...

PDFダウンロード - 佐藤製薬株式会社

by user

on
Category: Documents
7

views

Report

Comments

Transcript

PDFダウンロード - 佐藤製薬株式会社
第32回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会
スポンサードセミナー5
日時
会場
2014年 7 月 13 日(日)11:05∼12:05
東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾート
(東京ディズニーリゾート内)C会場
美容皮膚科における
レーザー治療のコツ
浅田 秀夫 先生
座長
奈良県立医科大学 皮膚科学教室 教授
森田 明理 先生
名古屋市立大学大学院医学研究科 加齢・環境皮膚科 教授
講演
1
皮膚科医が行う
簡単なレーザー治療
畑 三恵子 先生
髙野医科クリニック 院長
講演
2
色素斑に対するレーザー治療
船坂 陽子 先生
日本医科大学 皮膚科 准教授
共催:第32回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会/佐藤製薬株式会社
美容皮膚科におけるレーザー治療のコツ
講演
1
皮膚科医が行う簡単なレーザー治療
髙野医科クリニック 院長
畑 三恵子先生
開業医ではレーザー機器を多く設置するのは難しく、限られたレーザー機器を可能な限り活用
し治療に役立てたいと考えている。ロングパルスアレキサンドライトレーザー( CANDELA
Gentle LASE)による脱毛実施例は、年間約300件ある。また、このレーザーによるレーザーフェ
イシャルは、顔面の脱毛や毛穴の引き締め、キメやシワの改善、そして、老人性色素斑、雀卵斑な
どのシミに有効であるため、年間約600件実施している。さらにビタミンA導入との併用で、肝斑
にも有効である。レーザーフェイシャルは11年間実施しているが、その有用性のためリピーター
(JMEC The Ruby Z1)
は、保険適応疾患の他、母斑細胞性
が多い。Qスイッチルビーレーザー
母斑、脂漏性疣贅、老人性色素斑などにも用いている。母斑細胞性母斑のうち隆起したタイプは、
レーザー治療が困難とされているが、初回だけアレキサンドライトレーザーを一緒に照射し、その
後、Qスイッチルビーレーザーを何回か照射すると、きれいに消失する。診療に一番役立つのは
CO2レーザー(LESAC CO2-25)で、非常に簡便なため、様々な疾患に活用できる。比較的購入
も頻繁に利用している。治療で困った
価格の安い低出力半導体レーザー(YOSHIDA trinpl D)
時には便利な機器である。
日常診療に用いているリスクの少ない簡単なレーザー治療を報告する。
ご略歴
1978年
1992年
1995年
1996年
1998年10月
2000年 9月
2000年10月
2009年10月
所属学会
日本医科大学卒業
日本医科大学皮膚科 助教授
マールブルグ大学皮膚科
(ドイツ)留学
クイーンズメディカルセンター・病理学
(米国)
派遣
日本医科大学付属第二病院皮膚科 部長
髙野医科クリニック 院長
東京女子医科大学東医療センター 皮膚科 非常勤講師
日本医科大学皮膚科 連携教授
講演
2
日本アレルギー学会代議員、日本レーザー治療学会評議員、
日本美容皮膚科学会評議員、日本小児皮膚科学会運営委員、
日本皮膚アレルギー学会・日本接触皮膚炎学会評議員 前厚生労働省薬害副作用被害判定調査会調査員
(平成10年∼平成17年)
色素斑に対するレーザー治療
日本医科大学 皮膚科 准教授
船坂 陽子先生
太田母斑などの真皮内の色素細胞増殖疾患に加え、老人性色素斑など表皮にメラニンを過多
にもつ疾患に対し、Qスイッチ付きレーザーが奏功する。この際、疼痛を伴う事が多いために、局
所麻酔薬を使用することが多い。肝斑に対して本レーザーはかえって色素沈着を増強することか
ら禁忌とされている。最近QスイッチNd:YAGレーザーを低出力で照射すると肝斑に対し、色素
斑を改善させるとの報告があいついでなされている。治療効果機序を明らかにする目的で、in
vivo共焦点レーザー顕微鏡を用いて病変部皮膚の画像イメージを検討した。固定シールを用い
て毎回同じ部位を観察した。照射前の肝斑部では基底層および有棘層下層において高輝度の敷
石状パターンがみられ、基底層で色素細胞の延長した樹状突起がみられた。照射1∼3回で樹状
突起の総長の明らかな減少がみられた。色素細胞の樹状突起延長はメラニン合成が活発な活性
化色素細胞の一つの特徴であることから、低出力QスイッチNd:YAGレーザーは活性化色素細
胞を抑制することにより、色素斑を改善させることが示唆された。色素斑のレーザー治療におい
て、各種レーザーの作用を熟知して使いこなす事が重要である。
ご略歴
1984年
1988年
1988年
1989年
1989年
1996年
1996年
2009年
2010年
神戸大学医学部卒業
神戸大学大学院医学研究科修了、医学博士
神戸大学医学部皮膚科 助手
(4月から9月まで)
大阪厚生年金病院皮膚科 医員
(10月から89年6月まで)
神戸大学医学部皮膚科 助手
(7月から96年6月まで,
この間Yale大学に出張留学)
米国Yale大学医学部皮膚科 研究員
(12月から91年3月まで)
神戸大学医学部附属病院皮膚科 講師
(7月から2009年3月まで、
この間Cincinnati大学に文部省在外研究員として出張留学)
米国Cincinnati大学医学部皮膚科 研究員
(文部省在外研究員、9月から10月)
神戸大学大学院医学研究科内科系講座皮膚科学分野 准教授
(4月から2010年3月)
日本医科大学皮膚科 准教授
(4月から現在)
所属学会
日本美容皮膚科学会理事、日本色素細胞学会理事、
日本研究皮膚科学会評議員、日本抗加齢医学会評議員、
日本香粧品学会評議員、
日本皮膚科学会ケミカルピーリングガイドライン改訂委員会委員長など
Fly UP