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認定特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター 平成 26 年度

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認定特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター 平成 26 年度
認定特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター
平成 26 年度事業報告書
目
次
1.はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.5
2.黄金町バザール 2014・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.9
3.東アジア文化都市 2014 横浜・・・・・・・・・・・・・・・・P.45
4.展覧会・イベント
4-1.Site-A ギャラリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.60
4-2.その他の主催イベント、コーディネート事業・・・・・・・P.69
5.アーティスト・イン・レジデンス
5-1.長期レジデンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P. 74
5-2.短期レジデンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.76
5-3.コンバージョンの実施・・・・・・・・・・・・・・・・・P.83
6.黄金町芸術学校・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.85
7.文化芸術と地域・市民との連携
7-1.初黄日商店会との連携・・・・・・・・・・・・・・・・・P.100
7-2.のきさきアートフェア・・・・・・・・・・・・・・・・・P.101
7-3.バザールサポーター活動・・・・・・・・・・・・・・・・P.105
7-4.市民協働事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.107
8.エリアマネジメントの推進
8-1.エリアマネジメントの方向性検討・・・・・・・・・・・・P.114
8-2.まちづくりの担い手と協働・・・・・・・・・・・・・・・P.118
8-3.安全・安心のまちづくり・・・・・・・・・・・・・・・・P.123
8-4.Kogane-X Lab.の活動・・・・・・・・・・・・・・・・・P.127
9.広報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.131
003
004
1.はじめに
005
平成26年度事業報告概要
平成26年度は、以下の目標を掲げてスタートした。
・ 安全・安心のまちづくりの継続のための地域、警察、行政、他各関係組織の連携強化
・ 「東アジア文化都市事業」への参加と「横浜トリエンナーレ」との連携
・ 「黄金町バザール」の国際美術展への移行
・ アジアのネットワークに基づく「アーティスト・イン・レジデンスのまち黄金町」のブラン
ド化
・ 日常的なまちのにぎわいを目指すための計画的な街並の形成と地域との協働
・ 国内外への情報発信の強化
平成27年1月11日はバイバイ作戦が始まってからちょうど10年目にあたり、地域のこれまで
の取組みを振り返り、そしてこれからの10年について目標を議論する機会となった。
この10年で黄金町エリアの治安は大幅に改善されたが、しかしまだ完全とは言えない。これ
からもいつ逆戻りしてしまうかもしれないという危機感を持って、安全・安心の課題に取組ん
でいくことが必要であることを改めて共有する機会となった。
平成26年度は「横浜トリエンナーレ」の開催に併せて「東アジア文化都市事業」と従来の「黄
金町バザール」を同時開催することによって、黄金町を拠点とするアーティストの他、アジア、
その他の国9カ国から全39組のアーティストが参加し、過去最大規模の展覧会となった。同時
にアジア各国のキュレーター、研究者等を招き、アートとコミュニティの問題について、また
今後の交流の継続について話合うシンポジウムを開催した。
「アーティスト・イン・レジデンスのまち」あるいはアーティストの活動拠点としての黄金
町の名前は海外でも認知されるようになり、また、施設利用の希望者の層が若手に留まらず、
キャリアのあるアーティトへと拡大する傾向が見られた。さらに平成26年度は2つの美術大学
が黄金町にサテライトを置き、それらの施設は主に各大学出身者の制作と発表の場として活用
された。
高架下施設の活用については、黄金町スタジオをすべて長期貸出しとし、また黄金町芸術学
校を日ノ出スタジオで常設化するなど施設の利用頻度を挙げる方向へと移行している。Site-A
ギャラリーは年明けの平成27年1月から企画展を毎月1本ずつ開催することによって日常的な
開場が可能となり、高架下スタジオSite-A、B、C、D、かいだん広場までの連続した、アート
を中心としたエリアという当初の計画に沿った界隈づくりに少し近づくことができてきた。
006
黄金町芸術学校はアーティストの職能を活かした実技講座の他、まちづくりを中心とした座
学「黄金町ゼミ」がスタートした。この事業は年度をまたぐ形で地域経済とアーティストの連
携という次の段階へと進もうとしている。
市民協働事業は横浜トリエンナーレの開催年ということで、多くのサポーターが応援イベン
トや会期中の開場運営、ワークショップに参加した。今年は特に例年以上に自主的な活動の機
会が増え、今後のトリエンナーレの事業の継続に取ってサポーターの果たす役割が大きい事を
改めて認識する機会となった。
広報については、特に「東アジア文化都市事業」、「黄金町バザール」の集客を目指してウ
ェブサイト、及び紙媒体による広範囲の情報発信を行なった。
最後に改めて平成26年度を振り返ったとき、治安の面においてやや後退しているような状況
が時々見受けられた。
現在、小規模店舗の借上げはほとんど休止しており、今後はむしろ借上げ物件数の減少が予
測される。
バイバイ作戦から10年目の節目にあたり、今後の活動の方向性についての新たな検討と一層
の強力な連携が求められる。
007
008
2.黄金町バザール 2014
009
2-1. 開 催 概 要
平成26年度は、「ヨコハマトリエンナーレ2014」と東アジア文化都市事業(3参照)の同時
開催を契機に、例年以上に参加アーティスト数を増やし、展覧会の規模を拡大した。特に、横
浜をアジアにおける文化の重要な発信拠点に位置づける試みとして、これまでに形成してきた
アジアのネットワークを活かし、「仮想のコミュニティ・アジア」をテーマに、アーティスト
の滞在制作をとおした新作を黄金町の街中に展開した。ゲストキュレーターには原万希子氏を
招き、展覧会そのものの質を高めることができたほか、キュレーションに関わる若手スタッフ
の育成にも繋げることができた。
また、会期中は黄金町で日常的に活動する黄金町のアーティストの展示の同時開催のほか、
特別企画として演劇プログラム「演劇パビリオン」、地域と共同で食に関わるイベントを実施
した。
表 2-1-1
開催概要
タイトル
仮想のコミュニティ・アジアー黄金町バザール 2014
期間
2014 年 8 月 1 日(金)-11 月 3 日(月・祝)【計 89 日間】
会場
京急線「日ノ出町駅」から「黄金町駅」間の高架下スタジオ、周辺のスタジオ、既存の店
舗、屋外、他
開場時間
11:00∼19:00
休場日
毎月第1・第3木曜日
入場料
会期中有効のフリーパス:当日 700 円(中学生以下無料)
ヨコハマトリエンナーレ 2014 連携セット券(2-2-A 参照)
主催
認定特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター、初黄・日ノ出町環境浄化推
進協議会
共催
横浜市
後援
神奈川県、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団
協賛
京急電鉄、アサヒビール株式会社、アサヒ飲料株式会社
協力
神奈川県警察本部、神奈川県伊勢佐木警察署、公益社団法人横浜中法人会、日ノ出町町内
会、初黄町内会、日ノ出町駅前 A 地区市街地再開発組合、Kogane­XLab.運営委員会、公
立 大 学 法 人 横 浜 市 立 大 学 、 Art Center Ongoing 、 竹 圍 工 作 室 、 Chiang Mai Art
Conversation 、 關 渡 美 術 館 、 KUNCI Cultural Studies Center 、 Mite ­ Ugro 、
98BCOLLABoratory、Outsiders Factory、ZeroStation、ヨコハマ創造都市センター
特別協力
初黄日商店会
助成
平成 26 年度文化庁文化芸術の海外発信拠点形成事業
010
2-2.「 ヨ コ ハ マ ト リ エ ン ナ ー レ 2014」 と の 連 携
「ヨコハマトリエンナーレ 2014」との同時開催を機に、BankART が主催する「アジアの夢」
を含む連携セット券の販売、各展示会場間を結ぶ無料シャトルバスの運行などによる連携をし
た。
A. 連 携 セ ッ ト 券 の 販 売
・販売価格:一般 2,400 円、大学・専門 1,800 円、高校生 1,400 円
・販売場所:黄金町アートブックバザール、バザール・バザール、かいだん広場、高架下スペ
ース
図 2-1-1
連携セット券(当日)
B. 巡 回 バ ス
・乗降場所:黄金町エリアマネジメントセンター前(かいだん広場に集合)
2-3. 前 年 度 と の 比 較
A. 会 期
「ヨコハマトリエンナーレ 2014」と会期を合わせて開催したため、会期は前年度より 27 日
間多い。
平成 25 年度:2013 年 9 月 14 日(土)∼11 月 24 日(日)【計 62 日間】
平成 26 年度:2014 年 8 月 1 日(金)-11 月 3 日(月・祝)【計 89 日間】
011
B. 来 場 者 数
来場者数は 43,447 人で、前年度の約 3 倍に増加している。その理由は、
「ヨコハマトリエン
ナーレ 2014」との連携による、連携チケットの販売、巡回バスの運行が挙げられる。
平成 25 年度:14,409 人
平成 26 年度:43,447 人【前年度比 29,038 人増】
C. 参 加 ア ー テ ィ ス ト 数
参加アーティストは計合 29 組(国内 4 組、海外 9 組、黄金町のアーティスト 16 組)で、以
下の2つの方法で選出した。また、特別プログラムとして「演劇センターF」を招聘した。
a)選定1:国内外の協力団体による推薦
当団体がネットワークをもつ国内外の 9 団体から、それぞれ複数のアーティストを推薦して
もらい、その中からアーティストを選考した。
b)選定2:公募(国内外)
国内外に向けた公募を通して国内 3 組、海外 1 組が選ばれた。応募件数は、国内が 79 件、
海外が 84 件の合計 163 件である。前年度の応募券数 140 件(国内 99 件、海外 45 件)と比
較をすると、特に海外が約 1.8 倍に増えていることから、海外への認知度が高くなっていると
考えられる。アーティストの選出にあたっては、書類審査および必要に応じて面接を行った。
審査員には、ゲストキュレーターの原万希子氏のほか、小川希氏(Art Center Ongoing 代表)、
平野真弓氏(インディペンデントキュレーター)が務めた。
表 2-3-1
国
前年度と比較した参加アーティスト数
内
海
外
平成 25 年度
7 組(推薦 2 組、公募 3 組、ゲスト 2 組) 9 組(推薦 5 組、公募 2 組、ゲスト 2 組)
平成 26 年度
20 組(推薦 1 組、公募 3 組、黄金町のア
ーティスト 16 組)、特別プログラム1組
012
9 組(推薦 7 組、公募 2 組)
2-4. 参 加 ア ー テ ィ ス ト
A. 推 薦 ・ 公 募 ア ー テ ィ ス ト
a) ア ピ ラ ッ ク ・ ジ ア ン ピ ッ ド ナ ン / Apirak Jianpinidnun( タ イ ・ チ ェ ン マ イ )
共同制作:コンクリット・ジアンピッドナン/In collaborate with Konkrit Jianpininidnan
タイの伝説的なミュージシャンの人生と横浜のジャズの歴史と風景を巡る映像を織り交ぜな
がら、時空間が変容しながら都市が交差するロードムービーを制作。音楽は弟のアピラック、
写真映像は兄のコンクリットが担当した。
《Port Cities Blues》, 2014
インスタレーション|7 分 2 秒
b) 葉 振 宇
Yeh, Chen Yu( 台 湾 ・ 台 北 )
料理し食を共にする過程を通して、日常生活に関わる社会問題について考え、取り組む機会
を作り出している。 異なるコミュニティをつなぎ、コミュニケーションを誘発し、またオルタ
ナティブな社会運動として「Cooking Art Frontline」のイェン・ユチン、リン・シンチ、イ・
ユタンと協同で食のプロジェクトを展開した。
《Innocent Restaurant》, 2014
プリンター、紙、プレースマット
013
c) ウ ォ ル タ ー ・ ス コ ッ ト / W alter Scott( カ ナ ダ ・ モ ン ト リ オ ー ル )
現代アートのスターの座を夢見ながら、都会で暮らす一人の若い女性を主人公に物語が展開
するコミックブック・シリーズ「ウエンディ」の初の日本語版新作。キャラクターの彫刻作品
と併せて展示した。
《Wendy: Yokohama Misadventure》, 2014
d) シ ン デ ィ ー ・ 望 月 / Cindy Mochizuki( カ ナ ダ ・ バ ン ク ー バ ー )
横浜とカナダのバンクーバー、 太平洋を超えた二都市
に隔たって戦後を生きた姉妹,実母と叔母の再会を期し
て語られる物語と、黄金町の 人々のモンスターの話を題
材に、様々な時空を超えた物語を二夜のパフォーマンス
とインスタレーションで構成した。
《port of dream》, 2014
ビデオとオーディオのインスタレーション、デジタルプリント、
楽譜、切り絵、
ミニチュアのピアノ、鏡、ライト
014
e) 木 村 了 子 / Ryoko Kimura( 日 本 ・ 東 京 )
伝統的な日本画の技法にて、東洋の現代美男子(イケメン)を描く。女性目線で表現される
ファンタジックな4人の架空なイケメンアーティストとの恋愛をテーマに黄金町を舞台に繰り
広げられる、ロール・プレイング・ゲームを展開した。
《BE MY MODEL
-アーティストインレジデンス with LOVE♥︎》, 2014
日本画、ストーリー「プロローグ」
g) 地 主 麻 衣 子 / Maiko Jinushi( 日 本 ・ 東 京 )
不穏な現代を生きるリアリティーとコミュニケーションの複雑さを多角的な視点から取り上げ
た、今年5月に行った公開ビデオ撮影イベント、[ 馬 が 近 づ い て く る 音 ] の 記 録 映 像 を 、
再構成した。
《馬が近づいてくる音》,2014
ビデオ、ドラムセット、布、木材、紙
1 時間 22 分 33 秒
015
h) ズ ー ス ・ バ ス コ ン / Zeus Bascon( フ ィ リ ピ ン ・ ラ グ ナ )
人の存在を条件づけている全ての要素と自己の概念
との関係に焦点をあて、人々から伝えられた 体験談の
断片をつなぎ合わせ、インスタレーション、絵画、木
材を主な素材とするアッサンブラージュ作品を展示し
た。
《The Cave》, 2014
ミクストメディア
i) ト ゥ ン ク ・ コ ン ・ ト ン / Truong Cong Tung( ベ ト ナ ム ・ ホ ー チ ミ ン )
スピリチュアル・カルチャー、オーラル・ヒストリー、伝説、魔術や悪霊のような、奇妙で
神秘的なニュアンスに関心を持ち、社会の変容、人種、歴史や政治に関する問題を映し出すキ
ャンバス作品、ドローイング本、ビデオを展示した。
《three-staged reality》, 2014
ミクストメディア
016
j) 原 田 賢 幸 / Masayuki Harada( 日 本 ・ 東 京 )
身近な家電製品や日用品と音(声)を融合させたインスタレーションで、感情の喚起と共に、日
常の変容を試みた。
《机の染みは昨日のものか。それとも。》, 2014
電化製品、日用品、家具、モーター、スピーカー、音声など
k) ポ ー ル ・ モ ン ド ッ ク / Paul M ondok( フ ィ リ ピ ン ・ マ ニ ラ )
廃車や積み上げられた金のレンガ、剥製の鳥や植物など異質な素材を巧みに組み合わせて、
高架下の空間に不思議な世界を創出した。
《スメバミヤコ》, 2014
ミクストメディア
017
l) ヤ ヤ ・ ス ン / Yaya Sung( イ ン ド ネ シ ア ・ ジ ャ カ ル タ )
毎木曜に黒い傘を持って首相官邸前に集まり、沈黙で人権保護を訴える Kamisan と呼ばれる
ジャカルタの運動を取り上げ、架空の記念館をつくり、 心理的な痛みや人間としての自由に対
する認識など生命に関する様々な意識を喚起する作品を展示した。
《And to Never, Never Forget》, 2014
m) 吉 濱 翔 / Syo Yoshihama( 日 本 ・ 京 都 )
林の中や海岸など、沖縄の美しい自然の中で、日用品を用いた集団即興演奏を行うプロジェ
クト「びおんオーケストラ」や大きな音を出すパフォーマンスのビデオ作品を展示した。
《ちいさな証拠》, 2014
パフォーマンス映像と音|1 から 60 分程度
018
n) 侯 淑 姿 / Lulu Shur-tzy Hou( 台 湾 ・ 高 雄 )
高雄市に存在する、かつて日本人の入植したてらえた時に建設された日本家屋が立ち並ぶ4
つの村の保存運動をとおして、そこに生活する中国本土からの移民の個人史を記録した記録写
真作品を展示した。
《ここは私たちの出会う場所》, 2014
デジタルイメージ
019
B. 黄 金 町 の ア ー テ ィ ス ト
a) 阿 川 大 樹 / Taiju Agawa
2009年より黄金町を拠点に執筆活動。今回は、本年6月刊行する、黄金町を描いた小説「横浜
黄金町パフィー通り」(徳間書店)との連携企画で、写真展、トークセッションなどを開催した。
《写真展「黄金町-光、光、ときどき影」》, 2014
インクジェットプリント
b) 秋 山 直 子 / Naoko Akiyama
土日の夜を中心に、閉場後の時間を彩る『黄金町☆ナイトシアター』を企画。黄金町にまつ
わる映画やお芝居、ライブ演奏など様々なジャンルの演目を企画した。
『黄金町☆ナイトシアター』
020
c)岡 田 裕 子&オ ル タ ナ テ ィ ブ 人 形 劇 団「 劇 団 ★ 死 期 」/ OKADA Hiroko & Alternative
Puppet Theater GEKIDAN ★ SHIKI
「劇団★死期」は夫で美術家の会田誠を顧問とし、一般人からアーティストまで様々なメン
バーと流動的に関わり、多様なアートプロジェクトとして常に実験的なパフォーマンスを行っ
ている。今回は、岡田裕子の新作の発表と、オルタナティブ人形劇団「劇団★死期」の実験的
新作パフォーマンスを実施した。
《NEW NETWORKS by 岡田裕子&劇団★死期》, 2014
d) 劇 団 ! 王 子 の 実 験 室 / O-zi Laboratorium
奇妙な刑事たちが、奇妙な殺人事件の解決を通じて、アニマ、玄牝、グレートマザーといっ
た母性・女性の原概念に迫ってゆく過程を描いた。
演劇公演「ローション刑事」
021
e) 黄 金 町 ア ー カ イ ブ プ ロ ジ ェ ク ト / Koganecho Arcive Project
日常的に黄金町で活動するアーティストたちが、黄金町の取り組みやまちの魅力にアート作
品を介して触れてもらう仕掛けを作るための場づくり・作品づくりを、 黄金町に16年も住むモ
モというネコの目を借りて紹介した。
- メンバー 竹本真紀/吉本直聞/西村真人/阿川大樹/市原幹也/倉谷拓朴
《コガネチョウノキロクトキオク》, 2014
f) 黄 金 町 夏 の 陣 実 行 委 員 会 / Koganecho natunojin jikkouiinkai
黄金町、取手を拠点とする若手アーティストが、それぞれの拠点に行きその土地のアーティ
ストと二人展を行う。展示は3期に分けて投票により、個々の勝敗を決めた。
- メンバー 吉本伊織/杉山孝貴/山田裕介/葛谷允宏/阿部乳房/市川ヂュン
《黄金町 取手夏の陣》,2014
022
g) ギ ャ ラ リ ー サ イ ト ウ フ ァ イ ン ア ー ツ / Hitoshi Saitou
会期を3期に分け3組のアーティストの作品を展示する。
1期は松蔭浩之がSNSにアップし続けている日々の食事写真の展示。2期は倉敷ゆかりの作家、
川埜龍三の造形作品を主体とした展示。3期は倉敷芸術科学大学、卒業生・在校生による平面
作品とオブジェを展示した。
川埜龍三《『常夜海』トコヨノウミ》
h) 嶋 山 文 香 ( RED Profile) / Fumika Shimayama (RED Profile)
2012 年にレディースブランド「RED Profile」を立ちあげた。黄金町のアートショップ
「Bazaar Bazaar」の中に期間限定の展示やポップアップショップをディレクションした。
MY SMALL ARTICLE CASE by bazaar bazaar, 2014
木材、その他、飾り棚、オブジェ、ファッション雑貨
023
i) チ ー ム 「 黄 金 茶 室 」 / team Kogane-chashitsu
黄金町の住民やそこに関わる人々で、チーム「黄金茶室」は構成される。今回のプロジェクト
では、茶器の展示とお茶会を開催した。
- メンバー 仲原正治/小串幸枝/安田博道/早川慶太/干場弓子
《黄金茶室》, 2014
アルミプレート、アルミアングル、たたみ、パレット
j) ヒ ノ デ イ リ ー / hinodaily
普段から制作をしているこの地域で、地に足をつけ、いい形で表現出来る事が大切だと考える
4人が、アートブックバザール店内にてオリジナル商品を販売した。
「ヒノデイリ-」:日の出、日の入り、日ノ出町、日常
《ヒノデイリ- 》, 2014
ミクストメディア
024
k) ぶ ち 木 工 / BUCHI MOKKOU
小物づくりや『木のことなら何でも』をコンセプトに、約3畳の作業場で作れるものなら、
木で何でも作り出す、自称・木工屋。異なるコミュニティによる 1 日限定のバザールを開催し
た。
l) 太 湯 雅 晴 / Masaharu Futoyu
公共の場に於ける創造的行為の在り方をテーマに活動。社会制度に介入し、そのシンタック
スを組替えることで日常の中にバグのように違和感を生じさせる。今回は、日本の飲食チェー
ン店を自身のスタジオ内に設置するための交渉の様子をドキュメントで展示した。
《まちづくりのためのプロジェクト/黄金町 》, 2014
ミクストメディア
025
m) mujikobo( 日 本 ・ 神 奈 川 )
mujikobo は写真を主な表現メディアとしている複数のメンバーで構成。代表は写真作家の倉
谷拓朴。会期中は複数のアーティストが展示替えを行った。
n) モ モ コ ・ ヨ ハ ン ソ ン / momoko Johansson
ビーチをテーマにしたコラージュペインティング2点と、昨年の「おばけ」に引き続き、ゲ
スト滞在アーティストのインタビューをフューチャーしたインディペンデント・マガジンの第
2弾を発行した。
《 Beach》, 2014
アクリル、布、紙粘土、雑誌切り抜き
026
o) 山 田 よ し え / Yoshie Yamada
染色アーティストが自主企画する 海外からのアーティストと「黄金町バザール2014」の来
場者が、直接会えるツアーを開催した。
「”Meet and Speak”Tour at Koganecho Bazaar 2014」
p) 名 古 屋 造 形 大 学
期間を4つに分け展示を行なった。
8/1〜8/24: 楊珪宋、設楽陸が、 陶芸工房「天竺大工房」、漫画「天竺大工房物語」の展示。8/26
〜9/23:木村充伯がそこでの状況を毎日描いていき、日ごとにその本を制作。9/25〜10/19: 平
野真美が、黄金町に大きな胃を出現させる。10/21〜11/3TRANSIT2014」日本とドイツの生徒
が混合でチームを作り建物の中や、日常風景に干渉し、インタラクティブなアクションを町の
人たち,横浜を訪れた人たちと共に作り上げていった。
木村充伯, 《Something I saw.》, 2014
027
C. 特 別 企 画 《 演 劇 パ ビ リ オ ン 》
Kogane-X Lab.を拠点に、
「であう、まざる、めぐる」をテーマに、演劇の広場を出現させた。
会期中のプログラムは、「クリエイション」と「コミュニティ」の2つに分け、トークやワーク
ショップなどのイベントを定期的に開催した。
アートでコミュニティと向き合うトーク
糸電話プロジェクト
「わたしたちになれなかった、わたしたちへ」
2-5. イ ベ ン ト
レジデンス期間中を含め、会期中は参加アーティストによるワークショップやパフォーマン
スのほか、バザールサポーターによる展示会場を巡るまちあるきツアーなど合計 132 企画のイ
ベントを実施した。
表 2-5-1
月日
イベント内容
イベント内容タイトル
参加人数
6 月 24 日
シンディー・望月「占いの館」
̶
6 月 26 日
シンディー・望月「占いの館」
̶
6 月 28 日
シンディー・望月「占いの館」
̶
6 月 29 日
バザールサポーター意見交換会
̶
7月1日
シンディー・望月「占いの館」
̶
7月3日
シンディー・望月「占いの館」
̶
7月5日
バザールサポーターキックオフミーティング&交流会開催!
