマシンインターフェース ヒューマンマシンインターフェース 機能 ・登録データ数:最大20点/グループ ・グループ数 :最大40グループ ・表示更新周期:1,2,3,4,5,6,10,12,15,20,30秒, 1,2,3,5,10,20,30分,1時間より選択可 ■ フライトレコーダ ■ メンテナンスログ 補機の積算運転時間または積算発停回数を表示する機能で す。 機能 ・3200項目 ・帳票(日報・月報)として印字 機能 ・収集周期 ・収集時間 図17 : ロジック監視画面例 ■ グループポイントリスト ACSの機能 グループポイントリストは、あらかじめ登録されたデータの現 在値を表形式でリアルタイム表示します。 ■ 帳票 機能 ・登録データ数:最大64点/グループ ・グ ル ー プ 数 :最大64グループ ・表示更新周期:1秒 アクセサリステーション(ACS)のデータベースで管理している プロセスデータを日報、月報として印字します。印字時にACSの データベースからデータを取得後、Excelフォームにデータを張り 付けることにより帳票を作成します。帳票画面の作成はExcelによ り行うため、容易に帳票フォーマットを作成することが可能で す。 機能 ・帳票フォームの種類:日報・月報(以下オプション)、時報、 直報、週報、期報、年報 ・過去に印字した帳票を希望時に再印字するリポートリクエスト 機能 ・帳票修正はExcel上でデータを修正する方法で実現 フライトレコーダは、プラント主要機器のトリップ時に、あら かじめ登録されているプロセス値について、トリップ前後のデー タを収集、OPSのトレンドに表示する機能です。トリップ前後 のプロセスデータを高分解度で時系列に表示することにより、ト リップの原因調査、解析を支援します。 :ロジックの最短演算周期 :50msecの場合:トリガ前後1分~ (最大2400サンプリング) ・収集点数 :最大32点/グループ、各グループに最大8点の トリガ設定可 ・グループ数 :最大4グループ/MPS ・表 示 方 法 :OPSのトレンド機能を使用 ・保 存 数 :各グループにつき過去10回分のデータを保存 制御システム監視機能 ■ システム状態表示 制御システムの各構成機器の状態を表示 図18 : 帳票の例 ■ ポストトリップログ ■ シーケンスイベントログ プラント主要機器トリガ時に、事前に登録されたアナログ値/ デジタル値についてトリップ前後のデータを収集する機能です。 プラント主要機器トリップ時に、イベントDIモジュールに登 録された信号について、1msec単位でデータ収集します。 機能 ・ 収集時間:トリガ前最大20分間、トリガ後最大20分、 標準:トリガ前後5分間 ・ 収集周期:最短1秒周期 ・ 収集点数:1グループあたり64点およびトリガ8点、 最大160グループ ・ 保存数 :各グループにつき過去10回分のデータを保存 機能 ・ 分 解 能:1msec ・ 収 集 時 間:トリガ前最大30分、トリガ後最大30分 ・トリガ点数:最大128件/グループ ・グループ数:最大10グループ ・保 存 数:各グループにつき過去10回分のデータを保存 するウィンドウです。異常が発生した場 合、異常内容(自己診断結果)、異常発生 箇所(カード/モジュールアドレス等)を メッセージ表示します。 図19 : システム状態表示画面例 11 12 ■ 音声ガイダンス(オプション) プラント運転支援機能 セキュリティ 補機操作ガイドやアラーム発生を音声で伝える機能です。 プラントメーカとしてプラントの運転を支援するための各種 ソフトウェアパッケージを準備しています。 当社の豊富で実績のあるセキュリティ技術は、DIASYS Netmation® の セキュリティに活かされています。 ■ 大型スクリーン(オプション) ■ 運転支援機能(オプション) 運転支援機能として次の機能を提供することができます。 ■ プラント計算(オプション) ■ Webカメラ動画組込み(オプション) M-JPEG(Motion-JPEG)の動画を表示できます。廉価な Webカメラの動画を、OPSのグラフィック等と同じ扱いで、表 示することが出来ます。カメラの機種を問いません。 ・適切なハードウェアの選定に加えて、パスワードによる操作の制限な ど運用上の制限を設けることで、確実なセキュリティを提供します。 ・使用する通信環境、セキュリティポリシー等にそったファイアウォー ル、プロキシサーバ等のネットワーク構成を提供し、外部からの侵入 をブロックします。 ・オペレータステーションでは、操作毎、エリア毎のセキュリティレベ ルを設定できます。 ヒューマンマシンインターフェース ヒューマンマシンインターフェース 機能例 ・プラント起動停止曲線表示 ・プラント自動起動停止制御(APS)/シーケンスマスタ表示 ・トリップ要因監視 ・制御系統図表示 ・リークチェック監視 ・エンタルピ線図 ・制御バランス ・傾向監視 大型スクリーンを接続し大画面表示を行うことにより複数の オペレータがプラントを監視でき、プラント情報を共有化でき ます。 ■ NTSCカメラ動画取り込み(オプション) mpeg4エンコーダの設置により、従来のNTSCカメラ画像 を表示できます。既存のカメラを流用し、画像をOPSに取り込 むことが可能です。 図21 : OPSのセキュリティ設定画面例 各種計算性能を揃えています。 機能例 ・性能計算 ・寿命計算 ・ストレス計算 ・ユーザ定義計算 遠隔監視・操作機能 ハードウェア仕様 ■ ブラウザWSM(オプション) OPS、ブラウザWSM、ACSのハードウェア仕様を示します。 ブラウザソフトウェアが搭載されているパソコンを接続する ことにより基本的なプラント監視・操作を行うことができま す。お客様のイントラネットに接続することによりオフィスや ご自宅でプラントの運転監視を可能とします。さらにインター ネットまたは専用電話回線経由で本機能を実現することにより 弊社からの遠隔支援を可能とします。 その他機能 ■ 外部補助記憶装置への データ保存(オプション) 光磁気ディスクなどの大容量補助記憶装置へのデータ保存を 行います。 表2 : OPSハードウェア仕様 項 目 尚、外部に対しては、ファイアーウォールを設けることによ り十分なセキュリティを確保します。 仕 様 項 目 様 Pentium 4 1.5GHz 以上 メモリ 1GB以上 ハードディスク 80GB以上 メモリ Pentium 4 2.4GHz以上 (最新モデル採用) 1GB以上 解像度 1280×1024 ハードディスク 80GB以上 接続ネットワーク 100baseTX×3ch (ネットワークプリンタ不要の 際は2ch) 解像度 1280×1024 Windows NT 4.0 workstation /2000 / XP Professional OS (注1)Windowsベースのパソコンを採用しています。 (注2)長期保守対応工業用PC(PCLTM01)を推奨します。 CPU 仕 CPU ■ モバイルOPS(オプション) 現場に無線LANを設置することによりタブレットPCを用いた 現場でのOPS機能も実現可能です。 表3 : ブラウザWSMハードウェア仕様 接続ネットワーク OS 100baseTX×1ch Windows NT 4.0 workstation /2000 / XP Professional ブラウザ Internet Explorer 5.0 (注1)ブラウザが搭載されたWindowsベースパソコンであ れば動作可能ですが推奨仕様を示します。 (注2)長期保守対応工業用PC(PCLTM01)を推奨します。 ■ 警報メール(オプション) 中央操作室のOPSと 同じ操作監視画面 現場 あらかじめ登録した重要警報をリアルタイムにメー ル配信することが可能です。 どこにいてもプラントに発生した問題を即座に知るこ とが出来、迅速な対応が可能です。 表4 : アクセサリステーション(ACS)ハードウェア仕様 項 目 13 様 CPU Pentium 4 1.5GHz 以上 メモリ 1GB以上 ハードディスク 80GB以上 100baseTX×3ch (ネットワークプリンタ不要の 際は2ch) 接続ネットワーク 構内PHS、 無線LANなど 図20 : モバイルOPSイメージ 仕 OS Windows NT 4.0 workstation /2000 / XP Professional リレーショナル データベース SQL Server その他 CD-R/RWドライブ (注1)Windowsベースのパソコンを採用しています。 (注2)長期保守対応工業用PC(PCLTM01)を推奨します。 14 プロセスステーション(MPS) ■ マルチスクリーン(オプション) マルチスクリーンとは、一つのパソコンコントローラに複数の モニタを接続したOPSです。通常のモニタに比べて、多くのウィ ンドウを容易に同時表示・操作でき、ワンマンオペレーションを 支援します。 概 要 DIASYS Netmation® のプロセスステーション(MPS)は、制御演算、現場との入切処理を行うコントローラです。プラント制御に 対する信頼性や制御性を確保するためのプラントメーカとしての基本理念が随所に活かされています。MPSの特長は次の点にあります。 ■ 高信頼性 CPU演算処理部や電源及びネットワークの冗長化を図り、システムの信頼性を確保しています。さらにCPUには充実した自己診断機能 を備え、万一の場合には制御に支障をきたさずに、冗長の他系(待機側)に切り替えます。 ヒューマンマシンインターフェース ■ 高度な制御機能 CPUにIntel Celeron/Pentiumを採用しており、高速なプロセス入出力処理と併せて優れた制御性を発揮します。最新の高速CPUであ るため、性能計算や汚れ計算などのあらゆる算術演算が実行可能です。また、警報検知やデータロギングも行います。 液晶パネル版OPS(機能限定)も準備しています。独立したパ ソコンを準備せず、制御盤に組み込んだシステム構成が可能で す。 プロセスステーション(MPS) ■ 液晶パネル(オプション) ■ 柔軟なシステム構成 充実したハードウェアラインアップによりコンパクトな構成から大規模構成まで幅広く対応で きます。また、シーケンサやMCC、Fieldbusを容易に接続できるためプラントトータルの監視 制御システムを構築することができます。 ■ やさしい保守 保守ソフトウェアDIASYS-IDOL++によりプラントトータルの回路設計、保守、監視、診断を 統合することができます。 ■ ハードウェアの高いメンテナンス性 万一のシステム故障の際にも、充実した自己診断とその表示機能により、故障箇所の迅速な把 握と対応が可能です。 表5 : MPS CPUの仕様 項 目 CPU 冗長化 CPU バス バッテリバックアップ OS メモリ コンパクトフラッシュ バッテリ 備考 仕 様 CPCPU01 CPCPU02 CPCPU11 CPCPU31 Intel Celeron 300MHz Intel Pentium Ⅲ 700MHz Intel Pentium 4-M 2.2GHz Intel / ULV Celeron M 1.0 GHz 二重化 CompactPCI Bus 不要(フラッシュメモリ採用) pSOS 128MB ECC付標準実装 256MB ECC付標準実装 256MB 標準 64MB 標準 128MB 標準 128MB 標準 リチウムバッテリ(カレンダー用) - - ガスタービン制御に 使用する - 表6 : MPS I/Oの仕様 15 項 目 I/Oネットワーク 冗長化 規格 通信方式 通信速度 最大分散数 仕 様 ControlNet 二重化 IEC61158 CTDMA(Concurrent Time Domain Multiple Access) 5Mbps 5 ControlNet/MPS ControlNet 最大ノード数 50msec 演算時: 7アダプタ/ControlNet 100msec 演算時:14アダプタ/ControlNet I/Oモジュール数 データ更新周期 8 モジュール/アダプタ 5msec 16 ハードウェア構造 MPSのシステム構成例を図22に示します。 CPUカードは冗長化され相互に監視しており、万一の制御側CPU故障の場合には制御に支障をきたすことなくバンプレスに待機側の CPUユニットに切り替えます。現場とのインタフェースを行う入出力カードはAllen Bradleyの提唱するローカルネットワークである ControlNetを介してCPUとデータ交信します。 I/Oの拡張はControlNet上にI/Oモジュールを追加していくことにより、簡単に実現することができます。タービン制御専用のインター ロックモジュール、バルブインターフェースモジュールなどの特殊機能モジュールも通常のI/Oモジュール同様、ControlNetに接続しま す。 ControlNetにはAllen Bradley社製のシーケンサを直接接続することも可能であり、水処理設備、脱硫設備、灰処理設備などの補助シ プロセスステーション(MPS) プロセスステーション(MPS) ステムのシーケンサ(PLC)も含めたプラント総合制御監視システムの構築を実現します。 (Allen Bradley社製以外のシーケンサ(PLC)の場合には、MODBUS、Ethernet通信等でインタフェースします。) さらにControlNetにLinking Deviceやシーケンサ(PLC)を接続することによりFieldbus、DeviceNetやMCCとのインタフェー スも可能です。 