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第23号:平成27年05月01日
平成 27 年 5 月 1 日 第 23 号 新宿区立教育センター 研修・研究・教育開発室 学校図書館アドバイザー 進む学校図書館活用・読書活動 各学校に学校図書館支援員が配置されて、3 年目を迎えました。4 月に 7 校の作業計画会議に参加させ ていただきました。どの学校も学校図書館に入ると活用されて動いている雰囲気が感じられました。 児童・生徒、教員が学校図書館を活用し、それに対応して学校図書館支援員が常に展示や掲示、コー ナーなどを作り、授業等で使われる予定の本が出番を待っている、学校図書館ボランティアが季節の装 飾をしている、学校図書館は本が整然と並んでいればよいのではなく、排架や案内表示などの基本的な 整備がなされた後でも常に動いているのだと実感しました。 授業での活用や読書活動も増えています。学校図書館活用や読書の指導計画を作成した学校も増えて います。司書教諭や学校図書館担当教員の力を感じます。 今年度も、さらに、各教科等での学校図書館活用と読書活動を推進していきましょう。 学校図書館の機能を生かす蔵書構成を もうすぐ各学校に今年度の図書購入業者について通知されます。新宿区では、平成 25 年度に学校図書 館図書標準 100%を達成しました。さらに、毎年の更新が大切です。 図書購入費は、公費です。個人に任せないことが大切です。学校の教育活動において、 「教育課程の展 開に寄与する」 「児童生徒の健全な教養を育成する」 ための図書を学校として選択しましょう。 たとえば、 校務分掌の学校図書館部と学校図書館支援員・学校図書館スタッフ、必要に応じて、教務主任や教科主 任等も入り、資料選択委員会を構成して、購入図書の案を作成し、教員に回覧して校長が決裁する、な どです。 予算は、年度当初に使い果たさず、必要な本はいつでも購入できるように、またこれから秋にかけて の新刊も購入できるようにしてください。図書購入費は、図書を購入するためのものです。新聞・雑誌、 壁新聞、図書館用品等は、校内予算で購入してください。特定の学年のために人数分購入する図鑑や辞 典等は、各教科等の予算で購入し、利用する学年においたほうがよいでしょう。 図書の購入については、平成 25 年 8 月第 4 号、平成 26 年 5 月第 12 号も参照してください。 参考 ○児童・生徒が間違った認識をしてしまう古い資料は、廃棄する。 ○文学作品でも、古く色あせたものは買い換える。 ○校内研究や授業で利用する図書を優先させる。 ○読み物は、学年の発達段階を考慮した上で、読書に親しませるため、読書の幅を広げるため、 成長の糧となるように、などの目的をもって選択する。 ○近年刊行された本や評判の良い本、その学校図書館の蔵書構成から必要とされる本など、学校 図書館支援員や学校図書館スタッフに推薦してもらう。 ○児童・生徒からのリクエストも参考にする。 お 知 ら せ 平成 27 年 1 月 23 日(金)の学校図書館教育研修会で発表された平成 26 年度学校図書館教育推進委員 の実践事例の概要を「しんじゅく学校図書館」のサイトに掲載しました。 「学校図書館アドバイザーだよ り」のバックナンバーも掲載していますので、ご覧ください。