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B型肝炎ワクチン予防接種の説明書(PDF:151KB)
H28.10 B型肝炎ワクチン予防接種の説明書 B型肝炎ワクチンは、平成 28 年 10 月1日より定期接種となりました。この説明書をお読みにな り、 「B型肝炎ワクチン予防接種予診票」にご記入の上、接種前に医師の診察を受けてください。 B型肝炎について B型肝炎は、B型肝炎ウイルスの感染により起こる肝臓の病気です。B型肝炎ウイル スへの感染は、一過性の感染で終わる場合と、そのまま感染している状態が続いてしま う場合があります。この状態をキャリアといいます。キャリアになると慢性肝炎になる ことがあり、そのうち一部の人では肝硬変や肝がんなど命に関わる病気を引き起こすこ ともあります。 ワクチンについて 酵母由来のリコンビナントワクチンで、母子感染予防、HBV陽性血液での針刺事故 や水平感染予防にも使用されます。 副反応は、倦怠感や局所の痛みで、新生児・乳児についても問題はなく、一般的に重 大なものは認められていません。 【副反応】 B型肝炎ワクチンの接種後に、他のワクチンでもみられるのと同様の副反応がみられ ますが、通常は一時的なものであり数日で消失します。 ・接種箇所が赤くなったり、腫れたり、しこりができたり、痛みを感じたりすること があります。 ・全身の反応として、発熱や食欲不振、刺激に反応しやすくなったりすることがあり ます。 ・いつもより機嫌が悪かったり、ぐずったり、眠そうにしたりすることがあります。 ・極めてまれに、ショック、アナフィラキシー様症状、多発性硬化症、急性散在性脳 脊髄炎、脊髄炎、視神経炎、ギラン・バレー症候群、末梢神経障害などが起きるこ とがあります。 予防接種を受けた後、気になる症状や体調の変化があらわれたら、すぐ医師に相談し てください。 1.対象年齢 平成28年4月1日生まれ以降のお子さんで、1歳に至るまで(1歳の誕生日の前日ま で)の方 ◇対象年齢を過ぎると公費で接種できませんのでご注意ください。 2.接種方法 指定医療機関での個別接種 ※予約が必要な場合があります。医療機関にご確認ください。 3.接種回数及び接種間隔 全 3 回。 27日以上の間隔で2回。更に、第1回目接種から139日以上を経過した後に1回。 (標準的には生後2月に達した時から生後9月に至るまでの期間) ※任意接種として、既にB型肝炎ワクチンの接種を受けたことがある方は、接種した回 数分の定期接種を受けたものとみなします。 1回目 27 日以上 2回目 4週目の同じ曜 20週目の同じ 日から接種可 曜日から接種可 3回目 139 日以上 4.既接種者の取り扱い 定期予防接種が開始するより前に、定期の予防接種の規定に相当する方法で既に接種を 受けた方については、定期接種に規定された接種を受けたものとみなされます。 5.母子感染予防の対象者の取り扱い HBs抗原陽性の方の胎内又は産道においてB型肝炎ウイルスに感染したおそれのあ る方であって、抗HBs人免疫グロブリンの投与に併せて組換え沈降B型肝炎ワクチン の投与を受けたことのある方については、定期接種の対象者から除かれます。 6.ワクチンの種類 ●ビームゲン(製造販売元:㈶化学及血清療法研究所) ●ヘプタバックス(製造販売元:MSD㈱) ※ラテックスアレルギーのあるお子さんは、接種する前に必ず主治医にご相談ください。 (ヘプタバックスを選択した方のみ) ※基本的には、3 回の接種を同一の製剤で行うことが望ましいと考えられますが、切り 替えて接種する場合であっても定期の予防接種としての実施は可能です。 7.持ち物 母子健康手帳、記入済みの予診票(平成28年4月~9月生まれのお子さんは市内指定 医療機関に置いてある予診票をお使いください。) 8.他の予防接種との間隔 *接種日の翌日から数えてください。 <生ワクチン> ・BCG ・ポリオ ・麻しん ・風しん ・麻しん風しん混合(MR) ・おたふくかぜ ・みずぼうそう ・ロタウイルス <不活化ワクチン> ・三種混合 ・二種混合 ・日本脳炎 ・B型肝炎 ・インフルエンザ ・ヒブ ・小児用肺炎球菌 ・四種混合 ・不活化ポリオ 27日間以上あける (28 日目から可能) 6日間以上あける (7 日目から可能) 他 の 予 防 接 種