電源は冗長化され、各ユニットに設置されます。図23に盤内配置図、図24にCPUシャーシ外形図、図25に電源系統図を示します。 図23 : 盤内配置図(例) ヒューマンマシンインターフェースレベル (OPS, ACS, ブラウザWSM など) 482 265 P/S CPU-B ETHERNET-Q SYSTEM I/O ETHERNET-P CONTROLNET I/F 保守ツール(EMS) CPU-A C-PCI INPUT +5.0V +3.3V +12V SYSTEM I/O トラッキング C-PCI P/S-A INPUT +5.0V +3.3V +12V ETHERNET-Q Ethernet インターフェース カード CPUカード P/S-B INPUT +5.0V +3.3V +12V ETHERNET-P CPUカード P/S-A INPUT +5.0V +3.3V +12V CONTROLNET I/F Ethernet インターフェース カード P/S-B POWER SUPPLY CABLE SPACE Fast Ethernet HUB/SWITCH 282 CPU 通 信 ControlNet インタフェース カード システムDI/Oカード システムDI/Oカード ControlNet インタフェース カード 前 面 ControlNet アダプタ アダプタ アダプタ TB I/O TB I/O 光変換器 I/O TB I/O TB I/O I/O TB I/O TB I/O I/O TB I/O TB TB I/O TB TB I/O TB I/O TB I/O TB I/O TB TB TB アダプタ 光変換器 アダプタ TB I/O TB I/O TB I/O I/O TB I/O I/O TB I/O TB I/O TB I/O TB I/O TB I/O TB I/O TB I/O TB I/O TB I/O TB I/O TB I/O 光ファイバ プロセスステーション (MPS) 206 側 面 PLC (シーケンサ) Linking Device FIELDBUS DeviceNet MCC リモート I/O S プラント POS 図22 : MPSシステム構成例 17 図24 : CPUシャーシ外形図(例) 18 ハードウェアラインアップ DIASYS Netmation® のカード・モジュールラインアップを表7に示します。 DIASYS Netmation® オリジナルのカード・モジュールに加え、Allen Bradley 社製FLEX I/Oモジュールも使用可能です。 CPUシャーシ A-CPU 表7 : DIASYS Netmation® オリジナルカード・モジュールラインアップ(1/2) 区 分 CPUシャーシ 収納対応カード 隣接盤 I/Oモジュール 蛍光灯 機能モジュール OPS、EMS、ACS、プリンタはUPS電源(シングル)を使用します。 図25 : 電源系統図 19 型 式 CPCPU31 MBCPU03 D0CPU05 CPETH01 ネットワーク インタフェース CPETH02 カード CPETH03 CPCNT01 システムDIOカード CPDIO01/02 CPDIO03 AI モジュール FXAIM01 FXAIM01C FXAIM02 FXAIM02C FXAIM03 FXAIM03C FXAIM04 A-UP FXAIM04 A-DW FXAIM04 B-UP FXAIM04 B-DW FXAIM04 C-UP FXAIM04 C-DW FXAIM04 D-DW FXAIM05A FXAIM05B FXAIM05C FXAIM05E FXAIM06A FXAOM01A AO モジュール FXAOM01B FXAOM01AD FXAOM01BD DI モジュール FXDIM01 FXDIM02 FXDIM11 FXDIM12 DO モジュール FXDOM01 FXDOM01D FXDOM02 FXDOT01 FXEDI01A FXEDI01B FXEDI02A FXEDI02B FXPIM01A FXPIM01B FXPIM02A FXPIM02B FXPOM01 FXVIF01 FXVIF02 FXVIF02B FXPDM01 FXRYM01 FXIRS01 仕 様 COMPACT PCI CPUカード(ULV Celeron M) マルチバスCPUカード UP/V CPU カード 10M/100M Ethernet インターフェースカード 10M/100M Ethernetインターフェース カード(2ポート) 10M/100M Ethernetインターフェース カード(2ポート) ControlNetインターフェースカード デュアルポートRAM 16KB COMPACT PCI システム I/Oカード COMPACT PCIシステムI/Oカード タクト信号入出力付 AI モジュール (FLEX アナログ入力 4-20mA 8点) AI モジュール (FLEX アナログ入力4-20mA 8点)[ADコンバータ二重化] AI モジュール (FLEX トランスミッタ入力 8点) AI モジュール (FLEX トランスミッタ入力 8点)[ADコンバータ二重化] AI モジュール (FLEX DC1~5V 絶縁入力 8点) AI モジュール (FLEX DC1~5V 絶縁入力 8点)[ADコンバータ二重化] AI モジュール (FLEX 熱電対入力 7点 バーンアップ) AI モジュール (FLEX 熱電対入力 7点 バーンダウン) AI モジュール (FLEX 熱電対入力 7点 バーンアップ) AI モジュール (FLEX 熱電対入力 7点 バーンダウン) AI モジュール (FLEX 熱電対入力 7点 バーンアップ)[ADコンバータ二重化] AI モジュール (FLEX 熱電対入力 7点 バーンダウン)[ADコンバータ二重化] AI モジュール (FLEX 熱電対入力 7点 バーンダウン)[ADコンバータ二重化] AI モジュール (FLEX RTD入力 Pt100Ω -100~650℃ 5点) AI モジュール (FLEX RTD入力 Pt100Ω -40~60℃ 5点) AIモジュール (FLEX RTD入力 Pt100Ω -100~650℃ 5点)[ADコンバータ二重化] AI モジュール (FLEX RTD入力 Pt100Ω -200~200℃ 5点) AI モジュール (FLEX RTD 入力 Cu10Ω 5点) AO モジュール (FLEX 4~20mA/0~20mA 出力 8点) AO モジュール (FLEX 4~20mA/0~20mA 出力 4点) AO モジュール (FLEX 4~20mA/0~20mA 出力 8点 二重化対応) AO モジュール (FLEX 4~20mA/0~20mA 出力 4点 二重化対応) DI