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3 グループエンカウンター演習

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3 グループエンカウンター演習
モラールアップ資料集
3
グループエンカウンター演習
<グループエンカウンター演習①>
「つないで,つないで自己紹介」
①意義・目的
初対面の人と楽しく交流しながら自己紹介を行う。自分だけでなく他者の自己紹介に注目し,それをつない
でいくことで,それができたことによる達成感をグループで味わう。
②内容
グループの自己紹介をする人に注目し,自分の自己紹介だけでなく,グループの人の自己紹介内容を繰り返
す。
③活動例
場面
活動
準備
エクサ
サイズ
留意点
・いくつかのグループに分ける。(1グループ7~8人くらい)
・テーマ(お題)を決める。それを先に言い,自分の名前を言 ・グループの雰囲気を注意深く観
察する。
う。
・一人の自己紹介が終わったら皆で拍手をする。
・自己紹介する人をグループで注
目し応援するような雰囲気をつく
る。
(一人が言い終えたら拍手をす
・二人目以降の人は,前の人の自己紹介を復唱してから自分の るなど)
・途中で誰かがつまずいていた
自己紹介を行う。そして拍手する。
ら,周りの人がこっそり教えても
→「習志野市の○○中学校の○○先生の隣の習志野市の△△中
良い。
学校の△△です」(拍手)
→「習志野市の○○中学校の○○です」(拍手)
・グループの最後の人が無事に全員自己紹介内容と自分の紹介 ・グループの最後の人が言い終え
たときには自然と拍手が起こるは
が終えたら,全員で拍手をする。
他の例として,趣味,好きな○○,担当教科など,普段 ずです。
の自己紹介で話すような簡単な内容を取り上げるとよ
い。
シェア
・感想用紙の記入をさせる。
リング
・最後に,活動の様子を見て感想を話す。
・時間があれば感想を話してもら
う。
④感想
〈授業者〉
・活動を行う中で,先生方の協力(小声でささやくなど)が多く見られ,助け合うことによって人間関係が形成さ
れていくのだと実感した。
・グループの人みんなでその人を応援するような眼差し,応援する雰囲気が見られた。人数が多すぎず,少なすぎ
ずやることが一体感を生むことにもつながると思いました。
〈参加者の感想〉
・人数が1グループ10人程度と少し多いような気がしました。ただ,やはり相手を知るきっかけをつくるエンカ
ウンターとしてはとても効果的な内容だと思います。
・初対面の人と楽しく交流をしながら行える自己紹介の一つだと思いました。グループの人たちの言った名前を自
分の番のときに間違えないように頭の中で反復することで自然と名前が頭に入ってくるのが良かったと思います。
17
モラールアップ資料集
<グループエンカウンター演習②>
私の仲間はだれ?
①意義・目的
仲間作りにおいて,自分と違うことだけに着目するのではなく,お互いの共通点を見いだすことの大切さを体験
的に学ぶ。そして,人間関係づくりの不安や差別感を体験し,集団としてまとまっていくには新しい視点からのグ
ループづくりが必要なことに気づかせる。また,声に出さずにグループを作らないといけないので,工夫しながら
多くの人とコミュニケーションを図ることになり,集団としてのモラールアップにつながる。
②内容
まずは差別がどうやって起こるかを体験する。参加者全員の頬に左右に1枚ずつシールを貼る(シールの色は,
赤,青,黄,白,緑の5色ある)。次に,頬に同じ色のシールを貼っている人通しでグループを作る。自分と同じ色
の人とグループになる。つまり,自分と同じか違うかを判断し,自分と同じ人とグループを広げていくことになる。
グループを作る際のルールは以下の通りである。
ルール1≪お互いの色について,声に出して,その色を教えてはいけない≫
ルール2≪左と左,右と右が同じでないとダメ≫
ルール3≪できるだけ大きなグループを作る。≫
③活動例
場面
準備
活動
準備:1人につき2枚のシール(人数分)
留意点
※下は 15 人で行うときの例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
やすい人,作りにくい人が
右: 黄 黄 黄 白 白 白 白 白 白 白 白 白 緑 緑 緑
