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第9号 - みえ・グリーン購入倶楽部
2008年3月 第9号 ●「足るを知る」の精神でグリーン購入! (グリーン購入フォーラム) ●あなたにも!地球にも!やさしいお買物! (東海三県一市グリーン購入キャンペーン) ●お知らせ ォーラム グリーン購入フ みえ・グリーン購入倶楽部は、 三重県と共同で3月13日(木)、 企業や行政、 消費者団体関係者など多数が参加するなか、 三重県総合文化センター男女共同参画センターでグリーン 購入フォーラムを開催しました。 まず、 グリーン購入ネッ トワーク (GPN http://www.gpn.jp/) 会長で武蔵工業大学環境情報学部教授の中原秀樹氏か ら、 基調講演をいただきました。 基調講演を行う武蔵工業大学 環境情報学部 中原秀樹教授 基調講演 武蔵工業大学 環境情報学部 教授 中原 秀樹氏 「グリーン購入の未来とその可能性−鍵を握る環境以前の問題点−」 (要旨) 日本は、 500兆円のGDPを達成するなかで、 20億トンの資源を投入し、 CO2を13億トン、 廃 棄物を4. 5億トン出している。我々消費者が水、 食糧、 エネルギーをとことん使う 「地球の破壊者」 とし て生きているのが現状である。 「ガリバー旅行記」や「青い鳥」が伝えているように、 科学技術に依存 しすぎると、 人間の心を持たない人間になってしまい、 物質に取り囲まれたら一番大事なものを失ってしまう。 「足るを知る」の精神で、 消費者が確かな目を持ち、 環 境に配慮して必要なものを必要な分だけ買うグリーン 購入が、 市場経済を通じて持続可能な経済へ移行し ていく最良の手段である。 ※講演の全文は、みえ・グリーン購入倶楽部のホームページ に掲載してあります 大勢の参加者が熱心に聴講したフォーラム グリーン購入フォーラム その後、 第9回グリーン購入大賞審査員特別賞を受賞した阪急阪神ホールディングス株式会社の方には事業者の立 場から、 活発に活動を展開している京都グリーン購入ネットワークの方には地域ネットワークの立場から、 それぞれ取組事 例を紹介いただきました。 熱心に聴講した大勢の参加者からは、 「グリーン購入は身近なものであるとともに、 最良のもの」 「グリーン購入の重要 性と経済活動の両立を考えていきたい」 「2団体の取組事例を我が社でも参考にしていきたい」などの声が聞かれました。 取組事例紹介(事業者の立場から) 阪急阪神ホールディングス株式会社 http://holdings.hankyu.co.jp/ (概要)電鉄会社を中心とし、不動産事業、旅行・国際 輸送事業、 プロ野球事業、 ホテル事業など、 多岐にわたるグ ループ会社が共通して取り組める環境保全活動として、 文 具や紙を中心としたグリーン購入に着手。グループ会社の (株) ホップスが事務用品等購買システムでグリーン購入比率の 集計を代行するかたちで、 グループ全体でのグリーン購入 阪急阪神ホールディングス株式会社 人事総務部(環境対策担当) 株式会社ホップス 大阪支店 営業部長 を推進。 沖津 賛氏 谷口 弘二氏 取組事例紹介(グリーン購入地域ネットワークの立場から) 京都グリーン購入ネットワーク http://www.k-gpn.org/ (概要)京都独自の環境ラベル研究や、 セミナー開催、 情報発信など、 様々に工 夫しながら、 京都全体で熱心にグリーン購入を普及啓発。学生の参画も得るなど、 活発に活動を展開。グリーン製品を提供する事業者とグリーン製品を購入する消 費者の両者の視点で、 地域に適した独自のグリーン購入を推進。 京都グリーン購入ネットワーク 事務局 下村 委津子氏 参 加 者 から の 感 想 中原教授は、冒頭、相次いだ食品の偽装や安全性の問題、古 生活協同組合コープみえ 環境事務局 寺内 博和 さん 紙の偽装問題に触れ、地球温暖化問題が一刻の猶予もならな い今の時代に最も効果的なのは、 「3R運動」 「グリーン購入」を 大きくひろげること。そのために大切なことはグリーンコンシ ューマーを育てること。育てるために事業者ができること、や らなければならないことは提供する製品のメリットとデメリット双方の情報をきちんと提示すること。そうでないとグリーンコンシュ ーマーの目が育っていかないと指摘されたと受け止めました。 続いて、事業者の立場から阪急阪神ホールディングス社、ホップス社の両社から「グループ企業全体でグリーン購入からはじめる環 境保全活動」と題した多岐にわたるグループ会社でのグリーン購入推進活動事例を報告されました。 また、京都グリーン購入ネットワークから独自の環境ラベル研究など製品提供側の事業者と消費者のそれぞれの視点から活動をす すめていることが報告されました。 今回のフォーラムに参加させていただいて、事業者として自ら購入する製品のグリーン購入化を引き続き努力することと合せて、 自ら提供する製品のグリーン化の推進、その前提として適切な情報の提供が大事だということを痛感しました。 