モジュール (FLEX DC24V デジタル入力 DC24V,16点) DI モジュール (FLEX DC48V デジタル入力 DC48V,16点) DI モジュール (FLEX DC24V デジタル入力 DC24V,8点) DI モジュール (FLEX DC48V デジタル入力 DC24V,8点) DO モジュール (FLEX デジタル出力,8点) DO モジュール (FLEX デジタル出力,二重化対応 8点) DO モジュール (FLEX デジタル出力,16点) DO モジュール (FLEX タクト信号出力,8点) イベントDI モジュール (FLEX,DC24V,8点) イベントDI モジュール (FLEX,DC48V,8点) イベントDI モジュール (FLEX,DC24V,16点) イベントDI モジュール (FLEX,DC48V,16点) パルス入力モジュール (FLEX,DC24V,8点) パルス入力モジュール (FLEX,DC48V,8点) パルス入力モジュール (FLEX,DC24V,16点) パルス入力モジュール (FLEX,DC48V,16点) パルス出力モジュール (FLEX,8点) I/Pバルブインターフェースモジュール (FLEX) I/Pバルブインターフェースモジュール (FLEX) I/Pバルブインターフェースモジュール (FLEX) パルスディストリビューションモジュール リレーモジュール 赤外線式火炎検出器モジュール (FLEX) プロセスステーション(MPS) プロセスステーション(MPS) B-CPU 名 称 CPUカード 20 システム信頼性 表7 : DIASYS Netmation® オリジナルカード・モジュールラインアップ (2/2) 区 分 タービン制御 モジュール その他 周辺モジュール 長期保守パソコン Allen Bradley オリジナル製品 型 式 FXSVL01A FXSVL01B FXSVL02A FXSVL02B FXSVL02B-8V-1K FXSVL02C FXSVT01 FXSVT02 FXSVT03 FXSVT04 FXOPC01 FXEOS01 FXTCL01 FXTCL02 FXGTI01 FXVIM01 FXVIM02 FXVIM02B FXDCC02 FXDCC03 FXDCC05 FXDCG01 CPDDA01 CPDDA11 CPDDA21 CPDDA31 CPDDA41 CPCHS01 CPCHS02 CPCHS11 CPCHS21 RCK-FAN-N1 RS232HUB8ch FXDTB01 CRISE-PD PCLTM01 1794-ACNR15 1794-TBN 1794-TB3 1794-TBNF ケーブル 仕 様 サーボバルブインターフェースモジュール(FLEX,±20mA/4-20mA出力,LVDT入力) サーボバルブインターフェースモジュール(FLEX,±20mA/4-20mA出力,LVDT入力) サーボバルブインターフェース モジュール(FLEX,±50mA出力,LVDT入力) サーボバルブインターフェース モジュール(FLEX,±50mA出力,LVDT入力) サーボバルブインターフェース モジュール(FLEX,±50mA出力,LVDT入力) サーボバルブインターフェース モジュール(FLEX,±50mA出力,LVDT入力) サーボバルブインターフェース モジュール (FLEX,±20mA/4-20mA出力,Transmitter入力) サーボバルブインターフェース モジュール(FLEX,±50mA出力,Transmitter入力) サーボバルブインターフェース モジュール(FLEX,0-250mA出力,Transmitter入力) サーボバルブインターフェース モジュール(FLEX,0-500mA出力,Transmitter入力) OPC,モジュール(FLEX) タービン,EOSTコントロール モジュール(FLEX) タービン,インターロック モジュール(FLEX) タービン,インターロック ロジック,モジュール(FLEX) ガスタービン インターロック モジュール(FLEX) 振動インターフェースモジュール(FLEX) 振動インターフェースモジュール(FLEX) 振動インターフェースモジュール(FLEX) 電源モジュール(DC24V 出力10Wx1ch,40Wx3ch) 電源モジュール(DC24V 出力10Wx1ch,40Wx1ch) 電源ユニット(DC24V 出力 10Wx1ch) 電源モジュール(DC24V 10Wx1ch,40Wx2ch,DC48V 40Wx1ch) CPUシャーシ用 電源モジュール CPUシャーシ用 電源モジュール CPUシャーシ用 電源モジュール CPUシャーシ用 電源モジュール CPUシャーシ用 電源モジュール(DC24V 入力) COMPACT PCI CPUシャーシ 二重化電源対応 COMPACT PCI CPUシャーシ 二重化電源対応 COMPACT PCI CPUシャーシ 二重化電源対応,6U対応 COMPACT PCI CPUシャーシ 二重化電源対応 CPCHS21用 連客ファンユニット DTU(データ転送装置) 断路器付端子台 火炎検出器ユニットセンサ 長期保守対応工業用パソコン DC24V,ControlNet,二重化メディアアダプタ ターミナルベースユニット 3-線式,ネジキャップ,ターミナルベース ユニット ヒューズ付ターミナルベースユニット ControlNet 同軸ケーブル ControlNet 光ファイバーケーブル 表8 : Allen Bradley社製 FLEX I/Oモジュールラインアップ 型 式 1794-IB16 1794-IV16 1794-OB16 1786-RPA 1794-OA8 1794-OE4 21 仕 様 I/O点数 DC24V 16シンク入力 DC24V ソース入力 DC24V 16シンク出力 モジュラーリピータアダプタ AC120V 8出力 DC24V 4出力 型 式 1794-OW8 1794-IE8 1794-IF4I 1794-OF4I 1794-IT8 1794-ACN 仕 様 I/O点数 DC24V 10入力16出力リレー DC24V 選択可能アナログ8入力 IDC24V 絶縁アナログ4入力 DC24V 絶縁アナログ4出力 8DC24V 熱電対入力 DC24V ControlNetメディアアダプタ MPSはシステムの信頼性を高めるためにハードウェアやソフトウェアの品質管理を徹底して行っていますが、万一、システムの異常が 発生した場合でも自動制御や運転監視に支障を来さないよう冗長化構成を基本としています。冗長化構成では確実な自己診断機能と異常 検出時の正確なバックアップ切替え機能が重要な要素です。 1. 自己診断機能 MPSのCPUカードはプラント制御システムとして制御を継続することを最優先とするため、確実な自己診断をするように設計されて います。 