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axtu利用ガイド(PDF)

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axtu利用ガイド(PDF)
Asianux Server 3
AXTU 利用ガイド
目次
1.
2.
3.
はじめに ............................................................................................... 1
前提条件 ............................................................................................... 1
GUI での使用方法 ................................................................................. 2
3.1.
axtu の起動方法 .........................................................................................................2
3.2.
認証方法 ....................................................................................................................3
3.3.
パッケージのアップデート方法 ...............................................................................4
3.4.
パッケージのインストール方法 ...............................................................................9
3.5.
プロキシサーバー利用時の設定方法 ..................................................................... 13
3.6.
ブラックリストの設定方法 .................................................................................... 15
TUI での使用方法................................................................................ 17
4.
4.1.
axtu の起動方法 ...................................................................................................... 17
4.2.
認証方法 ................................................................................................................. 17
4.3.
パッケージのアップデート方法 ............................................................................ 19
4.4.
パッケージのインストール方法 ............................................................................ 22
4.5.
プロキシサーバーを利用時の設定方法 ................................................................. 24
4.6.
ブラックリストの設定方法 .................................................................................... 25
CUI での使用方法 ............................................................................... 27
5.
5.1.
パッケージアップデート方法 ................................................................................ 27
5.2.
cron を使用しての自動アップデート方法 .............................................................. 28
その他の機能 ...................................................................................... 28
6.
6.1.
ログファイルの保存場所 ....................................................................................... 28
6.2.
GUI でのログの確認について ................................................................................ 28
6.3.
通知機能について(GUI のみ) ................................................................................. 30
6.4.
その他の設定画面について .................................................................................... 32
トラブルシューティング ..................................................................... 33
7.
7.1.
認証に失敗する場合 ............................................................................................... 33
7.2.
プロダクトキーが間違っている場合 ..................................................................... 34
7.3.
有効期限が切れた場合 ........................................................................................... 36
7.4.
ネットワークに接続出来ない or 認証サーバーに接続出来ない場合 ................... 37
7.5.
アップデートサーバーに接続出来ない場合 .......................................................... 38
7.6.
再認証を実施する方法 ........................................................................................... 39
7.7.
OS を再インストールした場合 .............................................................................. 39
7.8.
特定の非互換パッケージがアップデートできない場合 ........................................ 40
1.
はじめに
このドキュメントは、Asianux Server 3 専用のパッケージアップデートツールである
Asianux TSN Updater (以下 axtu)の使用方法について記述したものです。
axtu をご利用いただくことにより、最新パッケージへのアップデート、パッケージの
追加インストールがより簡易に行えます。
2.
前提条件
axtu を使用するには、事前に以下の手続きを実施頂く必要がございます。
-
ユーザー登録
-
製品登録
詳細については、以下の URL をご確認して下さい。
http://www.miraclelinux.com/user/index.html
1
3.
GUI での使用方法
3.1.
3.1.1.
axtu の起動方法
スタートメニュー→設定→システム管理→Asianux TSN Updater の順に辿り起動
します。また、コマンドラインより以下を入力する事により起動する事も可能です。
# /usr/bin/axtu
3.1.2.
以下の画面(以降、ランチャー)が起動します。
2
3.2.
認証方法
初回起動時には、認証画面が表示されます。以下の手順に従って、認証を行ってく
ださい。
※ 認証に関しては、GUI もしくは TUI のどちらか片方で実施してください。両方で
実施する必要はございません。
3.2.1.
ライセンス同意の画面にて、文面を確認し、同意する場合はチェックをいれ、
「次へ」
をクリックします。同意されない場合は「キャンセル」をクリックし axtu を終了し
てください。
3.2.2.
製品情報の画面にて、事前に製品登録したプロダクトキーを入力し、
「次へ」をクリ
ックします。
3
3.2.3.
ユーザー情報の画面にて、以下の項目を入力します。
TSN ユーザーID:ユーザー登録した ID を入力してください
パスワード:ユーザー登録したパスワードを入力してください
TSN システム名:デフォルトではサーバーの IP アドレスが表示されています。
任意の名前を設定することが可能です。TSN 上ではこの名前で管理されます。
上記入力後、「完了」をクリックすると認証が終了します。
3.3.
3.3.1.
パッケージのアップデート方法
ランチャー上で、「アップデート」をクリックします。
4
3.3.2.
ようこその画面で、「次へ」をクリックします。
3.3.3.
ヘッダ情報をダウンロードする画面が表示されます。
5
3.3.4.