出てくるように色の組み合
例
.左: 赤 青 緑 赤 赤 赤 青 青 青 緑 緑 緑 緑 緑 緑
エクサ
・意図的にグループが作り
わせを決める。
●「今日は,まず差別がどうやって起こるのかを体験してもらいます。これから
サイズ
全員の頬に2枚のシールを貼っていきます。このシールはその人の特徴を表して
いると考えてください。例えば,肌の色とか,人種,習慣などです。残念ながら,
自分のシールの色は見えません。自分のことは意外と自分では気づかないもので
すから。これから同じ特徴をもった人たちでグループを作ります。
」
①準備
全員の左右の頬に,何色か見えないようにして,シールを貼ってもらう。 ・左右に貼るシールの組み
②説明「これから同じ特徴をもった者同士が集まって,グループを作ります。
合わせは ,担当者が決め
つまり,同じシールをつけている人同士で集まればいいのです。
る。(グループづくりをする
「ルールは3つです。
」
(ルール1,ルール2,ルール3を伝える)
際に,意図的にグループが
③活動 1・左と右が2色とも同じ者同士で集まる。
作りやすい色とそうでない
※「左と右が2色とも同じ」という条件だと合うものが少ないので集まりにくい
色を設定しているため。)
※当人同士では気づかない。第3者が教えてあげれば同じグループだとわかる。
※右頬が黄色の人は左頬の色が違うのでグループになれない。
・「それでは,誰ともグループになれなかった人は前に来てください」
グループに入れていない人のシールの色に注目させる。
※右頬が黄色のシールだとグループに入れないことに気づく。
④活動 2・今度は,左の頬の1色が同じ者同士で集まる。
※同様に行い,最後に左の頬だけであればグループが作りやすいことに気づく。
シェア
⑤振り返り
リング
・右の頬のシールが黄色だった人に,感想を聞く。
「差別は,すべてが同じでない人はグループから排除しようとすることから起こ
ってくることがわかります」
※右と左の両方が同じであることにこだわるとグループがつくりにくい。
逆に,両方とも同じではなく左の頬1色だけでよければ,グループが作りやすい。
「自分たちと違うと仲間外れを作ってしまいがちだが,違うところがあっても共
通点を見いだして理解することが大切ですね」
④感想・仲間はずれのシールになってしまい,とても寂しい気持ちになりました。その後,「左の頬だけでも一緒ならグループ
に入っても良い」と言われ,同じ色のグループの人たちが声をかけてくれてとても嬉しかったです。
・
「自分のことがわからない」という設定がおもしろく,緊張感がありました。話すのではなく,目や体でコミュニケーションを
はかる楽しさを味わうことができました。知らない方でも共通点ができ,グループになると親近感がわきました。
参考文献
『エンカウンターで学級が変わる Part2 中学校編』
國分康孝 監修
18
図書文化社
モラールアップ資料集
<グループエンカウンター演習③>
みんなで校歌を完成させよう
①意義・目的
1.協力することの大切さを学ぶ。
2.話し合うことの重要性に気付く。
3.仲間と共に作り上げる達成感を味わい,信頼関係を築いていく。
②内容
新聞紙の文字を使って,校歌の歌詞を完成させる活動である。各班に模造紙を配り,新聞の文字を切りとりなが
ら校歌の歌詞を完成させていく。文字の大きさや漢字,ひらがなは関係なく,どの班が早く完成させるかを競うも
のである。作業を始める前には5分ほどの作戦タイムを取る。
③活動例
場面
準備
活動
留意点
〔事前の準備〕
・事前に準備するものと
・新聞紙(各班1セット)
・模造紙(各班1枚)
各自が準備するものを
・はさみ(各自)
・のり(各自)
分けておく。
・グループを(5~6人)に分け,模造紙と新聞紙を配る。
エクササ
イズ
1. 課題を読み上げる。
これから新聞を使って校歌の歌詞を完成させます。今,配
った模造紙に新聞紙の文字を貼って完成させてください。
2. 注意事項を読む。
文字の大きさ,漢字,ひらがなは関係ありません。どのグ
ループが早く完成させるかの競争です。作業を始める前に5
分間の作戦タイムを取ります。
3. 作戦タイム。(グループ内で話し合いをする)
【グループ内の声】
・早く完成させるための
工夫をさせる。
・私が,1番の最初の2行を担当するよ!