2. 二重系切替方式 CPUは一方を制御、他方を待機という状態で冗長化されています。制御系CPUが出力モジュールに対する出力許可を出すとともに、こ のCPUの演算結果によりプラント状態を制御します。また、待機系は制御系から必要なデータを一定周期にトラッキングすることによ り、常に制御系と同一の演算結果を保持して切替に備えています。 CPUは相互に相手系を監視しており、制御系に異常が発生した場合には、待機系はその異常を瞬時に検出し、制御系へバンプレスに切 り替わります。CPUの相手系の正常/異常監視はシステムI/Oカードでおこなっています。 プロセスステーション(MPS) プロセスステーション(MPS) 電源モジュール 名 称 表9 : 自己診断項目一覧 分 類 ハードウェア ソフトウェア 診 断 項 目 WDTエラー PCIバス異常 マスタ・アボード ターゲット・アボード アドレスパリティエラー データパリティエラー CPU電源異常 0 割り算 不正アドレス実行 オーバーフロー 配列オーバーアクセス 無効命令実行 二重障害 不正 TSS 不在セグメント スタックフォルト 一般保護エラー 実数演算エラー シートデータエラー シートデータ展開エラー シートデータ不一致 システム設定初期化重故障 システム I/O コネクタ脱落 トラッキング受信重故障 イーサネット送信重故障 ControlNetTM通信重故障 イーサネット送信軽故障 ControlNetTM通信軽故障 22 コンパクトプロセスステーション(CPS) 概 要 保守ツール(EMS)とDIASYS-IDOL++ソフトウェア ■ システムコンフィギュレーション機能 (システムウィンドウ) 概 要 DIASYS Netmation® のコンパクトプロセスステーション(CPS)は、プラン DIASYS Netmation®の保守ツールであるEMSでは、MPS/ CPSに組み込むロジックの変更・作成からOPSに表示するグラ フィック画面やトレンド、コントロールループプレートの作成シ ステム全体のコンフィギュレーションなどのシステム設定および 保守作業を行います。 トの現場に設置された計器や他装置との入出力や、プラントの自動制御、各種演算 処理を行う制御装置です。CPSは、FLEX入出力モジュールバス上に搭載可能な CPUを適用しています。 MPSのCPUシャーシが不要、シングル構成が可能であることから、パッケージ ボイラのような小規模システムやガスタービンの燃焼振動診断などの付帯設備、そ の他入出力を必要とする箇所に気軽に適用できる装置です。 また、必要に応じて2重化構成も可能です。 仕 様 特 長 コンパクトプロセスステーション 表10 : DIASYS Netmation® CPS仕様 FXCPU01B FXCPU03 32bit高速RISC CPU 240MHz 128MB Linux(Real time対応) 従来の制御システムでは、計装制御エンジニアが作成したロ ジック図をその制御システム保守ツールを使用してPOL図に書き 換え、コントローラで演算するロジックを作成します。 DIASYS Netmation® では、POL図書き換え作業を完全に撤 廃しました。 計装制御エンジニアが、MicrosoftのCADツールであるVISIO ベースのロジッククリエータを使い、ドラッグ&ドロップ作業だ けでファンクションブロック図面(制御ロジック図面)を作成、 ビルド後にMPS/CPSにダウンロードすると、演算するロジック 要素のみを抽出して演算処理を行います。作成した図面はそのま まお客様に提出、または管理可能な体裁となっています。 24VDC OPS/EMS ハードウェア構造 CPSのシステム構成例を図26に示します。 SmartCPUには、Ethernetインタフェースがありますので、図26のように OPS/EMSを直結できます。SmartCPUの下には最大8個のI/Oモジュールを搭 載、それ以上はFXADP01Bもしくは、FXADP02を使用してI/Oバスを拡張する ことができます。 2重化構成も対応可能であり、2つのSmartCPU間をトラッキングケーブルで接続 します。 従来のシステムでは、システム側でロジックを変更した場合に は、図面も後で書き直す必要がありましたが、DI AS YS Netmation® では演算されているロジックと図面は同一であるた め、自動的に図面は最新の情報に更新されることになります。 Smart CPU コントロールループプレート、アラームサマリなどOPS画面構 築およびデータロギング機能設定やログ・トレンドデータの設定 を行います。 ■ プラント系統図管理・作成機能 (グラフィックウィンドウ/グラフィッククリエータ) OPSに表示するグラフィック画面の管理、作成を行います。バ ルブやポンプなどの表示部品の貼り付けだけでなく、JPEGや ビットマップデータの貼り付け、ロジックデータなどの貼り付 け、画面展開部品の貼り付けが可能です。 ■ ロジックデータ管理・作成機能 (ロジックウィンドウ/ロジッククリエータ) 16モジュール 40モジュール 10msec~ 電源 ・完全統合データベースによる容易な保守 ・ドラッグ&ドロップエンジニアリング ・ロジックのPOL書き換え撤廃 (ロジック図面がそのまま演算データに) ・ロ ジ ッ ク 言 語 に 加 え 、 デ ー タ 処 理 、 O P S 要 素 を 追 加 し た DIASYS-IDOL++ロジック記述言語 機 能 3ch 2 Smart CPU内にプロセスデータ800点を1時間 (1秒周期)、警報1,600件までロギング可能 (長期保存には別途ACSが必要) データロギング機能 ■ ヒューマンマシンインタフェース設定機能 (HMI ウィンドウ) 保守ツール(EMS)と DIASYS-IDOL++ ソフトウェア コンパクトプロセスステーション(CPS) 項 目 CPU メモリ OS インターフェース Ethernet FLEX バス I/F 最大接続I/Oモジュール数 演算周期 ユニットネットワーク上のMPS、CPS、OPS、ACSなどの構 成要素の接続やMPSのI/O構成を設定します。また、ロジック ウィンドウで描かれたロジックをシートデータと呼ばれる演算 データに圧縮変換してMPS、CPSへダウンロードする操作もここ で行います。 ■ ObjectDatabase(ORCA)作成・変更機能 (ドキュメントウィンドウ) ObjectDatabase(ORCA)に保存されたデータをExcelに取り 込んで加工したり、Excelで作成したデータをデータベースにアッ プロードすることができます。Excelの使いやすい各種機能を用い てデータの変更や修正を行うことができます。 ■ 図面管理機能(ドローイングウィンドウ) 各機能で作成したロジックダイアグラムやOPS画面などを図面 として管理します。また各図面をPDFファイルとして保存し、出 図管理等を行います。 FLEX I/O Smart CPU ハードウェアラインアップ 図26 : CPSシステム構成例 ■ 特長 ① VISIOのCAD機能をフルに生かし、従来のCAD図面 と同様な情報を記載可能 ② 制御システム外部の情報なども、図面として記載可能。 ③ 現場から、GUIまでの信号流れを、1枚に記載できる。 リレー回路(青時部分) DIASYS Netmation® CPSのモジュールラインアップを表11に示します。 DIASYS Netmation® オリジナルモジュールに加え、Allen Bradley社製FLEX I/Oモジュールも使用可能です。 表11 : CPSハードウェアラインアップ 区 分 CPUモジュール I/Oモジュール 23 型 式 仕 様 FXCPU01B FLEX I/O CPUモジュール(Ethernet 3ch/16モジュール対応) FXCPU03 FLEX I/O CPUモジュール(Ethernet 3ch/40モジュール対応) FXADP01B FLEX I/O 二重化アダプタモジュール(FXCPU01B対応) FXADP02 FLEX I/O 二重化アダプタモジュール(FXCPU03対応) 表7に記載の型式FX****のI/Oモジュールはすべて使用可能です。 補機特性・仕様 ■利 点 ① リレーシーケンス側の回路も同じ図面に表現可能。 (MPS/CPSは無視して演算) ② 定格電流などの補機の仕様も、同じ図面に記載 できる。 ③ 試運転、保守点検の際の動作確認容易。 図27 : ロジッククリエータの特長 24 一元化されたデータベース(Object Database(ORCA)) DIASYS Netmation® の大きな特長の一つとして、ObjectDatabase (ORCA)と呼ばれる一元化されたデータベースが挙げられます。 制御システムの機能には、OPSに表示するグラフィック、制御演算方式を定義するロジック、入出力モジュールへの割付けなどさまざ まな機能がありますが、ObjectDatabase (ORCA)では複数の機能で共通に使用されるデータを一つの部品(オブジェクト)として管 理しています。このオブジェクトは、使用される機能により、その表示方法を最も適した形に変えますが、データとしては一つに管理さ れています。図28の概念図を参照してください。 点 番 LD0001 LD0002 LD0003 ..... 状 態 運転中の時1とする 停止中の時1とする 故障の時1とする 各状態が成立するためのロジックを記述 グラフィック部品は存在しない 同じ点番である ことが同じ情報で あることを示す。 状 態 点 番 1の時赤色表示 LD0001 1の時黄色表示 LD0002 1のとき赤フリッカ LD0003 ..... 各状態の時の色替を設定 グラフィック作成ツール ロジック作成ツール 図29 : 従来の制御システムの構造(ポンプ色替の例) 保守ツール(EMS)と DIASYS-IDOL++ ソフトウェア 保守ツール(EMS)と DIASYS-IDOL++ ソフトウェア オブジェクト指向型データベース Objectbase(ORCA) 図28 : ObjectDatabase(ORCA)の概念 従来の制御システムでは、同じデータを異なる機能で使用する場合は、別々に使用し、点番を割り振ることにより、同じデータである ことを認識していました。データの例として、ポンプを挙げてみましょう。 たとえばポンプの状態による色替えを定義するロジックが存在します。その色替を表示するグラフィック画面が存在します。従来のシス テムであれば、ロジック作成ツールで色替ロジックを作成し、ロジックの結果に決められた点番を振ります。 一方、そのポンプを表示するグラフィックは、グラフィック作成ツールで別に作成し、表示する色としてロジックで定義した点番を関 連付けます。 図29に従来の点番方式の概念図を示します。また、図30にDIASYS Netmation® の方式であるObjectDatabase (ORCA)の方式 を示します。 DI 1 色替え パターンを 定義する ロジック 2 3 一つの オブジェクトが 姿を変えているだけ。 4 5 AI 1 各状態が成立するためのロジックを記述 グラフィック部品をロジックに混在可 各状態の時の色替を設定(この設定は LogicCreatorでも実施可能) ロジック作成ツール LogicCreator グラフィック作成ツール GraphicCreator ORCA 図30 : ObjectDatabase (ORCA)の構造(ポンプ色替の例) 25 26 ++ 制御および処理ロジック記述言語 DIASYS-IDOL++ ++ 制御ロジックおよび処理ロジックは、DIASYS ® 独自のロジック記述言語であるDIASYS-IDOL を使用して記述します。 DIASYS-IDOL++ ではプログラミングをすることなく、ディスプレイ画面に従来の制御ロジック図を描くだけで自動的にロジック演算プ ログラムコードが生成されます。 DIASYS-IDOL++は当社が発電所用に開発した制御および処理ロジック記述ソフトウェアであり、簡単に制御アルゴリズムを記述で きるということでお客様から高い評価を得ています。1980年の開発以来、DIASYS-IDOL++は表現方式では相互互換性を保ちながら、 演算処理方法に関してはより速く、よりコンパクトになっています。 DIASYS-IDOL++には100以上の標準ロジック要素が含まれています。そのうち典型的な6要素を図31に示します。 要素は保守ツール(EMS)のロジッククリエータにおいてステンシル上に準備されており、ユーザはドラッグ&ドロップ操作でロジック 図を作成します。さらに「ユーザー定義マクロ機能」を利用して標準要素同士を組み合わせ、新しい要素を作ることができます。 要 素 要 素 動 作 動 作 3つの入力を持つ要素の場合 3入力の場合 入力1 入力1 入力1 入力2 AND 001 ソフトウェアでは、ロジック記述言語だけでなく、操作画面、アラーム/ランプなどのOPS用制御監視要素、 さらにDIASYS-IDOL 現場状態 等を示す要素を準備しており、一枚のロジックシート上に関連付け状態を記載することができます。これまでは制御ロジックと OPS機能およびその他の機能とを、人が信号点番を割り振ることで関連付けを行っていましたが、DIASYS-IDOL++ では、信号点番割付 およびその管理は不要です。 入力2 入力1 入力3 入力2 出力 < 入力2 L 出力 入力3 001 3つの入力信号の中の最小が出力される。 