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第4回九州脊梁山脈トレイルラン IN 山都町 №37 元田宣久 9 月 24 日

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第4回九州脊梁山脈トレイルラン IN 山都町 №37 元田宣久 9 月 24 日
第4回九州脊梁山脈トレイルラン IN 山都町
№37 元田宣久
9 月 24 日(土)に行われた、
「第4回九州脊梁山脈トレイルラン IN 山都町」に出場した。
ちょうど 3 連休になるので前日の 23 日(金)から移動することにした。
時間はたっぷりとあるので、高速を使わず、一般道路を行くことにする。 ルートは、八
幡から添田~小石原~日田~松原ダム~阿蘇~山都~清和村~緑仙峡~清流館のルートを
辿り、余裕を持って現地に入ることが出来た。
さすがに山間の奥深くに位置する現地は少し肌寒い。 今回は宿泊のログハウスが予約で
きなかったので、テント持込でキャンプをすることにした。テント持ち込みの料金は千円
であり、ちなみにログハウスに宿泊すると前夜祭での食事、当日の朝食(おにぎり、味噌
汁、漬物程度)で 6 千円。
前夜祭は清流館の近くにある木で作った体育館であり、その中で前夜祭が行われた。特
筆すべきは、ヤマメの塩焼きがとても美味だ。思わず3匹も食してしまった。残すところ
は竹串のみで頭から骨まで全部食べられる。
さて、レース当日早く起きて朝食を済ませたつもりが、ぎりぎりの最終エントリーにな
った。天気は台風一過で、絶好のレースコンディションで、早朝の山間のひんやりとした
空気がこれから始まるレースに向けいやがおうでも緊張感が漂う。
前夜、到着間もないときに、どうも左目がいつもと違う症状が現れた。このようなこと
は初めてであり、これは?と自分なりに思いを巡らし(脳に異常はないかと等々)、悪い方
へ悪い方へと捕らえると熟睡が出来ない。 どうもすっきりとしない状態でスタート地点
に立つ。
本部テントに行き、ここに医者の方はおられませんかと尋ねたら、問いかけた方がお医
者さんで、症状を言ったら即答で、「あぁそれは老化現象の一種で飛蚊症だよ」とのこと。
これを聞いた途端昨夜からの悩みも吹っ飛び、これで力いっぱい走れると安心をした次第。
いよいよ午前 7時5分スタートの時間が迫り緊張感が漂う。号砲一発、打上げ花火が
上がり、標高 520mから35キロのトレイルレースの始まりだ。スタート直後はアスファル
トの坂道が約 4 ㎞が続く。昨年までは清流館までは別のルートで来たが、今年は道路工事
で回り道をして、コースの途中から坂道を下って来た。今まではそう感じなかったが、か
なりの斜度である。こんなにも斜度があったのかといまさらながらも再認識したものだ。
昨年の蜂の巣があって何人か刺された付近を通過するが、今年は幸いなにもなく通過す
る。4 ㎞あたりから、アスファルトの道路に別れを告げいよいよトレイルに入る。しばらく
は W トラック が続きだんだんと斜度のきつい山間部に入って行く。この頃になると先を行
く選手を追い抜くことは不可能で、流れに沿ってひたすらトレイルをなぞっていく。シン
グルトラックまでに自分の位置決めをしておかなくては、遅いグループに入るとその流れ
のまま進むことになる。斜度がきつく、足元も滑りやすくとても走れる状況にはない。
トレイルに入り 5 ㎞ほど登ると小川岳山頂(標高 1542m)に着く。約 12~13 ㎞走ると
前方に五ヶ瀬ハイランドスキー場のゲレンデが見え隠れ
してくる。
ゲレンデの下あたりに出ると一気に視野が開けて、ゲレ
ンデ沿いにかなりの斜度を走る?歩く。14 ㎞地点、中腹
くらいに第一エイドステーションがあり、おいしい水、バ
ナナ、オレンジ、チョコレート等の飲み物&食べ物を摂る。
エイドを後にまだまだ登りが続く。しばらく進むとコー
ス上最も標高がある向坂山(標高 1685 ㎞)
にたどり着く。
スキー場のゲレンデ 上部にエイド
20 ㎞地点通過後、三方山(標高 1577m)の頂へ、ここ
までがこのコースでは登りの最後だ。 三方山山頂のボラ
ンティアスタッフから、
「あとは下りだけですよ~」との声に一安心はしたものの下りとは
言え、少々のアップダウンがあり、少しの坂も筋肉疲労が蓄積されて、走れない、歩くし
かないのだ。
遠見山(標高 1268m)を過ぎ、ロードに出るとエイドがあり、水、塩分、糖分の補給を
し、後 5~6 ㎞だ、走り出そうとするも、足がまったく上がらない。今までの登りと、下り
と、ですっかり筋肉に乳酸がたまり、前へ進もうと言う気持ちとは裏腹に足がいうことを
聞かない。仕方なく歩いては走り、その繰り返しが続く。下りでは筋肉疲労に加え足の指
先が痛く平坦なロードに来るとほっとする。 後 2 ㎞位のところで女性の 5~6人のグルー
プに抜かれる。ついて行こうとするも体がついていかない。フィニッシュ近くなると、フ
ィニッシュ地点の谷間から応援の太鼓の音、アナウンスの音が聞こえてくる。昨年は5時
間台に入れなく悔しい思いをしたが今年は!!と、時計と睨めっこしながら、5時間台後
半でやっとのことでフィニッシュテープをきることが出来た。 こんなにきつい思いをし
て山を走るのは何でだろう?と思いつつも、フィニッシュ後はまた、来年も来ようという
気持ちになっている。 山岳レースには、ロードと違い何か引きつけられるものがある。
結果
271名出走265名が完走
5 時間 55 分 52 秒で総合167位/271名
40歳以上78位/120名
清流館
スタート前の緊張感
フィニィシュ
直後、外の選手
がフィニッシ
ュしない合間
のショット
9月24日
07:05スタート
清流館前のグラウンド(スター
ト地点)にレースナンバーをチ
ェックして入場
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