̶
シンディー・望月「占いの館」
̶
7月8日
シンディー・望月「占いの館」
̶
7 月 10 日
シンディー・望月「占いの館」
̶
7 月 18 日
黄金町バザール 2014 事前プレスツアー
̶
028
葉振宇(イェ・チェンユ)《Innocent Restaurant Workshop》
̶
8月1日
オープニング
216
8月2日
葉振宇(イェ・チェンユ)《Innocent Restaurant Workshop》
12
8月3日
シンポジウム 1 日目特別講演会「アジアの断片」
56
8月4日
シンポジウム 2 日目プレゼンテーション「アジアの現代アートを探るキー
ワード」
8月5日
65
シンポジウム 3 日目ラウンドテーブル・ディスカッション「振動するアジ
ア」
73
演劇センターF《架空の映画『エスパー劇評家 vs・・・』のシナリオを考え
る飲み会》
7
8月6日
シンポジウム 4 日目ワークショップ「仮想のコミュニティ・アジア」
44
8月8日
演劇センターF《夜の演劇センターF》
7
シンディー・望月《loch/穴》
46
シンディー・望月《loch/穴》
47
8月9日
山田よしえ《『海外アーティストと英語で話そう☆夜の黄金町バザール
2014 アートツアー』》
7
侯嘉文(ホウ・ジアウェン)+王显杰(ワン・シェンジェ)《Casual Locations》 32
8 月 10 日
演劇センターF《まち歩き 縁 劇 はつこひ商店会物語 vol.1》
11
のきさきアートフェア
93
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
8 月 12 日
朝のおもてなし∼》
1
まちあるきツアー
̶
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
朝のおもてなし∼》
1
8 月 13 日
演劇センターF《糸電話 Octet(8重奏)【観客参加型の製作実験】》
8
8 月 14 日
演劇センターF《糸電話 Octet(8重奏)【観客参加型の製作実験】》
12
8 月 15 日
演劇センターF《糸電話 Octet(8重奏)【観客参加型の製作実験】》
13
演劇センターF《『グランドペアレンツ』リーディング公演》
33
演劇センターF《市原幹也 野村政之『LOGBOOK/ver.F』トライアル》
5
黄金町夏の陣実行委員会《黄金町→拝借景ツアー》
0
黄金町夏の陣実行委員会《黄金町→拝借景ツアー》
1
まちあるきツアー
̶
8 月 16 日
8 月 17 日
029
演劇センターF《#大岡川桜4「関所(かんどころ)芸術祭企画プレゼン!」》 5
演劇センターF《糸電話 Octet(8重奏)【ワークショップ①】》
8 月 18 日
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
朝のおもてなし∼》
8 月 22 日
12
3
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
朝のおもてなし∼》
侯嘉文(ホウ・ジアウェン)+王
0
杰(ワン・シェンジェ)《Casual Locations》 21
演劇センターF《演劇センターF 海外活動報告会 vol.2「藤原ちから:ドイ
ツ・マンハイム」》
8 月 23 日
18
スーパー・オープン・スタジオ・ネットワーク《スーパー・オープン・スタ
ジオ・ツアー(S.O.S ツアー)》
4
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
朝のおもてなし∼》
0
山田よしえ《海外アーティストと英語で話そう☆夜の黄金町バザール 2014
アートツアー》
20
演劇センターF《エスニックナイト vol.2 ∼エスニック料理をつくって、た
べる∼》
8 月 24 日
8 月 28 日
8 月 29 日
19
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
朝のおもてなし∼》
5
まちあるきツアー
̶
演劇センターF《アートでコミュニティと向き合う》
11
演劇センターF《横浜市立大学学生が、演劇センターF でさんまを焼いてみ
る》
5
演劇センターF《 海外活動報告会 vol.3「範宙遊泳:マレーシア」》
15
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
朝のおもてなし∼》
8 月 30 日
2
阿川大樹《ちょんの間から大岡川を見つづけて
2007-2014》
作家「阿川大樹」とめぐるまちあるきツアー
33
̶
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
朝のおもてなし∼》
4
演劇センターF《鳥公園#10「空白の色はなにいろか?」への工程 リーデ
ィング&トーク③》
11
030
演劇センターF《まち歩き 縁 劇 はつこひ商店会物語 vol.2》
20
原田賢幸《雲の切れ間に、一筋の雷歴。》
23
まちあるきツアー
̶
演劇センターF《おでかけ!おはなし屋さん》
70
演劇センターF《LOGBOOK 遊んで作るのワークショップ》
6
9月1日
演劇センターF《締切に追われた演劇批評家の展示 PART2》
14
9月2日
演劇センターF《京都の劇団・地点の制作者が語る、町と演劇の新しい関係》 19
9月3日
黄金町夏の陣実行委員会《黄金町 vs 拝借景
8 月 31 日
夏の陣
黄金町第1回戦開票
会 》
9月6日
̶
演劇センターF《井戸端げんき カプカプ
福祉/地域/場所の可能性》
15
秋山直子《黄金町ナイト☆シアター「第一夜:動きだす夜」》
̶
演劇センターF《8 時だ F!全員集合》
15
岡田裕子《「EXERCISES」トーク&パーティ》
̶
バザールサポーターとまちあるき《まちあるきツアー》
̶
9 月 13 日
演劇センターF《締切に追われた演劇批評家の展示 PART3》
̶
9 月 14 日
演劇センターF《おでかけ!おはなし屋さん》
70
バザールサポーターとまちあるき《まちあるきツアー》
̶
黄金茶室 茶人 近藤俊太郎《アバンギャルド黄金茶会》
̶
毎月第2日曜日のアートの展示・販売《のきさきアートフェア》
372
9 月 20 日
演劇センターF《まち歩き 縁 劇 はつこひ商店会物語 vol.3》
15
9 月 21 日
バザールサポーターとまちあるき《まちあるきツアー》
̶
9 月 25 日
演劇センターF《海外活動報告会 vol.4 番外編 「ルーマニア・シビウ」報告
9月7日
パーティ!》
9 月 26 日
12
演劇センターF《糸電話プロジェクト『わたしたちになれなかった、わたし
へ』試演会》
9 月 27 日
13
演劇センターF《糸電話プロジェクト『わたしたちになれなかった、わたし
へ』試演会》
15
秋山直子 《黄金町ナイト☆シアター「第二夜:ストレンジャーの夜」》
̶
バザールサポーター企画まちあるきツアー特別編《アートおどろく黄金町》》 ̶
9 月 28 日
バザールサポーターとまちあるき《まちあるきツアー》
̶
黄金町夏の陣実行委員会《黄金町夏の陣∼長月の変∼「アート武将対談」》
̶
ぶち木工 《バザール・イン・ザ・バザール》
̶
031
10 月 4 日
演劇センターF《ソーシャルストリップ》
13
mujikobo《出品作家がこれまでの自作を語るイベント&交流会》
̶
10 月 5 日
演劇センターF《ソーシャルストリップ》
16
10 月 7 日
演劇センターF《岸井大輔新作『戯曲祭礼桜木氷取』発刊記念!読んで稽古
をしてみる、あるいはそれらを見る》
9
秋山直子 《黄金町ナイト☆シアター「第三夜:アノニマスな夜」》
̶
劇団!王子の実験室《ローション刑事》
̶
演劇センターF《演劇作品「日常の上演」》
̶
劇団!王子の実験室《ローション刑事》
̶
バザールサポーターとまちあるき《まちあるきツアー》
̶
岡田裕子&オルタナティブ人形劇団「劇団★死期」《劇団★死期 秋祭り》
̶
毎月第2日曜日のアートの展示・販売《のきさきアートフェア》
303
横浜市立大学鈴木ゼミ提供!毎秋恒例のさんま祭り 《さんま祭り》
̶
10 月 13 日
岡田裕子&オルタナティブ人形劇団「劇団★死期」《劇団★死期 秋祭り》
̶
10 月 14 日
ヨコハマトリエンナーレ 2014 黄金町バザール 2014 連携企画 「松澤宥
10 月 11 日
10 月 12 日
を観じよう―観念美術の始祖を解剖する試み」
̶
10 月 15 日
演劇センターF《演劇作品「日常の上演」》
̶
10 月 17 日
演劇センターF《新作ボードゲームのルールを戯曲としてやりながら考え
る》
10 月 18 日
7
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
朝のおもてなし∼》
̶
演劇センターF《新作ボードゲームのルールを戯曲としてやりながら考え
る》
7
演劇センターF《岸井大輔新作『戯曲祭礼桜木氷取』発刊記念!第二弾 読
10 月 19 日
んで稽古をしてみる、あるいはそれらを見る。》
6
こどもワークショップ《たんけん!黄金町バザール!》
̶
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
朝のおもてなし∼》
̶
演劇センターF《おでかけ!おはなし屋さん》
80
バザールサポーターとまちあるき《まちあるきツアー》
̶
10 月 22 日
演劇センターF《バッカーズ来襲! 障害と福祉とアートの未来を語る集い》 16
10 月 23 日
演劇センターF《机上演劇祭は机上の空論か@横浜 2》
032
14
10 月 25 日
演劇センターF《演劇作品「日常の上演」》
̶
演劇センターF《演劇作品「日常の上演」》
̶
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
朝のおもてなし∼》
̶
名古屋造形大学主催「TRANSIT 2014 ストリート・ゲリラ・アート」
̶
秋山直子 《黄金町ナイト☆シアター「最終夜:黄金町の夜」》
̶
まちあるきサポーター特別企画 《「黄金町ナイト☆シアター」番外編 「黄
金町の昼 ∼写真の街を探して∼」》
10 月 26 日
̶
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
朝のおもてなし∼》
̶
名古屋造形大学《TRANSIT 2014 ストリート・ゲリラ・アート》
̶
名古屋造形大学《リズ・バフバーによるレクチャー「リサイクル・アート」》 ̶
ぶち木工 《バザール・イン・ザ・バザール》
̶
10 月 27 日
演劇センターF《演劇作品「日常の上演」》
̶
10 月 30 日
演劇センターF《「長者町小唄」演奏会》
̶
10 月 31 日
最終週駆け込み企画《熟女対談》
̶
11 月 1 日
アーティストフリマ《のきさき大感謝祭》
̶
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
11 月 2 日
朝のおもてなし∼》
̶
演劇センターF《ハロウィンパーティー》
5
演劇センターF《演劇作品「日常の上演」》
̶
演劇センターF《ハロウィンパーティー》
15
演劇センターF《演劇作品「日常の上演」》
̶
アーティストフリマ《のきさき大感謝祭》
̶
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
11 月 3 日
朝のおもてなし∼》
̶
バザールサポーターとまちあるき《まちあるきツアー》
̶
アーティストフリマ《のきさき大感謝祭》
̶
加藤さとみ(Arts Audience Tables ロプロプ)《Newsstand Project ∼
朝のおもてなし∼》
̶
演劇センターF《ハロウィンパーティー》
15
演劇センターF《演劇作品「日常の上演」》
̶
033
2-6. 会 場 サ イ ン
会場への誘導サインを街中に展開することで、サインとしての機能だけでなく街全体でイベ
ントを盛り上げる効果へとつなげた。
A. 街 中
B. 展 示 会 場
034
2-7. 制 作 物
A. チ ラ シ
B. ウ ェ ブ サ イ ト
035
2-8. ア ン ケ ー ト 調 査
会期中は来場者を対象に、アンケート調査を実施した。
配布期間
2014 年 8 月 19 日(土)∼11 月 3 日(月・祝)
配布場所
かいだん広場
回収枚数
253 枚
対象
黄金町バザール 2014 の来場者
7.70歳代
2%
3.無回
答
8%
6.60歳代
3%
1.男性
29%
8.無回答
3%
1.19歳代
6%
5.50歳代
10%
2.20歳代
35%
4.40歳代
21%
2.女性
63%
3.30歳代
20%
図 2-8-1
図 2-8-2
性別
4.無回答
2%
1.横浜市
内
20%
3.神奈川
県外
63%
図 2-8-3
2.神奈川
県内
15%
どこから来ましたか
036
年代
5.無回答
2%
4.その他
5%
3.無回答
7%
1.徒歩
5%
1.黄金町
パス
ポート
9%
3.電車
35%
2.連携
セット
券
84%
2.巡回バ
ス
53%
図 2-8-4
図 2-8-5 パスポートと連携セット券のどちらを購
どうやって来ましたか
入しましたか
1.前売り
購入
0%
5.無回答
37%
2.当日購
入
43%
3.無回答
46%
4.無料配
布
17%
1.会場内
インフォ
メーショ
ン
50%
2.黄金町
地域の商
店
4%
3.招待券
3%
図 2-8-6 チケットはいつ購入しましたか
図 2-8-7 チケットをどこで購入しましたか
037
1.とても
安い
0%
6.無回答
5.見にく
1.とても安
7%
い
い
5%
0%
2.安い
4%
3.適正
25%
4.少し見
にくい
6.無回答
18%
46%
6.無回答
46%
4.少し高
い
25%
3.普通
22%
1.とても
見やすい
2.安い
9% 4%
3.適正
25%
2.見やす
い
39%
4.少し高い
25%
5.高い
0%
図 2-8-8 チケットの価格は適正でしたか
3.無回答
13%
図 2-8-9 パスポートは見やすかったですか
1.利用
した
10%
2.利用し
ていない
77%
図 2-8-10 初黄日商店会の特典を利用しましたか
038
55
17.無回答
16.その他
15.友人の紹介・口コミ
14.参加作家の告知
13.メールニュース
12.ラジオ
11.ウェブサイトでの紹介
10.フリーペーパー
9.雑誌
8.テレビ
7.新聞
6.チラシ・ポスター
5.twitter
4.facebook
3.まちづくりニュース
2NPO.メールニュース
1.NPO又は特設ウェブサイト
29
54
7
2
2
27
13
8
14
12
61
10
11
2
2
36
0
10
20
30
40
50
60
70
図 2-8-11 「黄金町バザール 2014」をどのようにして知りましたか
3.無回
答
23%
1.ある
23%
6.無回答
25%
1.すごく
思う
19%
5.思わ
ない
1%
3.どちら
とも言え
ない
12%
4.あまり
思わない
2%
2.ない
54%
2.思う
41%
図 2-8-12 これまでに黄金町バザールに
図 2-8-13 黄金町バザールはまちのイメージの向上に
来たことはありましたか
貢献していると思いますか
039
5.期待し
ない
0%
6.無回答
25%
4.あまり
期待しな
い
1%
3.わから
ない
10%
1.すごく
期待する
17%
2.期待す
る
47%
図 2-8-14 今後の黄金町バザールに期待しますか
【考察】
・ 来場の性別は、
「女性」が 63%、
「男性」29%と女性の方が多い。また、年齢は「20 歳代」
の 35%が最も多く、これらの割合は平成 24 年度から変化がないことから、現代アートの
展覧会は 20 歳代の女性に指示されている傾向である考えられる。(図 2-8-1、図 2-8-2)
・ 『どこから来ましたか』という問いについては、「神奈川県外」が 63%と最も多い。一方、
「横浜市内」からは 20%の割合しかなく、平成 24 年度の 52%と比較をすると少なくなっ
ている。また、アンケート回答者の 53%が「ヨコハマトリエンナーレ 2014」の会場とを
結ぶ「巡回バス」で来場している。(図 2-8-3、図 2-8-4)
・ チケットについて、アンケート回答者の 84%がヨコハマトリエンナーレ 2014 との連携セ
ット券を購入している。また、前売で購入している人はいない。チケットの価格については、
適正(25%)と少し高い(25%)の回答に分かれた。(図 2-8-8)
・ パスポートの見やすさについては「とても見やすい」、「見やすい」と回答した人が 48%、
「普通」と回答した人が 22%であった。パスポートに掲載している、初黄日商店会の特典
を利用した人は 10%と少ない。平成 25 年度も利用した人は 12%であったことから、周知
方法について検討する必要がある。(図 2-8-9、図 2-8-10)
・ 『黄金町バザール 2014 をどのように知りましたか』という問いについては、平成 25 年度
に引き続き、「チラシやポスター」や「友人・知人の紹介、口コミ」から情報を得た人が割
合の多くを閉めている。(図 2-8-11)
040
・ 『これまでに黄金町バザールに来たことがありますか』という問いは、半数以上の 54%が
「ない」と回答している。この結果は平成 24、25 年度と同様であることから、今後はリピ
ーターを獲得するための戦略を検討しなければならない。(図 2-8-12)
・ 『黄金町バザールはまちのイメージが向上に貢献していると思いますか』という問いでは、
「すごく思う」、「思う」と回答した人が 60%であった。(図 2-8-13)。
・ 今後の黄金町バザールに期待しますか』という問いについて、「すごく期待する」、「期待す
る」と回答している人が 64%であった。(図 2-8-14)
041
∼アンケートのお願い∼
NPO 法人黄金町エリアマネジメントセンター
Q1 あなたの性別 • 年代を教えてください。それぞれ 1 つチェックを付けて下さい。
□男性 □女性
□ 19 歳以下 □ 20 歳代 □ 30 歳代 □ 40 歳代 □ 50 歳代 □ 60 歳代 □ 70 歳代 □ 80 歳以上
Q2 どこから来ましたか
横浜市内【 区】・神奈川県内【 市】・神奈川県外【 】
Q3 どうやって来ましたか
□徒歩
□トリエンナーレ会場巡回バス
□電車(降車した駅:
)
□その他(
)
Q4 黄金町バザール 2014 パスポート、トリエンナーレ 2014 連携セット券についてお答えください。
それぞれ 1 つチェックを付けて下さい。
□黄金町バザールパスポート □連携セット券
(1) パスポート、連携セット券どちらを購入しましたか
※「黄金町バザール」パスポートを購入した方のみ、A、B、C にそれぞれ 1 つチェックを付けて下さい。
【A】どの様に手に入れましたか
□前売り購入 □当日購入
□招待券
【B】どちらで購入・受取ましたか
□黄金町バザール会場内インフォメーション
□無料配布対象
(中学生以下、障害を持っている方)
□黄金町地域の商店
商店名などお答え下さい。(
) 【C】パスポートの価格は適正ですか
(理由:
□とても安い □安い □適正 □少し高い □高い
)
(2)「黄金町バザール」パスポートは見やすかったですか
□とても見やすい
□見やすい
□普通
□少し見にくい
(理由:
□見にくい
)
(3)「黄金町バザ−ル」パスポートの初黄日商店会の特典を利用しましたか □利用した □利用していない
(理由:
)
裏面につづきます
042
Q5
「黄金町バザール 2014」をどのように知りましたか。複数回答可能です。
【弊社発信の情報】
□ NPO または特設のウェブサイト □メールニュース □まちづくりニュース(月刊誌)
□ Facebook □ twitter □ちらし・ポスターをみて(場所は? )
【他の媒体からの情報】
□新聞 □テレビ □雑誌 □フリーペーパー □ウェブサイトでの紹介
□ラジオ □メールニュース □参加作家の告知 □友人・知人の紹介、口コミ
具体的にお答え下さい:ちらしを見た場所、ウェブサイト名など(
)
□その他(具体的に: )
Q6 駅前、会場内の案内板などサイン看板は分かりやすかったですか。1 つにチェックを付けて下さい。
□とてもわかりやすい □わかりやすい □どちらとも言えない □少しわかにくい □わかりにくい
(理由:
)
Q7 今回の「黄金町バザール 2014」についてお答え下さい。1 つチェックを付けて下さい。
(1) 展示内容について
□とても良かった
□良かった
□どちらとも言えない
□あまり良くない □良くない
特に印象に残ったものがあれば、その理由を教えてください。
【作品:
(その理由:
)】
【イベント:
(その理由:
)】
(2) 今までに黄金町バザールに来たことがありますか
□ある □ない (理由:
)
(3) 黄金町バザールに来たことがある方へ、他の年と比べてどう思いますか
□とても良くなった □良くなった □どちらとも言えない □あまり変わらない (理由:
□悪くなった
)
(4) 黄金町バザールはまちのイメージの向上に貢献していると思いますか
□すごく思う
□思う
□どちらとも言えない
□あまり思わない
(理由:
□思わない
)
(5) 今後の黄金町バザールに期待しますか
□すごく期待する □期待する □わからない □あまり期待しない (理由:
□期待しない
)
イベントに関する情報をメールにて配信しています!
