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対 策 の 内 容 蒸気ドレントラップの改善(配管ピンホール等の補修) A
対 A ○ 現 策 の 容 ★蒸 気 ドレントラップの改 善 (配 管 ピンホール等 の補 修 ) 区 分 番 号 1302、3601 小 分 類 給 湯 設 備 、配 管 現 状 の ドレン ト ラッ プ はデ ィ スク 式 、 フロー ト 式 が 主 体 で あ り 、 弁 の 開 閉 動 作 が 多 く、ゴミ、スケールの影 響 によるトラップ機 能 低 下 が見 られる。 特 に、フロート式 は作 動 繰 り返 しが多 く、2mm程 度 のピンホールが13個 見 つかり、蒸 気 漏 れが発 生 している。 ドレントラップを交 換 する。なお、交 換 は逐 次 、ディスク式 、バケ ット式 等 から、稼 動 部 がなく故 障 頻 度 が低 い オリフィス式 に交 換 していく。( オリフィス式 以 外 のトラ ップに交 換 する場 合 は、トラップの構 造 上 の脆 弱 性 を十 分 考 慮 すること。) パッキング 不 良 部 や 配 管 ピンホー ルからの漏 え いが発 生 している 場 合 には、直 ちに補 修 する。 ①ピンホールの状 況 :孔 径 約 2mm、13 個 ②蒸 気 圧 力 :0.7MPa ③蒸 気 の性 状 値 :比 容 積 0.273m 3 /kg、比 エンタルピー 2,763MJ/t(蒸 気 表 より) ④蒸 気 漏 れ量 の算 出 式 : G=1.79d 2 ×C×(P/v) 1 / 2 G:漏 洩 蒸 気 量 (kg/h) d:ピンホール口 径 (mm) C:流 量 係 数 (0.8) P::蒸 気 圧 力 (MPa(abs)) v:蒸 気 比 容 積 (m 3 /kg) ⑤ボイラー負 荷 率 :80%、ボイラー効 率 :90% (低 位 発 熱 量 基 準 ) ⑥運 転 時 間 :12 時 間 /日 、365 日 /年 ⑦都 市 ガス単 位 発 熱 量 :45.0GJ/千 m 3 (低 位 発 熱 量 40.63GJ/千 m 3 ) ⑧都 市 ガス料 金 :100.8 円 /m 3 ⑨排 出 係 数 :0.0136 t-C/GJ 〔削 減 エネルギー量 〕 蒸 気 漏 えい量 は、 1.79×2 2 ×0.8×((0.7+0.1)/0.273) 1 / 2 =9.8kg/h 蒸 気 削 減 量 は、 9.8kg/h×12h/日 ×365日 /年 ×13=558t/年 都 市 ガス削 減 量 は、 蒸 気 削 減 量 ×比 エンタルピー/都 市 ガス単 位 発 熱 量 ×ボイラー負 荷 率 /ボイ ラー効 率 =558t/年 ×2,763MJ/t/40.63GJ/千 m 3 ×0.8/0.9=33.7千 m 3 /年 〔削 減 金 額 〕 33.7 千 m 3 /年 ×100.8 円 / m 3 =3,397 千 円 /年 〔削 減 CO 2 量 〕 33.7 千 m 3 /年 ×45.0GJ/千 m 3 ×0.0136 t-C/GJ×44/12 =75.6 t-CO 2 /年 〔ピンホールからの蒸 気 漏 えい量 〕 ピンホールからの蒸 気 漏 えい量 は、次 の図 からも読 み取 ることができる。 運用対策 B 設備導入等対策 状 対 策 内 容 計 算 の前 提 条 件 地球温暖化 対 策 効 果 備 内 考 図 小 さな穴 からの蒸 気 の漏 洩 量 (出 典 :新 ・省 エネの手 引 き 京 都 市 産 業 技 術 研 究 所 繊 維 技 術 センター 発 行 )