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5.暗渠排水用素焼土管製造基準(H26.4版)(PDF形式 181
H26. 4 版 5.新潟県暗きょ排水用素焼土管製造基準 5 H26. 4 版 新潟県暗きょ排水用素焼土管製造基準 この製造基準は新潟県農地部が発注する工事に使用する暗きょ排水用素焼土管について適用し、 品 質、規格、寸法及び検査等は、この基準によらなければならない。 1. 適用範囲 この規格は、粘土質丸形素焼土管について規定する。 2. 種類及び呼び径 種 類 直 管 異 形 管 呼 び 径 75 ㎜ 90 ㎜ 110 ㎜ 枝 曲 75 ㎜ 90 ㎜ 110 ㎜ 管 管 75 ㎜ 90 ㎜ 110 ㎜ 3. 品質及び外観 粘土を主原料とし成形後乾燥して適切な温度で窯によって焼成されたもので、外観は次による。 (1) 管の断面は実用上支障ない円で、かつ厚さは均等でその両端は管軸に対して直角でなけ れば ならない。 (2) 管はよく焼き締まったもので、使用上有害なひび、欠け、きずなどがあってはならない。 (3) 受口及び差入口のひび、欠け又はきずの深さは管の厚さの- 1 よりも浅く、かつ、その長 さ 2 は受口の深さの - 1 以下でなければならない。 2 4. 品 質 4.1 品質は6によって試験し、表-2の規定に適合しなければならない。 表-2 種 類 呼 び 径 75 ㎜ 直 圧縮強さ (㎏/本) 備 考 290 有効長さL=450 ㎜ 320 有効長さL=500 ㎜ 管 90 ㎜ 400 110 ㎜ 450 異形管については直管に準ずる。 4.2 素焼土管の製造に必要な土の物理的性質を把握できる土質試験を6か月に1回以上実施す ること。 5-1 H26. 4 版 5.形状、寸法、寸法許容差及び反り 5.1 形 状 管の形状は、図-1のとおりとる。 5.2 寸法及び寸法許容差 管の寸法及び寸法許容差は、表-3の規定に適合しなければならない。 表-3 種類 呼び径 75 直 内 径 管の厚さ す き D (㎜) T (㎜) +3 10 Ds (㎜) 75±4 3~5 程度 受口の深さLs (㎜) 26 以上 反 り (㎜) 7 以下 450 -0 75±4 10 +3 〃 〃 〃 500 -0 管 90 90±5 12 +3 〃 30 以上 〃 -0 110 75 曲 管 有効長さ L (㎜) 90 110 +3 110±6 13 75±4 10 +3 -0 〃 12 +3 -0 〃 13 +3 -0 90±5 110±6 -0 〃 〃 40 以上 26 以上 30 以上 40 以上 〃 5 以下 〃 〃 600 +20 -10 +20 -10 +20 -10 +20 600 -10 230 250 310 +20 -10 +20 -10 +20 -10 5-2 H26. 4 版 種類 本 呼び径 内径D 75 75±4 90 90±5 110 110±6 枝 付 管 管 枝 有効長さL 200 +20 -10 220 250 内径d +20 -10 +20 -10 75±4 90±5 110±6 管 有効長さλ 35 +20 -10 38 45 反り (㎜) +20 -10 +20 -10 5 以下 〃 〃 枝心距離 (㎜) +20 100 -10 110 125 +20 -10 +20 -10 6.試験方法 6.1 外観、形状及び寸法 外観及び形状は目視で調べる。また、寸法は 1 ㎜の単位まで正確に測定できる寸法測定器又 は長 さ計を用い、有効長さは上、下2か所を 1 ㎜単位まで、管の内径、厚さはほぼ直角に2か 所をそれ ぞれ 1 ㎜の単位まで正確に測定できる寸法測定器又は長さ計を用いて測定する。 6.2 反 り 管の反りは、JIS R 2203(耐火れんがの反りの測定方法)の測定方法に準ずる。 6.3 圧縮強さ試験 圧縮強さは、JIS R 1201(陶管の外圧試験)に準ずる。 5-3 H26. 4 版 (参 考) 耐火レンガのソリの測定方法 R2203-1995 1. 適用範囲 この規格は、耐火レンガのソリ測定方法について規定する。 