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兵塵県自然保蕎協

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兵塵県自然保蕎協
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監事山田英信
東日本大震災から半年後の9月中旬、三陸海岸、陸前高田市を訪れた。
ニュース映像ではおなじみだが実際に現地にいってみると改めて津波の被害の大きさに驚
かされる。
国土地理院のホームページに震災前と震災後の空中写真のオルソ画像が掲載されており事
前に閲覧してはいたが現実の世界はやはり写真ごときで形容できるものではない。
駅前広場から市役所跡方向を見渡しても鉄筋コンクリートの建築物が数棟ある以外なにも
ない。草が生い茂りまるで空襲の跡のようである。4階建マンションの最上階の窓枠が破
壊されており波高10メートル以上の津波が押し寄せたであろうことは見て取れる。
映像で見る印象と違い地面に立ち空を見上げてその波の高さを想像するときこれはこの場
に居合わせたらどのような恐怖感に襲われたであろうか、と考えてしまう。
気仙沼ではいまだ鹿折唐桑駅の前に漁船がどっかり腰を据えており空中写真でみると市街
地の中に船が鎮座している。
この漁船の喫水線と家屋の屋根の高さを考えると想像を絶することが起きたのだ、と絶句
してしまった。
10月24日兵庫県は「津波防災対策の推進」と題して東南海・南海地震津波対策を発表し
たが津波の高さの想定を2倍程度引き上げ5メートルとしている。
これによれば5メートル等高線ラインを地図上にマッピングすると阪神問では武庫川以東
尼崎市などほとんど水没してしまう。大阪市も大阪城周辺と上町台地を残して水の中であ
る。水没といっても水中に完全に没するわけではないのだが都市機能は麻庫することは確
実である。大阪市の地下鉄、地下街など機能喪失となる。
神戸市は坂の町とはいえ旧市街の兵庫区などは平地が多い故に水没地域が際立って多い。
私の仕事場も標高2~3メートルであるから浸水区域となっている。
意外と患われるかもしれないがポートアイランドや神戸空港は護岸工事と造成かさ上げで
5メートル以上の部分が多いため浸水区域がすぐない。
この程度の津波しか来ないのか、と疑問もでるが兵庫県に関しては外洋に面しておらず(淡
路島一部除く)、津波の通過ポイントが紀淡海峡と鳴門海峡しかないから三陸沖のような大
津波は高知県や和歌山県など太平洋に面しているところに集中することとなる。
一
一
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、
いずれにしても千年に一度の津波に遭遇することとなった時代に生まれたことについては
避けることのできない事実であるから今後も備えを怠らないようにするしかない。
》
阪神地域津波被害警戒区域
-2-
'一参考「本県における津波の特徴」--------------一一一一一一一一一一一一!
’本県における津波は、東日本大震災の津波と異なり以下の特徴がある。
1
外洋に面する地域との津波高の違い
醗蕩 フ
土佐清水市
津波高約85m
〔)
幅の狭い紀淡海峡や鳴門海峡を通過する際に津波
のエネルギーが減衰し、瀬戸内海の広い範囲に拡散するた
め、外洋に面する地域より本県の津波高は低くなる。
凡例
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一海岸における津波高さ
鱸灘沈降量(津波,7)高さに加算して表示)
i蕊鍵!'塗起童(津波の高さから減じて表示)
』1トー』
1日南淡町
津波高約35m
西宮市
津波高約15m
姫路市
津波高約10m