アップデート方法を選択し、「次へ」をクリックします。
・ 「全体アップデート」…適用可能なパッケージを全てアップデートする場合
・ 「選択してアップデート」…アップデートするパッケージを選択する場合
3.3.5.
「選択してアップデート」の場合
パッケージ選択画面が表示されます。
アップデートしたいパッケージを選択し、
「次へ」をクリックします。
6
3.3.6.
確認画面が表示されますので、「はい」をクリックします。
3.3.7.
アップデート進行状況が表示されます。
7
3.3.8.
完了画面が表示されますので、「完了」をクリックします。
3.3.9.
確認画面が表示されますので、「はい」をクリックし終了します。
8
3.4.
パッケージのインストール方法
3.4.1.
ランチャー上で、インストールをクリックします。
3.4.2.
ようこその画面で、「次へ」をクリックします。
9
3.4.3.
ヘッダ情報をダウンロードする画面が表示されます。
3.4.4.
インストールするパッケージを選択し、「次へ」をクリックします。
10
3.4.5.
依存関係のチェック後、インストール確認画面が表示されますので、
「はい」をクリ
ックします。
3.4.6.
依存関係のチェックで問題があった場合は以下の様な画面が表示されます。
「はい」をクリックした場合、必要なパッケージが自動でインストールされます。
自動でインストールされるパッケージは「詳細を表示」をクリックすると表示さ
れます。
11
3.4.7.
インストール状況が表示されます。
3.4.8.
完了画面が表示されますので、「完了」ボタンをクリックします。
12
3.4.9.
3.5.
3.5.1.
確認画面が表示されますので、「はい」をクリックします。
プロキシサーバー利用時の設定方法
ランチャー上で、設定をクリックします。
13
3.5.2.
プロキシタブを選択します。
3.5.3.
プロキシ設定画面にて、以下の設定を実施して下さい。
プロキシサーバーを利用にチェックを入れ、プロキシサーバーのアドレスと
ポート番号をそれぞれ設定して下さい。
また、必要に応じて、ID とパスワードを設定して下さい。
「OK」をクリックすれば完了です。
14
ブラックリストの設定方法
3.6.
ブラックリストを使用することにより、UPDATE 時に自動でパッケージを
アップデートしないようにすることが可能です。
また、「選択してアップデート」を選んだ場合には、選択リストに該当パッケージは
表示されません。
3.6.1.
ランチャー上で、設定をクリックします。
3.6.2.
ブラックリストタブを選択します。
15
3.6.3.
ブラックリストに登録するパッケージを左側のリストより選択し、ボタン(>>>)をク
リックし右側のリストに追加します。
「OK」をクリックし、終了します。
16
4.
TUI での使用方法
axtu の起動方法
4.1.
4.1.1.
コマンドラインより以下のコマンドを入力します。
# /usr/bin/axtu –t
4.1.2.
4.2.
以下の画面(以降ランチャー)が起動します。
認証方法
初回起動時には、認証画面が表示されます。以下の手順に従って、認証を行ってく
ださい。
※ 認証に関しては、GUI もしくは TUI のどちらか片方で実施してください。両方で
実施する必要はございません。
17
4.2.1.
ライセンス同意の画面にて、文面を確認し、同意する場合はチェックをいれ、
「next」
をクリックします。同意されない場合は「cancel」を選択し終了してください。
4.2.2.
製品情報の画面にて、事前に製品登録したプロダクトキーを入力し、
「next」を押し
ます。
18
4.2.3.
ユーザー情報の画面にて、以下の項目を入力します。
TSN ID:ユーザー登録した ID を入力してください
Password:ユーザー登録したパスワードを入力してください
TSN System Name:デフォルトではサーバーの IP アドレスが表示されています。
任意の名前を設定することが可能です。
入力後「Finish」を選択し、終了します。
4.3.
4.3.1.
パッケージのアップデート方法
ランチャーにて「Online Package Update」を選択し「next」を選択します。
19
4.3.2.
アップデート方法を選択します。
・ 「Full Update」…適用可能なパッケージを全てアップデートする場合
・ 「Custom Update」…アップデートするパッケージを選択する場合
4.3.3.
「Custom Update」の場合
パッケージ選択画面が表示されます。
アップデートしたいパッケージを選択し、
「next」を押します。
20
4.3.4.
確認画面で「Yes」を選択します。
4.3.5.
アップデートされたパッケージが表示されます。
「Done」を選択して終了します。
21
4.4.
パッケージのインストール方法
4.4.1.
ランチャー上で、「Online Package Install」を選択し、
「next」を押します。
4.4.2.