出力 入力i 3つの入力信号の論理積を と る 。 出力 要 素 動 作 動 作 変化率 トラッキング 図32 : DIASYS-Netmation® のロジック トラッキング 増加要求 保守ツール(EMS)と DIASYS-IDOL++ ソフトウェア 保守ツール(EMS)と DIASYS-IDOL++ ソフトウェア 要 素 入力i 増加要求 V 001 入力 出力 AM 001 入力 減少要求 出力 トラッキング トラッキング値 トラッキング 出力 ハードウェア仕様 トラッキング値 減少要求 出力 変化率 EMSのハードウェア仕様を示します。 要 素 動 作 動 作 要 素 出力 トラッキング値 表12 : EMSハードウェア仕様 トラッキング 入力 Y5 Y6 Y4 入力 Fx 001 Y3 出力 Y2 Y7 Y8 入力 Y9 Y1 X1 PI 001 トラッ キング値 出力 Y10 X2 X 3 X4 X5 X6 X7 X8 X9 X10 入力 トラッキング 図31 : 典型的なDIASYS-IDOL++要素 出力 項 目 仕 様 CPU Pentium 4 2.4GHz以上 メモリ 1GB以上 ハードディスク 80GB以上 解像度 1280×1024 接続ネットワーク 100baseTX×3ch (ネットワークプリンタ不要の 際は2ch) OS Windows NT 4.0 workstation /2000 / XP Professional (注1)Windowsベースのパソコンを採用しています。 (注2)長期保守対応工業用PC(PCLTM01)を推奨します。 27 28 DIASYS Netmation®の関連製品~DIASYS Solutions 火力プラント 計測・制御製品群 「DIASYS Solutions」 当社はプラントの総合メーカとして、ボイラ、タービンの設計・製作・運転技術を核にした、プラント運用のトータルソリューション を提供しています。計装・制御分野においても、当社の火力プラント制御システムDIASYS® を中心に、ボイラ、タービン、補機などあら ゆるプラント機器をインテグレートし、高度モニタリング機器、高効率運転制御支援、運転訓練支援システムなどをあらゆる角度から 製品を提供しています。 トレーニングシミュレータ 当社は世界の火力プラント総合メーカとして、小型産業用ボイラ・タービンプラントから、大型モノチューブボイラ、ガスタービンコ ンバインドプラントなど数々のプラントを納めてきました。これまでに蓄積されたこれらの設計ノウハウや運転技術をシミュレーション 技術に凝縮したのが、トレーニングシミュレータです。 ■ トレーニングシミュレータを導入すると… 火力プラント計測・制御装置 「DIASYS Solutions」 1) 2) 3) 4) 簡単に起動・停止・負荷変化の学習が可能です。 機器の故障や系統の変動など、多数のトラブルを想定したシミュレーション運転により、運転員の技量向上が図れます。 制御ロジックの変更やパラメータの調整の模擬訓練により、調整員の理解度が向上します。 石炭焚きなど、普段運転しないタイプの運転を体験できます。 ■ トレーニングシミュレータの特長は 精密かつコンパクト ボイラ伝熱面やタービンのブレードを設計するノウハウなど、プ ラントメーカの設計技術をベースに、伝熱方程式からプラントの ヒートバランスまで、精度の高いプラントモデルが組み込まれてい ます。 ●フレームデテクタ ・IR-S型赤外線式火炎検出器 ●最適制御/運転支援 データベース組立式 ・Net IR-S型赤外線式火炎検出器 ・トリップ事故解析システム ・レールマウント型Net IR-S ・プラント最適化システム プラントモデルは、機器コンポーネントをデータベースで登録す るわかりやすいシステム(DBSS)です。機器をシンボルで管理 します。 ・復水器水質モニタ 実機ベースの運転グラフィックと制御ロジック ・多炭種対応制御 実機に採用されている運転操作グラフィックと同様の操作プレー ト、警報表示、グラフィック表示機能をもちます。 制 御 に は 、当 社 の 制 御 ソ フ ト ウ ェ ア と し て 実 績 の あ る DIASYS-IDOL++が組み込まれています。 ●計測装置/シミュレータ ・Joint Operation System ・自家発プラントの近代化 ・トレーニングシミュレータ ・プラント起動・停止自動化システム ・遠隔タービン振動診断 ・運転支援システム ●自己学習向けトレーニング ・制御装置リノベーションのご提案 ・シミュレータ SimTRAC JOSは、複数台のボイラ・タービンを持つ自家用発電設備の運用最適化を実現します。プラントの系統特性や燃料コストなどをパラ メータとし、工場の電力・蒸気デマンドなど必要条件を満たしつつ、購入燃料量や買電を最小化する最適解を見出します。オンライン 制御との組み合わせでリアルタイムの最適運転も実現します。 設定(入力) データ 変換 設備運転 コスト 計算 データ 変換 CSV ファイル に変換 ・負荷率 ・買電量 ・逐電量 ・蓄熱量 ・電気代 ・ガス代 ・CO 費 ・維持費 CSV ファイル に変換 計算結果を表示 ・コスト ・発電・買電量 ・ガス使用量 ・設備稼働状況 ・CO 排出量 ・エネルギー需要 ・余剰蒸気・電力 DIASYS Solutions DIASYS Solutions ブロック図/Web画面 による設定 ・機器の構成 ・機器の運用 ・各機器の仕様 ・系統情報 ・エネルギー需要 ・電力料金 ・ガス料金 結果(出力) 運転計画・コスト計算 R R http://www.diasysnetmation.com/solutions 製品の一部を次頁以降にご紹介します。 Joint Operation System の関連製品~ DIASYS Netmation の関連製品~ DIASYS Netmation ・チューブリークデテクタ パラメータとして、 1) プラント系統情報、例えばボイラ・タービン特性、配管損出など 2) 電力料金、燃料コスト 3) 蒸気デマンド、電力デマンドなどエネルギー需要パターン 4) 運転条件定義 などを設定(もしくは信号入力)することにより、条件付き非線形最適化問題としてn次多項式リアルタイムで経済運転を算出、運転 の指標として表示します。 ■ JOSの導入メリット算出例 次のような情報によりJOSの導入メリットを試算できます。 1) 対象プラントの系統(蒸気・燃料・電気) 2) 買電有無、買電単価(季節時間帯別) 3) ボイラタービンの定格・構造 4) ボイラ:定格容量・燃料種別・運用範囲、 5) タービン:型式~2段抽気排圧etc・定格容量・運用範囲 ~各段蒸気について 29 総発電量 買電 重油消費量 石炭消費量 発電コスト <通常運用> 90MW 10MW 8.1t/h 29.8t/h 57.9万\/h → → → → → <最適化後> 87MW 13M 7.1t/h 29.8t/h 56.9万\/h 30 支社および事業所一覧 遠隔運転・監視システム 最近では、離れた別の発電所からの遠隔による運転や、お客様の本社事務所における遠方での監視や運転をするための遠隔システムが導入 されるようになりました。