・私は,2番をやるね!
4. 作業開始。
【グループ内の声】
・こっちの文字は大きいよ!
・この字,小さいけど…
まぁ
いいか!
完成した班は「出来ました」と報告し,模造紙を提出。
5. 結果発表とまとめ。
結果を発表しながら,工夫したところを言わせる。
・最後に校歌を歌うこと
で一体感が生まれるよ
6.最後に校歌を歌う。
シェアリ
ング
うにする。
みんなで感想を述べ合う。
【みんなの声】
・作戦タイムの時に,もっと話し合っておけば良かった。
・各自が自分の決められた分担をしっかり出来たから良かった。
・みんなの力で早く完成させることができた。
④感想
・班で動きのある活動することにより,協力することや話し合うことの大切さに気付くことができた。
・手軽にでき,校歌を覚えることにもつながる。
・年度初めの活動にあっている。
19
モラールアップ資料集
<グループエンカウンター演習④>
○○○みんなでリフレーミング○○○
①意義・目的
クラスの子ども達の成長の姿を改めて見直していくことで,クラスの子ども達のよさを再発見できる。
②内容
他のクラスや子どもと比較し,必要以上に悩んだり,マイナス面だけに注目したりしがちであるが,そのマイナ
ス面をリフレーミング(読み替え)し,ネガティブな感情をポジティブな感情に変える活動である。
③活動例
場面
準備
エクササイズ
活動
留意点
1グループ3~4人になるようにグループを分ける。
①1人ずつ「うちのクラスの子の『よいところ』『ちょっと心配なところ』」
を話す。
クラスの様子や自分の短所
などでも可
・「忘れ物が多い。」
・「何にでも口を出してしまう。」
②グループで,『ちょっと心配なところ』をリフレーミングする。
リフレーミングを例示する。
1.まず,似た意味合いの言葉に言い換えてみる。
2.とにかくグループで知恵を絞り合ってリフレーミングする。
・「忘れ物が多いけれど,次のことを考えず,一瞬一瞬を大事に
する人だから。」
・「つい口を出してしまうのは,落ち着きが無いのではなく,何事
にも興味があり,よく気がつくから。」
・あきっぽい⇒好奇心旺盛
・うるさい⇒明るく活発・元気
・おとなしい⇒話をよく聞く・おだやか
・がんこ⇒意志が強い・信念がある
・気が強い⇒積極的・弱音を吐かない
・気が弱い⇒自分よりまわりを大切にする
・気性が激しい⇒感受性豊か・情熱的
・けじめがない⇒物事に集中できる
・反抗的⇒自立心がある・自分の考えがはっきりして
いる
③リフレーミングした言葉を使って,「読み替え宣言」,または,ロー
ルプレイをする。
・「忘れ物が多いことが心配でしたが,次のことを考えず,一瞬
一瞬を大事にしているからだと読み替えたいと思います。」
・「いろいろなことに口を出すのは,落ち着きがないのではなく,
いろいろなことに興味があったり,よく気が付いたりするからな
んだね。」
シェアリング
みんなで感想を述べ合う。
④感想
・職員室で困ったと言っている若手職員に対して,リフレーミングしてあげることで若手職員のモラールアップに
つなげることができるかもしれないということも感じた。
・どうしても教育現場にいると,生徒や学級の良い所よりも課題や悪い所が気になり,注意ばかりして余裕がなく
なってしまう場面が多くありますが,
「リフレーミング」した言葉を使って読みかえる事によって,それを長所とし
てとらえる作業を通して,心に余裕が生まれるのを感じました。真剣に教育に向き合う事は大切なことですが,心
に余裕を持った指導の大切さを再認識させて頂きました。
参考文献『みんながなかよくなれる学級ゲーム
心ほぐしの学級ミニゲーム
20
PartⅡ』
八巻寛治著
小学館
モラールアップ資料集
<グループエンカウンター演習⑤>
無人島SOS
①意義・目的
モラールアップのためには,人間関係が必要不可欠になる。人間関係を築いていくためには,意見や考えを伝え合うことでお
互いを受け入れることが重要になると考える。そこで,お互いを認め合いながら人間関係を築くきっかけとする。
②内容
無人島で生きぬくため,または脱出するために必要な道具16種類(下記表参照「個人用」・「グループ用」として内容は同じ
ものを用意し配布)の中から8つ選び,選んだ理由を発表する。その後,グループへと広げていく。
