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平成20年度人事異動について
市長記者発表要旨 と き ところ 3月25日(火)、15時∼ 市長室 1、平成20年度4月1日人事異動について 本市は、市町村合併後、すでに 3 年が経過しました。この間、行財政改革プ ランに基づき、毎年、組織体制の見直しを行いながら、人員削減を進めてきま した。 平成20年度の組織改編の主な内容としては、まず、合併以降、周辺部を4 分割して管轄してきた建設分室と農林水産分室を廃止したことです。これは、 技術系職員を本庁に集中させ、職員相互の協力体制を強化することによって、 業務の効率化が図れると判断したためですが、併せて、周辺部のサービス低下 を招かないよう、各地域に建設部と農林水産部の技術支援員を配置しました。 この改編により職員8名を削減することができました。 そのほか、用地対策課に市道等の管理業務を移管し用地・管理課として強化 したことや都市計画課に土地開発係を新設したことなど、業務効率化のために 細かい改編を行っています。 また、計画的に進めております民間への業務移管については、ゴミ収集業務 の民間委託や佐伯保育所・長島保育所の民営化等が実現し、その他の部署の見 直しも含めて、全体で35人の職員削減を実施することができました。 以上のような、組織改編を踏まえ、適材適所を念頭に重点施策の推進や重点 課題の解決に向けて人事配置を行いました。 まず、毎年、実施している早期退職者の勧奨については、本年度も46人の 職員が応募し、定年退職者3人、普通退職者4人を合わせて、合計53人の職 員が退職することになりました。これらの退職者には部長級職員20人中10 人が、課長級職員134人中18人が含まれており、管理職については、全体 で69人という大幅な人事異動となりました。 これに対し、新規採用については、合併以降、若干の専門職を除いて採用を 控えてきましたが、職員のバランスを考慮し、20年度は一般事務職や消防士 等も含め18人の職員を採用することとなりました。 また、特徴的な人員配置としては、短期的ではありますが、本年、予定され ております大分国体の開催と釣りバカ日誌の地元ロケに対応するため、それぞ れ人員を増強したほか、地域振興の要となる各振興局の地域振興・教育課には、 特に地域の実情に明るい職員を配置したところです。 以上を含めた、一般行政職の異動総数は、373人で、全体では、中規模な 人事異動となりました。また、本年4月1日現在の職員数は、1,106人と なります。引き続き、職員数の削減に取り組んで参りますが、退職者の増加に より、かなり速いペースで人員削減が進行していますので、職員採用も計画的 に実施しながら、行政サービスの低下を招かないよう、適正な組織体制の構築 に取り組んでいく所存です。 消防職員については、限られた職員数で消防業務を適正に執行するため専門 的知識や技術収得者を効果的に配置するとともに、階級のバランス、均衡に配 慮し見直しをしました。消防長は10年ぶりに内部昇格としました。また、階 級昇任などで職員のやる気と職員間の融和についても考慮しました。 平成20年度組織改編の概要 (1)分室体制の見直しによる削減(△9人) ・建設分室の廃止及び技術支援員の配置(△3人) ・農林水産分室の廃止及び技術支援員の配置(△5人) ・上下水道分室の見直し(△1人) (2)振興局の人員配置の適正化による削減 ・ケーブルテレビ事業の統合による削減(△2人)ほか (3)業務の民営化等 ・家庭ごみの収集業務の民間委託(△4人) ・佐伯、長島保育所の民営化(保育士は他の保育所へ異動) ・佐伯図書館の指定管理者制度導入(△3人) (4)業務の効率化・改善 ・建設部、農林水産部、上下水道部の電子入札制度導入に伴い、工事検 査課に集約(△3人) (5)増員強化した部署 ・国体推進課(+4人) ・釣りバカ支援室(+1人) ・工事検査課庶務係(+2人) ・保険課国民健康保険係(+2人) ・企業誘致・支援係(+1)※企業支援係(2名)を変更し3名体制 異動規模等 (1)一般行政職 373人 部長級12人(次長含む)、課長級57人(参事含む)、 係長級65人(課長補佐含む)、その他239人 (2)消防本部・消防署 71名 部長級1人、課長級12人、課長補佐・係長級6人、その他52名 (3)退職者数 53人(定年退職3、勧奨による退職46、普通退職4) (部長級10、課長級18、その他25) (4)新規採用者 18人(事務職7(内埋蔵文化財1)、土木職1、保健師1、保育士2、 幼稚園教諭2、消防士5) (5)平成20年度の職員数 1,106名(前年度比35名減) 2.佐伯市歌の制定について 市では、市町村合併後の市の一体感を醸成するため、昨年の「市の花、木、 鳥、魚」の制定に続き、このたび新しい「市歌」を制定しました。 この市歌は、一昨年の12月に、市民のみなさんから市歌に望む曲のイメー ジや盛り込みたいフレーズ案を募集し、それをもとに、伊勢正三さんに作詞・作 曲・歌唱をしていただきました。伊勢正三さんは「なごり雪」や「22才の別 れ」などの曲で有名な、津久見市出身のシンガーソングライターです。 市歌のタイトルは「美しいのは ∼佐伯讃歌∼ 」。 佐伯市の豊かな自然をイメージさせる、覚えやすく親しみやすい曲調の歌に なっています。 委託費用は498万円(楽曲及び CD1000枚製作込み)で、4月5日、6 日開催のさいき春まつりの中で、佐伯市民合唱団の歌唱による披露を行う予定 です。