配信希望の方はメールアドレスをご記入下さい【
@
】
ご協力ありがとうございました。
043
044
3.東アジア文化都市 2014 横浜
045
3-1. 開 催 概 要
「黄金町バザール」の開催時期に合わせて、日・中・韓をはじめとする国内外のアーティス
ト9組(国内4組、海外5組)を招聘し、滞在制作による新作の作品を黄金町の街中に展開した。
また、会期中は国内外のキュレーターや研究者が集まる国際シンポジウムの開催のほか、参加
アーティストが地域や来場者が交流するイベントを実施した。
期間
2014年8月1日(金)∼11月3日(月・祝)【合計89日間】
休場日:毎月第1・3木曜日
開場時間
11:00∼19:00
会場
京急線「日ノ出町駅」から「黄金町駅」の間の高架下スタジオ、周辺のスタジオなどのNPO
管理施設、その他日ノ出町周辺エリア、屋外
参加者数
・アーティスト:9組(国内4組、海外5組)
※その他「黄金町バザール」の参加アーティスト29組が同時に街中に作品を展示した
・キュレーター等:14名(国内5名、海外9名)※国際シンポジウムへの出席
主催
認定NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター、2014年東アジア文化都市実行委員会
3-2. 参 加 ア ー テ ィ ス ト
参加アーティストは、黄金町バザールと同様に(2-3-C 参照)推薦と公募で選考したほか、
特別ゲストを招聘した。
a) 侯 嘉 文 (ホ ウ ・ ジ ア ウ ェ ン )+ 王 显 杰 ( ワ ン ・ シ ェ ン ジ エ ) ( 中 国 ・ 泉 州 )
『食べる事』をキーワードに選ばれた4つの映画を巡る、様々な晩餐会。滞在中に行う、映
画上映晩餐会の記録と、そこで使われた食器や、写真,ドローイングなどで構成されるインス
タレーション。
《Casual Locations》, 2014
ドローイング、写真、インスタレーション、野菜くず、コーヒー、果物
046
b) イ ・ イ ン ソ ン ( 韓 国 ・ 光 州 )
街中にあるけど普段はよく見ないと気がつかない、壁や柱の傷、トラックに荷台板に偶然に
できた、抽象絵画のような美しい平面イメージを、まるで道端で美しい花を見つける様なまな
ざしで日々採取し、大きなパネルと無数の写真プリントにして展示した。
《Flower project》, 2014
写真
c) 西 京 人 ( 日 本 ・ 中 国 ・ 韓 国 )
小沢剛(1965 年生まれ、埼玉県在住)、チェン・シャオション(1962 年生まれ、北京在住)、
ギムホンソック(1964 年生まれ、ソウル在住)の 3 人のアーティストによって 2007 年に結
成されたコラボレーションチームであり、プロジェクトベースで作品を制作する。5 つのプロジ
ェクト・シリーズを通じ、西京というアジアのどこかにある都市を設定し、架空の都市の物語
を伝えている。
《第2章:ここは西京ー西京の魔法使い》, 2014
047
d) 青 木 真 莉 子 / Marico Aoki( 日 本 ・ 埼 玉 )
世の中のあらゆるものが個々の意識を持ち、異なる世界に存在すると考え、無数の世界が混
沌と入り乱れるように流れている並行世界をパフォーマンス映像とあわせて作ったインスレー
ション作品を展示した。
《リムトップルーム》, 2014
写真、立体
e) ウ ダ ム ・ チ ャ ン ・ グ エ ン / UuDam Tran Nguyen( ベ ト ナ ム ・ サ イ ゴ ン )
アーティストがこれまで住んできたハノイ、ホーチミ
ン、ロサンジェルス、ニューヨークの四都市とそれぞ
れオンラインで繋がったインタラクティブ操作するラ
ジコンカーで描き出されるライブペインティング。
様々な境界線の問題を浮き上がらせる。
《License 2 DRAW》, 2014
ミクストメディア
048
f) ラ イ ヤ ー ・ ベ ン / Liar Ben( ベ ト ナ ム ・ ホ ー チ ミ ン )
ベトナム全土のフィールド・リサーチで集められた、市井の匿名アーティスト達によって描か
れた「サトウキビ娘」のモチーフを写真展示と併せて、今ベトナムの街角で見かけるサトウキ
ビジュース屋台展示や壁画作品を制作した。
《CoMia Project》, 2014
リサーチ写真、ペイントの複製
g) ラ イ フ パ ッ チ / Lifepatch( イ ン ド ネ シ ア ・ ジ ョ グ ジ ャ カ ル タ )
アート、科学、テクノロジーの分野で活動しているイニシアチブによる団体。主に生物学や
環境学の技術とデジタル・テクノロジーを活用し、市民参加のワークショップ を通して自分た
ちの手で 他者と一緒に新しい創造活動の形と仕組みづくりに取組む。大岡川に生息する魚を通
して、多ジャンルの人々をつなげたネットワークと対話をつくった。
《(V)》, 2014
ミクストメディア
049
h) 中 村 将 志 / Masashi Nakamura( 日 本 ・ 東 京 )
YouTube上の動画から歴史の発見を試みる映像や初音ミクからネガティブの発見を試みる映
像を制作した。
《アジア#1∼72》, 2014
映像、ロール紙、10 台のモニター
30 秒から 3 分 30 秒まで
f) Super Open Studio NETW ORK( 日 本 ・ 神 奈 川 )
井出賢嗣/加藤慶/久野真明/山根一晃を中心に、相模原地域を中心に点在する 20 件の共同
スタジオの協力のもと、黄金町と相模原のスタジオを繋ぐツアーを実施。展示会場では、ツア
ーの模様や、架空のアーティスト カトウ の再構成されたスタジオと併せて展示した。
《スーパーオープンスタジオ・ドライブ!》, 2014
車、TV、家具、木材、アクリル板|20 分
050
3-3. 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催
「
回路:アジアにおける芸術文化交流シンポジウム」では、アート・プロジェクトの実践
者の他、他分野の専門家をパネリストに迎え、レクチャー、ラウンドテーブル・ディスカッシ
ョン、ワークショップなど様々な形式によって、アジアの現代アート、歴史、そして私たちが
生きる「今」という時代を多角的な視点から考察と議論を展開した。このシンポジウムに出席
したキュレーターとの間では、終了後も継続的な交流を展開していくことを確認できた。
3-3-1. 開 催 概 要
タイトル
「迂回路:アジアにおける芸術文化交流シンポジウム」
日時
8月3日(日)14:00∼18:00
8月4日(月)11:00∼18:00
8月5日(火)11:00∼17:00
8月6日(水)11:00∼18:00
会場
[8月3日(日)]横浜市立大学 カメリアホール
[8月4日(月)]ヨコハマ創造都市センター
3Fスペース
[8月5日(火)∼6日(水)]高架下スタジオSite-D 集会場
主催
認定NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター、2014年東アジア文化都市横浜実行委
員会
共催
公立大学法人 横浜市立大学
協力
A4当代芸術中心 / Art Center Ongoing / Bamboo Curtain Studio / Chiang Mai Art
Conversation / 關渡美術館 / KUNCI Cultural Studies Center / Mite-Ugro / 98B
COLLABoratory / アウトサイダーズ・ファクトリー / ヨコハマ創造都市センター /
ZeroStation
3-3-2. プ ロ グ ラ ム 概 要
8月3日(日)
特別講演会:「アジアの断片」
参加人数
56人
[テーマ]
都市計画、歴史、経済、アートの分野の専門家を交えて、アジアにおける国際関
係の歴史、現在と未来について考える。
051
[プログラム]
進行:原万希子(黄金町バザール2014ゲストキュレーター)
○ レクチャー1
鈴木伸治(横浜市立大学国際総合科学部教授)
○ レクチャー2
辛島理人(関西学院大学先端社会研究所・研究員)
○ レクチャー3
アンタリクサ(クンチ・カルチュラルスタディーズ・センター、リサーチャ
ー)
○ レクチャー4
西京人(小沢剛、チェン・シャオション、ギムホンソック)
※日・英逐次通訳あり
8月4日(月)
プレゼンテーション:「アジアの現代アートを探るキーワード」
参加者数
65人
[テーマ]
アジア地域で活動するアート関連の団体が、それぞれの活動目的や手法を紹介。
それぞれのプレゼンテーションで挙げられたキーワードを通して、アジアの現在
進行中の様々なアートの実践を多角的に考察。
[プログラム]
進行:平野真弓(インディペンデントキュレーター、リサーチャー)
052
○ セッション1
チェンマイ・アート・カンバセーション(CAC)(タイ・チェンマイ)
98Bコラボラトリー(フィリピン・マニラ)
アウトサイダーズ・ファクトリー(台湾・台北)
○ セッション2
竹圍工作室(台湾・台北)
クンチ・カルチュラル・スタディーズ・センター(インドネシア・ジョグジ
ャカルタ)
黄金町エリアマネジメントセンター(横浜)
ゼロ・ステーション(ベトナム・ホーチミンシティ)
○ セッション3
A4当代芸術中心(中国・成都)
アートセンター・オンゴーイング(東京)
關渡美術館(台湾・台北)
ミテーウグロ(韓国・光州)
※日・英同時通訳あり
8月5日(火)
ラウンドテーブル・ディスカッション「振動するアジア」
参加者数
73人
[テーマ]
アジア諸地域の具体例を参照しながら、アートと社会の関係を考察します。アー
トが社会に果たす役割とは?アーティストはどのように社会と向き合っているの
だろうか?グローバル化が進む社会において、常に変化し続けるアートの役割を
探る。
053
[プログラム]
○ キーノートスピーチ
山野真悟(黄金町バザールディレクター)
○ ラウンドテーブル1
李曉
(リー・キャサリン)
李杰 (リ・ジェ)
(竹圍工作室、アシスタントディレクター)
(A4当代芸術中心、キュレーター)
小川希(アートセンター・オンゴーイング、代表)
ゼロ・ステーション(ベトナム・ホーチミンシティ)
司会:平野真弓(インディペデントキュレーター、リサーチャー)
○ ラウンドテーブル2
コ・ウンチョ(ミテーウグロ、リサーチャー)
高森信男(アウトサイダーズ・ファクトリー、代表)
グエン・ニュー・フイ(ゼロステーション、代表)
司会:原万希子(黄金町バザール2014ゲストキュレーター)
○ ラウンドテーブル3
マリカ・コンスタンティーノ(98Bコラボラトリー、共同ディレクター)
スッティラット・スパパリンヤ(チェンマイ・アート・カンバセーション、
代表)
吳達坤 (ウ・ダークン)
(關渡美術館、キュレーター)
司会:アンタリクサ(クンチ・カルチュラル・スタディーズ・センター、リ
サーチャー)
※日・英逐次通訳あり
8月6日(水)
ワークショップ「仮想のコミュニティ」
参加人数
44人
[テーマ]
一般の参加者の方々、大学生、黄金町バザール2014の参加アーティスト、アジア
のアート・オーガナイザーなど、異なる経験をもつ人たちを交えたグループワー
クショップ。ワークショップを通してディスカッショングループを形成し、それ
ぞれの知識やアイデアを共有する。
※日・英逐次通訳あり
054
3-4 . 参 加 ア ー テ ィ ス ト に よ る 会 期 中 の イ ベ ン ト
3-4-1. 侯 嘉 文 (ホ ウ ・ ジ ア ウ ェ ン )+王 显 杰 (ワ ン ・ シ ェ ン ジ ェ )《 Casual Locations》
アーティストが選考した映画を見た後に、その映画にまつわる食事を参加者に振る舞うイベン
トを会期中に2回開催した。
・日程|①8月9日(土)、②8月22日(金)
・時間|①11:00∼19:00、②18:00∼21:00
・会場|高架下スタジsite-D 集会場
・参加人数|①32 人、②21 人
3-4-2. Super Open Studio NETW ORK
a)スーパー・オープン・スタジオ・ツアー(SOS ツアー)
・日程|8 月 23 日(土)、9 月 27 日(土)、9 月 28 日(日)、10 月 18 日(土)、10 月
19 日(日)、10 月 25 日(土)、10 月 26 日(日)、11 月 1 日(土)、11 月 2 日(日)
・時間|13:00∼18:00
・集合場所|マリオン車庫
・解散場所|相模原市橋本駅
055
b)ガレージフェア
・日時|10 月 5 日(日)14:00∼19:00
・会場|マリオン車庫
3-5. 制 作 物
海外への発信力を高めるため、広報物への情報表記は日・英を基本とし、特にウェブサイト
には中国語と韓国語での対応が出来るような仕組みとした。
A. ウ ェ ブ サ イ ト
中国語表記
韓国語表記
056
B. チ ラ シ
057
058
4.展覧会・イベント
059
4-1. Site-A ギ ャ ラ リ ー 展 覧 会
平成 25 年度より実施してきた「アーティスト支援事業」を今年度も引き続き平成 26 年 4 月
から 11 月までの期間実施した。黄金町にゆかりのあるアーティストや企画者からプランを募集
し、作品の搬出入から設営まで全て自分で行なうことを条件に、展示会場を無料で貸し出して
発表するという体制で行った。平成 27 年 1 月から3月までは、日常的にギャラリーを開くこと
を目的に「企画展」を試みた。第3期にわたり構成された企画展を機に、次年度の事業化への
取り組みに向けて本格的に活動を始動した。関連イベントとして、平成 27 年 3 月に「黄金町 AIR
オープンスタジオ」を開催した。また、平成 27 年 2 月、3 月には、焼酎&日本酒酒場ギャラリ
ー・ロックウェルズでも企画展を開催することで、黄金町エリアのまち歩きをアートで楽しめ
る仕組み作りを目指した。
4-1-1. 展 示 内 容
A. ア ー テ ィ ス ト 支 援 事 業
黄金町バザール 2014 の準備・開催期間を除き、合計 7 回の展覧会を開催した。
表 4-1-1「アーティスト支援事業」開催概要
No.
1
2
アーティスト
タイトル
期間
黄金町芸術学校写真
黄金町写真教室成果発表展­み
コース受講生
んなで撮れば怖くない!(後期) ∼4 月 6 日(日)
吉本直紀
キネマワークショップ
来場者数(人)
2014 年 4 月 1 日(火) 40
2014 年 4 月 8 日(火) 92
∼4 月 20 日(日)
3
竹本真紀
くりかえし
2014 年 4 月
160
24 日(木)∼5 月 6
日(火・祝)
4
さかもとゆり
ヨソノウチノナカノソト
2014 年 5 月 10 日
180
(土)∼5 月 23 日
(金)
5
前原ヨシノブ
杜のほとり
2014 年 5 月 25 日
52
(日)∼5 月 31 日
(土)
6
原萬千子
原萬千子個展
2014 年 11 月 13 日
(木)∼11 月 24 日
060
157
(月・祝)
7
梅原千晴、大柳玲於、
黄金町芸術学校写真コース展覧
2014 年 12 月 13 日
倉谷拓朴、矢崎秀行
会
(土)∼12 月 25 日
47
(木)
合計
図 4-1-1 前原ヨシノブ『杜のほとり』展示風景
728
図 4-1-2 原萬千子『原萬千子個展』展示風景
B. 企 画 展
日常的なギャラリーのオープンを目指し、アートチームスタッフによる企画の展覧会を実施
した。平成 27 年 1 月∼3 月の期間を 3 期に分け、これまで黄金町でレジデンスをした経験の
あるアーティストの紹介を中心にテーマを設定した。
表 4-1-2「企画展」開催概要
No
1
アーティスト
加藤翼、吉野もも、和田昌
タイトル
黄金町通路:再訪
宏、ユ・ソラ、ライヤー・
期間
平成 27 年 1 月 10 日(土)
来場者数
300 人
∼1 月 25 日(日)
ベン、ヤヤ・スン、イ・イ
ンソン
2
倉谷拓朴、ポール・モンド
黄金町通路:記録
ック
3
Atsuko Nakamura、岡田
平成 27 年 2 月 7 日(土)∼
486 人
2 月 22 日(日)
黄金町通路:成果
裕子、小畑祐也、久保萌菜、
平成 27 年 3 月 7 日(土)∼
588 人
3 月 22 日(日)
関本幸治、吉本直紀
合計
061
1374 人
図 4-1-4『黄金町通路:記録』展示風景
図 4-1-3『黄金町通路:再訪』キュレータートーク
図 4-1-5『黄金町通路:成果』展示風景
C. 黄 金 町 AIR オ ー プ ン ス タ ジ オ
長期レジデンスアーティストの地域活動への参加率低下、存在感が薄れていくという課題を
解決するために、これまでに開催を中断していたオープンスタジオを再び復活させた。過去の
オープンスタジオと異なり、準備期間を設け、アーティストとの意見交換を行うほか、参加方
法や広報などを全面的に再検討した。また、関連イベントとしてガイドと一緒にめぐるツアー
を合計 5 回企画し、多くの参加者を集めた(表 4-1-3 参照)。今後はさらに打ち合わせを重ね、
開催時期や頻度、参加方法について、より改善していきたいと考えている。
【黄金町 AIR オープンスタジオ開催概要】
・開催日|2015 年 3 月 7 日(土)、8 日(日)、14 日(土)、15 日(日)、21 日(土)、22 日
(日)【合計 6 日間】
・時間|11:00∼17:00(8 日のみ 15:00 まで)
・参加アーティスト数|30 組
062
表 4-1-3 ガイドと一緒にめぐるツアー!開催概要
No.
1
タイトル
ガイド
日程
参加者数
とに∼さんといく、ぶら
とに∼(アートテラー)
2015 年 3 月 8 日(日)
13 人
天野太郎さんとスタジ
天野太郎(横浜美術館主
2015 年 3 月 14 日(土)
9人
オ巡り!
席学芸員)
中濱春洋さんと建築物
中濱春洋(建築家/西倉
2015 年 3 月 15 日(日)
6人
語!
建築事務所)
ものを作るひとの仕事
李智希(黄金町エリアマ
2015 年 3 月 21 日(土)
6人
場はどんなん?
ネジメントセンター)
まちに住むディレクタ
山野真悟(事務局長/黄
2015 年 3 月 22 日(日)
15 人
ー、山野真悟ツアー
金町エリアマネジメント
合計
49 人
り途中下車アートの旅
2
3
4
5
センター)
注)「とに∼さんといく、ぶらり途中下車アートの旅」はバザールサポーターによる企画で行われた。
図 4-1-6 黄金町 AIR オープンスタジオの様子
図 4-1-7 ガイドと一緒にめぐるツアー!の様子
063
D. 焼 酎 & 日 本 酒 酒 場 ギ ャ ラ リ ー ・ ロ ッ ク ウ ェ ル ズ 企 画 展
高架下スタジオ Site-B で「焼酎&日本酒酒場ギャラリー・ロックウェルズ」のオーナーより
依頼を受け、企画展を開催した。Site-A ギャラリーとの連携を考え、関連する展覧会を行った。
表 4-1-4 焼酎&日本酒酒場ギャラリー・ロックウェルズ企画展開催概要
No.
1
アーティスト
奥村久美子
タイトル
期間
Linger/うつろう
2015 年 2 月 8 日(日)∼
来場者数
未集計
2 月 28 日(土)
2
吉本直紀
Koganecho
Project-Popup
Town&Street
2015 年 3 月 7 日(土)∼
未集計
3 月 31 日(火)
図 4-1-8 奥村久美子『Linger/うつろう』の展示風景
図 4-1-9 吉本直紀『Koganecho Project-Popup
Town&Street』
4-1-2. ア ン ケ ー ト 調 査
2 月と 3 月にアンケート調査を実施し、合計 39 件の回答が集まった。
アンケートの質問事項は性別、年齢、居住地、過去の来場回数、展覧会の情報を得た方法、感
想について共通している。3 月からは「黄金町で見てみたい展覧会やイベント」という項目を増
やした。
064
A. ア ン ケ ー ト 用 紙
図 4-1-10 アンケート用紙(2月)
図 4-1-11 アンケート用紙(3月)
065
B. 集 計 結 果
60代
3%
∼10代
3%
50代
20%
男性
34%
20代
38%
40代
18%
女性
66%
30代
18%
図 4-1-13
図 4-1-14
性別
年齢
その他
21%
横浜市内
48%
東京都
17%
神奈川県
内
14%
【その他】福岡、神戸、千葉、埼玉、大分など
図 4-1-15
住まい
066
今回がは
じめて
36%
過去にも
きた
64%
図 4-1-16
黄金町でこれまで開催した展覧会やイベントに来たことはありますか?
13
知人からの口コミ
0
新聞
4
出展者
ラジオ
0
テレビ
0
6
チラシ
5
その他
1
Twitter
10
NPOウェブ
7
Facebook
0
2
4
6
8
10
【その他】通りすがり、ギャラリー前、YCC、BankART、TAB など
図 4-1-17
Q3. 本展をどこでお知りになりましたか?
