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農学研究科 - 明治大学

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農学研究科 - 明治大学
Graduate School of Agriculture
農学研究科
環境の世紀に食料・環境・生命の
問題解決への道を探究する
人間活動が地球環境に与える影響に気が付いた人類に、
子孫に残すべき環境を守るための努力が求められている21
世紀は、
「環境の世紀」とも言われています。また、気候変動
と食料安全保障は 21 世紀における人類の 2 大挑戦であると
言われています。地球上の 70 億人を超える人々が健康で文
化的な生活をするためには、食料生産の維持、拡大と流通の
確保は焦眉の急ですが、これに伴う森林伐採、大気・水質
汚染などの環境問題、生物・遺伝資源多様性の減少などの
問題にも適切な対応が求められています。地球規模の気候
変動の中で持続可能な農業を展開し、自然と人間の共生と調
和を図ることが、人類の今後の生存を保証すると考えられま
す。このような重大な状況の中で、農芸化学専攻、農学専攻、
農業経済学専攻、生命科学専攻の 4 専攻で構成される農学
研究科は、21 世紀が直面している「食料・環境・生命」に
関する重要な諸問題について解決の道を探究するために、分
子・細胞レベルから人間の社会活動や地球環境レベルに至
事務取扱時間(中央校舎 1F)
る幅広く多様な視点から研究・教育活動を行っています。
平 日▶ 8:30 ~ 16:30
土曜日▶ 8:30 ~ 12:00
電 話▶ 044-934-7571
U R L ▶ http://www.meiji.ac.jp/agri/daigakuin/nouken-top.html
農学研究科の人材養成その他教育研究上の目的
産業の著しい発展により人類が豊かになった反面、地球環境全体に
かかわる問題が深刻化している21世紀は、環境の世紀とも言われて
いる。農学研究科は、自然と人間の持続的な共生と調和を目指して
「食
料・環境・生命」の総合科学を推進している。分子レベルから地球環
境レベルに至る多様な課題について、ライフサイエンスから社会科学
までの幅広いアプローチにより、生命への洞察力と豊かな人間性を育
み、高度な専門知識を備え、広い視野から問題解決に当たることがで
きる専門性と総合性を兼ね備えた人材を育成することを目的とする。
120 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016
■
農学の発展に寄与する 4 つの専攻
農学研究科
農芸化学専攻
農学専攻
農業経済学専攻
生命科学専攻
食料や環境、生命に関する諸課題を克服し、
人類の持続的生存を保証するために貢献することを目指す。
広く農学に関与する動物、植物、環境を対象とし、
基礎と実用の融合した教育・研究の展開を目指す。
国内はもとより、広く世界の食料問題、農業問題、環境・資源問題、
農村地域問題などの解決に貢献することを目指す。
持続的生産、健康福祉、生命維持、生殖医療、共生と循環など、
人間社会の維持・発展に貢献することを目指す。
農芸化学専攻の
人材養成その他教育研究上の目的
農学専攻の
人材養成その他教育研究上の目的
農芸化学専攻では、「食料・環境・生命」 の分野における諸
近年の人間活動の活発化に伴う地球環境の劣化、人口の
学、工学などを基にし、先端技術を駆使して解決することを
とって憂慮すべき諸問題が生じています。農学専攻では、遺
課題を物理、化学及び生物学の自然科学ならびに分子生物
主眼とします。教育研究上の目標に、人と他生物の共存を図
る
(持続可能な地球環境)ことも念頭に置き貢献することを目
的とします。教育・研究を通して輩出する人材は、農芸化学分
野に関係する世界をはじめ、あらゆる職種に適う応用力のあ
る専門性に富んだ人材の養成を目指します。
農業経済学専攻の
人材養成その他教育研究上の目的
爆発的増加に伴う食糧不足等、人類を含めた生物の生存に
伝子、細胞、個体、個体群・群集、生態系及び景観に関する実
験ならびに理論研究を通して、効率的かつ持続可能な農業や
人間と自然の共生を可能にする環境の構築に寄与する国際
的にも活躍できる高い問題解決能力をもつ高度専門職業人
と農学研究者を育成します。
生命科学専攻の
人材養成その他教育研究上の目的
現代社会には、農業と食料、環境と資源をめぐり様々な問
生命科学専攻では、生命科学とバイオテクノロジーの基本
も、隣接する経営学・社会学・政治学等の社会科学により、そ
ついて基礎・応用の面から広く動・植物、微生物を対象に分
題が発生しています。農業経済学は、経済学を中心としつつ
の解明にアプローチする分野です。それを学問的なベースと
する農業経済学専攻は、これらの社会科学上の豊富な基礎
知識を身につけ、国際的視点や歴史的視点から幅広く問題を
とらえ、さらに具体的な課題の解決に導く高い実践力をもつ
人材の養成を目的とします。
的な知識と研究手法を共通基盤とし、
「食糧、環境、生命」に
子・細胞から個体レベルで研究を進めています。これらを通
じて、高度な専門知識と技術を持った人材を食品、化学、医
薬、ゲノム解析、生物資源、環境の保全など広い分野の研究・
教育機関と産業界で活躍する人材を育成します。
MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016 │ 121
農 学 研 究 科
農学研究科は、その対象
の研究手法によって農芸化
学専攻、農学専攻、農業経
済学専攻、生命科学専攻の
4 分野で構成されています。
農学研究科
■
Graduate School of Agriculture
施 設・設 備
農学研究科の主要研究施設・設備
ライシメータ
電子顕微鏡システム
作物を実際に栽培しながら、降雨量、
200kVolt の加速電圧が可能な透 過
灌水量、および排水量を観測し、作物の
電子顕微鏡
(HC-TEM)と電界放射型の
蒸発散量
(要水量)を経時的に捉えるた
走査電子顕微鏡
(FE-SEM)からなりま
めの施設。地下水を調節することも可能
す。ナノスケールのウイルスやタンパク質
であり、作物生産において重要な水収支
一分子を見ることが可能です。
との関係を定量的に解析しています。
ライシメータ
電子顕微鏡システム
高速次世代シーケンサー
マイクロアレイデータ処理装置
初期のゲノムプロジェクトでは何年も
刺激や環境条件による数千種類の遺
かかったヒトゲノムの 30 億塩基対を1-2
伝子発現の変化を網羅的に調べる装置
日程度で決定出来る能力を持ったシー
で、ポストゲノム解析に活用されていま
ケンサーです。農学部特有のゲノム未知
す。
の微生物から産業動植物まで、幅広い
生物種のゲノム・ポストゲノム解析を行う
ことが可能です。
高速次世代シーケンサー
マイクロアレイデータ処理装置
プロテオーム解析用質量分析システム
大学付属農場
生体分子の質量を10 万~ 100 万分の
神奈川県 川崎市麻生区黒川に 2012
1ほどの誤差範囲で正確に測定すること
年 4 月、明治大学黒川農場が開場しまし
ができ、極微量の試料を分離出来る液体
た。黒川地区の自然を生かした設計がさ
クロマトグラフィーと併用することで、一
れており、先端技術を駆使した生産効率
度に数百種類のタンパク質を分析するこ
性の高い栽培システムと環境保全型シス
とが可能です。
プロテオーム解析用質量分析システム
テムを併せ持ちます。
明治大学黒川農場
黒川農場
環境・自然・地域との共生をコンセプトとした新農場を、2012 年 4 月に
3 つのコンセプト
神奈川県川崎市麻生区の黒川地区に開場しました。生田キャンパスからも
近く、これまでの千葉県・誉田や山梨県・富士吉田の両農場では難しかった、
年間を通し継続的な実習なども可能となります。新農場は黒川地区の自然
を最大限に生かした設計がされており、先端技術を駆使した生産効率の高
い栽培システムと、有機農法をはじめとする環境保全型システムを併せ持
ちます。地域と大学の連携による多目的な都市型農場を目指します。
体験型実習教育ならびに、研究活動に対応出来る多目的な都市農場を実
現するため、3 つのコンセプトを基本にそれぞれのシステムを備えています。
1. 環境共生
太陽光、風力、バイオマスなどの自然エネル
ギーを活用すると共に、資源循環型の生産方
式による環境と共生する未来型エコシステム
2. 自然共生
生物多様性の保持と共に、子ども・市民・
学生などへの環境教育の場として活用する里
山共生システム
3. 地域共生
地域と連携した研究交流、社会人を対象と
したアカデミーの開校、地域に密着した地域
連携システム
122 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016
■
農芸化学専攻
農芸化学専攻
農芸化学専攻では、生物や環境の構造と機能および物質変化
(代謝・生態)の
学、栄養科学、環境科学などの分野で多面的な研究を行っています。
▶メイラード反応により生成するピロロピロール化合物の生成機構と特
異的抗体の作製
▶緑化制御に関わるブラシノステロイド情報伝達変異体 bpg4 のケミカ
ルバイオロジー研究
▶タピオカ澱粉 / 卵白共存ゲルにおける「もちもち」食感と破壊力学特
性・構造の相関に関する研究
▶乳製品の物性・構造と食感に関する研究
▶高コレステロール血症治療薬エゼチミブの薬効に与える茶カテキンの
影響
▶ポルフィリン合成系における分子進化に関する研究
▶褐色食品のコクに寄与する成分の解析
カリキュラム一覧
▶ PCB 分解菌 Alcaligenes denitrificans A41 株が持つビフェニル分解遺
伝子群の転写制御機構の解析
▶低タンパク質食摂取が肝臓脂質代謝に及ぼす影響の解析
主要科目
農芸化学研究演習Ⅰ~Ⅳ
食品機能化学特論
農芸化学論文読解・作成演習Ⅰ~Ⅳ
食品衛生学特論
微生物遺伝学特論
酵素化学特論
栄養生化学特論
食品工学特論
天然物有機化学特論
微生物生態学特論
環境分析化学特論
生物物理学特論
土壌圏科学特論
微生物化学特論
植物環境制御学特論
ケミカルバイオロジー特論
生物機能化学特論
発酵食品学特論
食品生化学特論
環境バイオテクノロジー特論
▶アニリン資化性糸状菌に関する研究
▶α-トコフェロール吸収の性差に関する研究