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東南海地震と南海地震の震源域が同時破壊のケース(M8.6相当)のシミュレー
(中央防災会議第16[『11束南海・南海地震等に関する専門調査会(H512.16)階資料より)
2防潮堤に作用する力
瀬戸内海や淡路地域の沿岸は、前面水深が深いため、津波により海水面が徐々に上昇
し、防潮堤には、衝撃力よりも静的な水圧が卓越した力が作用。(下記【Bタイプ】)
【Aタイプ】海底勾酉日が']、さい遠浅の海岸の場合
【Bタイプ】港湾のようにiii面zkj;苗b漂い場合
i蔚繋力より小さいi;iii的7lplklEEウ)V乍|燕1(例:岩手県E:nPm7)
衝螺力が構造物に作用(例:宮城県名取)||周辺)
津波は、水深が浅くなるにつれて波高が壁状に
海水面が徐々に」二がっていき、主として静的な水
高くなり、その波が砕け(砕波)、、l)きつけるよ
圧が防潮堤に作用。この力は、叩きつけるような
うな衝撃力が防潮堤に作用こ)
衝撃力よりも小さい九,
(Zk深: FT古市=約、n魁I爺1W爾芦i屋i巻=約、11
海 水面が徐々に上昇し、静的な水圧が作用
津波が壁状に高くなり波が砕け(砕波)、衝撃力が作用
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遠浅の海岸
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理事長福岡誠行
シルル紀前期に顎骨をもった魚類が出現したと書いた(あしおと、11,02)。顎骨をもっ
た魚類は軟骨魚類(サメとエイ)と硬骨魚類(その他の魚類)の'2つのグループが現在の
海で大繁栄している。軟骨魚は繊維性の結合組織で支持力があり弾力性もある軟骨からな
る骨格をもつ。 ̄方硬骨魚は主にリン酸カルシウムからなる硬骨`性の骨格が強固で体を強
く支持する。硬骨魚類は次の石炭紀に劇的に多様化するが、その多様'性は我々の食生活を
豊かにしてくれることになる。
なお軟骨は固形分が約30%で主に糖・タンパク質やコラーゲン(タンパク質の一種)から
なり、約70%がナトリウム、カリウム、塩素を含む水分からなる。主にリン酸カルシウム
からなる硬骨でできた骨組をもつヒトにも部分的に軟骨がある。鼻と耳介に軟骨があるこ
とはよく知られている。各脊椎骨の間にある椎間板は繊維'性の軟骨でできている。関節の
骨と骨が接する部分は軟骨でおおわれる。硬骨からなる肋骨はそれぞれ背側で椎骨と連結
し、腹側へぐるりと回って弾力`性がある軟骨に変わり胸骨につながる。これらの軟骨は硬
骨'性の肋骨に柔軟'性を付加し、12本の肋骨からできる胸郭の中に納まる内臓を保護する。
また頭蓋骨や左右の恥骨を結びつけるのも繊維'性の軟骨である。
話を戻すが、魚類の中に軟骨魚類や硬骨魚類と系統が異なる肉鰭(にくき)類というマ
イナーなグループがいる。肉鰭類は総鰭(そうき)魚類(シーラカンス)と胚魚類からな
るグループで、デボン紀前期に出現した。前者は鰈が大きく退化しているが、後者は乾期
になり水がなくなると鰈(うきぶくろ)が肺として機能し空気呼吸をする。魚が肺をもつ
のは特殊なことのようにみえるが、魚がもっている鰈は不要になった肺が変態して浮き沈
みの調節役になったものである。
肉鰭類の特徴は対鰭(胸鰭と腹鰭)の構造にある。胸鰭には、両生類の前肢のように、
脊柱につながる肩甲骨(肩帯)、上腕骨、僥骨(とうこう)と尺骨から手の骨に対応する骨
があり、また腹鰭には骨盤(腰帯)、大腿骨、脛骨と腓骨、足部と対応する骨がある。また
外鼻孔から鼻道(びどう)を通って口腔へ空気の通路が確保されている(胚魚類)。尾鰭は
サメのように上が長く下が短い異形尾である。なおタイの尾鰭は中央でくびれるが上がや
や短くしたがわずかに長い形で正形鰭である。脊柱は骨'性の要素が優勢で、頭蓋や顎骨は