067
12
14
その他
2%
絵画
17%
ファッ
ション
16%
クラフト
3%
写真
16%
建築
25%
図 4-1-18
インスタ
レーショ
ン
21%
今後黄金町で見てみたい展覧会やイベントがあれば教えてください。
【Q4. 本展の感想やご意見を自由にお寄せください。(一部)】
・ 山野さんの紹介の仕方がよかった。個人ではわからないことがたくさん知ることができ、貴
重な機会となった。(展覧会来場者)
・ 大変興味深いツアーでした。(オープンスタジオツアー参加者)
・ いろいろなアーティストの方が活躍(滞在)する様子を知ることができて楽しかった。
・ スタジオの中を見たり、アーティストの方の話を聞く事ができ、興味深かった。(オープン
スタジオツアー参加者)
・ 各アーティストの制作の話を聞けて面白かった。その上で、黄金町でやっていることから受
ける影響などがあれば、そういった話も伺えれば黄金町を歩いて話をきくことの意味がもう
少し理解できたような気がした。(オープンスタジオ来場者)
・ 飲み屋とアートスペースが融合されている感じが興味深かったです。アーティストから直接
話しを聞けてよかった。(ロックウェルズの来場者)
・ 楽しくためになった。定期的に打ってもらいたい。(展覧会来場者)
・ 有料化してもいいと思う。(展覧会来場者)
・ 色々なアーティストのスタジオが見れて楽しかった。一人でまわるよりも楽しい。(オープ
ンスタジオツアー参加者)
・ 地図がわかりにくい(展覧会来場者)
・ 場所と作品の関係が面白い展示だった(展覧会来場者)
068
4-2. そ の 他 主 催 イ ベ ン ト 、 コ ー デ ィ ネ ー ト 事 業
A. こ ど も ア ト リ エ 村 「 春
ヨコハマ・アート・ピクニック」共催
・実施日時|5月3日(土)13:00∼15:00
・会場|横浜美術大学グラウンド
・主催|横浜美術大学
・共催|NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター
・アーティスト|遠藤夏香、couch、敷浪一哉
・参加者|親子 50 組(小学生対象)
図 4-2-1 遠藤夏香「手のひらで描く自画像」
図 4-2-3
図 4-2-2 couch「うごく色であそぼう」
敷浪一哉「大きな家を組み立てよう!」
B. 黄 金 町 バ ザ ー ル 京 急 キ ッ ズ ラ ン ド
壁画共同制作
・実施日時|7月22日(火)10:00∼11:30
・会場|京急キッズランド黄金町保育園 園庭
・主催|京浜急行電鉄株式会社
・アーティスト|ライヤー・ベン(ベトナム、黄金町バザール2014参加)
・参加者|20 名(京急キッズランド黄金町保育園在籍の園児 4∼5 歳)
069
図 4-2-4 完成品
C. 「 第 33回 開 港 祭 記 念 オ ブ ジ ェ ∼ 開 港 5 港 都 市 」 ワ ー ク シ ョ ッ プ 協 力
・開催日時|2014年5月31日(土)
13:00∼18:00
・会場|臨港パーク敷地内 メインステージ横
・主催|横浜開港祭2014
※http://gogobcor.com/2014/06/03/y155/より
図 4-2-5 開港祭の様子
D. 京 急 百 貨 店 「 コ ラ ボ マ イ バ ッ ク 」
「京急百貨店」「黄金町バザール」「ルートート(トートバッグ専門ブランド)」のコラボ
レーションによる「コラボマイバック」の製品化への協力、アーティストの推薦。
・推薦アーティスト|ユ・ソラ(韓国/「黄金町バザール2013」参加アーティスト)
・制作枚数|1500部
・販売場所|京急百貨店 3∼7階、京急百貨店ショッピングサイト、バザール・バザール
070
図4-2-6 トートバッグ
【関連展示】
・内容|黄金町バザールに関する展示
・期間|7月31日∼8月31日
・会場|京急百貨店・ウィング上大岡3階
連絡通路
図4-2-7 展示の様子
071
072
5.アーティスト・イン・レジデンス
073
5-1.長 期 レ ジ デ ン ス
5-1-1. レ ジ デ ン ス ア ー テ ィ ス ト
A. ア ー テ ィ ス ト 数
平成 26 年度の長期レジデンスアーティストの総合計は 47 組で、前年から1組増加した。レ
ジデンス用途として管理している物件数は 116 件で、約 40%を長期レジデンスで利用してい
る。
年度
総物件(戸)
長期貸出(戸)
平成 25 年度
114
46
平成 26 年度
116
47
B. レ ジ デ ン ス ア ー テ ィ ス ト の 分 類
レジデンスアーティストの分類は表 5-1-1 のとおりである。アーティストのほか、服飾デザ
イナーやギャラリー、小説家などさまざまな分野で活躍する人たちが集まっている。施設の用途
別に見ると、アトリエとして利用しているレジデンスアーティストがもっとも多い。レジデンス
期間中は分野を越えた日常的な交流の場ができ、このエリアの活気にもつながっている。
アトリエ
店舗
事務所
ギャラリー
29
7
6
5
店舗
15%
事務
所
13%
アト
リエ
62%
図 5-1-1
ギャ
ラ
リー
10%
アーティストの施設の分類
074
5-1-2. レ ジ デ ン ス ア ー テ ィ ス ト 会 議
毎月レジデンスアーティストを対象に「レジデンスアーティスト会議」を実施した。NPO 事
務局から黄金町バザールやのきさきアートフェアなどのアートイベント情報について連絡する
ほか、レジデンスアーティスト同士の情報交換と発信の場として活用した。
図 5-1-2
レジデンスアーティスト会議の様子
5-1-3. 平 成 27 年 度 レ ジ デ ン ス ア ー テ ィ ス ト 公 募
アーティストや工芸家、デザイナー、建築家など、クリエイティブな分野で活動する人を対象
に、当 NPO の管理スタジオを活動拠点として利用するレジデンスアーティストの募集を行なっ
た。活動期間は平成 27 年度 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31日までの 1 年間とし、レジデン
ス期間中に制作過程の発表や、最終的な成果発表、そして地域活動に積極的に参加することなど
を条件とした。
・応募期間|2014 年 12 月 1 日(月)∼2015 年 1 月 16 日(金)
・応募件数|19 件(国内 14 件、海外 5 件)
・採用件数|国内6件、海外3件
表 5-1-1
採用者について
NO
国籍
分野
1
日本
絵画、リサーチ
2
日本
絵画
3
日本
メディアアート
4
アイルランド
5
日本
衣裳作家
6
日本
彫刻、現代美術、陶芸
7
日本
小説、その他執筆活動
8
カナダ
9
韓国
彫刻、写真
絵画、彫刻、パブリックブック
写真、メディアアート
075
5-2. 短 期 レ ジ デ ン ス
短期レジデンスでは、当 NPO の管理施設を展示、制作、制作に伴う滞在、地域活動を行う場
などとして、短期的に貸し出す取組みであり、最短 1 日(時間貸し)から最長 3 ヶ月の間で貸
し出しを行っている。地域住民のみならず、横浜市外、首都圏、海外からのアーティストやクリ
エイター、まちづくり従事者を受け入れるこの取り組みは、当団体の「まちづくり」において「新
たなまちの賑わい創出」という点で重要な要素であると同時に、黄金町の現状や、多様な取り組
みを利用者に知ってもらう機会となっている。
5-2-1. レ ジ デ ン ス 施 設 の 分 類
短期レジデンス施設を以下の様に用途に併せて分類し、貸出を行っている。
①スタジオ:主に作品制作のための施設
②レジデンス:作品の制作・発表などに伴う宿泊のための施設
③オープンスペース:作品の発表・会議・演劇公演など多目的に使える施設
5-2-2. 施 設 数
平成 27 年 3 月現在、短期レジデンス施設として活用している施設は 26 件であり、昨年度の
運用施設数 29 件に比べて 3 件減少している。この原因として、昨年度まで短期レジデンス施設
として利用されていたものを積極的に長期レジデンス施設として転用したことが挙げられる。特
にスタジオとオープンスペースを長期レジデンスに転用することで、
「日常的なまちのにぎわい」
を目指した。一方で、改修が必要だった施設の工事を終えて設備を整備したのと、新たに契約施
設が増加したため、レジデンス施設は、昨年度に比べて 4 件増加した。
076
表 5-2-1 短期レジデンス施設の詳細
短期レジデンス施設の稼働状況について
077
5-2-3. 短 期 レ ジ デ ン ス 施 設 の 稼 働 状 況 に つ い て
施設毎の合計利用日数、合計利用回数、利用時における平均利用日数を表 5-2-2 に、施設毎
の稼働率、および平成 25 年度との比較を表 5-2-3に記す。
「スタジオ」の利用時における平均日数は 54 日間であり、昨年度に引き続き、他の分類と比
べて最も数値が高い。一回の利用数が長いことが、「スタジオ」の特徴といえる。利用日数の合
計が昨年度に比べて大幅に減少したのは、物件数が 6 件減少したことが最大の要因と考えられ
る。一方で、施設毎の平均稼働率が 34%減少してしまったことは、昨年度に比べて、「スタジ
オ」の利用頻度をうまくあげることができなかった。利用が全くなかった施設においては、別の
使い方の提案が考えられる。
「レジデンス」の合計利用回数は 44 回と、他の分類に比べて最も高く、利用者の需要が最も
高かった。平均利用日数は 17 日で、これは昨年度の 18 日とほぼ同様であった。利用日数の合
計が昨年度に比べて 228 件増加したことは、改修により受け入れが可能な施設数が合計 4 件増
えたことが要因と考えられる。平均稼働率も昨年度に比べ 144%と増加しているが、一方で平
均稼働率が 14%といまだ低い値のため、今後長期的な貸出しへの転用も考えられる。
「オープンスペース」の合計利用回数は 37 回であり、昨年度の 54 回に比べて減少してしま
った。合計利用日数が減少してしまったことは、site-A をアーティスト支援事業および当団体
の企画展の会場として転用したこと、また site-B を長期レジデンスに転用したことが要因とし
て考えられる。一方で、平均稼働率が昨年度に比べて 93%の減少にとどまったのは、site-C、
日ノ出スタジオ、八番館において、利用日数が増加できたことによる。
078
表 5-2-2 施設毎の利用回数、利用日数、利用時における平均利用日数
079
表 5-2-3 施設毎の稼働率
080
5-2-4. 利 用 状 況
a)「スタジオ」
主に横浜市内、神奈川県内の利用者を中心に、作品制作または事務所としての利用がみられた。
b)「レジデンス」
東京、福岡、名古屋、沖縄に加え、海外からはドイツ、中国、タイからの利用者があった。ア
ーティスト個人が横浜近隣の文化芸術施設におけるイベントに出演するために当施設を利用す
る例が多くみられると同時に、東京都内での舞台公演、稽古のために当施設に滞在する例もみら
れた。また、大学のゼミなど、学生のフィールドワーク、ワークショップのために利用する例が
みられた。
c)「オープンスペース」
横浜市内で活動する団体に加えて東京都内、関東圏内からの利用がみられた。芸術系の団体の
みならず、建築、川に関わる活動団体、地域の団体、アーティスト個人などの利用者により、ト
ークショー、ワークショップなどのイベントや、会議、展示の会場として利用されている。東京
都内、関東圏の団体では、特に展覧会、舞台公演のために利用するケースが多い。東京都、関東
圏内からの距離が近いこと、横浜市内の他の文化芸術施設から距離が近いこと、利用料金が通常
よりも低いことが要因として考えられる。同時に、一部の利用者からは当エリアの日常的な活動
や環境、まちの雰囲気が気に入っているとの声も聞くことができた。2 回目以降となる利用者が
多いことも特徴であり、評価できる。
081
表 5-2-4 主な貸出し先一覧
082
5-3.コ ン バ ー ジ ョ ン
アーティストの滞在及び制作発表場所として小規模店舗のコンバージョンを実施した。その中
で、高橋ビルや初音スタジオ、日ノ出 STEP、八番館レジデンスは、レジデンススペースとして
利便性向上を目指し、黄金ミニレジデンスや GALA House、Kogane-X lab.、1 の 1 スタジオ
D+E、ハツネテラス E は、長期的な入居者獲得のための環境整備を行った。さらに、
「STUDIO
YUSUI」や「黄金ミニギャラリー」など水道利用ができない物件では、黄金町バザール 2014
での展示空間として活用できるようコンバージョンを実施した。また、1 の 1 スタジオ AB は
協議会の広報スペースとして 2 階の利便性向上と 1 階はこどもを対象としたワークショップを
実施できる場所として再整備し、今後の活用へとつなげた。改修した物件及び内容に関しては表
5-3-1 の通り。
表 5-3-1
平成 26 年度コンバージョン物件一覧
施設名
内容
黄金ミニレジデンス
外観修繕、出入り口サッシ取替
高橋ビル
室内床及び壁の修繕
初音スタジオ A-2
1F キッチン撤去及び 2F シャワーブース 1 台撤去、キッチン取りつけ、
内装塗装一式
初音スタジオ B-2
エアコン取り付け
初音スタジオ B-3
出入り口ガラス戸ガラス交換
ハツネテラス E(2 階)
室内床修繕
1 の 1 スタジオ AB
1F 床修繕、2F 壁撤去及び C への出入り口設置
1 の 1 スタジオ DE
2F 床面造作
GALA House
室内塗装
日ノ出 STEP
キッチン造作、内装一式
Kogane-X lab.
1F キッチン部分造作、床面造作
八番館レジデンス
シャワー・トイレ設置、内装一式
黄金ミニギャラリー
内装一式
STUDIO YUSUI
内装一式
083
図 5-3-1
図 5-3-2
図 5-3-3
STUDIO YUSUI 内観(展示風景)
1 の 1 スタジオ AB 内観-1
(左)初音スタジオ A2 内観
1階
(右)初音スタジオ A2 内観
2階
084
6.黄金町芸術学校
085
6-1.講 座 内 容
平成 26 年度は、黄金町を拠点に活動するレジデンスアーティストが講師となって教える実技
講座と子どもを対象としたワークショップの講座を中心に講座を開講した(実技講座6コース、
ワークショップ1コース)。また、新たに講師と受講生が1対1の関係で学べる個別レッスンの
スタイルを試験的に導入したことで、受講生がアーティストとコミュニケーションととりながら、
より実践的な技術を学ぶことのできる場を提供することができた。
一方、表 6-1-1 より昨年度の実績と比較をすると、開催回数、参加延べ人数ともに減少して
いる。これは、平成 25 年に開催していた専門講座(定員 20 名の座学講座)を実施していない
ことが大きな理由として挙げられる。
表 6-1-1
前年度との比較
年度
開催回数
参加延べ人数
平成 25 年度
131 回
1,072 人
平成 26 年度
84 回
220 人
6-2. 実 技 講 座
a) 水 彩 画 コ ー ス 「 水 彩 画 で 風 景 を 描 こ う 」
初心者を対象に、用具の使い方や制作の基礎から学ぶ講座を実施。毎回異なる季節の植物をモ
チーフに、鉛筆のデッサンから水彩絵具での色づけまで、1回の授業の中で 1 つの植物画作品
を完成させた。受講生は少なく、講師と1対1対応で充実した授業となったが、今後継続する場
合は受講人数獲得のための時間設定などについて見直す必要がある。
・講師|吉本伊織(アーティスト)
・実施回数|5 回
・延べ参加人数|7 人
・会場|日ノ出スタジオⅠ棟
・時間|10:00∼12:00
・受講料|各回 4,000 円(2 日間分)
図 6-2-1
表 6-2-1
授業の様子
「水彩画で風景を描こう」内容
月日
テーマ
参加人数
6 月 15 日(日)、6 月 22 日(日)
黄金町の空を描く
3人
7 月 20 日(日)、7 月 27 日(日)
黄金町の樹木を描く
1人
8 月 17 日(日)、8 月 24 日(日)
黄金町の大岡川を描く
1人
086
9 月 21 日(日)、9 月 28 日(日)
黄金町の建物を描く
1人
10 月 19 日(日)、11 月 9 日(日)
自由に黄金町を描く
1人
※10 月 26 日は講師の都合により日程を変更した
【水彩画コースの受講生】
男性
14%
主婦
14%
60歳
代
29%
40歳
代
71%
女性
86%
図 6-2-2
性別
図 6-2-3
その
他
14%
会社
員
72%
年齢
図 6-2-3
職業
※住まいについて、参加者全員が「神奈川県横浜市」であった。
c) 写 真 コ ー ス 「 黄 金 町 写 真 教 室 ∼ 上 級 編 vol.2∼ 」
最終的に展示することを目標に、写真を作品として見せることに焦点を当てた。毎回、受講生
が設定したテーマで撮影課題を持参してもらい、それについて講評とディスカッションを繰り返
し行なった。講座への参加者は男女ともに同じくらいの割合で、10 代から 60 代まで幅広い年
齢層の人が参加した(図 6-2-6、図 6-2-7)。また、その多くは市内からの参加者が多く、食上
は会社員が約半数である(図 6-2-8、図 6-2-9)。展示は希望者のみを対象にしたため参加者は
2名と少なかったが、参加者1人あたりの展示面積を大きくとることができ、展示方法について
より自由な発想で展示することが可能となった。
・講師|倉谷拓朴(写真作家)
・実施回数|5 回+展示
・延べ参加人数|35 人
・会場|日ノ出スタジオⅠ棟
・時間|17:00∼19:00
※初日のみ 16:00∼18:00
・受講料|各回 2,000 円
・持ち物|自分で撮影した写真
図 6-2-4
087
授業の様子
表 6-2-2
「黄金町写真教室∼上級編 vol.2∼」授業内容
月日
テーマ
参加人数
7 月 13 日(日)
講座の説明 & 各自の写真検討
9人
8 月 10 日(日)
巨匠の作品を検討する & 各自の写真検討
8人
9 月 14 日(日)
若手写真作家の作品を見る & 各自の写真検討
8人
10 月 5 日(日)
写真につけるタイトルについての考察 & 各自の写真検討
4人
11 月 9 日(日)
写真の展示方法についてのレクチャー & 各自の写真検討
6人
表 6-2-3
写真展示開催概要
タイトル
黄金町芸術学校 写真コース展覧会
期間
平成 26 年 12 月 13 日(土)∼12 月 25 日(日)11:00∼19:00
※月曜日休み
会場
高架下スタジオ Site-A ギャラリー
来場者数
47 人
※芳名帳記載者数
図 6-2-5
展覧会の様子
【写真コースの受講生】
60歳 19歳
以下
代
18% 9%
女性
42%
30歳
代
9%
男性
58%
図 6-2-6
20歳
代
9%
50歳
代
37%
性別
図 6-2-7
088
40歳
代
18%
年齢
東京都
15%
大学
生・大
学院
生・専
門学生
9%
神奈川
県(横
浜市
外)
15%
主婦
12%
自営業
18%
神奈川
県横浜
市
70%
図 6-2-8
その他
15%
会社員
46%
図 6-2-9
住まい
職業
e) 服 飾 コ ー ス 「 MY BODY♥ M Y DRESS♥ 」
自分の身体を細かく計測することから、服作りの基本となる原型を作成し、サマードレスを作
る講座を実施。第1回∼4回目は受講生全員が集まって作業を行い、第5回∼7回目は個別レッス
ン形式の授業をとおして、受講生それぞれが自分の身体にぴったり合う洋服の完成を目指した。
・講師|伊東純子(デザイナー/アーティスト)
・実施回数|4回+個別レッスン
・参加人数|2人
・会場|日ノ出スタジオⅠ棟
・時間|14:00∼17:00
・受講料|20,000 円(原型材料代込み)
図 6-2-10
表 6-2-4
授業の様子
「MY BODY♥ MY DRESS♥」授業内容
月日
テーマ
5 月 17 日(土)
身体計測
5 月 31 日(土)
原型作図
6 月 14 日(土)
トワルでの原型試着
6 月 28 日(土)
基本ワンピースの作図・練習
7 月 12 日(土)、7 月 19 日(土)、7 月 26 日(土) 個別レッスン
089
参加人数
2人
【服飾コースの受講生について】
■性別:女性2名
■年齢:20 歳代 1名、30 歳代 1 名
■住まい:神奈川県(横浜市以外)2 名
■職業:会社員 1 名、その他 1名
e) 服 飾 コ ー ス 「 MY SEW ING ROOM」
作図、裁断、縫製など、服づくりの一通りを学ぶ完全予約制の個別レッスンを実施。アーティ
ストと1対1でコミュニケーションをとりながら、受講生1人1人がつくりたい洋服の完成を目
指した。
・講師|伊東純子(デザイナー/アーティスト)
・参加人数|9 人
・開催日数|38 日間(2014 年 6 月∼2015 年
3 月の期間中)
・会場|日ノ出スタジオⅠ棟
図 6-2-11
制作の様子
図 6-2-12
完成作品
f) 陶 芸 コ ー ス
陶芸の基礎から学び、初めての人でも参加しやすい湯呑やお皿などの日常生活の中で使える
ものを制作した。平日の時間帯に講座を設定したため、参加者は横浜市内に住む 30-40 代の女
性が多い。
・講師|さかもとゆり(アーティスト)
・実施回数|7 回
・延べ参加人数|24 人
・会場|日ノ出スタジオⅠ棟、MOMO
・時間|木曜日の回 13:30∼15:30、日曜日の回 13:00∼15:00
・受講料|5,000 円∼8,000 円(材料、焼成費込み) ※初回参加時陶芸セット代 2500 円
090
表 6-2-5
陶芸コース
授業内容
月日
テーマ
参加人数
前期(6 月∼7 月)
6/26(木)、7/3(木)、7/17(木)
板づくり∼和紙染め∼
7人
6/29(日)、7/6(日)、7/20(日)
玉づくり・紐づくり∼白化粧をつかって∼
1人
7/31(木)、8/7(木)、8/21(木)
玉づくり・紐づくり・板づくり∼自由制作∼
5人
後期(10 月∼3 月)
10/19(日)、10/26(日)、11/16(日) 土鍋をつくる
3人
11/6(木)、11/13(木)、11/27(木) ティーセットをつくる
3人
1/25(日)、2/1(日)、2/15(日)
酒器をつくる
1人
1/22(木)、1/29(木)、2/12(木)
花器をつくる
4人
【陶芸コースの受講生について】
20歳代
6%
男性
19%
50歳代
19%
30歳代
31%
40歳代
44%
女性
81%
図 6-2-13
図 6-2-14 年齢
性別
神奈川
県(横
浜市
外)
25%
無回答
13%
神奈川
県横浜
市
75%
図 6-2-15
主婦
37%
住まい
図 6-2-16
091
会社員
25%
自営業
25%
職業
i) 小 説 家 コ ー ス 「 職 業 小 説 家 に な る た め に 知 っ て お く べ き こ と 」
職業としての小説家について知るための講座。実例や統計データをもとに、登竜門の突破方法
や小説家としてありつづけることについて受講生と考えた。参加者は男性と女性の割合が同じ暗
いで、年齢は 20-50 代まで多様である(図 6-2-17、図 6-2-18)。また、職業は会社員 38%
のほか、他の講座に比べると学生の割合も多い(図 6-2-20)。
・講師|阿川大樹(小説家)
・実施回数|3回
・延べ参加人数|22 人
・会場|高架下スタジオ Site-D 集会場
・時間|16:00∼17:30
・受講料|【各回】2,000 円
表 6-2-6
小説コース「職業小説家になるために知っておくべきこと」授業内容
月日
テーマ
参加人数
12 月 6 日(土) 序論:登竜門と歩留まりについて
8人
1 月 7 日(土)
6人
小説家の経済:職業としての小説家
2 月 21 日(土) 小説工学:アイデアから物語へ
8人
【小説コースの受講生】
無回答 20歳
代
10%
14%
女性
48%
50歳
代
33%
男性
52%
30歳
代
24%
40歳
代
19%
図 6-2-17
性別
図 6-2-18
092
年齢
無回答
10%
大学
生・大
学院
生・専
門学生
14%
その他
14%
東京都
19%
その他
24%
主婦
14%
神奈川
県横浜
市
57%
図 6-2-19
無回答
10%
会社員
38%
住まい
図 6-2-20
職業
j) 陶 芸 体 験 「 ふ ら っ と 1 日 陶 芸 体 験 」
毎月第2日曜日に開催する「のきさきアートフェア」に開催日を合わせ、約1時間で「手びね
り」または「絵付け」のどちらかを選択することが可能な陶芸体験講座を実施。参加者は横浜市
内に住む女性の割合が多い(図 6-2-22、図 6-2-23)
・講師|さかもとゆり(アーティスト)
・実施回数|11 回(5/11、6/8、7/13、
8/10、9/14、10/12、11/9、12/14、1/11、
2/8、3/8)
・延べ参加人数|60 人
・会場|MOMO
・時間|11:00∼12:00/13:00∼14:00
・受講料|手捻り 2,000 円、絵付け 1,500
図 6-2-21
円
093
手びねり体験
【陶芸体験の受講生について】※「陶芸体験」では年齢についての質問は行ないませんでした。
その他
1%
無回答
3%
男性
15%
東京都
5%
無回答
17%
神奈川
県横浜
市
67%
女性
82%
図 6-2-22 性別
大学生・
大学院
生・専門
学生
1%
無回答
23%
神奈川県
(横浜市
以外)
10%
図 6-2-23
住まい
その他
7%
小学生以
下
7%
会社員
55%
主婦
7%
図 6-2-24
職業
6-3. ワ ー ク シ ョ ッ プ 「 こ ど も ア ー ト コ ー ス 」
のきさきアートフェアの開催に合わせて、親子で参加できるワークショップを定期的に実施し
た。身近にある様々な素材に触れ、材料や用具の使い方を教えながら、ものづくりの楽しさを体
験する場を提供できた。また、「仮想のコミュニティ・アジアー黄金町バザール 2014」の開催
に合わせて、展示会場を巡るツアーや、展覧会を応援するのぼり旗の作成を内容に組込むことで、
子どもたちがアート作品に触れる機会を提供することができた。
094
・講師|さとうりさ(アーティスト)
・実施回数|11 回
・延べ参加人数|43 人
・会場|日ノ出スタジオⅠ棟
・時間|13:00∼15:00
・受講料|各回 1,000 円(材料費別途)
図 6-3-1
ハッピーもんよう(文様)
表 6-3-1「親子で楽しむ工作ワークショップ」年間授業内容
月日
テーマ
参加人数
前期(5 月∼9 月)
5 月 11 日(日)
くうそう巣箱
4人
6 月 8 日(日)
てるてるボク
2人
7 月 13 日(日)
ハッピーもんよう(文様)
7人
8 月 10 日(日)
のぼりデビュー
4人
9 月 14 日(日)
あいぼう誕生!
