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血の婚礼 - 新国立劇場
文化庁委託事業「平成 27 年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」 新国立劇場演劇研修所第 9 期生試演会 『血の婚礼』 作:フェデリコ・ガルシーア・ロルカ 翻訳:牛島信明 演出:田中麻衣子 出演:新国立劇場演劇研修所 稽古日程 公演日程 第 9 期生 2015 年 9 月 1 日(火) ~ 2015 年 10 月 23 日(金)~ 27 日(火) 新国立劇場 小劇場 婚礼の夜、花嫁はかつての恋人と逃げ出した アンダルシアを舞台に描かれる情熱的な愛と血族の宿命 2013年入所の第9期生が8月の朗読劇 井上ひさし作『少年口伝隊一九四五』の 公演を経て、いよいよ新国立劇場小劇場での試演会に臨みます。作品はスペインを代 表する劇作家フェデリコ・ガルシーア・ロルカの『血の婚礼』です。1933年に実 際の事件をもとに書かれた本作品は『イェルマ』『ベルナルダ・アルバの家』 ととも にロルカの三大悲劇のひとつとして知られています。最近では2006年・09年に TPT、07年にアトリエダンカン制作、08年にマレビトの会で上演されています。 アンダルシア、グラナダの閉鎖的な村社会を舞台に、伝統的な因習と生命の躍動を描 いた傑作に挑戦する、研修生活3年目を迎えた9期生にご期待ください。 本公演のリリースを送付いたしますので、ご査収のほど、よろしくお願い申し上げます 。 出演者・スタッフへの取材や公演情報紹介の機会を頂けますよう、よろしくお願い致しま す。どうぞお気軽にお問い合わせください。 [ものがたり] 息子とふたり暮らしの母親は花嫁となる娘のことが気になっている。娘には息子と出会う 前につき合っていた男性(レオナルド)がいて、その男性の一族によって、夫と息子の兄 が殺されたからだ。レオナルドはその後、別の女性と結婚し、子どももいるが、娘のこと が忘れられず、ふたりの結婚式に現れる・・・。 ■写真・資料のご請求、取材のお問合せ 新国立劇場 広報室 矢代 淳雄 Tel:03-5352-5781 Fax:03-5352-5784 ■新国立劇場 演劇研修所 ホームページ http://nntt.jac.go.jp/play/training/ ■新国立劇場 演劇研修所 Facebook 最 新 情 報 はこちら! https://www.facebook.com/nnt.dramastudio.tokyo |1 ■公演概要 作: フェデリコ・ガルシーア・ロルカ 翻訳: 牛島信明 演出: 田中麻衣子 美術: 伊藤雅子 照明: 立田雄士 音楽: 国広和毅 音響: 黒野 尚 衣裳: 西原梨恵 ヘアメイク: 片山昌子 ステージング: 秋山エリサ 演出助手: 泉 千恵 舞台監督: 鈴木政憲 演劇研修所長: 栗山民也 主催: 文化庁、新国立劇場 制作: 新国立劇場 [出 演] 新国立劇場演劇研修所 第 9 期生 宇田川はるか 草彅智文 岡崎さつき 清水優譲 加茂智里 髙橋美帆 竹内香織 八幡みゆき 村岡哲至 [会 場] 新国立劇場 小劇場 [公演日程] 2015年10月23日(金)19:00/24日(土)13:00,18:00/25日(日)13:00 26日(月)19:00/27日(火)14:00 * 開場は開演の30分前です * 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください [前売開始] 2015年9月7日(月)10:00~ [料 金] A席=3,240円 B席=2,700円 (税込) 学生券=1,000円 ○ボックスオフィスの窓口・電話にて受け付けます。お引き取りの際には、学生証または年齢を 確認できるものが必要になります。 Z 席=1,620円 * 公演当日、ボックスオフィス窓口のみでの販売。1人1枚、電話予約不可。 [ご予約・お問い合わせ] 新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10:00-18:00) 新国立劇場Webボックスオフィス http://pia.jp/nntt/ [チケット取り扱い] チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード 446-264) http://pia.jp/t/ |2 ■作品について(参考) 『血の婚礼』(原題:Bodas de Sangre)初演は1933年。 