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英語教育コース研究室 [PDF:181KB]

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英語教育コース研究室 [PDF:181KB]
★ 教育科学専攻 英語教育コース ★
〈英語科教育〉
高 梨 芳 郎 研究室
英語教育の教材内容,指導方法,評価などについて理論と実践の両面から研究をしています。理論
については内外の文献を資料にして考察し,授業実践については授業記録や授業録画を参考にして検
討しています。また,大学院生の希望に応じて,英語教育のリサーチ・メソッド,特にデータ分析法
についての演習も行います。現職教員の指導については,勤務校での授業実践の課題を修士論文のテ
ーマに設定し,授業改善につながるように指導しています。
授業について
英語教育 I
英語教育特殊研究 I
英語教育特論
英語科教育における教材,指導法,4技能の修得,評価 について考えます。
英語科教育の指導法・評価・研究法について検討します。
英語科教育の内容や方法,
学習者論について理論・実践の両面から研究します。
主たる修士論文
コミュニケーションのための文法指導,新しい音読指導,学習スタイルを生かした英語授業,読む
こと・聞くことなどの指導法,異文化理解の教材・指導法,学習方略・学習動機の調査研究など。
森
千 鶴 研究室
英語教育学は,実践的な側面のみならず,学問としての広がりを持っています。その広く深い学問
のほんの入り口を覗いたばかりの大学院生には,まず英語教育学の基礎知識をより確実に身につけ,
いずれ教育現場に立つという発想を大切にしてテーマを絞るように指導しています。その上で実験や
調査を実施し,学問的な切り口で分析することになります。私自身の専門は英語の読み書き能力と語
彙習得に関することですので,学生の修士論文テーマもそういったものが多くなります。しかし現場
に立った時により役立つという観点から,
英語の聴く能力や文法指導について研究する学生もいます。
授業について
英語教育 III
英語のコミュニケーション能力,聞く・話す能力,語彙習得についての概論
英語教育 II
特に英語の読む能力と書く能力についての概論
英語教育特殊研究 II 特に英語の読む能力と書く能力及び語彙習得について専門的に学ぶ。
主たる修士論文
“A Study of Effective Exercises Based on Task-Induced Involvement in Vocabulary Acquisition.”
“Does Early Basic Phonics Instruction Hasten Japanese Children’s English Literacy
Development?”
“The Effects of Planning on Second Language Essay Writing at Japanese High School Level.” など。
〈文学と文化〉
古 賀 元 章 研究室
詩人・劇作家・批評家・ノーベル文学賞受賞者の T. S. エリオット(1888-1965)を中心にして,
イギリスの作家たちを研究しています。大学院生が,場面や目的に応じた状況を的確に読み取る能力
を高めて,教育現場で多様なものの見方や考え方ができるような授業をめざしています。
授業について
英文学 A
英文学 B
英文学特殊研究 I
イギリスの作家たちの作品における言語表現や登場人物の言動などについて考察
します。
批評理論を援用して,イギリスの作家たちの作品の表現内容を検討します。
イギリスの代表的な作家たちの作品,文学論,文化論,教育論などについて研究
します。
主たる修士論文
“Some Characteristics of T. S. Eliot’s Theory of Culture in Note towards the Definition of Culture.”
江 頭 理 江 研究室
アメリカの文学や文化について,
具体的な文学作品や批評,
文献などを用いて研究を深める手法で,
指導を行っています。私自身の専門は 19 世紀のアメリカを代表する作家 Mark Twain ですが,授業
や修士論文指導においては 19, 20 世紀を広く網羅する形で題材を選んでいます。
授業について
米文学 A
マーク・トウェインを始めとして代表的なアメリカ作家の作品を読みます。
米文学 B
アメリカの小説や詩を通して,アメリカ理解を深めていきます。
米文学特殊研究 批評理論などを用いて作品分析を進めていきます。
主たる修士論文
“Unspeakable Things Spoken-The Potential Power of the Minority Community”
“Escape from Nameless Dread-Under the Pressures of 1980’s America” など
後 藤 美 映 研究室
私の専門は,18 世紀末から 19 世紀におけるイギリス・ロマン主義研究です。特にジョン・キーツ
の詩作を中心に,当時の政治,経済,美学,医学等の領域と文学との協同関係を見出し,新聞,雑誌,
政治パンフレット等の活字文化においてどのように文学が機能したかについて研究しています。
授業について
英文学 C
英文学のテクストを精読し,英語の読解力を養成します。さらに批評論文の読解
を通して,テクスト解釈をめぐる問題点などを講義します。
英文学 D
英文学のテクストの精読と,同時代の歴史的文化的背景を説明した英文の資料の
読み込みとを行い,テクスト解釈の可能性や方法論について講義します。
英文学特殊研究 II 18 世紀後半から 19 世紀初頭にかけての英文学テクストを精読することを通して,
当時の文学,美学,政治経済学,科学との密接な関連性を読み取ることを主眼と
した演習を行っています。
西 村 美 保 研究室
私の専門は,ヴィクトリア朝の文化及び文学で、主に、階級とジェンダーの観点から、当時の女性
労働者、特に女性使用人の生活・衣服・文学表象の研究を行ってきました。現在は同じテーマで20世
紀前半の状況も研究しています。大学院では、19世紀のイギリスにおける精神文化、教育、女性の生
活、ファッション、住宅などに焦点を当て、当時の日記や雑誌、文学作品や批評などを精読していき
ます。
授業について
英語文化論A
イギリスの文化に影響を与えたり、その形成に貢献した事柄に着目し、文学や芸術に
おける反映の様と、その文化的、歴史的背景について吟味します。
英語文化論B
イギリス人の家屋、生活、教育、衣服などがどのように変化してきたのかを吟味し、
階級とジェンダーのイデオロギーについて講義します。
英語文化論特殊研究
文学テキストの背景となる文化的コンテクストを探求し、文学表象と歴史的
事実とを比較、検討する演習を行います。
Todd Jay Leonard 研究室
My area of research and interest is based upon historical and cultural themes, primarily
researching American religious history (specifically the history of Modern Spiritualism). In
addition, I am interested in how the world's great religions and spiritual traditions overlap,
having done research in Judaism, Buddhism, Islam, Christianity and Hinduism. I prefer to
approach my research area with an interdisciplinary application which takes into account
cultural, historical and social aspects of the topic I am researching.