▶オキナワモズク由来有用成分の生合成研究
▶グリセルアルデヒド修飾によるタンパク質の機能変化と細胞毒性に関
する研究
▶麹 菌 Aspergillus oryzae の 細 胞 表 層タンパク質 ハイドロフォービン
HypA の分生子局在機構の解析
▶経口投与したライチ由来低分子化物質 “Oligonol” の脂質代謝調節作用
▶低タンパク質食摂取でインスリン分泌が低下する機構の解析
▶タンパク質低栄養による肝臓インスリン受容体基質量の増加機構の解析
特修科目他
微生物利用学特論Ⅰ・Ⅱ
バイオマス資源活用特論Ⅰ・Ⅱ
畜産物利用学特論Ⅰ・Ⅱ
Global Scientific Communication in English
先端分析機器学特論Ⅰ・Ⅱ
科学と論理
構造細胞生物学特論Ⅰ・Ⅱ
ジオスタティスティクス特論
細胞生物学特論Ⅰ・Ⅱ
国際協力論特論
科学論文英語特論
最新生命化学特論
※ 2015 年 4 月 1 日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。
修了生からのメッセージ
M e s s ag e
博士前期課程
農芸化学専攻
2015 年 3 月修了
金井 拓也
KANAI Takuya
生物進化の軌跡を、自らの手で遡る
私の所属していた微生物遺伝学研究室では、環境汚
す事になります。更に大学院学生は単に学生としてで
染物質であるポリ塩化ビフェニル
(PCB)を分解する微
は無く、一人の研究者として扱われる立場なので、さま
生物を扱っています。微生物が新しい能力を得るスピー
ざまな先生方と交わす討論も真剣で奥深いものになり
ドは目覚ましく、PCB が発明されてから約 100 年とい
ます。辛辣な意見を頂く事も多いですが、討論で得たヒ
う短い期間で、それを分解する微生物が誕生していま
ントを研究に活かし、難題を乗り越えた時には自分自
す。私は
「生物進化のスピード」に着目し、この微生物が
身の大きな成長を実感する事が出来ます。
PCB 分解能を得るまでの軌跡を解明することを目標に
研究室生活では自分の実験だけでなく、学会発表や
研究を行っていました。
後輩の研究指導、実験機器の管理・整備なども行うた
私は自分で考えたことを実践することが好きで、研
め、表現力・指導力・計画性が強く養われます。新た
究活動で何か成果を残したいと考えていたため、学部
な発見をしたいという強い気持ちがある方は、ぜひ大
生時代から大学院進学を希望していました。大学院学
学院に挑戦してみてください。ここでしかできない経験
生になると学部生より自由に研究が出来る反面、自ら
が必ずあなたの財産になるでしょう。
研究をリードしていく意識が薄いと時間を無駄に過ご
MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016 │ 123
農 学 研 究 科
本質的解明を人間生活に応用することを目指しています。特に食品科学、微生物科
2014 年度 修士論文テーマ
農学研究科
■
Graduate School of Agriculture
農学専攻
農学専攻
農学専攻では、有用動植物資源
(農作物、園芸作物、家畜など)の持続的かつ効
率的な生産と利用に資するよう、生物・化学・物理・数学的手法を駆使して問題の
発見とその解決を図るための基礎研究ならびに応用研究に関する科目を幅広く配
置しています。また、それらを生産するための水・土壌環境の最適制御や、人間と
自然の共生を可能にする環境の構築に関する科目も配置し、食料と環境を総合的
に捉える能力を身に付けることが出来ます。
カリキュラム一覧
主要科目
農学研究演習Ⅰ~Ⅳ
植物病害虫学特論
農学論文読解・作成演習Ⅰ~Ⅳ
農業農村工学特論
作物科学特論
共生景観論特論
園芸科学特論
フィールドサイエンス特論
動物科学特論
特修科目他
園芸植物生理学特論Ⅰ・Ⅱ
栽培学特論
植物保護学特論Ⅰ・Ⅱ
作物物質生産論特論
分子生物学特論Ⅰ・Ⅱ
農業気象学特論
農業薬剤利用学特論Ⅰ・Ⅱ
サイエンティフィック・ライティング特論
土壌肥料学特論Ⅰ・Ⅱ
生物統計・研究デザイン学特論
緑地情報学特論Ⅰ・Ⅱ
造園植栽特論
農業機械学特論Ⅰ・Ⅱ
生態工学特論
環境地盤工学特論Ⅰ・Ⅱ
Global Scientific Communication in English
環境地水学特論Ⅰ・Ⅱ
科学と倫理
景観シミュレーション特論Ⅰ・Ⅱ
ジオスタティスティクス特論
動物育種学特論
国際協力論特論
2014 年度 修士論文テーマ
▶ O U T D O O R A M B I E N T T E M P E R AT U R E A S S O C I AT E D W I T H
REPRODUCTIVE PERFORMANCE IN SWINE COMMERCIAL HERDS
▶ Factors associated with dogs having high body condition score and
lipoprotein cholesterol and triglyceride concentrations in Japan
▶オゾンによる水稲葉の可視被害とフェノール化合物との関連性
―顕微分光光度計による研究―
▶花卉植物ジニアを用いた油汚染土壌浄化に関する研究
▶タイ国水田における CH4, CO2 の生成・放出過程の炭素安定同位体を
用いた調査
▶幼若期の tris(1,3-dichloro-2-propyl) phosphate(TDCIPP)、Triphenyl
phosphate (TPhP) および flutamide(FI)曝露が雄ラットの情動・学習・
生殖行動、臓器重量、血中ホルモン濃度に及ぼす影響
▶ウリ科(特にスイカ)果実内水分動態の変化
▶ヤマツツジ由来とされるツツジ野生種および園芸品種群の形態調査
と分子マーカーによる起源解明
▶変化アサガオ「獅子咲」系統の増殖における光質の影響
▶生後 24 時間以内の雌ラットへの ethynyl estradiol 曝露が成熟後の性
選好性、縄張り行動、性行動へ与える影響
▶生後 24 時間以内の雌ラットへの ethynyl estradiol 曝露が成熟後の脳
及び下垂体におけるエストロゲン受容体α発現に及ぼす影響
▶遺伝子解析によるヨモギツブセンチュウの種内変異の解明
▶ウシ筋肉内脂肪細胞分化における遺伝子発現経路の解明
▶幼苗期主枝摘心によるミニトマト側枝 2 本仕立て低段栽培に関する基
礎研究
▶ Challenges of crop production under extraterrestrial environments
▶ブタ・ウシの脂肪酸合成に関する分子遺伝学的研究
▶土壌伝染性芝草病害の総合的分子診断に関する研究
▶ショクヨウカンナの茎頂培養および染色体倍加に関する研究
▶ Repandae 節島嶼部野生種(Nicotiana stocktonii, N.nesophila)と栽培
種 N.tabacum 及びその祖先種との雑種実生が示す特性
▶制限酵素遺伝子 Taq I を導入したナス科植物の作出に関する研究
▶「多摩川梨」におけるハダニ類防除の問題点
動物繁殖学特論
※ 2015 年 4 月 1 日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。
修了生からのメッセージ
M e s s ag e
博士前期課程
農学専攻
2015 年 3 月修了
水上 敦仁
MIZUKAMI Atsuhito
自分が何をしたいか
私は農学専攻の作物学研究室でショクヨウカンナの
てられます。多くの研究設備を利用でき、先生方からは
組織培養に関する研究を行っていました。この植物は
丁寧なご指導を頂くことが出来ます。また、学会発表な
食用澱粉・家畜飼料としての利用が可能なので、新規
どの支援制度も整っていますので、充実した環境で研
植物資源として有望視されていますが、栽培上の課題
究に没頭し、自分の知力を高めることが出来ます。しか
がいくつかあります。組織培養技術により課題を克服
し、やるべきことが明確でないとすぐに時間は過ぎてし
し、利用を拡大したいと考えています。
まいますし、楽しいことばかりではありません。熱意を
私は食糧問題に興味を持ち本学農学部農学科に進
持って研究に取り組み続けるためには、先生方・研究
学しました。学部での勉強や研究を通じて、
「食糧問題
室の仲間・家族への感謝、そして自らの目標と好奇心
への興味」は、
「食糧問題の解決に貢献したい」という
を忘れないことが大切だと思います。
志へ変わりました。広く深い知識を得、研究を通じて食
自分の興味や関心と向き合い、目標を持って研究に
糧問題に取り組みたいと感じ、大学院へ進学しました。
取り組みたいとお考えの方にとって、本学大学院は最
学部ではサークル活動や資格課程の授業にも時間を
良の環境にあると思います。
割きましたが、大学院ではほとんどの時間を研究に充
124 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016
■
農業経済学専攻
農業経済学専攻
農業経済学専攻では、日本の食料の生産・流通・加工・消費の経済的側面の理
村の多面的機能 ( 食料供給、国土保全など ) に関する研究を進めています。
カリキュラム一覧
主要科目
農業政策論演習Ⅰ~Ⅳ
農業政策論特論Ⅰ・Ⅱ
環境経済論演習Ⅰ~Ⅳ
環境経済論特論Ⅰ・Ⅱ
地域ガバナンス論演習Ⅰ~Ⅳ
地域ガバナンス論特論Ⅰ・Ⅱ
フードシステム論演習Ⅰ~Ⅳ
フードシステム論特論Ⅰ・Ⅱ
環境社会学演習Ⅰ~Ⅳ
環境社会学特論Ⅰ・Ⅱ
資源経済論演習Ⅰ~Ⅳ
資源経済論特論Ⅰ・Ⅱ
食料農業社会学演習Ⅰ~Ⅳ
食料農業社会学特論Ⅰ・Ⅱ
食料貿易論演習Ⅰ~Ⅳ
食料貿易論特論Ⅰ・Ⅱ
環境資源会計論演習Ⅰ~Ⅳ
環境資源会計論特論Ⅰ・Ⅱ
国際農業経済論演習Ⅰ~Ⅳ
国際農業経済論特論Ⅰ・Ⅱ
農業マネジメント論演習Ⅰ~Ⅳ
農業マネジメント論特論Ⅰ・Ⅱ
国際開発論演習Ⅰ~Ⅳ
国際開発論特論Ⅰ・Ⅱ
食ビジネス論演習Ⅰ~Ⅳ
食ビジネス論特論Ⅰ・Ⅱ
共生社会論演習Ⅰ~Ⅳ
共生社会論特論Ⅰ・Ⅱ
▶地域主導による自然エネルギーの役割と可能性
―都市郊外の事例から―
▶地方自治体における食育政策の実施過程
―地域集団の役割に注目して―
▶中国における食用キノコ産業の発展と現状
―河南省清豊県における食用キノコ生産の事例を中心に―
▶女性農業委員の複数登用に関する類型化について
―新潟県を事例として―