品物
ォ ナ徳 マ
ー イ用 ッ
ク フ チ
と
フ
な
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動
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ロ
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海
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布
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ラ
ジ
オ
く
す
り
裁
縫
道
具
カ
メ
ラ
鉛
筆
と
紙
望
遠
鏡
考えた順番(①~⑧)
選んだ理由
③活動例
場面
インス
トラク
留意点
・話をして,これから無人島で生きぬくために必要な道具を選び理由を考
えるように説明する。
・ワークシート(配布)
・拡大した掲示物
ション
順番と選んだ理由を記入する
ナ イ
マ ッ
フ
チ
・・・
1班
2班
・・・
エクサ
① 個々に必要性の順番として1から8番までをつけ,その理由を記入す
サイズ
る。
・答えは1つではないことを伝える。
・多数決や平均で決めないこと。
② 3~5人組になり,それぞれ選んだもの(選んだ理由)を発表する。 ・少数意見をしっかり聞き,話し合
Ex.僕は1番目鍋を選んだ。理由は「お湯を沸かす時」に使える。
って決める。
私は3番目に鍋を選んだよ。理由は「料理をする時」に使える。
僕は4番目に選んだけど,
「料理する時」や「助けを求める時に叩いて
音を出す時」にも使えるね。
Ex.私はマッチを選んだよ。理由は「料理する時」に使うから。
私もマッチを選んだよ。理由も一緒だよ。
僕もマッチを選んだけど,
「暖を取るための必需品」として。
③ グループででた意見から,話し合って1から8番までの順番をつけ
る。
Ex.鍋は料理だけでなく音を出して助けを求める時にも使えるから1番に
決めよう。
(同じように8番まで決めていく。
)
④ グループの考えとして,それぞれのグループに選んだ理由を発表す
る。
シェア
・振り返り用紙に記入する。
・振り返り用紙を配布する
リング
・他のグループなどの意見や考えを聞いて気づいたことや考えたことを発
表する。
④感想
・仲間の多様な考えを知り,お互いを認め合いながら人間関係を築くには効果的だと感じた。
・同じ考えの人がいると嬉しいこともあり,逆に選ぶ道具が違ったり同じ道具でも選んだ理由が違ったりして,そこには「違う
こと」の楽しさもあることがわかった。
・非現実から現実へとテーマを少しずつ変えることで,日常の諸問題にも意見が出る人間関係作りにつながればいい。
・同じ道具でも共通な理由や違う理由を聞くことで,物事を多角的に見ることができ,視野や考えが広がりモラールアップにつ
ながると考える。
◎参考文献
『構成的グループエンカウンター事典』
総集編
國分康孝・國分久子(図書文化)
21
藤澤ゆかり「無人島SOS」
モラールアップ資料集
<グループエンカウンター演習⑥>
サイコロトーキング
①意義・目的
ゲーム感覚で楽しく自分の体験や感情を語ることで,構えないで自分を語れる人間関係をつくる。職員同士
の様々な情報交換をし,お互いのことをより知ることで,より良い人間関係を築き,教職員のモラールアップ
につなげる。
②内容
4~5人のグループをつくる。じゃんけんで勝った人ややりたい人などで最初に話す人を決め,時計回りに
一人約2分で行う。2巡目以降に同じ目が出た場合は,もう一度サイコロをふる。テーマについて話す。周り
の人は,話の内容について質問する。
③活動例
場面
準備
エクササイズ
シェアリング
活動
・サイコロを用意する。
<サイコロ例>
・サイコロの面にテーマを書く。
趣味は
<6つのテーマ>
あなたが行って
①行ってみたい国
みたい国はどこ
②趣味
ですか
③好きな食べ物
④好きな動物
⑤好きなテレビ番組
⑥好きなスポーツ
・グループでやってみる。質問を入れて一人約2分間行う。
Ex 一人がサイコロをふる。①がでたので「行ってみたい国」を