インストール方法を選択し、「next」を押します。
適用可能なパッケージを全てインストールする場合は「Select All packages」を選択して
下さい。(以下の画面は個別にインストールするパッケージを選択した場合です)
22
4.4.3.
依存関係のあるパッケージがある場合は確認画面が表示されます。
「Yes」を選択した場合は表示されているパッケージをインストールします。
4.4.4.
再度確認画面が表示されますので「Yes」を選択します。
23
4.4.5.
インストールされたパッケージが表示されます。
「Done」を選択し終了します。
プロキシサーバーを利用時の設定方法
4.5.
4.5.1.
以下のファイルを開きます。
/usr/share/axtu/.conf/.wgetrc
4.5.2.
-
ファイル内の以下の項目を編集します。
プロキシ使用可否(デフォルトは off となっていますので、on に書き換えます。)
use_proxy = off
↓
use_proxy = on
-
プロキシサーバーのアドレスとポート番号を記述します。
http_proxy =
https_proxy =
↓
http_proxy = http://xxx.miraclelinux.com:8080/
https_proxy = https://xxx.miraclelinux.com:8080/
24
-
ユーザー名、パスワードを必要に応じて設定して下さい
(必要の無い場合は空白のままにして下さい)
proxy-user =
proxy-passwd =
4.5.3.
ファイルを保存して設定終了です。
ブラックリストの設定方法
4.6.
ブラックリストを使用することにより、UPDATE 時に自動でパッケージを
アップデートしないようにすることが可能です。
また、「選択してアップデート」を選んだ場合には、選択リストに該当パッケージは
表示されません。
4.6.1.
ランチャー上で、「Setup」を選択し、「next」を押します。
25
4.6.2.
「Add from Package List」を選択し Enter キーを押します。
4.6.3.
リスト上で、ブラックリストに登録するパッケージを選びます。
スペースキーを押すことにより、選択されたパッケージがオレンジ色になります。
選択後、「OK」を押します。
26
4.6.4.
5.
「save」を押し保存します。
CUI での使用方法
※CUI モードでは、パッケージのアップデート以外は行えません。
パッケージのインストールやブラックリストの設定等を実施する場合は、GUI や TUI
モードをご使用ください。
パッケージアップデート方法
5.1.
5.1.1.
コマンドラインより以下のコマンドを入力します。
# /usr/share/axtu/tui/axtu-cl
また、上記に-y オプションを付けて実行することにより、自動化することが可能です。
# /usr/share/axtu/tui/axtu-cl -y
27
cron を使用しての自動アップデート方法
5.2.
5.2.1.
以下のコマンドを実行します。
# chkconfig –add axtu-cron
# chkconfig axtu-cron on
# service axtu-cron start
5.2.2.
以下のようにファイルを編集します。
ファイル:/etc/cron.daily/axtu.cron
[編集前]
if [ -f /var/lock/subsys/axtu ]; then
/usr/share/axtu/tui/axtu-cl -d --random=150 -y
[編集後例]
if [ -f /var/lock/subsys/axtu ]; then
/usr/share/axtu/tui/axtu-cl --random=150 -y
cron.daily はデフォルトの設定では毎朝 4:02 に動作します。
上記の場合、4:02 の 150 分後である、6 時 32 分にアップデートを行います。
時間を変更する場合は --random=150 の部分を任意の値(単位は分)に変更してください。
また以下のコマンドを実行することにより、コマンドのヘルプを表示します。
# /usr/share/axtu/tui/axtu-cl --help
6.
6.1.
その他の機能
ログファイルの保存場所
以下のディレクトリに保存されます。
/var/log/axtu/
6.2.
GUI でのログの確認について
GUI の場合は以下の画面で一部(インストールやアップデートしたパッケージ関連)
のログを確認できます。
28
6.2.1.
ランチャー上で、設定をクリックします。
6.2.2.
ログ参照タブをクリックします。
29
6.3.
通知機能について(GUI のみ)
本機能により、アップデートパッケージがある場合、デスクトップ上に通知する事が可能
です。(赤枠部分にマウスを合わせる事により最新のパッケージ数が表示されます。)
6.3.1.
ランチャー上で、設定をクリックします。
30
6.3.2.
通知タブをクリックします。
6.3.3.
デフォルトの設定では通知は有効となっています。
-
通知
有効:デフォルトの設定です。
無効:通知機能を off にします。
-
アップデート通知周期
サーバーに問い合わせる周期を設定します。デフォルトは 2 時間です。
-
更新可能パッケージのチェック中にブラックリストの内容を反映
ブラックリストに登録した内容は除外して通知するかを設定します。
デフォルト反映します。
31
6.4.