▶農村地域における JA の今日的地域活動とその役割に関する実証的研究
―大規模合併農協を事例に―
▶現代の葉たばこ農家の課題と展望
―転作対応に注目して―
▶獣害対策としてのエゾシカの有効活用に関する研究
―フードシステムの観点から―
▶農山村地域における体験教育活動団体の果たす社会的役割
―南信州における体験教育の主要な組織に着目して―
▶中国の農業産業化の現状と展望
特修科目他
農業経済学特論Ⅰ
農業経済学特論Ⅵ
農業経済学特論Ⅱ
Global Scientific Communication in English
農業経済学特論Ⅲ
科学と倫理
農業経済学特論Ⅳ
ジオスタティスティクス特論
農業経済学特論Ⅴ
国際協力論特論
※ 2015 年 4 月 1 日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。
院生からのメッセージ
M e s s ag e
博士前期課程
農業経済学専攻 2 年
岩本 悠里
IWAMOTO Yuri
自分と向きあえる成長 で き る 場
私は、学部時代の実習先で
「農家のお母さん」と出会
head warm heart)」という心構えで臨みたいと思っ
い、はつらつとして元気な姿に魅了されました。そこで、
ています。そして、研究には自分自身の努力はもちろん
「農業に関わっている女性が、なぜこんなに輝いている
ですが、指導教員やほかの研究室の先生方からの指導
のか」と感じ、彼女達の活動について更に深く考えてい
や、同じ研究科の先輩、同期からの助言も頂きながら、
きたいと思ったのがきっかけで、大学院進学を決意しま
より良い研究を進めていくことが出来ます。そうした成
した。
果を学会で報告するなどして、より充実した大学院生
学部の頃の授業は、どちらかといえば受け身でした。
活となっています。
試験が迫ると、必要に追われて勉強をし始めるという
皆さん、研究は楽しいことばかりではなく、なかなか
ようなこともありました。しかし、大学院では学部とは
良い結果が出ず、悩むこともあります。しかし、研究へ
違い、より内容が充実した濃密な講義に参加すること
の道を考えた時の熱い気持ちが次へ進む大きな原動力
が出来るので、物事を考える視野が徐々に広がってい
になるのだと思います。少しでも研究をしてみたいとい
ると実感します。
う気持ちがあるのであれば、大学院進学を検討してみ
講義で学んだことも生かしつつ、自分の研究に対し
てはいかがでしょうか?
ては、どこかで 読 んだ
「 冷 静な 頭 脳、温 かい 心
(cool
MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016 │ 125
農 学 研 究 科
論的実証的研究、先進国と途上国の農業・食料事情などの研究に加え、農業・農
2014 年度 修士論文テーマ
農学研究科
■
Graduate School of Agriculture
生命科学専攻
生命科学専攻
生命科学専攻では、農学の革新的な発展に不可欠な生命科学の基礎研究の展開
を目指し、栄養化学、生体機構と遺伝情報の制御、分子生物学、発生工学、細胞工
学、タンパク質工学などでの分野で基礎と実用の融合した研究を進めています。
カリキュラム一覧
主要科目
生命科学研究演習Ⅰ~Ⅳ
生命科学総合講義Ⅲ
生命科学論文読解・作成演習Ⅰ~Ⅳ
生命科学総合講義Ⅳ
生命科学総合講義Ⅰ
生命科学総合講義Ⅴ
生命科学総合講義Ⅱ
特修科目他
生命科学特論Ⅰ
生命科学特論Ⅷ
生命科学特論Ⅱ
生命科学特論Ⅸ
生命科学特論Ⅲ
生命科学特論Ⅹ
生命科学特論Ⅳ
Global Scientific Communication in English
生命科学特論Ⅴ
科学と倫理
生命科学特論Ⅵ
ジオスタティスティクス特論
生命科学特論Ⅶ
国際協力論特論
※ 2015 年 4 月 1 日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。
2014 年度 修士論文テーマ
▶骨 格筋分化抑制遺伝子 Mstn の発現に関わる DNA メチル化状態と非
コード RNA の解析
▶マウスにおける異型および異所性プロラクチンに関する研究
▶糖化タンパク質受容体 RAGE の接着機能の解析
▶トランスポゾンベクターを活用したトランスジェニックニワトリの高効
率な作出技術の確立
▶ゼブラフィッシュゲノムに存在する 2 つの G2A 遺伝子産物の機能解析
▶ Krűppel-like factor 6 (Klf6) は下垂体幹・前駆細胞で PRRX2 遺伝子の
発現を制御する
▶ DNA メチル化プロフィールによる間葉系幹細胞から脂肪細胞への分
化に関する新たなアプローチ
▶ゼブラフィッシュ GPR4 相同遺伝子は pH 感知性受容体か
▶架橋型メイラード反応後期段階生成物の構造およびメイラード反応阻
害成分に関する研究
▶イネ原形質膜上におけるキチン受容体の特性解析およびプロトプラス
トを用いた機能解析系の構築
▶イネ CEBiP 型受容体/タンパク質の糖鎖認識機構の解析
▶ブロモウイルス科ウイルス遺伝子産物に結合する宿主タンパク質と人
工ペプチドの探索
▶ブタの体外受精成立の決定要因としての精子に関する研究
▶遠赤色蛍光タンパクPlum を発現するトランスジェニックブタの作出に関する研究
▶異種移植ドナーとしての遺伝子改変ブタの開発に関する研究
▶肝臓形成および機能に関する遺伝子群の DNA メチル化による発現制御
▶赤 色海洋酵母 Sporobolomyces symmetricus および Cystofilobasidium
macerans が産生するカロテノイドの構造解析および機能解析
▶高濃度フェノール分解性深海酵母 Debaryomyces hansenii のカテコー
ル 1, 2- ジオキシゲナーゼ遺伝子解析
▶シロイヌナズナ形質転換体を用いたキチン受容体キナーゼ CERK1 の機能解析
▶産卵鶏における卵白生産をシグナルする遺伝子活性化の解析
―初代卵管上皮細胞の単離・維持・導入方法の確立―
▶真核由来タンパク質の B.subtilis を用いた発現系の構築と精製
▶キチン受容体キナーゼ CERK1 の植物体内での機能発現・調節機構の解析
▶バソインヒビンの血管内皮細胞、心筋細胞への影響および周産期心
筋症との関連性についての研究
▶細胞周期可視化蛍光プローブ(Fucci)遺伝子を導入したブタの作出に関する研究
▶マイクロ RNA139 の DNA メチル化による発現制御機構の解明
▶腸 管上皮細胞の抗ウイルス応答に対するメイラード反応後期段階生
成物の作用解析
▶ Fbn1 遺伝子のエピジェネティックな発現制御による常染色体ハプロ
不全遺伝病の発症メカニズムに関する新たな視点
▶中空糸ガラス化法によるブタ胚のガラス化保存に関する研究
▶成体幹細胞としての骨格筋衛星細胞における筋分化調節因子の動態
解析
―鳥類と哺乳類の比較―
▶ゼブラフィッシュ OGR1 相同遺伝子産物の解析
▶種 子 の 糊 粉 層と植 物 体 の 形 態 形 成 に 関 わるシ ロ イヌナズ ナ の
THERMOINHIBITION RESISTANT GERMINATION 2 遺伝子の解析
修了生からのメッセージ
M e s s ag e
博士前期課程
生命科学専攻
2013 年 3 月修了
三ツ石 英生
MITSUISHI Hideo
自分の可能性を追求できる場所
私は、下垂体の研究をしている遺伝情報制御学研究
学にはありました。私は、もう少し研究を続けたら未知
室に所属していました。下垂体とは脳の直下にある組
を探究する力を強くする事が出来るのではないかと思
織で、多数のホルモンを合成・分泌し動物の生命機能
うようになり、大学院進学を決意しました。実際の研
調節に寄与している重要な器官です。この研究室では,
究は、もちろん楽しいことばかりではなく、むしろつら
まだ不明な事が多い下垂体の形成機序や、機能を分子
いと感じることのほうが多かったですが、その都度、教
レベルで解明することを目的にしています。
授や先輩の熱心なご指導と叱咤激励に支えられて博士
私の元々の興味は下垂体にはなく、別の研究室を希
前期課程を修了する事が出来ました。研究成果は、学
望していましたが、叶わずに遺伝情報制御学研究室所
会で数度の発表が出来ました。また、自分が筆頭著書
属となりました。また、当初は学部で卒業し、就職する
者である論文を手にした時の達成感は今でも忘れませ
計画でした。しかし、実際に研究室で実験を重ねるに
ん。社会人になった今、毎日の仕事の自信となっていま
つれて、下垂体に興味が湧いてきました。と同時に、実
す。目の前の課題に精一杯打ち込んで完成させること
験によってまだ誰も知らない事象を知る楽しさ、次に何
が、研究室であろうと会社であろうと大事なことだと感
が判るかとワクワクする面白さも感じました。また、や
じています。
りたいことは、議論を通じて実施出来る環境が明治大
126 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016
■
教員一覧・博士学位授与
※ 2015 年 4 月 1 日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。
早瀬 文孝
HAYASE Fumitaka
博士(農学)
教授
研究
分野
食品栄養化学/脂質生化学/
食品安全学
安保 充
ABO Mitsuru
SUGIYAMA Tamiji
農学博士
教授
研究
分野
サイトカイニン類の生物有機化学 荒谷 博
ARAYA Hiroshi
【最終学歴】東京農工大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習
/生物機能化学特論【研究テーマ】生理活性修飾ヌクレオシドの合
成と GC / MS による微量分析法の開発【主な著書・論文】1)内標
準を用いる GC / MS 法による尿中 Tg の定量に基づくカテキンの活
性 酸 素 消 去 能 の 評 価 分 析 化 学(2000)/ 2)Simple and sensitive
method for PQQ analysis in various foods using liquid
chromatography / electrospray-ionization tandem mass
spectrometry. J. Agric. Food chem. 55, 7258-7263 (2007).