テーマとして話す。
回答者 「行ってみたい国は,アメリカです。」
質問者 A「アメリカのどこですか。
」
回答者 「ハワイです。
」
質問者 B「ハワイで何をしたいのですか。」
回答者 「海とダイヤモンドヘッドをみたいです。
」
・時間が余ったら,グループを変えてやってみる。
〇振り返りシートに記入をして出す。
振り返りシート
(コメントを紹介する)
①おもしろかった
点や楽しかった
点をお書きくだ
さい。
②その他,自由に
感想をお書きく
ださい。
留意点
〇テーマはその集団に
よって工夫する。でき
るだけ,全員が答えや
すいテーマにする。
〇話してくれたことに
ついて,聞きたいこと
があれば聞いても良
い。
〇少し考えてから答え
ても良い。また,テー
マについて答えがな
い場合はもう一度サ
イコロをふっても良
い。
〇記名の有無は,集団に
合わせて決めると良
い。
④感想
・サイコロを20面体の物や乱数サイを利用すると,お題の数が増え,どんなお題に当たるかのワクワク
感が増すと思いました。
・サイコロトークでは,一言理由をつけるだけでより相手のことがわかり,また笑顔でトークし合えるの
で,手軽にできるモラールアップだと感じました。
・テーマが気に入らなければパスできるというのも大切な配慮だと思います。最終的には,話すのが好き
な人もそうでない人も構えずに,「別に上手に話せなくても大丈夫」というくらいの,リラックスして過
ごせるような人間関係を築けると良いと思います。そのためにも,
「話すことが得意な人,苦手な人がい
る」ということを皆で理解したり,「話を聞く姿勢や態度,技術」を学んだりすることも必要だと思いま
す。
22
モラールアップ資料集
<グループエンカウンター演習⑦>
偏愛マップ
①意義・目的
自己理解(自分を見つめ直す・自分で「自分」の見方を変える)や他者理解(いろいろな顔を持っていることを
知る)を深めたり,他者から学んだり(「自分」は人から言われた言葉でできている・いろいろな見方や感じ方,
表し方があることを知る)することで人間関係を深め,モラールアップに繋げる。
②内容
1.自分の好きなものや興味のあること等を「偏愛マップ」として書き出し,それを元にペアで質問し合いながら
他者の理解を深める。その後,コメントを書き合う。
2.ペアを変えて同じ活動を繰り返す。他者の言葉で自分を再確認したり,繰り返すことで他者のコメントを読む
ことができ様々な表現の仕方があることを知ったりすることができる。
③活動例
場面
準備
活動
留意点
・ペアを作る(奇数人数の場合は3人でも可)
・紙(一人一枚)
エクササ
イズ
1.偏愛マップ作成(2分程度)
一枚の紙に好きなものを
・話をしやすいよう
<例:偏愛マップ>
書き出し,偏愛マップにする。
に,ジャンルごとに
まとめるとよい。
2.質問タイム(2分×2程度)
質問する側と質問される側
に役割分担をし,偏愛マップ
を元に質問をする。
例)
・旅先での一番の楽しみ
は何ですか。
・お気に入りの旅行先は
ありますか。
コメント欄
・1人目のコメント
等
質問をされた側は,その都度
自分について答えていく。
・2人目のコメント
その後,役割を交替して質疑
応答をする。
…
3.コメントを書く(1分程度)
相手の偏愛マップにコメントを書く。
4.ペアを変える
2・3を繰り返す。
5.まとめ
自分の偏愛マップに書かれたコメントや,他者の偏愛マップを見て気付
いた事などをまとめる。
シェアリ
みんなで感想を述べ合う。
ング
④感想
・イメージマップ作りは授業で使うが,そこに人と人との交流を入れていくと,更におもしろさが増すことがわか
った。何度も話している人について新たに知ることがあり,興味深かった。
・自分の知らない「自分」に気付くことができた。こだわりがある程の好きなものがない自分や,言語力がない自
分に気付かされた。
・他の人が感じる自分について励まされる内容が多く,温かく受け入れてもらえることの良さを感じた。
・自分を知るためには,他者からの評価も必要であることを実感した。
23
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