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議案第57号 (PDF 176.9KB)
議案第57号 宝塚市市民栄誉賞の受賞者の決定につき議会の同意を求めることについて 宝塚市市民栄誉賞の受賞者に決定しようとするもの 所在地 宝塚市栄町1丁目1番57号 名 称 宝塚歌劇団 代表者 理事長 小林 公一 沿 革 大正 2年(1913年) 7月 宝塚唱歌隊を組織 12月 宝塚唱歌隊を宝塚少女歌劇養成会に改称 大正 3年(1914年) 4月 宝塚新温泉内パラダイス劇場において第1回公演 公演演目は「ドンブラコ」ほか3本立て 大正 8年(1919年) 1月 宝塚音楽歌劇学校を創立 宝塚少女歌劇養成会は解散し、生徒と卒業生から組織さ れる宝塚少女歌劇団に改称 大正10年(1921年) 10月 花組、月組が誕生 大正13年(1924年) 7月 雪組を新設 旧宝塚大劇場が完成 昭和 2年(1927年) 9月 日本初のレビュー「モン・パリ ~吾が巴里よ~」初演 昭和 5年(1930年) 8月 レビュー「パリゼット」初演 主題歌は「すみれの花咲く頃」 昭和 8年(1933年) 7月 星組を新設 昭和 9年(1934年) 1月 旧東京宝塚劇場が開場 昭和10年(1935年) 1月 宝塚大劇場が全焼 4月 劇場を再建 昭和13年(1938年) 10月 初の海外公演であるヨーロッパ公演を実施 昭和14年(1939年) 4月 時局悪化のため星組を廃止 12月 宝塚音楽歌劇学校を改称し、宝塚少女歌劇団と宝塚音楽 舞踊学校に分離 昭和15年(1940年) 10月 宝塚少女歌劇団を宝塚歌劇団に改称 昭和19年(1944年) 3月 第二次世界大戦により宝塚大劇場と東京宝塚劇場が閉鎖 昭和21年(1946年) 4月 宝塚大劇場が公演再開 昭和22年(1947年) 4月 東京公演を再開 昭和23年(1948年) 8月 星組を再設 昭和26年(1951年) 8月 初の一本作「虞美人」初演 昭和34年(1959年) 7月 カナダ、アメリカ公演を実施 昭和40年(1965年) 9月 パリ公演を実施 昭和49年(1974年) 8月 「ベルサイユのばら」初演 昭和53年(1978年) 4月 宝塚バウホールが開場 平成 5年(1993年) 1月 新宝塚大劇場(現在の宝塚大劇場)が新築開場 平成 6年(1994年) 7月 ロンドン公演を実施 平成 7年(1995年) 1月 阪神・淡路大震災で宝塚大劇場及び宝塚バウホールが罹 災 平成 8年(1996年) 2月 ウィーンミュージカル「エリザベート」初演 平成10年(1998年) 1月 宙組を新設 香港公演を実施 平成13年(2001年) 1月 新東京宝塚劇場(現在の東京宝塚劇場)が開場 平成25年(2013年) 4月 台湾公演を実施 平成26年(2014年) 4月 宝塚歌劇100周年 事績の説明 宝塚歌劇団は、女性のみの歌劇団として本市に誕生し、大正3年(1914年)の初公演以来、優れ た舞台芸術の創造、発信を続け、平成26年(2014年)に初公演から100周年を迎える。 創設の当初から「老若男女誰もが楽しめる国民劇 」を目指し、健全かつどの世代の人が見て も楽しめる演目を中心に、我が国の大衆歌劇を先導してきた。本拠地である宝塚大劇場、そし て東京宝塚劇場のほか、全国各地で夢とロマンあふれる華やかな舞台を繰り広げており、我が 国の文化振興に大きく寄与している。 国内での活動のほか、昭和13年(1938年)のヨーロッパ公演をはじめとして、アメリカ、カナ ダ、中国などでも公演し、日本を代表する歌劇「タカラヅカ」の名を高めてきている。海外で の評価も高く、「タカラヅカ」は各国の演劇ファンの心に根付き、世界と日本の文化の懸け橋 にもなっている。 現在、宝塚歌劇団は、花、月、雪、星及び宙の5つの組と専科で構成されており、400人を超え る団員(生徒)が所属している。専用の劇場やオーケストラ、演出家によるプロダクションシステ ムを持ち、出演者は「タカラジェンヌ」と呼ばれる女性のみで構成される世界でも類をみない劇 団であり、モットーである「清く、正しく、美しく」は、女性劇団員が演じる独創的で心ときめ くエンターテインメントの本質を表している。独自の養成機関である宝塚音楽学校を有し、これ までに歌劇団を巣立った約4,000人のタカラジェンヌの中には、舞台芸術やTV等各界で活躍す る方も多く、わが国の芸術文化を支える優秀な人材を育成し、輩出してきたことも、大きな功績 である。 本市にとっては、宝塚歌劇団のこれまでの活躍を通じて、まちの知名度が高まるとともに、 良好な都市イメージが形成されてきている。また、宝塚大劇場には、年間を通して全国各地か ら多くの観客が来場しており、地域振興、観光振興などにも大きな効果がもたらされている。 このほか、平成7年(1995年)1月に発生した阪神・淡路大震災の際には、いち早く復興の明かり を灯すべく、宝塚歌劇団の関係者が一丸となって公演を再開し、文化の発信を通して被災者を勇 気づけた。平成23年(2011年)3月に発生した東日本大震災に際しても、公演の合間を縫ってチャ リティ活動を実施するなどし、被災地を応援している。 宝塚市市民栄誉賞表彰条例(抜粋) (受賞者の決定) 第3条 栄誉賞の受賞者は、市長が議会の同意を得て決定する。