6.4.1.
その他の設定画面について
ランチャー→設定→アップデートサーバータブ
アップデートパッケージが公開されているサーバー名が設定されています。
6.4.2.
ランチャー→設定→パスタブ
ダウンロードしたパッケージや、動作ログを保存するパスが設定されています。
※変更しないで下さい。
32
7.
トラブルシューティング
認証に失敗する場合
7.1.
以下の画面やメッセージが表示される場合は、ユーザーID やパスワードが間違っています。
-
GUI の場合
-
TUI の場合
-
/var/log/axtu/error.log
10/23/07 10:48:58 [Authentication Error] Don't match User Id and Password.
対処方法:
「2.前提条件」で設定したユーザーID、パスワードが正しいかご確認下さい。
33
プロダクトキーが間違っている場合
7.2.
7.2.1.
プロダクトキーのフォーマットに従っていない場合
プロダクトキーは 5 桁×5 の大文字英数字で構成されており間に-(ハイフン)が含まれ
る文字列です。(値は例です)
12345-67890-ABCDE-FGHIJ-KLMNO
フォーマットに従っていない文字列を入力した場合は、入力後次へ進むと、
すぐにエラーメッセージが返されます。
-
GUI の場合
-
TUI の場合
-
/var/log/axtu/error.log
この場合はログには表示されません。
対処方法:
正しいプロダクトキーを入力してください。
34
7.2.2.
製品登録画面にて未登録のプロダクトキーの場合
対処方法:
「2.前提条件」を確認し、製品登録を行ってください。
7.2.3.
既に使用されているプロダクトキーの場合
-
GUI の場合
-
TUI の場合
-
/var/log/axtu/error.log
10/10/08 14:37:24 [Authentication Error] Your license figure is full.
対処方法:
未使用のプロダクトキーを入力してください。
35
有効期限が切れた場合
7.3.
-
GUI の場合
-
TUI の場合
-
/var/log/axtu/error.log
01/10/08 15:04:41 [Authentication Error] Your Update period is expired.
対処方法:
サポート契約を更新してください。
詳細は以下の URL をご参照ください。
http://www.miraclelinux.com/service/support/ordersheet.html
36
ネットワークに接続出来ない or 認証サーバーに接続出来ない場合
7.4.
以下のようなメッセージが表示される場合、まずはネットワークに接続できて
いるか確認してください。
接続できている場合は以下のサーバーの名前解決が可能か確認してください。
認証サーバー名:update.miraclelinux.com
-
GUI の場合
-
TUI の場合
-
var/log/axtu/error.log
10/31/07 11:04:16 [Authentication Error] Cannot connect with authentication server.
対処方法:
名前解決が出来ている場合は、弊社サポートにお問い合わせください。
37
アップデートサーバーに接続出来ない場合
7.5.
以下のようなメッセージが表示されます。
まずは以下のサーバーの名前解決が出来ているか確認してください。
アップデートサーバー:repository.miraclelinux.com
-
GUI の場合
-
TUI の場合
-
/var/log/axtu/error.log(以下の URL は IA32 版をご使用の場合です)
10/31/07 14:22:32 Cannot get http://repository.miraclelinux.com/auth/asianux/AX3.0/x86/BASE/
RPMS/headers/header.info
対処方法:
名前解決が出来ている場合は、弊社サポートにお問い合わせください。
38
7.6.
再認証を実施する方法
以下のファイルを削除することにより、axtu 起動時に再度認証画面を表示することが可
能です。
/etc/axtu-authen-client/axtu-authen-client.conf
また事前に、tsn にログインし、
「MY システム」ページにて該当のサーバー情報を削除
しておく必要があります。
7.7.
OS を再インストールした場合
再インストール前に、既に認証を実施している場合は、7.6 と同様に TSN にログインし、
該当のサーバー情報を削除する必要があります。
39
特定の非互換パッケージがアップデートできない場合
7.8.
運用ミスを防止するため、Asianux では特定の非互換パッケージは axtu を使用しては
アップデートできない仕組みになっています。非互換パッケージについて axtu は下記
のようなメッセージを表示します。これらのパッケージをアップデートするには所定
のページからパッケージの rpm ファイルを入手し手動(rpm コマンド)でアップデート
する必要があります。
-
非互換パッケージを検出した場合(GUI 全体アップデート時)
40
-
非互換パッケージを検出した場合(GUI 選択してアップデート時)
-
非互換パッケージを検出した場合(TUI 全体アップデート時)
41
-
非互換パッケージを検出した場合(TUI 選択してアップデート時)
42
Fly UP