2人
後期(10 月∼3 月)
10 月 18 日(日)
黄金町バザール 2014 特別編「たんけん!黄金町バザール!」
5人
11 月 9 日(日)
超・ちょうちん
3人
12 月 14 日(日)
ヘンテコ・クリスマスツリー
5人
1 月 11 日(日)
こわ∼いメンつくり
2人
2 月 8 日(日)
キチキチ大作戦
7人
3 月 8 日(日)
春はどこでもひるね
2人
【こどもアートコースの受講生について】
その他
5%
無回答
45%
男の子
48%
女の子
52%
図 6-3-2
性別
図 6-3-3
095
神奈川
県横浜
市
50%
住まい
6-4. ア ン ケ ー ト 調 査
受講者を対象に事業実施後に、オンライン上でアンケートを実施した。
アンケート実施期間
平成 27 年 3 月 7 日(土)∼3 月 22 日(日)
受講者(メール登録者) 122 名
Faceboo
k
8%
回答率
19.6%
その他
17%
ホーム
ページ
42%
黄金町芸
術学校
2014の
チラシ
29%
まちづく
りニュー
ス
4%
図 6-4-1 黄金町芸術学校 2014 を知った経緯を教えて下さい
服飾個別レッスン「MY SEWING
ROOM」
服飾コース「MY BODY♥ MY
DRESS♥」
その他(以前参加し
たから)
陶芸コース
新しいことを始め
たいと思った
水彩画コース
小説家コース
担当講師に興味が
あった
写真コース
内容に興味があっ
た
ふらっと一日陶芸体験
こどもアートコース
0%
20%
40%
60%
80%
図 6-4-2 受講したきっかけは何ですか?
096
100%
服飾個別レッスン「MY SEWING
ROOM」
服飾コース「MY BODY♥ MY
DRESS♥」
陶芸コース
水彩画コース
大満足
普通
小説家コース
満足
写真コース
ふらっと一日陶芸体験
こどもアートコース
0%
図 6-4-3
20%
40%
60%
80%
100%
参加講座の内容はどうでしたか?
服飾個別レッスン「MY
SEWING ROOM」
服飾コース「MY BODY♥ MY
DRESS♥」
陶芸コース
どちらとも言えない
水彩画コース
思う
小説家コース
多少思う
写真コース
ふらっと一日陶芸体験
こどもアートコース
0%
図 6-4-4
20%
40%
60%
80%
100%
また黄金町芸術学校に参加したいと思いますか?
097
【その他意見や感想(一部)】
・ 黄金町芸術学校のホームページを任意会員制にして、一度受けたことのある講座は(ログイ
ンすれば)住所、名前など、データが残っていて、毎度入力せずに申し込みができるように
なると、とても助かります。あとトップページのどこかにカレンダーアイコンを配置して、
月別に開講予定の講座などが見られたら、しかもそこから申し込み画面まで飛べたら。検索、
申し込みがしやすくていいなぁと思っています。
・ 今回陶芸に申込んだのは、1 回から参加できたから。その敷居の低さが魅力でした。他
の講座も同様であれば色々試してみたいです。黄金町がこんなふうに変わっていたこと
を後から新聞で知りました。
・ 毎回、楽しみにしております。私は、土日が仕事になってしまうのですが、平日の受講
ができ時間もフレキシブルだったのが嬉しかったです。これからも続けたいと思ってい
ます。
・ 「小説家コース」に 1 名空きがあると facebook で知って参加させて頂きました。町
もコミュニティの活動も興味があります。
・ 服飾コースですごく丁寧に指導していただいて、満足のいく洋服が作れました。ありが
とうございました。
・ 質の高い講座を安い授業料で受けることができるのが魅力。このエリアの歴史を知る講
座があれば参加したいかも。
・ とても為になる講義で、教わった事を糧に創作環境を整えている最中です。同じ志を持
った受講生との交流もまた刺激になりました。是非、参加したいと思っています。でき
れば、手を動かす事もしたいかなあ。
【考察】
・ 黄金町芸術学校の情報入手について、図 6-4-1 よりホームページを通じて情報を入手してい
る人が 42%と最も多く、その次に 29%のチラシが多い。また、その他の意見・感想から申
込み方法に関する内容もあったことから、ウェブサイト上の見やすさや申込みのしやすさに
ついて検討が必要である。
・ 受講の動機について、ほとんどの受講生が、内容に興味があって参加していることが分かっ
た。(図 6-4-2)
・ 講座内容について、「参加講座の内容はどうでしたか?」という問いに対して、どのコース
においても 60%以上の人が受講した授業に満足をしている。(図 6-4-3)
・ 「黄金町芸術学校にまた参加したいと思いますか?」という問いでは、受講生のほとんどが
また参加したいと思うという回答であった。(図 6-4-4)
098
7.文化芸術と地域・市民との連携
099
7 -1. 初 黄 日 商 店 会 と の 連 携
地域の賑わい創出のため、地域の商店会である「初黄日(はつこひ)商店会」と連携したイ
ベントの実施、また事務局として運営の補助を行った。
A. 定 例 会 ・ 総 会 の 開 催 ( 事 務 局 と し て の 支 援 )
毎月第 1 木曜日に「高架下スタジオ Site-D 集会場」で定例会を実施。その際に運営及び議事
次第の作成・出力等の支援を行った。
B.「 黄 金 町 バ ザ ー ル 」 で の 連 携
a)作品への協力
「黄金町アーカイブプロジェクト」による作品「コガネチョウのキロクとキオク」の会場とし
て、初黄日商店会のアンテナショップ「チエン堂」を利用した。
b)「黄金町バザールパスポート」スタンプラリーでの連携
スタンプラリーの設置場所として、商店会に加盟する 29 店舗が参加、参加店舗ではパスポー
トの呈示によって、サービスの提供を行った。パスポートへは店舗情報、特典内容等を記載し
た。また、2 店舗ではパスポートの販売代行を行った。
c)オープニングレセプション、クロージングパーティーのコーディネート
オープニングレセプション並びにクロージングパーティーの運営を初黄日商店会に依頼、地域
の商店の商品を中心とした飲食物を提供した。
100
C.「 は つ こ ひ 市 場 」 の 開 催
毎月第 2 日曜日に NPO が開催する「のきさきアートフェア」にあわせて、地域の飲食物、ま
た地方の物産等を販売するマルシェを開催した。
7-2. の き さ き ア ー ト フ ェ ア
平成 25 年度からイベントの名称を「ワンデイバザール」から「のきさきアートフェア」に変
え、高架下スタジオ Site-A から D、かいだん広場まで全体を使って賑わいの形成を目指した。
平成 25 年度まで「フリーマーケット」枠で出店募集していたものを、クリエイターの「ハンド
メイドグッズ」やアーティストの「作品」に内容を絞ることで、アートに触れる 1 日のイベン
トとして再整備した。そのほかに、初黄日商店会が行う「はつこひ市場」と継続して連携し、
バザールサポーターによる「まちあるきツアー」も引き続き開催された。また、「黄金町バザー
ル 2014」の終了に合わせ、
「のきさき大感謝祭」を 3 日間連続で行った。来場者総計は昨年度
の 2,693 人に比べて 470 人多い 3,163 人であった。
【のきさきアートフェア開催概要】
日時:5 月∼10 月
11:00∼16:00
11 月∼3 月
11:00 15:00
場所:高架下スタジオ Site-D 集会場周辺ののきさき部分、かいだん広場、ほか
出展料:1ブース 500 円
※机、椅子のレンタルは別途
101
4月5日
323
4月6日
345
5月11日
316
6月15日
174
7月20日
428
8月10日
93
9月14日
372
10月12日
303
99
11月9日
12月14日
113
1月11日
378
2月8日
108
3月8日
111
0
50
100
150
200
250
300
350
400
450
図 7-2-1 開催日と来場者数(人)
※ のきさき大感謝祭は除く
※ 4 月は第 22 回大岡川桜まつりと併せ、5 日と 6 日二日間開催した。
A. ア ー ト 市 場
「ハンドメイド品」の出店や「アート作品の展示・販売」にジャンルを絞り、公募を取り入
れ、企画趣旨にあった出店者を、審査を通して決めた。出店者数には増減があるが、季節や開
催日の天候状況に大きく影響されていると思われる。(参加者数については図 7-2-2 を参照)
4月5日
15
4月6日
15
5月11日
6
6月15日
15
14
7月20日
8月10日
4
9月14日
10
10月12日
8
11月9日
4
12月14日
8
1月11日
4
2月8日
6
3月8日
7
0
2
4
6
8
10
図 7-2-2 アート市場出店者数
102
12
14
16
図 7-2-3 のきさきアートフェア開催の様子
図 7-2-4 レジデンスアーティストによる出店
B. の き さ き 大 感 謝 祭
黄金町バザール 2014 のクロージングイベントとして 11/1∼11/3 の三日間行った。出店者
は黄金町で活動するアーティストと黄金町バザール 2014 に参加するゲストアーティストで、
11/1 は 11 組、11/2 は 13 組、11/3 は 12 組が出店した。
【のきさき大感謝祭開催概要】
・日時|11 月 1 日(土)∼3 日(月・祝)12:00 18:00
・場所|かいだん広場
・出展料|500 円/ブース(机、椅子のレンタルは別途)
図 7-2-5 のきさき大感謝祭イベントの様子
103
C, ラ イ ヤ ー ・ ベ ン に よ る パ フ ォ ー マ ン ス
黄金町バザール 2014 の参加アーティスト、ライヤー・ベン(ベトナム)が、のきさきアー
トフェアに併せ、パフォーマンスイベントを2回行った。パフォーマンスは、「さとうきび娘ジ
ュース・イベント」として、参加者にさとうきびジュースを配布した。
【さとうきび娘ジュース・イベント概要】
・日時|9 月 14 日(日)、10 月 12 日(日)11:00 16:00
・場所|高架下スタジオ Site-D 集会場前
図 7-2-7 さとうきび娘ジュース・イベント
D. ク リ ス マ ス カ チ ュ ー シ ャ を 作 っ て 記 念 撮 影 !
クリスマスの時期に合わせ、横浜市立大学の鈴木ゼミ生と協力したワークショップを開催し
た。ワークショップでは、クリスマスの飾りつけをしたカチューシャを作り、即席写真を撮影
するという内容で、参加者数は 13 名であった。
【クリスマスカチューシャを作って、記念撮影!概要】
・日時|12 月 14 日(日)11:00-15:00
・場所|かいだん広場
・参加費|インスタント写真撮影のみ 400 円
カチューシャ作りのみ 300 円
セット(カチューシャ作り+インスタント写真撮影)500 円
・参加者数|13 名
104
7-3.バ ザ ー ル サ ポ ー タ ー 活 動
平成 26 年度のバザールサポーターの登録者数は 333 名で、前年度より 38 人の増加となっ
ている。活動内容は、「黄金町バザール」をはじめ「のきさきアートフェア」などのアートイベ
ント時に作品紹介や黄金町のアーティストを紹介する「まちあるきツアー」を定期的に実施し
た。
A. イ ベ ン ト チ ー ム
a) 大 岡 川 桜 ま つ り サ ポ ー タ ー ブ ー ス 運 営
会場の設営・撤去、チラシ配布、商品の製造・販売のほか、大岡川桜まつりに合わせて、サ
ポーター活動の紹介を行った。
・参加サポーター|12名(両日合計)
・日時|4 月 5 日(土)、6 日(日) 11:00-19:00
・会場|ハツネウイングD4
b) こ ど も ア ト リ エ 村 「 春
ヨコハマ・アート・ピクニック」
横浜美術大学生涯学習センターと共催でこども向けもの作り体験ワークショップサポートを
行った。
・参加サポーター|6名
・日時|5月3日(土)13:00∼15:00
・アーティスト|遠藤夏香、couch、敷浪一哉
・会場|横浜美術大学グラウンド
・来場者|親子 50 組(小学生対象)
c)「 黄 金 町 バ ザ ー ル 2014」 サ ポ ー タ ー キ ッ ク オ フ ミ ー テ ィ ン グ
「黄金町バザール 2014」本展開催に向けて、「イベントチーム」「情報発信チーム」「まちあ
るきチーム」に別れ、専門的チームを編成した。また「黄金町バザール2014」の概要や参
加アーティストについての説明、サポーターがガイドを務める「まちあるきツアー」について
の説明などを行った。参加アーティストの制作場所などを訪問し、このエリアへの理解を深め
た。
・参加サポーター|12名
・日時|7 月 5 日(土)16:00-17:30
・会場|高架下スタジオ SiteD
105
B. 情 報 発 信 チ ー ム
サポーターの自主運営により、Facebookを活用した「黄金町 バザールサポーターズ・ノー
ト」にて情報発信を行った。主に、サポーター自信が体験をした黄金町バザールについてのレ
ポートを掲載している。黄金町バザール会期中はほぼ毎日更新することで、黄金町バザールの
魅力を掘り起こし、その取組みについて広く認知してもらうことが意図である。
・参加サポーター|11名
・発信記事数|85本
図 7-3-1
黄金町バザール サポーターズ・ノート
C. ま ち あ る き チ ー ム
黄金町エリアの魅力を伝えるために、開催しているまちあるきツアー運営を行った。サポー
ターが企画の立案、当日の運営、などすべてを行った。
・参加サポーター|10名
・開催日時|5月11日、6月8日、7月13日、12月14日、1月11日、2月8日、3月8日
バザール2014会期中の毎週日曜日(8/10-11/3)
各回13:00・来場者|304 名
106
7-4.市 民 協 働 事 業
前年度に引続きトリエンナーレ学校とチーム活動を実施した。特に、平成 26 年度は「ヨコハ
マトリエンナーレ 2014」(以下、本展)の開催年であったことから、サポーター活動の広報、
サポーター同士の交流の促進のほか、市民活動の充実と自立推進を目標に、横浜市内で開催さ
れたイベントへの出店、サポーター自主企画の実現、チーム活動の実践を行った。また、サポ
ーターの繋がりからクラーク記念国際高等学校の生徒とも交流が生まれ、サポーターと高校生
が連携する場面もみられた。
本展に関わる活動として、主会場の横浜美術館にビジターサービスセンターセンターを設置
しサポーターが直接来場者の対応を行った。その他、鑑賞前の事前ガイダンスやギャラリーツ
アーを担当するガイド活動サポーターの研修および実践を横浜美術館教育普及グループと連携
して行った。また、参加作家から要請があった作品の制作サポートやイベントの運営サポート、
会期中毎日実施されたパフォーマンスの実施などアーティストプロジェクトのサポートを行っ
た。
更に、
「平成 26 年度エリアマネジメント活動助成事業」
(一般社団法人横浜みなとみらい 21)
より助成金を得て、横浜のまちを来場者により知ってもらうためのプロジェクトを設立し、横
浜市内のアート作品や横浜発祥の文化を紹介する地図を発行した。地図は東京都市大学メディ
ア情報学部社会メディア学科上野直樹研究室と協力し、AR(Augmented Reality:拡張現実)と
も連動させ、横浜の歴史や本展に関する情報をスマートフォンで手軽に見られるチャンネルを
用意した。
チーム活動を中心としたサポーター活動の方向性を検討して行く場として前年度より設置さ
れた運営委員会を、組織委員会、サポーター事務局、サポーターの 3 者で引続き実施した。
サポーター登録者数は、平成 27 年 3 月末現在で 1,587 名となり、昨年度から 25.2%増であ
った(平成 26 年 3 月末サポーター登録者数 1,267 名)。
表 7-4-1 トリエンナーレ学校の開催概要
回
実施日
タイトル
参加者数
vol.1
5 月 21 日
ヨコハマトリエンナーレ 2014 の参加作家を知ろう
87 名
107
表 7-4-2
チーム活動概要
イベント・企画チームによるイベント
タイトル、場所
サポーターズサロン「和田昌宏を解剖する」(場所:横浜美
術館)
サポーターズサロン「アート 横浜市」(場所:みなとみら
い Innovation & future Center ※会場提供協力 株式会社
富士通エフサス)
サポーターズサロン「しばいたろか現代アート」(場所:黄
金町高架下スタジオ Site-D)
Invitation to Yokohama Triennale ( 場 所 : 横 浜 美 術 館
/BUKATSUDO/新港ピア)
アート 建築「忘却の海」を航海する船のつくりかた(場所:
新港ピア)
AD ハマトリーツ!「AD とともに忘却の海に漂流する」
(場
所:新港ピア)
実施回数
延べ参加者数
全3回
サポーター:19 名
一般参加者:39 名
全3回
サポーター:16 名
一般参加者:172 名
サポーター:28 名
一般参加者:111 名
サポーター:38 名
一般参加者:45 名
サポーター:4 名
一般参加者:30 名
サポーター:5 名
一般参加者:81 名
全5回
全2回
全1回
全1回
こどもアートチームによるイベント
タイトル、場所
実施回数
きおくのアルバムづくり(場所:横浜市青少年交流センター(ふりーふら
っと野毛山)/横浜美術館)
全4回
子どもアドベンチャー「忘却の海と記憶の空に浮かぶトリとサカナを作ろ
う」(場所:横浜美術館)
全1回
延べ参加者
数
サポータ
ー:56 名
一般参加
者:99 名
サポータ
ー:7 名
一般参加
者:485 名
LOGBOOK チームによるイベント
タイトル、場所
実施回数
LOGBOOK 遊んで作るのワークショップ(場所:横浜美術館/演劇センタ
ーF(黄金町)/新港ピア)
全6回
延べ参加者
数
サポータ
ー:59 名
一般参加
者:127 名
フリペチームによるフリーペーパー「ヨコトリーツ!」の発行
発行日
タイトル
テーマ
発行部数
H26.4 月 22 日
ヨコトリーツ!vol.4
サポーターの声に耳を傾けて
5,000 部
H26.6 月 15 日
ヨコトリーツ!vol.5
写真と写真の間には忘却の海がある
トヨダヒトシ氏インタビュー
5,000 部
H26.7 月 13 日
ヨコトリーツ!vol.6
ヨコトリ 2014 開幕直前!サポーター
の準備も加速中!