竹中 麻子
TAKENAKA Asako
博士(農学)
教授
研究
分野
食品生化学
NAKAJIMA Harushi
農学博士
教授
研究
分野
川端 博秋
KAWABATA Hiroaki
応用微生物学
NAKAMURA Takashi
農学博士
教授
研究
分野
川村 史郎
KAWAMURA Shiro
食品構造工学
~おいしさを食品構造から追究~
【最終学歴】京都大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/食
品工学特論【研究テーマ】多成分系(タンパク質・油脂・多糖類)
食品の加工時の構造形成と咀嚼時の構造破壊の見える化による食
感デザイン【主な著書・論文】
『Modern Methods of Plant Analysis
New Series Volume 10. Plant Fiber, Analytical Methods for Gelation
of Soybean Proteins』
(Spring - Verlag)
分析化学
博士(農学)
准教授
研究
分野
天然物有機化学/生態化学
農学博士
准教授
研究
分野
動物の代謝調節
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/栄
養生化学特論【研究テーマ】体タンパク質の代謝調節に関する栄養
学 的・ 分 子 生 物 学 的 研 究【 主 な 著 書・ 論 文 】Identification and
Typing of Lactococcus lactis by Matrix-Assisted Laser Desorption
Ionization-Time of Flight Mass Spectrometry. Appl Environ
Microbiol 76(12): 4055-4062 (2010).
農学博士
准教授
研究
分野
酵素化学
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/酵
素化学特論【研究テーマ】根粒菌の硝酸還元系の酵素についての研
究【主な著書・論文】
『大豆根粒菌硝酸還元酵素の誘導について』/
『ダイズ根粒菌 Brady rhizobium japonicum J-10-3 亜硝酸還の精製』
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/微
生物生態学特論【研究テーマ】糸状菌における細胞表層タンパク質
および分泌タンパク質の発現と機能解析【主な著書・論文】
『ビギ
ナーのための微生物実験ラボガイド』
(共著・講談社サイエンティ
フィック・1993 年)/『ベーシックマスター 微生物学』
(共著・オー
ム社・2006 年)/『キャンベル生物学』
(共訳・丸善・2013 年)/『図
解 微生物学入門』
(共著・オーム社・2009 年)/『おもしろサイエ
ンス 微生物の科学』
(単著・日刊工業新聞社・2013 年)
中村 卓
研究
分野
【最終学歴】東京工業大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習
/天然物有機化学特論【研究テーマ】動植物および高等菌類が産生
する二次代謝物質に関する研究【主な著書・論文】Establishment of
benzodioxazine core structure for sarcodonin class of natural
products by X-ray analysis, Org. Lett., 15: 2076-2079 (2013) ; Isolation
of (2S,4R)-2-amino-4-methylhex-5-enoic acid, a nonprotein amino
acid, as an allelochemical from the fruiting bodies of Boletus
fraternus Peck., J. Plant Interact., 9: 627-631 (2014).
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/食
品生化学特論【研究テーマ】食品中のタンパク質とビタミンEに関
する分子栄養学研究/ビタミンEによる情動行動制御に関する研
究【主な著書・論文】
『わかりやすい食品化学』
(共著・三共出版・
2008 年 )/『 分 子 栄 養 学 』
( 共 著・ 羊 工 社・2014 年 )/ Effects of
insulin injection on enhanced insulin receptor substrate-2 (IRS-2) in
the liver during dietary protein restriction. Biosci. Biotech. Biochem.
78(1): 130-138, 2014.
中島 春紫
博士(農学)
准教授
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/環
境分析化学特論【研究テーマ】生体の環境応答、環境ストレス物質
を対象とした分析化学。バイオセンサーの開発【主な著書・論文】
「実験化学講座 20-1 分析化学」
(共著・丸善・2007 年)/「実験農芸
化学」
(共著・朝倉書店・2013 年)
【最終学歴】九州大学大学院【担当授業科目】食品衛生学特論【研究
テーマ】脂質酸化物の有害作用とその栄養化学的対策に関する研究
/脂質代謝を調節する食品成分の検索と安全性に関する研究【主な
著書・論文】Ezetimibe Impairs uptake of dietary cholesterol oxidation
products and reduces alterations in hepatic cholesterol metabolism
and antioxidant function in rats. Lipids 48: 587-595 (2013) /食事中の
酸化コレステロールをめぐる諸問題.日本臨床栄養学会誌 34:2-7
(2012)
杉山 民二
食品化学
久城 哲夫
KUSHIRO Tetsuo
博士(薬学)
准教授
研究
分野
天然物化学/ケミカルバイオロジー
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/ケ
ミカルバイオロジー特論【研究テーマ】植物・微生物由来天然物の
生合成研究【主な著書・論文】植物トリテルペン生合成の生物有機
化学、蛋白質核酸酵素 52、10 月号増刊号ケミカルバイオロジー、
1730-1735(2007)
MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016 │ 127
農 学 研 究 科
OSADA Kyoichi
研究
分野
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/食
品機能化学特論【研究テーマ】食品・生体成分間反応に関する化学
的・生理学的研究【主な著書・論文】“The Maillard Reaction(wily)”
/『わかりやすい食品化学』
(共著・三共出版・2008 年)/ Ann.
N.Y.Acad.sci., 1126, 53-58(2008).
農芸化学専攻
長田 恭一
農学博士
教授
農学研究科
佐々木 泰子
SASAKI Yasuko
農学博士
准教授
研究
分野
Graduate School of Agriculture
発酵食品学/応用微生物学/
乳酸菌遺伝学
加藤 雅彦
KATOH Masahiko
SUZUKI Hiromi
理学博士
准教授
研究
分野
生物物理学/バイオインフォマティックス
佐藤 道夫
SATO Michio
【最終学歴】東京理科大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習
/生物物理学特論【研究テーマ】アミノ酸配列とタンパク質の構造
との関連性/タンパク質の分子進化に関する研究【主な著書・論文】
“A Bacteriophage T4 DNA / Protein Sequence Database available
on the World Wide Web.”1998. Res. Comm. Biochem. Cell Mola Bio.
2; 309- 322.
中林 和重
NAKABAYASHI Kazushige
農学博士
准教授
研究
分野
MAEDA Michihisa
博士(農学)
准教授
研究
分野
MURAKAMI Shuichiro
博士(農学)
准教授
研究
分野
OSANAI Takashi
博士(農学)
講師
研究
分野
研究
分野
生物学
応用微生物学
農学専攻
今井 勝
IMAI Katsu
応用微生物学/環境微生物学
岩﨑 直人
IWASAKI Naoto
微細藻類を用いた代謝工学および有用
物質の生産
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/環
境バイオテクノロジー特論【研究テーマ】微細藻類を用いての、プ
ラスチック原料や水素などの新しい生産法の開発【主な著書・論文】
Osanai et al. (2009) Proc Natl Acad Sci USA,106: 6860-6865./Osanai
et al. (2011) J Biol Chem, 286: 30962-30971./Osanai et al. (2013) Plant
J, 76: 456-465./Osanai et al. (2014) Environ Microbiol,16:512-524./
Osanai et al. (2014) Plant Physiol, 164: 1831-1841.