完全に骨』性である。
アフリカの肺魚は乾期に川が干上がる前に川底の泥に潜り込み、自分の巣穴から外の空
気を取り入れる穴だけを残して閉じこもる。穴を通して肺で呼吸をするが、体の生理作用
は低下し夏眠とよばれる不活動な状態になる。雨が戻ってきて泥が柔らかくなるのを待っ
て巣穴から抜け出る。乾期が長引くと泥の中に閉じこもったまま死んでしまうことも多々
あるという。
シーラカンス類はデポン紀中期に始まり、中生代に特徴的になったグループで、白亜紀
に絶滅したと考えられていたが、1938-39年の漁期に南アフリカ東海岸の沖合でトロール
船が1匹の魚を引き上げたことがあり、シーラカンスが生き残っていることがわかった。
そのあと不運が続き皮の剥製が残っただけであった。1952年、マダガスカルの近海で第2
の標本が捕獲される。学名はLatimeriachalumnaeとされた。
1997年にはインドネシア、スラベシ島の北東にあるマナド(メナード)でもシーラカンス
-4-
が捕獲された。DNA解析の結果、マナF産のものはマダガスカルのものとは別種である
とされLatimeriamenadiensisの学名がつけられた。日本ではインドネシア・シーラカン
スとよんでいるらしい。
デボン紀後期に肉鰭類の中から陸に上がってくる系統が現れる。陸上生活にはしっかり
した脊柱が必要なので、脊柱が脊索(ナメクジウオ)や軟骨(サメ)からなるものでは耐
えられない。硬骨からなる骨格が必要になる。動き回るには鰭に代わって四肢が必要であ
る。これは総鰭類の左右に対になる対鰭が解決してくれる。胸鰭が前肢になり、腹鰭が後
肢になる。鯛(えら)呼吸から肺呼吸に変わるが肺魚が肺をもっているのでこの問題はす
でに解決済みである。尾鰭は尾になる。水中生活から陸上生活になると体が乾く危険にさ
らせれる。初期の両生類はこの問題をクリアーできていないのでときどき水に戻らないと
いけなかった。卵は魚類と同じように水中で産卵する。
初期の両生類であるイクチオステガとアカントステガは頑丈な肩帯と腰帯があり完全に
発達した肢と足が脊柱につながっているので地上で歩くことができる四肢を備えていた。
しかしこれらの動物はオオサンショウウオのようにほとんどが水中生活をしていて四肢は
川の底を移動するのに使っていたと考えられる。
デボン紀の末に最初の両生類が現れたことは石炭紀から以後における四肢動物つまり陸
生脊椎動物の分化と多様化の始まりである。
おくやみのお知らせ
奥谷禎一先生《神戸大学名誉教授・社団法人兵庫県自然保護協会元理事長》が去る10月
3日91歳でご逝去されました。ここに謹んでお!悔やみを申し上げると共に心からご冥福を
お祈り致します。(この計報は12月6日、当協会宛、ご遺族からの葉書による。)
思い返せば、先生は昆虫学の専門家で、以前から兵庫県自然保護研究協議会に所属され、
北摂の自然調査などを手がける傍ら、本協会の設立(1971.4.8)に努められました。そし
て’974年5月社団法人の認可を受けた頃、当協会の第二代理事長として就任されていま
した。「自然保護運動の進め方(1973年あしおと)」について、財政面や運動の科学的根拠の
確立のため、情報収集を早期に入手する手11頃を組織的に行い、運動の幼稚な段階からの脱
皮を提唱されました。そして、1974年、当時「松枯れ」が進行中の頃でしたから、その対策
についてもご活躍されました。
また、退任後も協会顧問としてご指導いただきました。例えば「地球サミット」の頃、生
物の希少種絶滅の経過は「科学誌」などが話題にするものの、生物の多様性についてほとん
ど論じられていない現状を指摘される(1997年あしおと)など、常に先駆的な観点からご指導
を受けたことが懐かしく思い出されます。
今は、一重に先生をはじめ諸先輩の方々のご活躍の所産を受け継ぎ、次代に伝えようと念
