Comments
Description
Transcript
使ってみようぜ 電子顕微鏡 - 名古屋大学 理学部生命理学科
第7回 理学部生命理学科プレセミナー(新1年生向け) 分子第三講座 Presents 使ってみようぜ 電子顕微鏡 日時 : 6月4日(火) 5限 16:30 18:00終了予定 集合場所: 全学教育棟S10講義室 (短時間の講義後,電顕がある建物まで移動し,実習を行います.) 担当 : 田中康太郎 (分子第三講座 博士後期課程1年) 成田 哲博 (分子第三講座 准教授) 透過型電子顕微鏡(TEM)は,光とレンズを使って物質を拡大する光学顕微 鏡と違い,電子と電磁場を使って物質を拡大します.わずか1メートルの 100億分の1の原子1個ですら見る事が出来る装置です.微小領域での触 媒反応の観察,物質の微細構造の観察,結晶構造•結晶欠陥の解析,物質 の任意の領域の元素分析など,工学•化学領域で最もよく利用されます. さて,理学部生命理学科の分子第三講座では,生物の重要な構成要素(私 たちの体を構成する部品)であるタンパク質(1メートルの 1億分の1のス ケール)等,生体試料を観察するためにTEMを利用しています. このプレセミナーでは,タンパク質研究とTEMの基礎をごく簡単に紹介 した後,実際に皆さんにTEMを使ってタンパク質観察をしていただきま す.ミクロすら超えてナノの世界から生物を研究する面白さと,透過型電 子顕微鏡の凄さを知っていただきたいと思っています. ※実際使っていただくTEMは,背景写真のものよりもっと小さくて古いです. しかしれっきとした,現役で我々が使用しているTEMですのでご心配なく.