128 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016
農学博士
教授
研究
分野
作物学/生物環境調節学
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/作物科
学特論【研究テーマ】作物の形態と機能/地球環境変化と光合成・
物質生産【主な著書・論文】
『作物学事典』
(共編著・朝倉書房)/『新
編 作物学用語集』
(共編・養賢堂)/『作物学概論』
(共著・八千代
出版)/『作物学』
(共編・文永堂出版)
【最終学歴】神戸大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/微
生物化学特論【研究テーマ】真核・細菌の芳香族化合物の代謝/新
規オリゴ糖生産菌の探索/微生物による地球温暖化ガス抑制シス
テムの開発/繊維素分解酵素に関する研究【主な著書・論文】
『基
礎生物学テキストシリーズ「微生物学」』
(共著・化学同人・2007 年)
/『微生物増殖学の現在・未来』
(共著・地人書館・2008 年)
小山内 崇
農学博士
特任講師
【最終学歴】玉川大学大学院【担当授業科目】先端分析機器学特論/
構造細胞生物学特論【研究テーマ】電子顕微鏡を用いた生命現象の
可視化ならびに微細構造解析の研究と支援および試料作成技術開
発【主な著書・論文】
「Development of a novel vitrification method
for chondrocyte sheets.」共著(M. Maehara, M. Sato, M. Watanabe,
H. Matsunari, M. Kokubo, T. Kanai, M. Sato, K. Matsumura, S.-Hyu
Hyon, M. Yokoyama, J. Mochida, H. Nagashima. BMC Biotechnology
13/58, 2013
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/微
生物遺伝学特論【研究テーマ】細菌の RNA レベルにおける環境適応
機構の解明【主な著書・論文】
『PCB 分解菌の多様性と進化』
村上 周一郎
土壌学、地盤環境学
植物環境制御学・植物栄養学・肥料学
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/植
物環境制御学特論【研究テーマ】植物の栄養診断法の研究/植物の
栄養回復・生育促進法の研究【主な著書・論文】
『トマトの葉面電
位の特徴と栄養診断への適用』/『肥料の事典』
(分担・朝倉書店・
2006 年)/「植物工場生産システムと流通技術の最前線」
(分担・
NTS・2013 年)
前田 理久
研究
分野
【最終学歴】名古屋大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/
土壌圏科学特論【研究テーマ】資源最小投入量による作物生産に向
けた土壌中物質挙動、汚染土壌地盤の修復と再生利用【主な著書・
論文】Sorption of lead in animal manure compost: contribution of
inorganic and organic fractions, Water, Air, & Soil Pollution, Vol. 225
(2014) /下水汚泥灰から回収されたアパタイト、処理灰の鉛収着
能と収着資材としての可能性、土木学会論文集 G(環境)、Vol. 69
(2014)
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農芸化学研究演習/発
酵食品学特論【研究テーマ】ヨーグルト発酵における乳酸菌の共生
関係及び乳酸菌の各種ストレス応答に関する研究【主な著書・論文】
(1)
「NADH oxidase of Streptococcus thermophilus 1131 is required
for the effective yogurt fermentation with Lactobacillus delbrueckii
subsp. bulgaricus 2038.」Biosci Microbiota Food Health. 33(1)
pp.31, 2014.(2)
「Effect of oxygen on symbiosis between
Lactobacillus bulgaricus and Streptococcus thermophilus」J Diary Sci.
95 pp.2904, 2012.
鈴木 博実
博士(農学)
講師
農学博士
教授
研究
分野
果樹園芸学
【最終学歴】筑波大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/園芸科
学特論【研究テーマ】地球的規模の環境変動下における各種果樹の
生産性および果実品質の向上に関する研究【主な著書・論文】
Respiratory-induced reduction of flesh intercellular space pressure
related to fruit crack caused by water absorption in sweet cherry.
Environ. Control Biol. 51:17-21. 2013.
小倉 信夫
OGURA Nobuo
農学博士
教授
研究
分野
植物および昆虫寄生線虫の生理生態の
解明
【最終学歴】名古屋大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/植物
病害虫学特論【研究テーマ】In vitro 系を用いた寄生線虫の培養と寄
生機構の解明【主な著書・論文】
『Biology of a tylenchid nematode
parasitic on the Japanese pine sawyer, Monochamus alternatus』
(Nematologica 37,455-469.1991).
倉本 宣
KURAMOTO Noboru
博士(農学)
教授
研究
分野
緑地学/保全生物学/生態工学
池田 敬
IKEDA Takashi
纐纈 雄三
KOKETSU Yuzo
Ph.D.
教授
研究
分野
生産疫学/生物統計学/動物繁殖学/
動物行動学
TAMAKI Masahiko
農学博士
教授
研究
分野
農工融合型農業
糸山 享
ITOYAMA Kyo
NOBORIO Kosuke
Ph.D.
教授
研究
分野
菅野 博貢
KANNO Hirotsugu
土壌物理学・環境物理学
HANDA Takashi
農学博士
教授
研究
分野
小島 信彦
KOJIMA Michihiko
花卉園芸学
MARUBASHI Wataru
農学博士
教授
研究
分野
服部 俊宏
HATTORI Toshihiro
植物育種学・植物生殖科学
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/作物科
学特論【研究テーマ】植物の発生・生殖過程および雑種致死過程に
おけるプログラム細胞死に関する研究【主な著書・論文】
『生物学
辞典』
(共著:東京化学同人)
/
『植物ゲノム科学辞典』
(共著:朝倉書店)
/
『植物育種学辞典』
(共著:培風館)
/
『植物の発生学』
(共訳:講談社
サイエンティフィク)
/ Species origin of genomic factors in Nicotiana
nudicaulis Watson controlling lethality in interspecific hybrids between
N. nudicaulis Watson and N. tabacum L. PLOS ONE e0097004 (2014)
昆虫生理学/害虫制御学
博士(工学)
准教授
研究
分野
緑地計画/都市計画
博士(農学)
准教授
研究
分野
農業水利学/水利施設工学
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/農業農
村工学特論【研究テーマ】人間の水利用と自然の水循環との調和に
配慮した利水システムの研究【主な著書・論文】
『バースクリーン
複合型渓流取水工に関する実験的研究』/『渓流取水工群と貯水池
とからなる利水システムの一事例』/『カスケード式頭首工の水理
特性に関する実験的研究』
【最終学歴】筑波大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/園芸科
学特論【研究テーマ】花卉遺伝資源の遺伝解析/花香の解析と評価
【主な著書・論文】
『Origin of wild Rhododendrom transiens and its
cultivars by microsatellite analysis』Acta Hort. 990: 229-233 (2013)
/『Genetic transformation and analysis of protein-protein
interaction of class B MADS-box genes from Dendrobium
moniliforme』in “Current frontiers and perspectives in cell biology”
p.163-178 (2012) /『Azalea phylogeny reconstructed by means of
molecular techniques』Methods Mol. Biol. 589: 349-64 (2010)
丸橋 亘
研究
分野
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/共生景
観論特論【研究テーマ】地域開発における戦略的アプローチと地区
デザインの策定【主な著書・論文】
「中国・長春の 1997 年から 2007
年に至る不良住宅地区の変化を中心とする都市住居環境の分析」
(アジア経済研究所・2011 年)/「在外華僑による歴史的建造物群
の形成過程とその現状、および今後の保全のあり方についての考
察―中国広東省台山市梅家大院をケーススタディとして」
(日本建
築学会・2010 年)
【最終学歴】テキサス A & M 大学大学院【担当授業科目】農学研究
演習/農業農村工学特論【研究テーマ】土壌・海洋・気層中におけ
る物質とエネルギー輸送の測定とモデリング
【主な著書・論文】
『The
effective water management practice for mitigating greenhouse
gas emissions and maintaining rice yield in central Japan』
(2014)
/『土壌を計測するセンサ』
(2013)/『間断灌漑における間断日数
の違いが水田からの温室効果ガス放出と水稲収量に及ぼす影響』
(2012)
半田 高
博士(農学)
准教授
【最終学歴】鹿児島大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/植物
病害虫学特論【研究テーマ】生理学的・分子生物学的手法を用いた昆
虫の生存戦略の検証/総合的害虫管理技術の開発【主な著書・論文】
『飛ぶ昆虫、飛ばない昆虫の謎』
(東海大学出版会)
/ “Lipid composition
in long-day and short-day forms of the black bean aphid”, Aphis
fabae.
【最終学歴】名古屋大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/フィー
ルドサイエンス特論【研究テーマ】新技術を用いた作物生産方法/環
境保全のための植物利用【主な著書・論文】
『Hydropriming treatment
of rice seeds with microbubble water』
( 共 著・Journal of Agricultural
Science・2014 年)
/
『133Cesium uptake by 10 ornamental plant species
cultivated under hydroponic conditions』
(共著・Environment and
Pollution・2014 年)
登尾 浩助
生産システム学/植物計測学/
施設栽培学
【最終学歴】愛媛大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/作物科
学特論【研究テーマ】省力化を目指した都市近郊型施設内作物生産
/環境ストレスと植物の生理生態/植物工場における効率的作物
生産【主な著書・論文】Peartmiability of root cells of Dutch ‘Dundee’
and Japanese ‘Reiyo’ varieties of Tomato seedlings to hydroponic
solution and potassium ions. J. Japan. Soc. Horti. Sci. 79: 287-293
(2010). /新養液栽培システム特許第 3820451 号(2006 年)
【最終学歴】米国ミネソタ大学大学院【担当授業科目】農学研究演習
/動物科学特論/動物繁殖学特論【研究テーマ】豚の生と死をみつ
める/豚の行動を知る/生産性を測定する【主な著書・論文】
『生
産獣医療システム養豚編』
(共著・農文協)/『家畜共済の診療指針
Ⅱ』
(共著・全国農業共済協会)/『獣医疫学 基礎から応用まで』
(共
著・近代出版)/『獣医衛生学』
(共著・文永堂)/『新母豚全書』
(共
著・チクサン出版社)/「ブタの科学」
(共著・朝倉書店)
玉置 雅彦
研究
分野
博士(農学)
准教授
研究
分野
農村計画学
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/農業農
村工学特論【研究テーマ】農地を中心とした土地利用計画と農村空
間整備・管理手法に関する研究【主な著書・論文】
『耕作放棄と都
市化水準との関係に関する研究』/『大規模牧場における窒素収支
の特徴と環境負荷軽減のあり方』
溝口 康
MIZOGUCHI Yasushi
博士(農学)
准教授
研究
分野
動物遺伝資源学・動物ゲノム科学
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/動物科
学特論【研究テーマ】動物における遺伝子マーカーを利用した育種
と 多 様 性 に 関 す る 研 究【 主 な 著 書・ 論 文 】Evaluation of genetic
introgression from domesticated pigs into the Ryukyu wild boar
population on Iriomote Island in Japan. Animal Genetics 45: 517524. 2014. Effect of retinoic acid on gene expression profiles of
bovine intramuscular preadipocytes during adipogenesis. Animal
Science Journal 85: 101-111. 2014.
MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016 │ 129
農 学 研 究 科
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/共生景
観論特論【研究テーマ】首都圏の生物多様性の保全と再生に関する
研究【主な著書・論文】
『雑木林をつくる』
(百水社・1998 年)/『タ
ンポポとカワラノギク』
(岩波書店・2001 年)/『生物多様性緑化ハ
ンドブック』
(地人書館・2006 年)/「市民・行政・研究者の協働に
よる絶滅危惧種カワラノギク保全活動の取り組み」
(保全生態学研
究 14・2009 年)
博士(農学)
准教授
農学研究科
元木 悟
MOTOKI Satoru
博士(農学)
准教授
研究
分野
Graduate School of Agriculture
野菜園芸学
【最終学歴】筑波大学【担当授業科目】農学研究演習/園芸科学特論
【研究テーマ】野菜類の生理・生態解明と安定生産技術・作型の開発
【主な著書・論文】Effects of various asparagus production methods
on rutin and protodioscin contents in spears and cladophylls.
76(5):1047-1050. Biosci., Biotechnol., Biochem. (2012) /
「最新農業技
術 野菜 vol.7.」
(共著:農山漁村文化協会・2014 年)
/
「農業技術
体系野菜編 8 (2)
タマネギ・アスパラガス」
(共著:農山漁村
文化協会・2014 年)
伊藤 善一
ITO Yoshikazu
博士(農学)
講師
研究
分野
施設園芸学
農業経済学専攻
池上 彰英
IKEGAMI Akihide
【最終学歴】千葉大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/フィー
ルドサイエンス特論【研究テーマ】施設園芸における野菜生産技術
に関する研究/ LED を光源とした人工光型植物工場における野菜
生産技術に関する研究/種子の発芽能向上に関する研究【主な著
書・論文】Development of seed preparation method by treatment
with industrial enzymes for seed propagation type of F1 hybrid
strawberry (Fragaria x ananassa Duch.)
大里 修一
OHSATO Shuichi
博士(農学)
講師
研究
分野
植物病理学
KAWAGUCHI Maiko
博士(医学)
講師
研究
分野
市田 知子
ICHIDA Tomoko
環境因子の行動神経内分泌学による影
響評価
研究
分野
中国農業論
【最終学歴】東北大学大学院【担当授業科目】国際開発論演習/国際
開発論特論【研究テーマ】中国の経済発展と「三農問題」、農業政策
に関する研究【主な著書・論文】
『中国の食糧流通システム』/『中
国農村改革と農業産業化』
(編著)/『構造調整下の中国農村経済』
(共著)
博士(農学)
教授
研究
分野
農業政策/農村社会学
【最終学歴】お茶の水女子大学大学院【担当授業科目】環境社会学演
習/環境社会学特論【研究テーマ】ドイツを中心にヨーロッパの農
村振興、都市と農村の関係を分析し、日本の実態と比較【主な著書・
論文】
「ドイツにおけるバイオマスエネルギー利用とその実態」
(『復
興から地域循環型社会の構築へ─農業・農村の持続可能な発展─』)
(共著・農林統計出版・2013)/『戦後日本の食料・農業・農村 第
11 巻 農村社会史』
(共著・農林統計協会・2005)/『EU 条件不利地
域における農政展開─ドイツを中心に─』
(農山漁村文化協会・
2004)
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/植物病
害虫学特論【研究テーマ】植物病原菌の病原性変異機構に関わる基
礎的研究と病害抵抗性植物の分子育種法開発【主な著書・論文】
Construction of a system for exploring mitotic homologous
recombination in the genome of Pyricularia Oryzae
川口 真以子
博士(農学)
教授
大内 雅利
OUCHI Masatoshi
博士(農学)
教授
研究
分野
比較地域社会論
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】食料農業社会学演習/
食料農業社会学特論【研究テーマ】農村社会の地域的な比較および
歴史的な変動【主な著書・論文】
『戦後日本農村の社会変動』
【最終学歴】横浜市立大学大学院【担当授業科目】農学研究演習/動
物科学特論【研究テーマ】畜産動物からヒトに至るまでの環境改善
を目的とした環境因子の生体への影響評価【主な著書・論文】Exp
Amin, Male Hatano High-avoidance Rats Show High Aversive
Learning and High Anxiety-like Behaviors as Compared to Male
Low-avoidance Rats./Neurosci Res, Maternal Isobutyl-Paraben
Exposure Alters Anxiety and Passive Avoidance Test Performance
in Adult Male Rats.
大江 徹男
OHE Tetsuo
博士(経済学) 研 究
教授
分野
アメリカ農業/バイオマスエネルギー
【最終学歴】京都大学大学院【担当授業科目】フードシステム論演習
/フードシステム論特論【研究テーマ】国内と北米における畜産物
の流通構造と安全性【主な著書・論文】
「アメリカ食肉産業と新世
代農協」
(2002 年 6 月、日本経済評論社)/(共編著)
「燃料か食料か
: バイオエタノールの真実」2008 年 7 月、日本経済評論社/(共著)
「アメリカ産トウモロコシの需給と価格決定の仕組み」/(共著)
「NAFTA 下におけるアメリカ農業の構造変化-養豚を対象に-」
小田切 徳美
ODAGIRI Tokumi
博士(農学)
教授
研究
分野
農業・農村政策論
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】地域ガバナンス論演習
/地域ガバナンス論特論【研究テーマ】農業・農村政策の政治経済
学的分析/地域ガバナンス論【主な著書・論文】
『地域再生のフロ
ンティア』
(編著)/『日本の農業』
(編著)/『農山村再生』
(単著)/
『Rural Regeneration in Japan』
(単著)/『農山村再生に挑む』
(編著)
/『農山村は消滅しない』
(単著)、他
130 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016
竹本 田持
TAKEMOTO Tamotsu
博士(農学)
教授
研究
分野
農業経営学および地域農業論
岡 通太郎
OKA Michitaro
廣政 幸生
HIROMASA Yukio
博士(農学)
教授
研究
分野
農業環境政策
石月 義訓
准教授
ISHIZUKI Yoshinori
研究
分野
開発経済学/農村経済論/
新制度派経済学
【最終学歴】京都大学大学院【担当授業科目】共生社会論演習/共生
社会論特論【研究テーマ】アジア農村における要素市場構造と資源
利用制度における基層文化の役割と変容【主な著書・論文】
『インド・
グジャラート州中部における農業労賃の低位性:農村インフォー
マル金融制度との関連に焦点を当てて』
(『アジア研究』
・2006 年)
中嶋 晋作
NAKAJIMA Shinsaku
【最終学歴】北海道大学大学院【担当授業科目】環境経済論演習/環
境経済論特論【研究テーマ】農業環境問題の経済学的理論分析およ
び実証分析【主な著書・論文】
「接続可能アプローチによる食料自
給率向上型循環農業の評価」
(明治大学農学部研究報告)/『消費行
動とフードシステムの新展開』
(共著・農林統計協会)
研究
分野
博士(農学)
講師
研究
分野
農業経済学
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】食ビジネス論演習/食
ビジネス論特論【研究テーマ】食農連携の経済学的研究/農地取引
のメカニズムデザイン【主な著書・論文】
「農産物直売所の地域農業
への影響評価―空間的地理情報を活用した差の差推定と空間計量
経済学の適用―」
(
『農業情報研究』2011 年)
/
「農地集積と農地市場」
(
『農業経済研究』2013 年)/
「区画の交換による農地の団地化は可
能か?-シミュレーションによるアプローチ-」
(
『農業経済研究』
2014 年)
EU およびフランス農業経済論
【最終学歴】京都大学大学院【担当授業科目】国際農業経済論演習/
国際農業経済論特論【研究テーマ】先進国農業および農業関連産業
の比較研究【主な著書・論文】
『食料大国フランスとアグリビジネス』
(中野一新編)/『アグリビジネス論』
(有斐閣・1978 年)
作山 巧
SAKUYAMA Takumi
博士 ( 国際経
済学 )
准教授
研究
分野
貿易政策論/公共選択論/欧州農政論
【最終学歴】青山学院大学大学院【担当授業科目】食料貿易論演習/
食料貿易論特論【研究テーマ】農産物貿易政策や国際貿易協定に関
する公共選択論的研究【主な著書・論文】
『日本の TPP 交渉参加に
至る政策過程:1998 ~ 2013 年(仮題)』
(単著・近刊)/『農業の多
面的機能を巡る国際交渉』
(単著・筑波書房・2006 年)
/『Payment
for Environmental Services in Agricultural Landscapes』
( 共 編 著・
Springer・2008 年)
橋口 卓也
HASHIGUCHI Takuya
博士(農学)
准教授
研究
分野
戦後日本の農業政策
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】農業政策論演習/農業
政策論特論【研究テーマ】条件不利地域政策の展開動向と政治経済
的背景についての実証分析【主な著書・論文】
『中山間地域の共生
農業システム』
(共著・農林統計協会・2006 年)/『条件不利地域の
農業と政策』
(単著・農林統計協会・2008 年)
藤栄 剛
FUJIE Takeshi
博士(農学)
准教授
研究
分野
農業・資源経済学
【最終学歴】京都大学【担当授業科目】資源経済論演習/資源経済論
特論【研究テーマ】ミクロデータによる農業資源・環境問題の経済
分析【主な著書・論文】"Conservation Agriculture Adoption and Its
Impact" Journal of International Economic Studies, 2015. /『 農 業 環
境政策の経済分析』
(共著・日本評論社・2014 年)/ "Conservation
Auctions and Compliance" Environmental and Resource Economics,
2012. /「恐慌ショックに対する農家の経済行動」
(『農業経済研究』
2011 年)/「農法普及における近隣外部性の役割」
(『地域学研究』
2010 年)
MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016 │ 131
農 学 研 究 科
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】農業マネジメント論演
習/農業マネジメント論特論【研究テーマ】地域資源を活用した内
発的アグリビジネスと農山村振興【主な著書・論文】
『非営利・協
同システムの展開』
(分担執筆)/『農業経営の持続的成長と地域農
業』
(分担執筆)/『欧州連合〔EU〕の農村開発政策』
(共著)
博士(地域研
究)
講師
農学研究科
Graduate School of Agriculture
戸村 秀明
TOMURA Hideaki
KAKU Hanae
学術博士
教授
研究
分野
糖鎖生物学/植物環境生理学
長嶋 比呂志
NAGASHIMA Hiroshi
【最終学歴】大阪市立大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習
/生命科学総合講義Ⅴ【研究テーマ】植物の防御応答シグナル認識・
伝 達 機 構 に 関 す る 研 究【 主 な 著 書・ 論 文 】“Plant cells recognize
chitin fragments for defense signaling through a plasma membrane
receptor”, Proc. Natl. Acad. Sci. USA (2006) / “CERKI, a LysM receptor
kinase, is essential for chitin elicitor signaling in Arabidopsis.” Proc.
