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折り紙の数理および教育への応用
所属: 阿南工業高等専門学校 一般教科 研究タイトル: 折り紙の数理および教育への応用 氏名: 川崎敏和 /KAWASAKI Toshikazu E-mail: [email protected] 職名: 教授 学位: 博士(数理学) 所属学会・協会: 日本数学会、形の科学会、日本折紙学会 キーワード: 折り紙,ものづくり教育,折り紙教材,折り紙の数理 技術相談 提供可能技術: ・折り紙全般 ・折り紙の数理 ・折り紙の教育への応用 研究内容: 1)折り紙の幾何 2)折り紙の教育への応用 【折り紙の幾何】 折り紙を数学的に解析して、その幾何学的性質を調べています。また、球面の折り紙や高次元の折 り紙を定義して、その幾何学を作っています。その結果、球面折り紙の方が通常の平面折り紙より幾何学的に均整がと れていることがわかりました。簡単な折りの操作を組み合わせてできる折りがどのような構造を持っているか調べる「折 り紙作図問題」を平面と球面で調べました。現在は、高次元折り紙を調べています。学位論文のテーマである「折り鶴変 形理論」は球面にまで発展させ、2 次曲線との関係を完全に解明しました。 【折り紙の教育への応用】 折り紙をものづくり教育に生かす研究をしています。折り図と紙のセット「幾何折り紙キッ ト」を作成し、中学・高校などで試用してもらい改良を重ねています。この研究を通して、人は色彩に頼っているため形 状を正しく認識していないことがわかりました。形状認識力を高めることに重きをおいた幾何折り紙キットを作成している ところです。 提供可能な設備・機器: 名称・型番(メーカー)