5,000 部
H26.8 月 21 日
ヨコトリーツ!vol.7
ヨコハマトリエンナーレ 2014 開幕!
10,000 部
H26.9 月 20 日
ヨコトリーツ!vol.8
ヨコハマに漂着した教室に学ぶ
崎芸術大学特集
10,000 部
H26.10 月 20 日
ヨコトリーツ!vol.9
ヨコトリをもっと楽しもう、ハマトリー
ツ!といっしょに!
108
釜ヶ
10,000 部
H26.11 月 20 日
ヨコトリーツ!vol.10
忘却の海は記憶されたか?
5,000 部
H27.1 月 30 日
ヨコトリーツ!vol.11
チーム活動に携わったみなさん、ヨコト
リ 2014 ってどうでしたか?
5,000 部
デザインチームによる制作物
制作物
制作物
カウントダウンイベントのチラシ
「ヨコトリ総選挙」作品イラスト
「ヨコトリへ行こう」T シャツ
LOGBOOK チームのロゴ
サポーターT シャツ
サポーターズサロンのロゴ
「Invitation to Yokohama Triennale」
案内カード
「めぐるみなとみらい 21 街を歩いてクイズ&ビ
ンゴ!!」問題カード
「ハマトリーツ!」ポイントカード
「ハマトリーツ!」オリジナルボールペン
「ビジターサービスセンター」の案内板
表 7-4-3
実施日
H26.4 月 5 日
∼H26.4 月 6 日
H26.5 月 31 日
∼H26.6 月 2 日
H26.7 月 26 日
H26.10 月 4 日
市内イベントへの参加
主な内容,場所
大岡川桜まつり(場所:中区初黄地区)
第 33 回横浜開港祭(場所:臨港パーク)
南まつり(場所:南区蒔田公園)
第5回みなとみらい秋祭り(場所:高島中央公園)
・ 各チームでワークショップやまち歩きイベントなどを
企画
・ クラーク記念国際高等学校の生徒と東京都市大学の学
生とも協力
・ イベント・企画チーム:「オリジナル缶バッチ制作ワ
ークショップ」の実施(一般参加者 150 名)
・ こどもアートチーム:「バルーンギフト」ワークショ
ップ(一般参加者 39 名)
・ LOGBOOK チーム:LOGBOOK 高島中央公園(一般
参加者 16 名)
・ フリペチーム:「ヨコトリみなとみらい新聞」
・ デザインチーム:ヨコトリ総選挙(展示作品のスケッ
チ)
・ おもてなしプロジェクト:AR を使ったまち歩き(一
般参加者 16 名)
109
延べ参加者数
20 名
51 名
2名
サポーター25 名
クラーク高校 28 名
東京都市大学 5 名
表 7-4-4
実施日
H26.4 月 27 日
H26.5 月 18 日
H26.6 月 22 日
H26.7 月 6 日
H26.7 月 25 日、
H26.7 月 27 日
その他イベントへの参加
主な内容,場所
「ヨコハマトリエンナーレ 2014」開催 100 日前カウン
トダウンイベント「忘却の海へ出航しよう!」(場所:横
浜美術館前「美術の広場」、MARK IS みなとみらい、ラ
ンドマークプラザ)
・ 一般参加者 144 名
ハマトリーツ!キックオフミーティング(場所:横浜市市
民活動支援センター)
ハマトリーツ!キックオフミーティング ver.2(場所:横
浜美術館)
「ヨコハマトリエンナーレ 2014」開催 30 日前カウント
ダウンイベント「忘却の海には何が待つ?」(場所:横浜
美術館前「美術の広場」、MARK IS みなとみらい、ラン
ドマークプラザ)
・ 一般参加者:約 530 組、抽選参加者:184 組
サポーター活動全体説明会(場所:横浜美術館)
『協働の地平』∼ヨコハマトリエンナーレ 2014 サポー
H26.12 月 21 日
ター活動報告シンポジウム∼(場所:ヨコハマ創造都市セ
ンター)
延べ参加者数
43 名
66 名
86 名
53 名
163 名
第 1 部:43 名
第 2 部:57 名
懇親会:37 名
表 7-4-5 おもてなしプロジェクト(平成 26 年度エリアマネジメント活動助成事業)概要
発行物
発行日
主な内容
発行部数
H26.9 月 15 日
おもてなしマップ『忘却』
4,000 部
H26.10 月 3 日
おもてなしマップ『海』
4,000 部
H26.10 月 3 日
おもてなしマップ『芸術』
2,000 部
H26.12 月 23 日
おもてなしマップ『中心』
1,000 部
おもてなしマップ総集編
・4 種類の「おもてなしマップ」の情報を地域別に再編集
し、一つにまとめたマップ
5,000 部
H27.3 月 8 日
イベント
実施日
主な内容、場所
参加者延べ数
AR を使ったまち歩き(場所:高島中央公園)
16 名
H27.1 月 15 日∼
H27.1 月 22 日
「第 47 回地図展 横浜のまち みち みなと」
(場所:横浜
港大さん橋国際客船ターミナル)
13 名
H27.3 月 8 日
めぐるみなとみらい 21 街を歩いてクイズ&ビンゴ!!
(場所:横浜美術館 Café 小倉山、象の鼻テラス、桜木町
駅前広場)
・ 一般参加者 61 組、マップ配布数約 630 枚
サポーター:16 名
クラーク高校:6 名
H26.10 月 4 日
110
表 7-4-6 ビジターサービスセンターの活動概要
実施日
主な内容,場所
参加者延べ数
H26.8 月 1 日∼
H26.11 月 3 日
ビジターサービスセンターの運営(場所:横浜美術館)
・ 来場者へのインフォメーション
・ チラシ配架
・ マイケル・ランディ《アート・ビン》運営サポート
・ スタンプラリーの受付
・ アーティスト・トークやシンポジウム等の受付や運営サポート
・ アンケートボックスの設置
・ 塩田千春《掌の鍵》のための鍵の回収ボックス設置
・ 忘却ワークショップ、写経ワークショップ、ヨコトリ検定の受
付
・ 200 日前カウントダウンイベントプレゼント交換対応(62 組)
・ 「ヨコトリーツ!」、「おもてなしマップ」の折り作業
1,460 名
表 7-4-7 ガイド活動の実施概要
実施日
H26.8 月 1 日∼
H26.11 月 3 日
H26.8 月 15 日∼
H26.10 月 26 日
H26.9 月 14 日∼
H26.10 月 26 日
主な内容,場所
事前ガイダンス(ヨコトリ 2014 ココがみどころ)
(場所:横浜美
術館)
・ 実施回数 99 回(一般団体 13 回、学校団体 83 回)
・ 実施団体数 96 団体(一般団体 16 団体、学校団体 80 団体)
サポーターによるギャラリー・ツアー(場所:横浜美術館)
・ 一般参加者 893 名
・ 計 35 日間 74 回実施(19 ペア、8 月 15 日より毎週金日(1
日1組)、9 月 3 日以降毎週水金日(1 日 1∼2 組)、9 月 27 日
以降毎週水金土日(1 日 1∼5 組))
サポーターによる作品解説(場所:新港ピア)
・ 計 24 回(9 月 14 日より毎週日曜日、9 月 27 日以降毎週土日、
各日2回ずつ実施)
・ やなぎみわ、殿敷侃、ヤン・ヴォー、大竹伸朗の4名の作家の
作品の前に立ち、その場で作品解説を実施
参加者延べ数
136 名
152 名
20 名
表 7-4-8 アーティストプロジェクト支援の実施概要
実施日
主な内容,場所
参加者延べ数
H26.7 月 19 日
グレゴール・シュナイダー《ジャーマン・アンクスト》制作サポ
ート(場所:横浜美術館)
5名
H26.7 月 19 日∼
H26.7 月 21 日
やなぎみわ
ア)
H26.7 月 19 日∼
H26.7 月 21 日
釜ヶ崎芸術大学展示設営サポート(場所:横浜美術館)
H26.8 月 1 日∼
H26.11 月 3 日
マイケル・ランディ《アート・ビン》運営サポート(場所:横浜
美術館)
H26.8 月 1 日∼
H26.11 月 3 日
ギムホンソック「《8 つの息》にまつわる 3 つの物語」作品解説
パフォーマンス(場所:横浜美術館)
81 名
H26.8 月 1 日∼
H26.11 月 3 日
Moe Nai Ko To Ba リーディング・パフォーマンス(場所:横浜
美術館)
162 名
台湾製移動舞台トレーラー外装作業(場所:新港ピ
111
58 名
17 名
-
H26.8 月 5 日
H26.8 月 15 日
H26.9 月 13 日
H26.9 月 22 日
H26.9 月 27 日
H26.10 月 4 日
H26.10 月 18 日
トヨダヒトシ 「映像日記|スライドショー」 運営サポート(場
所:横浜美術館(8/9、9/13)、横浜市イギリス館(旧英国総領事
公邸)(8/15)、ランドマークホール(9/22)、象の鼻テラス
(9/27)、横浜市開港記念会館講堂(10/18)、横浜創造都市
センター(YCC)(10/4)))
51 名
H26.9 月 19 日
釜ヶ崎芸術大学 TAKIDASHI カフェ設営サポート(場所:横浜
美術館、グランモール公園)
1名
H26.9 月 20 日∼
H26.9 月 21 日
釜ヶ崎芸術大学 TAKIDASHI カフェ設営運営(場所:横浜美術
館、グランモール公園)
31 名
H26.10 月 8 日
釜ヶ崎芸術大学 まっかなおつきさんをみる会
(場所:横浜美術館)
H26.11 月 1 日∼
H26.11 月 3 日
「Moe Nai Ko To Ba を燃やす」運営サポート(場所:横浜美術
館)
H26.11 月 4 日∼
H26.11 月 9 日
釜ヶ崎芸術大学
H26.9 月 17 日
H26.9 月 20 日
H26.10 月 1 日
H26.10 月 4 日
H26.10 月 15 日
H26.10 月 18 日
H26.10 月 29 日
映像プログラム運営サポート(場所:横浜美術館)
運営サポート
展示撤収作業サポート(場所:横浜美術館)
2名
39 名
8名
13 名
図 7-4-1 第 33 回横浜開港祭出店の様子
図 7-4-2 第 33 回横浜開港祭出店の様子
図 7-4-3 おもてなしマップ『忘却』
(表面)
図 7-4-4 作品制作サポートの様子
112
8.エリアマネジメントの推進
113
8-1. エ リ ア マ ネ ジ メ ン ト の 方 向 性 の 検 討
エリアマネジメントの方向性の検討のため、平性 26 年度は横浜市都市整備局より委託された
調査の一環として当該地区で活発に活動を行う 9 団体を対象にヒアリング調査を実施した。調
査では、各団体の活動状況を把握するためのヒアリング調査を実施、当該地区で起きている多様
な活動の把握を行った。また、各団体の活発になっている活動が滞りなく実施され、参画しやす
い状況を作るため、地域が主体となって運営される「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」の中
で意見交換を行い、それらの団体と協議会に代表される地域が情報交換、また互いの活動に参画
できるプラットフォームの構築を目指した。
A. ヒ ア リ ン グ 調 査 の 実 施
ヒアリング調査では当該地域で起きている活動を把握するため、町内会などの組織 3 団体、
と近年活動が活発な「地域福祉」
「地域資源」を活かした活動を展開する 5 団体の計 8 団体に実
施、それぞれの団体内の課題、また今後の展望等の分析を行った。
表 8-1-1
No.
1
ヒアリングを実施した団体
分類
町内会組織
団体名
ヒアリング実施日時
日ノ出町町内会
2015 年 2 月 23 日
2
日ノ出町青年会
2015 年 3 月 2 日
3
初黄町内会
2015 年 3 月 14 日
4
地域福祉(子ども、高齢者
東小学校はまっ子ふれあいスクール
2014 年 10 月 16 日
5
等)のために活動する組織
不老町地域ケアプラザ
2014 年 10 月 22 日
株式会社ツクイ
2014 年 10 月 10 日
6
7
地域資源(大岡川)を活か
横浜 SUP 倶楽部
2015 年 2 月 3 日
8
した活動を行う団体
水辺荘
2015 年 2 月 6 日
114
表 8-1-2
N
o.
1
分類
町内会
組織
団体名
日ノ出町町内
会
2
日ノ出町青年
会
3
初黄町内会
4
地域福
祉(子ど
も、高齢
者等)の
ために
活動す
る組織
東小学校はま
っ子ふれあい
スクール
5
不老町地域ケ
アプラザ
6
株式会社ツク
イ
ヒアリングの結果
主な課題
今後の展望・連携
NPO・行政の
支援の必要性
・活動の担い手の不足 ・大岡川に新たに整備され
・周辺組織との情報交 る日の出桟橋を使った活
換の場の不足
動の展開
・地域で活動を行っている
団体との情報交換の場の
整理
・後継者の不足
・事業について「拡大」で
・活動の担い手の属性 はなく「持続」を目的とし
の変化(自営業からサ て展開する
ラリーマンへ)
・他の町内組織との情報共
有、お互いの事業を尊重し
ての連携を行いたい
・連携・情報交換
の場の提供・支援
・若い世代の不足
・イベントでの子どもの参
・商店主の若い世代が 加者が増えているので子
育っていない。町内会 ども会の設立
に参画する意義を感
・若い世代、特に商店主の
じていない。
意見をひろう場の構築
・外国籍の子どもたち ・NPO 法人化に伴う事業
に対してのサポート
展開
の難しさ
・まちの中のコンテンツを
・NPO 法人化に向け
利用した活動の展開(例え
ての事業の展開
ばアーティストを講師と
したワークショップ、
NPO の施設での事業の展
開)
・不老町地域ケアプラ ・拠点施設以外での事業展
ザでの事業が主体の
開は人員的に難しい
ため、他地域への展開 ・活動を支援するボランテ
は難しい
ァを発掘するような事業
は展開したい
・連携・情報交換
の場の提供・支援
・商店支援のセミ
ナーなどの提案
・連携・情報交換
の場の提供・支援
・連携・情報交換
の場の提供・支援
・事業を展開する
ためのコンテン
ツ・リソースの提
供、提案
・活動の受け皿と
なるパッケージ
の提案
・組織間の連携の
担い手としての
支援
・介護職員の不足
・自社のサービスを地域に ・連携・情報交換
・地域のコミュニティ 提供を行いたい
の場の提供・支援
と入居者のコミュニ
・NPO、商店会等と連携 ・活動の受け皿と
ティの交流
したプログラムの提案→
なるパッケージ
地域との距離感を近づけ
の提案
る事業展開
115
B. 協 議 会 、 ヒ ア リ ン グ 対 象 団 体 な ど 当 該 地 区 で 活 動 を 行 う 団 体 間 で の 意 見 交 換 の 実 施
地域が主体となって運営を行う「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」定例会の中でヒアリン
グを行った団体を招き、それぞれの活動を行う立場での意見交換を行った。
a)意見交換会の概要
・日時:平成 27 年 2 月 26 日。10 時∼12 時
・場所:高架下スタジオ Site-D 集会場
・参加団体:初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会(初黄町内会・日ノ出町町内会、東小学校 PTA)、
東小はまっ子ふれあいスクール、不老町地域ケアプラザ、(株)ツクイ、横浜 SUP 倶楽部、初
黄日商店会等、NPO 法人黄金町エリアマネジメントセンター
・主な意見:
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C. 地 域 活 動 の 情 報 共 有 の た め の プ ラ ッ ト フ ォ ー ム の 構 築
今年度実施したヒアリング調査、また協議会での意見交換での意見を元に地域の活動を共有し、
新たな活動の醸成の場となるプラットフォームの構築の検討を行った。協議会の定例会をその場
として位置づけ、地域内で活動をする団体が参画しやすい仕組みの構築を行う。
協議会の構成=定例会に参加するメンバー
協議会の活動=
「安全・安心のまちづくり」のフロント活動
定例会
事業
役員会
定例会
(役員会)
で検討
役員
部会
①まちづくり推進部会
②浄化推進部会
③広報・イベント部会
④地域環境整備部会
⑤地域商業推進部会
協議会の基幹活動(行事・イベント)
まちづくりニュースの発行
防犯パトロール
防災・防犯イベント
管理施設の運営
・炊出し
・地域防犯拠点ステップ・ワン
・防犯マップづくり
・Kogane-X Lab.
・防災マップづくり
・かいだん広場
連携
基幹団体
日ノ出町町内会
初黄町内会
赤英町内会
東小学校 PTA
基幹団体の活動
もちつき、歳末夜警
節分祭、例大祭、老人サロン
新たな事業の可能性
協力団体(自主的な活動を行っている団体)
連携
黄金町エリアマネジメントセンター / 横浜市立大学 / 大岡川川
連携
・子どもワークショップ
の駅運営委員会 / 大岡川桜まつり実行委員会 /BankArt1929/
神奈川県警本部 / 伊勢佐木警察署 / 京浜急行電鉄 / 横浜市中
・高齢者ワークショップ
区役所・都市整備局・文化観光局・市民局
協力団体の自主活動
<協力団体の発掘>
活動系:ラジオ体操など
講座系:介護講座など
・のきさきアートフェア
初黄日商店会
・はつこひ市場
東小はまっ子ふれあいスクール
・放課後児童支援
不老町地域ケアプラザ
・老人の活動サポート
(株)ツクイ
・水辺マップづくり
横浜 SUP 倶楽部
・のきさき × 福祉
・防犯パトロール × 桟橋清掃
・水辺マップ × 防災マップ
etc.
.
.
水辺荘
協力団体を増やす
情報共有のプラットフォーム
図 8-1-1
・
・
・
協議会定例会をプラットフォームとした情報共有の仕組み
117
参加者を増やす
不特定多数の人の受入
街づくり協議
8-2.ま ち づ く り の 担 い 手 と の 協 働
A. 初 黄 日 セ ミ ナ ー ( 黄 金 町 ゼ ミ ) の 企 画 ・ 運 営
初黄日商店会の事務局として、初黄日セミナーを企画・運営し地域商業活性化に向けた取り組
み施策の検討及び実践に向けた準備を行った。第1回目は、中小企業基盤整備機構で中小企業診
断士の長坂泰之氏を招聘し「商店主が心得るべき「お店が儲かるまちづくり」のツボを探す」と
題して「100 円商店街」「バル」「まちゼミ」といった近年商店街活性化事業として注目されて
いる取り組み事例について紹介した。参加者は主に商店会に所属する店主と NPO 職員、行政職
員であった。ここで紹介された事例をもとに、初黄日商店会が次年度実施する活動の柱を検討し、
第 2 回目の初黄日セミナーの内容へとつなげた。
第 2 回目の初黄日セミナーは「得するまちのゼミナール(通称:まちゼミ)実施に向けて始
動!」と題して、岡崎まちゼミの会代表の松井洋一郎氏を招聘し、まちゼミに関する基本的な姿
勢について学んだ。このまちゼミを実施するにあたり、商店主だけでなく、当該地区で活動する
アーティストも含め、個店・個人が活躍する機会を創出する目的から、レジデンスアーティスト
にも声かけを行った。これにより、地元商店主・アーティスト・NPO 職員・行政職員が参加す
る場をつくることができた。
初黄日セミナーvol.1
会場
高架下スタジ Site-B
開催概要
時間
参加人数
H26.9 月 6 日(土)
15:00∼17:00
商店主:14 人、NPO:4 人、行政:1 人
意見交換の内容
(1)「まちの資源」の発掘(来店者づくり)
・まちの資源とは→観光+経済
・キーワードは「変化への対応」→「儲かるまちづくり」→「具体策の実行」
・3 種の神器「100 円商店街」「バル」「まちゼミ」→初黄日はどこれを取り入れるのか?
・メイドイン初黄日の創出(ほめられるもの) メイドインアマガサキ
・「桜まつり」のお客さんを来店させるにはどうしたら良いのか?
・飲食・物販店舗以外も参加できるまちづくり
・リピーターになってもらうには、目的のお店以外にもついでに寄れる場所があるのが大切
(2)如何に通過する人をひきつけられるか
・日ノ出町、黄金町の2駅があることをあらためて認識
・米子の話:今まで通過しているだけだった人から如何にお金をおとさせるか、この地域にも
当てはまること
(3) 店と客の繋がりをつくるために(店の中に入ってもらうにはどうすればよいのか)
・皆で集めって行う一過性のイベントは疲弊しやすく、商店への効果がうすい。大切なのは個
人の商店にお客さんを呼び込むこと、それを継続して行うこと
【1】 「100 円商店街」と「メイドインアマガサキ」
・「100 円商店街」→100 円で地元にアピールできるものは何なのか?