Natl. Acad. Sci. USA (2007)./“Chitin-induced activation of immune
signaling by the rice receptor CEBiP relies on a unique sandwichtype dimerization .” Proc. Natl. Acad. Sci. USA (2014)
加藤 幸雄
KATO Yukio
医学博士
教授
KAWAKAMI Naoto
農学博士
教授
研究
分野
分子内分泌学・遺伝情報制御学
浜本 牧子
HAMAMOTO Makiko
研究
分野
植物環境生理学/植物分子生理学 KUWATA Shigeru
農学博士
教授
研究
分野
針谷 敏夫
HARIGAYA Toshio
植物ウィルス学/植物分子生物学
SHIBUYA Naoto
学術博士
教授
研究
分野
吉田 健一
YOSHIDA Kenichi
植物生理学/糖鎖生物学
【最終学歴】東京教育大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習
/生命科学総合講義Ⅴ【研究テーマ】植物の自己・非自己認識と防
御応答の分子機構【主な著書・論文】
『分子レベルから見た植物の
耐病性』/『糖鎖工学』
(共著)
132 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016
研究
分野
発生工学/生殖生物学 農学博士
教授
研究
分野
応用微生物学・微生物分子系統分類学
農学博士
教授
研究
分野
分子内分泌学・生体機構学
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/生
命科学総合講義Ⅳ【研究テーマ】異所性及び異型プロラクチンの機
能解析【主な著書・論文】
『哺乳類の生理学』
(共著・学窓社)/『ホ
ルモンの分子生物学 vol. 2』
(共著・学会出版センター)
【最終学歴】東京大学【担当授業科目】生命科学研究演習/生命科学
総合講義Ⅴ【研究テーマ】植物ウィルスの分子生物学/ RNA サイレ
ンシングの分子機構解析/病害抵抗性作物の作出【主な著書・論文】
『キュウリモザイクウィルス』
(畑中正一編『ウィルス学』
・朝倉書店・
1997 年)
/ “Tobacco stunt virus”, “Lettuce big-Vein Virus” In “Viruses
in Plants”
澁谷 直人
農学博士
教授
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/生
命科学総合講義Ⅱ【研究テーマ】遺伝資源としての新規微生物の探
索と活用・分裂酵母の新規機能遺伝子の探索と機能解析【主な著書・
論文】
「Q&Aで学ぶやさしい微生物学」
(共著・講談社・2007 年)
/“The SAGA Histone Acetyltransferase Complex Regulates
Leucine Uptake through the Agp3 Permease in Fission Yeast“ (J
Biol Chem. 287, 38158-38167. 2012)
【最終学歴】名古屋大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/
生命科学総合講義Ⅴ【研究テーマ】種子の休眠と発芽の温度による
制御メカニズムの解析【主な著書・論文】1.「発芽の季節を決める
メカニズム」
( 化 学 と 生 物・2010 年 )/ 2.High temperatureinduced abscisic acid biosynthesis and its role in the inhibition of
gibberellin action in Arabidopsis seeds. (Plant Physiology 2008) /
3.Isolation and characterization of high temperature resistant
germination mutants of Arabidopsis thaliana (Plant and Cell
Physiology. 2006)
桑田 茂
ライフサイエンス/遺伝子/生物情報
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/生
命科学総合講義Ⅳ【研究テーマ】動物のクローニング/トランス
ジェニック動物の作出及び移植・再生医学への応用【主な著書・論
文 】“Blastocyst complementation generates exogenic pancreas in
vivo in apancreatic cloned pigs”, Proc Nalt Acad Sci USA 110, 45574562, 2013./“Cryopreservation of porcine embryos”, Nature 374,
416, 1995.
【最終学歴】群馬大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/生
命科学総合講義Ⅲ【研究テーマ】下垂体の発生とホルモン遺伝子発
現の転写因子ネットワーク【主な著書・論文】Higuchi M, Yoshida S,
Ueharu H, Chen M, Kato T, Kato Y, PRRX1 and PRRX2 distinctively
participate in pituitary organogenesis and cell supply system. Cell
Tissue Res 2014; 357: 323-335.
川上 直人
研究
分野
【最終学歴】東京都立大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習
/生命科学総合講義Ⅲ【研究テーマ】G タンパク共役型受容体を中
心とした情報伝達機構と生体機能の解析【主な著書・論文】Protonsensing ovarian cancer G protein-coupled receptor 1 on dendritic
cells is required for airway responses in a murine asthma model.
PLoS One. 2013; 8: e79985.
生命科学専攻
賀来 華江
理学博士
教授
博士(医学)
教授
研究
分野
細胞生物学・分子発生学
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】生命科学総合講義Ⅰ【研
究テーマ】細胞周期制御におけるマイクロ RNA の機能解析/オー
トファジーの分子機所の解明【主な著書・論文】
(共著)MicroRNA
as a modulator of cell proliferation and senescence: Role in lung
cancer cells, 269-280, In. Series. Tumor dormancy, quiescence, and
senescence-Aging, cancer, and noncancer pathologies, Volume 1
edited by Hayat M.A (324 pages, Springer, The Netherlands).
渡辺 寛人
WATANABE Hirohito
博士(農学)
教授
研究
分野
食品化学
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/生
命科学総合講義Ⅰ【研究テーマ】腸管上皮細胞の機能解析/生体内
メイラード反応が関与する糖尿病合併症発症機構の解析【主な著
書・論文】Purification and cDNA cloning of a protein from Flammulina
velutipes that increases the permeability of the intestinal Caco-2
cell monolayer. /『AGEs 研究の最前線』
(共著)
浅沼 成人
ASANUMA Narito
博士(農学)
准教授 研究
分野
微生物学/栄養学
河野 菜摘子
KAWANO Natsuko
大鐘 潤
博士(農学)
准教授
OHGANE Jun
研究
分野
エピジェネティクス
理学博士
准教授
OZAKI Hiroshi
研究
分野
紀藤 圭治
KITO Keiji
タンパク質工学/構造生命科学/
機能生命科学
【最終学歴】大阪大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/生
命科学総合講義Ⅰ【研究テーマ】リボソームのリサイクル機構/新
規な・抗菌剤の探索/ルーメン微生物の定住機構 /ST のアンタゴ
ニストの探索【主な著書・論文】“Molecular Structure of the Toxic
Domain of Heat-Stable Enterotoxin Produced by a Pathogenic
Strain of Escherichia coli” / “Conformation in Solution of the Fully
Toxic Domain of Heart-Stable Enterotoxin(STp)Produced by
Enterotoxigenic Escherichia coli”
矢野 健太郎
YANO Kentaro
博士(農学)
准教授
研究
分野
動物生殖科学、分子細胞生物学
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/生
命科学総合講義Ⅰ【研究テーマ】体内受精におけるオス精漿タンパク
質の役割、精子と卵子の膜融合メカニズム【主な著書・論文】Kawano
N., Araki N., Yoshida K., Hibino H., Ohnami N., Makino M., Kanai S.,
Hasuwa H., Yoshida M., Miyado K., Umezawa A. Seminal vesicle protein
SVS2 is required for sperm survival in the uterus. Proceedings of the
National Academy of Sciences 111(11): 4145-4150, (2014)
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/生
命科学総合講義Ⅳ【研究テーマ】組織・細胞種特異的 DNA メチル
化と非コード RNA によるエピゲノム改変【主な著書・論文】1) Arai
Y, Ohgane J et al., Genesis. 51: 763-776, 2013 / 2) Ohgane J et al.,
Placenta. 29: S29-35, 2008
尾崎 宏
研究
分野
博士(理学)
講師
研究
分野
質量分析を利用したプロテオミクス研究
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/生
命科学総合講義Ⅲ【研究テーマ】タンパク質の絶対量計測・相互作
用・翻訳後修飾の解析とプロテオミクス解析技術の開発【主な著書・
論文】Kito, K., Ota, K., Fujita, T., Ito, T. (2007) J. Proteome Res. 6, 792800.
中村 孝博
NAKAMURA Takahiro
博士(農学)
講師
研究
分野
時間生物学、神経科学、環境生理学
【最終学歴】名古屋大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/
生命科学総合講義 IV【研究テーマ】体内時計発振機構の解明および
生体リズムを利用した医薬品開発・食糧生産への応用【主な著書・
論文】“Isolated Central Nervous System Circuits (Neuromethods) “
Springer (2012) / “Effects of age-related dopaminergic neuron
loss in the substantia nigra on the circadian rhythms of locomotor
activity in mice“ Neurosci Res. (2012) / “Age-related decline in
circadian output“ J Neurosci. (2011)
バイオインフォマティクス/システムズバ
イオロジー/ゲノム生物学/集団遺伝学
【最終学歴】京都大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/バ
イオインフォマティクス【研究テーマ】オミックス情報からの有用
遺伝子(産物)の探索や遺伝子発現制御機構の解明【主な著書・論文】
Masaaki Kobayashi et al (2014) Plant and Cell Physiology 55 (2) :
445-454. / The Tomato Genome Consortium (2012) Nature, 485 :
635-641.
