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会報JAMT Vol.21 No.10 - 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会

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会報JAMT Vol.21 No.10 - 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
Vol.21No.10
会報JAMT ホームページ掲載
平成27年5月15日号
中井規隆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P1平成27年度定時総会の成功に向けて
P2 The 7th Asia-Pacific Forum of Medical Laboratory Science (APFMLS) 2015に参加して
P3 「救急検査技師認定制度」の運用について
P4 JAMT技術教本シリーズついに発刊!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平成27年度
●書面の議決権行使書を投函されていない方へ
JAMTホームページ
まだ、十分間に合います!
電磁的登録があります。
※ただし、書面を投函された方は二重になります
ので電磁登録は不要です。ご注意ください
平成26年度定時総会出席率(当日出席・
委任・書面)は約56%。10%以上の上乗
せが必要となっています。
!
定款変更議案は3分の2必要
平成27年度
(今回)
平成26年度
(前回)
出席・委任・書面・電磁
出席・委任・書面
!
日臨技ホームページ上の
バナーから下記のサイト
へアクセスできます。
Vol.21No.10
会報JAMT ホームページ掲載
4月11日、12日に、台湾の台南市National Cheng
Kong University Hospital(国立成功大学病院)で、
台湾臨床検査技師会(TAMT)主催の第7回アジア
太平洋臨床検査学会(APFMLS)が開催された。
JAMTを代表して宮島喜文会長、長沢、片山博徳国
際委員、河月稔会員の4名が参加し、開会式への
参加、シンポジウムの司会や講演、JAMT-TAMT
meetingなどを行った。
今回のAPFMLSでは、Point of Care Testing、
Laboratory Medicine in Consultation and Health Management、The Role of MT in the Hospital Infection
ControlおよびLaboratory Medicine in Geriatricsの4つ
のテーマが掲げられ、そのうちの2テーマについ
てJAMTへ講師派遣要請があった。
TAMTから要請があった感染制御では、“Role of
Biomedical Laboratory Scientists in Hospital Infection
Control in Japan”というタイトルで日本における感
染制御の現状および臨床検査技師の役割について
長沢(東北大学)が講演した。依頼は60分の講演
であったが、会場に行くと(直前に)20分で講演
して下さい!?と・・・海外の学会でよくあるハプニ
ングだが、慌てて53枚のスライドを30枚程度に減
らしたが、用意した発表原稿が読めず、… I am so
surprised!! …とスタートした汗だくの発表であっ
た。何とか世界に誇れる感染制御を紹介すること
ができたと思う。
また、もう一つの要請であった高齢医療では、
“The Role of Biomedical Laboratory Scientists in Dementia”というタイトルで、認知症における臨床検
査技師の役割について河月会員(鳥取大学)が講
演した。初めての海外講演とのことであったが、
素晴らしい英語力、表現力そして受答えで絶賛を
浴び、今後のJAMT(若手技師)の国際化に向け、
期待が膨らむ講演であった。
さらに、宮島会長が3講演の座長を務めた。少
し緊張した面持ちで、英語による講演者紹介およ
び質疑応答を見事こなされた(拍手)。
講演中の河月会員
平成27年5月15日号
英語で座長を
務める
宮島会長
その他にも、20講演、5ワークショップ、267
一般演題が行われた。
TAMT-JAMT meetingでは、TAMTの呉(Wu)
会長ら6名、TSLMの謝(Shieh)会長、高(Kao)
IFBLS2014学会長らが出席し、IFBLS 2014台湾と
今回訪問へのお礼がなされ、IFBLS 2016神戸へ
