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海外療養費制度を利用される方へ[PDF:140KB]
裏面もご覧ください 「海外療養費制度」を利用される方へ 国民健康保険加入者の方が,海外渡航中に,病気やけがで治療を受けたときにも,保険 が適用されます。 海外渡航中に治療を受け,帰国後,医療費の一部について 払い戻しを受ける場合の手続きは次のようになります。 ①受診した海外の医療機関では,一旦,かかった金額の全額を支払います。 海外で ②その医療機関で,治療内容やかかった医療費についての「診療内容明 細書」,「領収明細書」などの証明書をもらいます。 ③市役所の窓口で,上記の書類と,日本語訳を記載した書類,「療養費支給 申請書」を提出します。 帰国後 ④市役所から審査機関に提出し,審査を行います。 ⑤審査終了後,市役所から保険給付分(※)が払い戻されます。 ※詳しくは,裏面をご覧ください。 ※申請の際には,以下のものをお持ちください。 ○診療内容明細書 ○領収明細書 日本語訳が必要となります。 ○保険証,印鑑 ○世帯主の口座番号を確認できるもの(通帳など) ○委任状(世帯主以外の方が申請をする場合または世帯主以外の 方の口座に振り込む場合) ○パスポート 不正請求防止のため,海外療養費を請求される方にパスポートの提示を求め,海外への渡航事実及び 渡航期間の確認を行うよう,厚生労働省より通達がありました。皆様のご理解とご協力をお願いいたし ます。 海外療養費は,国内の病院などで受診した際に 給付される金額を標準として支払われます。 海外で支払った医療費は,国内の病院などで受診した場合に支払う金額を標準として決 定します。(実際に支払った金額が,国内で受診した場合に支払う金額よりも安い場合に は,実際に支払った金額を基に支払われます。) 上記の金額の7割(未就学児は8割,70歳以上の方〈現役並み所得者を除く。〉は9 割)が支給額となります。 実費額 国内で受診した場合を標準とした額 ×7割(8割,9割) いずれか安い方の額 国内で保険適用となっていない医療行為及び 治療目的の渡航は,給付の対象になりません。 海外療養費の支給は,あくまでも,その医療行為が国内での保険診療の対象となってい るものに限られており,人工授精などの不妊治療,性転換手術,美容整形などのほか,治 療を目的に海外へ渡航し,治療を受けた場合などは対象外です。 ※また,自然分娩は保険対象外ですが,海外で出産した場合でも,母親が国民健康保険に加入している場合 には,出産育児一時金が支払われます。(出生証明書及び領収明細書と,これらの書類の日本語訳を記載 した書類などが必要になります。) 次の事項には,注意してください。 ○ 申請書類の内容を確認するため,医療機関や専門機関への照会,公的機関への報告 を行う場合があります。 ○ 請求期限は,2年間です。(その治療費を支払った日の翌日から起算します。) ○ 海外の場合,同じ病気やけがでも,国や病院によって,請求金額が大きく異なりま す。必要に応じて,民間の旅行保険などの加入も検討ください。 ○ 審査後に払い戻される海外療養費は,支給決定日の為替レートで円に換算した金額 となります。 ○ できるだけ,渡航前の予防接種や,帰国後の検診は受けるようにしましょう。