近年の博士学位授与
課程博士
学位の種類
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
論文タイトル
ムギ類赤かび病菌 Fusarium graminearum によるトリコテセン系かび毒の生合成と制御に関する研究
ラット下垂体前葉 S100 陽性細胞の初代培養における分化能の解析
粘土鉱物の荷電特性を利用した植物の養分吸収に関する研究
担子菌類ヒトクチタケ
(Cryptoporus volvatus)およびアミスギタケ
(Polyporus arcularius)のアレロパシーに関する研究
ハイイロジェントルキツネザルの糞由来 Aspergillus niger E-1 株の有する xylanase に関する研究
Studies on the Physiological Responses of Paddy Rice to Atmospheric Concentrations of Ozone and Carbon Dioxide
農山村の医療問題に関する研究
イネいもち病菌ゲノムへの DNA 二本鎖切断導入と体細胞相同組換えに関する研究
下垂体における幹細胞ニッチ形成に関わる CAR 陽性細胞の解析
ブタにおける発生工学的キメリズムに関する研究
植物免疫に関わるキチン受容体の糖鎖認識機構と機能に関する研究
胎仔期下垂体における幹・前駆細胞と下垂体へと侵入する細胞の解析
下垂体幹・前駆細胞を育むニッチを制御する ephrin/Eph シグナル分子の解析
近現代東部内モンゴルにおける土地利用方式の転換
授与年度
2012 年度
2012 年度
2013 年度
2013 年度
2013 年度
2013 年度
2013 年度
2013 年度
2013 年度
2014 年度
2014 年度
2014 年度
2014 年度
2014 年度
学位の種類
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
博士
(農 学)
論文タイトル
日本の河川生態系における農薬と主要な代謝分解物の環境動態と生態毒性
乳酸菌 Lactobacillus helveticus により生成される血圧降下ペプチドに関する研究
ヒートポンプと重油式暖房機による温室冷暖房用ハイブリッドシステムの開発とバラ栽培への応用
乳製品に応用される乳酸菌 Lactobacillus helveticus SBT2171及び Lactobacillus gasseri SBT2055 の免疫調節機能に関する研究
授与年度
2012 年度
2013 年度
2014 年度
2014 年度
論文博士
MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016 │ 133
農 学 研 究 科
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】生命科学研究演習/生命
科学総合講義Ⅱ【研究テーマ】消化管微生物の遺伝子的代謝調節機構
の解析【主な著書・論文】Effects of oral administration of Butyrivibrio
fibrisolvens MDT-1 on the development and healing of atopic
dermatitis in NC/Nga mice. Eur J Dermatol, 22:211-217(2011)/
Responses in digestion, rumen fermentation and microbial populations
to inhibition of methane formation by a halogenated methane
analogue. Br J Nutr, 8:1-10(2011)
博士(理学)
講師
農学研究科
Graduate School of Agriculture
■「入学者受入」
、
「教育課程編成・実施」、
「学位授与」方針
入学者受入方針
【博士前期課程】
農学研究科博士前期課程は、
「食料 ・ 環境・ 生命」 の問題の本質につ
いての深い洞察力と豊かな人間性を育み、高度な専門知識を備え、広
い視野から問題解決に当たることができる専門性と総合性を兼ね備
えた人材の育成を目指しています。このため、本研究科では主に次のよ
うな資質や意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。
○農学研究科が掲げる教育研究上の目的に共感し、これを遂行するた
めの基本的能力と意欲を有する者。
○自ら思考して行動するのに必要な基礎学力を有し、適切な認識力と
判断力を有する者。
以上の求める学生像に基づき、学内選考入学試験、一般入学試験、
外国人留学生入学試験、社会人特別入学試験、飛び入学試験を実施し、
自ら思考する能力を重視した入学者選抜を行います。
なお、修得しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。
〇
「食料・環境・生命」
分野に関する問題に関心を持ち、課題遂行のた
めに各専攻が求める、化学、生物学、数学、生命科学、経済学等の基
本的知識を身につけておくこと。
〇
「食料・環境・生命」
分野において、自ら課題を発見し、解決方法を
模索するために必要な、自然科学、社会科学に関する幅広い教養と
問題意識、柔軟な思考力を身につけておくこと。
〇研 究遂行及び研究成果の発表に必要な基礎的英語力、コミュニ
ケーション能力、プレゼンテーション能力を身につけておくこと。
【博士後期課程】
農学研究科博士後期課程は、
「食料 ・ 環境・ 生命」の問題の本質につ
いての深い洞察力と豊かな人間性を育み、高度な専門知識を備え、広
い視野から問題解決に当たることができる専門性と総合性を兼ね備
えた人材の育成を目指しています。このため、本研究科では主に次のよ
うな資質や意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。
○農学研究科が掲げる教育研究上の目的に共感し、これを遂行するた
めの基本的能力と意欲を有する者。
○自ら真理を探究し、創造的に新しい世界を開拓しようとする意欲と
実行力に満ちた者。
以上の求める学生像に基づき、学内選考入学試験、一般入学試験、
外国人留学生入学試験、社会人特別入学試験を実施し、真理を探究す
る能力を重視した入学者選抜を行います。
なお、修得しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。
〇
「食料・環境・生命」
分野において、専門的な研究活動を行うために
必要な、研究者レベルの専門知識の基本を身につけておくこと。
〇
「食料・環境・生命」
分野において、自ら最先端の研究課題を発見し、
解決方法を開拓するために必要な、自然科学、社会科学に関する深
い教養と問題意識、研究計画能力を身につけておくこと。
〇自立した研究遂行及び研究成果の発表に必要な英語力、コミュニ
ケーション能力、プレゼンテーション能力を身につけておくこと。
教育課程編成・実施方針
【博士前期課程】
農学研究科博士前期課程は、自然と人間の持続的な共生と調和を
目指して、
「食料・環境・生命」の総合科学を推進するために、4つの専
攻を設置し、以下のカリキュラム編成方針に基づいた教育を行います。
○農 芸化学専攻:生物や環境の構造と機能及び物質変化
(代謝・生
態)の本質的解明を人間生活に応用することを目指し、特に食品科
学、微生物科学、栄養科学、環境科学などの分野に重きを置いたカ
リキュラム編成を行います。
○農学専攻:農業生物資源の効率的生産と利用を図る分野、及び水土
と緑を対象とする分野において、植物、動物、微生物について遺伝子、
細胞、個体、個体群、地域レベルでの基礎及び応用を重視したカリ
キュラム編成を行います。
○農業経済学専攻:わが国の食料の生産・流通・貿易・加工・消費の
社会経済的側面、先進国と途上国の農業・食料事情、そして環境保
全・国土保全等を含む農業・農村の多面的機能の解明に重きを置い
たカリキュラム編成を行います。
○生命科学専攻:農学の革新的な発展に不可欠な生命科学の基礎研
究の展開を目指し、動植物・微生物の生物機能の分子・遺伝子レベ
ルでの理解とその生物工学的応用に関わる分野で基礎と応用の融
合したカリキュラム編成を行います。
これらのカリキュラム編成方針を踏まえ、研究指導においては特論
や演習及び実験・調査を通して、国際性と高度な専門性を培うことを
重視した指導体制を構築しています。
【博士後期課程】
農学研究科博士後期課程は、
「食料・環境・生命」分野における、分
子レベルから地球環境レベルに至る多様な課題について、ライフサイ
エンスから社会科学までの幅広いアプローチにより、高度な専門知識
を備え、広い視野から問題解決に当たることができる、専門性と総合
性を兼ね備えた人材を育成するために、農芸化学、農学、農業経済学、
生命科学という 4 つの専攻を設置し、以下のカリキュラム編成方針に
基づいた教育を行います。
〇専 攻分野に関する高度な専門知識と幅広い教養の修得に加え、自
ら研究を企画・推進する能力、学術研究の論理的説明能力、英語で
のプレゼンテーション能力などを涵養するために、3 年間継続の特
別演習を行います。
〇 3 年間で博士論文を完成させることを目標に、研究テーマの選定、
実験・調査の手法、データの収集と解析について指導します。さらに、
学会・シンポジウム等での研究成果の発表や学術誌への論文投稿
を推奨し、指導します。
学位授与方針
【博士前期課程】
農学研究科博士前期課程は、
「食料 ・ 環境・ 生命」 分野における多様
な問題の本質についての深い洞察力と豊かな人間性を育み、高度な専
門知識を備え、広い視野から問題解決に当たることができる専門性と
総合性を兼ね備えた人材の養成を目指しています。この人材養成の目
的を踏まえ、本研究科の定める修了要件を満たし、かつ、学業成績な
らびに学位論文から、以下に示す資質や能力を備えたと認められる者
に対し、修士
(農学)の学位を授与します。
○
「食料・環境・生命」
分野に関する幅広い学識を有する。
○
「食料
・環境・生命」分野における特定の課題について研究を行う、も
しくは当該分野における特定の課題の解決に貢献することのできる
能力を有する。
【博士後期課程】
農学研究科博士後期課程は、
「食料・ 環境・ 生命」分野における多様
な問題の本質についての深い洞察力と豊かな人間性を育み、高度な専
門知識を備え、広い視野から問題解決に当たることができる専門性と
総合性を兼ね備えた人材の養成を目指しています。この人材養成の目
的を踏まえ、本研究科の定める修了要件を満たし、かつ、学業成績な
らびに学位論文から、以下に示す資質や能力を備えたと認められる者
に対し、博士
(農学)の学位を授与します。
○
「食料・環境・生命」分野における幅広い学識と高度に専門的な知識
を有する。
○
「食料・環境・生命」分野における新たな課題を発見し、その課題に
ついて自ら研究を行う、もしくは当該分野における新たな課題の解
決に、高度に専門的な知識とスキルを以て貢献することのできる能
力を有する。
※ 2015 年 4 月 1 日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。
134 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2016
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