の参加を要請した。また、TSLMからは、日臨技
精度管理事業に関する質問と今後の両国間での
合同実施を視野に入れた意見が出され、今後継
続的に意見交換を行っていくことにした。
今学会には、大韓民国KAMTからもYang会長
をはじめ約20名の参加があった。学会の合間に
は、TAMTおよびKAMTのメンバーと新しく台
南できたChimei Museum(奇美博物館)を訪れ、
交流を深めた。そして、5月に福岡で開催され
る第64回日本医学検査学会での再会と2016年8
月に神戸で開催するIFBLS学会に多くのTAMT会
員およびKAMT会員が参加していただけるとの
約束を得て帰国した。
以上、宮島会長が掲げている目標の一つであ
るJAMTのグローバル化に向けた貴重なAPFMLS
参加であった。
国際担当執行理事 長沢光章
奇美博物館にて通訳のTAMT柯さん(右)と
Vol.21No.10
会報JAMT ホームページ掲載
平成27年5月15日号
(お知らせ)
日臨技認定センター担当理事 横地 常広
「日本救急検査技師認定機構」(代表理事 福田篤久氏)が2013年から事業展開している
認定制度について、2015年度から日臨技認定センターが継承することで合意し、準備を進
めてきましたが、スムーズに同認定制度を引き継ぐために十分な準備期間を確保するた
め、今年度(2015年度)は従来どおり「日本救急検査技師認定機構」が認定制度を運営す
ることとなりました。指定講習会の案内及び認定試験日程など本認定に関わる情報提供
は、日臨技ホームページ上にも随時掲載する予定です。
2016年度から認定制度の運営は、日臨技認定センターで継承することとし、今年度から
認定に向けた準備作業を加速します。
日本救急学会、日本臨床救急学会から推薦いただいた先生方にも制度立ち上げ作業に参
加していただき、ご指導いただくこととなっています。
「日本救急検査技師認定機構」(2013年度から2014年度)で認定された213名、2015年度認
定試験に合格された先生方については、2016年度日臨技認定センタ-「認定試験」合格者
に対する「認定書」の発行の際に、「日臨技認定センター」認定書を再発行させていただ
く予定です。
平成27(2015)年度 指定講習会
5月24日
10:00~16:30
6月24日
10:00~16:30
7月25日
10:00~16:30
8月23日
10:00~16:30
9月13日
10:00~16:30
10月11日
10:00~16:30
第1回中四国
岡山
第2回中部
名古屋
第3回東北
仙台
第4回九州
福岡
第5回近畿
大阪
第6回関東
東京
呼吸不全
+
BLS
腹痛
+
BLS
感染症
+
BLS
Shock
+
BLS
胸痛
+
BLS
外傷
+
BLS
Vol.21No.10
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平成27年5月15日号
チーム医療教本の発刊にあたって
「臨床検査技師のためのチーム医療教本」のサブタイトルに-開かれた臨床検査科と私
たちのあり方-として編集委員会のおもいを集約させました。チーム医療とはなにか意見
を出し合うなかで、われわれが伝えたいものとしてこのサブタイトルにたどりつきました。
そのため、今では臨床検査では定着した ICT、NST、糖尿病療養指導などのチーム医療を
“いわゆるチーム医療”とし、それに加えて、もう 1 つ“臨床検査の役割をしっかり担う”
ことによって、
“間接的あるいは潜在的にチーム医療”となると捉えました。
学生には学内で専門分野ごとに分かれた知識の統合、検査の活用のされ方、臨床現場での
イメージをつかむのに最適です。新人には、臨床での活かされ方・活かすためのノウハウ。
中堅、ベテランには問題解決の方法・参考となる環境の作り方、交渉術。そして管理職には
検査室の方向性、これからの検査室が進むべき一つの道標などが述べられています。欲張り
な表現ですが臨床検査技師の誰でもが活用できる教本となっていますので、
是非手元に 1 冊
置いていただきたい。
編集部会
委員長
山本 慶和
(編集後記) 「年に1度くらいしか故郷へ帰れないよ」と友人が言っていました。ゴールデンウィークも終わり、日
本列島大移動も落ち着きを戻したようです。年に1度ということは両親があと20年生きていてくれるとして20回しか逢
えないって事。在ってはならないけど、もしあと1年としたらあと1回?毎日一緒に暮らしている父でさえ会話しない
日があります。照れくさいけど何の用も無くても話しかけてみるか。「体調どう?」
【中井】
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