当社では、これまでに国内外の30以上の発電所で、遠隔システムを提供してきました。また、一部では、当社の 遠隔センターにも接続し、当社のプラント技術者による効率運転や寿命消費の少ない運転への支援をしています。 遠隔システムを導入する場合には、次の点がポイントとなります。 1) ネット侵入者や情報漏洩などセキュリティに最善の対応がとられてい ること 2) 制御システムの演算処理に支障をきたさないこと 3) VPN回線やインタネット回線など、データ送信 ルート上で、通信過負荷が発生するような応答性のネックとなる部分 がないこと 4) 将来ビデオ画像送信などを追加する場合に備えて拡張性が考慮されて いること 当社では、離島遠隔システムや地熱タービン遠隔運転など、高い信頼性 を要求される遠隔システムを納めてきています。 Net IR-S型赤外線式火炎検出器 特 長 ■高い信頼性 R Fast Ethernet HUB/SWITCH CPU-A 検出範囲拡大 DIASYS Solutions 緩慢燃焼から高輝度炎まで安定検出します。従来製品の100倍*のダイ ナミックレンジを有し、現場センサの感度調整が不要です。(*当社比) ボールレンズの採用によりセンサ窓の清掃が不要となりました。 長寿命センサ 長寿命な半導体の赤外線センサ素子採用により、定期的な交換が不要で す。 ■優れた経済性 盤面数の削減 長崎造船所 〒220-8401 横浜市西区 〒733-0036 広島県広島市 〒850-8610 長崎県長崎市 みなとみらい3-3-1 西区観音新町一丁目20番24号 飽の浦町1番1号 Tel.: 03-6716-3111(大代表) (リョーコー・センタービル7階) Tel.: 095-828-4121(総務課) Net IR-S 組み込みバーナ制御システムの例 新設計のセンサー回路でバーナ火炎を安定検出。未着火ゾーンを透して 火炎を検出します。 メンテナンスフリー 中国支社 Tel.: 082-531-4100(業務グループ) 高感度設計 ■優れた保安性 本社 CPU-B 関西支社 東北支社 支社および事業所一覧 の関連製品~ DIASYS Netmation 近年の火力発電所の監視制御システムはインターネット、イントラネット等の通信技術、パワフルなデータベース、高性能かつ低価 格なパソコンを含めたハードウエア、使いやすいヒューマンマシンインタフェースソフトウェアが求められています。 DIASYS Netmation® IR-S(Net IR-S)は、火力発電所で求められている近代的監視制御システムのニーズにこたえるため、実績の あるIR-S型赤外線式火炎検出器を、当社の最新制御システムであるDIASYS Netmation ® と一体化し、バーナ制御システムの 一機能として製品化した火炎検出器です。 Net IR-Sのセンサ本体は、従来のIR-Sセンサを使用しており、「検出の信頼性」「保守性」「経済性」を継承しています。さらに、判定 回路部分はDIASYS Netmation® のモジュールとして構成され、Netmationの上位系と結びつくことで、使いやすいヒューマンマシン インタフェースを実現しています。また、火炎検出器単独システムとして、バーナ制御装置と独立させた盤設計も可能です。 神戸造船所 〒550-0001 大阪府大阪市 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区 〒652-8585 兵庫県神戸市 西区土佐堀一丁目3番20号 一番町一丁目8番1号(東菱ビル8階) 兵庫区和田崎町一丁目1番1号 (三菱重工大阪ビル) Tel.: 022-264-1811(業務グループ) Tel.: 078-672-2220(総務課) Tel.: 06-6446-4000(総務グループ) Control Net 北陸支社 アダプタ 中部支社 横浜製作所 〒930-0858 富山市牛島町18番7号 〒236-8515 神奈川県横浜市 アダプタ アダプタ アダプタ アダプタ TB I/O TB I/O TB I/O TB IRS モジュール TB IRS モジュール 〒460-0008 愛知県名古屋市 (アーバンプレイス8階) 金沢区幸浦一丁目8番地1 TB I/O TB I/O TB I/O TB IRS モジュール TB IRS モジュール 中区栄四丁目1番8号 Tel.: 076-432-8089 Tel.: 045-775-1201(総務課) TB I/O TB I/O TB I/O TB IRS モジュール TB IRS モジュール (栄サンシティービル14階) TB Tel.: 052-265-1311(総務課) I/O TB I/O TB I/O TB IRS モジュール TB IRS モジュール TB I/O TB I/O TB I/O TB IRS モジュール TB IRS モジュール TB I/O TB I/O TB I/O TB IRS モジュール TB IRS モジュール TB I/O TB I/O TB I/O TB IRS モジュール TB IRS モジュール TB IRS モジュール TB IRS モジュール TB I/O TB I/O TB I/O デテクタモジュールは省スペース設計とし、盤1面で40コーナーを収 容できます。 S 四国支社 〒760-0055 香川県高松市 九州支社 高砂製作所 観光通二丁目2番15号 〒676-8686 兵庫県高砂市 〒812-0011 福岡県福岡市博多区 (第2ダイヤビル8階) 荒井町新浜2丁目1番1号 博多駅前二丁目2番1号 Tel.: 087-834-5706(業務グループ) Tel.: 079-445-6125(総務課) Net IR-S盤 (福岡センタービル7階) IRSセンサ Tel.: 092-441-3741(業務グループ) ボイラ設備の流用 換装工事では、ボイラ本体の工事は不要です。 ケーブルの流用 旧型火炎検出器を更新する場合は、センサと盤間のケーブル換装は不要 です。 31 北海道支社 <特 徴> バーナ制御と火炎監視を一体化することにより、次の特徴がうまれます。 ・バーナ制御システムの保守ツールで、監視・調整・保守が可能。 ・共通ラインで保守が容易。 ・コンパクトな外形。 ・制御ケーブルの取合いが省略。 〒060-0002 北海道札幌市中央区 北2条西4丁目1番地(北海道ビル7階) Tel.: 011-261-1541(業務グループ) 32