授業について
異文化理解A
This lecture-based course focuses on cross-cultural themes, with an emphasis on culture,
communication and language, and how all of these are intertwined and related. Students will be
expected to present regularly and discuss the topics presented by reading, researching and
writing reports to present to the class on the topics presented during the lecture portions of this
course.
異文化理解B
This lecture-based course presents the world's major religions, requiring students to think deeply
about the material and to research independently into religion and how religion is related to not
only history, but also to cross-cultural understanding amongst peoples of different faiths and
religious traditions. Students will be expected to present regulary and discuss the material
presented during the lecture portions of this course.
異文化理解特殊研究
The primary aim of this course is to introduce students to the field of Research Methodology
which will enable them to more fully develop their chosen research topic that is associated with
cross-cultural understanding, which in turn is related to historical, cultural and social aspects of
their research. Students will be expected to conduct independent research and to make regular
presentations of their findings to the rest of the class, as well as to be prepared to discuss the
material presented in the lecture portion of this course.
〈言語とコミュニケーション〉
岡
俊 房 研究室
言語はヒトに固有の生物学的資質であり,それゆえ言語の探究はヒトとは何かを理解することにつ
ながります。
「言語は,適切な環境さえ与えられれば,子どもの心/脳の中で自然に成長する」という
言語学の一つの考え方に基づいて言語の本質について探究していきます。
授業について
言語学 A
言語学 B
言語学特殊研究
認知科学の下位分野である理論言語学(生成文法理論)の立場から,自然言語の
性質,自然言語の獲得,自然言語の使用について現在解明されていることに基づ
いて,入門的な講義を行います。
ヒトの脳内に存在する言語機能を解明しようする理論言語学(生成文法理論)に
おいて提案されている統語理論の核心部分について理解することを目標として
講義を行います。
言語,特に英語がどのような性質を持っているか,言語データに基づいて論理的
に考察することを目標として言語データの分析作業を行います。
主たる修士論文
おもに(理論)言語学,とくに統語論の分野とするが,必ずしも理論的研究にこだわることなく,
英語や他の言語における特定の現象を調査・分析する,あるいは理論研究で得られた知見を外国語学
習において実践的に応用することを探る等,学生の興味に応じて幅広く対応することとします。
中 島
亨 研究室
中島研究室では,音声に関わる日本人の英語習得について研究を行います。特にリスニングとスピ
ーキングについて,どのような指導法や教材がどのような効果を持ち,どのような難点があるか,最
終的にそれを利用する教員が informed choice を以て判断できるように,また判断しやすくするには
どのような工夫ができるか,について研究します。具体的には,リスニング教材の開発,通じるため
の英語の発音指導とはどんなものか,リスニングやスピーキングの評価のしかた,スピーキングを促
すための教材開発などを行います。
また,英語の論文を読み書きするための指導や,学会発表など英語でのプレゼンテーションのしか
たについての指導や研究も行います。
授業について
応用言語学 A
リスニングの指導。教材開発や評価の方法,カリキュラムの組み方
応用言語学 B
スピーキングの指導。教材開発や評価の方法,カリキュラムの組み方
応用言語学特殊研究 リスニングやスピーキングの研究を行うための調査方法。事例研究とオリジナ
ルの調査開発
吉 武 正 樹 研究室
本研究室では,コミュニケーション学にもとづく英語コミュニケーションの研究を行っています。
一般にコミュニケーション学とは「意味生成」の学問であり,
「犬=dog」といった「辞書的」意味で
..
はなく,
「今この瞬間における『出会い』の意味」といった日常のあらゆる事象を射程にしています。
こうした「意味」とは人間の認識や行動そのものであり,その意味でコミュニケーション学は人間(関
係)学といえます。今日の英語教育ではコミュニケーションの重要性が叫ばれていますが,その多く
は「うまく英語を使える」というコミュニケーションの「効率性」に固執しがちです。通常,英語コ
ミュニケーションは異文化コミュニケーションの形を取り,そこでは単に効果的に英語を操るだけで
はなく,英語は人・情報・金の流れに作用し,個人のアイデンティティや価値観,文化や社会の構造
を維持・変容させ,グローバリゼーションや環境問題にまでつながっています。そうした幅広い視野
から「英語によるコミュニケーションにはどのような意味があるのか」といった問題を中心に研究を
進めていきます。詳しくは研究室 HP をご参照ください。
(http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~larsnunn)
授業について
英語コミュニケーション A:異文化コミュニケーションの理論や研究方法の論文を読み進めます。
英語コミュニケーション B:英語によるコミュニケーションに関する具体的研究を検証します。
英語コミュニケーション特殊研究:個人の持つ具体的研究テーマに関する研究に取り組みます。
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