2. 器 具 ソリの測定に使用する測定器具は、長さ計と測定用のクサビと し、いずれも金属製とする。 測定用クサビは、図1に示すように斜辺AB間を20等分し、1目 盛が圧さ 0.5 ㎜を示すように作成されたものとする。 3. 操 作 図2に示すように長さ計を耐火レンガのヘコミ面の対角線上に 置 き 、測 定 用ク サ ビ を長 さ 計 と耐 火 レン ガ 面と の ス キマ の もっ と も大きい所に長さ計と測定用クサビが直交するようにさしこみ、そのとき測定用クサビが示目 盛によって、そのスキマの大きさを求める。 同様の操作を同一面の他の対角線についても行う。 4. 計 算 ソリの値は、測定用クサビのヨミの対角線の長さに対する百分比で求める。 5. 報 告 2測定のうち、測定用クサビのヨミの大なるを供試耐火レンガのソリの値とする。 5-4 H26. 4 版 (参 考) 圧縮 強 さ 試 験 ( JIS R 1201より外 圧 試 験 を 抜 粋 ) (1) 管を横に置き、加圧が均一に行えるように、上下にそれぞれ水を充満させた耐圧ホース(1)、 角材(2)及び厚さ約 2 0 ㎜のフェルトを図2のように当てる。 注(1) 耐圧ホースは 1.9 6 M Pa( 20 kgf/cm2) 以上の圧力に耐え、直径 40~50 mmの内面ゴム引き、 帆布製のものを用いる。 (2) 角材は附属書2に規定する圧縮強さ試験用角材を用いる。 (2) 加圧速度は毎秒 490~588N(50~60kgf )とする。 5-5 H26. 4 版 (参 考) 附属書2 圧縮強さ試験用角材 1. 適用範囲 この附属書は、陶管の圧縮強さ試験に用いる角材について規定する。 2. 材 質 使用する材料は、堅木を用いる。 3. 形状及び寸法 形状及び寸法は、附属書2図1.2のとおりとする。 (1) 上部用角材 (2) 下部用角材 備考 (1)及び(2)における図の中の寸法の( )内の数値は、長さ調節用角材の寸法である。 5-6 H26. 4 版 7. 検 査 管の検査は6によって試験を行い、3,4及び5の規定に適合しなければならない。 7.1 形状及び寸法 形状及び寸法の検査は直管については4,000本、曲管、枝管についは400個、又は その端数を1組につき任意に2本の試料を抜きとり、2本とも5の規定に適合すればその組全 部を合格とする。この検査で1本以上5の規定に適合しないときはその組から更に4本の試料 を採って6の試験を行い、4本とも適合すればその組全部を合格とし、1本でも適合しない時 はその組は全数について検査を行い5の規定に適合するものを合格とする。 7.2 圧縮強さ 圧縮強さの検査は1回の窯出数量(トンネル窯の場合は8,000本)又はその端数を1 組とし、1組について任意に3本の試料を採って6の試験を行い、3本とも4の規定に適合す ればその試料が代表する組全部を合格とし、2本以上が4の規定に適合しなければ、その組全 部を不合格とする。7の検査で1本だけ4の規定に適合しないときは再検査を行うことができ る。 再検査はその組から更に6本の試料を採って6の試験を行い、6本とも適合すれば、その組 全部を合格とし、1本でも適合しないときは、その組全部を不合格とする。 5-7 H26. 4 版 圧縮強さ試験結果表 平成 年 月記入 試験責任者氏名 規定 圧縮強さ 種 類 呼 び 径 測 定 結 果 番 号 圧縮強さ ㎏/本 表 測 定 値 採取年月日 X1 X2 平 均 値 X ∑Xi X3 範囲 - R 1 2 3 4 5 27 28 29 30 31 合計 平均 - (1) X (2) R管理図 管理図 - X(平均)= - R= - - UCL(上方管理限界)=X+1.023R - UCL=D,R = = - - LCL(下方管理限界)=X-1.023R - =2.575R = (注) = (1)本表は種目、口径別に記入する。 - (2)上記X管理図に代り、X-Rs など他の管理手段によってもよい。 8. その他 この製造基準は昭和 63 年 1 月 1 日以降製造するものについて適用する。 5-8 備 考