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第 111 回日本皮膚科学会総会 ランチョンセミナー 27 最新のスキンリジュビネーション治療 - 実践編 日時 平成 24 年 6 月 3 日(日)11:25 ∼ 12:25 会場 国立京都国際会館 2 階 第 7 会場(Room B-2) 座長 林 伸和 先生(虎の門病院 皮膚科 部長) 演者 秋田 浩孝 先生(藤田保健衛生大学 皮膚科学講座 准教授) 演題 あきらめないで!「しみ」や「くすみ」治療 「しみ」や「くすみ」を主訴としレーザー治療を希望する患者は多いが、疾患は多岐にわたる。 老人性色素斑や両側性真皮メラノーシス(ABNOMs) の治療は Q スイッチレーザーが主体となる。 レーザー治療は禁忌といわれてきた肝斑に対しても、低出力 Q スイッチ Nd:YAG レーザー 治療の有効性が報告されつつある。脂漏性角化症に対しても炭酸ガスレーザーの有効性が高い。 同じ機種を使用しても疾患により奏功機序が違うことは明らかである。今回は、老人性色素斑、 ABNOMs、肝斑に的を絞り、各種 Q スイッチレーザーの違いを含め治療方法、有効性、副作用・ 合併症に関し報告する。 病理組織検査やダーモスコピー診断を積極的に行い、病態生理を考えながら診察する皮膚科医 こそが「しみ」や「くすみ」治療をあきらめない気持ちが重要である。 演者 古村 南夫 先生(久留米大学医学部 皮膚科 准教授) 演題 RF によるフェイシャルリジュビネーションと最新テクノロジー RF (radio frequency, ラジオ波 ) は、光やレーザーよりも皮膚や皮下組織の引き締め効果が高く、 中等度までのしわやたるみにはモノポーラ RF が最も有用である。一方、美容皮膚科で広く用いら れているバイポーラ RF では、光やレーザーと RF との相乗効果を利用した elōs テクノロジーに よる治療機器が 10 年間以上にわたり最も広く使用されてきた。特にそのハイエンド機である eMax は最新の elōs テクノロジーを生かしたアプリケータが全て搭載可能で、スキンタイトニン グを含めて多彩なリジュビネーションができる。フラクショナル RF 治療アプリケータも開発され、 単独搭載した eMatrix が国内販売されている。表皮の損傷を最小限に抑えつつ真皮を効率よく 立体加熱できる RF の特性を生かし、レーザーとは異なる特徴をもつフラクショナル RF 治療が できる。eMax と eMatrix の最新テクノロジーについて紹介する。 共催 第 111 回日本皮膚科学会総会 株式会社ジェイメック