じるばかりです。《合掌》2011年12月8日顧問稲尾豊
連絡先〒125-0042
葛飾区金町3-42-6奥谷雅之様
NBDOO476@nifty・nejp
-5-
理事橋本敏明
兵庫県では、平成19年度から小学校3年生を対象に「環境体験事業」、幼稚園・保育園を
対象に地域の特`|生を生かした環境学習を実践する「ひょうごっこグリーンガーデン事業」
を実施しています。しかし、小学校や保育園などでは自然体験を指導出来る教職員が少な
く、筆者にも相談や指導依頼があります。今後自然保護協会に対して、教職員に対する指
導や、環境学習を支援するサポーターの派遣依頼など、自然体験学習の支援・調整・ネッ
トワーク化などの要請があると思われます。
筆者は、三宮にある県自然保護協会事務所を共有し、約40年前協会の若手会員で組織し
た子どもへの自然保護教育を行っている「ひょうご自然教室」で普及担当をしています。
11月23日(祝日)子どもの自然体験学習活動をサポートする団体の交流会が、神戸こど
も総合専門学院(神戸市北区山田町)で開催され、実行委員として参加しました。
その交流会は非常に有意義な内容になり、その様子を今後の活動の参考にしていただけれ
ば幸いと思い、簡単に報告します。
自然鰯ドドサボート交》、濃の萄匠二F
交流会開催の目的は、各団体間の交流を行い、お互いの活動
内容や課題を知り、今後のヒントや元気を伝え合うことなどで
した。参加団体は、ひょうご自然教室(中央区御幸通)、さん
ぼくらぶ(北区道場町)、いのちをつなぐ食育の会(三田市)、
明石のはらくらぶ(明石市)の4団体です。どの団体にも、
自然教室OBリーダーが活躍しており、自然教室の輪が広がっ
ていることをうれしく思いました。特別ゲストには、県立「人
と自然の博物館」の河合雅雄名誉館長(「子どもと自然」岩波
新書など著書多数)がボランティアで来て下さり、活動への励
ましや活動の意義を再認識するのに役に立つ講話をして下さ
いました。
午前中は、食育を体験すべく、校庭などで摘み菜をし、食(河合雅雄先生が講話)
午前中は、食育を体験すべく、校庭などで摘み菜をし、食
材として利用拡大が求められているシカ肉でハンバーグをつくるなど、調理実習をしまし
た。その後食事をしながら交流を深めました。
午後からは、各団体の代表者による活動発表が行わ
れました。今まで手探り状態でしたが、活動内容や課
砠凹
題を知ることができ、今後の活動のヒントが多くあり
ました。
自然体験活動を次の世代に伝えるためにも、今後とも
活動団体の情報交換や交流会を継続する必要がある
と思いました。
河台オ鰯曙隻溌凶臺のコメンノbと繍話要旨
「活動発表を、興味深く聞いたが、各団体が工夫して子どもの自然体験をサポートすると
いう大切な活動をされており、今後の活躍を期待している。また、自然教室の約40年間の
活動をはじめ、活動を継続していることは「すごい」ことで、信念を持って続けてもらいた
|
’
(卯..(|叩叩))
い。特に、幼児期からの自然体験は、サル学の研究をしていても同様であるが、これから長
い人生の「刷り込み」の基になるので重要で、今後も各団体が連携して自然体験学習を進め
てほしい。
具体的な方法の一例としては、散歩は効果が大きいと思う。昔は、大人が散歩に連れて
行って、子どもに自然を教えたものだ。それが、日本人独特の生活習慣や感覚を生み出し
ていた。子どもの散歩には、母親や女'性の役割が
大切である。
また、散歩の際に、生き物の名前を覚えさせて
ほしい。そのほうが自然を身近に感じることがで
きるし、生き物の多様'性を知ることでき、自然に
親しみがわく。
母親から子どもを少し離すことが、今の教育で
は非常に大事であると思う。以前、博物館の行事
で小中学生を引率し熱帯のボルネオ自然体験の旅
をしたが、-週間でも見違えるほど活動が活発に
なった。ヤマビルにすわれただけで半泣きの子が、