購入キャンペーン 東海三県一市グリーン 愛知・岐阜・三重・名古屋市が連携した「東海三県一市グリーン購入キャンペーン実行委員会」に三重県も参加し、 「グリーン購入」を消費者へ普及・啓発するキャンペーンを実施しました。 スーパーマーケットや、 百貨店、 ドラッグストアなど、 消費者が日頃買い物に行く小売店を中心に参加協力を呼びか け、 東海三県一市内の2, 251店舗にポスターやPOPなどの啓発ツールを掲示していただきました。 また、 環境ラベル 商品を買った方を対象とする懸賞応募企画も実施し、 PRを行いました。 また、 消費者や子どもたちが主体的に「グリーン購入」を学び、 実践する機会として、 参加協力企業に独自企画やイ ベントの実施を呼びかけ、 より一層の普及・啓発を行いました。 4, 000人以上から回答をいただいたアンケートの中には、 「くり返し使用できるものを買いたいので、 詰替が可能な 商品をもっと増やしてほしい。」 「グリーン購入の対象となる商品を集めた商品棚を作ってほしい。」などの意見があり ました。 キャンペーンの詳細については、 東海三県一市グリーン購入キャンペーン実行 委員会のホームページ (http://www.eco.pref.mie.jp/jyourei/iso/campaign/index.htm) をご覧ください。 ○ 期間 平成20年1月12日 (土)∼2月14日 (木) ○ 内容 ①啓発ツールの掲示 懸賞対象の環境ラベル エコマーク アールマーク ポスターやPOPなどの啓発ツールを 参加店舗内に掲示しました。 ②懸賞応募企画 環境への負荷が少なく、 古紙配合率を示す目印で、 再生紙使用マークとも 環境保全に役立つと認 いう。書物など められた商品に付けら れる。文具や日用品な どさまざま グリーンマーク バイオマスマーク 左の4つの環境ラベル商品を購入 した方を対象に、 合計で800名に「エコ商品詰め合わせ」などをプレゼン トしました。 【エコ商品提供企業】 花王カスタマーマーケティング㈱・サラヤ㈱・ライオン㈱・ コクヨ東海販売㈱・㈱シード・ゼブラ㈱・㈱トンボ鉛筆・ プラチナ萬年筆㈱・㈱美濃商会 古紙を原料に利用した 製品の目印。 トイレット ペーパーやコピー用紙 など。 生物資源(バイオマス) を利活用して生産され た商品。文具や日用品 などさまざま ③参加協力店舗の独自企画・イベント 子どもたちを対象とした環境教育プログラムの実施や、 環境配慮型商品を購入した方を対象とした懸賞応 募企画などを実施しました。 【協力企業】 ユニー㈱・名古屋勤労市民生活協同組合・ ㈱ヤマナカ・イオン㈱・㈱マイカル・ ㈱ユーストア・EXPOエコマネーセンター 買い物ゲームの様子(マイカル桑名サティ 1月27日) 6月は買い物袋を持って、旬や地場の食べ物を選ぶ! ∼食のグリーン購入で、地球温暖化防止∼ 「GPN500万人グリーン購入一斉行動キャンペーン」へのご参加を! 実施期間:6月1日(日)∼6月30日(月) テ ー マ:買い物袋を持って、旬や地場の食べ物を選ぶ 実施内容:● スーパーや生協、 コンビニエンスストア、百貨店、商店街等で買い物をする際、旬や地場(国産含む)の食材を買い、 レジ袋を断る ● レストランや居酒屋、 ファストフード店等の外食店で食事をする際、旬や地場の食材を使った料理を食べる 対 象:● GPN会員団体の従業員500万人と、従業員の家族 ● それ以外の団体・個人等 詳細は、 GPN(http://www.gpn.jp/)のホームページをご覧ください。 通常総会・グリーン購入セミナー開催! ■通常総会 時 間:13 : 15∼14 : 00 場 所:(財)三重地方自治労働文化センター4階大会議室 (津市栄町2−361) (http://www.jichiro-mie.jp/center/index.html) ■交流会 時 間:16 : 00∼17 : 00 場 所:三重県自治会館 1階 マンドルーラ(津市桜橋2−96) 参 加 費:正会員 無料 正会員以外 1, 000円 会員募集中! ■グリーン購入セミナー テーマ 食品と環境問題 時 間:14 : 15∼16 : 00 場 所:(財)三重地方自治労働文化センター4階大会議室 参加費:無料 基調講演 「高まる食品リスクと身の回りの環境問題」 横浜国立大学大学院 環境情報研究院 教授 嘉田良平氏 事業説明 「GPN500万人グリーン購入一斉行動キャンペーンについて」 グリーン購入ネットワーク(GPN)事務局次長 深津 学治 氏 みえ・グリーン購入倶楽部 事務局 ■富士ゼロックス三重㈱ 管理本部 〒514−8578 三重県津市栄町1−817 TEL 059−228−7561 FAX 059−228−4515 ■三重県環境森林部地球温暖化対策室 〒514−8570 三重県津市広明町13 TEL 059−224−2316 FAX 059−224−3024 ホームページアドレス:http://www.miegpn.com/ E-mail:[email protected] 会員のみなさまで、住所や担当者に変更があった場合は、事務局までお知らせください。