・100 円商店街などを行う要素はある。→要素をどのように繋げるか
・今ある要素(良くも悪くも)をどう見つけるか
・差別化、特徴をだせるものはあると思う
118
【2】「まちゼミ」→集まって勉強する商店街
・店のサービスとお客さんの出会いの場をつくる→店のファンをつくる
・個人商店の敷居が高くなっている。
・それを乗り越える「楽しさ」「人と人のつながり」を作れたら良い
・「まちゼミ」:初黄日は卸売業者が集まるプロのまちなので、その視点を活かす
・まちゼミの取組は面白いと思う。しかし、それを行う時間・体力・気力がでるのか
→まちゼミを行うのは一番お客さんの居ない時間。だからこそ店・客双方にメリットがある
【3】バル
・野毛では昔から行っている。最近はメリットを理解してくれず、脱退する商店が多い(特に
古参の商店)、逆に新規商店は積極的に参加してくれる
(5)商店会の役割とは
【1】 広報について
・自分で自分のまちを広報する。
・自分のまちで行っているイベントに参加している地元の人が少ない
・ターゲットをどうきめるか
・業種によって商圏が違う
【2】この地区の良さを出す。活かす(横浜の特徴とは?)
・この地区の何が他の地区と違うのか気づくこと
・年配の人がたのしめるまち
【3】広域的に考えること(周辺との回遊性を如何につくりだすか)
・地域をもう少し広げて他のまちとの連携、まちからまちへ周ってあるける楽しみをつくる
【4】実験的にやれる場所の提供(新たな事業者の発掘)
・コモンカフェ:一日店長、一日シェフの需要はたくさんある
初黄日セミナーvol.2
開催概要
会場
時間
H27.3 月 8 日(日) 15:30∼17:30
高架下スタジオ Site-D
参加人数
商店主 16、アーティスト 6、NPO6、行政 3
意見交換の内容
まちにおける商業の役割とは
(1) 商店街の商店は顧客が減るのを立地の問題にしたがるが、そうではないと思う。
→大切なのは「商店街」としての繋がりだけでなく、「店と店」の繋がり。組織ではな
く、目的意識・事業で繋がり、働く「人」の魅力を顧客に如何に伝えるか。
(2) 実は若い顧客が増えている。「かつお節」を取り扱っているので、かつお節についてあ
まり良く知らない若い客層、特にカップルがふらっと店に来て、何のお店か訪ねてくる
ことが増えた。あまり売上には結びつかないが暇な時は 20 分位話こんだりする。
→まさにそれを「まちゼミ」というパッケージで多数のお店が同時に、面的に行うこと
により高架がでる。
(3) 地域商店の必要性は店主・地域性によって異なってくる。セミナーなどで「人と人」の
繋がりをつくることにより、その必要性を発見することができればと思う。
→実は「まちゼミ」を実施したお店は 6 割がその業態を変更した。それはまちゼミでの
顧客との繋がりから、本当に必要とされているものが分かったから。今は専門店の知識
と顧客が繋がっていない状態。それをまちゼミで繋げていく。まちゼミが実証実験の場
になる。
(4) 他の地域の商店街の方からお話を聞くと、実は過半数以上の店舗が商店街の活性化を望
119
んでいなく、逆に潰れてほしいと思っている所が多くあった。
→活性化している商店街ほどその問題を抱えている、活性化して人が多いということは
土地の価格があがるため。なので「商店街を良くしましょう!」という発想ではついて
これない店舗が多い。「自分の商売を良くしたい!」という気持ちが大切でそこからム
ーブメントが発生する。
(5) イタリアに住んでいた時、お店に買いものに行った時に、そこに目当ての品が無くても
違う店を紹介してくれた。品がなくてもお店とお店のコミュニケーションがとれてい
て、なおかつ店主とのコミュニケ­ションもできるので、買い物に対するストレスがま
ったく無かった。値段にあまり囚われずに買い物ができた。
日本に帰ってきて通販などでモノを買うようになったら、少しでも高くものを買うと損
した気分になる。まちゼミの話を聞いて、イタリアで体験したようなお店を増やすよう
なこころみだなと思った。→日本でも東日本大震災以降、コミュニケーションが取れる
お店を望む声が増えてきている。
(6) 「まちゼミ」の話を聞いていて、アーティストとして何ができるのかを考えていた。作
家とし
て何を目的・メリットとしてまちゼミを行えばいいのか。→「まちゼミ」の特徴は「三
方(商売人、顧客、地域)」に対してバランスを取ることです。アーティストも言い換
えれば「事業者」となるので「事業者」として、自分のプレゼンテーションの場として
参加するのはひとつの意義になると思う。→大切なのは「まちゼミ」を通して自分の魅
力を如何に顕在化するか。それはアーティストもお店も一緒だと思う。アーティストと
お店が揃うとすぐにコラボレーションをしたがるが、それをするのは自分の魅力が顕在
化してから。→「まちゼミ」を通して商店がアーティストを紹介できる。逆にアーティ
ストが商店を紹介できる。そんな関係性をつくりたい。
(7) アーティストはこの地区に根付いて何を目標として活動をしているのか
→一番大切なのは「良い作品」を作るということです。それをどう「まち」に対してク
ロスさせていくか。それがこのまちでは重要だと思う。
(8) 今はお店で実際のものを見て、Amazon で最安値を検索して買う時代になってしまって
いる。ネット検索に負けない「まちゼミ」を如何につくるのか
→「まちゼミ」の受講者にアンケートを取ると以外に「お客さん同士のコミュニケーシ
ョンが楽しかった。」という意見がとても多い。そのコミュニケーションがネット販売
では絶対できない強みだと思います。
(9) どのような状態までの商店街だったら「まちゼミ」で救えるのか
→廃業を前提にして商店街でもやったことがあります。そこの人たちの考えは有終の
美を飾りたいという「商人魂」でした。まちゼミで必要なのは商人魂です。
図 8-2-1
初黄日セミナーvol.1 の様子
図 8-2-2
120
初黄日セミナーvol.2 の様子
B. の き さ き ア ー ト フ ェ ア ザ キ 祭 り
連携イベントの企画・運営
毎月第 2 日曜日に開催している「のきさきアートフェア」の集客増加と来街者の回遊性向上
を目指し、伊勢佐木町 6 丁目(ザキ六振興会)が主催する「ザキ祭り」と連携する企画を検討
した。実施日は、平成 26 年 8 月 10 日(日)11:00∼19:00 を全体のイベント時間として
設定した。また、当該地区と伊勢佐木モールの間に立地する文化施設(nitehi works、シネマジ
ャック&ベティ、ART Lab OVA、旧劇場)との連携を図り、地域一体となったイベント開催を
目指した。プログラムは下記の通り。
のきさきアートフェア
アート作品の展示・販売
アーティストワークショップ
まち歩き「黄金町バザール 2014」
ビアガーデン
はつこひ市場(商店会主催事業)
打ち水大作戦(初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会主催事業)
ザキ祭り
食の市
ポンプ車打ち水
ものづくりワークショップ
メディアインスタレーション(@CROSS STREET)
シネマジャック&ベティ
横浜をテーマとしたアニメーション
「Blue Eyes in HARBOR TALE」上映期間
旧劇場
ランチパーティー
ART LAB OVA 横浜パラ
ダイス会館
ブラジル炭火焼屋台「ガウジャ」
nitehi works
オープンスタジオ(親子連れで楽しめる水遊び)
これらプログラムの他、回遊性を高める仕掛けとして、共通のサインを街中に展開し、動線誘
導を行う他、スタンプラリーのポイントを各会場に設置する計画とした。(ただし、イベント当
日は、台風による影響で荒天となり中止)
今回の連携企画に関しては、年度当初(4 月)よりザキ六振興会と打ち合わせを重ね、のきさ
きアートフェアの拡充を目指してきた。そこで、次回以降連携強化を図るべく、ザキ六振興会及
び参加文化施設運営団体、そして NPO とが集まり意見交換を実施する場をつくった(2 月 8 日、
3 月 17 日に実施)。
そこでは、施設や地域間が連携する意義や見せ方の工夫が必要であること、また、アーティス
トが参画することでできることやその可能性について議論がなされた。そして、初黄日商店会に
て実施する方向で検討しているまちゼミへの参加の可能性についても議論された。
また、ザキ祭りとのきさきアートフェアの連携イベントは、3 月 8 日に実施した他、来年度
では 6 月、そして 8 月にも予定している。
121
図 8-2-3
のきさきアートフェア ザキ祭りチラシ
122
8-3. 安 全 ・ 安 心 の ま ち づ く り
A. 機 械 警 備 の 導 入
黄金町エリアの安全・安心のまちの継続に向けて、機械警備による24時間態勢の保安や、見
通しの悪い通りのなどの安全性確保を目的に、エリア全体の警備体制を整備。
また、NPO が管理する施設を中心として、特に重点地区内において、地域全体の防犯意識の
向上と、犯罪抑止をテーマに平成 21 年度末に青灯を設置した。現在も点灯を継続している。
B. 夜 間 に お け る 映 像 作 品 の 投 影
アートの力によって防犯性を高めることを目的に、黄金町エリアでは、夜間映像作品を路上や
建物の外壁、高架等へ投影している。建物の外壁への投影は、NPO が管理している小規模店舗
の外壁を活用した。
C. 初 黄 ・ 日 ノ 出 町 環 境 浄 化 推 進 協 議 会 の 活 動 支 援
当該地区では、健全なまちへの再生に向け、地域住民が主体となって「初黄・日ノ出町環境浄
化推進協議会(以下、「協議会」とする。)」を設立し、当 NPO 法人をはじめ、警察、大学、行
政、大学と協働して「安全・安心なまちづくり」に取り組んでいる。その取組は「まちづくり推
進部会」
「浄化推進部会」
「広報・イベント部会」の3つの部会と、今年度より新たに設立された
「大岡川環境整備部会」の取組をさらに地域資源全般へと拡大をした「地域環境整備部会」、地
域商業の活性化を目的とした「地域商業推進部会」の 5 つの部会から成立っている。当 NPO で
は毎月の定例会の運営、また毎月発行される「まちづくりニュース」の編集など恒常事業の支援、
また今年度は平性 17 年神奈川県警により実施された違法小規模店舗の一斉取締「バイバイ作戦」
の 10 周年を記念して行われた「バイバイ作戦 10 周年記念イベント」に代表されるイベントの
実施支援を行った。
a)恒常事業の実施支援
a-1.事前打ち合わせ(協議会役員との事前調整)
協議会役員会、定例会の開催前に中区区政推進課、横浜市都市整備局、文化観光局と共に、協議
会事務調整会議を中区役所にて実施、協議会の会議が円滑に進行するよう事前調整を行っている。
a-2.役員会、定例会、合同会の開催
原則毎月第 3 水曜日に役員会、毎月第 4 木曜日に定例会を実施。当日の配布資料の作成、出力、
会場設営行った。
a-3.協議会が行う視察、記者対応及び外部機関との連絡等の調整支援
視察団体に対して、地域の概要説明や質疑応答への対応、記録撮影等を実施。また視察内容につ
123
いて定例会にて発表を行い、当協議会活動の外部からの評価を協議会参加者に対して明示できる
ように努めた。
a-4.協議会広報活動の支援
①「まちづくりニュース」の編集及び配布等
協議会の活動、NPO の活動など当地区の情報を掲載した「まちづくりニュース」の編集・発行・
配布を行なっている。発行は毎月行い、初黄・日ノ出町地区、周辺の赤英・東ケ丘などに配布を
行なった。
②協議会ホームページの更新
協議会ホームページについてイベントなどに併せて日常的な更新を行った。ホームページに対し
てのアクセス数、アクセス元などを分析し協議会で発表を行うことにより、当協議会の注目度を
明示できるように努めた。
a-5.各部会の活動
①まちづくり推進部会
定例会・役員会の運営、街づくり協議、かいだん広場の清掃、Kogane-X Lab.の運用
②浄化推進部会
防犯パトロールの開催、テント看板の撤去、東小学校 PTA との連携
③広報・イベント部会
まちづくりニュースの発行、ホームページの運営、イベントの開催・協力(打ち水イベント・大
岡川桜まつり)、地域防犯拠点ステップ・ワンを利用した啓発活動
④地域環境整備部会
「ハマロードサポーター」と連携した環境整備、大岡川を活用したイベントの開催、日ノ出町 A
地区新規桟橋の協議への参加
⑤地域商業推進部会
地域経済活性化のための勉強会の開催
124
b)イベントの実施支援
b-1.防災炊出し(地域環境整備部会)
大岡川桜桟橋前で炊出し訓練と消防訓練を実施
・実施日|2014 年 10 月 25 日(土)
・会場|桜桟橋前
・参加者|約 200 名
b-2.初黄日トーク vol.2
防犯編(浄化推進部会)
「地域防犯の取組を見直そう」をテーマに、伊勢佐木警察署、横浜市都市整備局により地域
が今置かれている状況の説明、また防犯をテーマとした「まちあるき」を行い、防犯マップと
してまとめを行った。
・実施日|11 月 30 日
・会場|高架下スタジオ Site-D 集会場
・参加者|54 名
125
b-3.バイバイ作戦 10 周年記念式典の開催
東小学校体育館、黄金町交番前を会場として、この 10 年のまちづくりについての報告、神
奈川県警音楽隊による演奏、今後の 10 年の変わらぬ活動の決意として「自立宣言」の読上げ
などを行った。
・開催日|平性 27 年 1 月 11 日(日)
・会場|東小学校体育館、黄金町交番前広場
・参加者|107 人
126
7 ­4 安 全 ・ 安 心 ま ち づ く り 拠 点 「 Kogane-X Lab.」 の 運 営 ・ 活 用 の 支 援
A. 第 22 回 大 岡 川 桜 ま つ り
昨年度末より開催してきたはつこひ市場を桜まつりで開催。恒例のマフィン販売は「デコレー
ションマフィン作りワークショップ」としておこなった。また、今年の子どもワークショップは、
大きな灯ろう作りを聖母幼稚園の園庭にて行なった。
・日時|4 月 5 日(土)、6 日(日)
・場所|高架下スタジオ Site-D、聖母幼稚園
・参加人数:学生名
B. ふ り ー ふ ら っ と 子 供 の 日 ま つ り
しんぶんしわーるど
昨年も参加したこどもの日まつりに今年も参加した。今回は新聞紙を使った遊びを楽しめる
「しんぶんしわーるど」を企画。折り紙やボーリング、的あてなどをおこない、中でも新聞紙プ
ールがとても好評を博した。
・日時|5 月 5 日(日)
・場所|ふりーふらっと野毛山
・参加人数|学生 6 名
127
C. は つ こ ひ 市 場
のきさきアートフェアに初黄日商店会と協同で参加している。メインで販売している定食の販
売サポート、地域商店の商品販売サポート、子供ワークショプの運営をおこなった。また、10
月には秋の恒例になったさんま祭りを開催した
・日時|4 月∼3 月
各第2日曜日
・場所|高架下スタジオ Site-D
・参加人数|学生 10 名(各回平均)
128
D.「 黄 金 町 バ ザ ー ル 2014」 へ の 参 加
2 階壁面全体を使い、黄金町バザールに来場した方が自由に黄金町のおすすめや好きな場所書
き込める Koganetter(コガネッター)の展示、階段壁面に市大学生が行なって来た活動のパネ
ル展示を行なった。
・日時:8 月1日(金)∼11 月 3 日(月)
・場所:コガネックス•ラボ
・参加人数:学生 5 名
E. ス マ ー ト イ ル ミ ネ ー シ ョ ン
平成 26 年度は川面をゆったりと楽しんで貰えるようにナイトカフェを行い、暖かい飲み物や
お菓子を販売し、護岸にはパラソルをライトアップした客席を用意した。また、11 月 3 日(月)
に開催した日ノ出町駅前商店会が主催のイベント「長者橋水劇場」との協力を行い、市大学生
は水上劇場周辺へのライティング、駅前商店会はナイトカフェへの参加を行なった。
・日時:11 月 1 日(日)∼11 月 3 日(月)
・場所:旭橋∼桜桟橋
・参加人数:学生 17 名
129
F.「 黄 金 町 A.I.R オ ー プ ン ス タ ジ オ ! 」 へ の 参 加
黄金町で活動するアーティストを紹介する NPO の企画に参加し、スタジオ見学者への道案内
やまちの紹介を行なった。
・日時:3月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
11:00∼17:00(8 日のみ 15:00 まで)
・ 場所:コガネックス•ラボ
・ 参加人数:学生 10 名
130
9.広報
131
9-1.地域に向けた情報発信
a)まちづくりニュースの発行
初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会と NPO との共同発行で、主に黄金町地区のまちづくりと
アート情報を届ける地域向け広報紙として毎月1日に 4,000 部を発行した。平成 26 年度は、
黄金町バザール開催時に特別号として部数を増刷し、黄金町バザール来場者への配布を積極的
に行うことで、外部発信に力を入れて取り組んだ。
b)地域の回覧板と掲示板の活用
月に一度発行している「まちづくりニュース」や「黄金町バザール」の情報などを中心に、
地域町内会の協力のもと、回覧板での情報提供を行っている。また、初黄町内会、日ノ出町町
内会が管理する掲示板 12 カ所へのちらしの掲出も適宜おこなっているほか、管理施設付近 3
カ所に設置している掲示板には、毎月発行している「まちづくりニュース」を拡大コピー、ラ
ミネートしたものを掲出し、各月のイベント情報のみならず、黄金町エリアのまちづくりの取
組みを、まちの住人への情報発信の場として活用している。
9-2.文化芸術の情報発信
a)ウェブサイト
NPO の活動や主催イベントの情報プラットフォームとして、web の管理・運営を行なってい
る。昨年度に続き、黄金町バザールおよびシンポジウム企画の特設 web サイトの開設を行なっ
た。また、平成 27 年度 黄金町アーティスト・イン・レジデンスの募集に合わせて、その特設
web サイトのリニューアルを図り、事業内容に対応した情報ツールとして整備した。
年間のホームページへのアクセス件数は表 9-2-1 のとおりで、英語表記が不十分なためほと
んどが日本からのアクセスであった。
表 9-2-1
国
ホームページアクセス件数
件数(件)
割合(%)
日本
118578
93.66
台湾
936
0.74
韓国
931
0.74
アメリカ
869
0.69
ドイツ
670
0.53
カナダ
583
0.46
132
タイ
414
0.33
フランス
373
0.29
フィリピン
366
0.29
ブラジル
282
0.22
b)メールニュース
黄金町バザール、黄金町芸術学校、のきさきアートフェアなどのイベントの他、サポーター
活動の募集などを含む情報の発信を行なっている。平成 26 年度は、HTML 形式を採用し、PC
利用者については、画像付きのメールを配信することで、目の惹く文面作成を行った。メール
ニュース登録者数は 1723 名で、配信回数は計 25 回(2014 年 4/1∼2015 年 3/31)である。
c)SNS(twitter/Facebook)
日常的な情報の発信ツールとして SNS(Twitter/Facebook)を利用した。Twitter は週に 4
日程度の更新を行い、フォロワー数は 3357 件である。Facebook は、平日はほぼ毎日 1 回は
更新を行い、フォロワーの数は 2709 件であった。
d)他の文化施設との広報協力
横浜創造界隈の文化活動拠点を中心に、全国の文化施設のちらしの配架協力、ポスターの掲
示協力を積極的に行った。
133
9-3.メディア出演・掲載実績
今年度のメディア掲載実績(海外の媒体を含む)は計 133 件であり、前年度の実績を上回っ
ている。今年度の掲載媒体の内訳は図 9-1 のとおりで、「ウェブ」の 41%が最も多く、次いで
新聞と雑誌が多い。その掲載内容は「黄金町バザール 2014」の 40%が最も多い割合を占めて
いるが、そのパーセンテージは前年度に比べると下がっている。
「黄金町バザール」のみならず、
「バイバイ作戦」やレジデンスアーティストなどの人物紹介など、多岐にわたる内容が取り上
げられたといえる。
表 9-3-1
年度
新聞
テレビ
ラジオ
前年度との比較
雑誌
フリーペーパー
ウェブ
その他
合計
平成 25 年度
20
6
4
10
18
38
4
100
平成 26 年度
28
12
8
16
12
55
3
133
その他
2%
地域
7%
新聞
21%
ウェブ
41%
テレビ
9%
雑誌
12%
商店
5%
バイバイ
作戦
9%
ラジオ
6%
バザール
40%
人物紹介
11%
イベント
22%
フリー
ペーパー
9%
図 9-3-1
NPOの
取り組み
5%
メディア掲載媒体
図 9-3-2
134
掲載内容について
その他
1%
表 9-3-2
No
掲載日
カテゴリ
メディア掲載一覧
媒体名
フリーペ
不明
黄金町エリアマネジメントセンターの
エリトア
ーパー
1
取材内容
AIR について
黄金町エリアマネジメントセンターの
不明
テレビ
UBC(蔚山放送)
日常的な取組み紹介
2
黄金町のレジデンスアーティストの紹
不明
テレビ
韓国電波振興協会
近さん)
3
4
介(竹本さん、モモコさん+嶋山さん+
不明
テレビ
ユーテレビ
黄金町バザールの紹介
4 月 11 日
テレビ
朝日放送(大阪)
黄金町の高架下スタジオの紹介、活動の
取組みについて簡単に紹介
5
谷口さんへ街の移り変わりに対する思
4 月 24 日
新聞
読売新聞
いを聞き取り
6
山野さんのおすすめグルメスポット「和