【日本での最近の主な上演歴】 2006年8月 TPT 『血の婚礼-Bodas de Sangre』として 台本:広田郎 演出:アリ・エデルソン 2007年5月 アトリエダンカン 台本・演出:白井 晃 2008年5―6月 マレビトの会 翻訳:牛島信明 演出:松田正隆 2009年10月 TPT 台本:広田敦郎 演出:門井 均 【出版】 「三大悲劇集 血の婚礼 他二篇」(岩波文庫)牛島信明訳 「ロルカ戯曲全集 2」(沖積舎)長南 実訳 ■プロフィール 【 作 】フェデリコ・ガルシーア・ロルカ 詩人・劇作家(1898-1936) スペイン、アンダルシア州グラナダ生まれ。1921年詩集『詩の本』を出版。以 後、詩集『歌集』『ジプシー歌集』などを出版。27年最初の戯曲『マリアナ・ピネ ーダ』 (25年執筆)がマドリードのゴヤ劇場で初演される。その後、29年のアメ リカ、キューバ訪問を経て、33年に『血の婚礼』(同年執筆)、34年に『イェル マ』(同年執筆)を初演、36年に『ベルナルダ・アルバの家』を執筆するも初演は 死後の45年ブエノスアイレス、スペインでの上演は64年。36年スペイン内戦 が勃発し、その自由な作風と言動のため銃殺される。画家サルバドール・ダリとも 親交があり、音楽や絵画でも多彩な才能を発揮した。フランコ政権下、ロルカの作 品は発禁となる。75年フランコ将軍の死以降、スペイン国内でもロルカが 自由に 語られるようになった。 【翻訳】牛島 信明(うしじま・のぶあき) スペイン文学者(1940-2002) 東京外国語大学スペイン語科卒業、マドリード大学大学院修了。東京外国語大学教 授を務め、名誉教授に。退官後、琉球大学教授。スペイン文学を数多く翻訳し、1 991年ビオイ=カサーレス『モレルの発明』の翻訳で BABEL 国際翻訳大賞日本翻 訳大賞・文学部門を受賞。翻訳に『ボルヘスとわたし 自薦短篇集』『インカ皇統記』 『ドン・キホーテ』『セルバンテス短篇集』『スペイン黄金世紀演劇集』など。著書 に『ドン・キホーテの旅 神に抗う遍歴の騎士』など。 【演出】田中 麻衣子 (たなか・まいこ) 演出家 日本大学芸術学部演劇学科卒業。串田和美氏や栗山民也氏の演出助手を多数つとめ る。演出作品に『罪と罰』朗読劇『ハーメルンの死の舞踏』『胎内』など。2014 年 文化庁文化庁派遣新進芸術家制度でロンドンにて研修。現在、新国立劇場演劇研修 所アソシエイト・ディイレクター。Théâtre Muibo 主宰。 |3 ●演劇研修所第 9 期生 宇田川はるか (うだがわ・はるか) 岡崎さつき (おかざき・さつき) 加茂智里 (かも・ちさと) 1990 年生・東京都出身 1990 年生・山形県出身 1995 年生・静岡県出身 髙橋美帆 竹内香織 八幡みゆき (たかはし・みほ) (たけうち・かおり) (やはた・みゆき) 1988 年生・宮城県出身 1994 年生・大阪府出身 1990 年生・熊本県出身 草彅智文 清水優譲 村岡哲至 (くさなぎ・ともふみ) (しみず・まさのり) (むらおか・てつじ) 1990 年生・秋田県出身 1992 年生・神奈川県出身 1985 年生・山梨県出身 第 9 期生 出演作品および今後の予定 朗読劇「少年口伝隊一九四五」(作:井上ひさし 2015 年 8 月 修了公演(演出:栗山民也) 2016 年 1 月 演出:栗山民也) |4 ■新国立劇場 演劇研修所について 新国立劇場演劇研修所(NNTドラマ・スタジオ)は、2005年に、明晰な日本語を使いこなし、 柔軟で強い身体を備えた次世代の演劇を担う舞台俳優の育成を目指して設立されました。 研修期間は3年間で、原則として週5日間、午前 10時~午後6時のレッスンを1年を通し行 っています。 1・2年次は基礎的俳優 訓練とともに、第一線の演 出家や俳優指導の専門家を軸とする講 師陣によるシーンスタディを行い、3年次には修了公演に向けて数本の舞台実習公演を行 います。 修了生は、新国立劇場公演のみならず、さまざまなプロデュース公演に出演するなど、活躍 の場を広げています。 本公演に出演する第9期生(9名)は、2013年4月に入所。 1・2年次における多様なレッスンおよびシーンスタディを経て、3年次である今年度は、201 6年 3 月の修了までに、8月14~16日に上演された朗読劇 井上ひさし作『少年口伝隊一 九四五』と当公演のほか、2016年1月に修了公演を上演します。 1 . 朗 読 劇 『 少 年 口 伝 隊 一 九 四 五 』( 作 : 井 上 ひ さ し ) の 稽 古 よ り 2.モーリス・パニッチ氏による特別授業発表より 3 . 朗 読 劇 『 少 年 口 伝 隊 一 九 四 五 』( 作 : 井 上 ひ さ し ) 4 . 朗 読 劇 『 少 年 口 伝 隊 一 九 四 五 』( 作 : 井 上 ひ さ し ) (撮 影 : 小 林 由 恵 ) (撮 影 : 小 林 由 恵 ) |5