,た。帰国後、アンケートをみると90%の親が子ど
慣れてヤマヒルで遊びはじめたりしていた。帰国後、アンケートをみると90%の親が子ど
もが何事にも積極的になり変わったと答えている。また、子どもがよく話すようになった
とも書かれていた。
最後に、最近の子どもたちは、理科離れだけで(講師を囲んで熱心に聴く参加者)なく
自然離れが進んでいるので、いまこそ幼児期からの原体験が大切と,思うので、みなさんの
活動の輪を広げていただくことを念願している。」
※子ども達への自然体験活動の具体的な事業内容やサポーターなどに関心のある方は、橋
本まで連絡(携帯電話090-5054-0906)をお願いします。
蕊蕊、
新春の丹波路を七草など摘みながら散策しませんか。そのあとは猪鍋を囲んで歓談、七
草粥で胄腸を整えましょう。
集合:JR藍本駅午前10時
コース:藍本からサンキュウ荘(三田市藍本3553、電話0795-68-4002)を目指してぶら
ぶら歩き、昼頃に到着予定、その後新年会
会費:5000円
申し込み:本協会へFAXまたはEメールで,電話は火、金曜日午後1時~5時までに、
お願いします。
FAX:O78-221-5102
E-mail
hyogonacs@kcc・zaq・ne.』
|
一
【】.,’●.’,
篝ili灘1$
乏画
肯--,-~,--°・マーーーー・・・十.0-十s.・・比.,●.,,0..,
1=■▲▲--円-.。■=▲話.
講演「一宮町あじやりの田舎暮らし(20年の里山の推移)」と新春茶話会
☆会場:姫路市市民会館(総社本町112第3会議室4F)
☆時間:13:00~14:00講演廣島昭一さん(副理事長)
14:00~17:00茶話会(24年度支部事業計画など話し合い
観察会や見学会などの候補地をご持参ください)
☆参加費:500円(茶菓子代)
☆問い合せ:Tel/FaxO79-237-7132奈良吉也さんまで(090-6752-4751)
蕊議蕊譲議
》
ij蕊li議灘Ⅱ 芝ロ例霊
い;・『'‐・学四?P'・ロ,::ゴミ巴;'.-、;,?L`:ロ:」;・・,、.,」~,」7-;。?汁,F,↑・目、。=,,。~↑F↑・FD1一・・・一r-;・■・1弓?・・・。。↑一・・l`.。。-F。。~l・~,f・゛~。。
5「.!;、十.瓦
新春七社寺詣でハイク
本年の新春ハイクは須磨の浜辺より源平史跡をめぐり、鉢伏山展望台より西は淡路島、
明石海峡大橋、東は大阪湾と神戸市街の眺望と背山々腹路の森林浴コースを愉しみ、松尾
芭蕉も登ったと伝えられる尾根を下り、安徳帝内裏跡伝説地に立ち寄り、今年の幸せ、息
災を祈願のため、下記社寺に詣で又最寄りの名所と史跡を訪ねます。
☆集合:JR須磨駅改札口1月8日午前9時
☆コース:恵比寿神社→須磨浦公園→鉢伏山→背山々腹路→-の谷→関守稲荷神社→
村上帝社→現光寺→諏訪神社→綱敷天満宮→松風村雨堂→須磨寺。
☆参加費:500円(傷害保険費用を含む)
☆持ち物:水筒、弁当、杖、雨具など(小雨のみ決行)
☆問合せ:Tel/FaxO78-733-5882(小林さんまで)
☆備考:須磨観光協会発行「須磨歴史紀行」及び須磨観光ガイドマップを配布します。
溌蕊一・の
灘騨備
讓狩
溌蕊しf
鏑
》任・日》》』
一 一『に日玉詞
願、■■■■團サロンの日は1月10日(火)です。第2週から第2火曜に変わりました。
iWO4j上「W拙し」鋼iタンiiilM〈縦0.「---------------------~----1
(掴二)富:三重j電L濤藝塵劃隷鷺イ呆薗麓1綴受芸
鰯651-0087神戸市中央区御幸通2-1-18ノベラ704号
‘TEL・FAXO78--2色1-5102
E-illailghyogonacs@kcCzaqj1e・Jp
U汽L:l1ttP://蝋vvwkcc,zaqneJp/d什Ⅶ807
-8-
Fly UP