6 月 26 日
雑誌
ぴあ MOOK:横浜食本
泉屋」さんの紹介
7
8
7月5日
新聞
産経新聞
阿川大樹さんの紹介
7 月 10 日
ウェブ
マグカルドットネット
シンディー・望月「占いの館」体験レポ
ート
9
ヨコハマトリエンナーレ
7 月 11 日
雑誌
11
黄金町バザールの紹介
2014 公式ガイドブック
10
7 月 17 日
ウェブ
ヨコハマ経済新聞
阿川大樹さんの紹介
ハマカラ
黄金町バザールの紹介
フリーペ
7 月 18 日
ーパー
12
黄金町エリアマネジメントセンターの
7 月 18 日
ウェブ
P+Archive
記録方法の紹介
13
14
7 月 18 日
ウェブ
ヨコハマアートナビ
黄金町バザールの紹介
15
7 月 19 日
雑誌
Yokohama Walker
初黄・日ノ出町地区の地図紹介
16
7 月 19 日
ウェブ
ヨコハマ経済新聞
黄金町バザールの紹介
17
7 月 20 日
雑誌
フィガロジャポン
黄金町バザールの紹介
18
7 月 24 日
雑誌
Hanako
アートブックバザールの紹介
19
7 月 25 日
雑誌
日経 BP 社「DAZZLE」
黄金町バザールの紹介
135
フリーペ
7 月 25 日
ヨコハマアートナビ
黄金町バザールの紹介
ーパー
20
21
7 月 25 日
ラジオ
FM ヨコハマ
黄金町バザールの紹介
22
7 月 29 日
ウェブ
au テレビ G ガイド
黄金町バザールと山野さんの紹介
7 月 31 日
ウェブ
【東アジア文化都市】公式ウ
黄金町バザールの紹介
ェブサイト
23
24
7 月 31 日
ヨコトリ記者会見資料
黄金町バザールの紹介
25
7 月 31 日
ウェブ
レッツエンジョイ東京
黄金町バザールの紹介
26
7 月 31 日
ウェブ
マグカルドットネット
ウォルター・スコットのインタビュー
27
8月1日
ウェブ
ヨコハマ経済新聞
黄金町バザール開幕のニュース
28
8 月 11 日
新聞
日刊スポーツ
黄金町バザールの紹介
29
8 月 12 日
雑誌
オズマガジン
黄金町バザールの紹介
30
8 月 12 日
ウェブ
マグカルドットネット
ライヤー・ベンのインタビュー
31
8 月 15 日
ウェブ
創造都市横浜
黄金町バザールの紹介
32
8 月 16 日
テレビ
BS ジャパン
黄金町エリアの建物ツアーについて
33
8 月 20 日
新聞
読売新聞
黄金町バザールの紹介
8 月 21 日
ウェブ
「横浜観光情報」サイト
黄金町バザール、アートブックバザー
ル、バザール・バザールの紹介
34
35
8 月 21 日
ラジオ
FM ヨコハマ
黄金町バザールの紹介
36
8 月 22 日
テレビ
37
8 月 22 日
新聞
神奈川新聞
黄金町バザールの紹介
38
8 月 23 日
ウェブ
47Walker
黄金町バザールの紹介
39
8 月 24 日
ラジオ
FM ヨコハマ
黄金町バザールの紹介
40
8 月 26 日
新聞
毎日新聞
黄金町バザールの紹介
41
8 月 28 日
新聞
読売新聞
阿川大樹さんの紹介
42
8 月 28 日
ウェブ
ロンリープラネット.com
黄金町バザールの紹介
43
8 月 28 日
新聞
朝日新聞
黄金町バザールの紹介
ホットペッパー
黄金町バザールの紹介
黄金町バザールの紹介(ウダム、ズース)
フリーペ
8 月 29 日
ーパー
44
黄金町バザール(インドネシアのアーテ
9月1日
雑誌
さらさ
ィスト)紹介
45
46
9月1日
雑誌
家庭画報インターナショナ
136
黄金町バザールの紹介
ル
秋冬号
47
9月1日
広報誌
中区版広報よこはま
黄金町バザールの紹介
48
9月1日
テレビ
BS ジャパン
黄金町バザールの紹介
49
9月5日
ラジオ
FM ヨコハマ
50
9月9日
新聞
朝日新聞神奈川版
51
9 月 12 日
新聞
毎日新聞神奈川版
黄金町バザールの紹介
黄金町バザールの紹介(ジアウェンのイ
52
9 月 13 日
テレビ
ンタビュー)
テレビ神奈川
黄金町バザールの紹介(ライヤー・ベン
53
9 月 19 日
テレビ
BS ジャパン
制作風景)
54
9 月 20 日
雑誌
横浜ウォーカー
黄金町バザールの紹介
9 月 20 日
雑誌
美術の窓
キュレーターによる黄金町バザール紹
介
55
東アジア文化都市事業の黄金町バザー
9 月 20 日
テレビ
BS 日テレ
ルの紹介
56
57
9 月 25 日
ウェブ
マグカルドットネット
S.O.S ツアーの体験レポート
58
9 月 27 日
テレビ
BS TBS
おはじきサッカーの紹介
典藏今藝術
黄金町バザールの紹介
雑誌(台
59
9月
湾)
バザール・バザール、アートブックバザ
60
10 月上旬
雑誌
JTB バブリッシング
フリーペ
旅 う ら ら 横 濱 ガ イ ド MAP
ーパー
Vol.10
ウェブ
ベトナムスケッチ
10 月 1 日
61
ールの紹介
黄金町バザールの紹介(コラム寄稿)
黄金町バザールの紹介(ウダム、トゥン
10 月 1 日
ク、ベン)
62
63
10 月 3 日
ウェブ
エキサイトイズム
黄金町バザールの紹介
64
10 月 6 日
ウェブ
楽天
黄金町バザールの紹介
のきさきアートフェア、はつこひ市場、
65
10 月 9 日
ウェブ
ヨコハマ経済新聞
さんま祭りの紹介
66
10 月 9 日
ウェブ
はまれぽ.com
黄金町バザールの紹介
67
10 月 20 日
ウェブ
レッドブル
黄金町バザールの紹介
68
10 月 23 日
ウェブ
projectart.jp_β
黄金町バザールの紹介(演劇センターF)
137
69
10 月 29 日
ウェブ
マチノコト
黄金町バザールの紹介
70
10 月 29 日
新聞
日本経済新聞
山野真悟事務局長の紹介
71
11 月 6 日
新聞
朝日新聞神奈川版
阿川大樹さんの紹介
72
11 月 9 日
新聞
日経 MJ
山野真悟事務局長の紹介
73
11 月 12 日
ウェブ
artscape
原萬千子展の紹介
74
11 月 13 日
新聞
神奈川新聞
原萬千子展の紹介
75
11 月 17 日
ウェブ
マグカルドットネット
原萬千子展の紹介
76
11 月 18 日
ウェブ
ヨコハマアートナビ
原萬千子展の紹介
77
11 月 20 日
ウェブ
横浜観光情報
原萬千子展の紹介
78
12 月 4 日
ウェブ
マグカルドットネット
Room781、交差展
79
12 月 9 日
テレビ
NHK ワールド
黄金町バザールの紹介
80
12 月 11 日
ウェブ
ヨコハマアートナビ
Room782、交差展
12 月 15 日
フリーペ
京急 食べログ
のきさきアートフェア&はつこひ市場、
ーパー
横濱 de 洋食キャンペーン
写真コース展覧会、黄金町通路:再訪
雑誌
PHaT PHOTO
アートブックバザールの紹介
81
82
12 月 20 日
召しませ
Site-A 企画展「黄金町通路:再訪」、の
ウェブ
マグカルドットネット
きさきアートフェア
ウェブ
ヨコハマアートナビ
Site-A 企画展「黄金町通路:再訪」
12 月 27 日
新聞
神奈川新聞
阿川大樹さんインタビュー
86
12 月 31 日
ウェブ
ヨコハマ経済新聞
初詣でる展
87
1月1日
新聞
東京新聞
竹本真紀さんインタビュー
83
12 月 24 日
84
12 月 26 日
85
バイバイ作戦 10 周年事前記事(小林さ
新聞
88
1月9日
89
1 月 11 日
新聞
毎日新聞
ん)
神奈川新聞
バイバイ作戦 10 周年事前記事
バイバイ作戦 10 周年事前記事(小林さ
新聞
東京新聞
ん)
ウェブ
ヨコハマ経済新聞
バイバイ作戦 10 周年セレモニー
1 月 12 日
新聞
毎日新聞
バイバイ作戦 10 周年セレモニー
93
1 月 12 日
新聞
読売新聞
バイバイ作戦 10 周年セレモニー
94
1 月 12 日
新聞
神奈川新聞
バイバイ作戦 10 周年セレモニー
95
1 月 12 日
新聞
産経新聞
Site-A 企画展「黄金町通路:再訪」
96
1 月 12 日
新聞
東京新聞
バイバイ作戦 10 周年
90
1 月 11 日
91
1 月 11 日
92
138
フリーペ
97
1 月 15 日
ーパー
タウンニュース
バイバイ作戦 10 周年
98
1 月 20 日
ウェブ
マグカルドットネット
Site-A 企画展「黄金町通路:記録」
99
1 月 20 日
ウェブ
ヨコハマアートナビ
Site-A 企画展「黄金町通路:記録」
100
1 月 23 日
ウェブ
Beauty&Co.
高架下の活用紹介
101
1 月 30 日
ウェブ
マグカルドットネット
のきさきアートフェア
フリーペ
旅 う ら ら 横 濱 ガ イ ド MAP
102
1 月 30 日
ーパー
Vol.11
黄金町コラム、ロックウェルズの紹介
103
1 月 30 日
ウェブ
旅うらら dot COM
ロックウェルズの紹介
104
2月2日
ウェブ
ヨコハマアートナビ
のきさきアートフェア
105
2月4日
ウェブ
産経新聞
バイバイ作戦 10 周年
106
2月6日
ウェブ
マグカルドットネット
Site-A 企画展「黄金町通路:成果」
107
2月9日
ウェブ
ヨコハマアートナビ
Site-A 企画展「黄金町通路:成果」
108
2月9日
ウェブ
アートスケープ
展覧会シリーズ「黄金町通路」
109
2 月 10 日
ウェブ
日本手仕事図鑑
ぶち木工さんの紹介
山田裕介展、奥村久美子展、鈴木隆一朗
ウェブ
マグカルドットネット
展
新聞
産経新聞
バイバイ作戦 10 周年
2 月 14 日
ラジオ
ラジオ日本
まち普請ツアー
2 月 19 日
ウェブ
創造都市横浜
山野さんインタビュー
ウェブ
マグカルドットネット
110
2 月 12 日
111
2 月 12 日
112
113
黄金町 A.I.R オープンスタジオ、のきさ
114
き、初黄日セミナー
2 月 24 日
黄金町 A.I.R オープンスタジオ、のきさ
ウェブ
115
2 月 24 日
116
2 月 26 日
新聞
ヨコハマアートナビ
き、初黄日セミナー
毎日新聞
黄金町の歴史紹介
フリーペ
ホットペッパー
117
2 月 27 日
ーパー
118
3月1日
広報誌
広報よこはま
119
3月2日
ウェブ
ネットタム
Site-A 企画展「黄金町通路:成果」
なか区版
バイバイ作戦 10 周年
アートテラーとに∼さんのツアー
フリーペ
シティリビング
120
3月6日
ーパー
121
3 月 11 日
ウェブ
のきさきアートフェア
マグカルドットネット
139
飯川雄大展、ふらっと一日陶芸体験
「黄金町通路:成果」、
「オープンスタジ
ウェブ
創造都市横浜
オ」
122
3 月 17 日
123
3 月 17 日
新聞
東京新聞
おはじきサッカーについて
124
3 月 18 日
ウェブ
道楽さんぽ
黄金町の紹介
ぴ あ : YOKOHAMA SOI
125
3月
雑誌
map
雑誌
YOKOHAMA Walker
黄金町の紹介
ヨコハマウォーカー 関東学院「横浜学」
紹介
126
3 月 20 日
127
3 月 23 日
ウェブ
ヨコハマアートナビ
吉本伊織展
128
3 月 25 日
ラジオ
FM ヨコハマ
おはじきサッカーについて
129
3 月 26 日
新聞
毎日新聞
黄金町の歴史紹介2
130
3 月 28 日
ラジオ
FM ヨコハマ
大岡川桜まつりについて
フリーペ
遊膳グレビーの紹介、大岡川についての
旅うらら
131
3 月 31 日
ーパー
コラム
140
2014 年 9 月 12 日
2014 年 9 月 1 日
毎日新聞(日刊)
今藝術(台湾)
141
2014 年 10 月 29 日
2015 年 1 月 11 日
日本経済新聞
神奈川新聞
142
9-4.視 察 及 び プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 対 応 実 績
平成 26 年度の視察件数は計 77 件であった。そのうち招待を受けて黄金町の取組みについて
プレゼンテーションをした機会は計 5 回(内、海外 2 件)である。前年度と比較をすると、視
察の合計件数は 16 件増である。前年度に引き続き、韓国を中心に海外からの視察は倍に増えて
いることから、海外から黄金町の取組みが注目されていることが分かる。今後は、海外視察に
対応できるような窓口体制の整備や資料作成を進める必要がある。
表 9-4-1
前年度との比較
国内
海外
国内・海外
合計
平成 25 年度
39 件(内招待 3 件) 20 件(内招待 2 件) 0 件
59 件
平成 26 年度
48 件(内招待 4 件) 28 件(内招待 1 件) 1 件
77 件
表 9-4-2
NO
日付
視察対応実績
団体名・訪問者
国・地域
人数(名)
2014 年
1
4月4日
韓国外国語大学大学院生
韓国
1
2
4 月 30 日
オーストラリア研究者
オーストラリア
2
3
5月2日
台新銀行財団(ユーリン氏)
台湾
2
4
5 月 14 日
札幌市市長政策室政策企画部創造都市推進課
日本/札幌市
2
5
5 月 15 日
Mr.Ichsan Harja(建築家)
インドネシア
4
欧州文化都市ピルゼン(2015 Pilsen 国際担
チェコ/ピルゼ
当 )
ン
5 月 19 日
韓国電波振興協会
韓国
5 月 29 日
ブラジル・クリチバ市、JICA 関係者
5 月 18 日
6
7
7
10
ブラジル/クリ
13
チバ
8
9
6月4日
知識リーダーシップオープンユニバーシティ
日本
6
10
6月5日
横浜市文化観光局
日本/横浜市
4
11
6 月 10 日
仁田副議長
日本/横浜市
4
6 月 12 日
アンスティチュ・フランセ
フランス/リヨ
7
ン、リール
12
143
13
6 月 13 日
旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会
日本/東京
4
14
6 月 30 日
文化庁国際課
日本/東京
2
15
7 月 12 日
チュラロンコン大学
タイ
42
ヨーロッパ
36
ヨーロッパ
27
20
「国際社会学会」海外の研究者(社会学、地
7 月 16 日
理学などが中心)
16
「国際社会学会」海外の研究者(社会学、地
7 月 16 日
理学などが中心)
17
18
7 月 19 日
建築家と歩く建築散歩
日本/東京
19
8 月 11 日
横浜市文化観光局局長
日本/神奈川
3
20
8 月 13 日
日本大学学生
日本/東京
1
21
8 月 22 日
立教大学社会学部学生
日本/東京
3
広島市中区役所、広島市大芸術学部の先生
日本/広島
3
韓国からのまちづくり団体
韓国
一般社団法人都市計画コンサルタント協会
日本/東京
8 月 27 日
22
23
8 月 30 日
24
9月3日
13
京都造形芸術大学 芸術学部アートプロデュ
9月4日
26
日本/京都
1
ース学科学生
25
9月6日
金沢大学地理学学生
9月9日
ワシントン大学学生
日本/石川
アメリカ/ワシ
2
ントン
27
28
9 月 10 日
東京経済大学学生
日本/東京
19
29
9 月 12 日
モンドリアン財団
オランダ
18
コーチ=ムジリス・ビエンナーレ(リヤス・
9 月 13 日
31
インド
2
コム氏)
30
9 月 14 日
京都造形大学通信教育部「表現演習4」
日本/京都
招待
ポート・ジャー二ー・プロジェクトに参加中
9 月 14 日
各国
Asia New Zealand Foundation 主催「アジ
ニュージーラン
ア視察プログラム」
(ニュージーランドのキュ
ド
9 月 17 日
33
20
の海外のアートスペースディレクターほか
32
4
144
レーター)
34
9 月 18 日
台新銀行文化藝術基金會(リ・ユーリン氏)
台湾
1
35
9 月 20 日
北九州市門司港レトロ課
日本/福岡
1
タイ
2
チェンマイ・アート・カンバセーション
9 月 21 日
(CAC)
36
谷内恒子氏(パリ在住日本人アーティスト)、
フランス、シンガ
9 月 22 日
関ひろこ氏(シンガポール在住日本人キュレ
2
ポール
ーター)
37
38
9 月 23 日
千葉大学教育学部学生
日本/千葉
27
39
9 月 27 日
マチノコト
日本/東京
6
40
9 月 27 日
静岡市議会議員水野敏夫氏
日本/静岡
1
41
9 月 29 日
さいたま市長
日本/埼玉
3
香港
2
韓国
10
asia art ARCHIVE(HAMMAD NASAR ほ
10 月 8 日
か)
42
International Exchange
10 月 12 日
Dept., Korea Arts Management Service
(KAMS)
43
44
10 月 14 日
浜松市
日本/静岡
2
45
10 月 14 日
㈱そごう・西武
日本/横浜市
1
46
10 月 17 日
横浜市議会議員串田久子氏
日本/横浜市
4
47
10 月 18 日
開港5都市景観まちづくり会議
日本
48
10 月 19 日
トイレンナーレ事務局
日本/大分
49
10 月 23 日
首都高速道路公団
国内
11
50
10 月 26 日
竹田市商工会議所
日本/大分
10
日本/埼玉
13
学芸員
42
2
特定非営利活動法人都市づくり NPO さいた
11 月 3 日
ま
51
52
11 月 15 日
東アジア文化都市関連シンポジウム参加者
韓国
9
53
11 月 21 日
アジア生産性機構(APO)
海外
29
145
54
11 月 24 日
NPO 法人 Drops、千葉大学生
日本/千葉
14
アメリカ/ハワ
12 月 1 日
ハワイ大学(文化人類学研究生)
1
イ
55
東アジア文化都市 NAHA 誘致期成会準備委
12 月 2 日
沖縄
4
沖縄
4
員会
56
東アジア文化都市 NAHA 誘致期成会準備委
12 月 3 日
員会
57
名古屋造形大学 公開講座 2014『コミュニテ
12 月 6 日
愛知
招待
ィとアート 横浜黄金町の取り組み』
58
59
12 月 18 日
横浜市文化観光局インターン生(立教大学)
東京
2
60
12 月 19 日
韓国全国の地方都市の tourdurei
韓国
16
61
12 月 29 日
清州市
韓国
14
2015 年
62
1 月 23 日
国土交通省都市局まちづくり推進課
東京
2
63
1 月 29 日
明治大学学生
東京
1
64
1 月 30 日
IBS(計量計画研究所)
神奈川/藤沢市
2
65
2月4日
國學院大學学生
東京
1
66
2月6日
韓国留学生
韓国
1
67
2月7日
多摩美術大学学生
東京
12
68
2 月 14 日
まち普請ツアー
国内
50
69
2 月 23 日
城北文化財団
韓国
17
70
3月4日
ASAGI ARTS
東京
1
71
3月5日
鳥取県文化観光スポーツ局文化政策課
鳥取
1
72
3 月 14 日
野村総合研究所
東京
2
73
3 月 17 日
ニッセイ基礎研究所
東京
2
74
3 月 17 日
福岡県飯塚県土整備事務所
福岡
1
75
3 月 21 日
野村総合研究所
東京
天野太郎先生
ヒアリング
ヒアリング
意見交換会
※「招待」はゲストとして招かれたもの。
146
招待
運営・実施体制
役員(理事)
15 名
事務局
事務局長
事務局次長
常勤スタッフ
9名
Kogane-X Lab.
市民協働事業
正会員
22 名
賛助会員
124 名
1名
2名
147
9-4.視 察 及 び プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 対 応 実 績
平成 26 年度の視察件数は計 75 件であった。そのうち招待を受けて黄金町の取組みについて
プレゼンテーションをした機会は計 5 回(内、海外 2 件)である。前年度と比較をすると、視
察の合計件数は 15 件増である。前年度に引き続き、韓国を中心に海外からの視察は倍に増えて
いることから、海外から黄金町の取組みが注目されていることが分かる。今後は、海外視察に
対応できるような窓口体制の整備や資料作成を進める必要がある。
表 9-4-1
前年度との比較
国内
海外
国内・海外
合計
平成 25 年度
39 件(内招待 3 件) 21 件(内招待 2 件) 0 件
60 件
平成 26 年度
46 件(内招待 4 件) 28 件(内招待 1 件) 1 件
75 件
表 9-4-2
NO
日付
視察対応実績
団体名・訪問者
国・地域
人数(名)
2014 年
1
4月4日
韓国外国語大学大学院生
韓国
1
2
4 月 30 日
オーストラリア研究者
オーストラリア
2
3
5月2日
台新銀行財団(ユーリン氏)
台湾
2
4
5 月 14 日
札幌市市長政策室政策企画部創造都市推進課
日本/札幌市
2
5
5 月 15 日
Mr.Ichsan Harja(建築家)
インドネシア
4
欧州文化都市ピルゼン(2015 Pilsen 国際担
チェコ/ピルゼ
当 )
ン
5 月 19 日
韓国電波振興協会
韓国
5 月 29 日
ブラジル・クリチバ市、JICA 関係者
5 月 18 日
6
7
7
10
ブラジル/クリ
13
チバ
8
9
6月4日
知識リーダーシップオープンユニバーシティ
日本
6
10
6月5日
横浜市文化観光局
日本/横浜市
4
11
6 月 10 日
仁田副議長
日本/横浜市
4
6 月 12 日
アンスティチュ・フランセ
フランス/リヨ
7
ン、リール
12
148
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